JP6108222B2 - 内燃機関の吸気通路構造 - Google Patents
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Description
ターボチャージャは、排気通路を流れる排ガスによって排気タービンを駆動し、排気タービンと同軸的に連結されたコンプレッサによって、空気を過給し、内燃機関の出力を高くしている。
過給された空気は温度上昇により、空気密度が低くなっているため、コンプレッサの吸気通路下流側に、インタークーラを配置して、吸気を冷却して空気密度を高くすることにより、内燃機関の出力を向上させている。
特に、排ガスをコンプレッサの上流側に還流する低圧ループEGRを採用した場合に、凝縮水は生成されやすい。
液状になった凝縮水はインタークーラの重力方向の低い部分に溜まる。
溜まった凝縮水は、吸気通路断面積を小さくして、内燃機関の出力低下又は、エンジンストップ、排ガス中に含まれている酸性物質による吸気管の腐食等を起こす。
更には、寒冷地において、凝縮水が溜まった状態で運転終了後、翌朝、凝縮水が凍結して、吸気管閉塞状態が生じる等の場合がある。
特許文献1によると、インタークーラの下方に設けられた凝縮水を溜める凝縮水タンクと、インタークーラと凝縮水タンクとを連通する連通管に設けられ、連通管の連通を開閉する開閉バルブと、凝縮水タンクの下部に接続されたドレン管に設けられ、凝縮水タンクに溜まった凝縮水の水位を検出する水位センサと、水位センサの検出出力に基づいて開閉バルブ及びドレンバルブを開閉制御するコントローラを備え、凝縮水タンクに溜まった凝縮水の量に応じて適切に且つ、自動的に凝縮水の排出操作を行うものである。
前記吸気管の外壁面に接続される空洞の容積体と、を備える内燃機関の吸気通路構造であって、
前記吸気管は、該吸気管の重力方向最下部に設けられ、吸気の流れが下降から上昇に変化する屈曲部と、該屈曲部の重力方向最下部の前記吸気管の壁面に設けられた開口部を有し、
前記容積体は、前記屈曲部の重力方向下方に設けられると共に、前記開口部を介して前記吸気管内部と連通し、前記容積体の内部空間は前記開口部に対し下流側に形成される下流側壁面と、前記開口部に対し上流側に形成され前記下流側壁面と対向する面とを備えたことを特徴とする内燃機関の吸気通路構造の提供ができる。
従って、大量の凝縮水が燃焼室に一度に吸気と伴に混入することが防止でき、ウォータハンマによる内燃機関の破損等が防止できる。
特に、開口部は吸気流速が速くなる屈曲外周側の壁面に形成されているため、振動が増大され易くなり、凝縮水の微粒化が促進される。
また、開口部が吸気管の最下部に設けられているため、微細化できなかった凝縮水は開口部を介して容積体内に貯溜される。
このため、凝縮水の凍結による吸気管閉塞、EGRガス中に含まれる酸性成分(SOx)による吸気管腐蝕も抑制できる。
このため、吸気管内壁面に付着した凝縮水が微細化され易くなると共に、壁面の振動により壁面から吸気通路中央側に放出され易くなるため、吸気管内に凝縮水が溜まることを更に抑制できる。
また、容積体内に凝縮水が浸入し難くなるため、容積体の腐蝕を抑制して耐久性を向上させることができる。
このため、高負荷運転時のように凝縮水が発生し易い場合にスロットルバルブを閉作動させることで、開口部付近の吸気流速を増加させて、吸気管内に凝縮水が溜まることをより確実に抑制することができる。
従って、微細化した凝縮水をより確実に吸気と伴に内燃機関に導入することができるため、ウォータハンマによる内燃機関の破損等をより一層抑制できる。
前記容積体内の吸気の圧力を測定する圧力センサと、
前記内燃機関の回転数を検知する回転数センサと、
前記内燃機関の負荷を検知する負荷センサと、
