JP6109032B2 - 半導体試験治具およびその搬送治具、ならびにそれらを用いた異物除去方法 - Google Patents

半導体試験治具およびその搬送治具、ならびにそれらを用いた異物除去方法 Download PDF

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    • G01R1/0408Test fixtures or contact fields; Connectors or connecting adaptors; Test clips; Test sockets

Description

本発明は、それぞれが下面電極と上面電極を有する複数の縦型半導体装置の設置面に接触させた状態で保持する半導体試験治具およびその搬送治具、ならびにそれらを用いた異物除去方法に関するものである。
チップ状に細片化した個々の半導体装置の電気的特性の試験を行う際、半導体装置について個々に位置決めを行った後に、測定電極を半導体装置に接触させて、個別に電気的特性の試験を行うことが一般的である。そのため、作業性が悪く、試験工程が増加する傾向にあった。
この問題を解消するために、ICパッケージなどの複数の半導体装置を一括して取り扱うことが可能な半導体搬送トレイおよび試験用の検査装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
半導体装置の縦方向、すなわち、面外方向に電流を流す縦型構造の半導体装置(以下「縦型半導体装置」という)では、縦型半導体装置の設置面を固定した試験用の検査装置側のステージが測定電極の1つとなる。そのため、半導体装置とステージの密着性が接触抵抗に影響し、ひいては半導体装置の電気的特性に影響を与えることになる。
ステージ上にゴミ等の異物が存在すると、異物の上に縦型半導体装置が設置され、測定電極を縦型半導体装置に接触させる際、縦型半導体装置の設置面を異物に強く押し付けることになる。異物が大きい場合、縦型半導体装置におけるステージとの接触部およびその周辺部に、クラック等の欠陥が生じ、縦型半導体装置の一部を破損することになる。破損した縦型半導体装置は不良品としてカウントされる。
一方、異物の大きさが目視の困難なレベルの場合、例えば異物の大きさが数10μm以下のような比較的小さい場合であっても、測定電極を縦型半導体装置に接触させる際に加えられる圧力で、縦型半導体装置に歪が導入される。そのため、ピエゾ効果に起因して漏れ電流が増加し、縦型半導体装置は不良品としてカウントされる。
そこで、ステージ上に存在する異物に起因する縦型半導体装置の不良率増加のための対策として、半導体基板の裏面側に応力緩衝膜を追加し、異物に起因する応力を緩和する手法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
細片化の際、半導体装置の側面から半導体ウエハ材料の小片、屑等が多数生じ、それらが異物となって側面および側面近傍に付着したまま、後の試験工程に持ち込まれることが知られている。異物の付着は、工程中に発生した帯電に起因することもある。また、製造工程中にメタルを巻き込むことで異物が発生することが知られている。さらに、ダイシングで発生した破片が、金属電極膜に繋がった状態で次工程に持ち込まれることで、異物となることも知られている。
そこで、ダイシングで発生した破片が金属電極膜に繋がった状態での異物対策としては、ダイシングライン上から金属電極膜を除去する手法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2006−292727号公報 特開2008−4739号公報 特開2008−141135号公報
しかしながら、特許文献1に記載の半導体搬送トレイおよび試験用の検査装置は、複雑な構成であり、また、縦型半導体装置に対応できるものではなかった。さらに、特許文献1に記載の半導体搬送トレイおよび試験用の検査装置には、異物対策が施されていなかった。
また、特許文献2に記載の半導体装置では、電気的特性を測定する全ての半導体基板に、異物に起因した半導体基板への応力を緩和する膜を付加することで、不良率の低減を実現している。しかし、全ての半導体基板に対して膜を付加する必要があるため、半導体装置の製造工程が増加するという問題があった。さらに、膜の追加によって半導体装置の製造コストが上昇するという問題があった。
また、特許文献3に記載の半導体装置では、ダイシングライン上から金属電極膜を除去することで、異物の発生を抑制している。しかし、半導体ウエハ毎に金属電極膜を除去する必要があるため、半導体装置の製造工程が増加するという問題があった。さらに、金属電極膜を除去するに際して、半導体ウエハ毎に粘着テープを貼り付けてから再度粘着テープを引き剥がすため、粘着テープの追加によって半導体装置の製造コストが上昇するという問題があった。
