JP2017172152A - 排水栓装置 - Google Patents

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JP2017172152A JP2016057533A JP2016057533A JP2017172152A JP 2017172152 A JP2017172152 A JP 2017172152A JP 2016057533 A JP2016057533 A JP 2016057533A JP 2016057533 A JP2016057533 A JP 2016057533A JP 2017172152 A JP2017172152 A JP 2017172152A
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Jun Ogawa
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Abstract

【課題】施工ミスが生じた場合にも、槽体に対する栓蓋の良好な密着性を得られる排水栓装置を提供する。【解決手段】槽体の排水口部及び排水口部の下方に配置された配管に挿通され、配管の内周面に設けられた雌ねじ部に螺合可能な雄ねじ部を外周面に有し、雌ねじ部に雄ねじ部を螺合させ、配管との間で槽体を挟み込むことにより、槽体に配管を接続する筒状の排水口部材と、排水口部に設けられる栓蓋を上下動可能に支持する支持機構と、支持機構を保持するアタッチメント部材であって、支持機構を直接又は間接的に保持する保持部と、配管の内部に設けられた内方に突出する載置部に載置されることにより、配管内において排水口部材よりも下方に取り付けられ、保持部を支持する支持部と、を有するアタッチメント部材と、支持部を載置部に押圧する押圧部と、を備えたことを特徴とする排水栓装置である。【選択図】図2

Description

本発明の態様は、一般的に、排水栓装置に関する。
浴槽や洗面ボウルなどの槽体の排水口部に取り付けられ、排水口部に設けられた排水口(開口)を、操作部の操作に応じて開閉する遠隔操作式の排水栓装置がある。排水栓装置は、例えば、槽体の裏側(下方)に配置される配管を槽体に接続する筒状の排水口部材と、排水口部に設けられる栓蓋を上下動可能に支持する支持機構と、支持機構を保持するアタッチメント部材と、を有する。
排水口部材は、外周面に雄ねじ部を有し、槽体の表側から雄ねじ部を配管の内周面に設けられた雌ねじ部に螺合させ、自身と配管との間で槽体を挟み込むことにより、槽体に配管を接続する。
また、排水栓装置では、アタッチメント部材を配管と排水口部材との間に挟み、アタッチメント部材の上下方向の動きを規制することにより、槽体に対する栓蓋の密着性(シール性)を向上させることが知られている(例えば、特許文献1)。
排水口部材を配管に螺合させる際の排水口部材の締め込み量は、現場作業者に依存している。このため、排水口部材の締め込みが不十分である場合には、アタッチメント部材と排水口部材との間に隙間ができ、アタッチメント部材が上下方向に動くことが可能となって、槽体に対する栓蓋の密着性の低下を招く恐れがある。
従って、排水栓装置では、排水口部材の締め込み不足などの施工ミスが生じた場合においても、アタッチメント部材の上下方向の動きを抑制し、槽体に対する栓蓋の良好な密着性を得られるようにすることが望まれる。
特開2012−202083号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、施工ミスが生じた場合にも、槽体に対する栓蓋の良好な密着性を得られる排水栓装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、槽体の排水口部に取り付けられるとともに、前記排水口部の下方に配置された配管に接続される排水栓装置であって、前記排水口部及び前記配管に挿通され、前記配管の内周面に設けられた雌ねじ部に螺合可能な雄ねじ部を外周面に有し、前記雌ねじ部に前記雄ねじ部を螺合させ、前記配管との間で前記槽体を挟み込むことにより、前記槽体に前記配管を接続する筒状の排水口部材と、前記排水口部に設けられる栓蓋を上下動可能に支持する支持機構と、前記支持機構を保持するアタッチメント部材であって、前記支持機構を直接又は間接的に保持する保持部と、前記配管の内部に設けられた内方に突出する載置部に載置されることにより、前記配管内において前記排水口部材よりも下方に取り付けられ、前記保持部を支持する支持部と、を有するアタッチメント部材と、前記支持部を前記載置部に押圧する押圧部と、を備えたことを特徴とする排水栓装置である。
