JP6111096B2 - 静圧形ノンコンタクトガスシール - Google Patents

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Description

本発明は、ガスを扱うタービン,ブロワ,コンプレッサ,攪拌機,ロータリバルブ等の回転機器において軸封装置として好適に使用される静圧形ノンコンタクトガスシールに関するものである。
従来の静圧形ノンコンタクトガスシールとして、筒状のシールケースと、シールケースを洞貫する回転軸に固定された回転密封環と、シールケースに回転密封環と直対向する状態で軸線方向移動可能に保持された静止密封環と、当該ノンコンタクトガスシール外に別途設けた外部シールガス供給設備によりシールガスを両密封環の対向端面である密封端面間に供給することにより、静止密封環に密封端面間を離間させる方向への軸線方向推力である開力を作用させる開力発生手段と、スプリングにより静止密封環に密封端面間を接近させる方向への軸線方向推力である閉力を作用させる閉力発生手段とを具備して、この開力と閉力とをバランスさせることにより、密封端面間を非接触状態に保持させつつ密封端面の外周側領域である高圧の被密封ガス領域と当該密封端面の内周側領域である低圧の非密封ガス領域とをシールするように構成されたものが周知である(特許文献1を参照)。
かかる周知の静圧形ノンコンタクトガスシール(以下「従来ガスシール」という)にあっては、例えば、特許文献1に示される如く、静止密封環の密封端面に形成した静圧発生溝とシールケース及び静止密封環に形成されて静圧発生溝に連通する一連の連通路とで構成されるシールガス供給路により、外部シールガス供給設備からシールガスを密封端面間に供給するようになっており、密封端面間は、開力(密封端面間に導入されたシールガスの圧力(静圧)によるもの)と閉力(静止密封環を回転密封環に向けて押圧附勢するスプリングによるもの)とがバランスする非接触状態に保持される。
このように、従来ガスシールは、密封端面間を非接触状態に保持するようにしたものであるから、密封端面の焼き付きを生じることなく、被密封ガス領域のシールを長期に亘って良好に行うことができるものであり、ガスを扱う回転機器の軸封装置として好適するものである。
特開2007−211939公報
しかし、従来ガスシールにあっては、開力を発生させるためのシールガスが外部シールガス供給設備によって密封端面間に供給されていたため、次のような問題があった。
すなわち、外部シールガス供給設備は、その機能,構造上、供給圧力つまり密封端面間に供給できるシールガスの圧力に上限があるため、従来ガスシールは、シールガスを被密封ガス領域のガス(以下「被密封ガス」という)の圧力より高圧としておくこととも相俟って、被密封ガスの圧力が外部シールガス供給設備によるシールガスの供給圧力を超えるような高圧条件下では使用することができない。また、シールガスの圧力は被密封ガスの圧力に応じて設定されるが、被密封ガスの圧力が変動する条件下においては、シールガスの圧力が被密封ガスの圧力に比して過大となったり、逆に被密封ガスの圧力より低圧となる虞れがあり、適正なシール機能を発揮できない虞れがある。したがって、従来ガスシールは、一定圧以上の高圧ガスを扱う回転機器や圧力変動の大きな回転機器の軸封装置としては使用することができず、その用途が大幅に制限されていた。また、従来ガスシールは、外部シールガス供給設備が必要となるため、当然に、軸封装置全体の大型化や構造の複雑化を招き、イニシャルコスト及びランニングコスト等の経済的負担も大きいといった問題があった。
また、従来ガスシールでは、シールガスの圧力を被密封ガスの圧力より高く設定しているため、シールガスが密封端面間から非密封ガス領域のみならず被密封ガス領域へも漏洩することになる。したがって、シールガスとしては両密封ガス領域に漏洩しても支障のない窒素ガス等が使用されているものの、圧力が変動する条件下において被密封ガス領域の圧力がシールガスの圧力に比して大きく低下するような状況下では、被密封ガス領域にシールガスが大量に漏洩して被密封ガス領域の圧力が必要以上に上昇し、回転機器の運転機能等に悪影響を及ぼす虞れがあった。
さらに、従来ガスシールでは、閉力発生手段としてスプリングを使用しているため、次のような問題もあった。
