JP3675251B2 - インクジェット式記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷データに基づいてノズル開口からインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル形成面を封止し吸引ポンプからの負圧を受けて記録ヘッドのノズル開口よりインクを吸引排出させるキャッピング手段とを備えたインクジェット式記録装置に関し、特にキャッピング手段内に貯留された廃液を廃液タンクに排出する廃液の排出処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット式記録装置は、印刷時の騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で形成できるため、昨今においてはカラー印刷を含めた多くの印刷に使用されている。このようなインクジェット式記録装置は、インクカートリッジからのインクの供給を受けるインクジェット式記録ヘッドと、記録用紙を記録ヘッドに対して相対的に移動させる紙送り手段を備え、印刷データに基づいて記録ヘッドを移動させながら記録用紙にインク滴を吐出させてドットを形成することで記録が行われる。
【0003】
そしてキャリッジ上にブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各インクが吐出される記録ヘッドを設け、ブラックインクによるテキスト印刷ばかりでなく、各インクの吐出割合を変えることにより、フルカラー印刷を可能としている。
【0004】
このようなインクジェット式記録ヘッドは、圧力発生室で加圧したインクをノズルからインク滴として記録用紙に吐出させて印刷を行う関係上、ノズル開口からの溶媒の蒸発に起因するインク粘度の上昇や、インクの固化、塵埃の付着、さらには気泡の混入などにより吐出不良の状態となり、印刷不良を起こすという問題を抱えている。
【0005】
このために、インクジェット式記録装置には、非印刷時に記録ヘッドのノズル開口を封止するためのキャッピング手段と、必要に応じてノズル形成面を清掃するワイピング部材が備えられている。このキャッピング手段は、前記したノズル開口のインクの乾燥を防止する蓋体として機能するだけでなく、ノズル開口に目詰まりなどが生じた場合には、キャッピング手段によりノズル形成面を封止し、吸引ポンプからの負圧により、ノズル開口からインクを吸引排出させてノズル開口の目詰まりを解消する機能をも備えている。
【0006】
記録ヘッドの目詰まり解消のために行うインクの強制的な吸引排出処理は、クリーニング操作と呼ばれており、例えば記録装置の長時間の休止後に印刷を再開する場合や、ユーザが印刷状態の不良を認識してクリーニングスイッチを操作した場合などに実行され、記録ヘッドからインクを排出させた後にゴムなどの弾性板からなるワイピング部材により、記録ヘッドのノズル形成面を払拭する操作が伴われる。
【0007】
そして、前記したクリーニング操作に伴いキャッピング手段内に貯留された記録ヘッドからの廃液は、吸引ポンプの駆動により廃液送出経路(チューブ)を介して廃液タンクに送出することができるように構成されている。また前記廃液タンクには、一般に多孔質材料により構成された廃液吸収材が収納されており、この廃液吸収材によって廃液を吸収した形で保持するようになされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記した廃液吸収材を収納した廃液タンクは、例えば記録装置本体の下底部に配置され、また廃液タンクの内容積をほぼ占めるように廃液吸収材が収納されている。記録装置によっては、その機能上の制約により、前記廃液タンクは一般に一方向に長い、例えば直方体形状に構成されており、必然的にこれに収納される廃液吸収材も同形状になされている。
【0009】
一方、前記したキャッピング手段は、その機能上、記録装置の中央の印字領域を外れた端部に配置され、キャッピング手段と吸引ポンプとはチューブで結ばれ、その吸引効率を上げるために、吸引ポンプはキャッピング手段の直下に配置された構成とされている場合が多い。さらに、廃液タンクにおける吸引ポンプの排出口は、吸引ポンプに近い、廃液タンクの長手方向の端部に位置される場合が多い。
