JP6108551B2 - 動作補助装置 - Google Patents

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本開示は、腕や脚の動作を補助するための動作補助装置に関する。
近年、人の腕や脚等の動作を補助するための動作補助装置の開発が進められている。
この種の動作補助装置の一例として、特許文献1には、装着者の意思に従って腕の動作を補助する動作補助装置が記載されている。この動作補助装置は、上腕と前腕の動きに伴う筋電位信号を生体信号センサによって検出し、その信号に基づいて肩部駆動モータや肘部駆動モータを駆動するよう構成されている。
また、動作補助装置の他の例として、装着者によって把持されるグリップに設けた多軸の力センサと、肩関節及び肘関節の角度を検出するための角度センサとを備えたものも知られている。この動作補助装置では、力センサ及び角度センサの検出信号を演算器に入力し、この演算器において三角関数を用いた逆運動計算を行うことで、装着者の動作を補助するための肩部駆動モータ(上腕モータ)や肘部駆動モータ(前腕モータ)に与える制御信号を算出するようになっている。
特開2012−66123号公報
しかしながら、特許文献1に記載の筋電位センサを用いる動作補助装置の場合、装着者間の筋電位の個人差を補正するための煩雑なキャリブレーションが必要になる場合がある。そのため、動作補助装置の使用に先立つ事前準備に時間を要する。
また、三角関数を用いた逆運動計算に基づいて肩部駆動モータや肘部駆動モータの制御を行う動作補助装置の場合、各関節の角度センサと、逆運動計算を行うための高度な演算器が必要になる。
本発明の幾つかの実施形態は、使用に先立つ事前準備に要する時間を短縮可能であり、且つ、装着者の意思を簡易な構成で腕の動作の補助に反映することが可能な動作補助装置を提供することを目的とする。
本発明の他の実施形態は、使用に先立つ事前準備に要する時間を短縮可能であり、且つ、装着者の意思を簡易な構成で脚の動作の補助に反映することが可能な動作補助装置を提供することを目的とする。
本発明の幾つかの実施形態に係る動作補助装置は、
(1)腕の動作を補助するための動作補助装置であって、
上腕に対応して延設される上腕フレームと、
肩関節に対応して設けられ、前記上腕フレームを回動させるための上腕モータと、
前腕に対応して延設される前腕フレームと、
肘関節に対応して設けられ、前記上腕フレームが回動する平面に沿って前記前腕フレームを回動させるための前腕モータと、
前記上腕フレームが回動する平面に沿う方向のうち前記上腕フレームの延設方向に直交する第1方向に前記上腕から受ける力を検出するための第1センサと、
前記第1方向とは反対の第2方向に前記上腕から受ける力を検出するための第2センサと、
前記前腕フレームが回動する平面に沿う方向のうち前記前腕フレームの延設方向に直交する第3方向に前記前腕から受ける力を検出するための第3センサと、
前記第3方向とは反対の第4方向に前記前腕から受ける力を検出するための第4センサと、
前記第1センサの出力と前記第2センサの出力の差分に基づいて前記上腕モータを制御するよう構成される上腕モータ制御部と、
前記第3センサの出力と前記第4センサの出力の差分に基づいて前記前腕モータを制御するよう構成される前腕モータ制御部と、
を有する。
上記(1)に記載の動作補助装置によれば、筋電位センサに頼ることなく、装着者の意思を実現するための上腕モータ及び前腕モータの制御が可能であり、使用に先立つ事前準備に要する時間を短縮可能である。
また、上記(1)に記載の動作補助装置によれば、第1センサの出力と第2センサの出力の差分は、上腕フレームの延設方向に直交する第1方向に上腕から受ける力と、第1方向とは反対の第2方向に上腕から受ける力との差分に対応している。これら2つの力の差分は、当該動作補助装置を装着した者が上腕フレームを第1方向と第2方向のいずれの方向にどの程度のトルクで回動させたいかを直接的に反映している。したがって、第1センサの出力と第2センサの出力の差分に基づいて上腕モータを制御することで、動作補助装置を装着した者が上腕フレームを第1方向と第2方向のいずれの方向にどの程度のトルクで回動させたいかを上腕モータの制御に直接的に反映させることができる。
また、第3センサの出力と第4センサの出力の差分は、前腕フレームの延設方向に直交する第3方向に前腕から受ける力と、第3方向とは反対の第4方向に前腕から受ける力との差分に対応している。これら2つの力の差分は、当該動作補助装置を装着した者が前腕フレームを第3方向と第4方向のいずれの方向にどの程度のトルクで回動させたいかを直接的に反映している。したがって、第3センサの出力と第4センサの出力の差分に基づいて前腕モータを制御することで、動作補助装置を装着した者が前腕フレームを第3方向と第4方向のいずれの方向にどの程度のトルクで回動させたいかを前腕モータの制御に直接的に反映させることができる。
このように、第1センサの出力と第2センサの出力の差分に基づいて上腕モータを制御し、第3センサの出力と第4センサの出力の差分に基づいて前腕モータを制御することで、複雑な制御を必要とすることなく簡易な構成で、動作補助装置の装着者の意思を上腕フレーム及び前腕フレームの回動(腕の動作の補助)に反映させることができる。
本発明の幾つかの実施形態に係る動作補助装置は、
上記(1)に記載の動作補助装置において、
(2)前記上腕に装着するよう構成された第1可動部と、
前記第1方向及び前記第2方向へ前記第1可動部をガイドするための第1ガイド部と、
前記前腕に装着するよう構成された第2可動部と、
前記第3方向及び前記第4方向へ前記第2可動部をガイドするための第2ガイド部と、
を更に有し、
前記第1センサは、前記上腕から前記第1可動部を介して前記第1方向に力を受けるよう設けられ、
前記第2センサは、前記上腕から前記第1可動部を介して前記第2方向に力を受けるよう設けられ、
前記第3センサは、前記前腕から前記第2可動部を介して前記第3方向に力を受けるよう設けられ、
前記第4センサは、前記前腕から前記第2可動部を介して前記第4方向に力を受けるよう設けられる。
上記(2)に記載の動作補助装置によれば、上腕に装着するよう構成された第1可動部と、第1方向及び第2方向へ第1可動部をガイドするための第1ガイド部と、を備えるので、第1センサは、上腕から第1可動部を介して第1方向への力のみを受けることができる。したがって、腕の捻りや上腕フレームに対する腕の押しつけに起因して第1方向以外の方向の力(せん断力等)が第1センサに掛かることを抑制できる。同様に、第2方向以外の方向の力が第2センサに掛かること、第3方向以外の方向の力が第3センサに掛かること、第4方向以外の方向の力が第4センサに掛かることを抑制できる。
したがって、動作補助装置を装着した者の意思を上腕フレーム及び前腕フレームの回動(腕の動作の補助)に反映させることができるとともに、第1〜第4センサの破損を効果的に抑制することができる。
幾つかの実施形態では、上記(2)に記載の動作補助装置において、
(3)前記第1センサを前記第1方向下流側から支持するための第1支持部と、
前記第2センサを前記第2方向下流側から支持するための第2支持部と、
前記第3センサを前記第3方向下流側から支持するための第3支持部と、
前記第4センサを前記第4方向下流側から支持するための第4支持部と、
を更に有する。
上記(3)に記載の動作補助装置によれば、各センサを力の掛かる方向の下流側から支持部によって支持することで、各センサが、検出すべき力を逃がすことなく効果的に検出することができる。