そこで、本発明は、試験時に、異物が縦型半導体装置の設置面に付着することを抑制するとともに、縦型半導体装置の製造工程の簡略化および製造コストを低減可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体試験治具は、それぞれが下面電極と上面電極を有する複数の縦型半導体装置を試験するための半導体試験治具であって、前記下面電極が接触した状態で前記複数の縦型半導体装置がそれぞれ個別に設置される複数の設置部を有する導電性の基台と、前記基台上に配置され、かつ、前記複数の設置部を平面視でそれぞれ囲うことにより各前記設置部を区画する、格子状の絶縁性の枠部と、前記枠部において、前記設置部上に設置された各前記縦型半導体装置と対向する位置に配置された研磨層とを備え、前記研磨層は、表面に砥粒を固定して構成されたものである。
また、本発明に係る半導体試験治具の搬送治具は、半導体試験治具を搬送するための半導体試験治具の搬送治具であって、前記半導体試験治具との接触部の周辺部に配置され、かつ、前記縦型半導体装置に振動を印加する振動機構を備えたものである。
本発明に係る半導体試験治具を用いた異物除去方法は、半導体試験治具に設置された前記縦型半導体装置に付着した異物を除去する半導体試験治具を用いた異物除去方法であって、前記縦型半導体装置に対して前記振動機構を用いて振動を印加する工程を備えたものである。
本発明に係る半導体試験治具の搬送治具を用いた異物除去方法は、半導体試験治具の搬送治具を用いて搬送される半導体試験治具に設置された前記縦型半導体装置に付着した異物を除去する半導体試験治具の搬送治具を用いた異物除去方法であって、前記縦型半導体装置に対して前記振動機構を用いて振動を印加する工程を備えたものである。
本発明によれば、半導体試験治具は、枠部において、設置部上に設置された各縦型半導体装置と対向する位置に配置された研磨層を備えたため、縦型半導体装置を半導体試験治具の設置部に設置する際、縦型半導体装置が研磨層に接触することで、縦型半導体装置に付着した異物が除去される。そのため、試験時に、異物が縦型半導体装置の設置面である下面電極に付着することを抑制できる。
また、縦型半導体装置を試験する際、半導体試験治具の設置部上に各縦型半導体装置が設置されるため、半導体試験治具に研磨層を配置することで、各縦型半導体装置に異物対策を施す必要がなくなる。これにより、縦型半導体装置の製造工程の簡略化および製造コストの低減を図ることが可能となる。研磨層は、表面に砥粒を固定して構成されたため、縦型半導体装置に付着した異物の巻き込みが容易であるとともに、その後の当該異物の剥離が容易である。
実施の形態1に係る半導体試験治具の平面図である。 実施の形態1に係る半導体試験治具の断面図である。 実施の形態1の変形例1に係る半導体試験治具の断面図である。 実施の形態1の変形例2に係る半導体試験治具の断面図である。 実施の形態2に係る搬送治具と、これに支持された半導体試験治具の平面図である。 実施の形態2に係る搬送治具と、これに支持された半導体試験治具の側面図である。 実施の形態2の変形例に係る搬送治具と、これに支持された半導体試験治具の平面図である。 実施の形態2の変形例に係る搬送治具と、これに支持された半導体試験治具の断面図である。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1について、図面を用いて以下に説明する。図1は、実施の形態1に係る半導体試験治具1の平面図である。図2は、半導体試験治具1の断面図であり、より具体的には、図1のA-A断面図である。なお、図2では、半導体試験治具1とともに、半導体試験治具1に設置された縦型半導体装置7も合わせて示したが、図1では、簡略化のために半導体試験治具1のみ示している。また、図1の紙面に向かって左右方向をX方向、上下方向をY方向として説明する。さらに、図2の紙面に向かって上下方向をZ方向として説明する。以降の図面においても、図1と図2に示した矢印の方向を用いて説明する。
図1と図2に示すように、半導体試験治具1は、複数の縦型半導体装置7を試験するための治具であり、基台2と、枠部3と、研磨層11と、溝部10とを備えている。基台2は、縦型構造の半導体評価を想定し、導電性を有する金属(例えば、板状のアルミニウム)を用いて形成されている。基台2の上面(Z方向の面)には、複数(例えば16個)の縦型半導体装置7がそれぞれ個別に設置される複数(例えば16個)の設置部6が配置されている。
設置部6は、縦型半導体装置7の設置面にダメージを与えないように、バリおよび突起が形成されていないフラットな面を確保することが望ましい。設置部6におけるフラットな面は、洗浄および研磨工程を経て形成されている。
ここで、縦型半導体装置7は、それぞれが下面電極と上面電極を有し、縦方向に電流が流れる半導体装置である。縦型半導体装置7は、基台2の設置部6に下面電極が接触した状態で設置されている。
枠部3は、個々の縦型半導体装置7間で導通しないように、絶縁性材料(例えば、PPS等の樹脂)を用いて形成されている。枠部3は、基台2の上面に配置され、複数の設置部6を平面視でそれぞれ囲うことにより各設置部6を区画する格子状に形成されている。なお、1つの半導体試験治具1に、16個の縦型半導体装置7を設置する構成を示したが、これに限ることなく、半導体試験治具1の大きさおよび縦型半導体装置7の大きさに応じて、設置される縦型半導体装置7の個数を増減してもよい。