前記圧力センサ、回転数センサおよび、負荷センサからの検出値に基づいて前記駆動装置の制御する制御装置と、を備えているとよい。
図1は本発明の第1実施形態における全体概略構成図を示す。
図1に示すように、本実施形態に係る内燃機関であるエンジンシステム100は、エンジン1と、エンジン1のエキゾーストマニホールド17を介して燃焼室13から排出される排ガスによって駆動されるターボチャージャ9と、ターボチャージャ9を駆動した排ガスを排気管71に介装され、該排ガスを浄化する排ガス浄化装置7と、ターボチャージャ9によって過給された吸気を冷却するインタークーラ2と、インタークーラ2で冷却された吸気をエンジン1の燃焼室13に導入する第1吸気管3と、外気を除塵するエアクリーナ81からの空気をターボチャージャ9に導入する第2吸気管8と、第1吸気管3とエキゾーストマニホールド17間に配置された高圧ループEGR6と、排気管71に介装された排ガス浄化装置7の下流側と第2吸気管8間に配設された低圧ループEGR5と、第1吸気管3に介装されたインタークーラ2と高圧ループEGR6との間に開口された開口部35を介して第1吸気管3内を流通する吸気流によって空気振動を生起する容積体33と、図示されないこれらエンジンシステム100の稼働を制御する制御装置ECUとで構成されている。
燃焼室13は、エンジン1内のシリンダ12と、シリンダ12内をシリンダ12の軸線方向に摺動するピストン11と、シリンダ12の上部を閉塞するシリンダヘッド10とによって囲繞されて形成される空間部である。
15は燃料噴射弁である。燃料噴射弁15から噴射された燃料と、吸気とが燃焼室13に導入され、点火プラグ14によって燃焼させる。
ターボチャージャ9の排気タービン側には、排気管71が連結されている。排気管71には排ガス浄化装置7が介装されており、排ガス浄化装置7の内部には、排ガス流路上流側から酸化触媒7a、パティキュレートフィルタ7bの順に配置されている。浄化された排ガスは排気管71を流れ、大気に放出される。
高圧側EGRバルブ62、及び第2スロットルバルブ31の開閉制御は制御装置32(ECU)によって行われる。
高圧ループEGR6は、エンジン1の低負荷時に燃焼室13に導入されるEGRガスの必要量を確保して、酸素量を減少させることにより燃焼室13内での燃焼温度を下げて、有害ガスであるNOx発生を抑えるものである。
高圧側EGRクーラ61は排ガスを冷却することにより、燃焼室13に導入される排ガスの密度を高くするためである。
低圧側EGRバルブ52、及び第1スロットルバルブ82の開閉制御は、図示省略のエンジンシステム100の運転を制御する制御装置ECUによって行われる。
エンジン1の高回転、高負荷時は、第1吸気管3内の空気圧力が高くなり、第1吸気管3内へEGRガスの導入が不十分になる。
従って、低圧ループEGR5は、エンジン1の高負荷、高回転時にターボチャージャ9のコンプレッサ上流側にEGRガスを混入させることにより、燃焼室13に導入されるEGRガスの量を確保する。
低圧側EGRクーラ51は排ガスを冷却することにより、燃焼室13に導入される排ガスの密度を高くするためである。
2はインタークーラ全体を示す。インタークーラ2は、図2において吸気が左側(吸気通路上流側)から右側(吸気通路下流側)に流れる。
インタークーラ2の上流側流入口21にはターボチャージャ9からの圧縮空気を導入する第2吸気管8が接続されている。
インタークーラ2の下流側流出口22には、インタークーラ2内で冷却された圧縮空気を燃焼室13に導入する第1吸気管3が接続されている。
ターボチャージャ9にて加圧された吸気は、チューブ2a内を通過しながらチューブ2aの壁面と熱交換して冷却される。チューブ2aの熱は外周部に装着されているフィン2bに熱伝導し、フィン2bは、フィン2bとフィン2bとの間を通過する外気によって冷却される。