幾つかの実施形態では、上記(3)に記載の動作補助装置において、
(4)前記第1支持部と前記第1可動部との間には、前記第1センサと直列又は並列に第1弾性部が設けられ、
前記第2支持部と前記第1可動部との間には、前記第2センサと直列又は並列に第2弾性部が設けられ、
前記第3支持部と前記第2可動部との間には、前記第3センサと直列又は並列に第3弾性部が設けられ、
前記第4支持部と前記第2可動部との間には、前記第4センサと直列又は並列に第4弾性部が設けられる。
上記(4)に記載の動作補助装置によれば、各支持部と各可動部との間に各センサと直列又は並列に弾性部材を設けることで、各センサの厚さ(力を受ける方向の厚さ)の個体差が各センサの出力値に与える影響を低減することができる。
幾つかの実施形態では、上記(4)に記載の動作補助装置において、
(5)前記第1支持部と前記第1可動部との間には、前記第1センサと直列に第1弾性部が設けられ、
前記第2支持部と前記第1可動部との間には、前記第2センサと直列に第2弾性部が設けられ、
前記第3支持部と前記第2可動部との間には、前記第3センサと直列に第3弾性部が設けられ、
前記第4支持部と前記第2可動部との間には、前記第4センサと直列に第4弾性部が設けられる。
上記(5)に記載の動作補助装置によれば、各支持部と各可動部との間に各センサと直列に弾性部材を設けることで、各センサと並列に弾性部材を設ける場合に比べて、各可動部の移動に伴う各センサの出力変化をより線形に近づけることができる。したがって、動作補助装置を装着した者の意思を的確に上腕フレーム及び前腕フレームの回動(腕の動作の補助)に反映させることができる。
上記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の動作補助装置であって、
(6)前記前腕フレームの回動範囲を制限するためのリミット装置を更に備え、
前記リミット装置は、
前記前腕フレームの回動によって前記前腕フレームに突き当たったときに前記前腕フレームの回動を制限するよう構成された突き当て部と、
前記前腕フレームが回動したときに前記突き当て部よりも先に前記前腕フレームに接触するよう構成されたスイッチと、
を備え、
前記前腕モータ制御部は、前記スイッチが前記前腕フレームに接触した場合に、前記前腕モータを停止するよう構成される。
上記(6)に記載の動作補助装置によれば、前腕フレームは、スイッチに接触した場合に停止するが、万一スイッチの故障等によってスイッチに接触しても停止しなかった場合に、前腕の回動を制限する突き当て部を更に有する。したがって、動作補助装置を装着した者の関節に過度な力が加わらないように、確実に前腕フレームの回動範囲を制限することができる。
上記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の動作補助装置であって、
(7)前記上腕フレームの回動範囲を制限するためのリミット装置を更に備え、
前記リミット装置は、
前記上腕フレームの回動によって前記上腕フレームに突き当たったときに前記上腕フレームの回動を制限するよう構成された突き当て部と、
前記上腕フレームが回動したときに前記突き当て部よりも先に前記上腕フレームに接触するよう構成されたスイッチと、
を備え、
前記上腕モータ制御部は、前記スイッチが前記上腕フレームに接触した場合に、前記上腕モータを停止するよう構成される。
上記(6)に記載の動作補助装置によれば、上腕フレームは、スイッチに接触した場合に停止するが、万一スイッチの故障等によってスイッチに接触しても停止しなかった場合に、上腕の回動を制限する突き当て部を更に有する。したがって、動作補助装置を装着した者の関節に過度な力が加わらないように、確実に上腕フレームの回動範囲を制限することができる。
本発明の幾つかの実施形態に係る動作補助装置は、
(8)脚の動作を補助するための動作補助装置であって、
大腿に対応して延設される大腿フレームと、
股関節に対応して設けられ、前記大腿フレームを回動させるための大腿モータと、
下腿に対応して延設される下腿フレームと、
膝関節に対応して設けられ、前記大腿フレームが回動する平面に沿って前記下腿フレームを回動させるための下腿モータと、
前記大腿フレームが回動する平面に沿う方向のうち前記大腿フレームの延設方向に直交する第1方向に前記大腿から受ける力を検出するための第1センサと、
前記第1方向とは反対の第2方向に前記大腿から受ける力を検出するための第2センサと、
前記下腿フレームが回動する平面に沿う方向のうち前記下腿フレームの延設方向に直交する第3方向に前記下腿から受ける力を検出するための第3センサと、
前記第3方向とは反対の第4方向に前記下腿から受ける力を検出するための第4センサと、
前記第1センサの出力と前記第2センサの出力の差分に基づいて前記大腿モータを制御する大腿モータ制御部と、
前記第3センサの出力と前記第4センサの出力の差分に基づいて前記下腿モータを制御する下腿モータ制御部と、
を有する。
上記(8)に記載の動作補助装置によれば、筋電位センサに頼ることなく、装着者の意思を実現するための大腿モータ及び下腿モータの制御が可能であり、使用に先立つ事前準備に要する時間を短縮可能である。
また、上記(8)に記載の動作補助装置によれば、第1センサの出力と第2センサの出力の差分は、大腿フレームの延設方向に直交する第1方向に大腿から受ける力と、第1方向とは反対の第2方向に大腿から受ける力との差分に対応している。これら2つの力の差分は、当該動作補助装置を装着した者が大腿フレームを第1方向と第2方向のいずれの方向にどの程度のトルクで回動させたいかを直接的に反映している。したがって、第1センサの出力と第2センサの出力の差分に基づいて大腿モータを制御することで、動作補助装置を装着した者が大腿フレームを第1方向と第2方向のいずれの方向にどの程度のトルクで回動させたいかを大腿モータの制御に直接的に反映させることができる。
また、第3センサの出力と第4センサの出力の差分は、下腿フレームの延設方向に直交する第3方向に下腿から受ける力と、第3方向とは反対の第4方向に下腿から受ける力との差分に対応している。これら2つの力の差分は、当該動作補助装置を装着した者が下腿フレームを第3方向と第4方向のいずれの方向にどの程度のトルクで回動させたいかを直接的に反映している。したがって、第3センサの出力と第4センサの出力の差分に基づいて下腿モータを制御することで、動作補助装置を装着した者が下腿フレームを第3方向と第4方向のいずれの方向にどの程度のトルクで回動させたいかを下腿モータの制御に直接的に反映させることができる。
このように、第1センサの出力と第2センサの出力の差分に基づいて大腿モータを制御し、第3センサの出力と第4センサの出力の差分に基づいて下腿モータを制御することで、複雑な制御を必要とすることなく簡易な構成で、動作補助装置を装着した者の意思を大腿フレーム及び下腿フレームの回動(脚の動作の補助)に反映させることができる。
幾つかの実施形態では、上記(8)に記載の動作補助装置において、
(9)前記大腿に装着するよう構成された第1可動部と、
前記第1方向及び前記第2方向へ前記第1可動部をガイドするための第1ガイド部と、
前記下腿に装着するよう構成された第2可動部と、
前記第3方向及び前記第4方向へ前記第2可動部をガイドするための第2ガイド部と、
を更に有し、
前記第1センサは、前記大腿から前記第1可動部を介して前記第1方向に力を受けるよう設けられ、
前記第2センサは、前記大腿から前記第1可動部を介して前記第2方向に力を受けるよう設けられ、
