JP6112139B2 - クランクシャフトの加工方法及び加工装置 - Google Patents
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Description
上記特定のジャーナルは上記複数のジャーナルのうちの上記クランクシャフトの中央寄りのジャーナルであり、
上記複数の加工部のうち特定のジャーナルのみの単独研削を上記第1砥石によって行なう工程と、
上記特定のジャーナルの研削加工後に、上記複数の加工部のうちの上記特定のジャーナルを除いた残りの加工部を上記第1及び第2の両砥石によって順次研削していく工程とを備え、
上記順次研削において、上記第1砥石を上記特定のジャーナル以外のジャーナルに当て、上記第2砥石をジャーナル以外の加工部に当て、この両者を同時に研削する同時研削、並びに上記両砥石のうちのいずれか一方を1つの加工部に当てて研削する単独研削を行ない、少なくとも上記同時研削時には上記特定のジャーナルをレストで支持すること、並びに、
上記順次研削において、上記両砥石の上記軸方向に並ぶ順序を保った状態で、上記第1砥石を、上記中央寄りのジャーナルの位置から途中で後戻りさせることなく上記クランクシャフトの一端側へ向かって移動させていき、該一端側から途中で後戻りさせることなく上記クランクシャフトの他端側へ向かって移動させていき、該他端側から途中で後戻りさせることなく上記中央寄りのジャーナルの位置に移動させていくようにし、これらの移動の過程で、上記第1砥石をジャーナルの位置で停止させて上記同時研削又は上記単独研削を行なうことを特徴とする。
上記同時研削は、上記複数の加工部のうち相隣るジャーナル及びクランクピンを挟んでその両側にあるジャーナルとジャーナル以外の他の加工部に対して行なう。
上記クランクシャフトは、4気筒エンジンのクランクシャフトであって、上記複数の加工部として、エンジンのフロント側からエンジンリヤ側に向かって順に並ぶ、第1ジャーナル、第1クランクピン、第2ジャーナル、第2クランクピン、第3ジャーナル、第3クランクピン、第4ジャーナル、第4クランクピン、第5ジャーナル、リヤフランジ及びスピゴットを有し、
上記第1砥石はジャーナル専用の砥石であり、上記第2砥石はジャーナル以外の他の加工部専用の砥石であって、上記第1砥石と上記第2砥石は上記第1砥石がエンジンフロント側に位置するように上記軸方向に並び、
上記第3ジャーナルのみの単独研削を上記第1砥石によって行なう工程と、
上記第3ジャーナルの研削加工後に、上記複数の加工部のうちの上記第3ジャーナルを除いた残りの加工部を上記第1及び第2の両砥石によって順次研削していく工程とを備え、
上記順次研削において、上記第1砥石を上記第3ジャーナル以外のジャーナルに当て、上記第2砥石をジャーナル以外の加工部に当て、この両者を同時に研削する同時研削、並びに上記両砥石のうちのいずれか一方を1つの加工部に当てて研削する単独研削を行ない、少なくとも上記同時研削時には上記第3ジャーナルをレストで支持するものであり、
上記順次研削においては、上記第4クランピンの単独研削、上記第1ジャーナルと第2クランクピンの同時研削、上記第1クランクピンの単独研削、上記第2ジャーナルと第3クランクピンの同時研削、上記第5ジャーナルの単独研削、上記第4ジャーナルとスピゴットの同時研削、並びに上記リヤフランジの単独研削を順に行なうことを特徴とする。
上記クランクシャフトの両端をチャックし該クランクシャフトをその軸心を回転中心として回転させる回転駆動手段と、
上記複数の加工部のうちの上記ジャーナルを研削する第1砥石と、
上記クランクシャフトの軸方向において上記第1砥石と並ぶように配置され、上記複数の加工部のうちの上記ジャーナル以外の加工部を研削する第2砥石と、
上記第1砥石を上記クランクシャフトの軸方向及び該軸方向に直交する方向に移動させる第1砥石駆動手段と、
上記第2砥石を上記クランクシャフトの軸方向及び該軸方向に直交する方向に移動させる第2砥石駆動手段と、
