JP6112127B2 - エンジンのピストン構造 - Google Patents
エンジンのピストン構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6112127B2 JP6112127B2 JP2015041007A JP2015041007A JP6112127B2 JP 6112127 B2 JP6112127 B2 JP 6112127B2 JP 2015041007 A JP2015041007 A JP 2015041007A JP 2015041007 A JP2015041007 A JP 2015041007A JP 6112127 B2 JP6112127 B2 JP 6112127B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dynamic vibration
- piston pin
- rod
- piston
- vibration absorber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
上記動吸振器は、
上記ピストンピンの軸方向に延び、該ピストンピンに対して該ピストンピンの径方向に振れることによって特定の振動周波数域において動吸振機能を発揮する第1動吸振部と、
上記第1動吸振部に設けられ、上記ピストンピンに対して振れることによって上記特定の振動周波数域と異なる振動周波数域において動吸振機能を発揮する第2動吸振部を備え、
上記第2動吸振部の上記ピストンピンに対して振れる部分と上記第1動吸振部の上記ピストンピンに対して振れる部分の間に、上記第2動吸振部の上記振れる部分が上記ピストンピンの径方向に振れることを許容する隙間が設けられていることを特徴とする。
上記ピストンピンの内部に設けられた支持部と、
上記支持部に片持ち支持されて該ピストンピンの軸方向に延び、上記支持部を支点にして上記ピストンピンの径方向に振れるロッドと、
上記ロッドに弾性的に支持されて上記ピストンピンの軸方向に延び、該ロッドに対して振れる補助質量体としての円筒体とを備えてなり、
上記支持部に片持ち支持された上記ロッドと上記円筒体が上記第1動吸振部を構成し、上記ロッドに支持された上記円筒体が上記第2動吸振部を構成する。
上記ピストンピンの内部の略中央部に設けられた支持部と、
上記支持部に各々片持ち支持されて上記ピストンピンの軸方向に互いに離反するように延び、上記支持部を支点にして上記ピストンピンの径方向に振れる一対のロッドと、
上記一対のロッド各々に弾性的に支持された補助質量体とを備えてなり、
上記支持部、該支持部の一方の側に設けられた上記ロッド及び上記補助質量体が第1動吸振器を構成し、
上記支持部、該支持部の他方の側に設けられた上記ロッド及び上記補助質量体が第2動吸振器を構成し、
上記第1及び第2の動吸振器各々において、上記支持部に片持ち支持された上記ロッドと該ロッドに支持された上記補助質量体とからなる振動系が上記第1動吸振部を構成し、上記ロッドに弾性的に支持された上記補助質量体が上記第2動吸振部を構成している。
上記動吸振器は、
上記ピストンピンの軸方向に延び、該ピストンピンに対して該ピストンピンの径方向に振れることによって特定の振動周波数域において動吸振機能を発揮する第1動吸振部と、
上記第1動吸振部に設けられ、上記ピストンピンに対して振れることによって上記特定の振動周波数域と異なる振動周波数域において動吸振機能を発揮する第2動吸振部を備えたものであり、
上記ピストンピンの内部の略中央部に設けられた支持部と、
上記支持部に各々片持ち支持されて上記ピストンピンの軸方向に互いに離反するように延び、上記支持部を支点にして上記ピストンピンの径方向に振れる一対のロッドと、
上記一対のロッド各々に弾性的に支持された補助質量体とを備えてなり、
上記支持部、該支持部の一方の側に設けられた上記ロッド及び上記補助質量体が第1動吸振器を構成し、
上記支持部、該支持部の他方の側に設けられた上記ロッド及び上記補助質量体が第2動吸振器を構成し、
上記第1及び第2の動吸振器各々において、上記支持部に片持ち支持された上記ロッドと該ロッドに支持された上記補助質量体とからなる振動系が上記第1動吸振部を構成し、上記ロッドに弾性的に支持された上記補助質量体が上記第2動吸振部を構成していることを特徴とする。
図1に示すエンジンのピストン構造において、1はピストン、2はピストン1とクランクシャフト(図示省略)を連結するコンロッドである。ピストン1は、エンジンサイクル(吸気行程、圧縮行程、膨張行程(燃焼行程)及び排気行程)を実現すべく、エンジンのシリンダ(図示省略)を往復動する。コンロッド2は小端部2aと大端部2bを有し、小端部2aがピストン1のスカート部1aにピストンピン3を介して連結され、大端部2bがクランクシャフトのクランクピンに連結される。
図7に示すように、本実施形態の実施形態1との相違点は一対の動吸振器5の配置にある。すなわち、実施形態1では、一対の動吸振器5が1つの支持部6を共用していたが、本実施形態では、各動吸振器5がそれぞれ専用の支持部6を備えている。以下、具体的に説明する。
図8に示すように、本実施形態は1つの動吸振器5に動吸振機能を発揮する振動周波数が相異なる第1乃至第3の動吸振部を備えるケースである。
2 コンロッド
3 ピストンピン
5 動吸振器
6 支持部
7 ロッド
8 円筒体
12 弾性材
13 円筒体
15 円筒体
Claims (6)
- シリンダ内で往復動するピストンと、小端部がピストンと連結され、大端部がクランクシャフトと連結されるコンロッドと、上記ピストンとコンロッドの小端部を連結する断面中空の円筒状ピストンピンと、このピストンピン内に設けられた動吸振器とを備えるエンジンのピストン構造であって、
上記動吸振器は、