この排水栓装置によれば、支持部が押圧部によって載置部に押圧された状態となるので、螺合による排水口部材の締め込みが不十分な状態で施工が完了されてしまったとしても、支持部が上下へずれることを抑制することができる。これにより、支持機構を保持するアタッチメント部材が上下へずれてしまうことを抑制でき、栓蓋が排水口部を閉塞しきれなくなってしまうことを抑制することができる。従って、施工ミスが生じた場合にも、槽体に対する栓蓋の良好な密着性を得ることができる。また、アタッチメント部材を取り付ける際には、支持部を載置部に載置するだけでよく、アタッチメント部材の取り付け作業性を向上させることもできる。
第2の発明は、第1の発明において、前記押圧部は、前記支持部と一体に設けられていることを特徴とする排水栓装置である。
この排水栓装置によれば、押圧部を取り付け忘れてしまうことがない。従って、アタッチメント部材の取り付け作業性をより向上させつつ、アタッチメント部材が上下方向に動くことを、より確実に抑制することができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記支持部は、上端から下方に向かって凹む凹部を有し、前記押圧部は、前記凹部の上方において水平方向に延びる弾性片であり、前記排水口部材との当接によって前記凹部内に下降するように弾性変形することにより、前記支持部を押圧する弾性力を発揮することを特徴とする排水栓装置である。
この排水栓装置によれば、凹部への下降によって弾性力を発揮するため、支持部の上方に弾性力を蓄えるためのスペースを必要としない。よって、押圧部を設ける場合においても、支持部及び押圧部の上下方向の長さを抑制することができる。従って、例えば、排水口部材と配管の載置部との間の高さ寸法を大きくとれない場合でも、排水口部材と配管の載置部との間に押圧部を設けることができる。
本発明の態様によれば、施工ミスが生じた場合にも、槽体に対する栓蓋の良好な密着性を得られる排水栓装置が提供される。
実施形態に係る排水栓装置を表す断面図である。 実施形態に係る排水栓部を拡大して表す断面図である。 実施形態に係る配管及び排水口部材を表す断面図である。 実施形態に係る配管を表す斜視断面図である。 実施形態に係る支持機構及びアタッチメント部材を表す斜視図である。 実施形態に係る保持部を表す斜視図である。 図7(a)及び図7(b)は、実施形態に係る支持部及び押圧部を表す斜視図である。 実施形態に係る支持部及び押圧部の取り付け状態を表す斜視断面図である。 排水口部材の締め込みが不十分な状態を表す参考の断面図である。
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る排水栓装置を表す断面図である。
図1に表したように、排水栓装置10は、排水栓部12と、操作部14と、レリースワイヤ16と、を備える。
排水栓部12は、浴槽100(槽体)に設けられた排水口部102に取り付けられるとともに、排水口部102の下方に配置された配管200に接続される。排水口部102は、例えば、浴槽100の底部に設けられ、浴槽100の底部から下方に凹んだ部分である。排水口部102は、排水口102a(開口)を有する。排水口102aは、例えば、排水口部102の底部に設けられる。排水口部102は、浴槽100に溜められた水を排水口102aを介して外部に排出可能とする。操作部14は、浴槽100のリム面104に設けられた貫通孔106に取り付けられる。操作部14は、使用者の操作を受ける。レリースワイヤ16は、操作部14の操作にともなう操作力を排水栓部12に伝達する。
排水栓部12は、操作部14及びレリースワイヤ16を介して入力された操作力に応じて排水口部102(排水口102a)を開閉する。すなわち、排水栓部12は、使用者による操作部14の操作に応じて排水口部102を開閉する。
