JP6114438B1 - 排ガス処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排ガス処理装置において、比較的簡易な構成を採りながら、排ガスの浄化能力を可及的に向上させるとともに、浄化能力を長期間にわたって維持させる。【解決手段】バグフィルタ3は、下方に前記排ガスの導入口31aが設けられるとともに上方に浄化後の排ガスを排出する排出口31bが設けられるケース31と、ケース31内にその内部空間を下方空間31cと上方空間31dとに仕切るように設置される隔壁34と、下方空間31cに設けられかつ当該下方空間31cに導入された排ガスを上方空間31dに導きながら前記排ガスに含まれる煤塵を捕捉するろ布32と、上方空間31dにおいて当該上方空間31dに導入される排ガスが通過するように設置される活性炭素繊維フィルタ33とを含む。【選択図】図2

Description

本発明は、焼却炉から排出される排ガスを浄化するバグフィルタを備えた排ガス処理装置に関する。
従来、ごみの焼却炉から排出される排ガスを200℃以下に減温してから、この排ガスに含まれる煤塵、塩化水素(HCl)および硫黄酸化物(SOx)等の酸性成分、あるいはダイオキシン類および水銀等の有害物質を除去した後、煙突から大気中に排出させることが望まれている。
例えば特許文献1には、排ガスの流通方向に2つのバグフィルタを直列に設置した構成において、前記下流側バグフィルタの上流側の煙道に、前記酸性成分を中和するための薬剤(例えば消石灰等)や、ダイオキシン類および水銀などを除去するための活性炭を供給することが記載されている。
また、特許文献2には、ケース内に配置されるバグフィルタの筒状のろ布内にその上方から排ガスを導入し、このろ布の周面から径方向外向きに排ガスを通過させた後、さらにこの排ガスを前記ろ布の外周に囲むように設けられる筒状の活性炭フィルタに貫流させるようにすることが記載されている。
ところで、前記排ガスに含まれる水銀を除去するための先行技術として特許文献3がある。この特許文献3には、底部に希硫酸を貯留した浄化塔の上下方向の途中に、排ガスに含まれる水銀を吸着する活性炭素繊維槽を設置し、前記浄化塔に水銀を脱離させるための処理液または処理ガスを供給することにより前記活性炭素繊維から水銀を脱離させるようにした構成が記載されている。
また、特許文献4には、バグフィルタのろ布の上方に活性炭素繊維を含む吸着フィルタを配置することにより、前記ろ布で塵埃を除去した後の排ガスに含まれる有害成分[ダイオキシン類、コプラナーポリ塩化ビフェニル(PCB)、水銀ならびに臭気]を除去することが記載されている。
特開平8−224420号公報 特開平6−58524号公報 特開2006−35042号公報 特開2002−35523号公報
上記特許文献1では、2つのバグフィルタを用いている関係より、設置スペースの増加とイニシャルコストが嵩むことが懸念される。
上記特許文献2では、排ガスを前記筒状のろ布内にその上方から導入して、当該ろ布の周面を径方向外向きに通過させるようになっており、捕集したダストの排出が困難であり、また、外側からのパルスではろ布に付着したダストを均一には払落とせず、前記排ガスが前記ろ布の広域を通過せずに局部的な領域を通過するように偏りやすくなるなど、前記排ガスの浄化作用が不足することが懸念される。また、この特許文献2には他の実施例2,3が記載されているが、その構造が複雑でろ布と活性炭が一体であり、いずれかが寿命になるとフィルタを交換せねばならず、メインテナンスに手間とコストがかかることが懸念される。
上記特許文献3では、排ガスに含まれる水銀を吸着するためだけの構成になっていて、排ガスに含まれる煤塵や酸性成分を除去することができないので、それらを除去するための浄化装置が別途必要になるなど、イニシャルコストが嵩むことが懸念される。
上記特許文献4に示すバグフィルタは、塵埃を除去するためのものであり、また、吸着フィルタは微量のダイオキシン類等の有害成分を除去するだけであるから、塩化水素、硫黄酸化物、窒素酸化物については別の除去装置で除去する必要があり、スペースやイニシャルコストが嵩むことが懸念される。
