JP6436351B2 - インクジェット記録装置用タンクユニット、インクジェット記録装置及び揮発性有機化合物の吸着方法 - Google Patents

インクジェット記録装置用タンクユニット、インクジェット記録装置及び揮発性有機化合物の吸着方法 Download PDF

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Description

本発明は、インクジェット記録装置用タンクユニット、インクジェット記録装置及び揮発性有機化合物の吸着方法に関する。
インクタンクからチューブを介してインクジェットヘッドにインクを供給するインクジェット記録装置が提案されている(特許文献1)。前記インクタンクは、インク注入口を備える。前記インクジェット記録装置の利用者は、前記インク注入口から前記インクタンクにインクを補充可能である。また、前記インクタンクには、外部と連通する大気連通口が形成されており、これにより、前記インクタンク内部を大気圧に維持し、前記インクタンク内に貯留されたインクの消費に伴う内部圧力の変化を抑制している。
特開2012−106363号公報
しかしながら、前記インクジェット記録装置に設けられたインクタンクは、前述の大気連通口により外部に対して開放された構造であるため、インクの浸透性を調整する等の目的で前記インクタンク内のインクに含まれる揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds;VOC)が揮発し、外部へ流出することがある。特に、前記インクタンクの容量が大きい場合には、VOCの揮発に伴い、利用者が臭気を感じるおそれがある。
そこで、本発明は、VOCの揮発による臭気を低減可能なインクジェット記録装置用タンクユニットを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のタンクユニットは、
インクジェット記録装置にVOCを含むインクを供給するインクジェット記録装置用タンクユニットであって、
筐体と、キャップとを含み、
前記筐体は、
インクを貯留可能なインク室と、
前記インク室に前記インクを注入するためのインク注入口と、
前記インク室から前記インクを導出させるためのインク導出路と、
前記インク室を外部に対して開放する大気連通口と、
前記インク室と前記大気連通口とを連通する大気連通路と、
を含み、
前記キャップは、前記筐体の前記インク注入口を閉塞又は開放し、
前記筐体の前記大気連通路に、VOCを吸着する吸着剤が配置されていることを特徴とする。
本発明のタンクユニットによれば、前記筐体の前記インク室と前記大気連通口とを連通する前記大気連通路に、VOCを吸着する吸着剤が配置されているため、前記大気連通口から外部へ流出するVOCの量を減少させ、その結果、VOCの揮発による臭気を低減可能である。
図1は、本発明のタンクユニットの一例の構成を示す概略斜視図である。 図2(A)及び(B)は、図1に示す筐体における吸着剤の配置箇所の好適例を説明する平面図であり、図2(C)は、図2(A)及び(B)のI−I方向から見た断面図である。 図3は、図1に示すタンクユニットへのインクの注入方法について説明する断面図である。 図4は、本発明のインクジェット記録装置の一例の構成を示す概略斜視図である。 図5は、図4に示すインクジェット記録装置の内部構造を説明する模式図である。
本発明のタンクユニットについて説明する。前述のとおり、本発明のタンクユニットは、インクジェット記録装置にVOCを含むインクを供給するインクジェット記録装置用タンクユニットであって、筐体と、キャップとを含み、前記筐体は、インクを貯留可能なインク室と、前記インク室に前記インクを注入するためのインク注入口と、前記インク室から前記インクを外部に導出させるためのインク導出路と、前記インク室を外部に対して開放する大気連通口と、前記インク室と前記大気連通口とを連通する大気連通路と、を含み、前記キャップは、前記筐体の前記インク注入口を閉塞又は開放し、前記筐体の前記大気連通路に、VOCを吸着する吸着剤が配置されていることを特徴とする。