前記第3センサは、前記下腿から前記第2可動部を介して前記第3方向に力を受けるよう設けられ、
前記第4センサは、前記下腿から前記第2可動部を介して前記第4方向に力を受けるよう設けられる。
上記(9)に記載の動作補助装置によれば、大腿に装着するよう構成された第1可動部と、第1方向及び第2方向へ第1可動部をガイドするための第1ガイド部と、を備えるので、第1センサは、大腿から第1可動部を介して第1方向への力のみを受けることができる。したがって、脚の捻りや大腿フレームに対する脚の押しつけに起因して第1方向以外の方向の力(せん断力等)が第1センサに掛かることを抑制できる。同様に、第2方向以外の方向の力が第2センサに掛かること、第3方向以外の方向の力が第3センサに掛かること、第4方向以外の方向の力が第4センサに掛かることを抑制できる。
したがって、動作補助装置を装着した者の意思を大腿フレーム及び下腿フレームの回動(脚の動作の補助)に反映させることができるとともに、第1〜第4センサの破損を効果的に抑制することができる。
幾つかの実施形態では、上記(9)に記載の動作補助装置において、
(10)前記第1センサを前記第1方向下流側から支持するための第1支持部と、
前記第2センサを前記第2方向下流側から支持するための第2支持部と、
前記第3センサを前記第3方向下流側から支持するための第3支持部と、
前記第4センサを前記第4方向下流側から支持するための第4支持部と、
を更に有する。
上記(10)に記載の動作補助装置によれば、各センサを力の掛かる方向の下流側から支持部によって支持することで、各センサが、検出すべき力を逃がすことなく効果的に検出することができる。
幾つかの実施形態では、上記(10)に記載の動作補助装置において、
(11)前記第1支持部と前記第1可動部との間には、前記第1センサと直列又は並列に第1弾性部が設けられ、
前記第2支持部と前記第1可動部との間には、前記第2センサと直列又は並列に第2弾性部が設けられ、
前記第3支持部と前記第2可動部との間には、前記第3センサと直列又は並列に第3弾性部が設けられ、
前記第4支持部と前記第2可動部との間には、前記第4センサと直列又は並列に第4弾性部が設けられる。
上記(11)に記載の動作補助装置によれば、各支持部と各可動部との間に各センサと直列又は並列に弾性部材を設けることで、各センサの厚さ(力を受ける方向の厚さ)の個体差が各センサの出力値に与える影響を低減することができる。
幾つかの実施形態では、上記(11)に記載の動作補助装置において、
(12)前記第1支持部と前記第1可動部との間には、前記第1センサと直列に第1弾性部が設けられ、
前記第2支持部と前記第1可動部との間には、前記第2センサと直列に第2弾性部が設けられ、
前記第3支持部と前記第2可動部との間には、前記第3センサと直列に第3弾性部が設けられ、
前記第4支持部と前記第2可動部との間には、前記第4センサと直列に第4弾性部が設けられる。
上記(12)に記載の動作補助装置によれば、各支持部と各可動部との間に各センサと直列に弾性部材を設けることで、各センサと並列に弾性部材を設ける場合に比べて、各可動部の移動に伴う各センサの出力変化をより線形に近づけることができる。したがって、動作補助装置を装着した者の意思をより的確に大腿フレーム及び下腿フレームの回動(脚の動作の補助)に反映させることができる。
幾つかの実施形態では、上記(8)〜(12)のいずれか1項に記載の動作補助装置において、
(13)前記下腿フレームの回動範囲を制限するためのリミット装置を更に備え、
前記リミット装置は、
前記下腿フレームの回動によって前記下腿フレームに突き当たったときに前記下腿フレームの回動を制限するよう構成された突き当て部と、
前記下腿フレームが回動したときに前記突き当て部よりも先に前記下腿フレームに接触するよう構成されたスイッチと、
を備え、
前記下腿モータ制御部は、前記スイッチが前記突き当て部に接触した場合に、前記下腿モータを停止するよう構成される。
上記(13)に記載の動作補助装置によれば、下腿フレームは、スイッチに接触した場合に停止するが、万一スイッチの故障等によってスイッチに接触しても停止しなかった場合に、下腿の回動を制限する突き当て部を更に有する。したがって、動作補助装置を装着した者の関節に過度な力が加わらないように、確実に下腿フレームの回動範囲を制限することができる。
幾つかの実施形態では、上記(8)〜(12)のいずれか1項に記載の動作補助装置において、
(14)前記大腿フレームの回動範囲を制限するためのリミット装置を更に備え、
前記リミット装置は、
前記大腿フレームの回動によって前記大腿フレームに突き当たったときに前記大腿フレームの回動を制限するよう構成された突き当て部と、
前記大腿フレームが回動したときに前記突き当て部よりも先に前記大腿フレームに接触するよう構成されたスイッチと、
を備え、
前記大腿モータ制御部は、前記スイッチが前記突き当て部に接触した場合に、前記大腿モータを停止するよう構成される。
上記(14)に記載の動作補助装置によれば、大腿フレームは、スイッチに接触した場合に停止するが、万一スイッチの故障等によってスイッチに接触しても停止しなかった場合に、大腿の回動を制限する突き当て部を更に有する。したがって、動作補助装置を装着した者の関節に過度な力が加わらないように、確実に大腿フレームの回動範囲を制限することができる。
本発明の幾つかの実施形態によれば、使用に先立つ事前準備に要する時間を短縮可能であり、且つ、装着者の意思を簡易な構成で上腕フレーム及び前腕フレームの回動(腕の動作の補助)に反映することが可能である。
本発明の他の実施形態によれば、使用に先立つ事前準備に要する時間を短縮可能であり、且つ、装着者の意思を簡易な構成で大腿フレーム及び下腿フレームの回動(脚の動作の補助)に反映することが可能である。
幾つかの実施形態に係る動作補助装置を示す概念図である。 幾つかの実施形態に係る上腕モータ制御部及び前腕モータ制御部を示す概略図である。 幾つかの実施形態に係るセンサユニットを上腕に装着した状態を示す概略斜視図である。 幾つかの実施形態に係るセンサユニットの構成を説明するための概略斜視図である。 (A)は幾つかの実施形態に係るセンサユニットの上面図(O方向胴体側から見た図)であり、(B)は幾つかの実施形態に係るセンサユニットの正面図(L方向下流側から見た図)である。 (A)は幾つかの実施形態に係るセンサユニットの上面図(O方向胴体側から見た図)であり、(B)は幾つかの実施形態に係るセンサユニットの正面図(L方向下流側から見た図)である。 (A)は幾つかの実施形態に係るセンサユニットの上面図(O方向胴体側から見た図)であり、(B)は幾つかの実施形態に係るセンサユニットの正面図(L方向下流側から見た図)である。 幾つかの実施形態に係るセンサユニットを前腕に装着した状態を示す概略斜視図である。 幾つかの実施形態に係るセンサユニットの構成を説明するための概略斜視図である。 幾つかの実施形態に係るリミッタ装置の構成を説明するための概略斜視図である。 幾つかの実施形態に係るリミッタ装置の構成を説明するための上面図(O方向胴体側から見た図)である。 幾つかの実施形態に係る動作補助装置を示す概念図である。
以下、添付図面に従って本発明の実施形態について説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、幾つかの実施形態に掛かる動作補助装置100を示す図である。
