JP7007653B2 - バグフィルタ、添着活性炭素繊維ユニットを再生する方法及び排ガス処理システム - Google Patents

バグフィルタ、添着活性炭素繊維ユニットを再生する方法及び排ガス処理システム Download PDF

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Description

本発明は、バグフィルタ、添着活性炭素繊維ユニットの再生方法及び排ガス処理システムに関し、特に、廃棄物を焼却した際に発生する排ガス中に含まれる水銀を確実に吸着除去するための技術に関する。
従来、ごみの焼却炉から排出される排ガスを処理するに際し、まず200℃以下に減温してから、排ガス中に含有される煤塵、塩化水素及び硫黄酸化物等の酸性成分、及び、ダイオキシン類及び水銀等の有害物質を除去した後、煙突から大気中に放出する。
排ガスに含有される水銀を除去するための技術としては、特許文献1に示されるような、水銀を含む排ガス中に、水銀吸着剤として機能する活性炭を投入する技術が知られている(特許文献1)。また、添着物のない通常活性炭層と添着活性炭層を内蔵した吸着塔を使用して水銀を除去する技術(特許文献2)や、活性炭素繊維の両面を有機繊維で挟持したフィルタを用いて浄化する技術(特許文献3)が提案されている。
特開2014-213308号公報 特開2016-185510号公報 特開2002-102652号公報
特許文献1に開示された技術によると、水銀を含む排ガス中に、吸着剤として機能する活性炭を投入し、水銀を吸着した活性炭をバグフィルタ等のろ過式集塵装置によって捕集することによって、排ガス中に含まれる水銀を除去することができる。このとき、ろ過式集塵装置の下流側に水銀濃度検出装置を備え、水銀濃度が所定値を超過した場合のみに活性炭を排ガス中に投入することで、消費する活性炭の量を削減することができる。しかしながら、ろ過式集塵装置の下流側で水銀濃度を検出し、検出結果に基づいてろ過式集塵装置の上流側に活性炭を投入する構成となっているため、濃度の検出と活性炭の投入との間に時間遅れが発生し、急激な水銀濃度の上昇に対応できないという課題があった。また、一時的に水銀濃度が上昇した場合であっても、活性炭を供給するため、無駄な活性炭を投入する原因となっていた。さらに、水銀を吸着した活性炭は集じん灰として排出されるため、水銀を含んだまま最終処分場に搬出されてしまうという問題があった。
一方、特許文献2に開示された技術によると、活性炭の充填層にガスを通過させるため、活性炭量を制御する必要はなく、水銀吸着能のある添着活性炭素繊維と排ガスの接触が十分に行われ、水銀を確実に除去することができる。しかしながら、排ガスが活性炭の充填層を通過する際の圧力損失が大きいため、排ガスを誘引するために大きな動力が必要になる。また、特許文献2に開示された技術は水銀等を吸着するための吸着塔に関する技術であり、通常の機器に加え、活性炭を充填した吸着塔を設置する必要があり、その設置スペースを確保する必要があった。また、ハンドリング中あるいは劣化に伴い微粉砕した活性炭が排ガス中に飛散して煙突から排出される危険性があった。
また、特許文献3に開示された技術によると、有機繊維で挟持した活性炭素繊維に排ガスを通過させることにより、ダイオキシン類等のガス状有害物質を吸着除去することはできるものの、水銀の吸着能力は低く、水銀を確実に除去することは困難であった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、追加の動力や設置スペースを確保することなく、焼却炉排ガス中に含まれる水銀を確実に吸着除去することができ、しかも、水銀を最終処分場に搬出することのないバグフィルタ、添着活性炭素繊維ユニットの再生方法及び排ガス処理システムを提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