排水栓部12で排水口部102を閉塞することにより、浴槽100内に水を溜めることができる。そして、操作部14を操作し、排水口部102を開放することにより、浴槽100に溜められた水を浴槽100の外部に排出することができる。例えば、排水口部102を開放することにより、浴槽100に溜められた水が、排水口部102及び配管200を介して排水管などに排出される。排水栓装置10は、いわゆる遠隔操作式の排水栓装置である。
排水栓装置10は、浴槽100に限ることなく、洗面ボウルなどに用いてもよい。排水栓装置10は、例えば、水などの液体を溜めることができる凹状の槽本体と、槽本体の底部に設けられた排水口部と、を有する任意の槽体に適用することができる。
排水栓装置10を洗面ボウルに用いる場合、操作部14は、例えば、洗面ボウルの上面に取り付けられる。操作部14は、例えば、洗面ボウルのバックガードや洗面ボウルの周囲のカウンター面などに取り付けてもよいし、水栓金具などに取り付けてもよい。このように、操作部14は、槽体に取り付けてもよいし、槽体の周囲に取り付けてもよい。操作部14の取付位置は、使用者による操作が可能な任意の位置でよい。
操作部14は、筒状のケース14aと、ケース14a内において第1位置と第2位置とに移動する可動部14bと、可動部14bを第1位置又は第2位置に保持するラッチ機構14cと、を有する。第1位置は、例えば、図1に表した位置である。第2位置は、例えば、第1位置よりもケース14a内に押し込められた位置である。
ラッチ機構14cは、可動部14bを第1位置に保持した状態において、使用者の押圧操作により、可動部14bが第1位置から第2位置に移動した際に、可動部14bを第2位置に保持する。そして、ラッチ機構14cは、可動部14bを第2位置に保持した状態において、可動部14bが再び押圧操作された際に、第2位置における可動部14bの保持を解除し、可動部14bを第2位置から第1位置に復帰させ、可動部14bを再び第1位置に保持する。排水栓部12は、可動部14bが第1位置にある時に、排水口部102を閉塞し、可動部14bが第2位置にある時に、排水口部102を開放する。
この例において、操作部14は、使用者の押圧操作を受ける押しボタン方式の操作部である。操作部14は、これに限ることなく、例えば、回転操作を受ける回転ハンドル方式の操作部やスライド操作を受けるスライドレバー方式の操作部などでもよい。操作部14は、使用者の任意の操作を受けることができる任意の構成でよい。
レリースワイヤ16は、排水栓部12と操作部14とを接続するホース18内に挿通されている。レリースワイヤ16は、例えば、アウターチューブと、アウターチューブに挿通されたインナーワイヤと、を有する。インナーワイヤの一端は、操作部14の可動部14bに接続されている。インナーワイヤの他端は、排水栓部12に接続されている。レリースワイヤ16は、操作部14の操作に応じてインナーワイヤを進退させることにより、操作力を排水栓部12に伝達する。操作部14から排水栓部12に操作力を伝達する伝達機構は、レリースワイヤ16に限ることなく、操作力を伝達可能な任意の機構でよい。
図2は、実施形態に係る排水栓部を拡大して表す断面図である。
図2に表したように、排水栓部12は、栓蓋20と、排水口部材22と、支持機構24と、アタッチメント部材26と、を有する。栓蓋20は、浴槽100の排水口部102に上方(浴槽内側)から取り付けられ、上方から排水口部102を塞ぐ。排水口部102を上方から見た形状は、略円形である。排水口102aは、例えば、略円形の貫通孔状である。栓蓋20は、排水口部102及び排水口102aの形状に対応した断面略円形の栓である。排水口部102の断面形状は、円形に限ることなく、例えば楕円形や多角形などの任意の形状でよい。栓蓋20の形状は、上方から排水口部102を閉塞可能な任意の形状でよい。
排水口部材22は、排水口部102の排水口102a及び配管200に挿通され、浴槽100に配管200を接続する。支持機構24は、栓蓋20を上下動可能に支持する。アタッチメント部材26は、配管200内に取り付けられ、支持機構24を保持する。支持機構24は、アタッチメント部材26を介して配管200内に取り付けられる。
支持機構24は、ケース24aと、支持軸24bと、を有する。ケース24aは、筒状である。ケース24aは、軸を上下方向に向けた状態で配管200内に取り付けられる。支持軸24bは、ケース24a内に挿通され、ケース24aの軸方向に沿って移動可能にケース24aに保持される。支持軸24bは、ケース24aが配管200内に保持された状態において、上下方向に移動する。
