JP6113378B1 - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

モータ制御装置の制御部22は、位置指令を生成する位置指令生成部101と、検出位置が位置指令に追従するように第1の速度指令111を出力する位置制御部110と、圧力指令を生成する圧力指令生成部122と、検出された圧力または力が圧力指令に追従するように第2の速度指令121を出力する圧力制御部120と、クリープ速度と、第1の速度指令111と、第2の速度指令121との何れか1つを選択し、モータが動作すべき速度指令として出力する速度指令選択部130と、速度指令選択部130が出力する速度指令にモータの速度が追従するようにモータに電流を供給する電流指令を出力する速度制御部140とを備え、速度指令選択部130は、第1の速度指令111を選択した後、第1の速度指令111がクリープ速度を下回ったタイミングで、第2の速度指令121またはクリープ速度を選択する。

Description

本発明は、モータ制御装置に関するものである。
半導体製造工程に使用されるボンディング装置と、プレス成形または粉体成形を行う各種成形機といった産業機械では、モータによって駆動される機械負荷である加圧ヘッドを、加圧対象物であるワークに力を印加しながら加工を行うことが行われている。ここでボンディング装置においては、電子基板、フィルム、ICチップ、半導体パッケージ、またはウエハがワークに相当し、成形機においては、成形を行う金属、金型内の粉体、または樹脂がワークに相当する。ボンディング装置または成形機は、加圧ヘッドまたは加圧ヘッドを駆動する機構中に、力または圧力を検出するロードセルを代表とするセンサを取付け、各種ワークに加わる力または圧力が所望の値になるように、モータの動きを制御する。当該モータは加圧ヘッドを駆動するための電動機である。
上記産業機械は、最初に加圧ヘッドをワークから非接触の状態で離れた場所に位置させ、この加圧ヘッドをワークに接近するように送り動作を行う。やがて加圧ヘッドがワークと接触すると、その後、上記産業機械は、力または圧力を検出するセンサで検出される信号をもとに加圧動作を行う。よって上記産業機械においては、送り動作から加圧動作へと適切な手段で切り換えを行う制御が必要となる。また当然ながら、この切り換えの際に、ショックまたは振動を生じさせるのは、加圧ヘッドを含む機械とワークにとって好ましくない。
このように送り動作から加圧動作に切り換えを行いながら、モータの動作を制御する技術が特許文献1,2に開示されている。特許文献1には、送り動作を位置制御で行った後、トルク指令と圧力センサ値との比を計算し、この比が一定値で安定した時点で、圧力制御器に制御を切替える技術が開示されている。特許文献2には、射出成形機の射出スクリューを被駆動体とする際、被駆動体の目標位置に対する位置偏差を検出し、位置偏差に基づく第1速度指令を算出し、被駆動体の目標速度に対応した第2速度指令を発生する技術が開示されている。さらに特許文献2には、射出圧力偏差に比例積分(Proportinal Integral:PI)補償処理を施して第3速度指令を生成し、第1速度指令、第2速度指令、第3速度指令の中で最小の速度指令値を、モータを駆動するための速度指令にする技術が開示されている。
特開2007−82279号公報 特開2005−178285号公報
しかしながら特許文献1に開示される技術では以下のような問題がある。モータを用いて駆動される加圧機構が、ワークに非接触な状態からワークに接触する状態へと切替えていく必要がある。この切替えの瞬間は、非定常な状況であるため、トルク指令値と圧力センサ値との比は一定にならず、加圧動作に切替えるタイミングが遅れ、この結果、ワークに好ましくない力および圧力が作用するという問題がある。さらに、ワークに接触した瞬間は、位置制御器に基づく制御が行われているため、位置制御器に入力する指令値の条件次第では、ワークに接触した瞬間に加圧機構がワークに勢いよく衝突することがある。これにより、ワークまたは加圧ヘッドが損傷する可能性があるという問題がある。
また特許文献2に開示される技術では、第1速度指令、第2速度指令および第3速度指令の中から最小の値が選択されるため、加圧ヘッドの動きが全体的に遅くなってしまう。これにより、加圧ヘッドがワークに到達するまでの時間が長くなり、加圧加工を行う機械装置の生産性が低下するという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、加圧ヘッドがワークに接近するまでの動作である送り動作の時間を短縮させ、さらに送り動作から加圧動作へのショックのない切り換え動作を実現できるモータ制御装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のモータ制御装置は、エンコーダを備えたモータを制御するモータ制御装置であって、モータによって駆動される機械負荷が加圧対象物に接近し、かつ、機械負荷の最終位置が加圧対象物の一定距離手前となるべき指令値である位置指令を生成する位置指令生成部と、エンコーダで検出されたモータの位置が位置指令に追従するように第1の速度指令を出力する位置制御部とを備える。本発明のモータ制御装置は、加圧対象物に加えるべき圧力または力の指令値である圧力指令を生成する圧力指令生成部と、機械負荷が加圧対象物に押し当てられたときに、機械負荷で検出された圧力または力が圧力指令に追従するように第2の速度指令を出力する圧力制御部とを備える。本発明のモータ制御装置は、機械負荷が加圧対象物に接触する際のモータの速度の上限を規定するクリープ速度と、第1の速度指令と、第2の速度指令との何れか1つを選択し、モータが動作すべき速度指令として出力する速度指令選択部と、速度指令選択部が出力する速度指令にモータの速度が追従するようにモータに電流を供給する電流指令を出力する速度制御部とを備える。速度指令選択部は、第1の速度指令を選択した後、第1の速度指令がクリープ速度を下回ったタイミング以降では、前記第2の速度指令または前記クリープ速度の小さい値を選択することを特徴とする。