第1の特徴に係る発明は、ごみ焼却炉から排出された排ガスの導入口と排出口とを有、導入口から導入された前記排ガス中に含まれる煤塵及び有害成分を捕捉するろ布と、排ガス流れ方向において前記ろ布の下流側に配設され、水銀吸着能を有する添着物を担持した添着活性炭素繊維ユニットとを備え、排ガス流れ方向に対して略垂直に複数個の添着活性炭素繊維ユニットを着脱可能に配設したバグフィルタであって使用後、添着活性炭素繊維ユニットを取り外し、還元雰囲気下で600~800℃に加熱することで水銀及び添着物を脱離し、加熱された前記添着活性炭素繊維ユニットに添着物を担持させ再生し、再び取り付けて使用する活性炭素繊維ユニットを備えた、バグフィルタである
第1の特徴に係る発明によれば、ろ布によって煤塵及び有害成分を捕捉することができることに加えろ布の下流側に添着活性炭素繊維を備えることにより、新たな設置スペースを用意することなく、水銀を吸着することが可能な活性炭素繊維を配設することができる。しかも、活性炭素繊維に水銀吸着能を有する添着物を担持させることにより、水銀を吸着する能力を高めることができ、少ない設置スペースでありながら確実な水銀の除去が可能になるという、相反する効果を得ることができる。
また、添着活性炭素繊維をユニット化することにより、ケーシングの大きさに合わせた添着活性炭素繊維の設置が容易となり、様々な大きさのバグフィルタに対応することができる。また、添着活性炭素ユニット同士の互換性が確保され、コストダウンが図れると共に在庫管理により納期を短縮できる。また、添着活性炭素繊維ユニットを着脱可能としたことにより、長期間の使用によって吸着能が衰えた際の交換が容易となる。
さらに、活性炭素繊維ユニットを還元雰囲気下で加熱することにより、活性炭素繊維を焼損させることなく、添着物と水銀のみを脱着させることができる。
そして、添着物と水銀を脱着させた後、添着物を担持させることにより、水銀吸着能を再生することができる。このようにして水銀吸着能を再生することができるため、水銀を最終処分場に搬出することがない。また、添着活性炭素繊維ユニットごとに着脱して水銀吸着能を再生することが可能であるため、排ガスの流れに偏りがあった場合に、吸着能の衰えが著しいユニットのみを取り外して再生することができ、余計な作業の発生を抑制して効率の良い運用が可能となる。
第2の特徴に係る発明は、第1の特徴に係る発明であって、添着物として、ヨウ素又は硫黄の化合物を用いる。
第2の特徴に係る発明によれば、添着物としてヨウ素又は硫黄の化合物を用いることにより、選択的に水銀を吸着する効果を高めることができる。
第3の特徴に係る発明は、第1又は第2の特徴に係る発明であって、バグフィルタの上流側の排ガス中に活性炭を吹き込む活性炭吹込み手段、又は、ろ布に活性炭を付着させる活性炭付着手段を備える。
第3の特徴に係る発明によれば、排ガス中に活性炭を吹き込むか、あるいは、ろ布に活性炭を付着させることにより、添着活性炭素繊維の前段において水銀を一次除去することができる。そのため、排ガスに含まれる水銀の量が多くても、排ガス中の活性炭又はろ布に付着させた活性炭と、添着活性炭素繊維とを用いて、確実に水銀を吸着除去することができる。
の特徴に係る発明は、第1~3のいずれかの特徴に係る発明であって、添着活性炭素繊維ユニットを排ガス流れ方向に複数段配設した。
の特徴に係る発明によれば、排ガス流れ方向に複数段の添着活性炭素繊維ユニットを配設することにより、水銀吸着能を高めることができる。つまり、単段では処理しきれない量の水銀が含まれていたとしても、複数段の添着活性炭素繊維ユニットを用いて、確実に吸着除去することができる。
の特徴に係る発明は、第の特徴に係る発明であって、排ガス中に含まれる水銀の量に応じて添着活性炭素繊維ユニットを配設する段数を増減する。
の特徴に係る発明によれば、水銀の含有量に応じて柔軟に吸着能の増減が可能となり、添着活性炭素繊維の必要最低限の使用が可能となるため、水銀吸着能の劣化を抑制しつつも、確実に吸着除去することが可能なバグフィルタを提供できる。