支持軸24bの上端は、ケース24aの上端よりも上方に突出する。栓蓋20は、支持軸24bの上端に取り付けられる。支持機構24は、支持軸24bの上端において栓蓋20を支持する。
一方、支持軸24bの下端は、ケース24a内においてレリースワイヤ16に接続される。配管200は、貫通孔202を有する。貫通孔202は、配管200において排水栓部12よりも下方に設けられる。レリースワイヤ16は、貫通孔202を介して配管200内に挿通され、支持機構24と接続される。また、貫通孔202は、例えば、ホース18などによって塞がれる。これにより、貫通孔202からの水漏れが抑制される。
操作部14の可動部14bが第1位置にある場合、支持軸24bは、図2に表したように、栓蓋20が排水口部102を塞いだ位置に保持される。操作部14の可動部14bが第1位置から第2位置に移動すると、レリースワイヤ16のインナーワイヤが、可動部14bの移動量に応じて排水栓部12側に送り込まれる。従って、可動部14bが第2位置に移動すると、支持機構24の支持軸24bが、図2に表した状態よりもケース24aから突出する。これにより、操作部14の可動部14bが第2位置にある場合には、栓蓋20が、支持軸24bの移動にともなって上方に移動し、排水口部102を開放させる。
このように、支持機構24は、操作部14の操作に応じて支持軸24bを移動させることにより、排水口部102を閉塞する閉塞位置と、閉塞位置よりも上方に移動して排水口部102を開放する開放位置と、に栓蓋20を移動させる。
図3は、実施形態に係る配管及び排水口部材を表す断面図である。
図4は、実施形態に係る配管を表す斜視断面図である。
図3及び図4に表したように、配管200は、浴槽100と接続された状態において、排水口部102から下方に向かって延びる第1管部211と、第1管部211と直交する方向に延びる第2管部212と、を有する。すなわち、この例において、配管200は、略L字状に屈曲した管である。配管200は、L字状に限ることなく、少なくとも排水口部102から下方に向かって延びる部分を有する任意の形状でよい。例えば、排水栓装置10を洗面ボウルに用いる場合、配管200は、排水口部から下方に向かって延びる部分と、略S字状に屈曲して排水トラップを形成する部分と、を有する管でもよい。
第1管部211の開口端211aの形状は、排水口102aの形状と実質的に同じである。第1管部211及び第2管部212は、例えば、断面略円形の管である。第1管部211の内周面には、雌ねじ部214が設けられている。雌ねじ部214は、開口端211aに隣接して設けられる。第1管部211において、雌ねじ部214の設けられた部分の内周面の断面形状は、略円形である。配管200の雌ねじ部214以外の部分の内周面の断面形状は、必ずしも円形でなくてもよい。配管200の雌ねじ部214以外の部分の内周面の断面形状は、例えば、楕円形状や多角形状などでもよい。
第1管部211は、載置部220と、第1収納空間221と、第2収納空間222と、を有する。載置部220は、配管200内に設けられ、配管200の内方に突出する。載置部220には、アタッチメント部材26の一部が載置される。アタッチメント部材26は、載置部220の上に載置されることにより、配管200内に取り付けられる。換言すれば、載置部220は、配管200内におけるアタッチメント部材26の下方への移動を規制する。
この例において、載置部220は、第1管部211の開口端211aよりも内径を小さくした部分である。載置部220は、配管200内において段差状に形成されている。この例において、載置部220は、配管200の内周に沿う環状の面(載置面)である。載置部220の形状は、上記に限ることなく、例えば、突起状に形成してもよい。例えば、複数の突起状の載置部を配管200の軸周りに所定の間隔で設けてもよい。載置部220の形状は、アタッチメント部材26の一部を載置可能な任意の形状でよい。
第1収納空間221は、載置部220の上方に配置される。第1収納空間221は、載置部220に隣接する。第1収納空間221は、アタッチメント部材26の一部を収納する。第2収納空間222は、第1収納空間221の上方に配置される。第2収納空間222は、排水口部材22を収納する。第2収納空間222は、第1収納空間221に隣接するとともに、第1管部211の開口端211aに隣接する。雌ねじ部214は、第2収納空間222を形成する配管200の内周面に設けられる。