本発明によれば、加圧ヘッドがワークに接近するまでの動作である送り動作の時間を短縮させ、さらに送り動作から加圧動作へのショックのない切り換え動作を実現できる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係るモータ制御装置の構成とモータと加圧ヘッドとワークとを示す図 図1に示す動作情報設定部に各種情報を入力するための画面表示例を表す図 図1に示す制御部の機能ブロック図 図3に示される位置指令生成部で生成される位置指令と位置指令を微分した指令速度の一例を示す図 図3に示される位置制御部の構成例を示す図 図3に示される圧力制御部の構成例を示す図 本発明の実施の形態1に係るモータ制御装置の動作を説明するフローチャート 本発明の実施の形態1に係るモータ制御装置で算出される速度指令と圧力を表す図 本発明の実施の形態2に係るモータ制御装置が備える位置制御部の構成例を示す図 本発明の実施の形態3に係るモータ制御装置が備える圧力制御部の構成例を示す図 本発明の実施の形態3に係るモータ制御装置の動作を説明するフローチャート 図10に示す圧力制御部の変形例を示す図 本発明の実施の形態1から3に係るモータ制御装置のハードウェア構成図
以下に、本発明の実施の形態に係るモータ制御装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係るモータ制御装置の構成とモータと加圧ヘッドとワークとを示す図である。モータ1は本実施の形態1に係るモータ制御装置20の制御対象であり、モータ制御装置20から供給される電流11により駆動し、加圧ヘッド5を動作させるための駆動源である。加圧ヘッド5はモータ1により駆動される機械負荷である。ワーク6はテーブル8に設置され、加圧ヘッド5が接触して加圧することで加工される加圧対象物である。
モータ1に取り付けられるエンコーダ2は、モータ1の回転位置およびモータ1の回転速度を検出し、検出した位置を位置フィードバック信号2Aとして出力し、検出した回転速度を速度フィードバック信号2Bとして出力する。モータ1の回転軸1Aには、モータ1の回転運動を並進運動に変換するための機械駆動部であるボールネジ3が設けられている。モータ1およびボールネジ3はカップリング4により結合されている。加圧ヘッド5はボールネジ3に接合され、加圧ヘッド5が紙面下方向に移動し、ワーク6に接触することにより、ワーク6の加圧加工が実現される。
加圧ヘッド5は、最初に、ワーク6から一定距離離れた場所に位置しており、加圧ヘッド5がワーク6に接近する送り動作を行った後、ワーク6に圧力を与えることによりワーク6の加圧加工が実現される。図1に示す1つのワーク6の加圧加工が終了して、次に加工する図示されていないワーク6へ交換するとき、ワーク6から加圧ヘッド5を退避させておく必要がある。このためワーク6を加圧加工する際には、ワーク6から一定距離離れた場所に加圧ヘッド5が位置しており、この位置から加圧ヘッド5を動作させてワーク6の加圧加工を行う必要がある。
加圧ヘッド5には、力または圧力を検出し、検出した力または圧力を圧力フィードバック信号12として出力する負荷検出センサ7が取り付けられている。負荷検出センサ7としてロードセルを例示できる。ロードセルは力を検出するセンサであるが、検出した力を加圧ヘッド5の断面積で割った値を利用すれば、圧力を検出したものとみなすこともできる。
モータ制御装置20は動作情報設定部21を有し、動作情報設定部21には圧力情報21A、移動量情報21Bおよびクリープ速度情報21Cといった各種情報が入力される。圧力情報21Aはワーク6に印加すべき圧力または力の情報である。移動量情報21Bは加圧ヘッド5が動作を開始してからワーク6に接触する手前の位置に移動するための移動量である。クリープ速度情報21Cは加圧ヘッド5がワーク6に接触する際の速度の上限を規定するクリープ速度である。以下の説明では動作情報設定部21に入力された移動量情報21Bおよびクリープ速度情報21Cを単に移動量およびクリープ速度と称する場合がある。
ここで、加圧ヘッド5が動作を開始してからワーク6に接触する手前の位置、すなわちワーク6の一定距離手前の位置に加圧ヘッド5を移動するための移動量とは、加圧ヘッド5が初期位置から送り動作を開始し、ワーク6に接触する手前の位置に移動するための移動量を表している。この移動量は、ワーク6の厚みと加圧ヘッド5が初期に存在する位置とから容易に設定することができる。またクリープ速度は、通常、ワーク6に衝突しても問題のない小さな値の速度が設定される。
図2は図1に示す動作情報設定部に各種情報を入力するための画面表示例を表す図である。図2には、モータ制御装置20に設けられたディスプレイに表示される加工動作の設定項目の一例が示される。設定項目としては、「ワークに印加する圧力」、「ワーク手前に移動するための移動量」および「クリープ速度」を例示できる。ユーザがディスプレイ上でこれらの設定項目へ数値を入力することにより、図1に示す動作情報設定部21に圧力情報21A、移動量情報21Bおよびクリープ速度情報21Cが入力される。このように動作情報設定部21には少なくとも、これらの3種類の情報が何らかの形で入力される。
なお動作情報設定部21へ各種情報の入力方法は図2に示すようなディスプレイを用いた入力以外にも、これらの各種情報をワーク6毎に対応付けたテーブル情報をモータ制御装置20内のメモリに予め記憶させておき、ユーザが加工対象のワーク6を選択すると、予め記憶されたテーブル情報からワーク6に対応した情報が読み出され、当該情報を図1に示す圧力情報21A、移動量情報21Bおよびクリープ速度情報21Cとして利用する構成でもよい。またワーク6に印加すべき圧力または力の情報である圧力情報21Aに関しては、単一の数値ではなく、ワーク6によっては、加圧させたい圧力または力の時間プロファイルという形の情報であってもよい。
図1に示すモータ制御装置20内の制御部22は、動作情報設定部21に入力された各種情報と、エンコーダ2から出力された位置フィードバック信号2Aと、エンコーダ2から出力された速度フィードバック信号2Bと、負荷検出センサ7から出力された圧力フィードバック信号12とに基づいて、モータ1に供給する電流11を制御する。モータ1に供給する電流11を制御することにより、加圧ヘッド5の送り動作と加圧動作とが実現される。
以下に、加圧ヘッド5の送り動作と加圧動作を実現する制御部22を詳細に説明する。
図3は図1に示す制御部の機能ブロック図である。制御部22は、加圧動作シーケンスが始動されたと判断したとき、ワーク6の手前の位置に加圧ヘッド5を移動するための移動量を基に、送り動作を行うための位置指令102を生成する位置指令生成部101と、位置フィードバック信号2Aが位置指令102に追従するためにモータ1が動作すべき速度となる第1の速度指令111を出力する位置制御部110とを備える。