【0010】
ここで、キャッピング手段から排出された廃液を吸収する廃液タンク内の吸収材は、廃液を多孔質材料による毛細管作用によって、吸収材の全域に浸透させて保持させるのが理想的である。したがって、このような浸透作用を考慮した場合、多孔質材料による廃液吸収材の形状は上面から見た場合、円形または正方形になされるのが好ましい。
【0011】
しかしながら、ある程度の容積を確保しつつ、前記した円形または正方形を構成しようとした場合、この種の記録装置においてはレイアウト上において無理が発生し、小型化を要求される記録装置においては、製品設計上において苦慮を強いられる結果となる。
【0012】
したがって、記録装置の機能上の制約にしたがう空きスペースを無理なく利用しようとすると、廃液タンク(廃液吸収材)の形状は前記したように一方向に長い例えば直方体形状に構成せざるを得ない。
【0013】
一方、廃液吸収材には長期の使用によってインクの固形物が序々に堆積して目詰まりが発生し、これにより廃液の浸透性が低下する。したがって廃液が吸収材の端部にまで浸透しない状況が発生し、廃液吸収材の実質的な有効体積が低下するという問題を抱えている。
【0014】
これにより、キャッピング手段より導出された廃液は、廃液吸収材に充分に浸透し得ず、吸引ポンプによる排出口付近にとどまるために、極端な場合には廃液が、タンクより溢れて記録装置内または周囲を汚染させるといった問題も発生し得る。
【0015】
また、搬送等により記録装置が傾けられる機会が発生した場合、前記したように一方向に長い例えば直方体形状の廃液吸収材では、廃液吸収材のもつ毛細管力では廃液を保持できず、タンクより溢れることがある。
【0016】
本発明は、記録装置の機能上からくる廃液タンク(廃液吸収材)の形状の制約、および廃液吸収材の浸透性の劣化などにより発生する前記した技術的課題を解決するためになされたものであり、長期にわたって廃液による汚染等の問題を発生させることのないインクジェット式記録装置を提供することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するために成された本発明にかかるインクジェット式記録装置は、印刷データに基づいてノズル開口からインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル形成面を封止し吸引ポンプからの負圧を受けて前記記録ヘッドのノズル開口よりインクを吸引排出させるキャッピング手段と、前記吸引ポンプの駆動により前記キャッピング手段から排出されたインクを収容する複数の廃液タンク具備され、前記吸引ポンプから廃液タンクに至る廃液送出経路が、分岐部を介して複数の分岐経路に分岐され、前記各分岐経路を介して廃液を複数の廃液タンクにそれぞれ排出するように構成したインクジェット式記録装置であって、前記複数の廃液タンク内に収納された廃液吸収材が同じ素材からなり、前記各分岐経路を構成する廃液チューブの内径が同一で、かつ長さが異なると共に、より短く構成された分岐経路に対応する廃液タンクの容量が、他の廃液タンクの容量に比較して大きな容量に構成したことを特徴とする。
【0018】
一方、他の好ましい実施の形態においては、印刷データに基づいてノズル開口からインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル形成面を封止し吸引ポンプからの負圧を受けて前記記録ヘッドのノズル開口よりインクを吸引排出させるキャッピング手段と、前記吸引ポンプの駆動により前記キャッピング手段から排出されたインクを収容する複数の廃液タンクが具備され、前記吸引ポンプから廃液タンクに至る廃液送出経路が、分岐部を介して複数の分岐経路に分岐され、前記各分岐経路を介して廃液を複数の廃液タンクにそれぞれ排出するように構成したインクジェット式記録装置であって、前記複数の廃液タンク内に収納された廃液吸収材が同じ素材からなり、前記各分岐経路を構成する廃液チューブの長さが同一で、かつ内径が異なると共に、廃液チューブの内径がより太く構成された分岐経路に対応する廃液タンクの容量が、他の廃液タンクの容量に比較して大きな容量に構成される。