すなわち、密封端面にはスプリングによる閉力が常時作用することになるから、外部シールガス供給設備に何らかのトラブルが発生してシールガスの供給が停止した場合、シールガスによる開力が消滅することにより、静止密封環がスプリングの附勢力(閉力)によって回転密封環へと急激に移動されて、回転密封環に激しく衝突し、その結果、密封端面が損傷,破損する虞れがある。かかる問題は、特に、被密封ガスの圧力が高い高圧条件下においてはより顕著に発生する。すなわち、高圧条件下では、シールガスの圧力を被密封ガスの圧力に応じて高くしておく必要があることから、シールガスによる開力とバランスさせるスプリング荷重も当然に高くしておかざるを得ず、このため、シールガスの供給停止時には、静止密封環がスプリングによる閉力により回転密封環に極めて激しく衝突して、密封端面の損傷,破損の程度がより大きくなる。また、密封端面が破損しない場合においても、スプリング荷重により密封端面が強く接触した状態で相対回転されるために、密封端面が短時間のうちに異常摩耗する虞れがある。
本発明は、このような問題を生じることなく、被密封ガス領域の圧力条件に拘わらず常に適正なシール機能を発揮できる信頼性の高い静圧形ノンコンタクトガスシールを提供することを目的とするものである。
この課題を解決した本発明は、筒状のシールケースと、シールケースを洞貫する回転軸に固定された回転密封環と、シールケースに先端部が回転密封環と直対向する状態で軸線方向移動可能に保持された静止密封環と、両密封環の対向端面である密封端面間にシールガスを供給することにより、静止密封環に密封端面間を離間させる方向への軸線方向推力である開力を作用させる開力発生手段と、静止密封環に密封端面間を接近させる方向への軸線方向推力である閉力を作用させる閉力発生手段とを具備して、この開力と閉力とをバランスさせることにより、密封端面間を非接触状態に保持させつつ高圧の被密封ガス領域と低圧の非密封ガス領域とをシールするように構成された静圧形ノンコンタクトガスシールであって、静止密封環が、その基端部の内外周面とシールケースとの間をシールする第一及び第二Oリングを介して、シールケースに軸線方向移動可能に保持されており、開力発生手段が、静止密封環に形成されて、被密封ガス領域のガスを密封端面間に供給するシールガス供給路と、シールガス供給路に配設されたオリフィスとを具備して、被密封ガス領域のガスをシールガス供給路から前記シールガスとしてオリフィスを経て被密封ガス領域のガスより低圧に減圧させた状態で密封端面間に供給させることにより前記開力を発生させるように構成されており、閉力発生手段が、スプリングを使用しないものであって、前記第一及び第二Oリングによってシールケースと静止密封環の基端部との間に密閉形成された背圧室と、静止密封環又はシールケースに形成されて背圧室と被密封ガス領域とを連通する背圧導入路とを具備して、背圧導入路から背圧室に導入された被密封ガス領域のガスによる背圧によって前記閉力を発生させるように構成されていることを特徴とする静圧形ノンコンタクトガスシールを提案する。
かかる静圧形ノンコンタクトガスシールの好ましい実施の形態にあっては、シールガス供給路が、静止密封環の密封端面にこれと同心をなす円環状に連続又は断続して形成された静圧発生溝と、静止密封環に形成されて一端部を被密封ガス領域に開口すると共に他端部を静圧発生溝に連通する連通路とを具備してなり、被密封ガス領域のガスを連通路からこれに配設したオリフィスを経て静圧発生溝に供給するように構成される。この場合において、静圧発生溝が、静止密封環の密封端面と同心をなして円環状に並列する複数の円弧状凹溝であり、各円弧状溝が、各々、オリフィスを配設した連通路を介して、被密封ガス領域に連通されていることが好ましい。また、前記第一Oリング及び/又は第二Oリングは、シールケースと静止密封環との対向周面の何れか一方に形成したOリング溝に係合保持させておくことができる。