位置指令生成部101で生成される位置指令102は、加圧ヘッド5の最終位置がワーク6に接触しない手前の位置となるような指令である。位置指令生成部101は、位置指令生成部101に設定された速度目標値、加速時間または減速時間を基に、位置指令を生成し、または当該位置指令を微分した台形状または三角形状の速度指令を生成する。ここで上記の速度目標値として、モータ1の最大速度または定格速度を設定し、さらに加圧ヘッド5が動作可能な最大速度を設定すれば、送り動作の動作時間を短縮するのに特に好適な動作パターンとなる。
図4は図3に示される位置指令生成部で生成される位置指令と位置指令を微分した指令速度の一例を示す図である。図4(A)の縦軸は位置指令であり、横軸は時間である。図4(A)には、送り動作を開始する前の加圧ヘッド5の位置である初期位置と、送り動作を開始した後にワーク6から一定距離離れた場所における加圧ヘッド5の位置であるワーク手前位置と、加圧ヘッド5が初期位置からワーク手前位置まで移動する移動量dとが示される。図4(A)では、図1の制御部22が始動信号23を受けてモータ1が始動する時間を0としている。
図4(B)の縦軸は位置指令の時間微分である指令速度であり、横軸は時間である。図4(B)には指令速度が台形形状である場合の例を示す。なお指令速度は、台形形状に限られるものではなく、S字加減速パターンのものでもよく、停止状態から加速動作を行った後に、減速動作を行って再度停止状態に至るパターンであればどのようなものであってもよい。図4(B)では、台形形状の指令速度と時間軸で囲まれる部分の面積が、加圧ヘッド5が初期位置からワーク手前位置まで移動する移動量dに相当する。図4(B)では、図1の制御部22が始動信号23を受けてモータが始動する時間を0としている。
図5は図3に示される位置制御部の構成例を示す図である。位置制御部110の制御例は、位置指令102と位置フィードバック信号2Aとの差分にゲインKxを乗じて、第1の速度指令111を出力する比例(Proportinal:P)制御を例示できる。
また図3に示す制御部22は、圧力情報21Aを基に、圧力制御を行うための参照信号となる圧力指令123を生成する圧力指令生成部122を備える。圧力指令生成部122は、ワーク6に印加すべき圧力情報21Aが単一の数値である場合には、ワーク6に印加すべき圧力値を大きさとするステップ信号を、圧力指令123として生成する。圧力情報21Aが時間プロファイルとして入力された場合、圧力指令生成部122は、加圧開始時間以降にその時間プロファイルをとる圧力指令123を生成する。
また図3に示す制御部22は、圧力フィードバック信号12がワーク6に印加すべき圧力指令123に追従するためにモータ1が動作すべき速度となる第2の速度指令121を出力する圧力制御部120を備える。
図6は図3に示される圧力制御部の構成例を示す図である。圧力制御部120の制御例は、図6のように、圧力指令123と圧力フィードバック信号12との差分に、ゲインKaを乗じて、第2の速度指令121を出力するP制御を例示できる。ここで、ゲインKaは、加圧動作を行った際に、オーバーシュートまたは発振が生じないよう、圧力制御としての制御性能がある程度確保されるように適切な値に設定される。なお圧力制御部120は、図1に示す始動信号23を受信してから加圧動作が完了するまで圧力制御の演算を行い、第2の速度指令121を算出する。
また図3に示す制御部22は、速度指令選択部130を備える。速度指令選択部130は、図1に示す始動信号23を受信してから加圧動作が完了するまで、第1の速度指令111、クリープ速度情報21Cおよび第2の速度指令121の何れか1つを選択する処理を行い、モータ1に与えるべき速度を選択し、速度指令131として出力する。速度指令選択部130の詳細動作は後述する。
また図3に示す制御部22は、速度フィードバック信号2Bが速度指令131に追従するためにモータ1に流す電流11の参照信号となる電流指令141を出力する速度制御部140を備える。速度制御部140の構成例は以下の通りである。すなわち速度制御部140は、速度指令131と速度フィードバック信号2Bとの差分に対し、PI制御を行うことにより電流指令141を出力する。なお速度制御部140における制御はPI制御に限られるものではなく、比例積分微分(Proportinal Integral Differential:PID)制御でもよい。
また図3に示す制御部22は、電流指令141通りの電流11をモータ1に供給する電流制御部150を備える。電流制御部150の構成例は以下の通りである。すなわち電流制御部150は、交流電源を直流電源に変換するコンバータ回路、または直流電源を所望の交流電圧指令に変換するインバータ回路を備え、PWM制御を行うことによって、モータ1に電圧を印加し電流指令141に追従するように電流11を供給する。
図7は本発明の実施の形態1に係るモータ制御装置の動作を説明するフローチャートであり、図7では、図3に示す制御部22の内、特に速度指令選択部130の処理を詳細に説明する。図7に示す処理は、一定の制御サンプリング周期ごとに実行されることを想定して記載している。
S1において制御部22は、ワーク6に印加する圧力情報21Aと、加圧ヘッド5をワーク6の手前位置に移動するための移動量情報21Bと、クリープ速度情報21Cとを動作情報設定部21から取り込む。
S2において制御部22は、始動信号23が入力されたか否かを判定する。始動信号23が入力されていない場合(S2,No)、再びS2の処理を行い始動信号23が入力しているかどうかを判定する。始動信号23が入力された場合(S2,Yes)、制御部22はS3の処理を行う。
S3において位置指令生成部101は、S1で与えられた移動量に従って加圧ヘッド5が移動するための位置指令102を計算する。すなわち位置指令生成部101は、各サンプリング周期における位置決め用位置指令値を計算する。具体的な位置指令102の例は図4で説明した通りである。
S4において位置制御部110は、位置指令102と位置フィードバック信号2Aに基づいて、第1の速度指令111を算出する。
S5において圧力制御部120は、圧力フィードバック信号12が圧力指令123に追従するための速度指令である第2の速度指令121を算出する。