このような事情に鑑み、本発明は、焼却炉から排出される排ガスを浄化するバグフィルタを備えた排ガス処理装置において、比較的簡易な構成を採りながら、前記排ガスの浄化能力を可及的に向上させるとともに、浄化能力を長期間にわたって維持させることを目的としている。
本発明に係る排ガス処理装置は、焼却炉から排出される排ガスを浄化するバグフィルタと、前記排ガスに含まれる酸性成分を中和するための薬剤を前記バグフィルタに供給するための薬剤供給装置と、前記ろ布を清掃するための払落し装置とを備え、前記バグフィルタは、下方に前記排ガスの導入口が設けられるとともに上方に浄化後の排ガスを排出する排出口が設けられるケースと、前記ケース内にその内部空間を下方空間と上方空間とに仕切るように設置される隔壁と、前記下方空間に設けられかつ当該下方空間に導入された排ガスを前記上方空間に導きながら前記排ガスに含まれる煤塵を捕捉するろ布と、前記上方空間において当該上方空間に導入される排ガスが通過するように設置される活性炭素繊維フィルタとを含み、前記ケースの上方空間には、前記ろ布を通過した排ガスを、前記活性炭素繊維フィルタを上向きに貫流させずに前記排出口に向かわせる短絡流路と、前記活性炭素繊維フィルタを上向きに貫流させてから前記排出口に向かわせる迂回流路とを選択的に確保する流路切り替え装置が設けられている、ことを特徴としている。
この構成では、前記ケースの導入口から前記下方空間に導入される排ガスに含まれる煤塵が前記ろ布に捕捉された後、前記上方空間に通過した排ガスに含まれる窒素酸化物、ダイオキシン類、コプラナーポリ塩化ビフェニル(PCB)、水銀ならびに臭気等の有害物質が前記活性炭素繊維フィルタで吸着、除去されるようになる。
これにより、前記バグフィルタの排出口から排出される排ガスは、高いレベルで浄化されていることになる。
また、前記薬剤供給装置により薬剤をバグフィルタに供給すれば、当該バグフィルタのろ布に前記薬剤の反応層が形成されることになって、当該反応層により前記排ガスに含まれる塩化水素および硫黄酸化物等の酸性成分が中和されることになる。
そして、前記バグフィルタによるろ過運転時間が所定時間経過した場合、前記バグフィルタのろ布を前記払落し装置で清掃すれば、当該ろ布による浄化能力を再生することが可能になる。
そして、前記流路切り替え装置は、前記活性炭素繊維フィルタの個々の下面側に設置される複数の入口側切替弁と、前記上方空間と前記排出口との間に設置される出口側切替弁と、前記複数の入口側切替弁および前記出口側切替弁を開閉駆動する駆動部と、この駆動部の動作を制御する制御部等を含む、構成とすることが好ましい。
また、前記制御部は、前記排出口の手前における排ガス中の水銀の濃度および窒素酸化物の濃度が共にそれぞれに設定される閾値未満であると判断した場合に、前記複数の入口側切替弁および前記出口側切替弁を閉塞させるように前記駆動部を制御することにより前記短絡流路を確保する一方、前記排出口の手前における排ガス中の水銀の濃度および窒素酸化物の濃度の少なくともいずれか一方がそれぞれに設定される閾値以上であると判断した場合に、前記複数の入口側切替弁および前記出口側切替弁を開放させるように前記駆動部を制御することにより前記迂回流路を確保する、構成とすることが好ましい。
この構成では、前記流路切り替え装置でもって、前記バグフィルタのろ布を通過した排ガスを前記活性炭素繊維フィルタに必要に応じて貫流させるようにしていて、常に前記活性炭素繊維フィルタに貫流させるようにしていないので、当該活性炭素繊維フィルタを再生するための処理を行う頻度を少なくすることが可能になる。これにより、活性炭素繊維フィルタの浄化能力、ひいては前記バグフィルタの浄化能力を長期間にわたって維持させることが可能になる、と言える。
また、前記活性炭素繊維フィルタは、フェルト状の活性炭素繊維がプリーツ状(山谷形状)に折り加工されている、構成とすることが好ましい。この特定により、前記活性炭素繊維フィルタは、ガスの通過断面積が平面に対し2倍以上にされることになる。
さらに、前記活性炭素繊維フィルタは、石炭ピッチ系の活性炭素繊維あるいはPAN(ポリアクリロニトリル)系の活性炭素繊維を原料としたものである、構成とすることが好ましい。
