JP2016211977A - 半導体チップの試験装置及び試験方法 - Google Patents

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淑之 植田
忠之 酒井
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忠之 酒井
俊太 菅井
Shiyunta Sugai
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Abstract

【課題】従来に比べて半導体チップの歩留まりを向上可能な、半導体チップの試験装置及び方法を提供する。【解決手段】半導体チップの表裏面のそれぞれに電極パターンを形成した半導体チップ50の電気特性を試験する試験装置101であって、表裏面の各電極パターンに接触する表面側プローブ及び裏面側プローブで、電気特性試験時には表面側プローブ及び裏面側プローブのみで半導体チップ50を支持する表面側プローブ1及び裏面側プローブ2と、表面側プローブ1及び裏面側プローブ2を介して半導体チップ50への通電を行う通電装置3とを備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体チップ、詳しくは表裏に電極パターンを形成した半導体ウエハをチップ状に分割した半導体チップ、に対して電気特性試験を実施する試験装置及び試験方法に関する。
半導体ウエハの表裏に電極パターンを形成しチップ状に分割した半導体チップ、特に電力機器用のパワー半導体チップ用の試験装置では、半導体チップへの通電を行うため、チップ表裏の電極パターンにプローブを接触させて測定及び試験が行われる。このときパワー半導体チップは、測定電極としても作用するステージに載置され、チップ表裏方向(縦方向)に通電が行われる。ここでパワー半導体チップの裏面と接触するステージの表面は、接触抵抗を低減するため、金めっき等が施されている。
一方、パワー半導体チップは、オン抵抗を下げるため薄厚化が進んでおり、数十μm厚のものも存在する。しかしながら薄厚化に伴い、パワー半導体チップの裏面側に形成されるコレクタ層及びコレクタ電極等の裏面構造も薄膜化している。よって、ステージの表面に付着した異物がパワー半導体チップとの間に噛み込んだ場合には、チップが変形して電気特性に影響が生じ、それにより不良品と判断されたり、あるいはチップにクラックを発生させたりして、パワー半導体チップの歩留まりを低下させる。そこで、半導体チップの裏面側及び表面側における各プローブの配置を工夫することで、半導体チップの裏面側に異物が存在する場合でも、半導体チップにダメージを与えずにプローブと半導体チップとを接触可能とする測定装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−185701号公報
しかしながら特許文献1に開示される装置においても、上述したようなステージに半導体チップを載置した状態で、半導体チップの表裏に対してプローブを接触させている。よって、例えば、パワー半導体チップ裏面に前工程で付着した異物がチップ裏面とステージとの間に噛み込む、あるいはまた、パワー半導体チップの試験にてチップが破壊しその破片がステージ表面に溶着する、等の発生が依然として懸念される。よって特に数十μm厚に薄厚化されたパワー半導体チップでは、クラック発生を防止し歩留まりの向上を図ることはできない。
本発明は、上述したような問題点を解決するためになされたもので、従来に比べて半導体チップの歩留まりを向上可能な、半導体チップの試験装置及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の一態様における半導体チップの試験装置は、半導体チップの表裏面のそれぞれに電極パターンを形成した半導体チップの電気特性を試験する試験装置であって、表面電極パターンに接触する表面側プローブ及び裏面電極パターンに接触する裏面側プローブであり、電気特性試験時における上記半導体チップへの通電状態では上記表面側プローブ及び上記裏面側プローブのみで上記半導体チップを支持する表面側プローブ及び裏面側プローブと、上記表面側プローブ及び上記裏面側プローブを介して上記半導体チップへの通電を行う通電装置とを備えたことを特徴とする。
本発明の一態様における試験装置によれば、表面側プローブ及び裏面側プローブを備え、表面側プローブ及び裏面側プローブのみで半導体チップを支持して電気特性試験を実行する。よって、たとえ異物が存在した場合でも、半導体チップ自体の物理的損傷の発生を抑えることができ、かつ、電気特性も正確に試験することができる。したがって、半導体チップの歩留まりを従来よりも向上させることができる。
本発明の実施の形態1における試験装置の概略構成を示す図である。 図1に示す試験装置における試験部を示す斜視図である。 図1に示す試験装置にて実行される試験方法の概略を説明する図である。 本発明の実施の形態2における試験装置の概略構成を示す斜視図である。 図4Aに示す試験装置にて電気特性試験を実施している状態を示す斜視図である。 図4Aに示す試験装置にて実行される試験方法の概略を説明する図である。 本発明の実施の形態3における試験装置の概略構成を示す斜視図である。 図6Aに示すA−A部における断面図である。 本発明の実施の形態4における試験装置にて実行される試験方法の概略を説明する図である。 本発明の実施の形態5における試験装置の概略構成を示す斜視図である。 図8に示す試験装置にて実行される試験方法の概略を説明する図である。 本発明の実施の形態6における試験装置の概略構成を示す斜視図である。 図10に示す試験装置にて実行される試験方法の概略を説明する図である。 本発明の実施の形態7における試験装置の概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態7における試験装置の概略構成を示し、半導体チップを配置した状態を示す斜視図である。 図12Aに示す試験装置にて実行される試験方法の概略を説明する図である。 本発明の実施の形態8における試験装置の概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態8における試験装置の概略構成を示し、半導体チップを配置した状態を示す斜視図である。 図14Aに示す試験装置にて実行される試験方法の概略を説明する図である。
本発明の実施形態である半導体チップの試験装置及び試験方法について、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において、同一又は同様の構成部分については同じ符号を付している。また、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け当業者の理解を容易にするため、既によく知られた事項の詳細説明及び実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。また、以下の説明及び添付図面の内容は、特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
また、以下に説明する各実施の形態では、半導体チップとして電力機器用のパワー半導体チップを例に採るが、パワー半導体チップに限定する意図ではなく、通常電圧用の半導体チップに対しても本発明は適用可能である。
実施の形態1.