第1吸気管3のインタークーラ2との連結部下流側は、重力方向下方に傾斜し、第1吸気管3の重力方向最下部から上方へ屈曲した屈曲部3aを有した形状を成している。
屈曲部3aの外周側には、空間容積Vを有する容積体33が配設されている。
図3(A)は、本発明の容積体33が第1吸気管3の屈曲部31aの排気管下流側が上昇する位置に取付けた状況図、図3(B)は、排気管が吸気通路上流側から下降した重力方向最下部に形成された屈曲部に容積体33が取付けられた場合の状況図を示すもので、共にインタークーラ2によって凝縮された凝縮水が溜まり易い第1吸気管3の重力方向最下部に配設されている。
第1吸気管3の屈曲部3aの屈曲外周壁に円形状の開口部35が開口されている。
開口部35は、屈曲部3aの吸気通路下流側が重力方向上方へ傾斜する部分に開口されている。
従って、インタークーラ2で凝縮された水滴は自重及び吸気流に押されて開口部35に流れてくる。
空間容積Vは、略直方体で内部空間容積が30cc(本実施形態において)で略直方体を成している。直方体には開口部35以外の開口は無い。
開口部35は略直方体の第1吸気管3と接する面(面は第1吸気管3の外周壁)の略中央に位置している。
即ち、開口部35の端縁は、略直方体の吸気通路の下流側壁面33aから上流側に向けて延在した導入部33dが形成された構造となっている。
導入部33dの先端が開口部35の開口端縁34になっている。
従って、開口端縁34は、第1吸気管3の屈曲部3aの外周壁面に形成されているので、吸気流の一部は、開口端縁34によって分流され、該開口端縁34から導入部33dに沿って空間容積Vの下流側壁面33a側に流れ、吸気通路下流側壁面33aに衝突する。
衝突した吸気流(分流)は、反転して対向する面(吸気通路上流側に位置する面)33bに衝突する。
各壁面への衝突・反転を繰返しながら疎密波が成長しながら容積体33の下面33c側に流れ、下面33cに衝突して上方へ反転する。
下面33cで反転した吸気流は、上昇(開口部35側へ)するが、開口部35から断続して導入される吸気流との衝突によって更に疎密波の周波数は高く成長する。
成長した疎密波は、断続的に導入される吸気流によって開口部35方向に押し出されるように流れる。
この疎密波の振動によって、開口部35から容積空間Vに入ってくる凝縮水粒が霧化され、第1吸気管3に戻され、吸気流に混合して燃焼室13に導入される。
容積体33は、第1吸気管3の重力方向最下部で、該最下部から上方へ反転する部分の外周壁の重力方向下側に開口した開口部35に装着されている。
そして、容積体33の重力方向最下部の下面33cは、吸気通路重力方向下流側に向けて、水平から重力方向下方へ傾斜した略直方体形状をなしている。
容積体33に、インタークーラ2によって発生した凝縮水貯溜容積(cc)と時間との関係を実車試験にて得た結果を示したものである。
横軸に低圧EGR(内燃機関負荷大)導入時間(min)、縦軸に容積体33に試験終了時に採取された凝縮水量(cc)を表している。
試験の条件として、
・内燃機関 ;4気筒―4サイクル
総排気量 ;2200cc
・車速 ;70km/h(定常走行)
・内燃機関の負荷 ;低圧EGR作動(内燃機関負荷大)
・容積体の空間容積V0;187cc
・吸気管内径 ;φ50mm
・開口部径 ;φ15mm
・吸気流速 ;346.34m/s
・吸気温度 ;25℃
本実験では、第1吸気管3に取付けられる容積体(タンク)33の取付状態等に伴い、凝縮水貯溜可能容積Vpは、容積体33の空間容積V0;187ccに対し110ccとなっている。
これは、第1吸気管3は、重力方向最下部で上方へ反転した形状を成しており、該反転部分に容積体33が取付けられているためである。