【0022】
以上のように構成されたインクジェット式記録装置によると、吸引ポンプから廃液タンクに至る廃液送出経路が、分岐部を介して複数の分岐経路に分岐されるので、キャッピング手段内に貯留された廃液を、分散して廃液タンクに送り出すことができ、これを廃液吸収材に浸透させることができる。
【0025】
また、複数の廃液タンクの配置位置がレイアウトの制約を受ける結果、分岐部から分岐経路端部の排出口までに至る長さが異なる場合においては、分岐経路の流路抵抗に応じて各廃液タンクの容量を異ならせることにより、廃液の受容量を合理的に設定させることができる。
【0026】
さらに、同様に分岐経路を構成する廃液チューブの内径を異なるように構成させることにより、各分岐経路における流路抵抗を制御することが可能であり、したがって、レイアウトの制約による廃液タンクの配置位置に応じて、廃液チューブの内径を選択することもできる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかるインクジェット式記録装置について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。図1は本発明が適用されたインクジェット式記録装置の全体構成を斜視図によって示したものである。図中符号1はキャリッジであり、このキャリッジ1はキャリッジモータ2の駆動により往復動するタイミングベルト3を介し、ガイド部材4に案内されてプラテン5の軸方向に往復移動されるように構成されている。
【0028】
キャリッジ1の記録用紙6に対向する側、すなわちキャリッジ1の下側面には、後述するインクジェット式記録ヘッドが搭載され、またその上方には前記記録ヘッドにインクを供給するブラックインクカートリッジ7、およびカラーインクカートリッジ8が着脱可能に装填されている。
【0029】
図中符号9は、印字領域外であるホームポジションに配置されたキャッピング手段であり、このキャッピング手段9の下方には、キャッピング手段9に対して負圧を与えるための吸引ポンプ10が配置されている。
【0030】
前記キャッピング手段9は、記録装置の休止期間中において記録ヘッドのノズル形成面を封止してノズル開口の乾燥を防止する蓋体として機能する他、前記吸引ポンプ10からの負圧を記録ヘッドに作用させて、記録ヘッドからインクを吸引排出させるクリーニング手段としての機能も兼ね備えている。
【0031】
また、キャッピング手段9の印字領域側の近傍には、ゴムなどの弾性部材を短冊状に形成したワイピング部材11が配置されており、必要に応じて記録ヘッドのノズル形成面に摺接して、ノズル形成面に付着した紙粉などの塵埃や、インクなどを除去することができるように構成されている。
【0032】
図2は、キヤリッジの上部に装着されたインクカートリッジから記録ヘッド、この記録ヘッドのノズル形成面をキャッピング状態としたキャッピング手段と、このキャッピング手段から吸引ポンプによる廃液送出経路までの構成を一部断面図によって示したものである。
【0033】
図2に示すように、記録ヘッド20を構成するヘッドケース20aの下側面には、記録ヘッド20のノズル形成面を構成するノズルプレート20bが配置されており、このノズルプレート20bには複数のノズル開口20cが形成されている。また、各ノズル開口20cに対応して圧電振動子によるアクチェータ20dが、ヘッドケース20a内に配置されている。そして、ノズル開口20cとそのアクチェータ20d部分から上部に向かってインク連絡流路20eがヘッドケース20a内に形成されている。
【0034】
前記ヘッドケース20aの上面には、4本の中空状のインク供給針21が直立状態に配置されており、前記ヘッドケース20a内に形成された各インク連絡流路20eは、それぞれ各供給針21内のインク流路に連通されている。なお各供給針21の頂部には、図には示されていないがインク導入孔が形成されており、インクカートリッジからのインクは、このインク導入孔を介して供給針21内に導入され、前記インク連絡流路20eを介して記録ヘッドのアクチェータ20d部分に供給されるように構成されている。