上記ピストンピンの軸方向に延び、該ピストンピンに対して該ピストンピンの径方向に振れることによって特定の振動周波数域において動吸振機能を発揮する第1動吸振部と、
上記第1動吸振部に設けられ、上記ピストンピンに対して振れることによって上記特定の振動周波数域と異なる振動周波数域において動吸振機能を発揮する第2動吸振部を備え、
上記第2動吸振部の上記ピストンピンに対して振れる部分と上記第1動吸振部の上記ピストンピンに対して振れる部分の間に、上記第2動吸振部の上記振れる部分が上記ピストンピンの径方向に振れることを許容する隙間が設けられていることを特徴とするエンジンのピストン構造。 - 請求項1において、
上記動吸振器は、
上記ピストンピンの内部に設けられた支持部と、
上記支持部に片持ち支持されて該ピストンピンの軸方向に延び、上記支持部を支点にして上記ピストンピンの径方向に振れるロッドと、
上記ロッドに弾性的に支持されて上記ピストンピンの軸方向に延び、該ロッドに対して振れる補助質量体としての円筒体とを備えてなり、
上記支持部に片持ち支持された上記ロッドと上記円筒体が上記第1動吸振部を構成し、上記ロッドに支持された上記円筒体が上記第2動吸振部を構成していることを特徴とするエンジンのピストン構造。 - 請求項2において、
上記ロッドが上記円筒体に挿入され、該ロッドの先端が該円筒体の端部に結合されて、該円筒体が該ロッドの先端に片持ち支持されており、
上記円筒体の内周面と上記ロッドの周面との間に弾性材が充填されていることを特徴とするエンジンのピストン構造。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
上記ピストンピンの内部の略中央部に設けられた支持部と、
上記支持部に各々片持ち支持されて上記ピストンピンの軸方向に互いに離反するように延び、上記支持部を支点にして上記ピストンピンの径方向に振れる一対のロッドと、
上記一対のロッド各々に弾性的に支持された補助質量体とを備えてなり、
上記支持部、該支持部の一方の側に設けられた上記ロッド及び上記補助質量体が第1動吸振器を構成し、
上記支持部、該支持部の他方の側に設けられた上記ロッド及び上記補助質量体が第2動吸振器を構成し、
上記第1及び第2の動吸振器各々において、上記支持部に片持ち支持された上記ロッドと該ロッドに支持された上記補助質量体とからなる振動系が上記第1動吸振部を構成し、上記ロッドに弾性的に支持された上記補助質量体が上記第2動吸振部を構成していることを特徴とするエンジンのピストン構造。 - シリンダ内で往復動するピストンと、小端部がピストンと連結され、大端部がクランクシャフトと連結されるコンロッドと、上記ピストンとコンロッドの小端部を連結する断面中空の円筒状ピストンピンと、このピストンピン内に設けられた動吸振器とを備えるエンジンのピストン構造であって、
上記動吸振器は、
上記ピストンピンの軸方向に延び、該ピストンピンに対して該ピストンピンの径方向に振れることによって特定の振動周波数域において動吸振機能を発揮する第1動吸振部と、
上記第1動吸振部に設けられ、上記ピストンピンに対して振れることによって上記特定の振動周波数域と異なる振動周波数域において動吸振機能を発揮する第2動吸振部を備えたものであり、
上記ピストンピンの内部の略中央部に設けられた支持部と、
上記支持部に各々片持ち支持されて上記ピストンピンの軸方向に互いに離反するように延び、上記支持部を支点にして上記ピストンピンの径方向に振れる一対のロッドと、
上記一対のロッド各々に弾性的に支持された補助質量体とを備えてなり、
上記支持部、該支持部の一方の側に設けられた上記ロッド及び上記補助質量体が第1動吸振器を構成し、
上記支持部、該支持部の他方の側に設けられた上記ロッド及び上記補助質量体が第2動吸振器を構成し、
上記第1及び第2の動吸振器各々において、上記支持部に片持ち支持された上記ロッドと該ロッドに支持された上記補助質量体とからなる振動系が上記第1動吸振部を構成し、上記ロッドに弾性的に支持された上記補助質量体が上記第2動吸振部を構成していることを特徴とするエンジンのピストン構造。 - 請求項5において、
上記第1動吸振器及び第2動吸振器各々は、上記補助質量体として、上記ロッドに弾性的に支持されて上記ピストンピンの軸方向に延び、該ロッドに対して振れる円筒体を備えてなることを特徴とするエンジンのピストン構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015041007A JP6112127B2 (ja) | 2015-03-03 | 2015-03-03 | エンジンのピストン構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015041007A JP6112127B2 (ja) | 2015-03-03 | 2015-03-03 | エンジンのピストン構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016161062A JP2016161062A (ja) | 2016-09-05 |
JP6112127B2 true JP6112127B2 (ja) | 2017-04-12 |
Family