枠部3は、基台2の上面から上方に突出する凸状部8を備えている。また、凸状部8は、断面視にて台形状に形成されている。凸状部8の形状について詳細に説明すると、凸状部8において、設置部6の上面に設置された各縦型半導体装置7の側面と対向する側面(すなわち、枠部3の格子状における内周部側の面)は、設置部6の上面に対し傾斜面に形成されている。他方、枠部3において外周部側の側面は、設置部6の上面に対し垂直面に形成されている。
研磨層11は、縦型半導体装置7に付着した異物の除去を促進するために摩擦力を高めた層である。研磨層11は、設置部6の上面に設置された各縦型半導体装置7の側面と対向する凸状部8の側面(例えば、凸状部8の側面の全域)に配置されている。
研磨層11は、表面に例えば#4000以上の粒径を有する砥粒を固定して構成されている。大きな粒径を有する砥粒を用いた場合、縦型半導体装置7を傷つけるおそれがあるためである。また、研磨層11は、シート状に形成されているため、研磨層11において、各縦型半導体装置7の側面と対向する面は、設置部6の上面に対し傾斜面である。
溝部10は、縦型半導体装置7から除去された異物を収容するためのものであり、基台2において研磨層11が配置された位置の周辺部に形成されている。より具体的には、溝部10は、設置部6において枠部3の格子状の内周部に沿って、枠状に形成されている。溝部10が、設置部6において枠部3の格子状の内周部に沿って形成されているため、設置した縦型半導体装置7と設置部6との間に異物が入り込むことを抑制し、縦型半導体装置7の不良発生を低減できる。
上記で説明した他、半導体試験治具1は、第1位置決め部4と、第2位置決め部5とを備えている。第1位置決め部4は、基台2における4つの角部のうちの少なくとも1つの角部に形成されている。第2位置決め部5は、貫通孔であり、基台2において対向する2辺にそれぞれ2つずつ形成されている。第1位置決め部4および第2位置決め部5は、基台2に対して、機械加工を行うことで形成されている。
第1位置決め部4および第2位置決め部5を用いて、電気的特性を測定(試験)する試験装置(図示省略)に対して、縦型半導体装置7の位置を決定する。より具体的には、第1位置決め部4および第2位置決め部5は、試験装置側から縦型半導体装置7に電気的に接触するコンタクトプローブ等に対して、縦型半導体装置7上に設けたパッドの位置を決定する。なお、半導体試験治具1は、電気的特性を測定する際に用いる試験治具であるが、半導体試験治具1を縦型半導体装置7の搬送用に流用することも可能である。
次に、実施の形態1に係る半導体試験治具1の異物除去方法を含む使用手順について説明する。最初に、縦型半導体装置7の設置面である下面電極を基台2の設置部6上に接触させた状態で、縦型半導体装置7を設置する。縦型半導体装置7は、例えば半導体ウエハから個片化した半導体チップそのものである。
縦型半導体装置7は、枠部3の凸状部8に配置された研磨層11の傾斜面をガイドとして滑らすようにして、設置部6上に設置される。縦型半導体装置7を設置部6に設置する際、縦型半導体装置7の端部が研磨層11と接触して摩擦することで、縦型半導体装置7の端部および端部の周辺部に付着した異物が除去される。
また、金属電極膜で繋がった異物も、研磨層11と接触することで除去が可能となる。この研磨層11との接触は、縦型半導体装置7を設置する際だけでなく、縦型半導体装置7を搬送する際に生じる振動、または振動を印加することでも生じ、異物を効果的に除去することができる。
各縦型半導体装置7は、設置方向が全て同じ方向になるように設置される。縦型半導体装置7を設置した半導体試験治具1は、電気的特性を測定する試験装置に設置される。半導体試験治具1を試験装置に設置する際、第1位置決め部4を用いて半導体試験治具1の方向を確認する。その後、第2位置決め部5を用いて、試験装置、ひいてはコンタクトプローブに対して、個々の縦型半導体装置7の位置を確定させる。
ここで、第2位置決め部5は貫通孔であり、試験装置側の凸部と嵌合する構成としたが、これに限るものではなく、個数も4つに限るものではない。このように、実施の形態1に係る半導体試験治具1では、16個の縦型半導体装置7の位置決めが、一括して実施されることになる。
次に、半導体試験治具1の製造方法について説明する。射出成形を用いて形成された樹脂製の枠部3は、例えば枠部3の一部に設けたネジ止め部を用いて、基台2に固定される。図1と図2には、ネジ止め部を図示しないが、ネジ止め部は、枠部3の枠外または枠内の何れに設けられても構わない。ネジ止め部を用いた固定方法であれば、枠部3の交換が容易であり、枠部3を取り外して研磨層11をメンテナンスすることが可能となる。
また、枠部3と基台2の何れかに不具合が生じたとき、何れか一方の交換が可能であり、半導体試験治具1のメンテナンスコストが低減するという利点もある。なお、枠部3と基台2について、ネジ止め部を用いた固定方法のみを示したが、これに限るものではない。枠部3と基台2のうちの一方に凸部を設け、他方に溝部または凹部を設けて、これらを嵌め合わせて固定する手法を採用してもよい。
以上のように、実施の形態1に係る半導体試験治具1では、半導体試験治具1は、枠部3において、設置部6上に設置された各縦型半導体装置7と対向する位置に配置された研磨層11を備えたため、縦型半導体装置7を半導体試験治具1の設置部6に設置する際、縦型半導体装置7が研磨層11に接触することで、縦型半導体装置7に付着した異物が除去される。そのため、試験時に、異物が縦型半導体装置7の設置面である下面電極に付着することを抑制できる。