図1には、本発明の実施の形態1におけるパワー半導体チップの試験装置101の概略構成を示している。また図2は、試験装置101における試験部を示す斜視図である。
試験装置101は、基本的構成部分として、金属製の表面側プローブ1と、金属製の裏面側プローブ2と、通電装置3とを有し、パワー半導体チップ50の電気特性の試験を行う装置である。ここでパワー半導体チップ50は、その表裏面のそれぞれに電極パターンを形成しており、表面側プローブ1は、表面電極パターンに接触し、裏面側プローブ2は裏面電極パターンに接触する。また通電装置3は、電源3a及び電圧電流計3bを有し、表面側プローブ1及び裏面側プローブ2と電気的に接続されている。
表面側プローブ1は、通電装置3から流される試験電流の大きさに応じてプローブ1本当たりの電流が1A以下となるように、表面電極パターンに対して均一に複数本接触させることが望ましい。裏面側プローブ2についても同様で、プローブ1本当たりの電流が1A以下となるように、裏面電極パターンに対して均一に複数本接触させることが望ましい。
それぞれのプローブ1,2は、スプリングプローブあるいはワイヤープローブ等の伸縮性を有するものである。よって、パワー半導体チップ50の厚み方向50aにおいて、それぞれの表面側プローブ1及びそれぞれの裏面側プローブ2における各長さが若干バラツク場合でも全ての表面側プローブ1を表面電極パターンに接触させ、全ての裏面側プローブ2を裏面電極パターンに接触させることができる。また、プローブ先端及び摺動部分は、金めっき、ロジウムめっき等で処理され、表面側プローブ1と表面電極パターン、及び、裏面側プローブ2と裏面電極パターンとの接触抵抗がそれぞれ0.1mΩ以下となるようにしている。
表面側プローブ1と裏面側プローブ2とは、厚み方向50aにおいて、パワー半導体チップ50を挟んで向かい合うように配置することが望ましい。よって表面側プローブ1と裏面側プローブ2とは、パワー半導体チップ50に対して垂直に位置する。
試験装置101は、さらに、表面側プローブ用昇降装置4、裏面側プローブ用昇降装置5、撮像装置6、及び、移送装置7を有するのが好ましい。
表面側プローブ用昇降装置4は、パワー半導体チップ50の厚み方向50aにおいて、表面側プローブ1を昇降させ、裏面側プローブ用昇降装置5は裏面側プローブ2を昇降させる装置である。ここで表面側プローブ用昇降装置4及び裏面側プローブ用昇降装置5は、少なくとも一方が設けられればよく、本実施の形態1では、裏面側プローブ用昇降装置5は設けなくてもよい。
撮像装置6は、パワー半導体チップ50の表面電極パターンを撮像し認識する装置であり、移送装置7は、パワー半導体チップ50を移送する装置である。
またこれらの、通電装置3、表面側プローブ用昇降装置4、裏面側プローブ用昇降装置5、撮像装置6、及び、移送装置7の動作制御を行い、パワー半導体チップ50の電気特性の試験を制御する制御装置8が、試験装置101と共に、あるいは別設される。
以上のように構成された、本実施の形態における試験装置101における動作、つまり試験方法について、図3を参照して以下に説明する。尚、上述のように試験方法は、制御装置8により動作制御がなされる。
まずパワー半導体チップ50は、図3の(a)に示すように、移送装置7に備わるコレット7aにて、その表面が吸着され、移送装置7にて試験装置101まで搬送され、図3の(b)に示すように、裏面側プローブ2に載置される。載置後、コレット7aは試験装置101から退避する。また載置後、撮像装置6にて、パワー半導体チップ50の表面電極パターンが撮像される。この撮像結果に基づいて、表面側プローブ用昇降装置4にて、表面電極パターンに対して表面側プローブ1の位置補正がなされ、その後、図3の(c)に示すように、表面側プローブ1は表面電極パターンに正確に接触される。
表面側プローブ1の接触後、通電装置3によって、表面側プローブ1及び裏面側プローブ2を介してパワー半導体チップ50に通電が行われ、当該パワー半導体チップ50の電気特性の試験が実行される。
このように本実施の形態における試験装置101では、通電状態の電気特性試験時においてパワー半導体チップ50は、その厚み方向50aにおいて、表面側プローブ1及び裏面側プローブ2のみによって支持されている。
既に説明したように従前にあっては、電気特性試験時には、半導体チップはその裏面電極パターンと接触して通電可能なステージにて支持されていた。よって例えば、パワー半導体チップ50が耐量不良で破壊した場合には、パワー半導体チップ50の溶着物が周辺に飛散してステージに固着する。よって次のパワー半導体チップ50を試験する際には、ステージとの間に溶着物を噛み込んで試験が行われるため、パワー半導体チップ50が変形して電気特性が不安定となり、その結果、不良品と判断され歩留まりを低下させていた。あるいはまた、ステージ上に異物が存在する場合にも、パワー半導体チップ50との間で異物の噛み込みが生じ、パワー半導体チップ50にクラックが発生する不具合も生じる。
