JP6111548B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信がいつまでも継続する不具合の防止機能を備えたファクシミリ装置に関する。
ファクシミリ通信では、画像データを送信する前手順において、送信側と受信側で対応可能な符号化方式を、MH(modified Huffman coding)、MR(Modified READ[Relative Element Address Designate])、MMR(Modified Modified READ)、JBIG(Joint Bi-level Image experts Group)などの中から決定する。その後、送信側は、その決定した符号化方式で画像データを符号化し、該符号化で得た符号データを受信側へ送信する。受信側は、その符号データを前手順で決定した符号化方式に従って復号化して元の画像データを復元する。
通信途中の通信回線で受けるノイズやひずみ等により受信データにエラーが生じた場合、受信側で復号化して得た画像が大きく乱れることがある。その対策として、受信データの間違いを修正するECM(Error Correction Mode)と呼ばれる通信方式が広く普及している。MMRやJBIGの場合、受信データにエラーがあると、エラー発生箇所以降のすべてを正常に復号化できなくなるため、必ずECM方式が採用される。
ECM方式では、図9に示すように、送信側および受信側の両方で、ECM用の通信バッファ(ECMバッファとする)が設けられる。ECMバッファは、256バイト(Byte)単位のフレームを256個保持可能な64Kバイトの記憶領域として構成される。符号化部で生成された符号データは、256バイト単位のフレームに区切られて、ECMバッファに順次格納される(図9;P1)。
ECM方式では、このECMバッファ(64Kバイト)単位に区切ってデータの送信が行われる。送信側は、64Kバイト単位に区切ったデータの末尾に、次のデータの有無等を示すPPS信号を付加する。PPS信号には、1ページのデータがこの256フレームに収まり切らずさらに続くことを示すPPS−NULL、この通信での最終ページであって以後のデータがないことを示すPPS−EOP、当該ページは終了し同じモードで次ページのデータが続くことを示すPPS−MPS、当該ページは終了し送信モードの変更を行って次ページのデータがあることを示すPPS−EOM、がある。
送信側は、PPS−EOPに対して、データを正常に受信したことを示すMCF信号を受け取ったら、Phase-E(通信を終了させるための手順)に移行する。PPS−EOMに対してMCFを受け取ったらPhase-B(送信モードを変更するための手順)に移行する。PPS−MPSに対してMCFを受け取ったらPhase-C(画像データを送信する手順)に戻る。
ECMバッファ(64Kバイト)単位に区切ったデータの送信において、各フレームのデータはFCD(frame coded data)と呼ばれるHDLC(High level Data Link Control procedures)フレームフォーマットで送信される(P2)。各FCDには0から最大255までのいずれかのフレーム番号が割り当てられる。受信側では各FCDに対してFCS(frame check sequence)チェックを行い、正しいフレームデータのみ受信用ECMバッファに格納する(P3)。誤りの検知されたFCDに対応する受信用ECMバッファのフレームは空のままにされる。誤りが検知されたFCDのフレーム番号は、PPR(partial page request)信号によって、送信側に通知される(P4)。送信側はPPR信号によって再送要求のあったフレームのみを再送する(P5)。受信側は再送されたフレームが正常ならば、受信側ECMバッファの該当するフレーム番号の領域へそのデータを格納する(P6)。すべてのフレームが正常に受信されるまで、PPRの通知(P4)と再送(P5)は繰り返される。
ECMバッファ(64Kバイト)単位の全てのフレームが正しく受信されたら、受信側は復号化動作を開始し(P7)、正常に復号が完了したらMCF(message confirmation)信号が送信側へ通知される(P8)。
オフィスなどに設置されるファクシミリ装置では、ECMを使用し、符号化方式としては圧縮率の高いJBIGが多く用いられる。JBIGにてファクシミリ送信する場合、送信側の符号化に係るソフトウェア処理あるいはハードウェア処理の不具合によって符号データに不要なデータが付加されてしまうと、復号時に、たとえば、余計なゴミラインが生成されてしまう。
特許文献1には、JBIG方式で符号化された符号データの復号化処理において画像データに余計なゴミラインが生じることを防止するための処理を、受信側で行う技術が開示されている。
特開2002−165100号公報 特開2003−069798号公報 特開平5−191612号公報
ファクシミリ装置は、様々な相手が送信先になるため、特許文献1に開示されたように、余計なゴミライン等に関する問題を受信側で対処する方法では、その機能を具備しない受信機において当然にその問題は解決されない。
