JP6108691B2 - 操作装置 - Google Patents

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本発明は、排水口に設けられた栓蓋を操作するための操作装置に関する。
従来、栓蓋を遠隔操作し、排水口を開閉させるための操作装置として、押しボタン式のものが知られている。このような操作装置としては、操作ボタンと、操作ボタンを往復移動可能な状態で支持する支持軸を有してなる操作機構と、所定の槽体(例えば、浴槽や洗面台など)やその近傍の構造物である取付対象物に取付けられるとともに、操作ボタンの外周において操作ボタンの移動をガイドするガイド部材と、ガイド部材の外周に取付けられる筒状の継手機構とを備えたものが提案されている(例えば、特許文献1等参照)。また、ガイド部材は、自身の一端側に設けられた外周側に突出する鍔部と継手機構との間で前記取付対象物を挟み込むことにより、前記取付対象物に対して取付けられている。そして、ガイド部材により操作機構は支持されている。
ところで、このような操作装置の前記取付対象物に対する取付は、取付対象物の背面側に継手機構を配置した上で、取付対象物の表面側から継手機構に対してガイド部材をねじ込むことで行われる。しかしながら、浴室等、操作装置の設置場所は、一般に取付時の作業スペースが比較的小さい。従って、上述の操作装置を用いた場合には、その取付作業に多くの時間と労力を要してしまい、取付作業性の低下を招いてしまうおそれがある。
そこで、例えば、工場等、操作装置の設置場所と異なる場所において予めガイド部材を取付対象物に取付けておき、操作装置の設置場所においては、環状のリング部材などを用いて、ガイド部材に対して継手機構をワンタッチで取付けることで、取付作業性の向上を図る手法が提案されている(例えば、特許文献2等参照)。尚、当該手法においては、ガイド部材の外周に所定の筒状部材を取付け、ガイド部材の鍔部と筒状部材との間で前記取付対象物を挟み込むことにより、ガイド部材が取付対象物に対して予め取付可能となっている。
特開2011−174346号公報 特開2006−63570号公報
ところが、上記特許文献2に記載の手法では、ガイド部材と取付対象物との間を通って、ガイド部材及び筒状部材間の隙間に水が浸入した際に、浸入した水が、継手機構やガイド部材の外部に漏れ出してしまうおそれがある。水の漏出を防止するために、例えば、ガイド部材の鍔部と取付対象物の表面との間に環状のパッキンを設けることが考えられるが、この場合には、取付対象物の表面側からパッキンが視認可能となってしまったり、パッキンの厚みの影響で鍔部が取付対象物の表面から突出してしまったりする。そのため、外観品質の低下を招いてしまうおそれがある。
さらに、上記手法では、ガイド部材の外周に継手機構を取付けるために、ガイド部材の外径に合わせて継手機構やリング部材等を大径とする必要がある。そのため、製造コストの増大を招いてしまうおそれがある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、筒状部材により取付対象物に対してガイド部材を予め取付可能であるとともに、ガイド部材や筒状部材に対して継手機構をワンタッチで取付可能である操作装置において、外観品質の低下を招くことなく、ガイド部材及び筒状部材間の隙間に浸入した水の外部への漏出を防止し、かつ、製造コストの低減を図ることにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
手段1.外周側に突出し槽体又はこの近傍の構造物である取付対象物の表面に接触する鍔部を有し、自身の一部が前記取付対象物の貫通孔に挿通される筒状のガイド部材と、
前記ガイド部材に取付けられ、前記鍔部との間で前記取付対象物を挟み込んだ状態とされた、前記取付対象物に前記ガイド部材を取付けるための筒状部材と、
前記ガイド部材の内周に配置される操作ボタンと、
前記操作ボタンを前記ガイド部材の中心軸に沿って移動可能な状態で支持する支持軸を有してなる操作機構と、