上記第1砥石及び第2砥石の上記軸方向の移動に干渉しないように配置され、上記クランクシャフトの特定のジャーナルを支持するレストと、
上記レストを上記特定のジャーナルを支持する支持位置と該支持位置から退いた位置とに移動させるレスト駆動手段と、
上記第1砥石による上記特定のジャーナルのみの単独研削後、該特定のジャーナルが上記レストによって支持され、上記複数の加工部のうちの特定のジャーナルを除いた残りの加工部が上記第1及び第2の両砥石によって順次研削されるように、上記回転駆動手段、上記両砥石駆動手段及び上記レスト駆動手段の作動を制御する制御装置とを備え、
上記制御装置が、上記順次研削において、上記第1砥石を上記特定のジャーナル以外のジャーナルに当て、上記第2砥石をジャーナル以外の加工部に当て、この両者を同時に研削する同時研削と、上記両砥石のうちのいずれか一方を1つの加工部に当てて研削する単独研削とが行なわれるように、且つ上記両砥石が上記軸方向に並ぶ順序を保った状態で、上記第1砥石が上記中央寄りのジャーナルの位置から途中で後戻りさせることなく上記クランクシャフトの一端側へ向かって移動していき、該一端側から途中で後戻りすることなく上記クランクシャフトの他端側へ向かって移動していき、該他端側から途中で後戻りすることなく上記中央寄りのジャーナルの位置に移動していき、これらの移動の過程で、上記第1砥石がジャーナルの位置で停止して上記同時研削又は上記単独研削が行なわれるように、上記各駆動手段の作動を制御することを特徴とする。
上記クランクシャフトは、4気筒エンジンのクランクシャフトであって、上記複数の加工部として、エンジンのフロント側からエンジンリヤ側に向かって順に並ぶ、第1ジャーナル、第1クランクピン、第2ジャーナル、第2クランクピン、第3ジャーナル、第3クランクピン、第4ジャーナル、第4クランクピン、第5ジャーナル、リヤフランジ及びスピゴットを有し、
上記クランクシャフトの両端をチャックし該クランクシャフトをその軸心を回転中心として回転させる回転駆動手段と、
上記複数の加工部のうちの上記ジャーナルを研削する第1砥石と、
上記クランクシャフトの軸方向において上記第1砥石と並ぶように且つ上記第1砥石がエンジンフロント側に位置するように配置され、上記複数の加工部のうちの上記ジャーナル以外の加工部を研削する第2砥石と、
上記第1砥石を上記クランクシャフトの軸方向及び該軸方向に直交する方向に移動させる第1砥石駆動手段と、
上記第2砥石を上記クランクシャフトの軸方向及び該軸方向に直交する方向に移動させる第2砥石駆動手段と、
上記第1砥石及び第2砥石の上記軸方向の移動に干渉しないように配置され、上記クランクシャフトの第3ジャーナルを支持するレストと、
上記レストを上記第3ジャーナルを支持する支持位置と該支持位置から退いた位置とに移動させるレスト駆動手段と、
上記第1砥石による上記第3ジャーナルのみの単独研削後、該第3ジャーナルが上記レストによって支持され、上記複数の加工部のうちの第3ジャーナルを除いた残りの加工部が上記第1及び第2の両砥石によって順次研削されるように、上記回転駆動手段、上記両砥石駆動手段及び上記レスト駆動手段の作動を制御する制御装置とを備え、
上記制御装置が、上記順次研削において、上記第1砥石を上記第3ジャーナル以外のジャーナルに当て、上記第2砥石をジャーナル以外の加工部に当て、この両者を同時に研削する同時研削と、上記両砥石のうちのいずれか一方を1つの加工部に当てて研削する単独研削とが行なわれるように、且つ上記第4クランピンの単独研削、上記第1ジャーナルと第2クランクピンの同時研削、上記第1クランクピンの単独研削、上記第2ジャーナルと第3クランクピンの同時研削、上記第5ジャーナルの単独研削、上記第4ジャーナルとスピゴットの同時研削、並びに上記リヤフランジの単独研削が順に行なわれるように、上記各駆動手段の作動を制御することを特徴とする。