本発明の静圧形ノンコンタクトガスシールは、開力を発生させるためのシールガスとして被密封ガスを使用したものであるから、外部シールガス供給設備を使用した従来ガスシールのようにシールガスの供給が停止するといった不測の事態が発生することがない。さらに、本発明の静圧形ノンコンタクトガスシールは、閉力についてもスプリングを使用せず、被密封ガスによる背圧を利用して発生させるようにしていることから、開力及び閉力が被密封ガス領域の圧力に応じて自動調整される自封シールとして機能するものである。したがって、本発明によれば、被密封ガス領域が大きく圧力変動したり高圧となる条件下においても、冒頭で述べたような問題を生ずることなく長期に亘って良好且つ適正なシール機能を発揮することができる、極めて信頼性の高い静圧形ノンコンタクトガスシールを提供することができる。
また、本発明の静圧形ノンコンタクトガスシールにあっては、外部シールガス供給設備を必要としないことから、従来ガスシールに比して軸封装置全体の小型化及び構造の簡素化を実現でき、イニシャルコスト等の経済的負担も軽減することができる。また、シールガスとして被密封ガスを使用しているが、シールガスはオリフィスで減圧された上で密封端面間に供給され、密封端面間には常に被密封ガス領域より低圧のシールガスが供給されることになることから、被密封ガス領域の圧力が大きく降下するような状況下においても、シールガスの被密封ガス領域への大量漏れにより回転機器に悪影響を及ぼすようなことはない。
さらに、本発明の静圧形ノンコンタクトガスシールは、従来ガスシールと同様に密封端面間からの漏洩を許容しつつシールする非接触形メカニカルシールではあるが、密封端面間をこれに被密封ガスより低圧のシールガスを供給させることによって非接触形状態に保持するものであり、密封端面間においては被密封ガス領域から非密封ガス領域へのガス漏洩を許容するものであるから、被密封ガス領域の減圧シールとしても機能するものである。したがって、本発明の静圧形ノンコンタクトガスシールは、従来ガスシールと異なって、高圧対応の多段シール(複数のメカニカルシールを多段に設けるダブルシール,トリプルシール等)の一次シールとしても好適に使用することができ、上記した作用効果を有することとも相俟って、その用途が大幅に拡大するものである。
図1は本発明に係る静圧形ノンコンタクトガスシールの一例を示す断面図(断面は図2のI−I線に沿う)である。 図2は図1のII−II線に沿う断面図である。 図3は図1の要部を拡大して示す断面図である。 図4は図1の他の要部を拡大して示す断面図である。 図5は本発明に係る静圧形ノンコンタクトガスシールの変形例を示す図4相当の断面図である。 図6は本発明に係る静圧形ノンコンタクトガスシールの他の変形例を示す図3相当の断面図である。 図7は本発明に係る静圧形ノンコンタクトガスシールの更に他の変形例を示す図3相当の断面図である。
以下、本発明を実施する形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明に係る静圧形ノンコンタクトガスシールの一例を示す断面図(断面は図2のI−I線に沿う)であり、図2は図1のII−II線に沿う断面図であり、図3は図1の要部を拡大して示す断面図であり、図4は図1の他の要部を拡大して示す断面図である。また、図5は本発明に係る静圧形ノンコンタクトガスシールの変形例を示す図4相当の断面図であり、図6は本発明に係る静圧形ノンコンタクトガスシールの他の変形例を示す図3相当の断面図であり、図7は本発明に係る静圧形ノンコンタクトガスシールの更に他の変形例を示す図3相当の断面図である。なお、以下の説明においては、便宜上、前後とは図1及び図3〜図7における左右をいうものとする。
図1に示す静圧形ノンコンタクトガスシールは、高圧ガスを扱うタービン,ブロワ,コンプレッサ,攪拌機,ロータリバルブ等の回転機器に装備されるものであり、筒状のシールケース1と、シールケース1を洞貫する回転機器の回転軸2に固定された回転密封環3と、シールケース1に先端部42が回転密封環3と直対向する状態で軸線方向移動可能に保持された静止密封環4と、両密封環3,4の対向端面である密封端面31,41間にシールガスG1(図3参照)を供給することにより、静止密封環4に密封端面31,41間を離間させる方向への軸線方向推力である開力Fo(図3参照)を作用させる開力発生手段5と、静止密封環4に密封端面31,41間を接近させる方向への軸線方向推力である閉力Fc(図3参照)を作用させる閉力発生手段6とを具備して、この開力Foと閉力Fcとをバランスさせることにより、密封端面31,41間を非接触状態に保持させつつ高圧の被密封ガス領域Hと低圧の非密封ガス領域Lとをシールするように構成されている。なお、この例では、図1に示す如く、被密封ガス領域Hは密封端面31,41の外周側領域であり、当該回転機器の機内領域である。また、非密封ガス領域Lは密封端面31,41の内周側領域であり、当該回転機器の機外領域であって大気領域である。