動作補助装置100は、腕の動作を補助するよう構成されており、上腕に対応して延設される上腕フレーム2と、肩関節に対応して設けられ、上腕フレーム2を回動させるための上腕モータ4と、前腕に対応して延設される前腕フレーム6と、肘関節に対応して設けられ、上腕フレーム2が回動する平面に沿って前腕フレーム6を回動させるための前腕モータ8とを含む。上腕フレーム2は、装着者の肩関節付近の位置から肘関節付近の位置まで直線的に延設されており、上腕モータ4の出力軸Oのまわりを回動する。前腕フレーム6は、装着者の肘関節付近の位置から手先付近の位置まで直線的に延設されており、前腕モータの出力軸Oのまわりを回動する。前腕フレーム6の先端には、物の持ち上げ動作等のために物に作用する作用部90が設けられていてもよく、この作用部90は、例えば図1に示すようにフック状に構成されていてもよい。図1に示すフック状の作用部90に重量物を引っ掛けて、上腕フレーム2及び又は前腕フレーム6を上腕モータ4及び又は前腕モータ8により回動させることにより、腕の力以上の力で重量物を持ち上げることができる。
動作補助装置100は、腕から受ける力を検出するための感圧センサ41〜44(第1センサ〜第4センサ)を更に有する。感圧センサ41は、上腕フレーム2が回動する平面(図1における紙面)に沿う方向のうち上腕フレーム2の延設方向Lに直交するA方向に上腕から受ける力を検出するよう構成されている。感圧センサ41は、上腕のうちA方向端に設けるのが望ましい。また、感圧センサ42は、A方向とは反対のA方向に上腕から受ける力を検出するよう構成されており、上腕のうちA方向端に設けるのが望ましい。また、感圧センサ43は、前腕フレーム6が回動する平面に沿う方向のうち前腕フレーム6の延設方向Lに直交するA方向に前腕から受ける力を検出するよう構成されており、前腕のうちA方向端に設けるのが望ましい。また、感圧センサ44は、A方向とは反対のA方向に前腕から受ける力を検出するよう構成されており、前腕のうちA方向端に設けるのが望ましい。
幾つかの実施形態では、図1に示すように、感圧センサ41及び感圧センサ42は上腕フレーム2に固定された装着具7によって上腕に装着され、感圧センサ43及び感圧センサ44は前腕フレーム6に固定された装着具7によって前腕に装着される。感圧センサ41及び感圧センサ42は、上腕から上腕フレーム2への力の伝達経路上に設けられ、感圧センサ43及び感圧センサ44は、前腕から前腕フレーム6への力の伝達経路上に設けられる。図1に示す実施形態では、感圧センサ41と感圧センサ42とを結ぶ直線M1が上腕フレーム2の延設方向Lと直交するように感圧センサ41と感圧センサ42とが配置されている。また、感圧センサ43と感圧センサ44とを結ぶ直線M2が前腕フレーム6の延設方向Lと直交するように感圧センサ43と感圧センサ44とが配置されている。
また、動作補助装置100は、上腕モータ制御部10と、前腕モータ制御部12とを有する。上腕モータ制御部10は、感圧センサ41の出力Pと感圧センサ42の出力Pの差分に基づいて上腕モータ4を制御するよう構成され、感圧センサ43の出力Pと感圧センサ44の出力Pの差分に基づいて前腕モータ8を制御するよう構成される。
図1に示す実施形態において、上腕がA方向側へ回動すると、上腕から感圧センサ41に加わる力が増大するため、感圧センサ41の出力Pは増大する。このとき、感圧センサ42に加わる力は減少するか0となるため、感圧センサ42の出力Pは減少するか0となる。いっぽう、上腕がA方向側へ回動すると、上腕から感圧センサ42に加わる力が増大するため、感圧センサ42の出力Pは増大する。このとき、感圧センサ41に加わる力は減少または0となるため、感圧センサ41の出力Pは減少または0となる。
ここで、感圧センサ41の出力Pと感圧センサ42の出力Pの差分は、上腕フレーム2の延設方向Lに直交するA方向に上腕から受ける力と、A方向とは反対のA方向に上腕から受ける力との差分に対応している。これら2つの力の差分は、背景技術で記載した動作補助装置(装着者によって把持されるグリップに設けた多軸の感圧センサの出力と、肩関節及び肘関節の角度を検出するための角度センサの出力とに基づいて上腕モータ及び前腕モータを駆動するもの)と比較して、動作補助装置100を装着した者が上腕フレーム2をA方向とA方向のいずれの方向にどの程度のトルクで回動させたいかを直接的に反映している。したがって、感圧センサ41の出力Pと感圧センサ42の出力Pの差分に基づいて上腕モータ4を制御することで、動作補助装置100を装着した者が上腕フレーム2をA方向とA方向のいずれの方向にどの程度のトルクで回動させたいかを上腕モータ4の制御に直接的に反映させることができる。
また、感圧センサ43の出力Pと感圧センサ44の出力Pの差分は、前腕フレーム6の延設方向Lに直交するA方向に前腕から受ける力と、A方向とは反対のA方向に前腕から受ける力との差分に対応している。これら2つの力の差分は、背景技術で記載した動作補助装置(前段落に記載のもの)と比較して、動作補助装置100を装着した者が前腕フレーム6をA方向とA方向のいずれの方向にどの程度のトルクで回動させたいかを直接的に反映している。したがって、感圧センサ43の出力Pと感圧センサ44の出力Pの差分に基づいて前腕モータ8を制御することで、動作補助装置100を装着した者が前腕フレーム6をA方向とA方向のいずれの方向にどの程度のトルクで回動させたいかを前腕モータ8の制御に直接的に反映させることができる。
このように、感圧センサ41の出力Pと感圧センサ42の出力Pの差分に基づいて上腕モータ4を制御し、感圧センサ43の出力Pと感圧センサ44の出力Pの差分に基づいて前腕モータ8を制御することで、複雑な制御を必要とすることなく簡易な構成で、動作補助装置100の装着者の意思を上腕フレーム2及び前腕フレーム6の回動(腕の動作の補助)に反映させることができる。
また、動作補助装置100は、上腕及び前腕から受ける力を検出する感圧センサ41〜44を用いているため、筋電位センサに頼ることなく、装着者の意思を実現するための上腕モータ4及び前腕モータ8の制御が可能である。これにより、装置の使用に先立つ事前準備に要する時間を短縮可能である。
ここで、図2に、上腕モータ制御部10及び前腕モータ制御部12の構成例を示す。上腕モータ制御部10と前腕モータ制御部12の基本構成は同様であるため、以下ではいずれの説明についても図2を用いて行う。
まず、上腕モータ制御部10について説明する。感圧センサ41の出力Pはセンサアンプ50によって増幅され、感圧センサ42の出力Pはセンサアンプ52によって増幅される。増幅されたそれらの信号の差分値を差分器54により算出する。算出された差分値は、所定の大きさより小さい場合に不感帯回路56によりゼロとなる(ノイズの影響、および重力による感圧センサ41の出力P上と感圧センサ42の出力Pのオフセット差の影響を、無視あるいは減じるため)。PID制御器58は、不感帯回路56を通過した信号と目標値との偏差に基づいて上腕モータ4の出力を制御するための指令値Cを算出する。指令値Cは、上限値を定めるリミッタ60を通過したのち、上腕モータ4のドライバとしてのパワーアンプ62に入力され、上腕モータ4の制御に使用される。上記目標値はゼロ又は実質的なゼロに設定され、出力Pと出力Pの差分を0に近づけるように上腕モータ制御部10が上腕モータ4を制御する。このように出力Pと出力Pとの差分値の目標値をゼロ又は実質的なゼロに設定することで、感圧センサ41がA方向に受ける力と感圧センサ42がA方向に受ける力とがつり合った状態に近づくように上腕モータ4による上腕フレーム2の回動が行われる。すなわち、この2つの力がほぼつり合っていれば上腕モータ4は停止しており、この2つの力の何れかが強くなれば、その2つの力がつり合うように上腕モータ4の回転方向とトルクが制御される。これにより、装着者の意思を上腕モータ4の制御に良好に反映させることができる。