の特徴に係る発明は、第又は第の特徴に係る発明であって、添着活性炭素繊維ユニットの別段に、水銀とは異なる有害物質を選択的に吸着する炭素繊維ユニットを配設した。
の特徴に係る発明によれば、水銀とは異なる有害物質を選択的に吸着する炭素繊維ユニットを配設することにより、水銀だけでなく、他の有害物質の吸着能を高め、種々の有害物質を吸着除去することが可能な高度排ガス処理システムを構築することが可能となる。
の特徴に係る発明は、第1~6のいずれかの特徴に係る発明の添着活性炭素繊維ユニットを再生する方法であって、取り外した添着活性炭素繊維ユニットを還元雰囲気下で600~800℃に加熱するステップ、加熱された前記添着活性炭素繊維ユニットに添着物を担持させるステップ、を有する。
の特徴に係る発明によれば、活性炭素繊維ユニットを還元雰囲気下で加熱することにより、活性炭素繊維を焼損させることなく、添着物と水銀のみを脱着させることができる。
また、添着物と水銀を脱着させた後、添着物を担持させることにより、水銀吸着能を再生することができる。このようにして水銀吸着能を再生することができるため、吸着した水銀を脱着してリサイクルすることで最終処分場への搬出量を軽減することが可能となる。また、添着活性炭素繊維ユニットごとに着脱して水銀吸着能を再生することが可能であるため、排ガスの流れに偏りがあった場合に、吸着能の衰えが著しいユニットのみを取り外して再生することができ、余計な作業の発生を抑制して効率の良い運用が可能となる。
の特徴に係る発明は、第1から第のいずれかの特徴に係る発明のバグフィルタと、バグフィルタの上流側に配設され、排ガス中に含まれる酸性成分を中和するための薬剤及び水銀吸着剤を排ガス中及びバグフィルタに供給する薬剤供給装置と、を備える排ガス処理システムである。
の特徴に係る発明によれば、バグフィルタの上流側に薬剤供給装置を備えるため、一つのバグフィルタで煤塵の除去、酸性成分の中和、水銀の吸着を実現できる高度排ガス処理が可能な排ガス処理システムを構築することができる。
本発明によれば、追加の動力や設置スペースを確保することなく、焼却炉排ガス中に含まれる水銀を確実に吸着除去することができ、しかも、水銀を最終処分場に搬出することのないバグフィルタ、バグフィルタの再生方法及び排ガス処理装置を提供できる。
図1は、本実施形態に係る排ガス処理システムを示す模式図である。 図2は、本実施形態に係るバグフィルタの内部構成を示す図であって、流路切換弁を開放した状態を示している。 図3は、本実施形態に係るバグフィルタの内部構成を示す図であって、流路切換弁を閉塞した状態を示している。 図4は、本実施形態に係るバグフィルタの再生方法を説明するためのフローチャートを示す図である。 図5は、変形例に係るバグフィルタの内部構成を示す図である。 図6は、変形例に係るバグフィルタの内部構成を示す図であって、複数の流路切換弁のうちの一つを開放した状態を示している。
以下、本発明を実施するための形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
[排ガス処理システムの構成]
図1を用いて、本実施形態に係る排ガス処理システムの構成を説明する。
図1に示すように、本実施形態の排ガス処理システムは、ごみ焼却炉1と、排熱回収ボイラやエコノマイザからなる熱回収装置2と、ガス冷却装置3と、バグフィルタ4と、誘引通風機5と、煙突6と、薬剤供給装置7と、バグフィルタ4の下流側に設けられた水銀濃度検出装置8と、制御装置9とによって構成される。
ごみ焼却炉1は、不定形の一般廃棄物や、産業廃棄物や、所定の形状を呈する梱包に入れられた感染性医療廃棄物等の廃棄物を焼却処理するものであり、ストーカ式、流動層式、竪型等、任意の形式の焼却炉が用いられる。