縦型半導体装置7と設置部6との間に異物が付着することが抑制されるため、試験時に、縦型半導体装置7を設置部6に強く押し付けた場合にも、縦型半導体装置7における設置部6との接触部およびその周辺部に、クラック等の欠陥が生じない。これにより、縦型半導体装置7の歩留り向上を図ることが可能となる。
また、縦型半導体装置7を試験する際、半導体試験治具1の設置部6上に各縦型半導体装置7が設置されるため、半導体試験治具1に研磨層11を配置することで、各縦型半導体装置7に異物対策を施す必要がなくなる。これにより、縦型半導体装置7の製造工程の簡略化および製造コストの低減を図ることが可能となる。
さらに、半導体試験治具1では、複数の縦型半導体装置7を一括して基台2にて位置決めするため、試験時間を短縮し、試験工程を簡略化することができる。
枠部3は凸状部8を備え、研磨層11は、設置部6の上面に設置された各縦型半導体装置7の側面と対向する凸状部8の側面に配置され、かつ、研磨層11が配置される凸状部8の側面は、設置部6の上面に対し傾斜面である。したがって、縦型半導体装置7を設置部6に設置する際、縦型半導体装置7の端部が研磨層11と接触して摩擦することで、縦型半導体装置7の端部および端部の周辺部に付着した異物を除去することができる。また、縦型半導体装置7は、研磨層11の傾斜面をガイドとして滑らすようにして、設置部6上に設置することができるため、縦型半導体装置7の設置が容易である。
研磨層11は、表面に砥粒を固定して構成されたため、縦型半導体装置7に付着した異物の巻き込みが容易であるとともに、その後の当該異物の剥離が容易である。
なお、研磨層11は、枠部3の凸状部8において、各縦型半導体装置7の側面と対向する傾斜面に、サンドペーパーまたは研磨布を貼り付けることで構成されてもよい。研磨層11が、サンドペーパーを用いて構成された場合、研磨層11の交換が容易である。他方、研磨層11が、研磨布を用いて構成された場合、研磨層11の交換が容易である。また、研磨布は、柔軟性に富む布を基材としているため、縦型半導体装置7に傷がつきにくく、縦型半導体装置7が破損することを抑制できる。
さらに、研磨層11は、枠部3に形成された凹凸状の加工面を含む構成であってもよい。枠部3を射出成形で形成する場合、凹凸状の加工面を同時に形成できるため、半導体試験治具1の製造コストが低減する。
基台2において研磨層11が配置された位置の周辺部に形成された溝部10をさらに備えたため、主として縦型半導体装置7の端面から発生する異物(例えば、Si屑)を溝部10に収容することができる。これにより、縦型半導体装置7の下面電極への異物の移動および拡散を抑制できる。
<実施の形態1の変形例1>
次に、実施の形態1の変形例1に係る半導体試験治具1Aを説明する。図3は、実施の形態1の変形例1に係る半導体試験治具1Aの断面図である。図3に示すように、実施の形態1の変形例1に係る半導体試験治具1Aは、半導体試験治具1に対して枠部と溝部の構造を変更し、振動機構12を追加した例である。
枠部13は、枠本体14と、土台部15とを備えている。枠本体14は、凸状部よりなる。土台部15は、枠本体14の基端側に配置されている。また、土台部15は、水平方向に延びる水平部を備え、枠本体14の幅よりも広い幅を有している。基台2において、設置部6の端部から外周部に渡って凹部17が形成されている。土台部15は、基台2に形成された凹部17に配置されている。
土台部15の水平部は、枠本体14の傾斜面の基端側から設置部6の端部側へ突出するように形成され、土台部15の水平部の上面は、設置部6に設置された縦型半導体装置7の下面の端部と当接している。土台部15は、基台2と枠部13との接触面積を増加させることで、枠部13の設置の安定性を増加させる。また、土台部15は、隣り合う縦型半導体装置7の下面電極間の沿面距離を増加させることで、試験時に生じる放電を抑制する。
溝部16は、土台部15において研磨層11が配置された位置の周辺部に形成されている。より具体的には、溝部16は、土台部15の水平部に形成されるとともに、枠本体14の傾斜面と連なっている。これにより、縦型半導体装置7から除去された異物は、研磨層11の傾斜面を伝って溝部16に収容される。
また、基台2の内部に振動機構12が配置されている。振動機構12は、縦型半導体装置7に振動を印加することで、縦型半導体装置7からの異物の除去を促進させる。
縦型半導体装置7の設置時および半導体試験治具1の搬送時における縦型半導体装置7と研磨層11との接触では、十分に異物の除去が行えない場合がある。そこで、縦型半導体装置7に対して積極的に振動を印加することで、縦型半導体装置7と研磨層11との接触を促進させることが可能となる。
ここで、縦型半導体装置7の下面側の基台2内に、振動機構12を配置したが、これに限るものではなく、枠部13内に配置してもよい。縦型半導体装置7の設置時、半導体試験治具1の搬送時、または試験前後において、振動機構12を用いて振動を印加することで、次工程に移る前に縦型半導体装置7から異物を除去し、次工程への異物の持込を抑制する。なお、振動機構12は、例えば圧電素子を用いて構成される。圧電素子を用いることで、所望の振動を電気的に容易に発生させることができるためである。その他、偏心モータを用いて振動を発生させる構成を採用してもよい。