前記操作機構に接続され、前記操作ボタンの変位を前記槽体の排水口に設けられた栓蓋側へと伝達する伝達部材と、
前記ガイド部材又は前記筒状部材である、被取付部材に取付けられ、前記伝達部材が内周に配置されるとともに、前記操作機構を保持する筒状の継手機構と
を備える操作装置であって、
前記被取付部材は、その内周に径方向内側に突出する被係止部を有し、
前記継手機構は、
前記支持軸の軸方向に沿って延び、前記被取付部材の内周に挿通される挿通部と、
前記挿通部の外周に設けられるとともに、径方向外側に突出し、径方向に沿って弾性変形可能な係止部とを有し、
前記挿通部が前記被取付部材の内周に挿通されるとともに、前記被係止部に前記係止部が係止された状態で、前記被取付部材に対して前記継手機構が取付けられており、
前記取付対象物及び前記筒状部材間、並びに、前記筒状部材及び前記継手機構間に、それぞれの間を水密に保持するシール部材が設けられ、
前記取付対象物の貫通孔から前記継手機構にかけての内周側に形成された、前記取付対象物の貫通孔の内周側空間及び前記継手機構の内周側空間を備えてなる、前記操作機構の配置される内部空間が水密に保持されており、
前記内部空間における前記継手機構の内周側空間は、前記貫通孔と前記ガイド部材との間を通って浸入した水が入り込むように構成されていることを特徴とする操作装置。
上記手段1によれば、ガイド部材に筒状部材を取付け、ガイド部材の鍔部と筒状部材との間で取付対象物を挟み込むことで、ガイド部材が取付対象物に取り付けられる。従って、ガイド部材を取付対象物に対して予め取り付けておくことができる。さらに、被取付部材(ガイド部材又はナット部材)の被係止部に対して継手機構の係止部を係止することで、被取付部材に対して操作機構を保持する継手機構をワンタッチで取付けることができる。従って、ガイド部材を取付対象物に予め取付けておくことが可能となる点、及び、被取付部材に対して継手機構をワンタッチで取付可能となる点とが相俟って、取付作業性を効果的に向上させることができる。
さらに、上記手段1によれば、シール部材により、取付対象物の貫通孔から継手機構にかけての内周側に形成された、操作機構の配置される内部空間が水密に保持されている。従って、貫通孔とガイド部材との間を通って浸入した水は、水密に保持された前記内部空間へと入り込むこととなり、継手機構やガイド部材の外部へと漏出しなくなる。その結果、取付対象物の表面側にパッキンを設ける場合などに懸念される外観品質の低下を招くことなく、外部への水の漏出を防止することができる。
また、上記手段1によれば、継手機構の挿通部が被取付部材の内周に挿通された上で、被取付部材の内周に設けられた被係止部に対して、前記挿通部の外周に設けられた係止部が係止されるように構成されている。従って、被取付部材の外周に対して継手機構を取付ける場合と比較して、継手機構を小径とすることができ、また、被取付部材に継手機構を取付ける際に、リング部材等を用いる必要がない。その結果、製造コストの低減を図ることができる。
尚、シール部材は、前記内部空間を形成する各部材のうち、隣接(接触)する部材同士の間に設けられる。例えば、貫通孔(取付対象物)、筒状部材、及び、継手機構がこの順序で直列的に並んでおり、これらの内部に前記内部空間が形成されている場合、シール部材は、取付対象物と筒状部材との間、及び、筒状部材と継手機構との間に設けられる。また、例えば、筒状部材等が直列的に並んだ2以上の部材により構成されている場合、シール部材は、これら各部材のうち、隣接する部材同士の間に設けられる。すなわち、シール部材は、前記内部空間を形成する各部材のうち、隣接する部材同士の間を水密にシールし、その結果、前記内部空間を水密に保持する。
手段2.前記被取付部材は、前記ガイド部材であることを特徴とする手段1に記載の操作装置。