本発明に係る排ガス処理装置は、比較的簡易な構成を採りながら、前記排ガスの浄化能力を可及的に向上することが可能になる。
本発明に係る排ガス処理装置の一実施形態の構成を模式的に示す構成図である。 図1のバグフィルタの内部を示す図であって、入口側切替弁および出口側切替弁を共に閉塞した状態を示している。 図1のバグフィルタの内部を示す図であって、入口側切替弁および出口側切替弁を共に開放した状態を示している。 図2および図3の活性炭素繊維フィルタの平面図である。 図4の活性炭素繊維フィルタの断面図である。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1から図5に、本発明の一実施形態を示している。図示例の排ガス処理装置は、ごみ焼却炉1、冷却装置2、バグフィルタ3、誘引通風機4、煙突5、薬剤供給装置6、払落し装置7等を備えている。
ごみ焼却炉1は、例えば図示しない産業廃棄物や所定梱包に入れられた感染性医療廃棄物等のごみを燃焼するものであり、焼却炉の型式は問わない。
冷却装置2は、詳細に図示していないが、ごみ焼却炉1から排出される高温の排ガスを例えば220℃程度に降温するボイラや、冷却装置2で降温された排ガスをさらに概ね200℃以下に減温する減温塔等を有している。
バグフィルタ3は、冷却装置2で減温された排ガスを浄化するものであって、図2および図3に示すように、ケース31、ろ布32、活性炭素繊維フィルタ33等を含む構成になっている。
ケース31は、下方に排ガスの導入口31aが設けられるとともに、上方に浄化後のガスを排出する排出口31bが設けられている。このケース31内には、その内部空間を下方空間31cと上方空間31dとに仕切るように隔壁34が設置されている。
ろ布32は、下方空間31cに導入された排ガスを上方空間31dに導きながら前記排ガスに含まれる煤塵等を捕捉するものであって、ケース31の下方空間31cにおいて横方向(径方向)に並ぶように多数設けられている。
このろ布32は、ケース31の上下方向に沿うような筒状に形成されており、その上端が開口されていて、下端が閉塞されている。このろ布32は、その上端の開口が隔壁34を貫通して上方空間31dに向けて開放するように配置されている。このろ布32は、織布または不織布等の基材で形成される。
活性炭素繊維フィルタ33は、例えばActivated Carbon Fibers(ACF)と呼ばれるものであって、前記排ガスに含まれる窒素酸化物、ダイオキシン類、コプラナーポリ塩化ビフェニル(PCB)、水銀ならびに臭気等の有害物質を吸着して除去する能力に優れている。
この活性炭素繊維フィルタ33は、例えば図4および図5に示すように、金属製のフレーム33aに活性炭素繊維フェルト33bを組み付けた構成になっている。
活性炭素繊維フェルト33bは、浄化能力を高め、かつ、排ガスの通過圧力損失を低減するために、プリーツ状(山谷形状)に折り加工することによって、ガスの通過断面積を平面に対し2倍以上に増加させることが好ましい。
なお、活性炭素繊維フェルト33bをプリーツ状に折り加工するには、図5に示すように、アルミニウム等の金属製のラス網33c(太実線で記載)で活性炭素繊維フェルト33bを挟み込み、その強度を利用して折り加工するとともに、金属製のセパレーター33dを活性炭素繊維フェルト33bと交互に折り加工することが考えられる。このように、ラス網33cとセパレーター33dとの両方を用いる形態のみに限定されず、それらのいずれか一方を用いる形態とすることも可能である。
さらに、前記活性炭素繊維フィルタ33は、水銀の除去能力を高めるために、石炭ピッチ系の活性炭素繊維あるいはPAN(ポリアクリロニトリル)系の活性炭素繊維を原料とし、これを不活性雰囲気(窒素、アルゴン等)中において800℃〜1100℃でアニール処理することによって得られる、構成とすることが好ましい。表1に、アニール処理の効果を示す。
Figure 0006114438
このような構成の活性炭素繊維フィルタ33は、ケース31の上方空間31d内に当該上方空間31dを排ガスの流通方向の上流側と下流側とを仕切るように、設置されている。この実施形態では、ケース31に取り付けられる支持部材35に、5つの活性炭素繊維フィルタ33が隣り合わせに並べられた状態で取り付けられている。但し、活性炭素繊維フィルタ33は、ケース31の大きさに応じて、5の倍数個、あるいは任意の数とすることが可能である。