以上のように、実施の形態1の変形例1に係る半導体試験治具1Aでは、枠部13は、凸状部よりなる枠本体14と、枠本体14の基端側に配置され枠本体14の幅よりも広い幅を有する土台部15とを備え、基台2に、土台部15が配置される凹部17が形成された。これにより、土台部15の水平部の幅の分だけ、隣り合う縦型半導体装置7の下面電極間の沿面距離が増加するため、当該下面電極間に発生する放電を抑制することができ、測定精度の向上を図ることが可能となる。
また、基台2の凹部17に、枠本体14の幅よりも広い幅を有する土台部15を配置したため、基台2と枠部13との接触面積を増加させることができ、基台2に対する枠部13の設置の安定性を増加させることが可能となる。これにより、高温下および低温下での試験においても土台部15の変形および剥離等の形状変化が抑制され、縦型半導体装置7の安定した保持が可能となる。
また、土台部15において研磨層11が配置された位置の周辺部に形成された溝部16をさらに備えたため、主として縦型半導体装置7の端面から発生する異物(例えば、Si屑)を溝部16に収容することができる。これにより、縦型半導体装置7の下面電極への異物の移動および拡散を抑制できる。
また、半導体試験治具1Aは、枠部13または基台2に配置され、かつ、縦型半導体装置7に振動を印加する振動機構12をさらに備えた。そして、半導体試験治具1Aを用いた異物除去方法では、縦型半導体装置7に対して振動機構12を用いて振動を印加する工程を備えた。したがって、枠部13または基台2から縦型半導体装置7に振動を印加することで、縦型半導体装置7と研磨層11との接触を促進させることができ、縦型半導体装置7からの異物の除去を促進させることが可能となる。さらに、振動機構12は、圧電素子を用いて構成されたため、振動機構12を小型化することが可能となる。
<実施の形態1の変形例2>
次に、実施の形態1の変形例2に係る半導体試験治具1Bを説明する。図4は、実施の形態1の変形例2に係る半導体試験治具1Bの断面図である。図4に示すように、実施の形態1の変形例2に係る半導体試験治具1Bは、半導体試験治具1に対して枠部と溝部の構造を変更し、振動機構12を追加した例である。
枠部23は、枠本体24と、土台部25とを備えている。枠本体24は、凸状部よりなり、断面視にて矩形状に形成されており、枠本体24の側面は鉛直面である。枠本体24の内部に、振動機構12が配置されている。なお、縦型半導体装置7の下面側の基台2内に、振動機構12を配置してもよい。
土台部25は、枠本体24の基端側に配置されている。また、土台部25は、水平方向に延びる水平部を備え、枠本体24における水平部の幅よりも広い幅を有している。基台2において、設置部6の端部から外周部に渡って凹部27が形成されている。土台部25は、基台2に形成された凹部27に配置されている。
土台部25の水平部は、枠本体24の鉛直面の基端側から設置部6の端部側へ突出するように形成され、水平部の上面は、設置部6に設置された縦型半導体装置7の下面の端部と当接している。土台部25は、基台2と枠部23との接触面積を増加させることで、枠部23の設置の安定性を増加させる。また、土台部25は、隣り合う縦型半導体装置7の下面電極間の沿面距離を増加させることで、試験時に生じる放電を抑制する。土台部25における水平部の幅は、研磨層11と溝部26を配置することができるように、図3の場合よりも大きな寸法に形成されている。
溝部26は、土台部25の水平部の先端部分に形成されている。換言すると、溝部26は、水平部において設置部6の端部側に形成されている。研磨層11は、土台部25の水平部において溝部26よりも基端側に配置されている。研磨層11は、設置部6に設置された各縦型半導体装置7の下面と対向する土台部25の水平部の上面に配置されている。土台部25の水平部の上面は、設置部6の上面に対し平行である。より具体的には、土台部25の水平部の上面と、設置部6の上面の高さは同一である。
このように、溝部26は、研磨層11と設置部6との間に配置されているため、除去された異物が、設置された縦型半導体装置7と設置部6との間に付着することを抑制する。
以上のように、実施の形態1の変形例2に係る半導体試験治具1Bでは、枠部23は土台部25の水平部を備え、研磨層11は、設置部6の上面に設置された各縦型半導体装置7の下面と対向する土台部25の上面に配置され、かつ、研磨層11が配置される土台部25の水平部の上面は、設置部6の上面に対し平行面である。これにより、土台部25の水平部における水平部の幅の分だけ、隣り合う縦型半導体装置7の下面電極間の沿面距離が増加するため、当該下面電極間に発生する放電を抑制することができ、測定精度の向上を図ることが可能となる。