排水口部材22は、略円筒状の筒部22aと、筒部22aの上端に設けられたフランジ部22bと、を有する。フランジ部22bは、筒部22aの上端から外方に向かって延びる。筒部22aの外径は、排水口102aの開口径及び第1管部211の内径と実質的に同じである。一方、フランジ部22bの外径は、排水口102aの開口径及び第1管部211の内径よりも大きい。
また、筒部22aの外周面には、雄ねじ部22cが設けられている。雄ねじ部22cは、配管200の雌ねじ部214に対応して形成され、雌ねじ部214に螺合する(噛み合う)。これにより、排水口部材22の筒部22aが、配管200の第2収納空間222に収納される。
排水口部材22は、筒部22aを上方から排水口102a及び配管200に挿通し、配管200の雌ねじ部214に雄ねじ部22cを螺合させ、フランジ部22bと配管200との間で浴槽100を挟み込む(図2参照)。これにより、排水口部材22は、浴槽100に配管200を接続する。排水口部材22は、例えば、締付フランジと呼ばれる場合もある。
図5は、実施形態に係る支持機構及びアタッチメント部材を表す斜視図である。
図5に表したように、アタッチメント部材26は、保持部30と、支持部40と、押圧部50と、を有する。保持部30は、支持機構24を保持する。この例において、保持部30は、支持機構24を直接的に保持している。保持部30は、例えば、他の部材などを介して間接的に支持機構24を保持してもよい。
支持部40は、配管200内において排水口部材22よりも下方に取り付けられ、保持部30を支持する(図2参照)。支持部40は、載置部220に載置されることにより、配管200内に取り付けられる。支持部40は、載置部220の上に載置されることにより、配管200内におけるアタッチメント部材26の下方への移動を規制する。支持部40は、アタッチメント部材26を配管200内の所定の位置に位置決めする。
押圧部50は、排水口部材22に当接して弾性変形することにより、支持部40を配管200の載置部220に押圧する。押圧部50は、例えば、排水口部材22と支持部40との間に隙間が空いてしまった場合に、支持部40を載置部220に押し付けることにより、支持部40の上方への移動を規制する。
このように、アタッチメント部材26は、支持部40において載置部220の上に載置される。配管200の第1収納空間221は、アタッチメント部材26の支持部40を収納する。アタッチメント部材26は、支持部40を載置部220に載置して配管200内における下方への移動を規制するとともに、押圧部50を排水口部材22に当接させて配管200内における上方への移動を規制することにより、支持機構24及び保持部30を配管200内の所定の位置に配置する。
図6は、実施形態に係る保持部を表す斜視図である。
図5及び図6に表したように、保持部30は、支持機構24を収納する筒部32と、筒部32を支持部40に接続するための複数の脚部34と、を有する。
筒部32は、筒体の両端面を開放させるとともに、筒体の側面を両端面に亘って切り欠いた側方開口部32aを有する。保持部30は、弾性を有する。保持部30には、例えば、ポリプロプレンなどの樹脂材料が用いられる。これにより、保持部30では、側方開口部32aを広げるように一時的に筒部32を変形させることができる。
筒部32の下端には、側方開口部32aを挟んで対向するように配置された一対のリブ32bが設けられている。各リブ32bは、筒部32の内方に向かって突出する。支持機構24のケース24aには、溝24cが設けられている。溝24cは、ケース24aの下端付近に設けられ、ケース24aの側面から内方に向かって凹んだ凹形状に形成されている。溝24cの形状は、各リブ32bの形状に対応している。
支持機構24を保持部30に保持させる場合には、支持機構24を側方開口部32aに対して水平方向に押し当て、筒部32を弾性変形させることにより、側方開口部32aを押し広げる。そして、広がった側方開口部32aから筒部32内に支持機構24を挿入する。この際、各リブ32bを溝24cに嵌め込む。これにより、支持機構24が筒部32内に挿入されるとともに、各リブ32bと溝24cとの係合により、支持機構24の上下動が規制される。換言すれば、各リブ32bと溝24cとの係合により、筒部32の軸方向の両端からの支持機構24の抜けが抑制される。これにより、支持機構24が、保持部30に保持される。