図1に、本発明のタンクユニットの一例の構成を示す。図1に示すとおり、このタンクユニットは、筐体10と、キャップ(図5参照)とを含む。筐体10は、開口した後部にフィルム15が溶着されることで構成されており、例えば、樹脂等で形成されている。筐体10は、インクを貯留可能なインク室11と、インク室11に前記インクを注入するための4つのインク注入口(図4参照。図1では、インク注入口13Bkのみが表れている。)と、インク室11から前記インクを導出するための4つのインク導出路19Bk、19M、19C及び19Yと、前記インク室11を外部に対して開放する4つの大気連通口121Bk、121M、121C及び121Yと、インク室11と4つの大気連通口121Bk、121M、121C及び121Yとを連通する大気連通路12とを含む。インク室11及び大気連通路12は、3つの仕切り壁16により、分室11Bk及び分路12Bk、分室11M及び分路12M、分室11C及び分路12C、並びに、分室11Y及び分路12Yに区分けされている。インク分室11Bk及び大気連通分路12Bkは、隔壁17で隔てられているが、隔壁17には切欠き(大気放出口)171が設けられており、これにより両者は連通している。インク分室11M及び大気連通分路12M、インク分室11C及び大気連通分路12C、並びに、インク分室11Y及び大気連通分路12Yについても同様である。
インク分室11Bkには、インク注入口13Bkからブラックインクを注入可能である。図1には表れていないが、インク分室11M、11C及び11Yには、それぞれ、インク注入口13M、13C及び13Yからマゼンタインク、シアンインク及びイエローインクを注入可能である(図4参照)。また、図5に示すように、各色に対応するインク注入口13は、キャップ18により閉塞又は開放される。インク注入口13は、記録時には、キャップ18によって閉塞されている。記録によってインク室11内の前記インクが減少したときは、キャップ18をインク注入口13から取り外してインク注入口13を外部に開放することで、インク注入口13からインク室11に前記インクを注入可能である。インク分室11Bk、11M、11C及び11Yは、それぞれ、図示しない可撓性のチューブを介してインク導出路19Bk、19M、19C及び19Yに接続されている。インク導出路19Bk、19M、19C及び19Yは、それぞれ、インク導出口14Bk、14M、14C及び14Yに接続しており、インク導出口14Bk、14M、14C及び14Yから、ブラック、マゼンタ、シアン及びイエローインクを、筐体10外部へと導出可能である。図1に示す筐体10では、使用頻度の高いブラックインク用のインク分室11Bkを他のインク分室よりも大きくしている。ただし、本発明は、これに限定されない。筐体10においては、ブラックインク用のインク分室11Bk以外のインク分室を他のインク分室よりも大きくしてもよいし、4つのインク分室全てを同じ大きさとしてもよい。
前記ブラックインク、マゼンタインク、シアンインク及びイエローインクは、それぞれ、VOCを含む。前記VOCは、例えば、沸点が50℃〜290℃の範囲に含まれる揮発性の有機化合物である。前記VOCは、極性のものでもよいし、非極性であってもよいが、極性分子を含むものであることが好ましい。前記VOCは、グリコールエーテル及びジオールの少なくとも一方を含むことが好ましい。前記グリコールエーテルとしては、例えば、エチレングリコールメチルエーテル、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコール−n−プロピルエーテル、エチレングリコール−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコール−n−プロピルエーテル、ジエチレングリコール−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコール−n−ヘキシルエーテル、トリエチレングリコールメチルエーテル、トリエチレングリコールエチルエーテル、トリエチレングリコール−n−プロピルエーテル、トリエチレングリコール−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールエチルエーテル、プロピレングリコール−n−プロピルエーテル、プロピレングリコール−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコール−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールエチルエーテル、トリプロピレングリコール−n−プロピルエーテル、トリプロピレングリコール−n−ブチルエーテル等があげられる。前記ジオールとしては、例えば、1,2−ヘキサンジオール、1,2−エタンジオール、1,2−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール等があげられる。インクの浸透性の調整の観点から、前記VOCは、ジエチレングリコール−n−プロピルエーテル(沸点:約224℃)、ジエチレングリコール−n−ブチルエーテル(沸点:約270℃)、1,2−ヘキサンジオール(沸点:約212℃)を含むことが好ましい。前記インク全量における前記グリコールエーテルの配合量は、0.1重量%〜10重量%であることが好ましい。前記インクは、着色剤を含んでもよいし、含まなくてもよい。前記着色剤を含む場合、前記着色剤は、顔料であってもよいし、染料であってもよい。また、前記着色剤を含まない場合、前記インクは、前記着色剤を凝集させる凝集剤を含む処理液であってもよい。また、前記インクは、前記VOC及び水を含む水性インクであることが好ましいが、油性インク等であってもよい。