一方本実施の形態では、電気特性試験時においてパワー半導体チップ50は、表面側プローブ1及び裏面側プローブ2のみによって支持される。よってパワー半導体チップ50の裏面は面接触ではなく、裏面側プローブ2により点で接触する。よって、たとえパワー半導体チップ50の裏面に異物6aが付着している場合でも、図3の(b)に示すように、異物6aを回避して裏面側プローブ2はパワー半導体チップ50の裏面に安定して接触することができる。また万一、パワー半導体チップ50と裏面側プローブ2との間に異物6aを噛み込んだ場合でも、裏面側プローブ2が撓むことからパワー半導体チップ50にクラックが発生するのを回避できる。また、万一、プローブ1,2の先端に異物6a等が存在した場合でも、複数本の裏面側プローブ2が裏面電極パターンに接触する、及び、複数本の表面側プローブ1が表面電極パターンに接触することから、電気特性を正確に試験することができる。
このように、本実施の形態における試験装置101によれば、パワー半導体チップ50の物理的損傷の発生を抑えることができ、かつ、電気特性も正確に試験可能なことから、パワー半導体チップ50の歩留まりを従来よりも向上させることができる。
実施の形態2.
図4A及び図4B(総称して「図4」と記す場合もある)は、本発明の実施の形態2におけるパワー半導体チップの試験装置102を示す斜視図である。
当該試験装置102では、上述した試験装置101の基本的構成部分に加えて、さらに吸着ステージ11を有する。尚、図示していないが、当該試験装置102においても、上述した試験装置101の場合と同様に、表面側プローブ用昇降装置4、裏面側プローブ用昇降装置5、撮像装置6、及び、移送装置7を有することができ、また、試験装置102と共にあるいは別設されて制御装置8が備わる。
よって以下では試験装置102にて新たに加わる吸着ステージ11についてのみ説明を行い、その他の構成部分についてのここでの説明は省略する。
吸着ステージ11は、電気特性試験時以外の試験準備状態において、パワー半導体チップ50の裏面におけるプローブ接触領域以外の保持領域51(図4A、図5)と接触してパワー半導体チップ50を吸着によって保持する。一方、電気特性試験時におけるパワー半導体チップ50への通電状態においては、パワー半導体チップ50の保持を解除するステージである。上述の吸着動作を行うため、吸着ステージ11には吸引装置12が接続されており、制御装置8によって動作制御される。
パワー半導体チップ50における保持領域51は、パワー半導体チップ50の周縁部分に相当する。よって吸着ステージ11は、パワー半導体チップ50の平面形状に一致又は略一致した枠形状であり、枠部分には吸引溝11aを形成している。この吸引溝11aは吸引装置12と連通している。
以上のように構成された、本実施の形態における試験装置102における動作、つまり試験方法について、図5を参照して以下に説明する。尚、上述のように試験方法は、制御装置8により動作制御がなされる。
まずパワー半導体チップ50は、図5の(a)に示すように、移送装置7に備わるコレット7aにてその表面が吸着され、移送装置7にて試験装置102まで搬送され、吸着ステージ11に載置される。載置後、吸引装置12によって吸着ステージ11は、パワー半導体チップ50を吸着保持する。
吸着保持後、コレット7aは吸着ステージ11から退避する。また吸着保持後、撮像装置6にて、パワー半導体チップ50の表面電極パターンが撮像される。この撮像結果に基づいて、表面側プローブ用昇降装置4にて、表面電極パターンに対して表面側プローブ1の位置補正がなされた後、図5の(b)に示すように、表面側プローブ1は表面電極パターンに正確に接触される。
次に、図5の(c)に示すように、裏面側プローブ用昇降装置5にて、裏面側プローブ2を裏面電極パターンに接触させる。接触後、吸着ステージ11におけるパワー半導体チップ50の吸着保持を停止する。次に、表面側プローブ1及び裏面側プローブ2のみにてパワー半導体チップ50を挟んで支持した状態にて、図5の(d)に示すように、吸着ステージ11からパワー半導体チップ50を離脱させる。本実施形態では、パワー半導体チップ50を吸着ステージ11から上昇させる。離脱後、パワー半導体チップ50がその厚み方向50aにおいて表面側プローブ1及び裏面側プローブ2のみによって支持された状態にて、通電装置3によって、表面側プローブ1及び裏面側プローブ2を介してパワー半導体チップ50に通電が行われ、当該パワー半導体チップ50の電気特性の試験が実行される。
以上説明したように、電気特性試験時においてパワー半導体チップ50は、表面側プローブ1及び裏面側プローブ2のみによって支持され、吸着ステージ11に接触しない状態で電気特性の試験が実行される。よって、パワー半導体チップ50と吸着ステージ11との間に異物6aを噛み込むことはない。また、耐量不良でパワー半導体チップ50が破壊して溶着物6bが周囲に飛散した場合でも、次に試験するパワー半導体チップ50の電気特性を測定する際に不具合が発生することはない。したがって、本実施の形態における試験装置102においても、パワー半導体チップ50の電気特性を正確に試験することができ、歩留まりも向上する。
実施の形態3.