S6において速度指令選択部130は、減速動作が開始済みであるかどうかを判定する。減速動作を開始しているか否かの判定の具体的な方法は、前サンプリング時間よりも指令速度が小さいか否かで判定する方法を例示できる。
S6において減速動作が開始されていない場合(S6,No)、S7において速度指令選択部130は、第1の速度指令111を速度指令131として出力する。
S7の処理が完了すると、制御部22は、次制御サンプリング周期において、S3以降の処理を再度実行する。
S6において減速動作が開始されている場合(S6,Yes)、速度指令選択部130はS8の処理を行う。S8において速度指令選択部130は、第1の速度指令111とクリープ速度とを比較し、第1の速度指令111がクリープ速度より大きい場合(S8,Yes)、S7の処理を行う。S7では前述のように第1の速度指令111が選択される。
S8において第1の速度指令111がクリープ速度未満の場合(S8,No)、速度指令選択部130はS9の処理を行う。
S9では位置制御フォローアップ処理が行われる。位置制御フォローアップ処理とは、速度指令選択部130がクリープ速度または第2の速度指令121を選択している間、位置制御部110が位置指令102を、現在の位置フィードバック信号2Aの値に、書き換える処理を行う。
S10において速度指令選択部130は、第2の速度指令121とクリープ速度とを比較する。クリープ速度が第2の速度指令121未満の場合(S10,Yes)、速度指令選択部130はS11の処理を行う。S11において速度指令選択部130は、クリープ速度を速度指令131として出力する。
S10においてクリープ速度が第2の速度指令121を超える場合(S10,No)、すなわち第2の速度指令121がクリープ速度よりも小さい場合、速度指令選択部130はS12の処理を行う。S12において速度指令選択部130は、第2の速度指令121を速度指令131として出力する。
S11またはS12の処理を完了した制御部22はS13の処理を行う。S13において制御部22は加圧動作が終了したか否かを判定する。加圧動作が終了したか否かを判定する方法としては、ワーク6に一定の圧力が一定時間だけ印加され続けたか否か、すなわち一定の圧力信号が一定時間だけ持続したか否かを判定する方法を例示できる。
S12において加圧加工が終了いない場合(S13,No)、制御部22は次回制御サンプリング周期でS9以降の処理を再度実行する。S12において加圧加工が終了した場合(S13,Yes)、一連の送り動作と加圧動作が完了する。
次に実施の形態1の効果について説明を行う。
図8は本発明の実施の形態1に係るモータ制御装置で算出される速度指令と圧力を表す図である。図8(A)にはモータ制御装置で算出される各種速度指令の波形が示される。図8(A)の縦軸は速度指令であり、横軸は時間である。図8(B)には圧力の波形が示される。図8(B)の縦軸は圧力であり、横軸は時間である。図8(A),(B)では、図1の制御部22が始動信号23を受信したタイミングを0としている。
図8(A)に示すAからDの線は以下の通りである。
(1)一点鎖線のAは、図3に示す第1の速度指令111を表し、以下では指令Aと称する。
(2)破線のBは、図3に示すクリープ速度情報21Cを表し、以下では速度Bと称する。
(3)二点鎖線のCは、図3に示す第2の速度指令121を表し、以下では指令Cと称する。
(4)実線のDは、図3に示す速度指令選択部130が各時間で選択している速度指令131を表し、以下では指令Dと称する。
図8(B)に示す点線のEは、目標圧力であり、図3に示す圧力指令123を表す。また図8(B)に示す実線のFは、図3に示す圧力フィードバック信号12を表し、以下では信号Fと称する。
図8中では、時刻t1は、指令Aが減速動作中に速度Bよりも小さくなる時間を、時刻t2は加圧ヘッドがワークに接触し、圧力が大きくなり始める時刻を、時刻t3は指令Cが速度Bよりも小さくなる時刻を、時刻t4は圧力が目標圧力に到達する時間を、それぞれ表している。
始動信号23を受信した制御部22では、図7に示すS3からS4において、第1の速度指令111を算出する。位置制御部110における位置指令102への追従性が十分高ければ、位置指令を時間微分した指令速度と第1の速度指令111とは等しいとみなせ、図8では第1の速度指令111が指令速度とほぼ等しいものとして図示している。
図8の指令Aと時間軸で囲まれている部分は、加圧ヘッド5がワーク6の手前位置に移動するための移動量に相当する。指令Aは、始動信号23を受信したタイミングで加速を始め、その後しばらく一定速度を維持した後に減速を始める。加速または一定速度のとき、図7のS6,S7の処理により、速度指令選択部130は、速度Bおよび指令Cとの大小に係わりなく、指令Aを指令Dとして選択する。また指令Aが減速中であっても、図7のS7,S8の処理により指令Aが速度Bよりも大きい場合、速度指令選択部130は指令Aを選択する。
さらに図8において時刻t1から時刻t3までは、指令Aが減速中、かつ、指令Aが速度B以下である。このとき図7に示すS10,S11の処理により、速度指令選択部130では、指令Cより小さい速度Bが指令Dとして選択される。ここで、指令Aは、ワーク6の手前位置への位置決め動作をするので時刻t1では加圧ヘッド5はワーク6に接触しない。この時刻t1までは、決められた時間プロファイルである指令Aに必ず追従するように、モータ1が位置制御で制御されるので、高速な送り動作が実現できるという効果がある。
しばらく速度Bにより動作していると加圧ヘッド5がワーク6に接触する。この接触したタイミングである時刻t2から信号Fが大きくなり始める。信号Fが大きくなり目標圧力Eに近づくと、圧力指令と圧力フィードバックとの偏差が小さくなる。このため、圧力偏差に基づいて指令Cを算出する圧力制御部120の働きにより、指令Cは徐々に小さくなっていく。
S10とS12の処理により、指令Cが速度Bより小さくなるので、時刻t3以降においては、速度指令選択部130では指令Cが速度指令131として選択される。