次に、前腕モータ制御部12について説明する。感圧センサ43の出力Pはセンサアンプ50によって増幅され、感圧センサ44の出力Pはセンサアンプ52によって増幅される。増幅されたそれらの信号の差分を差分器54により算出する。算出された差分値は、所定の大きさより小さい場合に不感帯回路56によりゼロとなる(ノイズの影響、および重力による感圧センサ43の出力P上と感圧センサ44の出力Pのオフセット差の影響を、無視あるいは減じるため)。
PID制御器58は、不感帯回路56を通過した信号と目標値との偏差に基づいて前腕モータ8の出力を制御するための指令値Cを算出する。指令値Cは、上限値を定めるリミッタ60を通過したのち、前腕モータ8のドライバとしてのパワーアンプ62に入力され、前腕モータ8の制御に使用される。上記目標値はゼロ又は実質的なゼロに設定され、出力Pと出力Pの差分を0に近づけるように前腕モータ制御部12が前腕モータ8を制御する。このように出力Pと出力Pとの差分値の目標値をゼロ又は実質的なゼロに設定することで、感圧センサ43がA方向に受ける力と感圧センサ44がA方向に受ける力とがつり合った状態に近づくように前腕モータ8による前腕フレーム6の回動が行われる。すなわち、この2つの力がほぼつり合っていれば前腕モータ8は停止しており、この2つの力の何れかが強くなれば、その2つの力がつり合うように前腕モータ8の回転方向とトルクが制御される。これにより、装着者の意思を前腕モータ8の制御に良好に反映させることができる。
なお、背景技術に記載の三角関数を用いた逆運動計算を行う動作補助装置には、肘関節部の角度センサや肩関節部の角度センサ、高度な演算器等が必要であった。これに対し、上記動作補助装置100によれば、上腕モータ4の制御は、感圧センサ41,42の出力の差分に基づいて行われ、前腕モータ8の制御は、感圧センサ43,44の出力の差分に基づいて(上腕モータ4の制御とは独立して)行われるため、肘関節部の角度センサや肩関節部の角度センサ、高度な演算器等が不要となる。したがって、装着者の意思を簡易な構成で腕の補助に反映させることができる。
図2に示す構成例においては、上腕モータ制御部10及び前腕モータ制御部12はPID制御を行っているが、他の実施形態では、P制御を行ってもよく、PD制御を行ってもよく、PI制御を行ってもよい。幾つかの実施形態では、上腕モータ制御部10は、感圧センサ41の出力Pと感圧センサ42の出力Pの差分が正の値の場合は上腕フレーム2をA方向に回動するように、感圧センサ41の出力Pと感圧センサ42の出力Pの差分が負の値の場合は上腕フレーム2をA方向に回動するように、上腕モータ4を制御する。前腕モータ制御部12も同様に、感圧センサ43の出力Pと感圧センサ44の出力Pの差分が正の値の場合は前腕フレーム6をA方向に回動するように、感圧センサ43の出力Pと感圧センサ44の出力Pの差分が負の値の場合は前腕フレーム6をA方向に回動するように、前腕モータ8を制御する。
幾つかの実施形態では、図1に示した感圧センサ41と感圧センサ42をユニット化して、図3〜5に示すセンサユニット45を用いてもよい。センサユニット45は、図3に示すように、上腕フレーム2に固定され、バックル26を備えたベルト28を介して上腕に装着される。
なお、幾つかの実施形態では、装着具7は、一定以上の力により装着状態が解除されるように構成されている。例えば、図3に示す装着具としてのベルト28のバックルは、一定以上の引張力で解放されるように設計されている。この場合、何らかの不具合等により上腕に一定以上の大きな力が加わろうとすると、ベルト28に大きな力が加わった結果、バックル26に大きな力が加わり、バックル26が解放されて、上腕へ過度な力が加わることが防止される。
図4及び図5に示すように、センサユニット45は、支持フレーム20と、ガイド部22と、可動部24と、感圧センサ41と、感圧センサ42とを有する。
ガイド部22は、A方向及びA方向へ可動部24をガイドするよう構成されている。換言すると、可動部24は、ガイド部22にガイドされて、A方向及びA方向へスライドするよう構成されている。なお、可動部24は、ベルト28と連結部29によって連結されており、ベルト28から連結部29を介して伝わる力によりA方向及びA方向へスライドする。
図3及び図5に示すように、支持フレーム20の支持部21は、上腕フレーム2の延設方向Lに沿って延設され、ガイド部22及び感圧センサ41をA方向下流側から支持している。支持フレーム20の支持部23は、上腕フレーム2の延設方向Lに沿って延設され、ガイド部22及び感圧センサ42をA方向下流側から支持している。感圧センサ41は、A方向において可動部24の下流側に配置され、可動部24と支持部21の間に位置している。感圧センサ42は、A方向において可動部24の下流側に配置され、可動部24と支持部23との間に配置されている。
図3〜図5に示す実施形態において、上腕がA方向へ動くと、ベルト28を介して可動部24がA方向へスライドする。これにより、可動部24から感圧センサ41に加わる力が増大するため、感圧センサ41の出力Pが増大する。このとき、感圧センサ42に加わる力は減少するか0となるため、感圧センサ42の出力Pは減少するか0となる。いっぽう、上腕がA方向へ動くと、ベルト28を介して可動部24がA方向へスライドする。これにより、可動部24から感圧センサ42に加わる力が増大するため、感圧センサ42の出力Pが増大する。このとき、感圧センサ41に加わる力は減少するか0となるため、感圧センサ41の出力Pは減少するか0となる。このように、感圧センサ41は、上腕から可動部24を介してA方向に力を受けるよう設けられ、感圧センサ42は、上腕から可動部24を介してA方向に力を受けるよう設けられている。
上述のように、上腕に装着するよう構成された可動部24と、A方向及びA方向へ可動部24をガイドするためのガイド部22と、を備えるので、感圧センサ41は、上腕から可動部24を介してA方向への力のみを受けることができる。したがって、腕の捻りや上腕フレーム2に対する腕の押しつけに起因してA方向以外の方向の力(せん断力等)が感圧センサ41に掛かることを抑制できる。同様に、A方向以外の方向の力が感圧センサ42に掛かることを抑制できる。したがって、動作補助装置100を装着した者の意思を上腕フレーム2の回動(腕の動作の補助)に反映させることができるとともに、感圧センサ41及び感圧センサ42の破損を効果的に抑制することができる。
幾つかの実施形態では、図6や図7に示すように、支持部21と可動部24との間に、感圧センサ41と直列又は並列に弾性部材30を設け、支持部23と可動部24との間に、感圧センサ42と直列又は並列に弾性部材30を設けてもよい。図6は、支持部21と可動部24との間に、感圧センサ41と直列に弾性部材30を設け、支持部23と可動部24との間に、感圧センサ42と直列に弾性部材30を設けてなるセンサユニット45を示す図である。図7は、支持部21と可動部24との間に、感圧センサ41と並列に弾性部材30を設け、支持部23と可動部24との間に、感圧センサ42と並列に弾性部材30を設けてなるセンサユニット45を示す図である。