つぎに、図1及び図2を用いて、大気連通口121Bk、121M、121C及び121Y及び大気連通分路12Bk、12M、12C及び12Yについて説明する。図2(A)及び(B)は、図1に示す筐体10における大気連通路12の一部を示す平面図であり、図2(C)は、図2(A)及び(B)のI−I方向から見た断面図である。大気連通口121Bk、121M、121C及び121Yは、それぞれ、インク分室11Bk、11M、11C及び11Yを外部に対して開放する。これにより、インク分室11Bk、11M、11C及び11Yの圧力が大気圧に維持される。その結果、インク分室11Bk、11M、11C及び11Yが高圧になることによるインクの過剰供給、及び、インク分室11Bk、11M、11C及び11Yが低圧になることによりインクの逆流等が抑制される。大気連通口121Bk、121M、121C及び121Yには、それぞれ、インク漏れの抑制を目的に、気体を透過し、かつ、液体を透過しない半透膜125を貼り付けることが好ましい。半透膜125は、微小な孔を有する多孔質膜であり、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体等のフッ素樹脂等を用いて形成可能である。大気連通分路12Bk、12M、12C及び12Yは、それぞれ、インク分室11Bk、11M、11C及び11Yと大気連通口121Bk、121M、121C及び121Yとを連通する。図1に示す筐体10では、インク分室、インク注入口、インク導出路、大気連通口及び大気連通分路の数を、それぞれ4つとしている。ただし、本発明は、これに限定されない。筐体10において、インク分室、インク注入口、インク導出路、大気連通口及び大気連通分路の数は、それぞれ2つ以上であればいくつであってもよい。また、大気連通分路12Bk、12M、12C及び12Yは、それぞれ、ラビリンス構造122を有し、ラビリンス構造122の上部が、気体及び液体を透過しないフィルム128で封止されていることが好ましい(図2(C)参照)。前記ラビリンス構造とは、大気の流れを蛇行させる構造であり、例えば、図1及び図2に示すような大気の流れを複数回折り返させるジグザグ形状の流路構造等があげられる。そして、インク分室11Bk、11M、11C及び11Yから大気連通口121Bk、121M、121C及び121Yへの大気の流れ方向において、大気連通分路12Bk、12M、12C及び12Yのラビリンス構造122よりも上流側に、ラビリンス構造122における大気の流路よりも幅の広い大気連通室129が形成されており、大気連通室129の内部には、インク室11とラビリンス構造122とを連通させる開口123が、インク室11側から突出するように形成されていることが好ましい。開口123には、前述と同様の半透膜127が貼り付けられていることが好ましい(図2(C)参照)。なお、図2(C)において、図2(A)及び(B)のI−I方向から見た断面には、開口123及び半透膜127は表われないが、説明の便宜のために破線で示している。さらに、ラビリンス構造122の大気連通室129と反対側の端部には、開口126が形成されており(図2参照)、大気連通分路12Bk、12M、12C及び12Yには、それぞれ、開口126と大気連通口121Bk、121M、121C及び121Yとを接続する接続流路124が形成されている(図1及び図2(C)参照)ことが好ましい。図1及び図2に示す筐体10では、大気は、インク分室11Bkから大気連通口121Bkに向けてつぎのように流れる。すなわち、まず、大気は、図1に示すインク分室11Bkの大気放出口(隔壁17の切欠き)171を通って大気連通分路12Bkへと入る。つぎに、大気は、図2(C)に破線の矢印で示すように、開口123を通って半透膜127を透過し、ラビリンス構造122へと流れる。つぎに大気は、ラビリンス構造122を通過した後、図2(C)に実線の矢印で示すように、開口126から接続流路124を介して大気連通口121Bkへと流れ、半透膜125を透過して外部へと流れる。インク分室11M、11C及び11Yから大気連通口121M、121C及び121Yへの大気の流れも、これと同様である。
大気連通分路12Bk、12M、12C及び12Yには、それぞれ、VOCを吸着する吸着剤が配置される。前記吸着剤は、大気連通分路12Bk、12M、12C及び12Yのいずれの箇所に配置してもよい。前記吸着剤は、例えば、図3を用いて後述するように、インク注入口を介しインクボトルからインクを注入する際にインクボトルがポンピングされて圧力上昇した分の大気が好適に大気連通口へ排出される程度の量であることが好ましい。