以上のように実施の形態1に係るモータ制御装置20は、モータ1によって駆動される加圧ヘッド5がワーク6に接近する送り動作中には加圧ヘッド5の移動速度が位置指令に追従する第1の速度となるようにモータ1の速度を制御し、第1の速度がクリープ速度を下回ったタイミング以降は、モータ1の速度が、負荷検出センサ7で検出された圧力または力が圧力指令に追従する第2の速度、または、クリープ速度の何れか小さい方の速度となるように制御する。このように加圧ヘッド5がワーク6に接触していない状態から、ワーク6に接触せず、かつ手前の位置に位置決め動作を行うことにより、ワークに対する送り動作を行う。モータ制御装置20によれば、加圧ヘッド5がワーク6に接触する手前の位置に位置決め制御されるため、送り動作が高速に行え、これに伴い加工に関するタクトタイムを短縮できる。
また、この送り動作を行っている最中には、加圧ヘッド5がワーク6に接触することがないので、ワーク6および加圧ヘッド5を損傷することがない。
また加圧ヘッド5がワーク6にある程度接近してから、すなわち、前記の位置決め動作終盤である減速動作の途中から、モータ制御装置20は速度Bまたは指令Cの小さい方で動作を行う。ワーク6に接触する瞬間には、速度B以下の速度で加圧ヘッド5がワーク6に接触するので、ワーク6に衝撃を与えることなく加圧ヘッド5の加圧動作に移行することができる。
また制御部22では、時刻t1のタイミングで、指令Aの代わりに、速度Bおよび指令Cの小さい方が選択される。クリープ速度として小さな値が設定されていると、速度Bが指令Cよりも小さくなる傾向がある。この結果、時刻t1の時点で速度Bが選択され、時刻t1の時点で、指令Dは連続になる。そして、時刻t1以降の時間では、速度Bと指令Cの小さい方を指令Dとして逐次選択することにより、時刻t3の時点で指令Dが速度Bから指令Cに切替わるため、時刻t1以降においても指令Dが連続になる。これにより、送り動作開始から加圧動作完了まで指令Dが連続となり、図8のような波形が実現され、ショックおよび振動を生じさせることなく、一連の動作を滑らかに動作させることができる。
なお実施の形態1に係るモータ制御装置20では、送り動作と加圧動作の一連の動作を実現するために、第1の速度指令111、クリープ速度情報21Cおよび第2の速度指令121が逐次切替えられ、速度指令131として速度制御部140に入力される。このような動きを実現するために、切り換えフラグを準備し、切り換えフラグのタイミングにしたがって第1の速度指令111、クリープ速度情報21Cおよび第2の速度指令121を切替え、さらに第1の速度指令111、クリープ速度情報21Cおよび第2の速度指令121の切替え時に発生する不連続性を、ローパスフィルタに代表されるフィルタを利用することで、防止することも考えられる。
しかしながらこのような方法は、フィルタを使用することで、位置制御ループと圧力制御ループにローパスフィルタが挿入される特性になってしまう。ローパスフィルタは高周波数領域で位相特性を劣化させるため、これにより位置制御および圧力制御のループ特性が劣化し、位置および圧力の応答に、オーバーシュートおよび振動が発生するという問題が発生する。
これに対して実施の形態1の係るモータ制御装置20では、フィルタを用いて切替えを行わず、第1の速度指令111、クリープ速度情報21Cおよび第2の速度指令121を適切なタイミングで自動的に直接切替えて速度指令とするので、位置および圧力の応答に、オーバーシュートおよび振動が発生するといった問題は発生しない。また、この送り動作と加圧動作からなる一連のシーケンスを実現するために、実施の形態1のモータ制御装置20を使用するユーザは、圧力情報21A、移動量情報21Bおよびクリープ速度情報21Cだけ入力すればよく、設定の手間が少なくて済むという効果も得られる。
なお加圧動作が終了すると、次のワーク6を加工するために、加圧ヘッド5を一旦退避させる必要がある。加圧ヘッド5を初期位置に戻すために、圧力制御を実施している状態から位置制御に切替える処理が必要である。この際、速度指令131として第2の速度指令121が選択されているときには、一般に圧力に追従するための動作を行っているため、位置偏差が生じた状態である。このときに、速度指令131を第2の速度指令121から第1の速度指令111に切替えると、生じた位置偏差により、大きな速度指令が生じてしまい、これによりモータ1および機械の動きにショックが発生する場合がある。
図7のS9において、送り動作および加圧動作を行っている最中、すなわち速度指令131としてクリープ速度情報21Cまたは第2の速度指令121が選択されている間、位置制御フォローアップ処理を行うことにより、位置偏差が生じないようになり、加圧ヘッド5を退避させる動作を行う際にショックを防止する効果もある。
なお、図3の位置制御部110のゲインを十分に大きくでき、位置制御部110の追従特性が十分高い場合、第1の速度指令111は、図4(B)に示されるような指令速度と等しいと見なすことができる。この場合、図7のS8では、第1の速度指令111とクリープ速度情報21Cとを比較する処理が行われているが、制御部22は、第1の速度指令111の代わりに位置指令の時間微分である指令速度を用いて、指令速度とクリープ速度情報21Cを比較する構成でもよい。このように構成しても、図8に示す動作を実現でき、また上記の効果と同様の効果を得ることができる。
さらに、図3の位置制御部110の追従特性が高く、さらに図3の速度指令選択部130のゲインを十分に大きくできるため速度指令選択部130の追従特性も十分に高い場合、送り動作をしている間の速度指令131は、第1の速度指令111に等しく、さらに速度フィードバック信号2Bと等しいと見なすことができる。この場合、図7のS8において、第1の速度指令111の代わりに速度フィードバック信号2Bを用いて、速度フィードバック信号2Bとクリープ速度情報21Cとを比較する構成であっても、図8に示す動作を実現でき、また上記の効果と同様の効果を得ることができる。また、図7のS7で第一の速度指令の代わりの信号を用いたとしても、図7のS7の処理は、速度指令=第一の速度指令である。
なお実施の形態1では、負荷検出センサ7の出力として、圧力フィードバック信号12を用いる例を示してきたが、力フィードバック信号を用いても同様の動作を実現できると共に同様の効果を得ることができる。なお、力フィードバック信号を用いる場合、圧力指令123は力指令信号に置き代わり、圧力制御部120は、力指令信号と力フィードバック信号との差分にゲインを乗じて、第2の速度指令121を出力する構成となる。このことは、後に説明する別の実施の形態においても同様である。
実施の形態2.