図6及び図7に示すように、各支持部21,23と可動部24との間に感圧センサ41、42と直列又は並列に弾性部材30を設けることで、各センサ41,42の厚さ(上腕から力を受ける方向、すなわちA方向又はA方向の厚さ)の個体差が各感圧センサ41,42の出力値に与える影響を低減することができる。特に、図6に示すセンサユニット45のように、支持部21と可動部24との間に、感圧センサ41と直列に弾性部材30を設け、支持部23と可動部24との間に、感圧センサ42と直列に弾性部材30を設けることにより、図7に示すセンサユニット45のように各感圧センサ41,42と並列に弾性部材30を設ける場合に比べて、可動部24の移動に伴う各センサ41,42の出力変化をそれぞれ線形に近づけることができる。したがって、動作補助装置100を装着した者の意思を的確に上腕フレーム2及び前腕フレーム6の回動(腕の動作の補助)に反映させることができる。
幾つかの実施形態では、前腕から受ける図1のA方向及びA方向の力を検出するように、図3〜図7に示したセンサユニット45を、前腕フレーム6に固定して、前腕に装着してもよい。すなわち、図1に示した感圧センサ43と感圧センサ44とに図3〜7に示すセンサユニット45を適用して、これらのセンサをユニット化してもよい。また、図3では、センサユニット45をベルト28によって腕に装着する構成を例示したが、センサユニット45を腕に装着する装着具7はベルトに限らず、腕の動きのうちモータ制御のために抽出すべき2方向(上腕の場合はA及びA方向、前腕の場合はA及びA方向)の動き対して可動部24が追従するように装着具7が構成されていればよい。例えば、図8及び図9に示すように、前腕に両側に当接可能に配置した円柱状の、あるいは円柱状のローラーの、2つの当接部32,34を用いて前腕にセンサユニット45を装着してもよい。この当接部32は、前腕から受けたA方向への力を可動部24へ伝達するように、A方向とL方向の両方に直交するN方向を軸方向として延設されている。当接部34は、前腕から受けたA方向への力を可動部24へ伝達するために、N方向を軸方向として延設されている。
なお、幾つかの実施形態では、図8に示す装着具としての当接部32は、一定以上の力により装着状態が解除されるように(一定以上の曲げ力32により当接部32が折れて破損するように)構成されている。この場合、何らかの不具合等により前腕に一定以上の大きな力が加わろうとすると、当接部32,34が故意に折れるため、前腕へ過度な力が加わることが防止される。
図8及び図9に示す実施形態において、前腕がA方向側へ動くと、当接部32の周面の一部が前腕から力を受ける。この力は当接部32と可動部24とを連結する連結部36を介して可動部24に伝達され、可動部24がA方向へスライドする。これにより、可動部24から感圧センサ43に加わる力が増大するため、感圧センサ43の出力Pが増大する。このとき、感圧センサ44に加わる力は減少するか0となるため、感圧センサ44の出力Pは減少するか0となる。いっぽう、前腕がA方向側へ動くと、当接部34の周面の一部が前腕から力を受ける。この力は当接部34と可動部24とを連結する連結部36を介して可動部24に伝達され、可動部24がA方向へスライドする。これにより、可動部24から感圧センサ44に加わる力が増大するため、感圧センサ44の出力Pが増大する。このとき、感圧センサ43に加わる力は減少するか0となるため、感圧センサ43の出力Pは減少するか0となる。このように、感圧センサ43は、上腕から可動部24を介してA方向に力を受けるよう設けられ、感圧センサ44は、上腕から可動部24を介してA方向に力を受けるよう設けられている。
図8及び図9に示すセンサユニット45は、上腕に装着するよう構成された可動部24と、A方向及びA方向へ可動部24をガイドするためのガイド部22と、を備えるので、感圧センサ43は、上腕から可動部24を介してA方向への力のみを受けることができる。したがって、腕の捻りや前腕フレーム6に対する腕の押しつけに起因してA方向以外の方向の力(せん断力等)が感圧センサ43に掛かることを抑制できる。同様に、A方向以外の方向の力が感圧センサ44に掛かることを抑制できる。したがって、動作補助装置100を装着した者の意思を前腕フレーム6の回動(腕の動作の補助)に反映させることができるとともに、感圧センサ43及び感圧センサ44の破損を効果的に抑制することができる。
幾つかの実施形態に係る動作補助装置100は、図10及び図11に示すように、前腕フレーム6の回動範囲を制限するためのリミット装置70を備える。リミット装置70は、2つの突き当て部72と、2つのスイッチ74とを備えている。突き当て部72は、前腕フレーム6の回動によって前腕フレーム6に突き当たったときに前腕フレーム6の回動を機械的に制限するよう構成される。突き当て部72のうち前腕フレームの回動時に最初に前腕フレームに突き当たる部分には、緩衝部材としての緩衝ゴム73を設けてもよい。これにより、前腕フレーム6が突き当て部72に当接する際の衝撃を緩めることができる。スイッチ74は、前腕フレーム6が回動したときに突き当て部72よりも先に前腕フレーム6に接触するよう構成される。この場合、図1に示す前腕モータ制御部12は、スイッチ74が前腕フレーム6に接触した場合に、前腕モータ8を停止するよう構成される。したがって、前腕フレーム6は、スイッチ74に接触した場合に停止するが、万一スイッチ74の故障等によってスイッチ74に接触しても停止しなかった場合に、突き当て部72が前腕の回動を制限する。このように、動作補助装置100を装着した者の関節に過度な力が加わらないように、確実に前腕フレームの回動範囲を制限することができる。なお、図10及び図11では、前腕フレーム6の回動範囲を制限するためのリミット装置70について説明したが、このリミット装置70は、上腕フレーム2の回動範囲を制限するように構成してもよい。この場合、本段落における前腕フレーム6の回動範囲を制限するためのリミット装置70の説明について、「前腕」を「上腕」に読み替えることで、上腕フレーム2の回動範囲を制限するリミット装置70の構成が説明される。
幾つかの実施形態に係る動作補助装置100は、上腕フレーム2の回動範囲を制限するためのリミット装置70を備えていても良い。この場合、前段落において「前腕」を「上腕」と読み替えればよい。
なお、図1〜図11を用いて説明した動作補助装置100では、図1に示す作用部90に動作補助装置100の定格荷重をかけたときに、当該荷重によって上腕フレーム2及び前腕フレーム6が回動しないように、上腕モータ4及び前腕モータ8の減速機が構成されている。このように、上腕モータ4及び前腕モータ8の減速機は、実質的なバックドライバビリティを有さないようにすれば、腕を回動しない限り、上腕フレーム2及び前腕フレーム6は回動されないので、上腕モータ4および前腕モータ8での電流消費を抑制することができる。
他の実施形態では、図1〜図11を用いて説明した動作補助装置100を、脚の動作を補助する動作補助装置に適用させてもよい。脚の動作の補助の具体例としては、歩行動作の補助や、物を持ち上げ時における膝関節や股関節の伸展動作の補助等を挙げることができる。この場合、図1〜図11を用いて説明した腕の動作を補助する動作補助装置100に対して、当該説明における「上腕」を「大腿」、「前腕」を「下腿」、「肩関節」を「股関節」、「肘関節」を「膝関節」と読み替えることで、脚の動作を補助する動作補助装置100(図12参照)及びその構成例が説明される。この場合の脚の動作を補助する動作補助装置によれば、装置の使用に先立つ事前準備に要する時間を短縮可能であり、且つ、装着者の意思を簡易な構成で脚の動作の補助に反映することが可能となる。