熱回収装置2は、ごみ焼却炉1で廃棄物を焼却処理した際に発生する高温の排ガスから熱を回収するものであり、例えば、蒸発器を備える排熱回収ボイラや、排熱回収ボイラの上流でボイラ給水を加熱するエコノマイザ等によって構成される。
ガス冷却装置3は、ごみ焼却炉1や熱回収装置2から排出された排ガスの温度をバグフィルタ4に供給可能な程度であって、「ごみ処理に係るダイオキシン類発生防止等ガイドライン」に記された200℃程度以下まで減温するものであり、その形式は問わない。
バグフィルタ4は、ガス冷却装置3で減温された排ガスをろ過することで、排ガス中に含まれる煤塵や有害成分を除去するものであって、図2及び図3に示すように、煤塵や有害成分をろ過するためのろ布41、水銀を吸着する機能を有する添着物を活性炭素繊維に担持した添着活性炭素繊維42、ろ布41及び添着活性炭素繊維42を収容するケーシング43を含む。バグフィルタ4の詳細については後述する。
誘引通風機5は、バグフィルタ4の下流に配設される通風機であり、バグフィルタ4で浄化された排ガスを吸引して、煙突6から排ガスを大気に放出するためのものである。
薬剤供給装置7は、排ガス中に含まれる塩化水素や硫黄酸化物等の酸性成分を中和するためのアルカリ薬剤、及び、排ガス中に含まれる水銀等の有害物質を吸着するための吸着剤を、排ガス中及びバグフィルタ4に供給するものであり、バグフィルタ4の上流側、好ましくはガス冷却装置3とバグフィルタ4の間の煙道に配設される。
本実施形態においては、アルカリ薬剤として消石灰、吸着剤として活性炭が使用される。特に、水銀吸着剤として活性炭を使用することにより、比較的入手しやすい吸着剤を使用して効果的に水銀を処理することが可能となる。なお、使用する薬剤及び水銀吸着剤の種類は、これに限ったものではない。
そして、本実施形態においては、薬剤供給装置7から排ガス煙道を介してバグフィルタ4内にアルカリ薬剤及び吸着剤を所定時間にわたって供給することで、バグフィルタ4のろ布41の表面に所定厚さの薬剤及び吸着剤のプレコート層を形成するプレコート処理を行っている。
このようにして、薬剤供給装置7は、本発明における活性炭吹込み手段及び活性炭付着手段として機能する。
水銀濃度検出装置8は、バグフィルタ4の下流側に設置され、吸着剤及び添着活性炭素繊維42によって吸着された後の水銀濃度を連続的に検出するよう構成される。
制御装置9は、水銀濃度検出装置8によって検出された水銀濃度に基づいて、後述する流路切換手段45の切り換えや、薬剤供給装置7からのアルカリ薬剤及び吸着剤の供給を制御する。
なお、本実施形態においては、水銀濃度検出装置8をバグフィルタ4の下流側に設置するようにしたが、水銀濃度検出装置8をバグフィルタ4の上流側に設置しても良い。
〔バグフィルタ4〕
次に、図2及び図3を用いて、本実施形態におけるバグフィルタ4について説明する。図2は、本実施形態に係るバグフィルタ4の内部構成を示す図であって、後述する流路切換手段45を開放した状態を示すものであり、図3は、流路切換手段45を閉塞した状態を示すものである。
バグフィルタ4は、冷却装置3で減温された排ガスを浄化するものであって、下方に設けられた排ガス導入口4a、排ガス中に含まれる煤塵や有害成分をろ過するためのろ布41、ろ布41を貫流した後の排ガスからさらに有害成分を吸着する添着活性炭素繊維42、ろ布41及び添着活性炭素繊維42を収容するケーシング43、上方に設けられた排ガス排出口4bによって構成される。
ケーシング43内には、ケーシング43の内部空間を、添着活性炭素繊維42が配設される上部空間43aと、ろ布41が配設される下部空間43bとに仕切る仕切壁43cが設置されている。
ろ布41はケーシング43の下部空間43bに導入された排ガス中に含まれる煤塵及び有害成分を捕捉するものであって、織布又は不織布製で一端が開口され他端が閉塞された筒状体の集合体として形成される。それぞれの筒状体は、開口が形成された端部が、仕切壁43cに形成された複数の開口部をそれぞれ貫通するように配設される。