したがって、送信側で対処することが望ましい。しかし、ファクシミリ装置の送信ユニットは、通常、図10に示すように構成される。すなわち、原稿を光学的に読み取るスキャナ等から送信対象の画像データがバッファメモリを介してCODEC(COder/DECoder)モジュールに入力され、CODECモジュールの出力する符号データは、ECMバッファを介して、モデムで変調され、NCU(Network Control Unit)から電話回線を通じて受信側へと送信される。このように、上流のCODECモジュールからECMバッファを介して下流のモデムへと順にデータを受け渡すだけの一般的なファクシミリ送信のデータフローでは、符号データに不要なデータが付加されているかどうかを判別できず、送信側で上記問題の解決を図ることはできなかった。
ところで、受信側のファクシミリ装置には、受信した符号データをリアルタイムに復号化処理するタイプと、1ページ分のデータの受信が完了(PPS−MPSまたはPPS−EOPを受信)してから復号化処理を開始するタイプがある。後者の場合、符号データに不要なデータが付加されたことにより、1ページの終了を認識できず、電話回線を捕捉したまま数十分、あるいは数時間と経過してしまう現象が生じ得る。たとえば、図11に示すように、送信側での符号化の不具合により、送信データに256バイトのゴミデータ(PPS−NULL)が連続して付加されると、受信側では、長尺原稿を受信していると解釈してしまい、いつまでたっても、復号化処理を開始せずに、電話回線を長時間捕捉してしまう。その結果、通信費用が無駄に嵩むと共に、他のファクシミリ装置からの受信等ができなくなるなどの不利益をユーザに与えてしまう。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、送信側で符号化の不具合を検出して通信を中止することのできるファクシミリ装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]送信対象の画像データを符号化して符号データを生成する符号化部と、
前記符号化部の生成した符号データを送信する送信部と、
前記符号データが所定の符号化方式の場合に、前記送信部による前記符号データの送信動作と並行して、前記符号化部により生成された前記符号データを復号化する復号化部と、
前記復号化部での復号化結果から前記符号データの異常を検出する判定部と、
前記判定部によって前記異常が検出された場合に、前記送信部による前記符号データの送信動作を中止させる制御部と
を有し、
前記所定の符号化方式は、JBIG方式であり、
前記判定部は、前記復号化部が1ストライプ分に相当する画素数を復号化したタイミングで所定のコードが符号データに現れない場合に前記異常を検出する
ことを特徴とするファクシミリ装置。
上記発明では、送信対象の画像データを所定の符号化方式で符号化して得た符号データの送信動作と並行して、その符号データを復号化し、復号化結果から符号データに異常があるか否かを判定し、異常を検出した場合は送信動作を中止する。上記発明では、符号化方式がJBIG方式の場合に、符号データの異常の検出を行う。 上記発明では、JBIG方式で符号化した場合、正常ならば1ストライプ毎に特定のコードが現れるので、そのタイミングでその特定のコードが現れない場合に符号データの異常が検出される。
[2]送信対象の画像データを符号化して符号データを生成する符号化部と、
前記符号化部の生成した符号データを送信する送信部と、
前記符号データが所定の符号化方式の場合に、前記送信部による前記符号データの送信動作と並行して、前記符号化部により生成された前記符号データを復号化する復号化部と、
前記復号化部での復号化結果から前記符号データの異常を検出する判定部と、
前記判定部によって前記異常が検出された場合に、前記送信部による前記符号データの送信動作を中止させる制御部と
を有し、
前記判定部は、前記復号化部が1ページを復号化したときに得られた画像のライン数が前記符号化部の符号化したライン数と一致しない場合に前記異常を検出する
ことを特徴とするファクシミリ装置。
上記発明では、符号化された元画像の副走査方向のライン数と復号化して得た画像の副走査方向のライン数とが不一致の場合に、符号データの異常が検出される。
]前記所定の符号化方式は、JBIG方式である
ことを特徴とする[]に記載のファクシミリ装置。
上記発明では、符号化方式がJBIG方式の場合に、符号データの異常の検出を行う。
[4]前記判定部は、前記復号化部が1ストライプ分に相当する画素数を復号化したタイミングで所定のコードが前記符号データに現れない場合に前記異常を検出する
ことを特徴とする[3]に記載のファクシミリ装置。
上記発明では、JBIG方式で符号化した場合、正常ならば1ストライプ毎に特定のコードが現れるので、そのタイミングでその特定のコードが現れない場合に符号データの異常が検出される。