【0035】
図2における左端のインク供給針21は、ブラックインクを供給するためのものであり、このインク供給針21に向かって、その上部からブラックインクカートリッジ7が装着されている。このブラックインクカートリッジ7は、その上部の大半がインク貯留室7aになされており、このインク貯留室7aには、多孔質部材7bが収納され、且つ多孔質部材7bにブラックインクが含浸された状態でインクが貯留されている。
【0036】
またインク貯留室7aの下側部には開口部7cが形成され、この開口部7c内にはゴム製のシール部材7dが嵌め込まれており、このゴム製のシール部材7dがインク供給針21の周囲に接合してカートリッジ7は装填状態とされている。
【0037】
これにより、インク供給針21の先端部に形成された前記したインク導入孔を介してインクカートリッジ7から記録ヘッド側にインクが供給されるように構成されている。
【0038】
また、カラーインクカートリッジ8には、図2に示すように左から順にシアン、マゼンタ、イエローの各カラーインクを個別に収納するインク貯留室が形成されて、これらが一体に形成されており、それぞれの構成は前記したブラックインクカートリッジ7と同一であり、したがってそれぞれの構成の詳細な説明は省略する。
【0039】
このカラーインクカートリッジ8においても、図2に示ようにその上部から押し込むことにより装着状態とされ、記録ヘッドのヘッドケース20a上に樹立された残りの3本のインク供給針21を介して、各カラーインクが記録ヘッド側に供給できるように構成されている。
【0040】
一方、図2においては前記した記録ヘッドのノズル形成面20bが、キャッピング手段9によって封止された状態を示している。このキャッピング手段9は、上面が開放されたほぼ方形状に形成されたキャップケース9aと、このキャップケース9a内に収納されたゴム材料などの弾性部材よりなるキャップ部材9bとが具備され、キャップ部材9bはその上側縁がキャップケース9aよりも若干突出した状態に形成されて、ノズルプレート20bのシール面を構成している。
【0041】
そしてキャップ部材9bの内底部には多孔質材料により形成されたインク吸収材9cが収納されている。また、キャップケース9aの下底部には、キャップケース9aおよびキャップ部材9bをそれぞれ貫通するようにして、吸引口9dが形成されている。
【0042】
前記キャップケース9aはスライダ9e上に保持されており、このスライダ9eは、一端が回動支点に支持されたアーム9fの他端に回動可能に支持されている。そして、キャリッジがホームポジション側へ移動することに伴って、アーム9fを介してキャッピング手段9も同方向へ移動し、これによって、キャップ部材9bは記録ヘッド側に上昇して、記録ヘッドのノズルプレート20bを封止するように作用する。また、キャリッジがホームポジションから印字領域側に移動した場合には、図示せぬバネ部材の作用によって、前記した動作とは逆にキャッピング手段9は記録ヘッドの封止を解いて降下する。
【0043】
前記キャッピング手段9における吸引口9dには、チューブ22の一端が接続されており、このチューブ22は、吸引ポンプとしてのチューブポンプ10の一部を構成している。このチューブポンプ10は、円弧状に配置されたチューブをローラが順次押しつぶして負圧を発生させるように構成されており、この動作によりキャッピング手段9の内部空間を負圧に吸引することができ、記録ヘッド20のノズル開口20cよりインクを吸引排出させるクリーニング動作が実行される。
【0044】
また、記録ヘッドのノズルプレート20bからキャッピング手段9の封止を解いた状態において、再びポンプ10を駆動させることで、キャッピング手段9内に排出された廃液を、チューブ22を介して排出させることができる。
【0045】
なお、図2において吸引口9dに一端が接続されたチューブ22は、前記したとおりチューブポンプ10の一部を構成し、チューブポンプ10の排出側の他端は、分岐部を構成する分岐ユニット24に接続されている。
【0046】