実施の形態1では、位置指令102と位置フィードバック信号2Aとの差分に基づいて第1の速度指令111が算出される例を説明したが、他の位置制御を用いても同様に実施することができる。実施の形態2では他の位置制御方式を用いた実施例について説明する。以下、実施の形態1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
図9は本発明の実施の形態2に係るモータ制御装置が備える位置制御部の構成例を示す図である。図9に示す位置制御部110−2は、フィードフォワード制御を併用して位置制御を行うように構成される。位置制御部110−2は、位置指令102と位置フィードバック信号2Aとの偏差にゲイン要素Kxを乗じた信号であるフィードバック速度指令2A1に、微分処理251で微分した位置指令102をローパスフィルタ252で処理したフィードフォワード速度指令252−1とを加算したものを、第1の速度指令111として出力する。
ここでフィードフォワード速度指令252−1を算出するにあたり、ローパスフィルタ252を用いるが、フィードフォワード速度指令252−1は位置フィードバック信号2Aに依存しない形で算出される。そのため、フィードフォワード速度指令252−1は、制御ループ中の周波数特性、特に高周波数域での位相特性を劣化させることはない。
また位置指令102が有る程度滑らかである場合、位置制御部110−2は、ローパスフィルタ252による処理を省略する構成としてもよい。またフィードフォワード速度指令252−1は、位置指令102を微分した演算結果であり、または微分処理とローパスフィルタ処理とを行った演算結果と等価であれば、算出方法は上記に限られるものではなく、どのようなものあってもよい。
実施の形態2では、フィードフォワード速度指令252−1を第1の速度指令111に加えることにより、フィードフォワード速度指令252−1が、直接速度制御部140に入力されるような挙動をとる。そのため、位置フィードバック信号2Aの位置指令102に対する追従特性が向上し、加圧対象物への接近動作がより短時間で実現できる。
特に図5に示すように位置フィードバック信号2Aのみを用いて第1の速度指令111を算出する位置制御部110は、ゲインKxを大きくするとモータ発振が生じる場合がある。これに対して、図9に示すようにフィードフォワード速度指令252−1を併用した位置制御部110−2は上記のような問題の発生を抑制できる。図9の位置制御部110−2を用いると、フィードフォワード速度指令252−1に近い速度フィードバック信号が得られるような挙動をとる。このような位置制御部110−2を用いる場合であっても、図7のフローチャートに示す処理により一連の送り動作および加圧動作を実現できる。この場合、図9に示されるフィードフォワード速度指令252−1とフィードバック速度指令2A1との合計値である第1の速度指令111が用いられる。また実施の形態1と同様、図7に示すS8の第1の速度指令111の代わりに位置指令の時間微分である指令速度や、速度フィードバック信号を使用してもよい。
なおフィードフォワード速度指令252−1を使用する場合には、図7のS8において、指令速度および速度フィードバック信号2Bに加えて、フィードフォワード速度指令252−1を用いることもできる。第1の速度指令111は位置フィードバック信号2Aに依存した信号であるが、フィードフォワード速度指令252−1は、位置指令102のみにより生成され、位置フィードバック信号2Aまたは速度フィードバック信号2Bに依存しないで生成される。位置フィードバック信号2Aは、図1に記載のエンコーダ2で検出される信号であり、エンコーダ2の特性および性能と、エンコーダ2が設置される環境とによっては、ノイズの影響を受ける場合がある。位置フィードバック信号2Aにノイズが乗ると、第1の速度指令111もノイズの影響を受けることになる。図7のS8において、このような第1の速度指令111を用いると、クリープ速度情報21Cまたは第1の速度指令111の小さいほうから切替える際の動作のタイミングが、ノイズの影響によって微妙にずれてしまい、これにより速度指令が不連続になり、ショックが生じる可能性がある。
これに対し図7のS8において第1の速度指令の代わりに、フィードフォワード速度指令252−1を用いる構成においては、フィードフォワード速度指令252−1がノイズの影響を受けることが無いため、切替える際の動作タイミングがずれることもなく、これにより速度指令が不連続にならずショックが生じないという効果がある。なお図7のS8で指令速度を用いた場合は、フィードフォワード速度指令252−1と同様、エンコーダ2で生じるノイズの影響を受けることはないが、実際の動作に動きに近いのはフィードフォワード速度指令252−1であるので、図7のS8において、フィードフォワード速度指令252−1を用いることによって、より適切なタイミングで動作の切替えを実現できる。
実施の形態3.
実施の形態1では、P制御により第2の速度指令121を生成する構成例を説明したが、実施の形態3ではPI制御により第2の速度指令121を生成する構成例を説明する。以下、実施の形態1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
図10は本発明の実施の形態3に係るモータ制御装置が備える圧力制御部の構成例を示す図である。図10に示す圧力制御部120−3は、PI制御により、圧力の応答性を向上させるように構成される。圧力制御部120−3では、積分器入力選択部302のスイッチがa側のとき、圧力指令123と圧力フィードバック信号12との差分である圧力偏差301が積分器303に入力される。また圧力制御部120−3では、積分器入力選択部302のスイッチがb側のとき、0が積分器303に入力される。なお積分器入力選択部302がどのようなときにスイッチをa側にするかb側にするかは後述する。
積分器303は入力された信号に対して積分処理を行う。ここで、図中のsはラプラス演算子を表し、1/sで積分動作を表している。さらに圧力制御部120−3は、積分器303の出力に、圧力積分ゲインであるKai304を乗じて、積分制御出力305を算出する。圧力制御部120−3は、この積分制御出力305に圧力偏差301を加えた信号に、圧力比例ゲイン306であるゲインKaを乗じることにより、第2の速度指令121を算出する。
次に実施の形態3に係るモータ制御装置20の処理を説明する。
図11は本発明の実施の形態3に係るモータ制御装置の動作を説明するフローチャートである。図11に示すフローチャートは、図7に示すフローチャートの処理と同じ処理を含み、実施の形態3に係るモータ制御装置の制御部22は、図7に示すフローチャートと基本的に同じ流れに沿って処理を行う。
図7のフローチャートと異なる部分は以下の通りである。
(1)S7において第1の速度指令111を速度指令131として選択する前に、S20の処理が挿入され、S20において圧力制御部120−3の積分動作をOFFする処理を行うこと。
(2)S11においてクリープ速度を速度指令131として選択する処理の前に、S20において圧力制御部120−3の積分動作をOFFする処理を行うこと。