シールケース1は、図1に示す如く、回転機器のハウジング7から水平に突出する回転軸2を同心状に囲繞する円筒形状のもので、ハウジング7の後端部に取り付けられた円筒状の取付部11と、外周部を取付部11の後端部に取り付けられた円環板状の壁部12と、壁部12の内周部に一体形成されて取付部11内に同心状に突入する円筒状の保持部13とからなる。
回転密封環3は、図1に示す如く、シールケース1の取付部11内に配して、回転軸2に円筒状のスリーブ部材21,22を介して固定された円環状体であり、先端面(後端面)を軸線に直交する平滑面とする密封端面31に構成したものである。
静止密封環4は、図3及び図4に示す如く、先端面(前端面)を軸線に直交する平滑面である密封端面(以下「静止側密封端面」ともいう)41に構成した先端部たる密封端面形成部42と、密封端面形成部42の後端部に一体形成された中間部たる被保持部43と、被保持部43の後端部に一体形成された基端部たる二次シール部44とからなる円環状体であり、回転密封環3と同心をなして対向した状態でシールケース1の取付部11と保持部13との対向周面間に第一及び第二Oリング8,9を介して軸線方向移動可能に保持されている。なお、回転密封環3の密封端面31は、回転密封環3の後端面における静止側密封端面41に対応する円環状部分である。
静止密封環4の外周部は、第一Oリング8を介して、シールケース1の取付部11にシール状態(二次シール状態)で軸線方向移動可能に保持されている。すなわち、静止密封環4の二次シール部44の外周部は、図3及び図4に示す如く、この二次シール部44とシールケース1の取付部11との対向周面間に装填した第一Oリング8により、シールされた状態で且つ軸線方向移動可能な状態でシールケース1の取付部11の内周部に嵌合保持されている。静止密封環4に対する第一Oリング8の前方への相対移動(密封端面41方向への相対移動)は、被保持部43の外周部における後端部に形成した環状凸部43aの後端面によって係止規制されている。なお、静止密封環4の二次シール部44の外径は、図3に示す如く、密封端面形成部42の外径(密封端面31,41の外径)D2より大きく設定されている。
また、静止密封環4の内周部は、第二Oリング9を介して、シールケース1の保持部13にシール状態(二次シール状態)で軸線方向移動可能に保持されている。すなわち、図3及び図4に示す如く、静止密封環4の被保持部43の内周部における後端部分である環状段部43bはシールケース1の保持部13の外周部に軸線方向移動自在に外嵌されており、静止密封環4の二次シール部44とシールケース1の保持部13との間は、両部13,44の対向周面間に装填した第二Oリング9によりシールされている。静止密封環4に対する第二Oリング9の前方への相対移動(密封端面41方向への相対移動)は、上記環状段部43bの後端面によって係止規制されている。なお、シールケース1の保持部13の外径(バランス径)D0は、図3に示す如く、静止密封環4の密封端面形成部42の内径(密封端面31,41の内径)D1より大きく設定されている。また、静止密封環4にはその後端面から前方へ軸線方向に延びる適当数(この例では4個)のドライブピン係合凹部45が形成されていて、図4に示す如く、各ドライブピン係合凹部45にシールケース1の壁部12から前方へ軸線方向に突出するドライブピン14を突入係合させることにより、静止密封環4のシールケース1に対する相対回転を所定範囲での軸線方向移動を許容する状態で阻止するように構成されている。
開力発生手段5は、図3に示す如く、静止密封環4に形成されて、被密封ガス領域Hのガス(被密封ガス)Gを密封端面間31,41に供給するシールガス供給路51と、シールガス供給路51に配設されたオリフィス52とを具備して、被密封ガスGをシールガス供給路51からオリフィス52を経てシールガスG1として密封端面31,41間に供給させることにより前記開力Foを発生させるように構成されている。