図1に示すように、回転砥石によって加工すべきエンジンのクランクシャフト1は、複数のジャーナル1J〜5Jと、相隣るジャーナル間に設けられクランクシャフト1の軸心に対して偏心した複数のクランクピン1P〜4Pを備えている。ジャーナルとクランクピンとは交互に配置されている。クランクシャフト1の一端(エンジンフロント側)にはプーリーシャフト6が設けられ、他端(エンジンリヤ側)にはリヤフランジRF及びスピゴットSPが設けられている。本例のクランクシャフト1は4気筒エンジンのものである。ジャーナル1J〜5J、クランクピン1P〜4P、リヤフランジRF及びスピゴットSPが回転砥石によって研削加工される。クランクシャフト1の両端面の中心にはセンタ穴7が開口している。
図2に概略構成を示すように、クランクシャフト加工装置10は、クランクシャフト1をその軸心を回転中心として回転させる左右の主軸台11L,11R、左右の回転砥石12L,12R各々を支持する左右の砥石台13L,13R、並びにレスト装置14をベッド15上に備えている。左砥石12Lはジャーナル1J〜5Jの研削専用砥石(第1砥石)である。右砥石12Rはクランクピン1P〜4P、リヤフランジRF及びスピゴットSPを研削するための砥石(第2砥石)である。左右の砥石12L,12Rは互いの幅が相違し、左砥石12Lの砥石幅はジャーナル1J〜5Jの幅に対応し、右砥石12Rの砥石幅はクランクピン1P〜4Pの幅に対応して左砥石12Lの砥石幅よりも狭い。
[第1工程]
この工程はレストなしでの第3ジャーナル3Jの単独研削である。
この工程は第4クランクピン4Pの単独研削である。
この工程は第1ジャーナル1J及び第2クランクピン2Pの同時研削である。
この工程は第1クランクピン1Pの単独研削である。
この工程は第2ジャーナル2J及び第3クランクピン3Pの同時研削である。
この工程は第5ジャーナル5Jの単独研削である。
この工程は第4ジャーナル4J及びスピゴットSPの同時研削である。
この工程はリヤフランジRFの単独研削である。
1J〜5J ジャーナル
1P〜4P クランクピン
RF リヤフランジ
SP スピゴット
12L 左砥石(第1砥石)
12R 右砥石(第2砥石)
13L,13R 砥石台
17L,17R チャック手段(回転駆動手段の構成要素)
18L,18R 回転用モータ(回転駆動手段の構成要素)
21L,22L Z軸及びX軸の各送り機構(第1砥石駆動手段の構成要素)
21R,22R Z軸及びX軸の各送り機構(第2砥石駆動手段の構成要素)
23L,24L モータ(第1砥石駆動手段の構成要素)
23R,24R モータ(第2砥石駆動手段の構成要素)
32 レスト
33 レスト駆動手段
Claims (6)
- 複数のジャーナル及び複数のクランクピンを有するクランクシャフトをその軸心を回転中心として回転させながら、上記ジャーナル及び上記クランクピンを含む複数の加工部を上記クランクシャフトの軸方向に並ぶ第1砥石と第2砥石によって研削加工するクランクシャフトの加工方法であって、
上記特定のジャーナルは上記複数のジャーナルのうちの上記クランクシャフトの中央寄りのジャーナルであり、
上記複数の加工部のうち特定のジャーナルのみの単独研削を上記第1砥石によって行なう工程と、
上記特定のジャーナルの研削加工後に、上記複数の加工部のうちの上記特定のジャーナルを除いた残りの加工部を上記第1及び第2の両砥石によって順次研削していく工程とを備え、
上記順次研削において、上記第1砥石を上記特定のジャーナル以外のジャーナルに当て、上記第2砥石をジャーナル以外の加工部に当て、この両者を同時に研削する同時研削、並びに上記両砥石のうちのいずれか一方を1つの加工部に当てて研削する単独研削を行ない、少なくとも上記同時研削時には上記特定のジャーナルをレストで支持すること、並びに、
上記順次研削において、上記両砥石の上記軸方向に並ぶ順序を保った状態で、上記第1砥石を、上記中央寄りのジャーナルの位置から途中で後戻りさせることなく上記クランクシャフトの一端側へ向かって移動させていき、該一端側から途中で後戻りさせることなく上記クランクシャフトの他端側へ向かって移動させていき、該他端側から途中で後戻りさせることなく上記中央寄りのジャーナルの位置に移動させていくようにし、これらの移動の過程で、上記第1砥石をジャーナルの位置で停止させて上記同時研削又は上記単独研削を行なうことを特徴とするクランクシャフトの加工方法。 - 請求項1において、