(3)S12において第2の速度指令121を速度指令131として選択する前に、S21において圧力制御部120−3の積分動作をONする処理を行うこと。
ここで、圧力制御部120−3の積分動作をOFFするとは、図10の圧力制御部120−3において、積分器入力選択部302のスイッチをb側にさせて、積分器303の入力を0とし、積分器303の動作を無効にする処理のことを示す。なおスイッチをb側にしても、第2の速度指令121として、圧力指令123と圧力フィードバック信号との差分に圧力比例ゲイン306であるゲインKaを乗じた信号が出力される。また圧力制御部120−3の積分動作をONするとは、図10の圧力制御部120−3において、積分器入力選択部302のスイッチをa側にさせて、通常の積分動作を行う処理のことを示す。
このような処理を行うことにより、速度指令131として第2の速度指令121が選択された場合には圧力制御部120−3の積分動作が働き、それ以外の場合、すなわち速度指令131として第1の速度指令111またはクリープ速度が選択された場合には、圧力制御部120−3の積分動作を停止させることができる。
圧力制御部120−3の積分動作では、圧力偏差301を積分してゆき、発生した圧力偏差301に応じて操作量、すなわちモータ1の速度指令131を増加させることにより、圧力偏差301を0にするまでの時間を短縮する。仮に実施の形態3とは異なり、この積分動作を常時働かせておくと仮定すると、加圧ヘッド5がワーク6に非接触状態であるときの送り動作中も積分動作が有効になる。加圧ヘッド5がワーク6に非接触状態のときには圧力は発生していない、すなわち圧力が0であるため、加圧ヘッド5がワーク6に接触していない時には、積分器303の出力が過大になる。これに伴い、第2の速度指令121もまた過大になる。送り動作が完了すると、第2の速度指令121とクリープ速度との小さい方を速度指令とする処理が行われるが、圧力制御部120−3の積分器303の出力が大きくなっているため、クリープ速度から第2の速度指令121になかなか切り換わらず、加圧動作がなかなか開始されないという問題が発生する。
実施の形態3の圧力制御部120−3によれば、第2の速度指令121が速度指令131として選択される場合のみ、圧力制御部120−3の積分動作が有効になる。また実施の形態3の圧力制御部120−3によれば、第1の速度指令111またはクリープ速度が速度指令131として選択される場合には、圧力制御部120−3の圧力比例ゲイン306のみ有効にされる。そのため、上記の問題を防止することができる。また、第2の速度指令が選択される圧力制御中に、圧力制御部が積分動作を含むPI制御で構成されるため、圧力指令に対する圧力フィードバック制御の追従特性が向上し、これによりワークの加圧動作が精度よく行われる。
また圧力制御部120−3の積分動作を常時働かせておくと、積分器の出力が大きくなることにより、速度指令131として第2の速度指令121に切替った瞬間に、圧力にオーバーシュートおよび振動が生じてしまうという問題もある。実施の形態3によれば、圧力制御部120−3に積分動作を含む構成をとった場合、圧力のオーバーシュートおよび振動を防止することができる。
圧力制御部120−3は、積分動作以外に、過渡時の応答を改善することを目的に、位相遅れ補償または位相進み補償を含む制御を用いてもよい。図12は図10に示す圧力制御部の変形例を示す図である。図12に示す圧力制御部120−3Aは、圧力偏差301に対し、位相補償部である位相遅れ進み補償部311が位相遅れ補償を行い、または位相進み補償を行う。
ここで、τ、τは位相遅れ進み補償部311のパラメータである。位相遅れ進み補償部311は、τ<τのときには位相遅れ補償となり、τ>τのときには位相進み補償となる。位相遅れ進み補償選択部312は、スイッチがa側のとき、位相遅れ進み補償部311の出力を選択し、スイッチがb側のとき、圧力偏差301を選択する。圧力制御部120−3Aは、これらの演算結果に、圧力比例ゲイン306を乗じて、第2の速度指令121を算出する。このように圧力制御部120−3Aは、速度指令選択部130において第2の速度指令121が選択されたとき以外は位相遅れ補償または位相進み補償を停止させる。
なお、図12の圧力制御部120−3Aを使用した制御部22は、基本的に図11のフローチャートに従って動作する。ただし図11のS20の処理が位相遅れ進み補償を無効にする。具体的には、図12中の位相遅れ進み補償選択部312のスイッチをb側にしてS21中の処理が位相遅れ進み補償を有効にする、すなわち、図12中の位相遅れ進み補償選択部312のスイッチをa側にするという処理にそれぞれ置き換わる。
送り動作のときのように加圧ヘッド5がワーク6に非接触状態であるときに、常時、位相遅れ補償または位相進み補償を行うと、積分動作を常時動作させたときの同様の問題が発生する。図12の圧力制御部120−3Aが位相遅れ補償または位相進み補償を含むときには、送り動作のように加圧ヘッド5がワーク6に非接触状態であるとき、すなわち、速度指令として第1の速度指令111またはクリープ速度が選択されているときには、位相遅れ補償または位相進み補償の動作が行われず、圧力制御部120−3Aの圧力比例ゲイン306のみ有効になり、上記の問題の発生を防止することができる。また、第2の速度指令が選択される圧力制御中に、圧力制御部が位相遅れ補償または位相進み補償で構成されるため、圧力指令に対する圧力フィードバック制御の追従特性が向上し、これによりワークの加圧動作が精度よく行われる。
また実施の形態3は、基本的に、実施の形態1,2と比べて圧力制御部120−3Aの構成のみが異なるので、実施の形態1,2で述べた効果と同様の効果を得ることができる。
図13は本発明の実施の形態1から3に係るモータ制御装置のハードウェア構成図である。各実施の形態のモータ制御装置20は、入出力部81、記憶部82およびプロセッサ83を含み、入出力部81、記憶部82およびプロセッサ83はデータバス84で相互に接続されている。
入出力部81は、外部機器から送信される情報を記憶部82に記憶させると共に、プロセッサ83が外部機器との間で情報を送受信するためのインターフェース回路である。各実施の形態では、図1に示す位置フィードバック信号2A、速度フィードバック信号2B、圧力情報21A、移動量情報21B、クリープ速度情報21Cおよび圧力フィードバック信号12が入出力部81に入力され、電流11が入出力部81を介してモータ1に対して出力される。
記憶部82の種類としては、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはSSD(Solid State Drive)を例示できる。記憶部82は、プロセッサ83用プログラムを記憶する。また記憶部82は、入出力部81を介して入力された各種情報を一時的に記憶する。