本実施形態においては、下端が閉塞され上端が開口された筒状体が、仕切壁43cの幅方向及び奥行き方向に複数設けられた開口部に配設されることで、下方から流入する排ガス中の煤塵を捕捉することが可能なろ布41を形成している。
すなわち、ケーシング43の下部空間43bに導入され下方から上方に向けて流通する排ガスは、下端が閉塞したろ布41を通過し、上端の開口を介して上部空間43aに流入する。そして、ろ布41を通過する際、排ガス中に含まれる煤塵等が除去され、浄化された排ガスとなって上部空間43aに流入する。
本実施形態に係るバグフィルタ4のろ布41の表面は、上述のように、アルカリ薬剤及び吸着剤によってプレコート処理がなされているため、煤塵等のろ過効果に加え、塩化水素及び硫黄酸化物等の酸性成分、及び水銀等の有害成分を効果的に浄化及び吸着することができる。
なお、上部空間43aにおいて、仕切壁43cに形成された複数の開口部に対向する位置には、図示しないパルスジェット配管が配設されており、パルスジェット配管から仕切壁43cの開口部に向けて定期的に圧縮空気等を噴出することにより、ろ布41に付着した煤塵等を定期的に払い落すよう構成されている。
水銀を吸着する添着活性炭素繊維42としては、活性炭素繊維、Activated Carbon Fibers(ACF)の表面に、有害成分を吸着する添着物を担持した活性炭素繊維が使用される。ACFは、排ガス中に含まれる窒素酸化物、ダイオキシン類、ポリ塩化ビフェニル(PCB)ならびに臭気等の有害成分を吸着して除去する機能に優れている。
本実施形態において、添着活性炭素繊維42の表面には、水銀の吸着能力を強化するために、水銀吸着に効果のある添着物、特にヨウ素又は硫黄の化合物が添着されており、少ない接触面積であっても効果的に水銀を始めとする有害物質を吸着することができる。
添着活性炭素繊維42は、ケーシング43の上部空間43a内に、上部空間43aを排ガスの流通方向の上流側と下流側とを仕切るように設置される。
すなわち、本実施形態に係るバグフィルタ4の添着活性炭素繊維42は、実質的に同一形状を呈する複数の添着活性炭素繊維ユニットを、排ガス流れ方向に対して略垂直に、すなわち略同一平面上に着脱可能に並べて配設することによって構成されており、上部空間43aは添着活性炭素繊維42によって、上方に位置する部位と下方に位置する部位とに区画される。その際、添着活性炭素繊維42を構成する各添着活性炭素繊維ユニットは所定の高さに配設される支持枠42sの上に幅方向及び奥行き方向に並べて配置される。
ケーシングの上部空間43aには、排ガスの排出流路44が連接されており、排出流路44は所定の高さに配設された仕切板44cによって、上方に位置し、添着活性炭素繊維42を貫流した後の排ガスが流通する短絡流路44aと、下方に位置し、添着活性炭素繊維42を貫流させず排ガスを排出する迂回流路44bとに区画される。
つまり、上述の通り、ケーシングの上部空間43aは添着活性炭素繊維42によって排ガス流通方向の上流側と下流側とに仕切られるが、短絡流路44aは添着活性炭素繊維42の下流側の空間と連通し、迂回流路44bは添着活性炭素繊維42の上流側の空間と連通する。
排出流路44には、添着活性炭素繊維42を通過した後の排ガスが流通する短絡流路44aと、添着活性炭素繊維42を通過しない排ガスが流通する迂回流路44bとを選択的に流通させる流路切換手段45が設けられている。
本実施形態においては、流路切換手段45は迂回流路44bに設置された流路開閉弁によって構成されており、制御装置9からの指令に従い、図示しないモータの動力によって、迂回流路44bの開放と閉塞とを切り換えることができるよう構成されている。
すなわち、図3に示すように、流路切換手段45を操作することによって迂回流路44bを閉とした場合、上部空間43aに流入した排ガスは添着活性炭素繊維42を流通して浄化された後、短絡流路44aを介して排ガス排出口4bから排出される。