ケース31の上方空間31dには、流路切り替え装置10が設けられている。この流路切り替え装置10は、短絡流路(図2の実線矢印100参照)と、迂回流路(図3の実線矢印200参照)とを選択的に確保するものであって、複数の入口側切替弁11a〜11e、出口側切替弁12、複数の駆動部としての電動モータ13a〜13f、制御部14等を備えている。
前記短絡流路100は、ろ布32を通過した排ガスを、活性炭素繊維フィルタ33を上向きに貫流させずに排出口31bに向かわせる流路である。また、前記迂回流路200は、活性炭素繊維フィルタ33を上向きに貫流させてから排出口31bに向かわせる流路である。
複数の入口側切替弁11a〜11eは、活性炭素繊維フィルタ33の個々の下面側に設置されている。
出口側切替弁12は、上方空間31dと排出口31bとの間に設置されている。複数の電動モータ13a〜13fは、複数の入口側切替弁11a〜11eおよび出口側切替弁12を個別に開閉するものである。
制御部14は、排出口31bの手前における排ガス中の水銀の濃度を検出するための第1センサ15と、排出口31bの手前における排ガス中の窒素酸化物の濃度を検出するための第2センサ16とから入力される情報に基づいて複数の入口側切替弁11a〜11eおよび出口側切替弁12を個別に開閉するように電動モータ13a〜13fの動作を制御する。
具体的に、第1、第2センサ15,16は、排出口31bの手前に配置されており、水銀の濃度および窒素酸化物の濃度を連続で計測するようになっている。
制御部14は、第1、第2センサ15,16から入力される水銀の濃度および窒素酸化物の濃度が共にそれぞれに設定される閾値未満であると判断した場合に、複数の入口側切替弁11a〜11eおよび出口側切替弁12を閉塞させるように電動モータ13a〜13fの動作を制御することにより前記短絡流路100を確保する一方、第1、第2センサ15,16から入力される水銀の濃度および窒素酸化物の濃度の少なくともいずれか一方がそれぞれに設定される閾値以上であると判断した場合に、複数の入口側切替弁11a〜11eおよび出口側切替弁12を開放させるように電動モータ13a〜13fの動作を制御することにより前記迂回流路200を確保する処理を実行する。
ここで、複数の入口側切替弁11a〜11eおよび出口側切替弁12を閉塞させることによって短絡流路100を確保した場合には、ろ布32を通過して上方空間31dに導かれた排ガスが活性炭素繊維フィルタ33を貫流せずに排出口31bへ向けて流れるようになる。一方、複数の入口側切替弁11a〜11eおよび出口側切替弁12を開放させることによって迂回流路200を確保した場合には、ろ布32を通過して上方空間31dに導かれた排ガスが活性炭素繊維フィルタ33を貫流してから排出口31bへ向けて流れるようになる。
誘引通風機4は、バグフィルタ3内の排ガスを吸引して、煙突5から大気中に放出させるものである。
薬剤供給装置6は、バグフィルタ3の上流側の排ガス通路に排ガスに含まれる酸性成分(塩化水素および硫黄酸化物等)を中和するための薬剤(例えば消石灰等)を供給することにより、バグフィルタ3のろ布32に前記薬剤の反応層を形成するために設けられている。これにより、前記薬剤の反応層に排ガスが触れることによって排ガスに含まれる酸性成分が中和されることになる。
払落し装置7は、バグフィルタ3内のろ布32を清掃するためのものであって、図2に示すように、圧縮空気供給源71、弁72、パルス管73等を備えている。
圧縮空気供給源71は、バグフィルタ3のろ布32を清掃するために用いる圧縮空気を発生するものである。弁72は、圧縮空気供給源71で発生する圧縮空気をバグフィルタ3に供給する量ならびに供給時間を制御するものである。パルス管73は、ろ布32における上端の開口の近傍に設置されている。
この払落し装置7による払落し動作としては、圧縮空気供給源71を所定時間作動させるとともに弁72を所定タイミングで開閉作動させて、パルス管73からバグフィルタ3のろ布32へ向けて圧縮空気をパルス的にジェット噴射することにより、ろ布32に付着している薬剤の反応層や捕捉した煤塵等の物質を払い落とし、ろ布32による浄化能力を再生するようにしている。