2 上腕フレーム
4 上腕モータ
6 前腕フレーム
7 装着具
8 前腕モータ
10 上腕モータ制御部
12 前腕モータ制御部
20 支持フレーム
21 支持部
22 ガイド部
23 支持部
24 可動部
26 バックル
28 ベルト
29 連結部
30 弾性部材
32 当接部
34 当接部
36 連結部
41 感圧センサ
42 感圧センサ
43 感圧センサ
44 感圧センサ
45 センサユニット
50 センサアンプ
52 センサアンプ
54 差分器
56 不感帯回路
58 制御器
60 リミッタ
62 パワーアンプ
70 リミット装置
72 突き当て部
73 緩衝ゴム
74 スイッチ
90 作用部
100 動作補助装置

Claims (18)

  1. 腕の動作を補助するための動作補助装置であって、
    上腕に対応して延設される上腕フレームと、
    肩関節に対応して設けられ、前記上腕フレームを回動させるための上腕モータと、
    前腕に対応して延設される前腕フレームと、
    肘関節に対応して設けられ、前記上腕フレームが回動する平面に沿って前記前腕フレームを回動させるための前腕モータと、
    前記上腕フレームが回動する平面に沿う方向のうち前記上腕フレームの延設方向に直交する第1方向に前記上腕から受ける力を検出するための第1センサと、
    前記第1方向とは反対の第2方向に前記上腕から受ける力を検出するための第2センサと、
    前記前腕フレームが回動する平面に沿う方向のうち前記前腕フレームの延設方向に直交する第3方向に前記前腕から受ける力を検出するための第3センサと、
    前記第3方向とは反対の第4方向に前記前腕から受ける力を検出するための第4センサと、
    前記第1センサの出力と前記第2センサの出力の差分に基づいて前記上腕モータを制御するよう構成される上腕モータ制御部と、
    前記第3センサの出力と前記第4センサの出力の差分に基づいて前記前腕モータを制御するよう構成される前腕モータ制御部と、
    を有し、
    前記上腕モータ制御部は、前記第1センサの出力と前記第2センサの出力の差分値と、当該差分値の目標値との偏差に基づいて前記上腕モータの出力を制御するための指令値を算出するよう構成され、
    前記前腕モータ制御部は、前記第3センサの出力と前記第4センサの出力の差分値と、当該差分値の目標値との偏差に基づいて前記前腕モータの出力を制御するための指令値を算出するよう構成され、
    前記第1センサの出力と前記第2センサの出力の差分値の前記目標値は、ゼロ又は実質的なゼロに設定され、
    前記第3センサの出力と前記第4センサの出力の差分値の前記目標値は、ゼロ又は実質的なゼロに設定された、動作補助装置。
  2. 前記上腕に装着するよう構成された第1可動部と、
    前記第1方向及び前記第2方向へ前記第1可動部をガイドするための第1ガイド部と、
    前記前腕に装着するよう構成された第2可動部と、
    前記第3方向及び前記第4方向へ前記第2可動部をガイドするための第2ガイド部と、
    を更に有し、
    前記第1センサは、前記上腕から前記第1可動部を介して前記第1方向に力を受けるよう設けられ、
    前記第2センサは、前記上腕から前記第1可動部を介して前記第2方向に力を受けるよう設けられ、
    前記第3センサは、前記前腕から前記第2可動部を介して前記第3方向に力を受けるよう設けられ、
    前記第4センサは、前記前腕から前記第2可動部を介して前記第4方向に力を受けるよう設けられる請求項1に記載の動作補助装置。
  3. 前記前腕の両側に当接可能に配置された2つのローラーを更に備え、
    前記2つのローラーのうち一方は、前記前腕から受けた前記第3方向への力を前記第2可動部に伝達するように、前記第3方向と前記前腕フレームの延設方向の両方に直交するN方向を軸方向として延設され、
    前記2つのローラーのうち他方は、前記前腕から受けた前記第4方向への力を前記第2可動部に伝達するように、前記N方向を軸方向として延設された、請求項2に記載の動作補助装置。
  4. 前記第1センサを前記第1方向下流側から支持するための第1支持部と、
    前記第2センサを前記第2方向下流側から支持するための第2支持部と、
    前記第3センサを前記第3方向下流側から支持するための第3支持部と、
    前記第4センサを前記第4方向下流側から支持するための第4支持部と、
    を更に有する請求項2又は3に記載の動作補助装置。
  5. 前記第1支持部と前記第1可動部との間には、前記第1センサと直列又は並列に第1弾性部が設けられ、
    前記第2支持部と前記第1可動部との間には、前記第2センサと直列又は並列に第2弾性部が設けられ、
    前記第3支持部と前記第2可動部との間には、前記第3センサと直列又は並列に第3弾性部が設けられ、
    前記第4支持部と前記第2可動部との間には、前記第4センサと直列又は並列に第4弾性部が設けられる請求項に記載の動作補助装置。
  6. 前記第1支持部と前記第1可動部との間には、前記第1センサと直列に第1弾性部が設けられ、
    前記第2支持部と前記第1可動部との間には、前記第2センサと直列に第2弾性部が設けられ、
    前記第3支持部と前記第2可動部との間には、前記第3センサと直列に第3弾性部が設けられ、
    前記第4支持部と前記第2可動部との間には、前記第4センサと直列に第4弾性部が設けられる請求項に記載の動作補助装置。
  7. 前記第1ガイド部は、前記第1方向に沿ってそれぞれ延在するように構成された一対の棒状部を含み、
    前記第1センサ及び前記第1弾性部は、前記上腕フレームの延設方向において前記一対の棒状部の間かつ前記第1方向において前記第1可動部と前記第1支持部との間に配置され、
    前記第2センサ及び前記第2弾性部は、前記上腕フレームの延設方向において前記一対の棒状部の間かつ前記第2方向において前記第1可動部と前記第2支持部との間に配置され、
    前記第2ガイド部は、前記第3方向に沿ってそれぞれ延在するように構成された一対の棒状部を含み、
    前記第3センサ及び前記第3弾性部は、前記前腕フレームの延設方向において前記第2ガイド部の前記一対の棒状部の間かつ前記第3方向において前記第2可動部と前記第3支持部との間に配置され、
    前記第4センサ及び前記第4弾性部は、前記前腕フレームの延設方向において前記第2ガイド部の前記一対の棒状部の間かつ前記第4方向において前記第2可動部と前記第4支持部との間に配置された、請求項5又は6に記載の動作補助装置。
  8. 前記前腕フレームの回動範囲を制限するためのリミット装置を更に備え、
    前記リミット装置は、
    前記前腕フレームの回動によって前記前腕フレームに突き当たったときに前記前腕フレームの回動を制限するよう構成された突き当て部と、
    前記前腕フレームが回動したときに前記突き当て部よりも先に前記前腕フレームに接触するよう構成されたスイッチと、
    を備え、
    前記前腕モータ制御部は、前記スイッチが前記前腕フレームに接触した場合に、前記前腕モータを停止するよう構成される請求項1〜のいずれか1項に記載の動作補助装置。
  9. 前記上腕フレームの回動範囲を制限するためのリミット装置を更に備え、
    前記リミット装置は、
    前記上腕フレームの回動によって前記上腕フレームに突き当たったときに前記上腕フレームの回動を制限するよう構成された突き当て部と、