本実施の形態3における試験装置103は、図6A及び図6Bに示すように、実施の形態2における試験装置102の構成に対して、さらに遮蔽板13を備えた構成である。よって以下では、遮蔽板13についてのみ説明を行う。
遮蔽板13は、電気特性試験時の通電状態において、パワー半導体チップ50の裏面と、上述の吸着ステージ11との間に位置し吸着ステージ11を覆う部材である。一方、電気特性試験時以外の試験準備状態においては、吸着ステージ11から退避した位置にあり、吸着ステージ11によるパワー半導体チップ50の吸着保持動作に影響を与えない。このような遮蔽板13の移動動作は、制御装置8によって動作制御される遮蔽板移動装置14にて行われる。
本実施の形態における試験装置103では、電気特性試験時の通電状態のときには吸着ステージ11を遮蔽板13が覆っている。よって、万一、パワー半導体チップ50が通電状態中に破壊した場合でも、その溶着物が吸着ステージ11へ落下するのを防止することができ、溶着物が吸着ステージ11に固着することもない。したがって、パワー半導体チップ50を吸着ステージ11に吸着保持する際に、パワー半導体チップ50にクラックが発生することはない。よって試験装置103では、試験装置102に対してさらに、パワー半導体チップ50の電気特性を正確に試験することができ、歩留まりも向上する。
実施の形態4.
図7は、本発明の実施の形態4におけるパワー半導体チップの試験装置104を示している。本実施の形態における試験装置104は、基本的構成として、実施の形態1における試験装置101と同様の構成を有するが、以下の点で相違する。即ち、試験装置101は、パワー半導体チップ50の表面に吸着するコレット7aを有する移送装置7を設けることができる。これに対して本実施の形態における試験装置104は、パワー半導体チップ50の裏面に吸着する吸着パッド15aを有する移送装置15を設けている。尚、その他の構成部分は、試験装置101の場合に同じである。
上述のような構成を有する、本実施の形態における試験装置104は、以下のように動作する。尚、以下では、試験装置101における動作との相違部分についてのみ説明を行う。
まずパワー半導体チップ50は、図7の(a)に示すように、移送装置15に備わる吸着パッド15aにて、その裏面が吸着され、移送装置15にて試験装置104まで搬送される。尚、移送装置15は制御装置8によって動作制御される。次に、移送装置15にて吸着保持されているパワー半導体チップ50の表面電極パターンに対する撮像装置6による撮像結果に基づいて、表面側プローブ用昇降装置4にて表面側プローブ1の位置補正がなされる。この位置補正後、図7の(b)に示すように、表面側プローブ1が表面電極パターンに正確に接触される。
表面側プローブ1の接触後、図7の(c)に示すように、裏面側プローブ用昇降装置5によって裏面側プローブ2が裏面電極パターンに接触される。裏面側プローブ2の接触後、図7の(d)に示すように、吸着パッド15aは試験装置104から退避する。
吸着パッド15aの退避後、通電装置3によって、表面側プローブ1及び裏面側プローブ2を介してパワー半導体チップ50に通電が行われ、当該パワー半導体チップ50の電気特性の試験が実行される。
このように本実施の形態における試験装置104においても、通電状態の電気特性試験時においてパワー半導体チップ50は、その厚み方向50aにおいて、表面側プローブ1及び裏面側プローブ2のみによって支持されている。
以上説明した、本実施の形態における試験装置104によれば、試験装置101の場合と同様に、電気特性試験時においてパワー半導体チップ50は、表面側プローブ1及び裏面側プローブ2のみによって支持される。よって、万一、パワー半導体チップ50が試験中に破壊したとしても、次に試験されるパワー半導体チップ50との間に溶着物が噛み込まれることはなく、また、パワー半導体チップ50にクラックが発生することもない。よって、パワー半導体チップ50の電気特性を正確に試験することができ、歩留まりを向上させることができる。
実施の形態5.