図2を用いて、前記吸着剤の配置箇所の好適例について説明する。前記吸着剤は、図2(A)及び(C)に示すように、インク室11から大気連通口121への大気の流れ方向において、ラビリンス構造122よりも上流側である、Xの箇所又はラビリンス構造122内のYの箇所に配置することが好ましい。X又はYの箇所に配置すれば、大気連通口121までの大気の流路が長いため、前記吸着剤による筐体10外部の大気中の成分の吸着が抑制されるため、インクに含まれるVOCを効率よく吸着可能である。なお、大気の流路を確保する観点からは、半透膜127上には、VOC吸着剤を配置しないことが好ましい。また、Xの箇所に前記吸着剤を配置する場合には、図2(C)に示すように、大気連通室129の開口123の上端よりも低い位置に配置することが好ましい。このようにすれば、筐体10が傾いても、開口123の上端を前記インクが超えることがない限り、前記吸着剤と前記インクとが接触することがなく、前記吸着剤が前記インクと接触することでの吸着能の低下を抑制できる。そして、前記吸着剤は、インク室11から大気連通口121への大気の流れ方向において、ラビリンス構造122よりも下流側の箇所、例えば、接続流路124等に配置してもよい。このような箇所に配置すれば、前記インクが到達しにくいため、前記吸着剤と前記インクとの接触を抑制できる。前記吸着剤は、1箇所のみに配置してもよいし、複数箇所に配置してもよい。
前記吸着剤としては、粒状体、特に、真球状のものが好ましい。さらに、前記吸着剤は、多孔質材料であることが好ましく、例えば、表1に示すような多孔質ポリマー、ゼオライト、活性炭及びシリカゲル等があげられる。これらの中でも、多孔質ポリマー、ゼオライトが好ましく、水溶性のVOCの吸着能に優れるという観点から、多孔質ポリマーが特に好ましい。前記多孔質ポリマーは、例えば、ビニル系モノマーと橋かけ性モノマーとの共重合により、懸濁重合により製造可能であり、例えば、スチレン/ジビニルベンゼン、ポリスチレン、ビニルピロリドン、エチルベンゼン/ジビニルベンゼン、カーボンモレキュラーシーブ、ポリジフェニルオキサイドタイプ等があげられる。前記吸着剤は、1種類を単独で用いても、2種類以上を併用してもよい。
Figure 0006436351
前記吸着剤は、大気連通分路12Bk、12M、12C及び12Yのいずれかの箇所にそのまま配置してもよいが、配置が容易になるように、配置箇所にあわせた形状の包装に充填し、前記包装にVOCを内部に入り込ませるための複数の孔を設けておくことが好ましい。このようにすることで、筐体10が傾いたときに、前記吸着剤が大気連通分路12Bk、12M、12C及び12Y内を移動するのを抑制できる。
つぎに、図3を用いて、図1に示す筐体10への前記インクの注入方法について説明する。図3は、図1に示す筐体10のインク導出口14Bk、14M、14C及び14Yを含む部分での断面図である。図3に示すように、インク注入口13Bkに、ブラックインクを収容するインクボトル20の開口部を挿入することで、筐体10にブラックインクを注入可能である。図示しないが、同様にして、インク注入口13M、13C及び13Yに、マゼンタインク、シアンインク及びイエローインクを収容するインクボトル20の開口部を挿入することで、筐体10にマゼンタインク、シアンインク及びイエローインクを注入可能である。図3に示すように、筐体10のインク注入口に、インクボトル20の開口部を挿入可能としておけば、筐体10に前記インクを容易に注入可能であり、好ましい。ただし、本発明は、これに限定されない。筐体への前記インクの注入は、筐体のインク注入口に挿入した漏斗を用いる等、いかなる方法で行ってもよい。前述のとおり、前記インクは、インク注入口を閉塞するキャップ(図5参照)を取り外してから注入する。インク導出口14Bk、14M、14C及び14Yは、それぞれ、インクジェット記録装置のインクジェットヘッド(インク吐出手段)に連結されるインクチューブ141Bk、141M、141C及び141Yが接続されている。
本発明は、前記タンクユニット及びインク吐出手段を含むインクジェット記録装置も提供する。