この分岐ユニット24は、図に示す実施の形態においては、チューブポンプ10を構成する前記チューブ22による廃液送出経路を二分するように構成されている。そして、分岐ユニット24により二分された廃液送出経路は、この分岐ユニット24にそれぞれ接続された各チューブ25,26による第1および第2の分岐経路を構成しており、この第1および第2の分岐経路25,26を介して廃液が排出されるようになされる。
【0047】
図3は、前記した廃液送出経路を採用して、廃液を廃液タンクに排出させるようにした第1の実施の形態を示したものである。この図3に示した実施の形態においては、分岐ユニット24により二分された第1および第2の分岐経路25,26のそれぞれの排出口25a,26aは、1つの廃液タンク27内に位置するように構成されている。なお、この実施の形態においては、第1および第2の分岐経路25,26を構成するそれぞれのチューブの長さは、ほぼ等しく構成され、またその内径も同一のものが使用されている。
【0048】
前記廃液タンク27は、ほぼ直方体状に形成されて上面が開放されており、その内部空間の殆どを占めるように、シート状に形成された複数枚の多孔質部材が積層されて収納され、これにより廃液吸収材28を構成している。
【0049】
そして、分岐経路25,26のそれぞれの排出口25a,26aは、廃液タンク27の長手方向の両端部、すなわち廃液タンク内の水平面上において最も距離をおいた位置に配置され、排出口25a,26aより排出される廃液が、廃液吸収材28の上面に向かってそれぞれ吐出されるように構成されている。
【0050】
この構成によると、キャッピング手段9内に貯留された廃液は、ポンプ10の駆動により分岐ユニット24に送り出され、分岐ユニット24において二分された分岐経路25,26を介して、廃液タンク27の長手方向の両端部において排出される。このように、廃液タンク27の長手方向の両端部において廃液を排出させる構成としたことで、それぞれの排出口25a,26aから排出された廃液は、廃液タンク27に収容された廃液吸収材28内を、その両端部から中央部に向かって浸透するようにして吸収される。
【0051】
したがって、例えば端部の一か所において廃液が排出される従来の装置に比較すると、各端部に排出される廃液の量はほぼ半分程度となり、これにより廃液吸収材28による廃液の吸収作用も早期に終了されることになる。しかも各端部における廃液の排出量がほぼ半分程度となるため、インクの固形分の蓄積も分散されてそれぞれ半分程度となる。したがって、長期の使用においても廃液吸収材28の浸透性を確保することができ、吸収保持できない廃液がタンク27より溢出するという不都合な事態を回避することができる。
【0052】
次に、図4は図2に示した廃液送出経路を採用して、廃液を廃液タンクに排出させるようにした第2の実施の形態を示したものである。この図4に示した実施の形態においては、分岐ユニット24により二分された第1および第2の分岐経路25,26のそれぞれの排出口25a,26aは、個別に形成されたそれぞれの廃液タンク27A,27B内に位置するように構成されている。なお、この実施の形態においては、第1および第2の分岐経路25,26を構成するそれぞれのチューブの長さは、ほぼ等しく構成され、またその内径も同一のものが使用されている。
【0053】
図4に示すように、廃液タンク27の長手方向のほぼ中央部には隔壁27aが形成されており、この隔壁27aによって、ほぼ等しい内容積を有する第1および第2の廃液タンク27A,27Bが形成されている。そして、各廃液タンク27A,27Bには、図3において説明したものと同様の素材により形成された第1と第2の廃液吸収材28A,28Bが、それぞれの廃液タンク27A,27Bの内容積の殆どを占めるように収納されている。
【0054】
そして、分岐経路25,26のそれぞれの排出口25a,26aは、廃液タンク27の長手方向の両端部に配置され、排出口25a,26aより排出される廃液が、第1および第2に区画された廃液吸収材28A,28Bのそれぞれ上部より吐出されるように構成されている。
【0055】