ところで、バグフィルタ3によるろ過運転時間が所定時間経過した場合に、バグフィルタ3のろ布32を払落し装置7により清掃する処理(払落し処理)を行ってから、前記薬剤を所定ろ過時間分まとめてバグフィルタ3に供給することにより、ろ布32に一定厚さの薬剤の反応層を形成する処理(プレコート処理)を行うことが可能である。その他には、バグフィルタ3の上流側の排ガス通路に薬剤供給装置6から前記薬剤を所定量ずつ連続的に供給する処理(連続吹き込み処理)を行うことが可能である。
このような構成の排ガス処理装置では、焼却炉1から排出される排ガスが冷却装置2で冷却された後、誘引通風機4によりバグフィルタ3内に導入されることになるが、このバグフィルタ3には、その下方に設置される導入口31aからケース31の下方空間31c内に排ガスが導入される。
この下方空間31c内に導入された排ガスは、各ろ布32内を上向きに流れるとともに、当該各ろ布32を径方向に通過することになるので、各ろ布32の内周面および外周面の広域に触れるようになる。そして、各ろ布32内を上向きに流れる排ガスが上方空間31dに入ると、活性炭素繊維フィルタ33を通過してから排出口31bから排出されることになる。
ここで、ろ布32には主として排ガスに含まれる煤塵が捕捉され、また、このろ布32に付着している薬剤の反応層により排ガスに含まれる酸性成分が中和されるので、上方空間31dに到達する排ガスは十分に浄化されたレベルになる。このことから、上方空間31dを、クリーンルームと呼ぶことがある。
このようにしてバグフィルタ3内で排ガスが浄化されるが、制御部14が、第1、第2センサ15,16の検出情報に基づいて排出口31bの手前を流通する排ガス中の水銀の濃度および窒素酸化物の濃度の少なくともいずれか一方がそれぞれに設定される閾値以上であると判断した場合には、複数の入口側切替弁11a〜11eおよび出口側切替弁12を開放させることにより図3に示すような迂回流路200を確保する。
これにより、下方空間31cで浄化されて上方空間31dに導入された排ガスが活性炭素繊維フィルタ33を貫流することになるので、当該排ガスに含まれる窒素酸化物、ダイオキシン類、コプラナーポリ塩化ビフェニル(PCB)、水銀ならびに臭気等の有害物質が活性炭素繊維フィルタ33に吸着されて除去されることになるとともに、当該排ガスに残存する僅かな煤塵も捕捉されるようになる。
そのため、排出口31bの手前を流通する排ガス中の水銀の濃度および窒素酸化物の濃度が共に低下するが、第1、第2センサ15,16の検出情報に基づいて排出口31bの手前を流通する排ガス中の水銀の濃度および窒素酸化物の濃度が共にそれぞれに設定される閾値未満であると制御部14が判断すると、複数の入口側切替弁11a〜11eおよび出口側切替弁12を閉塞させることにより図2に示すような短絡流路100を確保する。
これにより、下方空間31cで浄化されて上方空間31dに導入された排ガスが活性炭素繊維フィルタ33を貫流せずに排出口31bから排出されることになる。このような結果、煙突5から大気に放出される排ガスが高いレベルで浄化されていることになる。
以上説明したように本発明を適用した実施形態によれば、バグフィルタ3の上方空間31dに活性炭素繊維フィルタ33を設置しただけの比較的簡易な構成でありながら、排ガスの浄化能力を従来例に比べて可及的に向上することが可能になる。
なお、バグフィルタ3には、一般に上方空間31dが設けられているので、活性炭素繊維フィルタ33の設置空間をわざわざ確保する必要が無い。つまり、バグフィルタ3に活性炭素繊維フィルタ33を設置するにあたって、バグフィルタ3を新たに設計変更する必要が無いという点で有利である。
また、活性炭素繊維フィルタ33は、例えばグラスウールと同等の吸音性を有しているために、例えばバグフィルタ3のろ布32を払落し装置7で払落す際に、パルス管73の振動、騒音を吸収して抑制することが可能になる。