図4に、本発明のインクジェット記録装置の一例の構成を示す。図4に示すように、このインクジェット記録装置100は、略直方体状のハウジング101を有している。ハウジング101には、給紙トレイ102、排紙トレイ103及び操作パネル104が配置されている。操作パネル104には、入力ボタン104A及び液晶ディスプレイ104Bが設けられている。また、ハウジング101には、開口105が設けられており、図1に示す筐体10が、開口105を通じてインクジェット記録装置100の内部に収容されている。前述のとおり、筐体10のインク注入口13Bk、13M、13C及び13Yは、インクジェット記録装置100内部に収容されるときには、キャップ(図5参照)で閉塞される。ハウジング101には、開口105を塞ぐ箱形状のカバー106が設けられている。
つぎに、図5を用いて、図4に示すインクジェット記録装置100の内部構造について説明する。図5に示すように、インクジェット記録装置100は、その内部に、タンクユニット(筐体10及びキャップ18)、給紙トレイ102、給紙機構102A〜102C、搬送機構107A及び107B、記録機構108A及び108B、プラテン109、並びに、排紙機構110A及び110Bを備えている。給紙トレイ102は、積層された複数の記録媒体(例えば、記録用紙)Pを支持可能である。
前記給紙機構は、給紙ローラ102A、給紙アーム102B及び軸102Cを備えている。給紙ローラ102Aは、給紙アーム102Bの先端側に回転可能に支持されている。給紙アーム102Bは、ハウジング101に支持された軸102Cに回動可能に支持されている。給紙アーム102Bは、自重又はバネ等による弾性力によって給紙トレイ102側へ回動付勢されている。搬送モータ(図示せず)の駆動により回転した給紙ローラ102Aは、記録用紙Pを搬送方向Dに搬送する。
インクジェット記録装置100内部には、所定間隔で対向する外側ガイド部材111A及び内側ガイド部材111Bによって、搬送経路111が形成されている。給紙ローラ102Aによって搬送された記録用紙Pは、搬送経路111により、搬送機構107A及び107Bへと搬送される。
前記搬送機構は、互いに対向する搬送ローラ107A及びピンチローラ107Bを有する。搬送ローラ107Aは、搬送モータ(図示せず)の駆動によって回転する。ピンチローラ107Bは、搬送ローラ107Aの回転に伴って回転する。前記搬送機構へと搬送された記録用紙Pは、回転する搬送ローラ107A及びピンチローラ107Bに挟持されて記録機構108A及び108Bへと搬送される。
前記記録機構は、キャリッジ108Aと、インクジェットヘッド(インク吐出手段)108Bとを備えている。キャリッジ108Aは、記録用紙Pの搬送方向と垂直方向に延設された2本のガイドレール(図示せず)に支持されている。前記2本のガイドレールは、ハウジング101に支持されている。キャリッジ108Aは、前記2本のガイドレールに設けられた公知のベルト機構(図示せず)に連結されている。このベルト機構は、キャリッジモータ(図示せず)によって駆動される。前記ベルト機構に連結されたキャリッジ108Aは、前記キャリッジモータの駆動によって、記録用紙Pの搬送方向と垂直方向に往復移動する。
また、キャリッジ108Aからは、筐体10及びインクジェットヘッド108Bを接続する4本のインクチューブ(図3参照)と、制御基板(図示せず)及びインクジェットヘッド108Bを電気的に接続するフレキシブルフラットケーブル(図示せず)とが延出されている。前記4本のインクチューブは、筐体10のインク導出口14Bk、14M、14C及び14Yに接続され、筐体10のインク室11に貯留されたブラック、マゼンタ、シアン及びイエローインクをインクジェットヘッド108Bに供給する。前記フレキシブルフラットケーブルは、前記制御基板から出力される制御信号をインクジェットヘッド108Bに伝達する。
インクジェットヘッド108Bは、図5に示すように、キャリッジ108Aに搭載されている。インクジェットヘッド108Bの下面には、複数のノズル108Cが形成されている。複数のノズル108Cの先端は、キャリッジ108A及びインクジェットヘッド108Bの下面から露出されている。インクジェットヘッド108Bは、筐体10から前記インクチューブを介してインクジェットヘッド108Bに供給されたインクを吐出する力を付与するためのアクチュエータ(図示せず)を有している。前記アクチュエータは、圧電素子方式、サーマルインク方式、静電吸引方式等、いかなる方式であってもよい。キャリッジ108Aが記録用紙Pの搬送方向と垂直方向に往復移動する過程において、インクジェットヘッド108Bは、複数のノズル108Cからインクを微小なインク滴として吐出する。これにより、記録用紙Pに画像が記録される。プラテン109は、前記記録機構と対向するように配置されており、前記搬送機構から搬送された記録用紙Pを支持する。
前記排紙機構は、互いに対向する排紙ローラ110B及び拍車110Aを有する。排紙ローラ110Bは、搬送モータ(図示せず)によって駆動される。拍車110Aは、排紙ローラ110Bの回転に伴って回転する。記録後の記録用紙Pは、回転する排紙ローラ110B及び拍車110Aに挟持されて、排紙トレイ103へと搬送される。