]前記制御部は、前記符号データの送信動作を中止させた後に前記送信対象の画像データを符号化して再送信する場合は、前記画像データを前記符号化部に前記所定の符号化方式と異なる符号化方式で符号化させ、該符号化で得た第2符号データを前記送信部に送信させる
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載のファクシミリ装置。
上記発明では、符号データの異常を検出して送信動作を中止した場合、その再送信においては、異常の検出された符号データと異なる符号化方式で画像データを符号化する。なお、再送信は、送信動作を中止したページから行うことが望ましい。
[6]前記判定部は、前記復号化部が符号データを復号化したときに得られた画像データと元の画像データとを比較して前記異常の検出を行う
ことを特徴とする[1]乃至[5]のいずれか1つに記載のファクシミリ装置。
上記発明では、符号化された元画像と復号化して得た画像を比較し、不一致の場合に符号データの異常が検出される。
本発明に係るファクシミリ装置によれば、送信側で符号化の不具合を検出して通信を中止するので、無駄に電話回線が長時間捕捉されることが防止される。
本発明に係るファクシミリ装置を含む複合機の電気的概略構成を示すブロック図である。 JBIG方式で送信されるデータのデータ構成を示す図である。 送信対象の画像データをストライプに分割される一例を示す図である。 送信原稿をECM,JBIGで2ページ送信する場合の送信データ例を示す図である。 図4に示すPPS−NULL等の位置を、送信原稿上の位置として示した図である。 ファクシミリ通信部の送信ユニットの構成を示すブロック図である。 JBIGでの符号化に係るCODECモジュールの内部構成および判定モジュールの内部構成を示す図である。 送信ユニットの制御部が行う判定処理を示す流れ図である。 ECMバッファを介したデータの送信例を示す図である。 従来の一般的なファクシミリ装置における送信ユニットの構成例を示すブロック図である。 ECM、JBIGにおいてPPS−NULLがゴミデータとして付加された場合の障害例を示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係るファクシミリ装置の機能を有する複合機10の電気的概略構成を示している。複合機10は、当該複合機10の動作を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)11を有している。CPU11にはバスを通じて、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、画像読取部14と、プリンタ部15と、操作パネル16と、画像処理部17と、不揮発メモリ18と、自動原稿搬送部19と、ネットワーク通信部20と、ファクシミリ通信部30が接続されている。
CPU11は、OS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムを実行する。ROM12には、各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU11が各種処理を実行することで複合機10の各機能が実現される。
RAM13は、CPU11がプログラムに基づいて処理を実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。
画像読取部14は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。画像読取部14は、例えば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動ユニットと、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路と、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。自動原稿搬送部19は、原稿台にセットされた原稿をその最上のものから1枚ずつ順に繰り出して搬送し、画像読取部14の読み取り位置を通過させて所定の排紙位置へ排紙する機能を果たす。
プリンタ部15は、印刷データに応じた画像を記録紙上に画像形成する機能を果たす。ここでは、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、所謂、レーザープリンタとして構成されている。画像形成は他の方式でもかまわない。
操作パネル16は、表示部16aと操作部16bを備えている。表示部16aは、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)などで構成され、各種の操作画面、設定画面などを表示する機能を果たす。操作部16bは、スタートボタンなどの各種操作スイッチと、表示部16aの表示面上に設けられたタッチパネルとを備えている。タッチパネルは、表示面がタッチペンや指などで押下された座標位置を検出する。
画像処理部17は、画像の拡大縮小、回転などの処理のほか、印刷データをイメージデータに変換するラスタライズ処理、画像データの圧縮、伸張処理などを行う。