    前記上腕フレームが回動したときに前記突き当て部よりも先に前記上腕フレームに接触するよう構成されたスイッチと、
    を備え、
    前記上腕モータ制御部は、前記スイッチが前記上腕フレームに接触した場合に、前記上腕モータを停止するよう構成される請求項1〜のいずれか1項に記載の動作補助装置。
  10. 脚の動作を補助するための動作補助装置であって、
    大腿に対応して延設される大腿フレームと、
    股関節に対応して設けられ、前記大腿フレームを回動させるための大腿モータと、
    下腿に対応して延設される下腿フレームと、
    膝関節に対応して設けられ、前記大腿フレームが回動する平面に沿って前記下腿フレームを回動させるための下腿モータと、
    前記大腿フレームが回動する平面に沿う方向のうち前記大腿フレームの延設方向に直交する第1方向に前記大腿から受ける力を検出するための第1センサと、
    前記第1方向とは反対の第2方向に前記大腿から受ける力を検出するための第2センサと、
    前記下腿フレームが回動する平面に沿う方向のうち前記下腿フレームの延設方向に直交する第3方向に前記下腿から受ける力を検出するための第3センサと、
    前記第3方向とは反対の第4方向に前記下腿から受ける力を検出するための第4センサと、
    前記第1センサの出力と前記第2センサの出力の差分に基づいて前記大腿モータを制御する大腿モータ制御部と、
    前記第3センサの出力と前記第4センサの出力の差分に基づいて前記下腿モータを制御する下腿モータ制御部と、
    を有し、
    前記大腿モータ制御部は、前記第1センサの出力と前記第2センサの出力の差分値と、当該差分値の目標値との偏差に基づいて前記大腿モータの出力を制御するための指令値を算出するよう構成され、
    前記下腿モータ制御部は、前記第3センサの出力と前記第4センサの出力の差分値と、当該差分値の目標値との偏差に基づいて前記下腿モータの出力を制御するための指令値を算出するよう構成され、
    前記第1センサの出力と前記第2センサの出力の差分値の前記目標値は、ゼロ又は実質的なゼロに設定され、
    前記第3センサの出力と前記第4センサの出力の差分値の前記目標値は、ゼロ又は実質的なゼロに設定された、動作補助装置。
  11. 前記大腿に装着するよう構成された第1可動部と、
    前記第1方向及び前記第2方向へ前記第1可動部をガイドするための第1ガイド部と、
    前記下腿に装着するよう構成された第2可動部と、
    前記第3方向及び前記第4方向へ前記第2可動部をガイドするための第2ガイド部と、
    を更に有し、
    前記第1センサは、前記大腿から前記第1可動部を介して前記第1方向に力を受けるよう設けられ、
    前記第2センサは、前記大腿から前記第1可動部を介して前記第2方向に力を受けるよう設けられ、
    前記第3センサは、前記下腿から前記第2可動部を介して前記第3方向に力を受けるよう設けられ、
    前記第4センサは、前記下腿から前記第2可動部を介して前記第4方向に力を受けるよう設けられる請求項10に記載の動作補助装置。
  12. 前記下腿の両側に当接可能に配置された2つのローラーを更に備え、
    前記2つのローラーのうち一方は、前記下腿から受けた前記第3方向への力を前記第2可動部に伝達するように、前記第3方向と前記下腿フレームの延設方向の両方に直交するN方向を軸方向として延設され、
    前記2つのローラーのうち他方は、前記下腿から受けた前記第4方向への力を前記第2可動部に伝達するように、前記N方向を軸方向として延設された、請求項11に記載の動作補助装置。
  13. 前記第1センサを前記第1方向下流側から支持するための第1支持部と、
    前記第2センサを前記第2方向下流側から支持するための第2支持部と、
    前記第3センサを前記第3方向下流側から支持するための第3支持部と、
    前記第4センサを前記第4方向下流側から支持するための第4支持部と、
    を更に有する請求項11又は12に記載の動作補助装置。
  14. 前記第1支持部と前記第1可動部との間には、前記第1センサと直列又は並列に第1弾性部が設けられ、
    前記第2支持部と前記第1可動部との間には、前記第2センサと直列又は並列に第2弾性部が設けられ、
    前記第3支持部と前記第2可動部との間には、前記第3センサと直列又は並列に第3弾性部が設けられ、
    前記第4支持部と前記第2可動部との間には、前記第4センサと直列又は並列に第4弾性部が設けられる請求項13に記載の動作補助装置。
  15. 前記第1支持部と前記第1可動部との間には、前記第1センサと直列に第1弾性部が設けられ、
    前記第2支持部と前記第1可動部との間には、前記第2センサと直列に第2弾性部が設けられ、
    前記第3支持部と前記第2可動部との間には、前記第3センサと直列に第3弾性部が設けられ、
    前記第4支持部と前記第2可動部との間には、前記第4センサと直列に第4弾性部が設けられる請求項14に記載の動作補助装置。
  16. 前記第1ガイド部は、前記第1方向に沿ってそれぞれ延在するように構成された一対の棒状部を含み、
    前記第1センサ及び前記第1弾性部は、前記大腿フレームの延設方向において前記一対の棒状部の間かつ前記第1方向において前記第1可動部と前記第1支持部との間に配置され、
    前記第2センサ及び前記第2弾性部は、前記大腿フレームの延設方向において前記一対の棒状部の間かつ前記第2方向において前記第1可動部と前記第2支持部との間に配置され、
    前記第2ガイド部は、前記第3方向に沿ってそれぞれ延在するように構成された一対の棒状部を含み、
    前記第3センサ及び前記第3弾性部は、前記下腿フレームの延設方向において前記第2ガイド部の前記一対の棒状部の間かつ前記第3方向において前記第2可動部と前記第3支持部との間に配置され、
    前記第4センサ及び前記第4弾性部は、前記下腿フレームの延設方向において前記第2ガイド部の前記一対の棒状部の間かつ前記第4方向において前記第2可動部と前記第4支持部との間に配置された、請求項14又は15に記載の動作補助装置。
  17. 前記下腿フレームの回動範囲を制限するためのリミット装置を更に備え、
    前記リミット装置は、
    前記下腿フレームの回動によって前記下腿フレームに突き当たったときに前記下腿フレームの回動を制限するよう構成された突き当て部と、
    前記下腿フレームが回動したときに前記突き当て部よりも先に前記下腿フレームに接触するよう構成されたスイッチと、
    を備え、
    前記下腿モータ制御部は、前記スイッチが前記下腿フレームに接触した場合に、前記下腿モータを停止するよう構成される請求項1016のいずれか1項に記載の動作補助装置。
  18. 前記大腿フレームの回動範囲を制限するためのリミット装置を更に備え、
    前記リミット装置は、
    前記大腿フレームの回動によって前記大腿フレームに突き当たったときに前記大腿フレームの回動を制限するよう構成された突き当て部と、
    前記大腿フレームが回動したときに前記突き当て部よりも先に前記大腿フレームに接触するよう構成されたスイッチと、
    を備え、
    前記大腿モータ制御部は、前記スイッチが前記大腿フレームに接触した場合に、前記大腿モータを停止するよう構成される請求項1016のいずれか1項に記載の動作補助装置。
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