取付対象物の厚さ等の変動により、取付対象物の表面に対する筒状部材の配設位置は種々変動することがある。従って、継手機構を筒状部材に取付ける場合には、筒状部材の配設位置の変動に伴い、継手機構及びこれに保持される操作機構の配設位置が変動することがある。このように操作機構の配置位置が変動してしまうと、操作ボタンが取付対象物の表面から突出してしまったり、取付対象物に没入してしまったりするなど、操作ボタンの配設位置が不適切なものとなってしまうおそれがある。
この点、上記手段2によれば、継手機構が、取付対象物の厚さ等に変動がある場合であっても、取付対象物の表面に対して一定の位置に設けられるガイド部材に対して取付けられている。従って、継手機構及び操作機構を取付対象物に対して一定の位置に配設することができ、ひいては操作ボタンを精度よく適切な位置に配設することができる。
手段3.前記シール部材のうち、前記ガイド部材又は前記筒状部材と前記継手機構との間に設けられるものは、自身の下方側に位置する部位が、前記内部空間に臨むことを特徴とする上記手段1又は2に記載の操作装置。
シール部材の上方側の部位が前記内部空間に臨むように構成した場合には、シール部材とこれに接する部材(例えば、継手機構など)との間に水が溜まってしまうおそれがある。このように水が溜まってしまうと、シール部材に損傷が生じた場合に、ごく僅かではあるが、前記内部空間の外部へと水が滲出してしまう可能性が生じる。従って、内部空間における水密性をさらに向上させるという点では、シール部材とこれに接する部材との間に水が溜まらないように構成することが望ましい。
この点、上記手段3によれば、シール部材のうち、ガイド部材等と継手機構との間に設けられたシール部材は、その下方側に位置する部位が内部空間に臨むように構成されている。従って、シール部材とこれに接する部材との間において、内部空間に浸入した水が溜まってしまうといった事態は生じなくなる。その結果、内部空間における水密性を一層向上させることができ、内部空間に浸入した水の外部への漏出を極めて効果的に防止することができる。
手段4.前記操作ボタンは、前記挿通部の内周に配置され、前記係止部の径方向内側への変形を規制する規制部を有することを特徴とする上記手段1乃至3のいずれかに記載の操作装置。
上記手段4によれば、操作ボタンには、挿通部の内周に配置される規制部が設けられており、当該規制部により、係止部の径方向内側への変形を規制することができる。従って、通常の使用時において、被係止部から係止部が外れてしまうこと(すなわち、被取付部材からの継手機構の脱落)をより確実に防止できる。
尚、メンテナンス時等において、被取付部に対する係止部の係止を解除する際には、操作ボタンを取外し、挿通部から規制部を引き抜けばよい。
手段5.前記挿通部は、前記係止部よりも前記取付対象物の貫通孔側に設けられ、前記貫通孔側に向けて延びる爪部を有することを特徴とする上記手段1乃至4のいずれかに記載の操作装置。
上記手段5によれば、爪部を径方向内側に移動させることで、被係止部に対する係止部の係止を容易に解除することができる。そのため、メンテナンス時等において、被取付部材から継手機構を容易に取外すことができる。
浴槽に取付けられた操作装置等を示す断面図である。 操作装置の構成を示す拡大断面図である。 操作装置の構成を示す一部破断斜視図である。
図1に示すように、操作装置1は、取付対象物としての浴槽100に取り付けられており、図2及び図3に示すように、ガイド部材2(本発明の「被取付部材」に相当する)と、筒状部材3と、操作ボタン4と、操作機構5と、伝達部材6と、継手機構7とを備えている(尚、図3においては、操作ボタン4や操作機構5等を不図示)。
ガイド部材2は、浴槽100の側壁部101(図1参照)の上方から外周側に延びるフランジ部102に取付けられており、所定の樹脂により筒状に形成されている。また、ガイド部材2は、外周に雄ねじ部21を有する円筒状の本体部22と、当該本体部22の上端部から外周側に突出する鍔部23とを備えている。前記本体部22(前記雄ねじ部21)は、前記フランジ部102に形成された貫通孔103に挿通されており、前記鍔部23は、フランジ部102の表面に接触している。