不揮発メモリ18は、各種設定情報の保存などに使用される。ネットワーク通信部20は、LAN(Local Area Network)などのネットワークを通じて情報処理装置やサーバなどとの間でデータを送受信する機能を果たす。
ファクシミリ通信部30は、電話回線を通じて外部のファクシミリ装置と画像データを送受信する機能を果たす。ファクシミリ通信部30はファクシミリ送信およびファクシミリ受信の機能を備えている。また、ECM方式で通信する機能を有する。符号化方式としては、MH、MR、MMR、JBIGに対応している。
ここで、JBIG方式の符号化について説明する。
JBIGは2値画像の予測符号化に関する国際標準の符号化方式であり、ITU−T(International Telecommunication Union-Telecommunication sector).82勧告、あるいは、ITU−T.85勧告に規定されている。
上記勧告によれば、送信画像の符号化に際し、デフォルト状態では、画像データの副走査方向の128ライン分を1ストライプとし、ストライプ単位で送受信が行われること、また、1つのストライプの終端にはSDNORMあるいはSDRSTマーカコードが付加される。
図2はJBIG方式で送信されるデータのデータ構成を示している。原稿を読み取り後に2値化された画像データは、JBIG符号化器によって符号化されてSCD(Stripe coded data)となり、更にスタッフバイト付加処理がなされてPSCD(Protected stripe coded data)となる。
JBIG方式では、符号データの"FF"(16進数表記;0xff)はESC(エスケープ)データとして取り扱われるため、SCD中に"FF"の画像データが存在する場合には、"FF"データの後ろにスタッフバイトと呼ばれる"00"を挿入してESCデータとの区別を行う。
PSCDは1ストライプ分のデータの終了を示す終端マーカが付加されてSDE(Stripe data entity)が生成される。ストライプは128ライン単位に区分されたデータである。
ストライプ毎の終端マーカは、通常はESC(0xff)とストライプデータ終了を示す1バイトのSDNORM(0x02)で構成されるが、SDNORMの代わりにストライプ終了時のリセットを示す1バイトのSDRST(0x03)が使用される場合もある。
各々のSDEにはFMS(floating marker segments)が付加され、その複数のセットで一枚分の画像としてBID(Bi-level image data)が形成される。
更に、BIDにBIH(Bi-level image header)を付加して送受信の対象であるBIE(Bi-level image entity)が形成される。
図3は、送信対象の画像データがストライプに分割される例を示す。ストライプの説明を行うに際し、送信原稿51の主走査方向、副走査方向の画素数,ライン数を下記の値とする。
・主走査方向画素数:1728画素
・副走査方向ライン数:300本
・ストライプ単位:128本(ディフォルト)
送信原稿の画像データを128ラインのストライプ単位で分割し、ストライプ単位のデータでJBIG符号化処理を行い、スタッフバイト付加処理を行ったのちにPSCDとなる。各PSCDの終りに終端マーカ(SDNORMあるいはSDRST)が付加される。図3の例では、送信原稿51は、ストライプ1(128本)、ストライプ2(128本)、ストライプ3(44本)の3つのストライプに分割されて符号化される。このように、JBIG方式の符号データでは、各ストライプのPSCDの終端に必ず終端マーカ(SDNORMあるいはSDRST)が付加されている。本発明では、これを、後に説明する、ストライプ判定に利用する。
次に、JBIG符号化データと、これをECM送信する場合の64Kバイト単位(ECMバッファの256フレーム単位)の区切りとの関係を説明する。
図4は、送信原稿を2ページ送信する場合の例であり、1ページ目をJBIG符号化した場合の符号化データのデータ量D1は、128Kバイト≧D1>64Kバイト、2ページ目をJBIG符号化した場合の符号化データのデータ量D2は、128Kバイト≧D2>64Kバイト とする。この場合、1ページ目の原稿は2回に分けて送信され、最初の64Kバイト(256フレーム)単位のデータの終りにPPS−NULLが付加され、残りのデータの終りにPPS−MPSが付加される。2ページ目の原稿も2回に分けて送信され、最初の64Kバイト(256フレーム)単位のデータの終りにPPS−NULLが付加され、残りのデータの終りにPPS−EOPが付加される。
図5は、図4に示すPPS−NULL等の位置を、送信原稿上の位置として示している。64Kバイト単位(ECMバッファの256フレーム単位)の境界は、送信原稿の画像データにおけるラインの区切りの位置とは無関係に任意に現れ、一般にはラインの途中画素で発生する。偶然に、ラインの最終画素や、ページの最終画素で発生する場合もありえる。