また、基台2の凹部27に、枠本体24の幅よりも広い幅を有する土台部25を配置したため、基台2と枠部23との接触面積を増加させることができ、基台2に対する枠部23の設置の安定性を増加させることが可能となる。これにより、高温下および低温下での試験においても土台部25の変形および剥離等の形状変化が抑制され、縦型半導体装置7の安定した保持が可能となる。さらに、図3の場合よりも基台2と枠部23との接触面積を増加させたことで、金属電極膜で繋がった異物を、一層確実に除去できる。
また、設置部6の上面と、研磨層11が配置される土台部25の水平部の上面の高さが同一であるため、設置部6と縦型半導体装置7との間に空間が生じることを抑制し、設置部6と縦型半導体装置7の接触性を確保することができる。
なお、半導体試験治具1Bに、研磨層11が配置される土台部25の水平部の上面を含む部分を、鉛直方向に移動させる移動機構を配置してもよい。移動機構は、例えば、凹部27と土台部25の間にバネ機構を配置することで実現可能であるが、これに限るものではない。移動機構を配置した場合、設置部6の上面と、土台部25の水平部の上面の高さを同一にすることで、設置部6と縦型半導体装置7の接触性を確保することができる。また、試験時は、研磨層11の上面が設置部6の上面よりも低い高さになるように、土台部25の水平部の上面を含む部分を下降させる。これにより、試験時に、縦型半導体装置7の端部は研磨層11に接触しないため、縦型半導体装置7の破損を抑制できる。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2に係る半導体試験治具の搬送治具30について説明する。図5は、実施の形態2に係る搬送治具30と、これに支持された半導体試験治具1の平面図であり、図6は、実施の形態2に係る搬送治具30と、これに支持された半導体試験治具1の側面図である。なお、実施の形態2において、実施の形態1で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
搬送治具30は、半導体試験治具を搬送する際に用いる治具である。搬送治具30は、縦型半導体装置7を半導体試験治具に設置した状態で、試験装置(図示省略)へ搬送される。なお、実施の形態2では、半導体試験治具1を搬送する場合について説明するが、他の半導体試験治具(例えば、半導体試験治具1A,1Bなど)を搬送することも可能である。
図5と図6に示すように、搬送治具30は、半導体試験治具1を両側(X方向側と−X方向側)から支持し、吊り下げた状態で搬送する治具である。搬送治具30は、半導体試験治具1の両側(X方向側と−X方向側)を支持する一対の支持部31と、各支持部31を吊り下げる一対の吊下部32とを備えている。
搬送治具30における半導体試験治具1との接触部の周辺部、すなわち、支持部31の内部には、振動機構33が配置されている。振動機構33は、搬送時に半導体試験治具1、ひいては縦型半導体装置7に振動を印加し、縦型半導体装置7からの異物の除去を促進させる。ここで、振動機構33の構成は振動機構12と同一であるため、詳細な説明については省略する。
吊下部32は、支持部31の外端部から上方に延びるように形成され、その途中部において内方に屈曲している。吊下部32の屈曲部分に除電部34が配置されている。すなわち、除電部34は、吊下部32において、支持部31に支持された縦型半導体装置7の上面と対向する位置に配置されている。除電部34は、例えば、イオナイザーを用いて構成されている。異物によっては、帯電したことで強固に付着するものがあるが、除電部34を用いて、縦型半導体装置7に対して除電を行うことで、帯電した異物でも容易に除去することが可能となる。なお、除電部34としては、加湿または過熱を用いた構成であってもよい。
以上のように、実施の形態2に係る半導体試験治具の搬送治具30では、半導体試験治具1との接触部の周辺部に配置され、かつ、縦型半導体装置7に振動を印加する振動機構33を備えた。半導体試験治具は縦型半導体装置7の大きさに応じて複数用意する必要があるが、搬送治具30は種々の半導体試験治具を搬送できるようになっており、一般に、試験のために用意される搬送治具30は、半導体試験治具の個数よりも少なくてもよい。そのため、個々の半導体試験治具に振動機構を配置した場合よりも、半導体試験に関するコストを低減できる。
また、半導体試験治具の搬送治具30を用いた異物除去方法では、縦型半導体装置7に対して振動機構33を用いて振動を印加する工程を備えたため、搬送治具30から半導体試験治具1を介して縦型半導体装置7に振動を印加することで、縦型半導体装置7と研磨層11との接触を促進させることができ、縦型半導体装置7から異物の除去を促進させることが可能となる。
搬送治具30は、縦型半導体装置7に付着した異物を除電する除電部34を備えたため、帯電した異物を予め除電しておくことで、帯電した異物を縦型半導体装置7から除去しやすくすることができるともに、当該異物を研磨層11から剥離しやすくすることができる。また、除電部34はイオナイザーを用いて構成されたため、容易に除電を行うことができる。
<実施の形態2の変形例>
次に、実施の形態2の変形例に係る半導体試験治具の搬送治具30Aを説明する。図7は、実施の形態2の変形例に係る搬送治具30Aと、これに支持された半導体試験治具1の平面図である。図8は、実施の形態2の変形例に係る搬送治具30Aと、これに支持された半導体試験治具1の断面図であり、より具体的には、図7のB-B断面図である。なお、実施の形態2の変形例では、半導体試験治具1を搬送する場合について説明するが、他の半導体試験治具(例えば、半導体試験治具1A,1Bなど)を搬送することも可能である。