シールガス供給路51は、図2及び図3に示す如く、静止側密封端面41に形成された静圧発生溝53と、静止密封環4に形成されて一端部を被密封ガス領域Hに開口すると共に他端部を静圧発生溝53に連通する連通路54a,54bとを具備してなり、被密封ガスGを連通路54a,54bから静圧発生溝53に供給するように構成されている。静圧発生溝53は、これと同心をなす円環状に断続する浅い凹溝で構成されている。すなわち、静圧発生溝53は、図2に示す如く、静止側密封端面41と同心をなして円環状に並列する複数(この例では4個)の円弧状凹溝53aで構成されている。また、連通路54a,54bは、静止密封環4の環状凸部43aの外周面において被密封ガス領域Hに開口された円弧状凹溝53aと同数(4個)の上流側連通路54aと、各上流側連通路54aと各円弧状凹溝53aとを連通する下流側連通路54bとで構成されている。
各上流側連通路部分54aには、図3に示す如く、中心にオフィス孔を形成した円板で構成されたオリフィス52が嵌合固着されており、このオリフィス52により被密封ガスGを減圧した上でシールガスG1として各連通路54a,54bから静圧発生溝53へと供給するようになっている。なお、シールガスG1の圧力は、オリフィス52によって被密封ガス領域Hの圧力(被密封ガスGの圧力)より0.5〜1.5bar程度低くなるように(減圧されるように)設定されている。
閉力発生手段6は、従来ガスシールのようなスプリングを使用しないものであって、図1及び図4に示す如く、前記第一及び第二Oリング8,9によってシールケース1と静止密封環4の基端部(二次シール部)44との間に密閉形成された背圧室61と、静止密封環4を貫通して背圧室61と被密封ガス領域Hとを連通する背圧導入路62とを具備してなり、背圧導入路62から背圧室61に導入された被密封ガスGによる背圧によって前記閉力Fcを発生させるように構成されている。背圧導入路62は、図4に示す如く、一端部を静止密封環4の被保持部43の前端において被密封ガス領域Hに開口すると共に他端部を静止密封環4の二次シール部44の後端において背圧室61に開口するものであるが、この例では、図2及び図4に示す如く、背圧導入路62を前記ドライブピン係合凹部45と同数(4個)設けて、各背圧導入路62の背圧室61への開口部をドライブピン係合凹部45を利用して構成してある。すなわち、各背圧導入路62の他端部を各ドライブピン係合凹部45に連通させてある。
以上のように構成された静圧形ノンコンタクトガスシールにあっては、図3に示す如く、閉力発生手段6により被密封ガスGが背圧導入路62から背圧室61に導入され、この背圧室61に導入された被密封ガスGの圧力(背圧)Pによって、静止密封環4には、両密封端面31,41を接近させる方向の軸線方向推力である閉力Fcが作用する。この閉力Fcは、図3に示す如く、密封端面41の外径D2と第二Oリング9とシールケース1の保持部13との接触面(シール面)の外径(バランス径)D0とによって決定され、Fc=P(π/4)((D2)2−(D0)2)で与えられる。なお、圧力は大気圧を基準とするゲージ圧力を意味するものとする。
また、上記ノンコンタクトガスシールにあっては、図3に示す如く、開力発生手段5により被密封ガスGがシールガスG1として連通路54a,54bから静圧発生溝53に導入されて、密封端面31,41間にはシールガスG1による静圧が発生し、これにより静止密封環4には密封端面31,41間を開く方向の軸線方向推力である開力Foが作用する。このとき、被密封ガスGは上流側連通路54aに配設したオリフィス52を通過することにより減圧されることから、オリフィス52を通過して静圧発生溝53に供給される被密封ガスつまりシールガスG1の圧力P1は被密封ガス領域Hの圧力(被密封ガスGの圧力)Pより低くなっている。その結果、密封端面31,41間においては、図3に示す如く、被密封ガス領域Hに接触する密封端面31,41の外周縁部位から非密封ガス領域である大気領域Lに接触する密封端面31,41の内周縁部位へと漸次減少する圧力分布をなす静圧による開力Foが発生することになる。すなわち、密封端面31,41の外周縁部位では被密封ガス領域Hの圧力つまり被密封ガスGと同一の圧力Pとなり、この圧力は当該外周縁部位から漸次減少してシールガスG1が供給される静圧発生溝53に対応する部位ではシールガスG1と同一の圧力P1となり、更に密封端面31,41間の圧力は当該静圧発生溝対応部位から漸次減少して密封端面31,41の内周縁部位では略零となり、密封端面31,41間においては非密封ガス領域Lへのガス流動が生じることになる。