各脚部34は、筒部32の下端付近から外方向かって延びるとともに、下方に向かって延びる。各脚部34の下端は、筒部32の下端よりも下方に位置する。また、各脚部34の下端には、外方に向かって延びる係合爪34aが設けられている。
各脚部34は、例えば、筒部32の軸周りに等間隔に配置される。この例において、保持部30は、3つの脚部34を有する。3つの脚部34は、筒部32の軸周りに120°おきに配置される。脚部34の数は、3つに限ることなく、2つでもよいし、4つ以上でもよい。
図7(a)及び図7(b)は、実施形態に係る支持部及び押圧部を表す斜視図である。 図7(a)及び図7(b)に表したように、支持部40は、筒状の本体部分41を有する。この例において、本体部分41は、配管200の第1管部211の内周面に沿う円筒状である。本体部分41は、配管200内に挿通され、載置部220の上に載置される。配管200の第1収納空間221は、支持部40の本体部分41を収納する(図2参照)。
本体部分41の内周面には、保持部30の各脚部34の係合爪34aと係合する複数の係合溝41aが設けられている。この例において、本体部分41は、3つの脚部34のそれぞれの係合爪34aに対応する3つの係合溝41aを有する。支持部40は、各係合爪34aと各係合溝41aとの係合により、保持部30を支持する。
押圧部50は、支持部40と一体に設けられている。換言すれば、支持部40は、押圧部50を有する。押圧部50は、本体部分41の上端41uに設けられる。押圧部50は、例えば、支持部40の本体部分41と排水口部材22との間に設けられ、本体部分41を載置部220に押圧する。
支持部40は、例えば、3つの押圧部50を有する。また、支持部40は、各押圧部50に対応して設けられた3つの凹部42を有する。各凹部42は、本体部分41の上端41uから下方に向かって凹む。押圧部50は、凹部42の上方に設けられる。各凹部42及び各押圧部50は、本体部分41の軸周りの方向において、隣り合う2つの係合溝41aの間に配置される。凹部42及び押圧部50の数は、3つに限ることなく、1つ又は2つでもよいし、4つ以上でもよい。
各押圧部50は、弾性片52と、突出部54と、を有する。弾性片52は、支持部40と一体に設けられている。弾性片52は、凹部42の上方において水平方向に延びる。例えば、筒状の本体部分41の一部を略L字状に切り欠く。これにより、支持部40に凹部42と弾性片52とが設けられる。
突出部54は、弾性片52の先端から上方に向かって突出する。突出部54の上端は、本体部分41の上端41uよりも上方に位置する。換言すれば、突出部54は、弾性片52において、本体部分41の上端41uよりも上方に突出した部分である。
図8は、実施形態に係る支持部及び押圧部の取り付け状態を表す斜視断面図である。
図8に表したように、排水口部材22、支持部40、及び配管200は、支持部40を載置部220の上に載置し、排水口部材22を螺合によって配管200に取り付けた際に、排水口部材22の下端が、支持部40の本体部分41の上端41uに当接するように、上下方向の長さなどが調整されている。これにより、例えば、排水口部材22の過度な締め付けを抑制することができる。支持部40の本体部分41は、排水口部材22を適切に締め付けた場合に、排水口部材22と載置部220との間に挟み込まれる。なお、図8では、支持機構24及び保持部30の図示を便宜的に省略している。
前述のように、押圧部50の突出部54の上端は、負荷が加えられていない状態において、本体部分41の上端41uよりも上方に位置する。従って、排水口部材22を締め込んでいくと、排水口部材22の下端は、本体部分41の上端41uに当接するよりも前に、各押圧部50の突出部54の上端に当接する。
排水口部材22を適切に締め付けた場合、弾性片52は、排水口部材22と突出部54との当接により、凹部42内に下降するように弾性変形する。排水口部材22の下端を本体部分41の上端41uに当接させた場合、弾性片52及び突出部54は、凹部42内に入り込む。弾性片52は、この弾性変形により、支持部40を載置部220に押圧する弾性力を発揮する。なお、押圧部50(突出部54)は、排水口部材22の下端に直接的に当接してもよいし、他の部材などを介して間接的に当接してもよい。例えば、押圧部50と排水口部材22との間に、スペーサやゴムパッキンなどを設けてもよい。