50mLポリ容器に、表2に示す組成のインク10gを入れ、前記ポリ容器の開口上に表3に示す構成の捕集管を設置した。前記捕集管の先に配置したポンプによる100mL/分の条件による2分間の吸引にて、前記捕集管にガスを捕集した。前記捕集管により捕集したガスを、加熱溶着GCMS(ガスクロマトグラフ質量分析計)で分析し、TIC(トータルイオンクロマトグラム)におけるイソプロピルアルコール(IPA)のピーク面積及びジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル(DPP)のピーク面積を求めた。
Figure 0006436351
Figure 0006436351
各捕集管におけるIPAのピーク面積及びDPPのピーク面積の測定結果を、表4に示す。
Figure 0006436351
表4に示すとおり、各捕集管により、IPA及びDPPの少なくとも一方が捕集されることが確認された。特に、吸着剤が、多孔質ポリマー又はゼオライトである場合には、IPA及びDPPの双方の吸着が確認された。この結果から、本発明のタンクユニットの大気連通路に前記吸着剤を配置すれば、VOCの揮発による臭気を低減可能であることが確認された。
以上のように、本発明のタンクユニットは、VOCの揮発による臭気を低減可能なものである。本発明のタンクユニットの用途は、特に限定されず、各種のインクジェット記録装置に広く適用可能である。
10 筐体
11(11Bk、11M、11C、11Y) インク室(インク分室)
12(12Bk、12M、12C、12Y) 大気連通路(大気連通分路)
13(13Bk、13M、13C、13Y) インク注入口
14(14Bk、14M、14C、14Y) インク導出口
15、128 フィルム
16 仕切り壁
17 隔壁
19Bk、19M、19C、19Y インク導出路
20 インクボトル
100 インクジェット記録装置
121Bk、121M、121C、121Y 大気連通口
122 ラビリンス構造
123、126 開口
124 接続流路
125、127 半透膜
129 大気連通室
171 大気放出口

Claims (13)

  1. インクジェット記録装置に揮発性有機化合物を含むインクを供給するインクジェット記録装置用タンクユニットであって、
    筐体と、キャップとを含み、
    前記筐体は、
    インクを貯留可能なインク室と、
    前記インク室に前記インクを注入するためのインク注入口と、
    前記インク室から前記インクを導出させるためのインク導出路と、
    前記インク室を外部に対して開放する大気連通口と、
    前記インク室と前記大気連通口とを連通する大気連通路と、
    を含み、
    前記キャップは、前記筐体の前記インク注入口を閉塞又は開放し、
    前記筐体の前記大気連通路に、前記揮発性有機化合物を吸着する吸着剤が配置されており、
    前記大気連通路が、大気の流れを蛇行させるラビリンス構造を有し、
    前記インク室から前記大気連通口への大気の流れ方向において、前記吸着剤が、前記ラビリンス構造よりも上流側、前記ラビリンス構造内、及び、前記ラビリンス構造の下流側のいずれかに配置されており、
    前記インク室から前記大気連通口への大気の流れ方向において、前記大気連通路の前記ラビリンス構造よりも上流側に、前記ラビリンス構造における大気の流路よりも幅の広い大気連通室が形成されており、
    前記大気連通室の内部には、前記インク室と前記ラビリンス構造とを連通させる開口が、前記インク室側から突出するように形成されており、
    前記吸着剤が、前記大気連通室の前記開口の上端よりも低い位置に配置されていることを特徴とするタンクユニット。
  2. インクジェット記録装置に揮発性有機化合物を含むインクを供給するインクジェット記録装置用タンクユニットであって、
    筐体と、キャップとを含み、
    前記筐体は、
    インクを貯留可能なインク室と、
    前記インク室に前記インクを注入するためのインク注入口と、
    前記インク室から前記インクを導出させるためのインク導出路と、
    前記インク室を外部に対して開放する大気連通口と、
    前記インク室と前記大気連通口とを連通する大気連通路と、
    を含み、
    前記キャップは、前記筐体の前記インク注入口を閉塞又は開放し、
    前記筐体の前記大気連通路に、前記揮発性有機化合物を吸着する吸着剤が配置されており、前記吸着剤が、複数の孔が形成された袋に包装された状態で前記大気連通路に配置されていることを特徴とするタンクユニット。
  3. 前記大気連通路が、大気の流れを蛇行させるラビリンス構造を有し、