したがって、オリフィス52による減圧度(被密封ガスGとシールガスG1との差圧(P−P1))並びに密封端面31,41の内外径D1,D2及びバランス径D02を、開力Foと閉力Fcとがバランスされるように適宜に設定しておくことにより、密封端面31,41間を隙間(5〜15μm)を有する非接触状態に保持させておくことができ、密封端面31,41から非密封ガス領域Lへの微少漏れを許容しつつ被密封ガス領域Hが良好にシールされる。
ところで、回転機器の振動等により開力Foと閉力Fcとのバランスが崩れて、密封端面31,41間が上記適正隙間より大きくなったり、或いは逆に小さくなったりする場合があるが、被密封ガスGがオリフィス52で絞られた上でシールガスG1として静圧発生溝53に導入されることから、密封端面31,41間の隙間が変動した場合にも、その隙間が自動的に調整されて適正に保持される。すなわち、密封端面31,41間が適正隙間より大きくなったときは、密封端面31,41間のガスが膨張されて(静圧発生溝53から密封端面31,41間に流出するシールガス量とオリフィス52を通って静圧発生溝53に供給されるシールガス量とが不均衡となって)静圧発生溝53内の圧力が低下する。その結果、開力Foが閉力Fcより小さくなり、密封端面31,41間の隙間が小さくなるように変化して、その隙間が適正なものに調整される。逆に、密封端面31,41間が適正隙間より小さくなったときは、密封端面31,41間のガスが圧縮されて(静圧発生溝53から密封端面31,41間に流出するシールガス量とオリフィス52を通って静圧発生溝53に供給されるシールガス量とが不均衡となって)静圧発生溝53内の圧力が上昇する。その結果、開力Foが閉力Fcより大きくなり、密封端面31,41間の隙間が大きくなるように変化して、その隙間が適正なものに調整される。このような密封端面31,41の隙間調整は瞬間的に行われ、当該隙間調整によるシール機能への影響はない。
また、運転開始時において開力Foが閉力Fcに先駆けて或いは閉力Fcと同時に発生した場合、密封端面31,41間が開力Foにより必要以上に開いて密封端面31,41間からの大量漏れを生じる虞れがある。しかし、運転開始時においては、背圧導入路62から背圧室61への被密封ガスGの導入は、オリフィス52を有するシールガス供給路51から密封端面31,41間へのシールガスG1の導入に先駆けて行われることになる。すなわち、閉力Fcは開力Foに先駆けて発生することになる。したがって、閉力発生手段6として常時閉力を発生するスプリングを使用していないにも拘わらず、スプリングを使用した場合と同様に、運転開始時においても、開力Foと閉力Fcとのバランスによる密封端面31,41間の隙間維持を適正に行うことができる。
また、上記ノンコンタクトガスシールは、開力Fo及び閉力Fcを被密封ガスGにより発生させるものであり、開力Fo及び閉力Fcが被密封ガス領域Hの圧力変動に伴って自動的に調整される自封シールとして機能するものである。したがって、従来ガスシールのように外部シールガス供給設備により開力Foを発生させる場合やスプリングにより閉力を発生させる場合と異なって、被密封ガス領域Hが如何なる圧力となっても、常に、開力Foと閉力Fcとがバランスされて密封端面31,41間を適正隙間の非接触状態に保持して、良好且つ安定したシール機能を発揮することができる。
また、シールガスG1として被密封ガスGを使用しているから、従来ガスシールのように外部シールガス供給設備を必要とする場合のようにシールガスの供給が停止する等の不測の事態を生じることがない。しかも、閉力をスプリングにより発生させる従来ガスシールのように、シールガスの供給停止や圧力低下等により密封端面が激しく衝突して損傷,破損するような虞れもない。したがって、上記ノンコンタクトガスシールは、従来ガスシールに比して、極めて信頼性の高いものであり、長期に亘って良好且つ安定したシール機能を発揮することできるものである。