また、ガイド部材2の内周には、操作ボタン4の後述する上面部41の移動空間を形成する大径部24と、大径部24よりも下方側に位置し、自身の内径が大径部24の内径よりも小さい小径部25とが形成されている。
さらに、小径部25には、径方向内側に突出する環状の被係止部26が設けられている。また、本体部22の内周面のうち、その下端側開口から被係止部26にかけての部位には、上方側に向けて徐々に内径が小さくなるテーパ部27が設けられている。
筒状部材3は、環状をなすとともに、所定の樹脂により形成されており、自身の内周に前記雄ねじ部21に対して螺合可能な雌ねじ部31を備えている。そして、筒状部材3は、前記雄ねじ部21に螺合され、前記鍔部23との間でフランジ部102を挟み込むことで、ガイド部材2をフランジ部102(浴槽100)に取付けている。さらに、筒状部材3の下方側外周には、凹状をなし、周方向に沿って延びる環状の溝部32が設けられている。
操作ボタン4は、所定の樹脂により形成されており、前記ガイド部材2の内周に配置されている。また、操作ボタン4は、円板状の上面部41と、当該上面部41の外周側背面から下方に向けて延びる円筒状の円筒部42(本発明の「規制部」に相当する)と、当該円筒部42の内周側に形成され、前記上面部41の中心側背面から下方に向けて延びる筒状の嵌合部43とを備えている。また、前記操作機構5は、ガイド部材2の中心軸に沿って延び、当該中心軸に沿って往復移動可能な樹脂製の支持軸51を備えており、当該支持軸51が前記嵌合部43に嵌合されている。これにより、操作ボタン4は、操作機構5により、ガイド部材2の中心軸に沿って往復移動可能な状態で支持されている。尚、操作ボタン4は、その移動時に、前記上面部41の外周面がガイド部材2(大径部24)の内周面に沿うようにして移動する。すなわち、操作ボタン4は、ガイド部材2によってその移動がガイドされる。
伝達部材6は、金属製のワイヤーにより形成されるとともに、一端が前記操作機構5に接続され、他端が浴槽100の排水口104に設けられた栓蓋105を支持する栓蓋支持機構106に接続されている(図1参照)。また、伝達部材6は、自身の外周に設けられた円筒状の外皮61に対して相対移動可能に構成されており、操作ボタン4(支持軸51)の変位に伴い、外皮61内を相対移動するようになっている。そして、操作ボタン4の変位を栓蓋105側へと伝達し、操作ボタン4の変位に基づいて、前記栓蓋105が上下動(すなわち、排水口104が開閉)するようになっている。
継手機構7は、所定の樹脂により形成されており、操作機構保持部71と、挿通部72と、外筒部73とを備えている。
操作機構保持部71は、筒状をなし、その上端部内周に径方向内側に突出する突部711を備えている。そして、操作機構5の外周に設けられた凹部52に対して前記突部711が係止された状態で、操作機構保持部71の内周において操作機構5が保持されている。また、前記伝達部材6の一端部は、操作機構保持部7の内周に配置されている。
挿通部72は、支持軸51の軸方向に沿って延び、周方向に沿って等間隔に複数(例えば、4つ)設けられている。また、挿通部72の上端側には、径方向外側に突出し、径方向に沿って弾性変形可能な係止部721が設けられている。そして、挿通部72がガイド部材2の内周に挿通された上で、被係止部26に対して係止部721の下端面が係止されることにより、ガイド部材2に対して継手機構7が取付けられている。尚、係止部721の下端面は、ガイド部材2に対する挿通部72の挿通方向と直交する方向に延びる平坦状に形成されている。これにより、ガイド部材2からの継手機構7の抜け防止が図られている。
また、係止部721の上端面は、下方側に向けて徐々に外径が大きくなるテーパ状をなしている。そして、継手機構7をガイド部材2に取付けるにあたっては、ガイド部材2の下方において、継手機構7を上方側に向けて移動させることで、係止部721の前記テーパ状部分を前記ガイド部材2のテーパ部27に接触させる。そして、継手機構7をさらに上方へと移動させることで、テーパ部27に接触する係止部721が徐々に径方向内側に弾性変形する。係止部721を弾性変形させた状態で、被係止部26上に被係止部721が配置されるまで継手機構7を上方へと移動させると、係止部721が戻り変形し、係止部721が被係止部26に係止される(継手機構7がガイド部材2に取付けられる)。すなわち、継手機構7は、ガイド部材2に対してワンタッチで取付可能となっている。