従って、容積体33の空間容積V0から凝縮水貯溜可能容積Vpを差引いた余分空間Veは77ccとなる。
凝縮水の貯溜が多い上限のA線の場合、容積体33内に貯溜された凝縮水量は略95ccで均衡している。
従って、空間容積の下限である下限残存空間容積Vsdは、
Vsd=V0―Vp+15(cc)=187−110+15=92(cc)
・・・・・(1)
Vsd;下限残存空間容積
V0 ;容積体の空間容積
Vp ;凝縮水貯溜可能容積
この結果から、92ccの空間容積Vsがあればインタークーラ2からの凝縮水は微細化されて、内燃機関1の燃焼室13内に効率よく導かれていることを確認した。
従って、空間容積の上限である上限残存空間容積Vsuは、
Vsu=V0―Vp+60=187―110+60=127(cc)
・・・・・(2)
容積体33には15〜50ccの凝縮水貯溜容積があるにも関わらず60〜95ccの貯溜量で均衡した状態になった。
図6(B)に表したように、式(1)及び式(2)の計算結果から、残存空間容積Vsは、92〜127ccあれば、インタークーラ2内で生成された凝縮水は、容積体33によって効率よく霧化(微粒化)されて、内燃機関1の燃焼室13に効率的に導入されていることを確認した。
従って、大量の凝縮水が燃焼室に一度に吸気と伴に混入することが防止でき、ウォータハンマによる内燃機関の破損等が防止できる。
特に、開口部は吸気流速が速くなる屈曲外周側の壁面に形成されているため、振動が増大され易くなり、凝縮水の微粒化が促進される。
また、開口部が吸気管の最下部に設けられているため、微細化できなかった凝縮水は開口部を介して容積体内に貯溜される。
このため、凝縮水の凍結による吸気管閉塞、EGRガス中に含まれる酸性成分(SOx)による吸気管腐蝕も抑制できる。
本実施形態は、容積体の吸気通路上流側に第3スロットルバルブを配設し、該第3スロットルバルブを駆動制御する制御手段を追加した以外は、第1実施形態と同じなので、第3スロットルバルブの配設と第3スロットルバルブを駆動制御する制御手段以外の説明は省略する。
同じ機能を有する部材は、同一符号を付して説明は省略する。
本実施形態は、吸気管が直線状の部分において、インタークーラからの凝縮水を霧化させるための実施形態である。
図7に示すように、本実施形態に係るエンジンシステム110は、エンジン1と、エンジン1のエキゾーストマニホールド17を介して排ガスによって駆動されるターボチャージャ9と、ターボチャージャ9を駆動した排ガスを浄化する排ガス浄化装置7と、ターボチャージャ9によって過給された吸気を冷却するインタークーラ2と、インタークーラ2で冷却された吸気をエンジン1の燃焼室に導入する第1吸気管3と、外気を除塵するエアクリーナ81からの空気をターボチャージャ9に導入する第2吸気管8と、第1吸気管3とエキゾーストマニホールド17間に配設された高圧ループEGR6と、排気管71の排ガス浄化装置7の下流側と第2吸気管8間に配設された低圧ループEGR5と、第1吸気管3のインタークーラ2と高圧ループEGR6との間に開口された開口部35を介して第1吸気管3内を流通する吸気流によって超音波を生起する容積体33と、第1吸気管3内で容積体33の吸気通路上流側に配設された吸気流を偏流させる吸気流変動手段30と、これらエンジンシステム110の稼働を制御する制御装置32(ECU)とで構成されている。
更に、凝縮水排水管36の他端36bは容積体33の開口部35の下流側出スロットルバルブ37による偏流が解消されない範囲で且つ、開口部35と対向した側の壁面に開口されている。
他端36bは、開口部35の吸気通路下流側に開口することにより、他端36bから噴出した凝縮水の微細化が開口部35内に入らないようにしてある。