さらに、活性炭素繊維フィルタ33は、例えば排ガス処理装置の定期点検時などにおいてバグフィルタ3から取り外して、水洗い、酸洗浄することが可能になっている。つまり、ここで用いる活性炭素繊維フィルタ33は、その浄化能力を再生して繰り返し使用することが可能になっており、ランニングコストを軽減するうえで有利になっている。
特に、この実施形態では、流路切り替え装置10でもって、バグフィルタ3のろ布32を通過した排ガスを活性炭素繊維フィルタ33に必要に応じて貫流させるようにしていて、常に活性炭素繊維フィルタ33に貫流させるようにしていないので、上記した活性炭素繊維フィルタ33の再生処理を行う頻度を少なくすることが可能になる。これにより、活性炭素繊維フィルタ33の浄化能力、ひいてはバグフィルタ3の浄化能力を長期間にわたって維持させることが可能になる、と言える。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲内で適宜に変更することが可能である。
(1)上記実施形態では、薬剤供給装置6により供給する薬剤を消石灰等とした例を挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではない。例えば前記薬剤としては、消石灰と、粒状または粉末状の活性炭との両方にすることが可能である。
前記粒状または粉末状の活性炭をバグフィルタ3の上流側の排ガス通路に供給することによってバグフィルタ3のろ布32に付着させるようにした場合には、排ガスに含まれる窒素酸化物、ダイオキシン類、コプラナーポリ塩化ビフェニル(PCB)、水銀ならびに臭気等の有害物質をろ布32に吸着、除去することが可能になる。これにより、活性炭素繊維フィルタ33を用いることとの相乗作用により排ガスの浄化能力がさらに向上する結果になる。
(2)上記実施形態に示す排ガス処理装置に、焼却炉1に尿素水あるいはアンモニアガスを噴霧するための構成を備えることが可能である。
その場合、焼却炉1から排出される排ガスに窒素酸化物が含まれる量を軽減することが可能になる。しかも、上記実施形態の場合、焼却炉1からバグフィルタ3にアンモニア成分がリークしたとしても、このアンモニア成分はバグフィルタ3内の活性炭素繊維フィルタ33により吸着、除去されるようになるので、アンモニア成分の大気放出を抑制または防止することが可能になる。
(3)上記実施形態に示す流路切り替え装置10は、複数の入口側切替弁11a〜11eおよび出口側切替弁12をそれぞれに対応する電動モータ13a〜13fで個別に開閉するように構成した例を挙げているが、当該各切替弁の駆動装置を電動モータとせずにエアシリンダとすることが可能である。また、例えば複数の入口側切替弁11a〜11eおよび出口側切替弁12を単一の電動モータあるいはエアシリンダで開閉するように構成することが可能である。
(4)上記実施形態に示す流路切り替え装置10は、制御部14が、第1、第2センサ15,16から入力される水銀の濃度または窒素酸化物の濃度の少なくともいずれか一方がそれぞれに設定される閾値以上であると判断した場合に、複数の入口側切替弁11a〜11eおよび出口側切替弁12をすべて開放させるように電動モータ13a〜13fの動作を制御するように構成した例を挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではない。
まず、例えば第1、第2センサ15,16から入力される水銀の濃度または窒素酸化物の濃度の少なくともいずれか一方がそれぞれに設定される第1閾値以上である場合に複数の入口側切替弁11a〜11eおよび出口側切替弁12のすべてを開放し、また、前記第1閾値未満でかつ前記第1閾値よりも低く設定される第2閾値以上である場合に複数の入口側切替弁11a〜11eのうちの所定数と出口側切替弁12とを開放し、さらに、前記第2閾値未満である場合に複数の入口側切替弁11a〜11eおよび出口側切替弁12のすべてを閉塞するような形態にすることが可能である。