図8及び図9には、本発明の実施の形態5におけるパワー半導体チップの試験装置105を示す。当該試験装置105は、実施の形態2における試験装置102に備わる吸着ステージ11を位置決めステージ16に変更した点で相違する。以下では、この相違部分である位置決めステージ16について詳しく説明し、その他の同じ構成部分については説明を省略あるいは簡略化する。
位置決めステージ16は、電気特性試験時以外の試験準備状態では、パワー半導体チップ50の裏面におけるプローブ接触領域以外の保持領域51と接触してパワー半導体チップ50を保持するステージであり、パワー半導体チップ50の四隅の角部52に対応して配置され、角部52が嵌まり込む凹部16aを有する。一方、電気特性試験時におけるパワー半導体チップ50への通電状態では、位置決めステージ16は、駆動装置17によってパワー半導体チップ50の保持が解除される。
上述のような構成を有する、本実施の形態における試験装置105の動作、つまり試験方法について、図9を参照して以下に説明する。尚、上述のように試験方法は、制御装置8により動作制御がなされる。
まずパワー半導体チップ50は、図9の(a)に示すように、移送装置7に備わるコレット7aにて、その表面が吸着され、移送装置7にて位置決めステージ16まで搬送される。このとき、パワー半導体チップ50の四隅の角部52が位置決めステージ16における凹部16aに嵌め込まれる。そして、図9の(b)に示すように、駆動装置17によって位置決めステージ16が狭められ、凹部16aに対して角部52が隙間のない状態に配置され、パワー半導体チップ50の位置決めがなされる。
位置決め後、コレット7aは試験装置101から退避する。また位置決め後、撮像装置6にて、パワー半導体チップ50の表面電極パターンが撮像される。この撮像結果に基づいて、表面側プローブ用昇降装置4にて、表面電極パターンに対して表面側プローブ1の位置補正がなされた後、図9の(c)に示すように、表面側プローブ1は、表面電極パターンに正確に接触される。
次に、図9の(d)に示すように、裏面側プローブ用昇降装置5にて裏面側プローブ2が裏面電極パターンに接触される。接触後、駆動装置17によって位置決めステージ16は、パワー半導体チップ50から退避する。
裏面側プローブ2が接触し、位置決めステージ16の退避後、通電装置3によって、表面側プローブ1及び裏面側プローブ2を介してパワー半導体チップ50に通電が行われ、当該パワー半導体チップ50の電気特性の試験が実行される。
このように本実施の形態における試験装置105においても、通電状態の電気特性試験時においてパワー半導体チップ50は、その厚み方向50aにおいて、表面側プローブ1及び裏面側プローブ2のみによって支持されている。
以上説明した、本実施の形態における試験装置105においても、試験装置101の場合と同様に、電気特性試験時においてパワー半導体チップ50は、表面側プローブ1及び裏面側プローブ2のみによって支持される。よって万一、パワー半導体チップ50が試験中に破壊したとしても、次に試験されるパワー半導体チップ50との間に溶着物が噛み込まれることはなく、また、パワー半導体チップ50にクラックが発生することもない。よって、パワー半導体チップ50の電気特性を正確に試験することができ、歩留まりを向上させることができる。
実施の形態6.
図10及び図11に示すように、本実施の形態6における試験装置106は、実施の形態5における試験装置105の構成に対して、さらに遮蔽板13を備えた構成である。よって以下では、主に遮蔽板13について説明を行う。
実施の形態3の場合と同様に、遮蔽板13は、電気特性試験時の通電状態において、パワー半導体チップ50の裏面と、上述の位置決めステージ16との間に位置し、位置決めステージ16を覆う部材である。一方、電気特性試験時以外の試験準備状態においては、位置決めステージ16から退避した位置にあり、位置決めステージ16によるパワー半導体チップ50の位置決め動作に影響を与えない。このような遮蔽板13の移動動作は、制御装置8によって動作制御される遮蔽板移動装置14にて行われる。
本実施の形態における試験装置106では、電気特性試験時の通電状態のときには位置決めステージ16を遮蔽板13が覆っている。よって、万一、パワー半導体チップ50が通電状態中に破壊した場合でも、その溶着物が位置決めステージ16へ落下するのを防止することができ、溶着物が位置決めステージ16に固着することもない。したがって、パワー半導体チップ50を位置決めステージ16に保持する際に、パワー半導体チップ50にクラックが発生することはない。よって試験装置106では、試験装置105に対してさらに、パワー半導体チップ50の電気特性を正確に試験することができ、歩留まりも向上する。
実施の形態7.