この構成によると、図3において説明した第1の実施の形態と同様に、キャッピング手段9内に貯留された廃液は、ポンプ10の駆動により分岐ユニット24に送り出され、分岐ユニット24において二分された分岐経路25,26を介して、第1と第2の廃液タンク27A,27Bに排出される。この場合、前記したように第1と第2の分岐経路25,26を構成するそれぞれのチューブの長さは、ほぼ等しく構成され、またその内径も同一のものが使用されている。
【0056】
したがって、これらの分岐経路25,26による廃液の流路抵抗はほぼ等しくなされ、また、第1および第2の廃液タンク27A,27Bもほぼ等しい内容積となされている。この組み合わせにより、第1および第2の廃液タンク27A,27Bに収容された第1と第2の廃液吸収材28A,28Bによる廃液の吸収量をほぼ均衡させることができる。
【0057】
したがって、各廃液吸収材28A,28Bにおけるインクの固形成分の蓄積も分散されて従来の装置に比較してそれぞれ半分程度となり、図3に示した実施の形態と同様な作用効果を得ることができる。
【0058】
なお、図4に示した実施の形態においては、直方体状の1つの廃液タンク27を、そのほぼ中央に配置した隔壁27aによって二分した構成とされているが、これは、それぞれ独立した廃液タンクによって構成してもよく、このように独立した廃液タンクによって構成した場合には、記録装置の他の構成ユニットの配置関係の都合にしたがって、各廃液タンク27A,27Bを離れた位置にレイアウトすることができる。
【0059】
換言すれば、この図4に示した構成は、直方体状の1つの廃液タンク27の配置空間が容易に確保でき、また分岐経路25,26を構成する各チューブの長さもほぼ同一にすることができるレイアウト上の制約が少ない場合に適している。
【0060】
次に、図5は図2に示した廃液送出経路を採用して、廃液を廃液タンクに排出させるようにした第3の実施の形態を示したものである。この図5に示した実施の形態においては、分岐ユニット24により二分された第1および第2の分岐経路25,26のそれぞれの排出口25a,26aは、個別に形成されたそれぞれの廃液タンク27A,27B内に位置するように構成されている。そして、この実施の形態においては、第1の分岐経路25を構成するチューブの長さに対して、第2の分岐経路26を構成するチューブの長さが、より長く形成されている。また、それぞれのチューブの内径は、同一のものが使用されている。
【0061】
図5に示す実施の形態においては、廃液タンク27を2つに区分する隔壁27aは、第1の廃液タンク27Aの容量が、第2の廃液タンク27Bに対して大きな容量となるように、図示のように隔壁27aが中央部よりも左に偏寄した位置に配置されている。そして、各廃液タンク27A,27Bには、図3において説明したものと同様の素材により形成された第1と第2の廃液吸収材28A,28Bが、それぞれの各廃液タンク27A,27Bの内容積の殆どを占めるように収納されている。
【0062】
そして、分岐経路25,26のそれぞれの排出口25a,26aは、第1と第2の廃液タンク27A,27Bに配置され、排出口25a,26aより排出される廃液が、第1および第2に区画された廃液吸収材28A,28Bのそれぞれ上部より吐出されるように構成されている。
【0063】
この構成によると、図3および図4に示した第1および第2の実施の形態と同様にキャッピング手段9内に貯留された廃液は、ポンプ10の駆動により分岐ユニット24に送り出され、分岐ユニット24において二分された分岐経路25,26を介して、廃液タンク27の長手方向の両端部において排出される。
【0064】
この場合、前記したように第1の分岐経路25を構成するチューブの長さに対して、第2の分岐経路26を構成するチューブの長さがより長く形成され、またそれぞれのチューブの内径は、同一のものが使用されている。したがって、第1の分岐経路25に対して第2の分岐経路26は流路抵抗がより大きくなされる。すなわち、第1の廃液タンク27Aへの廃液の流入量が大きくなされる。
【0065】
一方、第1の廃液タンク27Aの内容積は、第2の廃液タンク27Bの内容積に対して大きく構成されている。この組み合わせにより、第1および第2の廃液タンク27A,27Bに収容された第1と第2の廃液吸収材28A,28Bによる廃液の吸収率をほぼ均衡させることができる。したがって、各廃液吸収材28A,28Bにおけるインクの固形成分の蓄積も分散され、図3および図4に示した実施の形態と同様な作用効果を得ることができる。