次に、排水栓装置10の排水栓部12の取り付け方法について説明する。
排水栓装置10の排水栓部12を浴槽100及び配管200に取り付ける際には、まず、配管200を浴室内の所定の位置に設置する。支持機構24は、予めレリースワイヤ16の一端に接続しておく。そして、支持機構24及びレリースワイヤ16の一端を、貫通孔202を介して配管200内に挿通する。支持機構24を挿通した後、支持軸24bを開口端211aから露出させる。
支持機構24を配管200内に配置した後、アタッチメント部材26の支持部40のみを配管200内に挿通する。支持部40は、各押圧部50と反対の側を下方に向け、開口端211aから配管200内に挿通する。この際、筒状の支持部40に支持機構24を挿通する。そして、支持部40は、本体部分41が載置部220に載置されるまで、配管200内に挿通する。換言すれば、支持部40は、本体部分41が載置部220に当接するまで、配管200内に挿通する。
支持部40を配管200内に挿通した後、前述のように、側方開口部32aから筒部32内に挿入することにより、支持機構24をアタッチメント部材26の保持部30に保持させる。この後、保持部30の各脚部34の係合爪34aを、支持部40の本体部分41の各係合溝41aに係合させることにより、支持部40に保持部30を支持させる。これにより、支持機構24が、配管200内の所定の位置に取り付けられる。
支持機構24を配管200に取り付けた後、開口端211aと排水口部102との位置を合わせて、配管200の上に浴槽100を設置する。この場合、支持機構24は、排水口102aを介して上方に露出された状態となる。
浴槽100を設置した後、排水口部材22を上方から排水口102a及び配管200に挿通する。そして、配管200の雌ねじ部214に排水口部材22の雄ねじ部22cを螺合させ、フランジ部22bと配管200との間で浴槽100を挟み込むことにより、排水口部材22を介して浴槽100と配管200とを接続する。
この後、支持機構24の支持軸24bの上端に、栓蓋20を取り付ける。以上により、排水栓装置10の排水栓部12の取り付けが完了する。なお、操作部14は、排水栓部12の取り付けの前に、予め浴槽100のリム面104に取り付けておいてもよいし、排水栓部12の取り付けを行った後に、浴槽100のリム面104に取り付けてもよい。
図9は、排水口部材の締め込みが不十分な状態を表す参考の断面図である。
図9に表したように、上記の排水栓装置10の取り付けに際して、排水口部材22の締め込みが不十分な状態で、施工が終えられてしまう場合がある。すなわち、排水口部材22の下端が、支持部40の本体部分41の上端41uに当接する前に、施工が終えられてしまう場合がある。このような場合に、支持機構24及びアタッチメント部材26が上方に移動してしまうと、栓蓋20と排水口部102との間に隙間が空き、栓蓋20の密着性の低下を招いてしまう。
これに対して、本実施形態に係る排水栓装置10では、排水口部材22の締め込みが不十分な場合でも、図9に表したように、各押圧部50の突出部54が排水口部材22に当接し、弾性片52が弾性変形することにより、支持部40が載置部220に押圧される。
このように、支持部40が押圧部50によって載置部220に押圧された状態となるので、螺合による排水口部材22の締め込みが不十分な状態で施工が完了されてしまったとしても、支持部40が上下へずれることを抑制することができる。これにより、支持機構24を保持するアタッチメント部材26が上下へずれてしまうことを抑制でき、栓蓋20が排水口部102を閉塞しきれなくなってしまうことを抑制することができる。従って、施工ミスが生じた場合にも、浴槽100に対する栓蓋20の良好な密着性を得ることができる。また、アタッチメント部材26を取り付ける際には、支持部40を載置部220に載置するだけでよい。例えば、支持部を配管に対して螺合させる構成や支持部に設けられた係合爪を配管に係合させる構成などに比べて、螺合のための回転の操作や係合のための位置合わせなどを行う手間が無く、アタッチメント部材26の取り付け作業性を向上させることもできる。
また、排水栓装置10では、押圧部50が支持部40と一体に設けられているため、押圧部50を取り付け忘れてしまうことがない。従って、アタッチメント部材26の取り付け作業性をより向上させつつ、アタッチメント部材26が上下方向に動くことを、より確実に抑制することができる。