図12A及び図12B(総称して図12と記す場合もある)は、本発明の実施の形態7におけるパワー半導体チップの試験装置107を示す。本実施の形態における試験装置107は、基本的構成として、実施の形態1における試験装置101と同様の構成を有するが、以下の点で相違する。即ち、本実施の形態における試験装置107は、さらに、昇降ステージ18及び昇降装置19を設けている。尚、その他の構成部分は、試験装置101の場合に同じである。
昇降ステージ18は、パワー半導体チップ50の裏面側に位置する凹形状のステージであり、周縁部18aと底部18bとを有する。周縁部18aは、パワー半導体チップ50の周囲に対応した枠形状、本実施の形態では四角形状、であり、パワー半導体チップ50を嵌め込むことが可能であり、パワー半導体チップ50の位置決めを行うことができる。底部18bは、周縁部18aと一体的に形成された底板に相当し、十分な隙間を介して裏面側プローブ2が貫通可能な貫通穴18cを有する。
尚、本実施の形態では、図12に示すように昇降ステージ18は、裏面側プローブ2を立設したベース板30にスプリング31を介して支持された構成を採る。しかしながら昇降ステージ18の支持構成は、このようなベース板30及びスプリング31を用いた構成に限定されない。例えば、ベース板30及びスプリング31を用いた構成を用いることなく昇降装置19にて昇降ステージ18を支持してもよい。また、ベース板20を用いる場合でも、スプリング31に代えてコイルばね以外の他のばね形態、あるいはばね以外の弾性部材を用いることができる。
また、本実施の形態では、裏面側プローブ2はベース板30に立設した構成であることから、実施の形態1で説明した裏面側プローブ用昇降装置5は設けていない。
昇降装置19は、昇降ステージ18を、位置決め用位置20と試験用位置21との間で昇降させる装置である。昇降装置19は、制御装置8と電気的に接続され制御装置8によって動作制御される。
ここで位置決め用位置20は、昇降ステージ18に対してパワー半導体チップ50が配置されることで、周縁部18aによってパワー半導体チップ50の位置決めがなされる位置である。また、昇降ステージ18が位置決め用位置20にあるとき、本実施の形態では、裏面側プローブ2は、厚み方向50aにおいて底部18bの貫通穴18cから突出していない。
試験用位置21は、パワー半導体チップ50に対して通電装置3によって電気特性試験が行われる位置である。昇降ステージ18が試験用位置21に位置するとき、裏面側プローブ2は、厚み方向50aにおいて底部18bの貫通穴18cから突出している。
上述のように構成される、本実施の形態における試験装置107は、以下のような動作、つまり試験方法を実施する。尚、以下では、試験装置101における動作との相違部分について主に説明を行う。
まずパワー半導体チップ50は、図13の(b)に示すように、移送装置7に備わるコレット7aにて、その表面が吸着され、移送装置7にて試験装置107における昇降ステージ18まで搬送され、昇降ステージ18に載置される。このとき昇降ステージ18は、図13の(a),(b)に示すように、位置決め用位置20にある。またパワー半導体チップ50は、昇降ステージ18の周縁部18aに嵌め込まれることで、その位置決めがなされる。尚、載置後、コレット7aは試験装置101から退避する。
次に、図13の(c)に示すように、昇降装置19は、昇降ステージ18を位置決め用位置20から試験用位置21へ押し下げる。これにより、昇降ステージ18の貫通穴18cから裏面側プローブ2が突出し、パワー半導体チップ50の裏面電極パターンに接触すると共に、パワー半導体チップ50を支持する。
次に、図13の(d)に示すように、撮像装置6にて、パワー半導体チップ50の表面電極パターンが撮像される。この撮像結果に基づいて、表面側プローブ用昇降装置4にて、表面電極パターンに対して表面側プローブ1の位置補正がなされた後、表面側プローブ1は表面電極パターンに正確に接触される。
表面側プローブ1の接触後、通電装置3によって、表面側プローブ1及び裏面側プローブ2を介してパワー半導体チップ50に通電が行われ、当該パワー半導体チップ50の電気特性の試験が実行される。
以上説明した、本実施の形態における試験装置107においても、試験装置101の場合と同様に、電気特性試験時においてパワー半導体チップ50は、表面側プローブ1及び裏面側プローブ2のみによって支持される。よって万一、パワー半導体チップ50が試験中に破壊したとしても、次に試験されるパワー半導体チップ50との間に溶着物が噛み込まれることはなく、また、パワー半導体チップ50にクラックが発生することもない。よって、パワー半導体チップ50の電気特性を正確に試験することができ、歩留まりを向上させることができる。
実施の形態8.