【0066】
なお、図5に示した実施の形態においても同様に、第1と第2の廃液タンク27A,27Bは、それぞれ内容積の異なった独立した廃液タンクによって構成させることができる。このように独立した廃液タンクによって構成した場合には、記録装置の他の構成ユニットの配置関係の都合にしたがって、各タンクを離れた位置にレイアウトすることができると共に、それぞれ大きな空間および小さな空間に応じて第1および第2の廃液タンクをそれぞれ配置することができ、レイアウト設計上の自由度を増大させることができる。
【0067】
次に図6は、図2に示した廃液送出経路を採用して、廃液を廃液タンクに排出させるようにした第4の実施の形態を示したものである。この図6に示した実施の形態において、図5に示した実施の形態と比較すると、第1の分岐経路25を構成するチューブの長さおよび第2の分岐経路26を構成するチューブの長さはほぼ等しく構成されている。一方、図中(A),(B)部分において透視状態で示したように、第1の分岐経路25を構成するチューブの内径は、第2の分岐経路26を構成するチューブの内径に比較して、より太いものが採用されている。
【0068】
すなわち、この構成によって第1の分岐経路25は、第2の分岐経路26に対して流路抵抗がより小さくなされ、これによって、第1の廃液タンク27Aへの廃液の流入量が大きくなされるように構成されている。
【0069】
この組み合わせにより、第1および第2の廃液タンク27A,27Bに収容された第1と第2の廃液吸収材28A,28Bによる廃液の吸収率をほぼ均衡させることができる。したがって、各廃液吸収材28A,28Bにおけるインクの固形成分の蓄積も分散され、図3乃至図5に示した実施の形態と同様な作用効果を得ることができる。
【0070】
なお、図6に示した実施の形態においても同様に、第1と第2の廃液タンク27A,27Bは、それぞれ内容積の異なった独立した廃液タンクによって構成させることができる。このように独立した廃液タンクによって構成した場合には、記録装置の他の構成ユニットの配置関係の都合にしたがって、離れた位置にレイアウトすることができると共に、それぞれ大きな空間および小さな空間に、第1および第2の廃液タンクをそれぞれ配置することができ、レイアウト設計上の自由度を増大させることができる。
【0071】
そして、以上説明した各実施の形態によると、廃液が廃液吸収材に対して分散して吸収するように作用するので廃液の吸収作用を促進させることができ、これにより、廃液吸収材の一か所において廃液を吸収させるようにした従来の装置のように、廃液吸収材のもつ毛細管力では廃液を保持しきれずに、廃液がタンクより溢れるという問題点を解消させることができる。
【0072】
したがって、前記した作用を奏する各実施の形態によると、例えば記録装置の搬送等により記録装置が傾けられた場合などにおいても、廃液が廃液タンクより溢れるという問題を未然に防ぐことができる。
【0073】
なお、以上説明した実施の形態においては、分岐部を構成する分岐ユニット24は、チューブポンプ10を構成する前記チューブ22による廃液送出経路を、いずれも二分するように構成されているが、これは三以上に分岐してそれぞれ分岐経路を構成してもよい。そして各分岐経路を構成するチューブの長さまたは内径の組み合わせによる廃液の流路抵抗と、それに対応した内容積を有する廃液タンクを用意することにより、前記した各実施の形態と同様な作用効果を得ることができる。
【0074】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明にかかるインクジェット式記録装置は、吸引ポンプから廃液タンクに至る廃液送出経路が、分岐部を介して複数の分岐経路に分岐され、前記各分岐経路を介して廃液を廃液タンクに送出するように構成したので、キャッピング手段からの廃液を、分散して廃液タンクに送り出すことができる。そして、例えば廃液タンク内に廃液吸収材を収納した構成においては、分散された廃液をそれぞれの箇所において浸透させることができる。したがって、長期の使用によってたとえ廃液吸収材における廃液の浸透性が低下した場合においても、廃液を確実に廃液吸収材に保持させることが可能となる。