また、上記ノンコンタクトガスシールにあっては、開力Foを発生させるシールガスG1が被密封ガス領域Hの圧力Pより低いため、密封端面31,41間に供給されたシールガスG1は密封端面31,41から密封ガス領域Hに漏洩することなく、専ら非密封ガス領域Lに漏洩することになる。したがって、シールガスG1の圧力を前記した如く被密封ガス領域Hの圧力(被密封ガスGの圧力)より0.5〜1.5bar程度低圧に設定しておくことにより、シールガスが被密封ガス領域へも漏洩することによる問題、つまり従来ガスシールのようにシールガスが被密封ガス領域に侵入することにより回転機器に悪影響を及ぼすような問題は、これが生じることがない。
また、上記ノンコンタクトガスシールは、密封端面31,41間をこれに被密封ガスGより低圧のシールガスG1を供給することにより非接触状態に保持して、密封端面31,41間における被密封ガス領域Hから非密封ガス領域Lへの微少漏れを許容するものであるから、被密封ガス領域Hの減圧シールとしても機能させ得るものである。したがって、シングルシールとして使用する他、高圧対応の多段シール(複数のメカニカルシールを多段に設けるダブルシール、トリプルシール等)の一次シール(上記非密封ガス領域Lを二次シールの被密封ガス領域とする)としても好適に使用することができる。
ところで、本発明は上記した構成に限定されるものではなく、本発明の基本原理を逸脱しない範囲において適宜に改良,変更することができる。
例えば、上記ノンコンタクトガスシールにあっては、図4に示す如く、閉力発生手段6の背圧導入路62を静止密封環4に形成したが、この背圧導入路62はシールケース1に形成しておくこともできる。例えば、図5に示す如く、両端部を被密封ガス領域Hと背圧室61とに開口させた背圧導入路62をシールケース1の取付部11に形成して、背圧室61に導入させた被密封ガスGにより前記閉力Fcを発生させるようにしてもよい。なお、シールケース1に形成する背圧導入路62の数は任意である。
また、上記したノンコンタクトガスシールにあっては、図3に示す如く、第一及び第二Oリング8,9を静止密封環4の二次シール部44の内外周面とこれに対向するシールケース1の取付部11の内周面及び保持部13の外周面との間にこれらと軸線方向(前後方向)に相対移動可能な状態で装填させたが、第一Oリング8及び/又は第二Oリング9はシールケース1又は静止密封環4に軸線方向に相対移動不能に保持させるようにしてもよい。例えば、第一及び/又は第二Oリング8,9は、図6に示す如く、静止密封環4の二次シール部44の外周面及び/又は内周面に形成したOリング溝44a,44bに係合保持させておくことができ、或いは図7に示す如く、シールケース1の取付部11の内周面及び/又はシールケース1の保持部13の外周面に形成したOリング溝11a,13aに係合保持させておくことができる。ところで、図1に示すノンコンタクトガスシールにあっては、静止密封環4の軸線方向移動に伴ってOリング8,9にその接触面との摩擦により部分的なねじれを生じて、Oリング8,9によるシール性や静止密封環4の追従性が低下する虞れがあるが、図6又は図7に示す如くOリング8,9をOリング溝11a,13a,44a,44bに係合保持させておくと、静止密封環4の軸線方向移動によってOリング8,9がその接触面(Oリング溝が形成されていない面)上を円滑に滑動して部分的なねじれるを生じるようなことがなく、Oリング8,9によるシール機能及び静止密封環4の軸線方向における追従性が良好に確保される。
また、図1〜図7に示すノンコンタクトガスシールは、密封端面31,41の外周側領域が被密封ガス領域Hとなり且つその内周側領域が非密封ガス領域Lとなる条件下で使用されたものであるが、本発明の静圧形メカニカルシールは、これとは逆に、密封端面31,41の内周側領域が被密封ガス領域Hとなり且つその外周側領域が非密封ガス領域Lとなる形態で使用される構成とすることもできる。
また、シールガス供給路51に設けるオリフィス52は、図3に示す如き円板形状のものに限定されず任意であり、例えば、毛細管構造や多孔質構造等のものとしておくこともできる。また、静圧発生溝53は、図2に示す如く、静止側密封端面41と同心をなす円環状に断続するもの、つまり複数の円弧状溝53aからなるものに構成する他、静止側密封端面41と同心をなす円環状に連続するもの、つまり円環状の凹溝に構成してもよい。静圧発生溝53がこのような円環状の凹溝である場合、図2及び図3に示すような複数の連通路5a,5bを設けて、下流側連通路5bを静圧発生溝53の複数個所に連通させておく他、オリフィス52を配設した一つの上流側連通路5aに複数の下流側連通路5bを分岐接続して、各下流側連通路5bを静圧発生溝53に連通させるようにしてもよい。
