JP5849714B2 - 遠隔操作式排水栓装置 - Google Patents
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Description
そこで、本発明は、接続管がフランジ部材に接続されていることを、容易に確認することが可能な遠隔操作式の排水栓装置を提供することを目的とする。
図1は本発明の第一の実施形態にかかる排水栓装置を示す概略図である。
排水栓装置100は、浴槽200(水槽)に設けられた排水口210に取り付けられる排水栓部100Aと、浴槽200のリム面220に形成された貫通孔221(図2参照)に取り付けられる操作部100Bと、を備え、排水栓部100Aと操作部100Bとをレリースワイヤ160で接続した遠隔操作式の排水栓装置である。レリースワイヤ160は、操作部100Bと排水栓部100Aとを接続するように設けられたホース170の内部に配設され、アウターチューブの内部でインナーワイヤが進退するように構成されている。
図2は排水栓装置の操作部を示す側面図、図3は操作部の中央縦断面図、図4は操作部の分解図である。
操作部100Bは、外周面に雄ネジ113が形成された円筒部111の上端部に外向きのフランジ112を設けたフランジ部材110と、フランジ部材110の雄ネジ113に螺合する雌ネジ121を有する締付ナット120と、レリースワイヤ160の他端に設けられた機構部162を保持してフランジ部材110の円筒部111の下端に下方から接続される接続管130と、接続管130を締付ナット120に取り付ける接続管用接続具140と、フランジ部材110の円筒部111の内部に進退可能に配設された操作ボタン150と、を備えている。これらのフランジ部材110、締付ナット120、接続管130、接続管用接続具140、操作ボタン150は、いずれも樹脂製部材である。
また、案内面114の下部には、内方に突出する凸部115を設けている(図7参照)。本実施形態では、この凸部115を、90度間隔で4個設けている。
図5は操作部を浴槽のリム部に取り付ける状態を示す側面図、図6は図5と同じ状態における操作部を示す中央縦断面図、図7はフランジ部材を示す側面図、図8はフランジ部材を浴槽のリム部に取り付ける締付ナットを示す側面図である。
また、ガイド溝122の解放端から段部122aの間に、ガイド溝122に受け入れた突起141を斜め上向きに案内する傾斜ガイド部122bを設けている。
さらに、ガイド溝122には、脱落防止部124を設けている。本実施形態では、この脱落防止部124は、段部122aより奥側、すなわちガイド溝122のロック位置122cの下部に、外側に突出させた突出壁を設けることにより、突起141がガイド溝122から外れないように構成している。これにより、接続管130が左右に傾くような方向に力が加わった場合でも、この突出壁が、突起141のガイド溝122へのかかり代を大きくするように働くので、接続管130が操作部ガイド部Aから外れるのを防止することができる。
図9は接続管が正常に接続された排水栓装置において、操作ボタンを最も押し下げた状態を示す中央縦断面図である。
操作ボタン150を図9に示す位置まで押し下げると、機構部162内のラッチ機構が働いて、開栓状態と閉栓状態が切り替わる。なお、本実施形態上では、便宜上、操作ボタン150が上昇しているときは排水栓蓋190が下降して排水口210を閉じる閉栓状態とし、操作ボタン150が下降しているときは排水栓蓋190が上昇して排水口210を開く開栓状態としているが、この逆であってもよい。
図10は接続管が正常に接続されていない排水栓装置において、操作ボタンを押し下げた状態を示す中央縦断面図である。
接続管接続具140がガイド溝122に対して不適切に締付けられると、締付ナット120の凹部123に接続管130の上端部が完全に挿入されず、接続管130は正常な位置よりも低い位置となる。すると、図10に示すように、接続管130に保持された機構部162やロッド163も低い位置となる。すると、操作ボタン150を押し下げて、操作ボタン150の鍔部153を、フランジ部材110の凸部115に接触する位置まで下降しても、機構部162のラッチ機構が閉栓状態から開栓状態に切り替わらず、手を離すと操作ボタン150は元の位置に戻ってしまい、一旦開いた排水栓蓋190も閉栓状態に戻る。このように、フランジ部材110の凸部115が、接続管130の操作部ガイド部Aへの接続が不良であった場合に操作ボタン150のフランジ部材110内での進退動作を規制して排水栓蓋190の開閉切替を不能とする規制手段として機能する。