    前記インク室から前記大気連通口への大気の流れ方向において、前記吸着剤が、前記ラビリンス構造よりも上流側、前記ラビリンス構造内、及び、前記ラビリンス構造の下流側のいずれかに配置されている、請求項記載のタンクユニット。
  4. 前記インク室から前記大気連通口への大気の流れ方向において、前記大気連通路の前記ラビリンス構造よりも上流側に、前記ラビリンス構造における大気の流路よりも幅の広い大気連通室が形成されており、
    前記大気連通室の内部には、前記インク室と前記ラビリンス構造とを連通させる開口が、前記インク室側から突出するように形成されており、
    前記吸着剤が、前記大気連通室の前記開口の上端よりも低い位置に配置されている、請求項記載のタンクユニット。
  5. 前記開口に、気体を透過し、かつ、液体を透過しない半透膜が配置されている、請求項1又は4記載のタンクユニット。
  6. 前記吸着剤が、多孔質材料である、請求項1〜のいずれか一項に記載のタンクユニット。
  7. 前記多孔質材料が、多孔質ポリマー、ゼオライト及び活性炭からなる群から選択される少なくとも一つである、請求項記載のタンクユニット。
  8. 前記揮発性有機化合物が、グリコールエーテル及びジオールの少なくとも一方を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載のタンクユニット。
  9. 前記揮発性有機化合物が、ジエチレングリコール−n−プロピルエーテル、ジエチレングリコール−n−ブチルエーテル及び1,2−ヘキサンジオールからなる群から選択される少なくとも一つである、請求項記載のタンクユニット。
  10. 前記インク全量における前記揮発性有機化合物の配合量が、0.1重量%〜10重量%である、請求項又は記載のタンクユニット。
  11. インクジェット記録装置用タンクユニット及びインク吐出手段を含むインクジェット記録装置であって、
    前記タンクユニットが、請求項1〜10のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置用タンクユニットであることを特徴とするインクジェット記録装置。
  12. インクジェット記録装置用タンクユニットに貯留されるインクに含まれる揮発性有機化合物の吸着方法であって、
    前記タンクユニットは、
    筐体と、キャップとを含み、
    前記筐体は、
    インクを貯留するインク室と、
    前記インク室に前記インクを注入するためのインク注入口と、
    前記インク室から前記インクを導出するためのインク導出路と、
    前記インク室を外部に対して開放する大気連通口と、
    前記インク室と前記大気連通口とを連通する大気連通路と、
    を含み、
    前記キャップは、前記筐体の前記インク注入口を閉塞又は開放し、
    前記筐体の前記大気連通路に、前記揮発性有機化合物の吸着剤を配置し、
    前記大気連通路が、大気の流れを蛇行させるラビリンス構造を有し、
    前記インク室から前記大気連通口への大気の流れ方向において、前記吸着剤を、前記ラビリンス構造よりも上流側、前記ラビリンス構造内、及び、前記ラビリンス構造の下流側のいずれかに配置し、
    前記インク室から前記大気連通口への大気の流れ方向において、前記大気連通路の前記ラビリンス構造よりも上流側に、前記ラビリンス構造における大気の流路よりも幅の広い大気連通室を形成し、
    前記大気連通室の内部には、前記インク室と前記ラビリンス構造とを連通させる開口を、前記インク室側から突出するように形成し、
    前記吸着剤を、前記大気連通室の前記開口の上端よりも低い位置に配置することを特徴とする吸着方法。
  13. インクジェット記録装置用タンクユニットに貯留されるインクに含まれる揮発性有機化合物の吸着方法であって、
    前記タンクユニットは、
    筐体と、キャップとを含み、
    前記筐体は、
    インクを貯留するインク室と、
    前記インク室に前記インクを注入するためのインク注入口と、
    前記インク室から前記インクを導出するためのインク導出路と、
    前記インク室を外部に対して開放する大気連通口と、
    前記インク室と前記大気連通口とを連通する大気連通路と、
    を含み、
    前記キャップは、前記筐体の前記インク注入口を閉塞又は開放し、
    前記筐体の前記大気連通路に、前記揮発性有機化合物の吸着剤を配置し、
    前記吸着剤を、複数の孔が形成された袋に包装された状態で前記大気連通路に配置することを特徴とする吸着方法。
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