一方、図2に示すように、流路切換手段45を操作することによって迂回流路44bを開とした場合、添着活性炭素繊維42の通気抵抗が流路切換手段45及び迂回流路44bの通気抵抗よりも大であるため、上部空間43aに流入した排ガスは添着活性炭素繊維42を迂回して流路切換手段45及び迂回流路44bを通過して排ガス排出口4bから排出される。
なお、本実施形態においては、添着活性炭素繊維42を設置する支持枠42sと、仕切板44cとが別部材として略同一平面上に配設されるが、支持枠42sと仕切板44cとを同一部材として構成しても構わない。
以上のように構成された本実施形態に係るバグフィルタ4は、ろ布41によって煤塵及び有害成分を捕捉することができることに加え、ケーシング43内におけるろ布41の下流側に添着活性炭素繊維42を備えることにより、新たな設置スペースを用意することなく、水銀を吸着することが可能な活性炭素繊維を配設することができる。しかも、活性炭素繊維に水銀吸着能を有する添着物を担持させることにより、水銀を吸着する能力を高めることができ、少ない設置スペースでありながら確実な水銀の除去が可能になるという、相反する効果を得ることができる。また、活性炭素繊維に添着物を添着しても圧力損失は小さいため、消費動力の追加なく、運転することができる。
また、添着物としてヨウ素又は硫黄の化合物を用いることにより、選択的に水銀を吸着する効果を高めることができる。
また、排ガス中に活性炭を吹き込むか、あるいは、ろ布41に活性炭を付着させることにより、添着活性炭素繊維42の前段において水銀を一次除去することができる。そのため、排ガスに含まれる水銀の量が多くても、排ガス中の活性炭又はろ布41に付着させた活性炭と、添着活性炭素繊維42とを用いて、確実に水銀を吸着除去することができる。さらに、添着活性炭素繊維42の前段において水銀を一次除去することで添着活性炭素繊維42の負荷が軽減されるため、添着活性炭素繊維42の寿命を延ばすことができる。
また、添着活性炭素繊維42を略同一形状の添着活性炭素繊維ユニットを用いて構成することにより、ケーシング43の大きさに合わせた添着活性炭素繊維42の設置が容易となり、様々な大きさのバグフィルタ4に対応することができる。
また、略同一形状の添着活性炭素繊維ユニットを着脱可能としたことにより、長期間の使用によって添着活性炭素繊維42の吸着能が衰えた際の交換が容易となる。
さらに、水銀だけでなくダイオキシン類も吸着できるうえ、繊維状であるため、ろ布41の払い落し時のパルス音を吸収できるという防音効果もある。
〔添着活性炭素繊維42の再生〕
次に、図4を用いて、添着活性炭素繊維42の再生について説明する。
添着活性炭素繊維42の長期間にわたる使用に伴い、排ガスから吸着した水銀が表面に蓄積することで、添着物の機能が低下する。この状態を放置すると、水銀がバグフィルタ4で吸着しきれず下流に持ち出されることになり好ましくない。そこで、機能が低下した添着活性炭素繊維ユニットを交換することにより、機能を回復させる。以下、機能回復の手順について説明する。
〔ステップS100:ユニットの取り外し〕
まず、水銀濃度検出装置8によって水銀吸着能の低下を検知した場合、すなわち、バグフィルタ4下流に設けた水銀濃度検出装置8における検出値の増大を検知した場合、ごみ焼却炉1の運転を停止させ、添着活性炭素繊維42のうち、機能が低下した添着活性炭素繊維ユニットを取り外す操作を行う(ステップS100)。
添着活性炭素繊維ユニットを取り外すにあたっては、それぞれの添着活性炭素繊維ユニットが個別に着脱可能に設置されているため、機能が低下した添着活性炭素繊維ユニットのみを取り外すことができる。
添着活性炭素繊維ユニットを取り外すに際し、必ずしもごみ焼却炉1の運転停止中に行う必要はなく、例えば、バグフィルタ4を迂回する迂回流路を有する場合、迂回流路に排ガスを流通させる間に添着活性炭素繊維ユニットを交換するようにしてもよい。