上記第1砥石は上記ジャーナルを研削する砥石であり、上記第2砥石は上記ジャーナル以外の加工部を研削する砥石であり、
上記同時研削は、上記複数の加工部のうち相隣るジャーナル及びクランクピンを挟んでその両側にあるジャーナルとジャーナル以外の他の加工部に対して行なうことを特徴とするクランクシャフトの加工方法。 - 複数のジャーナル及び複数のクランクピンを有するクランクシャフトをその軸心を回転中心として回転させながら、上記ジャーナル及び上記クランクピンを含む複数の加工部を上記クランクシャフトの軸方向に並ぶ第1砥石と第2砥石によって研削加工するクランクシャフトの加工方法であって、
上記クランクシャフトは、4気筒エンジンのクランクシャフトであって、上記複数の加工部として、エンジンのフロント側からエンジンリヤ側に向かって順に並ぶ、第1ジャーナル、第1クランクピン、第2ジャーナル、第2クランクピン、第3ジャーナル、第3クランクピン、第4ジャーナル、第4クランクピン、第5ジャーナル、リヤフランジ及びスピゴットを有し、
上記第1砥石はジャーナル専用の砥石であり、上記第2砥石はジャーナル以外の他の加工部専用の砥石であって、上記第1砥石と上記第2砥石は上記第1砥石がエンジンフロント側に位置するように上記軸方向に並び、
上記第3ジャーナルのみの単独研削を上記第1砥石によって行なう工程と、
上記第3ジャーナルの研削加工後に、上記複数の加工部のうちの上記第3ジャーナルを除いた残りの加工部を上記第1及び第2の両砥石によって順次研削していく工程とを備え、
上記順次研削において、上記第1砥石を上記第3ジャーナル以外のジャーナルに当て、上記第2砥石をジャーナル以外の加工部に当て、この両者を同時に研削する同時研削、並びに上記両砥石のうちのいずれか一方を1つの加工部に当てて研削する単独研削を行ない、少なくとも上記同時研削時には上記第3ジャーナルをレストで支持するものであり、
上記順次研削においては、上記第4クランピンの単独研削、上記第1ジャーナルと第2クランクピンの同時研削、上記第1クランクピンの単独研削、上記第2ジャーナルと第3クランクピンの同時研削、上記第5ジャーナルの単独研削、上記第4ジャーナルとスピゴットの同時研削、並びに上記リヤフランジの単独研削を順に行なうことを特徴とするクランクシャフトの加工方法。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
上記複数の加工部の各研削加工では、上記クランクシャフトを所定の回転数で回転させて粗研削を行なった後、該クランクシャフトの回転数を低下させて仕上げ研削を行なうことを特徴とするクランクシャフトの加工方法。 - 複数のジャーナル及び複数のクランクピンを有するクランクシャフトの上記ジャーナル及びクランクピンを含む複数の加工部を研削加工するクランクシャフトの加工装置であって、
上記クランクシャフトの両端をチャックし該クランクシャフトをその軸心を回転中心として回転させる回転駆動手段と、
上記複数の加工部のうちの上記ジャーナルを研削する第1砥石と、
上記クランクシャフトの軸方向において上記第1砥石と並ぶように配置され、上記複数の加工部のうちの上記ジャーナル以外の加工部を研削する第2砥石と、
上記第1砥石を上記クランクシャフトの軸方向及び該軸方向に直交する方向に移動させる第1砥石駆動手段と、
上記第2砥石を上記クランクシャフトの軸方向及び該軸方向に直交する方向に移動させる第2砥石駆動手段と、
上記第1砥石及び第2砥石の上記軸方向の移動に干渉しないように配置され、上記クランクシャフトの特定のジャーナルを支持するレストと、
上記レストを上記特定のジャーナルを支持する支持位置と該支持位置から退いた位置とに移動させるレスト駆動手段と、