図7と図8に示すように、搬送治具30Aは、半導体試験治具1の下側を支持した状態で搬送する治具である。搬送治具30Aは、平面視にて矩形状に形成され、ザグリ部40と、吸気溝41と、吸気口42とを備えている。搬送治具30Aの上面には、半導体試験治具1を設置するためのザグリ部40が形成されている。
ここで、搬送治具30Aのザグリ部40に設置される半導体試験治具1は、実施の形態1に係る半導体試験治具1と同じ符号を付されているが、その構造が若干異なっている。具体的に説明すると、ザグリ部40に設置される半導体試験治具1には、溝部10と連通する排出孔36が形成されている。
ザグリ部40に半導体試験治具1が設置された状態で、吸気溝41は、ザグリ部40において、排出孔36と連通する位置に形成されている。複数の吸気溝41のうちの一部には、吸気口42が形成されている。吸気口42は、搬送治具30Aの外部に設けられた吸気手段(図示省略)と接続されている。縦型半導体装置7から除去された異物は、半導体試験治具1の溝部10に収容され、半導体試験治具1の溝部10に収容された異物は、排出孔36、吸気溝41および吸気口42を介して、外部へ排出することができる。また、吸気溝41において吸気口42が形成されていない場合は、半導体試験治具1の溝部10に収容された異物は、排出孔36を介して吸気溝41に収容される。
吸気手段は、例えば、回転ファンであるが、これに限るものではない。例えば、枠部3を用いて仕切られた縦型半導体装置7を設置する空間を閉じた領域とし、当該空間内の空気を真空排気してもよい。また、異物の除去は、搬送時に、振動を印加した後に行うことが好ましい。これにより、試験装置における評価前に、効果的に異物を除去することが可能となる。なお、搬送治具30Aにおける半導体試験治具1との接触部の周辺部、すなわち、搬送治具30Aの内部において縦型半導体装置7の下側に振動機構を配置してもよい。
以上のように、実施の形態2の変形例において、半導体試験治具1は、溝部10と連通する排出孔36をさらに備えたため、縦型半導体装置7から除去された異物について、排出孔36を介して効果的に排出することができる。これにより、縦型半導体装置7から除去された異物が縦型半導体装置7に再付着することを抑制できる。
搬送治具30Aは、半導体試験治具1の排出孔36と連通する吸気溝41を備えたため、縦型半導体装置7から除去された異物について、吸気溝41を介して効果的に外部へ排出することができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 半導体試験治具、1A 半導体試験治具、1B 半導体試験治具、2 基台、3 枠部、6 設置部、7 縦型半導体装置、8 凸状部、10 溝部、11 研磨層、12 振動機構、13 枠部、14 枠本体、15 土台部、16 溝部、17 凹部、23 枠部、24 枠本体、25 土台部、26 溝部、27 凹部、30 搬送治具、30A 搬送治具、33 振動機構、34 除電部、36 排出孔、41 吸気溝、42 吸気口。

Claims (24)

  1. それぞれが下面電極と上面電極を有する複数の縦型半導体装置を試験するための半導体試験治具であって、
    前記下面電極が接触した状態で前記複数の縦型半導体装置がそれぞれ個別に設置される複数の設置部を有する導電性の基台と、
    前記基台上に配置され、かつ、前記複数の設置部を平面視でそれぞれ囲うことにより各前記設置部を区画する、格子状の絶縁性の枠部と、
    前記枠部において、前記設置部上に設置された各前記縦型半導体装置と対向する位置に配置された研磨層と、
    を備え
    前記研磨層は、表面に砥粒を固定して構成された、半導体試験治具。
  2. それぞれが下面電極と上面電極を有する複数の縦型半導体装置を試験するための半導体試験治具であって、
    前記下面電極が接触した状態で前記複数の縦型半導体装置がそれぞれ個別に設置される複数の設置部を有する導電性の基台と、
    前記基台上に配置され、かつ、前記複数の設置部を平面視でそれぞれ囲うことにより各前記設置部を区画する、格子状の絶縁性の枠部と、
    前記枠部において、前記設置部上に設置された各前記縦型半導体装置と対向する位置に配置された研磨層と、
    を備え、
    前記研磨層は、サンドペーパーを用いて構成された、半導体試験治具。
  3. それぞれが下面電極と上面電極を有する複数の縦型半導体装置を試験するための半導体試験治具であって、
    前記下面電極が接触した状態で前記複数の縦型半導体装置がそれぞれ個別に設置される複数の設置部を有する導電性の基台と、
    前記基台上に配置され、かつ、前記複数の設置部を平面視でそれぞれ囲うことにより各前記設置部を区画する、格子状の絶縁性の枠部と、
    前記枠部において、前記設置部上に設置された各前記縦型半導体装置と対向する位置に配置された研磨層と、
    を備え、
    前記研磨層は、研磨布を用いて構成された、半導体試験治具。