あるいは、定期点検中などにおいて、目視等によって個別の添着活性炭素繊維ユニットの機能低下を確認し、機能が低下した添着活性炭素繊維ユニットのみを取り外すようにしてもよい。
〔ステップS110:還元雰囲気下で加熱〕
次に、ステップS100で取り外した活性炭素繊維ユニットに対し、還元雰囲気下で600~800℃に加熱することで水銀を脱離する(ステップS110)。
単に高温に加熱するだけでは、活性炭素繊維が焼損してしまうが、本実施形態においては、還元雰囲気下での加熱を行うため、活性炭素繊維を焼損することなく、添着物と水銀だけを脱離することができる。
〔ステップS120:添着物の再添着〕
ステップS110において還元雰囲気下で加熱した添着活性炭素繊維ユニットに対し、添着物を再度添着する(ステップS120)。
ステップS110において還元雰囲気下で加熱を行い、添着物と水銀が脱離された状態の活性炭素繊維に対し、添着物を添着するため、不純物が残留することなく、水銀の吸着能を再生することができる。
以上のように、本実施形態に係る添着活性炭素繊維の再生方法によると、取り外した添着活性炭素繊維を還元雰囲気下で加熱することにより、活性炭素繊維を焼損させることなく、添着物と水銀のみを脱着させることができる。
そして、添着物と水銀を脱着させた後、添着物を再び担持させることにより、水銀吸着能を再生することができる。このようにして水銀吸着能を再生することができるため、吸着した水銀を脱着してリサイクルすることで最終処分場への搬出量を軽減することが可能となる。また、添着活性炭素繊維ユニットごとに着脱して水銀吸着能を再生することが可能であるため、排ガスの流れに偏りがあった場合に、吸着能の衰えが著しいユニットのみを取り外して再生することができ、余計な作業の発生を抑制して効率の良い運用が可能となる。
なお、ステップS100で添着活性炭素繊維ユニットを取り外した箇所には、添着物を担持して水銀吸着能を備えた添着活性炭素繊維ユニットを装着することで、隙間がなく十分な水銀吸着能力を有する添着活性炭素繊維42をバグフィルタ4内に再生することができる。
[変形例]
図5に示すように、添着活性炭素繊維42を複数段重ねて配設することができる。
つまり、本発明における添着活性炭素繊維ユニットの排ガス流れ方向の長さは100mm程度であり、排ガスが添着活性炭素繊維ユニットを流過する際に排ガス中の水銀が吸着されるところ、廃棄物中の水銀量が過大である場合、吸着しきれないことがある。
そこで、通常よりも廃棄物中の水銀量が多い場合には、添着活性炭素繊維42を複数段重ねて使用することで、水銀吸着能を強化でき、水銀を確実に吸着することが可能となる。
さらに、排ガスに含まれる水銀の量に応じて段数を増減するよう構成することができる。このようにすることで、水銀の含有量に応じて吸着能の増減が可能な、柔軟に対応できるシステムを構築できる。
具体的には、図6に示すように、バグフィルタ4の上部空間43aに上下方向に間隔をあけて、複数段の添着活性炭素繊維42a、42b、42c、・・・を配設し、それぞれの添着活性炭素繊維42a、42b、42c、・・・の間に形成される流路に開閉弁45a、45b、45c、45d、・・・を配設する。なお、図6においては、三段の添着活性炭素繊維42a、42b、42cを使用した場合について説明しているが、あくまで一例であり、使用する添着活性炭素繊維42の段数はこれに限ったものではない。
このようにして配設された複数の開閉弁45a、45b、45c、45d、・・・について、水銀濃度検出手段8により検出された水銀濃度に基づいて、制御装置9が制御を行うことで、流路の開閉を選択的に行い、使用する添着活性炭素繊維42の段数を決定する。図6に示す例では、複数の流路切換弁45a、45b、45c、45dのうちの一つの流路切換弁45cのみを開放し、他の流路切換弁45a、45b、45dを閉塞することで、排ガスを二段の添着活性炭素繊維42a、42bに流通させる状態を示している。