尚、ガイド部材2に対する継手機構7の取付、及び、支持軸51に対する操作ボタン4の取付は、この順序で行われ、操作ボタン4の取付後には、挿通部72の内周に前記円筒部42が配置される。この状態において、係止部721は、円筒部42により、挿通部72の内周面と円筒部42の外周面との間における距離以上の径方向内側への変形が規制される。その上で、本実施形態では、挿通部72の内周面と円筒部42の外周面との間における距離が、被係止部26に対する係止部721の係止代よりも小さなものとなるように構成されている。これにより、ガイド部材2からの継手機構7の抜けがより確実に防止されるようになっている。
さらに、挿通部72は、係止部721よりも貫通孔103側(上方側)に、貫通孔103側に向けて延びる爪部722を備えている。操作ボタン4を取外した上で、前記爪部722を径方向内側に移動させ、径方向内側へと弾性変形させることにより、係止部721も径方向内側に変形させることができるようになっている。尚、本実施形態において、爪部722は、その上端部がガイド部材2の小径部25よりも貫通孔103側(上方側)に位置し、爪部722の外周とガイド部材2(大径部24)の内周との間には、比較的大きな隙間が形成されるように構成されている。これにより、前記隙間に対して指や工具を容易に入り込ませることができ、爪部722を径方向内側へと容易に変形可能となっている。
外筒部73は、挿通部72の外周側に配置されており、ガイド部材2に対する挿通部72の挿通方向に沿って延びる円筒状をなしている。尚、外筒部73の下端部、及び、挿通部72の下端部は、操作機構保持部71の外周面から径方向外側に延びる円環状の張出部74に連接されている。
さらに、本実施形態において、筒状部材3の上端面とフランジ部102との間には、弾性材料(例えば、ゴム等)からなる環状のシール部材8が設けられており、当該シール部材8により、筒状部材3とフランジ部102との間が水密にシールされている。また、筒状部材3の外周面と継手機構7(外筒部73)の内周面との間には、前記溝部32に配置された弾性材料(例えば、ゴム等)からなる環状のシール部材9が配設されており、当該シール部材9により、筒状部材3と継手機構7との間が水密にシールされている。すなわち、貫通孔103から継手機構7にかけての内周側には、操作機構5の配置される内部空間SPが形成され、当該内部空間SPは、直列的に並んだ貫通孔103、筒状部材3、及び、継手機構7のそれぞれの内周側空間が連なることで形成されている。そして、前記シール部材8,9は、貫通孔103を形成するフランジ部102、筒状部材3、及び、継手機構7のうち、それぞれ隣接する部位同士の間に設けられ、前記隣接する部位同士を水密にシールしている。すなわち、シール部材8,9によって、前記内部空間SPが水密に保持されている。
また、本実施形態では、シール部材8,9のうち、筒状部材3及び継手機構7間に設けられるシール部材9は、自身の下方側に位置する部位が前記内部空間SPに臨むように形成されている。
さらに、図1に示すように、継手機構7の下端部には、所定の樹脂により形成された筒状の管体107の一端部が接続されている。また、前記管体107の他端部は、排水口104に接続され内部が排水流路となる配管108に接続されている。そして、前記内部空間SPは、管体の107の内部を介して前記排水流路に連通されており、前記内部空間SPに浸入した水は、管体107を通して排水されるようになっている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、ガイド部材2に筒状部材3を取付け、ガイド部材2の鍔部23と筒状部材3との間で浴槽100を挟み込むことで、ガイド部材2が浴槽100に取り付けられている。従って、ガイド部材2を浴槽100に対して予め取り付けておくことができる。さらに、被係止部26に対して係止部721を係止することで、ガイド部材2(被取付部材)に対して操作機構5を保持する継手機構7をワンタッチで取付けることができる。従って、ガイド部材2を浴槽100に予め取付けておくことが可能となる点、及び、ガイド部材2(被取付部材)に対して継手機構7をワンタッチで取付可能となる点とが相俟って、取付作業性を効果的に向上させることができる。