図11は本発明の第二の実施形態にかかる排水栓装置の操作部のフランジ部材を示す側面図、図12は排水栓装置の操作部の中央縦断面図、図13は操作部の分解図である。なお、前述した実施形態と同じ構成については、同じ符号を付してその説明を省いている。
図14は接続管が正常に接続されていない排水栓装置において、操作ボタンを装着しようとした状態を示す中央縦断面図である。
接続管330が正常に接続されていない状態、すなわち、接続管接続具340の雌ネジ342を締付ナット320の雄ネジ322に甘く締付けた状態では、押しボタン150の進退動作の軌跡上にフランジ部材310の外向き凸部316が干渉して、押しボタン150の進退動作が規制される。
110…フランジ部材
111…円筒部
112…フランジ
113…雄ネジ
114…案内面
115…凸部(規制手段)
120…締付ナット
121…雌ネジ
130…接続管
140…接続管用接続具
150…操作ボタン
160…レリースワイヤ
162…機構部
190…排水栓蓋
200…浴槽(水槽)
210…排水口
220…リム面(取付対象部)
221…貫通孔
310…フランジ部材
311…円筒部
312…フランジ
313…雄ネジ
314…案内面
315…弾性片(規制手段)
320…締付ナット
321…雌ネジ
330…接続管
340…接続管用接続具
A…操作部ガイド部
Claims (3)
- 水槽に設けられた排水口を閉じる排水栓蓋を、操作ボタンの操作によってレリースワイヤを介して昇降させて前記排水口を開閉する遠隔操作式排水栓装置において、
前記操作ボタンが取り付けられる取付対象部に形成された貫通孔に表面側から挿入され、内部に前記操作ボタンを進退可能とする案内面を有し、周囲に雄ネジが設けられた円筒部と、当該円筒部の上部に形成されたフランジと、を有するフランジ部材と、
前記取付対象部の裏面側から前記円筒部の雄ネジに螺合される雌ネジが設けられて、前記フランジと共に前記取付対象部を挟持する締付ナットと、
で構成された操作部ガイド部と、
前記操作ボタンの進退動作を前記レリースワイヤに伝達する機構部を内部に保持するとともに、前記操作部ガイド部に下方から接続可能な接続管と、
前記接続管を前記操作部ガイド部に接続させる接続管用接続具と、
を備え、
さらに、前記接続管と前記操作部ガイド部との接続が不良である場合に、前記操作ボタンの前記フランジ部材への組込み動作あるいは前記操作ボタンの前記フランジ部材の内部での進退動作のいずれかを規制して、前記操作ボタンによる前記排水栓蓋の開閉の切替えを不能とする規制手段を備えたことを特徴とする遠隔操作式排水栓装置。 - 請求項1において、
前記規制手段は、前記フランジ部材の円筒部内を降下する前記操作ボタンが衝突して操作ボタンの降下を停止させるように、前記フランジ部材の円筒部内に設けられた凸部としたことを特徴とする遠隔操作式排水栓装置。 - 請求項1において、
前記規制手段は、前記フランジ部材の円筒部の少なくとも一部を内向きに変形させて前記操作ボタンの前記円筒部内への挿入を規制する弾性片であることを特徴とする遠隔操作式排水栓装置。
Priority Applications (1)
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JP2012006083A JP5849714B2 (ja) | 2012-01-16 | 2012-01-16 | 遠隔操作式排水栓装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012006083A JP5849714B2 (ja) | 2012-01-16 | 2012-01-16 | 遠隔操作式排水栓装置 |
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JP5849714B2 true JP5849714B2 (ja) | 2016-02-03 |
Family
ID=49040827
Family Applications (1)
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JP2012006083A Active JP5849714B2 (ja) | 2012-01-16 | 2012-01-16 | 遠隔操作式排水栓装置 |
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2012
- 2012-01-16 JP JP2012006083A patent/JP5849714B2/ja active Active
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