また、特に活性炭素繊維フィルタ33および入口側切替弁を3つ(あるいはそれ以上)とする場合においては、第1、第2センサ15,16から入力される水銀の濃度または窒素酸化物の濃度の少なくともいずれか一方がそれぞれに設定される第1閾値以上である場合に3つの入口側切替弁11a〜11eおよび出口側切替弁12のすべてを開放し、また、前記第1閾値未満でかつ前記第1閾値よりも低く設定される第2閾値以上である場合に3つの入口側切替弁11a〜11eのうちの2つと出口側切替弁12とを開放し、さらに、前記第2閾値未満である場合に3つの入口側切替弁11a〜11eのうちの1つと出口側切替弁12とを開放し、さらに、前記第2閾値よりも低く設定される第3閾値未満である場合に複数の入口側切替弁11a〜11eおよび出口側切替弁12のすべてを閉塞するような形態にすることが可能である。
本発明は、焼却炉から排出される排ガスを浄化するバグフィルタを備えた排ガス処理装置に好適に利用することが可能である。
1 焼却炉
2 冷却装置
3 バグフィルタ
31 ケース
31a 導入口
31b 排出口
31c 下方空間
31d 上方空間
32 ろ布
33 活性炭素繊維フィルタ
34 隔壁
4 誘引通風機
5 煙突
6 薬剤供給装置
7 払落し装置
10 流路切り替え装置
11a〜11e 入口側切替弁
12 出口側切替弁
13a〜13f 電動モータ
14 制御部
15 第1センサ
16 第2センサ
100 短絡流路
200 迂回流路

Claims (5)

  1. 焼却炉から排出される排ガスを浄化するバグフィルタと、前記排ガスに含まれる酸性成分を中和するための薬剤を前記バグフィルタに供給するための薬剤供給装置と、
    前記ろ布を清掃するための払落し装置とを備え、
    前記バグフィルタは、下方に前記排ガスの導入口が設けられるとともに上方に浄化後の排ガスを排出する排出口が設けられるケースと、
    前記ケース内にその内部空間を下方空間と上方空間とに仕切るように設置される隔壁と、
    前記下方空間に設けられかつ当該下方空間に導入された排ガスを前記上方空間に導きながら前記排ガスに含まれる煤塵を捕捉するろ布と、
    前記上方空間において当該上方空間に導入される排ガスが通過するように設置される活性炭素繊維フィルタとを含み、
    前記ケースの上方空間には、前記ろ布を通過した排ガスを、前記活性炭素繊維フィルタを上向きに貫流させずに前記排出口に向かわせる短絡流路と、前記活性炭素繊維フィルタを上向きに貫流させてから前記排出口に向かわせる迂回流路とを選択的に確保する流路切り替え装置が設けられている、ことを特徴とする排ガス処理装置。
  2. 請求項1に記載の排ガス処理装置において、
    前記流路切り替え装置は、前記活性炭素繊維フィルタの個々の下面側に設置される複数の入口側切替弁と、前記上方空間と前記排出口との間に設置される出口側切替弁と、前記複数の入口側切替弁および前記出口側切替弁を開閉駆動する駆動部と、この駆動部の動作を制御する制御部等を含む、ことを特徴とする排ガス処理装置。
  3. 請求項2に記載の排ガス処理装置において、
    前記制御部は、前記排出口の手前における排ガス中の水銀の濃度および窒素酸化物の濃度が共にそれぞれに設定される閾値未満であると判断した場合に、前記複数の入口側切替弁および前記出口側切替弁を閉塞させるように前記駆動部を制御することにより前記短絡流路を確保する一方、
    前記排出口の手前における排ガス中の水銀の濃度および窒素酸化物の濃度の少なくともいずれか一方がそれぞれに設定される閾値以上であると判断した場合に、前記複数の入口側切替弁および前記出口側切替弁を開放させるように前記駆動部を制御することにより前記迂回流路を確保する、ことを特徴とする排ガス処理装置。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載の排ガス処理装置において、
    前記活性炭素繊維フィルタは、フェルト状の活性炭素繊維がプリーツ状(山谷形状)に折り加工されている、ことを特徴とする排ガス処理装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の排ガス処理装置において、
    前記活性炭素繊維フィルタは、石炭ピッチ系の活性炭素繊維あるいはPAN(ポリアクリロニトリル)系の活性炭素繊維を原料としたものである、ことを特徴とする排ガス処理装置。
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