【0075】
さらに、各分岐経路を介して送出される廃液が、複数の各廃液タンク内にそれぞれ排出されるように構成される場合においては、分岐部から分岐経路端部の排出口までに至る長さ、またはその内径を選択することで、分岐経路における互いの流路抵抗を調節することができ、これに合わせて廃液タンクの容量を異ならせることにより、廃液の受容量を合理的に設定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット式記録装置の基本構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す記録装置におけるインクの供給経路および廃液の送出経路を示した一部断面図である。
【図3】図2に示した廃液排出経路を採用して廃液を廃液タンクに排出させるようにした第1の実施の形態を示した一部断面図である。
【図4】同じく、第2の実施の形態を示した一部断面図である。
【図5】同じく、第3の実施の形態を示した一部断面図である。
【図6】同じく、第4の実施の形態を示した一部断面図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ
2 キャリッジモータ
3 タイミングベルト
6 記録用紙
7 ブラックインクカートリッジ
8 カラーインクカートリッジ
9 キャッピング手段
10 吸引ポンプ(チューブポンプ)
11 ワイピング部材
20 記録ヘッド
20a ヘッドケース
20b ノズルプレート
20c ノズル開口
20d アクチェータ
21 インク供給針
22 チューブ
24 分岐部(分岐ユニット)
25 第1分岐経路(チューブ)
25a 排出口
26 第2分岐経路(チューブ)
26a 排出口
27 廃液タンク
27A 第1廃液タンク
27B 第2廃液タンク
28 廃液吸収材
28A 第1廃液吸収材
28B 第2廃液吸収材

Claims (2)

  1. 印刷データに基づいてノズル開口からインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル形成面を封止し吸引ポンプからの負圧を受けて前記記録ヘッドのノズル開口よりインクを吸引排出させるキャッピング手段と、前記吸引ポンプの駆動により前記キャッピング手段から排出されたインクを収容する複数の廃液タンクが具備され、前記吸引ポンプから廃液タンクに至る廃液送出経路が、分岐部を介して複数の分岐経路に分岐され、前記各分岐経路を介して廃液を複数の廃液タンクにそれぞれ排出するように構成したインクジェット式記録装置であって、
    前記複数の廃液タンク内に収納された廃液吸収材が同じ素材からなり、前記各分岐経路を構成する廃液チューブの内径が同一でかつ長さが異なると共に、より短く構成された分岐経路に対応する廃液タンクの容量が、他の廃液タンクの容量に比較して大きな容量に構成されてなるインクジェット式記録装置。
  2. 印刷データに基づいてノズル開口からインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル形成面を封止し吸引ポンプからの負圧を受けて前記記録ヘッドのノズル開口よりインクを吸引排出させるキャッピング手段と、前記吸引ポンプの駆動により前記キャッピング手段から排出されたインクを収容する複数の廃液タンクが具備され、前記吸引ポンプから廃液タンクに至る廃液送出経路が、分岐部を介して複数の分岐経路に分岐され、前記各分岐経路を介して廃液を複数の廃液タンクにそれぞれ排出するように構成したインクジェット式記録装置であって、
    前記複数の廃液タンク内に収納された廃液吸収材が同じ素材からなり、前記各分岐経路を構成する廃液チューブの長さが同一でかつ内径が異なると共に、廃液チューブの内径がより太く構成された分岐経路に対応する廃液タンクの容量が、他の廃液タンクの容量に比較して大きな容量に構成されてなるインクジェット式記録装置。
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