図14A及び図14B(総称して図14と記す場合もある)は、本発明の実施の形態8におけるパワー半導体チップの試験装置108を示す。本実施の形態における試験装置108は、上述の実施の形態7における試験装置107の変形例に相当し、試験装置107と同一の構成部分を有する。このような本実施の形態における試験装置108は、以下の点でのみ、実施の形態7における試験装置107と相違する。即ち、昇降ステージ18が位置決め用位置20に配置されているとき、上述の試験装置107では裏面側プローブ2は昇降ステージ18の貫通穴18cから突出していない。一方、本実施の形態の試験装置108では、裏面側プローブ2は貫通穴18cから突出した状態にある点で相違する。
このような試験装置108は、以下のような動作、つまり試験方法を実施する。尚、以下では、試験装置107における動作との相違部分について主に説明を行う。
本実施の形態では図15の(a)に示すように、試験装置108における昇降ステージ18が位置決め用位置20に配置されているとき、昇降ステージ18における貫通穴18cから裏面側プローブ2は突出した状態である。このような状態において、図15の(b)に示すようにパワー半導体チップ50は、移送装置7にて昇降ステージ18まで搬送され、昇降ステージ18に嵌め込まれる。この嵌め込みにより、パワー半導体チップ50は位置決めがなされると共に、貫通穴18cから既に突出している裏面側プローブ2に載置され支持される。尚、嵌め込み後、コレット7aは昇降ステージ18から退避する。
パワー半導体チップ50の載置後、図15の(c)に示すように、撮像装置6にて、パワー半導体チップ50の表面電極パターンが撮像される。この撮像結果に基づいて、表面側プローブ用昇降装置4にて、表面電極パターンに対して表面側プローブ1の位置補正がなされた後、表面側プローブ1は表面電極パターンに正確に接触される。また、パワー半導体チップ50は、裏面側プローブ2及び表面側プローブ1にて支持される。
次に、図15の(d)に示すように、昇降装置19は、昇降ステージ18を位置決め用位置20に配置から試験用位置21へ押し下げる。これにより、パワー半導体チップ50は、裏面側プローブ2及び表面側プローブ1にて支持された状態にて、昇降ステージ18から離れる。
昇降ステージ18の離脱後、通電装置3によって、表面側プローブ1及び裏面側プローブ2を介してパワー半導体チップ50に通電が行われ、当該パワー半導体チップ50の電気特性の試験が実行される。
以上説明した、本実施の形態における試験装置108においても、試験装置107の場合と同様に、電気特性試験時においてパワー半導体チップ50は、表面側プローブ1及び裏面側プローブ2のみによって支持される。よって万一、パワー半導体チップ50が試験中に破壊したとしても、次に試験されるパワー半導体チップ50との間に溶着物が噛み込まれることはなく、また、パワー半導体チップ50にクラックが発生することもない。よって、パワー半導体チップ50の電気特性を正確に試験することができ、歩留まりを向上させることができる。
上述した各実施の形態を組み合わせた構成を採ることも可能であり、また、異なる実施の形態に示される構成部分同士を組み合わせることも可能である。
1 表面側プローブ、2 裏面側プローブ、3 通電装置、
4 表面側プローブ用昇降装置、5 裏面側プローブ用昇降装置、6 撮像装置、
7 移送装置、8 制御装置、11 吸着ステージ、13 遮蔽板、15 移送装置、
15a 吸着パッド、16 位置決めステージ、18 昇降ステージ、
20 位置決め用位置、21 試験用位置、
50 パワー半導体チップ、51 保持領域、52 角部、
101〜108 試験装置。

Claims (17)

  1. 半導体チップの表裏面のそれぞれに電極パターンを形成した半導体チップの電気特性を試験する試験装置であって、
    表面電極パターンに接触する表面側プローブ及び裏面電極パターンに接触する裏面側プローブであり、電気特性試験時における上記半導体チップへの通電状態では上記表面側プローブ及び上記裏面側プローブのみで上記半導体チップを支持する表面側プローブ及び裏面側プローブと、
    上記表面側プローブ及び上記裏面側プローブを介して上記半導体チップへの通電を行う通電装置と、
    を備えたことを特徴とする試験装置。
  2. 電気特性試験時以外の試験準備状態では、上記半導体チップの裏面におけるプローブ接触領域以外の保持領域と接触して上記半導体チップを保持し、電気特性試験時における上記半導体チップへの通電状態では、上記半導体チップの保持を解除する吸着ステージをさらに備えた、請求項1に記載の試験装置。
  3. 電気特性試験時の上記通電状態では、上記半導体チップの裏面と上記吸着ステージとの間に位置し上記吸着ステージを覆う遮蔽板を有する、請求項2に記載の試験装置。
  4. 電気特性試験時以外の試験準備状態において上記半導体チップの表面を吸着保持して上記半導体チップを上記裏面側プローブ上に移送する移送装置をさらに備えた、請求項1に記載の試験装置。
  5. 電気特性試験時以外の試験準備状態において上記半導体チップの裏面を吸着し上記半導体チップを保持する吸着パッドをさらに備えた、請求項1に記載の試験装置。
  6. 電気特性試験時以外の試験準備状態では上記半導体チップの裏面におけるプローブ接触領域以外の保持領域と接触して上記半導体チップを保持する位置決めステージで、上記半導体チップの角部に対応して位置し、上記角部が嵌まり込む凹部を有し、電気特性試験時における上記通電状態では上記半導体チップの保持を解除する位置決めステージと、
    電気特性試験時以外の試験準備状態において上記半導体チップの表面を吸着保持して上記半導体チップを上記位置決めステージに移送する移送装置と、をさらに備えた、請求項1に記載の試験装置。