また、容積体33の重力方向最下部の下面33cは、吸気通路重力方向下流側に向けて、水平から重力方向下方へ傾斜している。
下面33cの傾斜した最下部に凝縮水排水管36の一端36aが開口しており、第1吸気管3を流れる吸気に凝縮水が吸い出されやすくなっている。
負荷検出手段は、容積体33内の圧力を検出する圧力センサ39と、エンジン1の回転数を検知する回転数センサ18、エンジン1の出力負荷を検出する負荷センサ19と、を備えている。
尚、制御装置32は、エンジンシステム110の稼働を制御する制御装置内に組込まれており、エンジン1の稼働状況の検出結果を共有している。
負荷センサ19は、アクセルペダル19aの踏込み量(エンジン1への燃料供給量)を検知する方法を採用している。
尚、図8において、第3スロットルバルブ37は、第3STV37と記載する。
また、第3スロットルバルブ37が開の場合は、第3スロットルバルブ37の平面部が吸気流の流れに対し、平行状態になる状況を示し、第3スロットルバルブ37が閉の場合は、第3スロットルバルブ37の平面部が吸気流の流れに対し交差する方向(負荷が増大する方向)に操作される状況を示し、吸気流が開口部35側に偏流されることを示す。
回転数Nrpm≧基準値Nsとなっているかを判断する。
Yesの場合、即ち、エンジン1が高速で回転している場合は、低圧ループEGR5が作動しているので、インタークーラ2において凝縮水が発生している状況にある。
回転数Nrpm<基準値Nsの場合は、高圧ループEGR6が作動しているので、インタークーラ2において凝縮水の発生はない。
この場合は、Noを選択してステップS7に進み、第3スロットルバルブ37は開状態を維持した状態になる。
ステップS3において、エンジン(E/G)1の負荷トルクTを基準トルクTsと比較する。
負荷T≧基準Tsとなっているかを判断する。
負荷T≧基準Tsの場合は、アクセルペダルが19aの踏込み量が大きく燃料の噴射量が大きいため、EGRの供給量を増加させる必要がある。
従って、低圧ループEGR5が作動するので、インタークーラ2において凝縮水が発生している状況にあり、Yesが選択される。
この場合は、Noを選択してステップS7に進み、第3スロットルバルブ(STV)37は開状態を維持した状態になる。
ステップS3でYesを選択した場合はステップS4に進む。
容積体33内の吸気圧力Pが、下側基準圧力Pd≦P≦上側基準圧力Puになっている場合、容積体33内の吸気圧力Pが基準圧力範囲内にあると判定する。
第3スロットルバルブ37の開度は正常範囲になっていることを示す。
即ち、インタークーラ2によって生成された凝縮粒は、効率よく霧化されていると共に、第1吸気管3内における吸気の流動抵抗も設定値以内に収まっており、エンジン出力に影響を与えていないと判断される。
この場合は、Yesが選択され、ステップS6に進む。
ステップS6においては、第3スロットルバルブ37の開度が正常範囲になっているので、第3スロットルバルブ37の開度が現状位置に維持される。
その後、ステップS10に進み、リターンする。
ステップS5において、容積体33内の吸気圧力P<下側基準圧力Pdか否かが判定される。
容積体33内の吸気圧力Pが下側基準圧力Pdより低いのは、容積体33内に吸気の一部(分流)が十分に導入されていないことを示す。
従って、インタークーラ2で生成された凝縮粒を十分に霧化するのに必要な超音波が発生していないと判断する。
従って、この場合は、Yesが選択され、ステップS8に進む。
その後、ステップS4に戻り、再度、容積体V内の吸気圧力Pの判断が実施される。
この場合、容積体33内への吸気の導入量が多い状況になっていることを示す。
即ち、第3スロットルバルブ37は、吸気流を容積体33の開口部35側に偏流しすぎた状態(閉方向に操作され過ぎている)になっていると判断する。