さらに、本実施形態では、シール部材8,9により、貫通孔103から継手機構7にかけての内周側に形成された、操作機構5の配置される内部空間SPが水密に保持されている。従って、貫通孔103とガイド部材2との間を通って浸入した水は、水密に保持された前記内部空間SPへと入り込むこととなり、継手機構7やガイド部材2の外部へと漏出しなくなる。その結果、浴槽100の表面側にパッキンを設ける場合などに懸念される外観品質の低下を招くことなく、外部への水の漏出を防止することができる。
また、本実施形態では、挿通部72がガイド部材2(被取付部材)の内周に挿通された上で、ガイド部材2(被取付部材)の内周に設けられた被係止部26に対して、挿通部72の外周に設けられた係止部721が係止されるように構成されている。従って、ガイド部材2(被取付部材)の外周に対して継手機構7を取付ける場合と比較して、継手機構7を小径とすることができ、また、ガイド部材2(被取付部材)に継手機構7を取付ける際に、リング部材等の別部材を用いる必要がない。その結果、製造コストの低減を図ることができる。
加えて、継手機構7は、浴槽100の厚さ等に変動がある場合であっても浴槽100の表面に対して一定の位置に設けられるガイド部材2に対して取付けられている(すなわち、ガイド部材2が被取付部材とされている)。従って、継手機構7及びこれに保持される操作機構5を浴槽100に対して一定の位置に配設することができ、ひいては操作ボタン4を精度よく適切な位置に配設することができる。
さらに、継手機構7と筒状部材3との間に設けられたシール部材9は、その下方側に位置する部位が内部空間SPに臨むように構成されている。従って、シール部材9とこれに接する筒状部材3及び継手機構7との間において、内部空間SPに浸入した水が溜まってしまうといった事態は生じなくなる。その結果、内部空間SPにおける水密性を一層向上させることができ、内部空間SPに浸入した水の外部への漏出を極めて効果的に防止することができる。
併せて、操作ボタン4には、挿通部72の内周側に配置される円筒部72が設けられており、当該円筒部72により、係止部721の径方向内側への変形を規制することができる。従って、通常の使用時において、被係止部26から係止部721が外れてしまうこと(すなわちガイド部材2からの継手機構7の脱落)をより確実に防止できる。
また、挿通部72は、爪部722を有しており、操作ボタン4を取外した状態で、爪部722を径方向内側に移動させることで、被係止部26に対する係止部721の係止を容易に解除することができる。そのため、メンテナンス時等において、ガイド部材2(被取付部材)から継手機構7を容易に取外すことができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態において、操作装置1は、取付対象物としての浴槽100に取付けられているが、操作装置1の取付対象は浴槽100に限られるものではなく、例えば、浴槽以外の槽体(例えば、洗面器や流し台など)に操作装置1を取付けることとしてもよい。また、槽体の近傍に設けられた構造物(例えば、流し台のカウンタ等)に操作装置1を取付けることとしてもよい。
(b)上記実施形態において、筒状部材3は、ガイド部材2の雄ねじ部21に螺合されることにより、ガイド部材2に取付けられているが、ガイド部材2に対する筒状部材3の取付態様は、これに限定されるものではない。従って、例えば、ガイド部材2の外周に溝や穴を設けるとともに、筒状部材3に前記溝や穴に係止可能な爪を設け、ガイド部材2の溝等に筒状部材3の爪を係止することで、ガイド部材2に対して筒状部材3を取付けることとしてもよい。