次に、図1に示す複合機10のファクシミリ通信部30の構成および動作について説明する。
図6は、ファクシミリ通信部30の送信機能に係る部分(送信ユニット31とする)の構成を示している。送信ユニット31は、制御部32と、バッファメモリ33と、CODECモジュール34と、ECMバッファ35と、モデム36と、NCU37と、判定モジュール38とを備えている。
制御部32は、CPU、ROM、RAMなどを主要部として構成され、ROMに格納されているプログラムを実行することで送信ユニット31の動作全体を制御する。制御部32は、複合機10側のCPU11と連携して動作する。
バッファメモリ33は複合機10の本体側(たとえば、画像読取部(スキャナ)14)から送信対象の画像データを受け取って一時記憶するためのメモリである。CODECモジュール34は、画像データを符号化して符号データを生成する処理および、符号データを復号化して画像データを復元する処理を行う。
ECMバッファ35は前述した64Kバイト(256フレーム)のメモリである。モデム36は、送信対象のデジタル信号を、電話回線を通じて送信可能なアナログ信号に変調する機能および受信時はアナログ信号からデジタル信号を復調する機能を果たす。
NCU37は、電話回線と接続して信号を送受信する機能、電話回線から着呼を検出する機能などを果たす。判定モジュール38は、CODECモジュール34がJBIGにて符号化を行った場合に、生成された符号データが正常か否かを判定する機能を果たす。
制御部32は、Host−I/F制御、Image制御、MODEM制御、LINE制御の各制御を行う。
Host−I/F制御は、複合機10側から送信対象の画像データを受け取ってバッファメモリ33に格納する処理に係る制御である。
Image制御は、バッファメモリ33から画像データを読み出し、CODECモジュール34に符号化させ、該CODECモジュール34から出力された符号データをECMバッファ35に格納するまでのデータの流れを制御する。また、Image制御は、CODECモジュール34が出力するJBIGの符号データを判定モジュール38に入力し、これを判定モジュール38に復号化させて符号データの異常を検出する処理を制御する。
MODEM制御は、ECMバッファ35から送信対象の符号化データを読み出し、モデム36に引き渡す処理を制御する。LINE制御は、モデム36から出力されるアナログ信号をNCU37から電話回線に送出するまでの処理を制御する。
図7は、JBIGでの符号化に係るCODECモジュール34の内部構成および判定モジュール38の内部構成を示している。CODECモジュール34は、送信対象の画像データの解像度を変換する解像度変換部34aと、解像度変換部34aの出力する画像データをJBIG方式で符号化するJBIG符号化部34bを備える。判定モジュール38は、JBIG方式の符号データを復号化するJBIG復号化部38aと、判定部38bを備える。判定部38bは、ストライプ判定部38b1と、ライン判定部38b2と、送信画像判定部38b3の機能を有する。
JBIG符号化部34bの出力する符号データは、ECMバッファ35を介してモデム36へ送られる。また、同じ符号データがJBIG符号化部34bから判定モジュール38のJBIG復号化部38aに入力される。
CODECモジュール34は、上流から入力される送信対象の画像データを順次、JBIG方式で符号化して下流のECMバッファ35(モデム方向)および判定モジュール38へ出力し、判定モジュール38のJBIG復号化部38aは、CODECモジュール34でのJBIG符号化と並行に動作し、JBIG符号化部34bから入力されるJBIG方式の符号データを順次、復号化する。
判定部38bは、JBIG復号化部38aでの復号結果に基づいて、JBIG復号化部38aに入力された符号データの異常を検出する。符号データに異常があると判定したとき、送信中止の指示を制御部32に通知する。この通知を受けた制御部32は直ちに、送信動作を停止させると共に、送信動作の停止を複合機10側のCPU11に通知する。複合機10のCPU11は、複合機10の本体側での送信中止に係る制御を行う。また、送信動作を中止したページからの再送信に係る全体制御を行う。
ファクシミリ通信時の主走査方向画素数は、ITU−T.30勧告にて以下のように規定されている。
R8:A4幅(1728画素)、B4幅(2048画素)、A3幅(2432画素)
R16:A4幅(3456画素)、B4幅(4096画素)、A3幅(4864画素)
なお、R8は、8本/ミリの解像度、R16は16本/ミリの解像度を示す。
ストライプ判定部38b1は、ストライプ単位で符号データの異常を検出するストライプ判定を行う。詳細には、1ストライプは128ラインで構成されており、1ラインの画素数は送信原稿の幅と解像度に応じて上記のように予め定められているので、1ストライプ分の符号データを復号化した場合に得られるべき画像データの画素数は規定値(すなわち、128ライン×1ラインの画素数)になる。