1 シールケース
2 回転軸
3 回転密封環
4 静止密封環
5 開力発生手段
6 閉力発生手段
7 回転機器のハウジング
8 第一Oリング
9 第二Oリング
11 取付部
12 壁部
13 保持部
14 ドライブピン
21 スリーブ部材
22 スリーブ部材
31 密封端面
41 密封端面(静止側密封端面)
42 密封端面形成部(静止密封環の先端部)
43 被保持部
43a 環状凸部
43b 環状段部
44 二次シール部(静止密封環の基端部)
44a Oリング溝
44b Oリング溝
45 ドライブピン係合凹部
51 シールガス供給路
52 オリフィス
53 静圧発生溝
53a 円弧状凹溝
54a 上流側連通路(連通路)
54b 下流側連通路(連通路)
61 背圧室
62 背圧導入路
D0 バランス径
D1 密封端面の内径
D2 密封端面の外径
G 被密封ガス(被密封ガス領域のガス)
G1 シールガス
H 被密封ガス領域
L 非密封ガス領域
P 被密封ガスの圧力
P1 シールガスの圧力

Claims (4)

  1. 筒状のシールケースと、シールケースを洞貫する回転軸に固定された回転密封環と、シールケースに先端部が回転密封環と直対向する状態で軸線方向移動可能に保持された静止密封環と、両密封環の対向端面である密封端面間にシールガスを供給することにより、静止密封環に密封端面間を離間させる方向への軸線方向推力である開力を作用させる開力発生手段と、静止密封環に密封端面間を接近させる方向への軸線方向推力である閉力を作用させる閉力発生手段とを具備して、この開力と閉力とをバランスさせることにより、密封端面間を非接触状態に保持させつつ高圧の被密封ガス領域と低圧の非密封ガス領域とをシールするように構成された静圧形ノンコンタクトガスシールであって、
    静止密封環が、その基端部の内外周面とシールケースとの間をシールする第一及び第二Oリングを介して、シールケースに軸線方向移動可能に保持されており、
    開力発生手段が、静止密封環に形成されて、被密封ガス領域のガスを密封端面間に供給するシールガス供給路と、シールガス供給路に配設されたオリフィスとを具備して、被密封ガス領域のガスをシールガス供給路から前記シールガスとしてオリフィスを経て被密封ガス領域のガスより低圧に減圧させた状態で密封端面間に供給させることにより前記開力を発生させるように構成されており、
    閉力発生手段が、スプリングを使用しないものであって、前記第一及び第二Oリングによってシールケースと静止密封環の基端部との間に密閉形成された背圧室と、静止密封環又はシールケースに形成されて背圧室と被密封ガス領域とを連通する背圧導入路とを具備して、背圧導入路から背圧室に導入された被密封ガス領域のガスによる背圧によって前記閉力を発生させるように構成されていることを特徴とする静圧形ノンコンタクトガスシール。
  2. シールガス供給路が、静止密封環の密封端面にこれと同心をなす円環状に連続又は断続して形成された静圧発生溝と、静止密封環に形成されて一端部を被密封ガス領域に開口すると共に他端部を静圧発生溝に連通する連通路とを具備してなり、被密封ガス領域のガスを連通路からこれに配設したオリフィスを経て静圧発生溝に供給するように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載する静圧形ノンコンタクトガスシール。
  3. 静圧発生溝が、静止密封環の密封端面と同心をなして円環状に並列する複数の円弧状凹溝であり、各円弧状溝が、各々、オリフィスを配設した連通路を介して、被密封ガス領域に連通されていることを特徴とする、請求項2に記載する静圧形ノンコンタクトガスシール。
  4. 前記第一Oリング及び/又は第二Oリングが、シールケースと静止密封環との対向周面の何れか一方に形成したOリング溝に係合保持されていることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載する静圧形ノンコンタクトガスシール。
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