プロセッサ83はCPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)といった回路である。プロセッサ83は図3に示す制御部22を有し、記憶部82に格納されたプログラムをプロセッサ83が実行することにより、制御部22が実現される。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 モータ、1A 回転軸、2 エンコーダ、2A 位置フィードバック信号、2A1 フィードバック速度指令、2B 速度フィードバック信号、3 ボールネジ、4 カップリング、5 加圧ヘッド、6 ワーク、7 負荷検出センサ、8 テーブル、11 電流、12 圧力フィードバック信号、20 モータ制御装置、21 動作情報設定部、21A 圧力情報、21B 移動量情報、21C クリープ速度情報、22 制御部、23 始動信号、101 位置指令生成部、102 位置指令、110 位置制御部、110−2 位置制御部、111 第1の速度指令、120 圧力制御部、120−3 圧力制御部、120−3A 圧力制御部、121 第2の速度指令、122 圧力指令生成部、123 圧力指令、130 速度指令選択部、131 速度指令、140 速度制御部、141 電流指令、150 電流制御部、251 微分処理、252 ローパスフィルタ、252−1 フィードフォワード速度指令、301 圧力偏差、302 積分器入力選択部、303 積分器、305 積分制御出力、306 圧力比例ゲイン、311 位相遅れ進み補償部、312 位相遅れ進み補償選択部。

Claims (11)

  1. エンコーダを備えたモータを制御するモータ制御装置であって、
    前記モータによって駆動される機械負荷が加圧対象物に接近し、かつ、前記機械負荷の最終位置が前記加圧対象物の一定距離手前となるべき指令値である位置指令を生成する位置指令生成部と、
    前記エンコーダで検出された前記モータの位置が前記位置指令に追従するように第1の速度指令を出力する位置制御部と、
    前記加圧対象物に加えるべき圧力または力の指令値である圧力指令を生成する圧力指令生成部と、
    前記機械負荷が前記加圧対象物に押し当てられたときに、前記機械負荷で検出された圧力または力が前記圧力指令に追従するように第2の速度指令を出力する圧力制御部と、
    前記機械負荷が前記加圧対象物に接触する際の前記モータの速度の上限を規定するクリープ速度と、前記第1の速度指令と、前記第2の速度指令との何れか1つを選択し、前記モータが動作すべき速度指令として出力する速度指令選択部と、
    前記速度指令選択部が出力する速度指令に前記モータの速度が追従するように前記モータに電流を供給する電流指令を出力する速度制御部と、
    を備え、
    前記速度指令選択部は、前記第1の速度指令を選択した後、前記第1の速度指令が前記クリープ速度を下回ったタイミング以降では、前記第2の速度指令または前記クリープ速度の小さい値を選択することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記位置制御部は、前記位置指令と前記モータの位置との偏差に基づいてフィードバック速度指令を算出し、前記フィードバック速度指令を前記第1の速度指令として出力することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記位置制御部は、前記位置指令と前記モータの位置との偏差に基づいて算出されるフィードバック速度指令に、前記位置指令を微分演算することによって算出されるフィードフォワード速度指令を加算して、前記第1の速度指令として出力することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  4. 前記速度指令選択部は、
    始動を開始したとき前記第1の速度指令を速度指令として選択し、
    前記位置指令に追従して動作する位置制御の減速動作中に前記位置制御部から出力される速度指令がクリープ速度を下回ったタイミング以降では、前記第2の速度指令と前記クリープ速度の小さい方を逐次選択することにより速度指令を算出することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のモータ制御装置。
  5. 前記速度指令選択部は、
    始動を開始したとき前記第1の速度指令を速度指令として選択し、
    前記位置指令に追従して動作する位置制御の減速動作中に位置指令を微分した指令速度が前記クリープ速度を下回ったタイミング以降では、前記第2の速度指令と前記クリープ速度の小さい方を逐次選択することにより速度指令を算出することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のモータ制御装置。
  6. 前記速度指令選択部は、
    始動を開始したとき前記第1の速度指令を速度指令として選択し、
    前記位置指令に追従して動作する位置制御の減速動作中に前記フィードバック速度指令が前記クリープ速度を下回ったタイミング以降では、前記第2の速度指令と前記クリープ速度の小さい方を逐次選択することにより速度指令を算出することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のモータ制御装置。
  7. 前記速度指令選択部は、
    始動を開始したとき前記第1の速度指令を速度指令として選択し、
    前記位置指令に追従して動作する位置制御の減速動作中に前記フィードフォワード速度指令が前記クリープ速度を下回ったタイミング以降では前記第2の速度指令と前記クリープ速度の小さい方を逐次選択することにより速度指令を算出することを特徴とする請求項3に記載のモータ制御装置。
  8. 前記圧力制御部は、前記機械負荷が前記加圧対象物に非接触状態であるとき、前記圧力指令と前記機械負荷で検出された圧力または力との圧力偏差を積分する積分動作を停止することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  9. 前記位置制御部は、前記速度指令選択部が前記クリープ速度または前記第2の速度指令を選択しているとき、前記位置指令を、前記エンコーダで検出された前記モータの位置に書き換えることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  10. 前記圧力制御部は、
    前記圧力指令と前記機械負荷で検出された圧力または力との圧力偏差の位相遅れ補償または位相進み補償を行う位相補償部を備え、
    前記速度指令選択部において前記第2の速度指令が選択されたとき以外は前記位相遅れ補償または前記位相進み補償を停止させることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  11. エンコーダを備えたモータにより駆動される機械負荷の移動速度を制御するモータ制御装置であって、
    前記機械負荷の移動速度が、前記エンコーダで検出された前記モータの位置が位置指令に追従する第1の速度となるように制御され、
    前記第1の速度が、前記機械負荷が加圧対象物に接触する際の前記モータの速度の上限を規定するクリープ速度を下回ったタイミング以降は、前記機械負荷の移動速度が、前記機械負荷で検出された圧力または力が圧力指令に追従する第2の速度、又は前記クリープ速度の何れか小さい方の速度となるように制御されることを特徴とするモータ制御装置。
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