1ストライプ分の符号データの終端にはSDNORMまたはSDRSTマーカコードが付加されているので、符号データが正常であれば、1ストライプ分の画素数が復号化されたタイミングで次の符号データとしてSDNORMまたはSDRSTマーカコードが検出される。そこで、上記タイミングでSDNORMまたはSDRSTマーカコードが検出された場合はその1ストライプ分の符号データは正常と判定し、検出されない場合は異常と判定する。
ライン判定部38b2は、副走査方向のライン数に基づくライン数判定を行う。JBIG符号化方式では、1ページの副走査方向のライン数を示す情報は、そのページの符号データのJBIGヘッダ部(BIH)にて通知される、あるいは、JBIG符号化データの途中でNEWLENマーカコードによって通知される。1ページ分のJBIG符号化データが正常に復号化されたときに得られる副走査方向のライン数は、JBIGヘッダ部にて通知される、あるいは、JBIG符号データの途中でNEWLENマーカコードによって通知されるライン数(規定のライン数)より多くなることはない。そこで、JBIG復号化部38aにて復号化された画像のライン数が、上記した規定のライン数より多くなった場合、このページに係る符号データに異常があると判定する。
送信画像判定部38b3は、JBIG符号化部34bに入力された符号化前の画像データと、JBIG復号化部38aから出力された復号化後の画像データとを画素単位で比較する画像判定を行う。比較結果が一致の場合は正常と判定し、不一致の場合は異常と判定する。ここでは、ページの先頭から順次、元の画像の画像データと、復号化後の画像データとを比較し、ページ全体が一致したときは正常と判定し、いずれか1画素でも不一致の場合は異常と判定する。なお、この判定は、元の画像データと復号後の画像データの双方をメモリもしくはHDD装置などに保存して行われる。このように多くの記憶領域を要するため、送信画像判定部38b3による画像判定を行うか否かの選択を予めユーザから受けて設定できるようになっている。
図8は、送信ユニット31の制御部32が行う判定処理の流れを示している。送信動作が開始されたとき、この判定処理が実行される。まず、今回の送信動作がECM送信か否かを判断し(ステップS101)、ECM送信でなければ(ステップS101;No)本処理を終了する。
ECM送信ならば(ステップS101;Yes)、今回の送信動作での符号化方式がJBIG方式か否かを判断する(ステップS102)。JBIG方式でなければ(ステップS102;No)本処理を終了する。
JBIG方式ならば(ステップS102;Yes)、判定モジュール38のJBIG復号化部38aに、JBIG符号化部34bから順次入力される符号データに対する復号化処理を行わせる(ステップS103)と共に、判定部38bに、この復号化処理の復号化結果に基づいて、符号データの異常を検出させる。
詳細には、ストライプ判定部38b1に、ストライプ単位のストライプ判定を行わせ(ステップS104)、いずれかのストライプで異常が検出された場合は(ステップS105;Yes)、送信を中止する(ステップS112)。その後、再送処理を行って(ステップS113)、本処理を終了する。再送処理の詳細は後述する。
また、ライン判定部38b2にライン数判定を行わせ(ステップS106)、該ライン数判定で異常が検出された場合は(ステップS107;Yes)、送信を中止し(ステップS112)、その後、再送処理を行って(ステップS113)、本処理を終了する。
さらに、画像判定を行う設定がなされている場合は(ステップS108;Yes)、送信画像判定部38b3に画像判定を行わせ(ステップS109)、該判定で異常が検出された場合は(ステップS110;No)、送信を中止し(ステップS112)、その後、再送処理を行って(ステップS113)、本処理を終了する。
画像判定を行う設定がなされていない場合は(ステップS108;No)、送信動作が終了するまでに、ストライプ判定とライン数判定の双方において異常が検出されなければ、送信動作が正常終了したとして(ステップS111)、本処理を終了する。
画像判定を行う設定がなされている場合は(ステップS108;Yes)、送信動作が終了するまでに、ストライプ判定とライン数判定の双方において異常が検出されず、さらに、画像判定にて画像の完全一致が確認された(異常が検出されない)場合は(ステップS110;Yes)、送信動作が正常終了したとして(ステップS111)、本処理を終了する。
次に、再送処理について説明する。
再送処理では、送信を中止したページから、JBIG符号化方式以外の符号化方式を用いて再送信する。すなわち、JBIG符号化方式で再送信すると、同じエラーが再発する可能性があるので、これを回避する。具体的には、ECMオフによるMHまたはMR符号化方式による送信を自動的に選択して実行する、あるいは、ECMオンで、ランレングス方式のMH、MR、もしくはMMRを自動的に選択して再送を実行する。いずれの方式で再送信を実行するかは、予めユーザによる選択を受けて設定可能になっている。