(c)上記実施形態では、継手機構7がガイド部材2の内周に取付けられており、ガイド部材2が、本発明の「被取付部材」に相当している。これに対して、継手機構7を筒状部材3の内周に取付けることとし、筒状部材3が、本発明の「被取付部材」に相当するものとしてもよい。従って、例えば、筒状部材3のうち溝部32が形成された部位の内周側に径方向内側に突出する被係止部を設け、継手機構7の有する係止部を前記被係止部に係止することで、継手機構7を筒状部材3の内周に取付けてもよい。
1…操作装置、2…ガイド部材、3…筒状部材、4…操作ボタン、5…操作機構、6…伝達部材、7…継手機構、8,9…シール部材、23…鍔部、26…被係止部、42…円筒部(規制部)、51…支持軸、72…挿通部、100…浴槽(取付対象物)、103…貫通孔、104…排水口、105…栓蓋、721…係止部、722…爪部、SP…内部空間。

Claims (5)

  1. 外周側に突出し槽体又はこの近傍の構造物である取付対象物の表面に接触する鍔部を有し、自身の一部が前記取付対象物の貫通孔に挿通される筒状のガイド部材と、
    前記ガイド部材に取付けられ、前記鍔部との間で前記取付対象物を挟み込んだ状態とされた、前記取付対象物に前記ガイド部材を取付けるための筒状部材と、
    前記ガイド部材の内周に配置される操作ボタンと、
    前記操作ボタンを前記ガイド部材の中心軸に沿って移動可能な状態で支持する支持軸を有してなる操作機構と、
    前記操作機構に接続され、前記操作ボタンの変位を前記槽体の排水口に設けられた栓蓋側へと伝達する伝達部材と、
    前記ガイド部材又は前記筒状部材である、被取付部材に取付けられ、前記伝達部材が内周に配置されるとともに、前記操作機構を保持する筒状の継手機構と
    を備える操作装置であって、
    前記被取付部材は、その内周に径方向内側に突出する被係止部を有し、
    前記継手機構は、
    前記支持軸の軸方向に沿って延び、前記被取付部材の内周に挿通される挿通部と、
    前記挿通部の外周に設けられるとともに、径方向外側に突出し、径方向に沿って弾性変形可能な係止部とを有し、
    前記挿通部が前記被取付部材の内周に挿通されるとともに、前記被係止部に前記係止部が係止された状態で、前記被取付部材に対して前記継手機構が取付けられており、
    前記取付対象物及び前記筒状部材間、並びに、前記筒状部材及び前記継手機構間に、それぞれの間を水密に保持するシール部材が設けられ、
    前記取付対象物の貫通孔から前記継手機構にかけての内周側に形成された、前記取付対象物の貫通孔の内周側空間及び前記継手機構の内周側空間を備えてなる、前記操作機構の配置される内部空間が水密に保持されており、
    前記内部空間における前記継手機構の内周側空間は、前記貫通孔と前記ガイド部材との間を通って浸入した水が入り込むように構成されていることを特徴とする操作装置。
  2. 前記被取付部材は、前記ガイド部材であることを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記シール部材のうち、前記ガイド部材又は前記筒状部材と前記継手機構との間に設けられるものは、自身の下方側に位置する部位が、前記内部空間に臨むことを特徴とする請求項1又は2に記載の操作装置。
  4. 前記操作ボタンは、前記挿通部の内周に配置され、前記係止部の径方向内側への変形を規制する規制部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の操作装置。
  5. 前記挿通部は、前記係止部よりも前記取付対象物の貫通孔側に設けられ、前記貫通孔側に向けて延びる爪部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の操作装置。
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