このようにすることで、水銀の含有量に応じて吸着能の増減を柔軟に行うことができ、添着活性炭素繊維の必要最低限の使用が可能となるため、水銀吸着能の劣化を抑制しつつも、確実な吸着除去が可能なバグフィルタを提供できる。
また、添着活性炭素繊維42を含む複数段のフィルタを配設する際、水銀とは異なる有害物質を選択的に吸着する炭素繊維ユニットを配設するよう、構成することができる。
このようにすることで、水銀だけでなく、他の有害物質の吸着能を高め、種々の有害物質を吸着除去することが可能な高度排ガス処理システムを構築することが可能となるバグフィルタを提供できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
また、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換しても良い。
この発明のバグフィルタ、添着活性炭素繊維ユニットの再生方法、及び、排ガス処理システムは、水銀を含有する廃棄物を処理することのある産業廃棄物焼却設備をはじめ、水銀を含有する排ガス全般に適用することができる。

1 ごみ焼却炉
2 熱回収装置
3 ガス冷却装置
4 バグフィルタ
4a 排ガス導入口
4b 排ガス排出口
41 ろ布
42 添着活性炭素繊維
43 ケーシング
43a 上部空間
43b 下部空間
43c 仕切壁
44 排出流路
44a 短絡流路
44b 迂回流路
44c 仕切板
45 流路切換手段
5 誘引通風機
6 煙突
7 薬剤供給装置
8 水銀濃度検出装置
9 制御装置

Claims (8)

  1. ごみ焼却炉から排出された排ガスの導入口と排出口とを有
    前記導入口から導入された前記排ガス中に含まれる煤塵及び有害成分を捕捉するろ布と、
    前記排ガス流れ方向において前記ろ布の下流側に配設され、水銀吸着能を有する添着物を担持した添着活性炭素繊維ユニットとを備え、
    排ガス流れ方向に対して略垂直に複数個の前記添着活性炭素繊維ユニットを着脱可能に配設したバグフィルタであって
    使用後、前記添着活性炭素繊維ユニットを取り外し、還元雰囲気下で600~800℃に加熱することで水銀及び添着物を脱離し、加熱された前記添着活性炭素繊維ユニットに添着物を担持させ再生し、再び取り付けて使用する活性炭素繊維ユニットを備えた、
    バグフィルタ。
  2. 前記添着物として、ヨウ素又は硫黄の化合物を用いる、請求項1に記載のバグフィルタ。
  3. バグフィルタの上流側の排ガス中に活性炭を吹き込む活性炭吹込み手段、又は、前記ろ布に活性炭を付着させる活性炭付着手段を備える、請求項1又は2に記載のバグフィルタ。
  4. 前記添着活性炭素繊維ユニットを排ガス流れ方向に複数段配設した、請求項1~3のいずれかに記載のバグフィルタ。
  5. 排ガス中に含まれる水銀の量に応じて前記添着活性炭素繊維ユニットを配設する段数を増減する、請求項4に記載のバグフィルタ。
  6. 前記添着活性炭素繊維ユニットの別段に、水銀とは異なる有害物質を選択的に吸着する炭素繊維ユニットを配設した、請求項4又は5に記載のバグフィルタ。
  7. 取り外した前記添着活性炭素繊維ユニットを還元雰囲気下で600~800℃に加熱するステップ、加熱された前記添着活性炭素繊維ユニットに添着物を担持させるステップ、を有する、請求項1~5のいずれかに記載の添着活性炭素繊維ユニットを再生する方法。
  8. 請求項1~6に記載のバグフィルタと、
    前記バグフィルタの上流側に配設され、前記排ガス中に含まれる酸性成分を中和するための薬剤及び水銀吸着剤を前記排ガス中及び前記バグフィルタに供給する薬剤供給装置と、
    を備える排ガス処理システム。
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