また、排水栓装置10では、弾性片52が凹部42内に下降するように弾性変形することにより、支持部40を押圧する弾性力を発揮する。これにより、支持部40の上方に弾性力を蓄えるためのスペースを必要としない。例えば、押圧部50を設ける場合においても、支持部40及び押圧部50の上下方向の長さを抑制することができる。従って、例えば、排水口部材22と配管200の載置部220との間の高さ寸法を大きくとれない場合でも、排水口部材22と配管200の載置部220との間に押圧部50を設けることができる。
上記実施形態では、押圧部50を支持部40と一体に設けている。これに限ることなく、押圧部50は、支持部40と別体に設けてもよい。押圧部50は、例えば、排水口部材22と支持部40との間に設けてもよい。この場合、押圧部50には、例えば、バネやゴムなどの弾性体が用いられる。
また、押圧部50は、例えば、排水口部材22と一体に設けてもよい。例えば、押圧部50を排水口部材22の下端に設け、支持部40(上端41u)に当接させて弾性変形させることにより、支持部40を載置部220に押圧してもよい。
上記実施形態では、アタッチメント部材26の保持部30及び支持部40をそれぞれ別体に形成し、係合爪34aと係合溝41aとの係合により、保持部30を支持部40に支持させている。これに限ることなく、保持部30及び支持部40は、一体に形成してもよい。アタッチメント部材26は、保持部30と支持部40とを有する1つの部材でもよい。但し、上記のように保持部30と支持部40とを別に形成することにより、例えば、保持部30に対して支持機構24を取り付け易くすることができる。例えば、支持機構24及びアタッチメント部材26の取り付け作業性を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、排水栓装置10などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 排水栓装置、 12 排水栓部、 14 操作部、 16 レリースワイヤ、 18 ホース、 20 栓蓋、 22 排水口部材、 24 支持機構、 26 アタッチメント部材、 30 保持部、 32 筒部、 34 脚部、 40 支持部、 41 本体部分、 42 凹部、 50押圧部、 52 弾性片、 54 突出部、 100 浴槽(槽体)、 102 排水口部、 102a 排水口、 104 リム面、 106 貫通孔、 200 配管、 202 貫通孔、 211 第1管部、 212 第2管部、 214 雌ねじ部、 220 載置部、 221 第1収納空間、 222 第2収納空間

Claims (3)

  1. 槽体の排水口部に取り付けられるとともに、前記排水口部の下方に配置された配管に接続される排水栓装置であって、
    前記排水口部及び前記配管に挿通され、前記配管の内周面に設けられた雌ねじ部に螺合可能な雄ねじ部を外周面に有し、前記雌ねじ部に前記雄ねじ部を螺合させ、前記配管との間で前記槽体を挟み込むことにより、前記槽体に前記配管を接続する筒状の排水口部材と、
    前記排水口部に設けられる栓蓋を上下動可能に支持する支持機構と、
    前記支持機構を保持するアタッチメント部材であって、
    前記支持機構を直接又は間接的に保持する保持部と、
    前記配管の内部に設けられた内方に突出する載置部に載置されることにより、前記配管内において前記排水口部材よりも下方に取り付けられ、前記保持部を支持する支持部と、
    を有するアタッチメント部材と、
    前記支持部を前記載置部に押圧する押圧部と、
    を備えたことを特徴とする排水栓装置。
  2. 前記押圧部は、前記支持部と一体に設けられていることを特徴とする請求項1記載の排水栓装置。
  3. 前記支持部は、上端から下方に向かって凹む凹部を有し、
    前記押圧部は、前記凹部の上方において水平方向に延びる弾性片であり、前記排水口部材との当接によって前記凹部内に下降するように弾性変形することにより、前記支持部を押圧する弾性力を発揮することを特徴とする請求項2記載の排水栓装置。
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