このように、本発明に係るファクシミリ装置は、JBIG符号化方式で符号化してECM送信する場合に、送信動作と並行して復号化処理を行って符号データの異常をリアルタイムに検出し、異常が検出された場合は送信動作を直ちに中止する。これにより、異常な符号データを受信側が長尺原稿と解釈して、いつまでも電話回線が捕捉されてしまうといった障害が確実に防止される。
また、送信中止後の再送を自動で行うと共に、そのときの符号化方式をJBIG以外の方式に自動選択するので、送信中止時と同じエラーが再送時に発生することが回避され、確実な再送が行われる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、JBIG方式で送信する場合に判定モジュール38を作動させたが、他の符号化方式において判定モジュール38を作動させてもよい。判定モジュール38を作動させれば、送信側で符号データの異常を検出することができる。なお、ライン数判定や画像判定は、符号化方式を問わずに採用できる。ストライプ判定はJBIGに特化される。他の符号化方式に対して判定モジュール38を作動させる場合は、その符号化方式で有効な判定方法を適宜採用すればよい。
実施の形態では、ファクシミリ装置としての機能を複合機10が有する場合を例に説明したが、これに限定されず、単なるファクシミリ装置として構成されてもよい。
10…複合機
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…画像読取部
15…プリンタ部
16…操作パネル
16a…表示部
16b…操作部
17…画像処理部
18…不揮発メモリ
19…自動原稿搬送部
20…ネットワーク通信部
30…ファクシミリ通信部
31…送信ユニット
32…制御部
33…バッファメモリ
34…CODECモジュール
34a…解像度変換部
34b…JBIG符号化部
35…ECMバッファ
36…モデム
37…NCU
38…判定モジュール
38a…JBIG復号化部
38b…判定部
38b1…ストライプ判定部
38b2…ライン判定部
38b3…送信画像判定部
51…送信原稿

Claims (6)

  1. 送信対象の画像データを符号化して符号データを生成する符号化部と、
    前記符号化部の生成した符号データを送信する送信部と、
    前記符号データが所定の符号化方式の場合に、前記送信部による前記符号データの送信動作と並行して、前記符号化部により生成された前記符号データを復号化する復号化部と、
    前記復号化部での復号化結果から前記符号データの異常を検出する判定部と、
    前記判定部によって前記異常が検出された場合に、前記送信部による前記符号データの送信動作を中止させる制御部と
    を有し、
    前記所定の符号化方式は、JBIG方式であり、
    前記判定部は、前記復号化部が1ストライプ分に相当する画素数を復号化したタイミングで所定のコードが符号データに現れない場合に前記異常を検出する
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 送信対象の画像データを符号化して符号データを生成する符号化部と、
    前記符号化部の生成した符号データを送信する送信部と、
    前記符号データが所定の符号化方式の場合に、前記送信部による前記符号データの送信動作と並行して、前記符号化部により生成された前記符号データを復号化する復号化部と、
    前記復号化部での復号化結果から前記符号データの異常を検出する判定部と、
    前記判定部によって前記異常が検出された場合に、前記送信部による前記符号データの送信動作を中止させる制御部と
    を有し、
    前記判定部は、前記復号化部が1ページを復号化したときに得られた画像のライン数が前記符号化部の符号化したライン数と一致しない場合に前記異常を検出する
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 前記所定の符号化方式は、JBIG方式である
    ことを特徴とする請求項2に記載のファクシミリ装置。
  4. 前記判定部は、前記復号化部が1ストライプ分に相当する画素数を復号化したタイミングで所定のコードが符号データに現れない場合に前記異常を検出する
    ことを特徴とする請求項3に記載のファクシミリ装置。
  5. 前記制御部は、前記符号データの送信動作を中止させた後に前記送信対象の画像データを符号化して再送信する場合は、前記画像データを前記符号化部に前記所定の符号化方式と異なる符号化方式で符号化させ、該符号化で得た第2符号データを前記送信部に送信させる
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載のファクシミリ装置。
  6. 前記判定部は、前記復号化部が符号データを復号化したときに得られた画像データと元の画像データとを比較して前記異常の検出を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載のファクシミリ装置。
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