この状態は、第1吸気管3内の吸気流の流動抵抗が大きくなり、エンジン出力に影響を与える場合がある。
この場合、ステップS5においてNoが選択され、ステップS9に進み、第3スロットルバルブ37は開方向に操作され、容積体33内への吸気の導入量を抑制するように制御する。
その後、ステップS4に戻り、再度、容積体33内の吸気圧力Pの判断が実施される。
更に、運転状況に応じて、第1吸気管3内の気流の偏流量制御を行うので、エンジン1の吸気抵抗が軽減され、エンジン出力向上効果を得ることができる。
従って、容積体33内の凝縮水を減少させて、車両の走行振動等により凝縮水が容積体33の開口部35から第1吸気管3内に直接流れないようにすることができる。
2 インタークーラ
3 第1吸気管(吸気通路)
3a 屈曲部
5 低圧ループEGR
6 高圧ループEGR
7 排ガス浄化装置
8 第2吸気管
9 ターボチャージャ
13 燃焼室
30 吸気流偏流手段
33 容積体
33d 導入部
34 開口端縁
35 開口部
36 凝縮水排水管
37 第3スロットルバルブ
V0 空間容積
Vp 凝縮水貯溜可能容積
Vsd 下限残存空間容積
Vsu 上限残存空間容積
Claims (7)
- 吸気を冷却する冷却装置の吸気出口に接続される吸気管と、
前記吸気管の外壁面に接続される空洞の容積体と、を備える内燃機関の吸気通路構造であって、
前記吸気管は、該吸気管の重力方向最下部に設けられ、吸気の流れが下降から上昇に変化する屈曲部と、該屈曲部の重力方向最下部の前記吸気管の壁面に設けられた開口部を有し、
前記容積体は、前記屈曲部の重力方向下方に設けられると共に、前記開口部を介して前記吸気管内部と連通し、前記容積体の内部空間は前記開口部に対し下流側に形成される下流側壁面と、前記開口部に対し上流側に形成され前記下流側壁面と対向する面とを備えたことを特徴とする内燃機関の吸気通路構造。 - 前記容積体の内壁面の一部は、前記吸気管の外壁面で形成されていることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の吸気通路構造。
- 前記容積体の重力方向上方の内壁面は、前記開口部を有する前記屈曲部の重力方向下方の外壁面で形成されていることを特徴とする請求項2記載の内燃機関の吸気通路構造。
- 前記開口部より吸気通路上流側の前記吸気管内に、前記内燃機関の運転状態に応じて吸気流を前記開口部側に偏流するように作動するスロットルバルブを備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の内燃機関の吸気通路構造。
- 一端が前記容積体の重力方向下部に開口し、他端が前記吸気管の前記スロットルバルブの吸気通路下流側に開口して、吸気管内に凝縮水を微細化させて吸い出させる凝縮水排出管を備えたことを特徴とする請求項4記載の内燃機関の吸気通路構造。
- 前記スロットルバルブの前記作動を行う駆動装置と、
前記容積体内の吸気の圧力を測定する圧力センサと、
前記内燃機関の回転数を検知する回転数センサと、
前記内燃機関の負荷を検知する負荷センサと、
前記圧力センサ、回転数センサおよび、負荷センサからの検出値に基づいて前記駆動装置の制御を実施する制御装置と、を備えたことを特徴とする請求項4記載の内燃機関の吸気通路構造。 - 前記制御装置は、前記負荷センサによって、検知した負荷に基づいて前記負荷が高負荷になるにしたがって、前記吸気流を前記開口部側に偏流するように前記スロットルバルブを駆動するようにしたことを特徴とする請求項6記載の内燃機関の吸気通路構造。
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