  4. それぞれが下面電極と上面電極を有する複数の縦型半導体装置を試験するための半導体試験治具であって、
    前記下面電極が接触した状態で前記複数の縦型半導体装置がそれぞれ個別に設置される複数の設置部を有する導電性の基台と、
    前記基台上に配置され、かつ、前記複数の設置部を平面視でそれぞれ囲うことにより各前記設置部を区画する、格子状の絶縁性の枠部と、
    前記枠部において、前記設置部上に設置された各前記縦型半導体装置と対向する位置に配置された研磨層と、
    を備え、
    前記研磨層は、前記枠部に形成された凹凸状の加工面を含む、半導体試験治具。
  5. 前記枠部は凸状部を備え、
    前記研磨層は、前記設置部の上面に設置された各前記縦型半導体装置の側面と対向する前記凸状部の側面に配置され、かつ、前記研磨層が配置される前記凸状部の前記側面は、前記設置部の前記上面に対し傾斜面である、請求項1〜4のいずれか1つに記載の半導体試験治具。
  6. それぞれが下面電極と上面電極を有する複数の縦型半導体装置を試験するための半導体試験治具であって、
    前記下面電極が接触した状態で前記複数の縦型半導体装置がそれぞれ個別に設置される複数の設置部を有する導電性の基台と、
    前記基台上に配置され、かつ、前記複数の設置部を平面視でそれぞれ囲うことにより各前記設置部を区画する、格子状の絶縁性の枠部と、
    前記枠部において、前記設置部上に設置された各前記縦型半導体装置と対向する位置に配置された研磨層と、
    を備え、
    前記枠部は水平部を備え、
    前記研磨層は、前記設置部の上面に設置された各前記縦型半導体装置の下面と対向する前記水平部の上面に配置され、かつ、前記研磨層が配置される前記水平部の前記上面は、前記設置部の前記上面に対し平行面である、半導体試験治具。
  7. 前記設置部の前記上面と、前記研磨層が配置される前記水平部の前記上面の高さが同一である、請求項記載の半導体試験治具。
  8. 前記研磨層が配置される前記水平部の前記上面を含む部分を、鉛直方向に移動させる移動機構をさらに備えた、請求項記載の半導体試験治具。
  9. 前記研磨層は、表面に砥粒を固定して構成された、請求項のいずれか1つに記載の半導体試験治具。
  10. 前記研磨層は、サンドペーパーを用いて構成された、請求項のいずれか1つに記載の半導体試験治具。
  11. 前記研磨層は、研磨布を用いて構成された、請求項のいずれか1つに記載の半導体試験治具。
  12. 前記研磨層は、前記枠部に形成された凹凸状の加工面を含む、請求項のいずれか1つに記載の半導体試験治具。
  13. 前記基台において前記研磨層が配置された位置の周辺部に形成された溝部をさらに備えた、請求項1〜12のいずれか1つに記載の半導体試験治具。
  14. 前記枠部は、凸状部よりなる枠本体と、前記枠本体の基端側に配置され前記枠本体の幅よりも広い幅を有する土台部とを備え、
    前記基台に、前記土台部が配置される凹部が形成された、請求項1〜4のいずれか1つに記載の半導体試験治具。
  15. 前記土台部において前記研磨層が配置された位置の周辺部に形成された溝部をさらに備えた、請求項14記載の半導体試験治具。
  16. 前記溝部と連通する排出孔をさらに備えた、請求項13または請求項15記載の半導体試験治具。
  17. 前記枠部または前記基台に配置され、かつ、前記縦型半導体装置に振動を印加する振動機構をさらに備えた、請求項1〜16のいずれか1つに記載の半導体試験治具。
  18. 前記振動機構は、圧電素子を用いて構成された、請求項17記載の半導体試験治具。
  19. 請求項1〜16のいずれか1つに記載の半導体試験治具を搬送するための半導体試験治具の搬送治具であって、
    前記半導体試験治具との接触部の周辺部に配置され、かつ、前記縦型半導体装置に振動を印加する振動機構を備えた、半導体試験治具の搬送治具。
  20. 請求項16記載の半導体試験治具を搬送するための半導体試験治具の搬送治具であって、
    前記排出孔と連通する吸気溝を備えた、半導体試験治具の搬送治具。
  21. 請求項1〜16のいずれか1つに記載の半導体試験治具を搬送するための半導体試験治具の搬送治具であって、
    前記縦型半導体装置に付着した異物を除電する除電部を備えた、半導体試験治具の搬送治具。
  22. 前記除電部はイオナイザーを用いて構成された、請求項21記載の半導体試験治具の搬送治具。
  23. 請求項17記載の半導体試験治具に設置された前記縦型半導体装置に付着した異物を除去する半導体試験治具を用いた異物除去方法であって、
    前記縦型半導体装置に対して前記振動機構を用いて振動を印加する工程を備えた、半導体試験治具を用いた異物除去方法。
  24. 請求項19記載の半導体試験治具の搬送治具を用いて搬送される半導体試験治具に設置された前記縦型半導体装置に付着した異物を除去する半導体試験治具の搬送治具を用いた異物除去方法であって、
    前記縦型半導体装置に対して前記振動機構を用いて振動を印加する工程を備えた、半導体試験治具の搬送治具を用いた異物除去方法。
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