  7. 電気特性試験時の上記通電状態において、上記半導体チップの裏面と上記位置決めステージとの間に位置し上記位置決めステージを覆う遮蔽板を有する、請求項6に記載の試験装置。
  8. 上記半導体チップの裏面側に位置する凹状の昇降ステージで、上記裏面側プローブが貫通する貫通穴を有する昇降ステージと、
    上記半導体チップの表面を吸着保持して上記半導体チップを上記昇降ステージへ配置する移送装置と、
    上記昇降ステージへの配置により上記半導体チップが位置決めされる位置決め用位置と上記半導体チップに対して上記電気特性試験が行われる試験用位置との間で上記昇降ステージを昇降させる昇降装置と、をさらに備えた、請求項1に記載の試験装置。
  9. 請求項1に記載の試験装置を用いて半導体チップの電気特性を試験する試験方法であって、
    電気特性試験時における上記半導体チップへの通電状態では、表面側プローブ及び裏面側プローブのみで半導体チップを保持し、
    上記表面側プローブ及び上記裏面側プローブを介して上記半導体チップに通電して試験を行う、
    ことを備えたことを特徴とする試験方法。
  10. 上記通電状態前に実行する試験準備状態では、上記半導体チップを吸着ステージに吸着保持し、次に上記半導体チップにおける表面電極パターンの認識結果に応じて上記表面電極パターンに接触する表面側プローブの位置補正を行い、上記吸着ステージによる上記半導体チップの吸着保持を解除した後、上記通電状態へ移行する、請求項9に記載の試験方法。
  11. 上記試験準備状態において、上記吸着ステージによる吸着保持の解除後、上記半導体チップの裏面と上記吸着ステージとの間へ遮蔽板を配置して上記吸着ステージを覆い、その後上記通電状態へ移行する、請求項10に記載の試験方法。
  12. 上記通電状態前に実行する試験準備状態では、上記半導体チップの表面を吸着パッドで吸着保持して上記半導体チップを上記裏面側プローブに載置し、載置後、上記吸着パッドを退避させて上記通電状態へ移行する、請求項9に記載の試験方法。
  13. 上記通電状態前に実行する試験準備状態では、上記半導体チップの裏面を吸着パッドで吸着し上記半導体チップを保持し、上記表面側プローブ及び上記裏面側プローブで半導体チップを保持した後、上記吸着パッドを退避させて上記通電状態へ移行する、請求項9に記載の試験方法。
  14. 上記通電状態前に実行する試験準備状態では、上記半導体チップの角部に対応して位置し上記角部が嵌まり込む凹部を有する位置決めステージに上記半導体チップを載置して当該半導体チップの位置補正を行い、
    次に上記半導体チップの表面電極パターンの認識結果に応じて上記表面電極パターンに接触する表面側プローブの位置補正を行い、
    次に上記表面側プローブ及び上記裏面側プローブで半導体チップを保持した後、上記位置決めステージを上記半導体チップから退避させて上記通電状態へ移行する、請求項9に記載の試験方法。
  15. 上記位置決めステージの退避後、上記通電状態へ移行する前に、上記半導体チップの裏面と上記位置決めステージとの間へ遮蔽板を配置して上記位置決めステージを覆う、請求項14に記載の試験方法。
  16. 上記試験装置が、
    上記半導体チップの裏面側に位置する昇降ステージであって上記裏面側プローブが貫通する貫通穴を有する昇降ステージと、
    上記半導体チップの表面を吸着保持して上記半導体チップを上記昇降ステージへ配置する移送装置と、
    上記昇降ステージへの配置により上記半導体チップが位置決めされる位置決め用位置と上記半導体チップに対して上記電気特性試験が行われる試験用位置との間で上記昇降ステージを昇降させる昇降装置とをさらに備える構成において、
    上記昇降ステージが上記位置決め用位置に位置するときに上記移送装置によって上記半導体チップを上記昇降ステージに配置した後、上記昇降ステージを上記試験用位置に移動させて、上記裏面側プローブに上記半導体チップを載置し、
    次に上記表面側プローブを上記半導体チップの表面電極パターンに接触させて上記通電状態へ移行する、
    請求項9に記載の試験方法。
  17. 上記試験装置が、
    上記半導体チップの裏面側に位置する昇降ステージであって上記裏面側プローブが貫通する貫通穴を有する昇降ステージと、
    上記半導体チップの表面を吸着保持して上記半導体チップを上記昇降ステージへ配置する移送装置と、
    上記昇降ステージへの配置により上記半導体チップが位置決めされる位置決め用位置と上記半導体チップに対して上記電気特性試験が行われる試験用位置との間で上記昇降ステージを昇降させる昇降装置とをさらに備える構成において、
    上記昇降ステージが上記位置決め用位置に位置するときに上記移送装置によって上記半導体チップを上記昇降ステージに配置して上記裏面側プローブに上記半導体チップを載置し、
    次に上記表面側プローブを上記半導体チップの表面電極パターンに接触させ、
    次に上記昇降ステージを上記試験用位置に移動させて上記通電状態へ移行する、請求項9に記載の試験方法。
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CN106680545A (zh) * 2016-12-30 2017-05-17 江苏中科君芯科技有限公司 Igbt及frd芯片动态测试夹具
CN110600392A (zh) * 2019-09-19 2019-12-20 天合光能股份有限公司 一种光伏叠瓦电池iv测试装置

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