上記第1砥石による上記特定のジャーナルのみの単独研削後、該特定のジャーナルが上記レストによって支持され、上記複数の加工部のうちの特定のジャーナルを除いた残りの加工部が上記第1及び第2の両砥石によって順次研削されるように、上記回転駆動手段、上記両砥石駆動手段及び上記レスト駆動手段の作動を制御する制御装置とを備え、
上記制御装置が、上記順次研削において、上記第1砥石を上記特定のジャーナル以外のジャーナルに当て、上記第2砥石をジャーナル以外の加工部に当て、この両者を同時に研削する同時研削と、上記両砥石のうちのいずれか一方を1つの加工部に当てて研削する単独研削とが行なわれるように、且つ上記両砥石が上記軸方向に並ぶ順序を保った状態で、上記第1砥石が上記中央寄りのジャーナルの位置から途中で後戻りさせることなく上記クランクシャフトの一端側へ向かって移動していき、該一端側から途中で後戻りすることなく上記クランクシャフトの他端側へ向かって移動していき、該他端側から途中で後戻りすることなく上記中央寄りのジャーナルの位置に移動していき、これらの移動の過程で、上記第1砥石がジャーナルの位置で停止して上記同時研削又は上記単独研削が行なわれるように、上記各駆動手段の作動を制御することを特徴とするクランクシャフト加工装置。 - 複数のジャーナル及び複数のクランクピンを有するクランクシャフトの上記ジャーナル及びクランクピンを含む複数の加工部を研削加工するクランクシャフトの加工装置であって、
上記クランクシャフトは、4気筒エンジンのクランクシャフトであって、上記複数の加工部として、エンジンのフロント側からエンジンリヤ側に向かって順に並ぶ、第1ジャーナル、第1クランクピン、第2ジャーナル、第2クランクピン、第3ジャーナル、第3クランクピン、第4ジャーナル、第4クランクピン、第5ジャーナル、リヤフランジ及びスピゴットを有し、
上記クランクシャフトの両端をチャックし該クランクシャフトをその軸心を回転中心として回転させる回転駆動手段と、
上記複数の加工部のうちの上記ジャーナルを研削する第1砥石と、
上記クランクシャフトの軸方向において上記第1砥石と並ぶように且つ上記第1砥石がエンジンフロント側に位置するように配置され、上記複数の加工部のうちの上記ジャーナル以外の加工部を研削する第2砥石と、
上記第1砥石を上記クランクシャフトの軸方向及び該軸方向に直交する方向に移動させる第1砥石駆動手段と、
上記第2砥石を上記クランクシャフトの軸方向及び該軸方向に直交する方向に移動させる第2砥石駆動手段と、
上記第1砥石及び第2砥石の上記軸方向の移動に干渉しないように配置され、上記クランクシャフトの第3ジャーナルを支持するレストと、
上記レストを上記第3ジャーナルを支持する支持位置と該支持位置から退いた位置とに移動させるレスト駆動手段と、
上記第1砥石による上記第3ジャーナルのみの単独研削後、該第3ジャーナルが上記レストによって支持され、上記複数の加工部のうちの第3ジャーナルを除いた残りの加工部が上記第1及び第2の両砥石によって順次研削されるように、上記回転駆動手段、上記両砥石駆動手段及び上記レスト駆動手段の作動を制御する制御装置とを備え、
上記制御装置が、上記順次研削において、上記第1砥石を上記第3ジャーナル以外のジャーナルに当て、上記第2砥石をジャーナル以外の加工部に当て、この両者を同時に研削する同時研削と、上記両砥石のうちのいずれか一方を1つの加工部に当てて研削する単独研削とが行なわれるように、且つ上記第4クランピンの単独研削、上記第1ジャーナルと第2クランクピンの同時研削、上記第1クランクピンの単独研削、上記第2ジャーナルと第3クランクピンの同時研削、上記第5ジャーナルの単独研削、上記第4ジャーナルとスピゴットの同時研削、並びに上記リヤフランジの単独研削が順に行なわれるように、上記各駆動手段の作動を制御することを特徴とするクランクシャフト加工装置。
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