ID=56846614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015041007A Active JP6112127B2 (ja) | 2015-03-03 | 2015-03-03 | エンジンのピストン構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6112127B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106363076A (zh) * | 2016-08-29 | 2017-02-01 | 天津市天锻压力机有限公司 | 一种充液成形液压机内高压钢管液压打孔的液压系统 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10393265B2 (en) * | 2017-10-18 | 2019-08-27 | GM Global Technology Operations LLC | Damper for piston and piston pin, for ice engines |
JP6481738B1 (ja) * | 2017-10-25 | 2019-03-13 | マツダ株式会社 | エンジンの往復回転機構およびその製造方法 |
JP6481737B1 (ja) * | 2017-10-25 | 2019-03-13 | マツダ株式会社 | エンジンの往復回転機構およびその製造方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB239203A (en) * | 1924-09-01 | 1926-02-04 | Alessandro Tebaldi | Improvements relating to valves fitted to the pistons of internal combustion engines |
JPS59181248U (ja) * | 1983-05-20 | 1984-12-03 | 川崎重工業株式会社 | 内燃機関のピストン装置 |
JPS6483743A (en) * | 1987-09-25 | 1989-03-29 | Bridgestone Corp | Vibration absorber |
JP2000329187A (ja) * | 1999-05-18 | 2000-11-28 | Tokkyokiki Corp | 制振装置 |
WO2014034034A1 (ja) * | 2012-08-29 | 2014-03-06 | マツダ株式会社 | エンジンのピストン構造 |
JP6020057B2 (ja) * | 2012-11-07 | 2016-11-02 | マツダ株式会社 | エンジンのピストン構造 |
-
2015
- 2015-03-03 JP JP2015041007A patent/JP6112127B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106363076A (zh) * | 2016-08-29 | 2017-02-01 | 天津市天锻压力机有限公司 | 一种充液成形液压机内高压钢管液压打孔的液压系统 |
CN106363076B (zh) * | 2016-08-29 | 2019-01-08 | 天津市天锻压力机有限公司 | 一种充液成形液压机内高压钢管液压打孔的液压系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016161062A (ja) | 2016-09-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5983750B2 (ja) | エンジンのピストン構造 | |
JP6112127B2 (ja) | エンジンのピストン構造 | |
RU2705325C1 (ru) | Узел крышки коленчатого вала и двигатель внутреннего сгорания (варианты) | |
JP6107691B2 (ja) | エンジンのピストン構造 | |
JP6156580B2 (ja) | エンジンの往復回転機構 | |
US9347396B2 (en) | Piston structure for engine | |
JP6167927B2 (ja) | エンジンのピストン構造 | |
US20150240711A1 (en) | Connecting rod structure of engine | |
JP6107765B2 (ja) | エンジンのピストン構造 | |
US11181166B2 (en) | Crank cap assembly | |
JP6020057B2 (ja) | エンジンのピストン構造 | |
KR20170040594A (ko) | 공압식 엔진마운트 구조 | |
CN109707844B (zh) | 发动机的往复旋转机构及其制造方法 | |
JP6481738B1 (ja) | エンジンの往復回転機構およびその製造方法 | |
JP6056787B2 (ja) | エンジンのピストン構造 | |
JP6176136B2 (ja) | エンジンのピストン構造 | |
JP6481739B1 (ja) | エンジンの往復回転機構およびその製造方法 | |
JP7112906B2 (ja) | 複リンク式ピストンクランク機構 | |
JP6056784B2 (ja) | エンジンのピストン構造 | |
JP6274190B2 (ja) | 内燃機関およびピストンピン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161108 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170214 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170227 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6112127 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |