JP6107785B2 - 圧縮機の製造方法、および圧縮機 - Google Patents
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Description
本実施形態に係るロータリ圧縮機10は、例えば、空気調和装置の室外機に使用され、空気調和装置の冷媒回路の一部を構成する。図1は、本実施形態のロータリ圧縮機10を示す縦断面図である。図2は、図1のロータリ圧縮機10の平面図である。
ロータリ圧縮機10は、主に、ケーシング20と、圧縮機構30と、モータ40と、クランクシャフト50と、吸入管60と、吐出管70と、電源端子80とを備える。ロータリ圧縮機10で圧縮される冷媒としては、例えばR32、R22、R410Aおよび二酸化炭素などが用いられる。
ケーシング20は、主として、圧縮機構30と、モータ40と、クランクシャフト50とを収容している。吸入管60、吐出管70および電源端子80は、ケーシング20を貫通し、ケーシング20と気密を保つように接続されている。
圧縮機構30は、主として、ピストン31と、フロントヘッド32と、シリンダ33と、リアヘッド34と、マフラ35とを有している。
モータ40は、圧縮機構30の上方に配置されるブラシレスDCモータである。モータ40は、主として、ステータ41と、ロータ42とを有している。ステータ41は、円筒形状であり、ケーシング20の円筒部21の内周面21aに固定される。ロータ42は、円柱形状であり、ステータ41の内側に配置される。
クランクシャフト50は、その回転軸50aが鉛直方向と一致するように配置されており、回転軸50aを中心に回転する。クランクシャフト50は、偏心軸部51を有している。クランクシャフト50の偏心軸部51は、圧縮機構30のピストン31と連結している。クランクシャフト50の上部は、ロータ42と連結されている。クランクシャフト50は、上部軸受32aと下部軸受34aによって回転可能に支持されている。
吸入管60は、ケーシングの円筒部21を貫通している。ケーシング20の内部において、吸入管60の端部は圧縮機構30にはめ込まれている。ケーシング20の外部において、吸入管60の端部は、アキュムレータ500に接続されている。
吐出管70は、ケーシング20の蓋部22の中央近傍を略鉛直方向に貫通している。ケーシング20の内部において、吐出管70の端部は、上部高圧空間91に配置されている。ケーシング20の外部における吐出管70の端部は、冷媒回路に接続されている。圧縮機構30によって圧縮された冷媒が吐出管70を通して冷媒回路へと供給される。
電源端子80は、外部からモータ40等に電気を供給する端子である。
上述したように、蓋部22の周縁部221と、円筒部21の上端211は全周溶接されている。図2では、溶接部分100が、ドットで示されている。電源端子80から最も近い溶接部分100の位置が、ポイントP1として示されている。この電源端子80に最も近い溶接部分の位置を、以下、端子最接近ポイントという。この端子最接近ポイントP1は、全周溶接の際に、電源端子80に最も接近するポイントである。
次に、本実施形態の電源端子80の蓋部22に対する取付姿勢について説明する。
図5は、電源端子80が第1姿勢で蓋部22に取り付けられている状態を示す図である。図5に示す第1姿勢では、溶接部分100からガラスシール部分84までの距離が最も短くなるように、電源端子80が蓋部22に取り付けられている。
次に、溶接部分100からガラスシール部分84までの距離が、最も遠くなる第2姿勢について説明を行う。
ロータリ圧縮機10の動作について説明する。
次に、本実施形態の圧縮機の製造方法について説明する。
(5−1)
本実施の形態のロータリ圧縮機の製造方法は、周縁部を含む金属製のシェル81と、シェル81を貫通し貫通部分がガラスシールされている複数の電極82とを有する電源端子80と、電源端子80が配置された蓋部22と円筒部21とを有し圧縮機構30を覆うケーシング20とを備え、円筒部21の外径が100mm未満のロータリ圧縮機10の製造方法であって、第1工程と、第2工程と、を備える。第1工程は、電源端子80のシェル81の周縁部811をケーシング20の蓋部22に溶接する。第2工程は、蓋部22の周縁部221のうち電源端子80に最も近い端子最接近ポイントP1から150°〜210°の範囲にあるポイントを溶接開始ポイントP0として円筒部21に蓋部22の周縁部221を全周溶接する。
本実施の形態のロータリ圧縮機の製造方法は、電源端子80から周縁部221までの部分の蓋部22の平均板厚が3mm未満である。
本実施の形態のロータリ圧縮機の製造方法では、第1工程において、電源端子80の蓋部22に対する取付姿勢を、蓋部22の周縁部221の円筒部21に溶接される溶接部分100からガラスシール部分84までの距離が最も近くなる第1姿勢よりも、溶接部分100からガラスシール部分84までの距離が最も遠くなる第2姿勢に近い姿勢にする。
本実施の形態のロータリ圧縮機の製造方法は、シェル81はSPCE-S(steel plate cold deep drawn extra)によって形成されており、蓋部22は、SS400によって形成されている。
本実施の形態のロータリ圧縮機の製造方法は、蓋部22の周縁部221の円筒部21に溶接される溶接部分100からガラスシール部分84までの高さは、13.7mm以下である。
本実施の形態のロータリ圧縮機の製造方法は、蓋部の周縁部の円筒部に溶接される溶接部分100から電源端子80までの長さは、22.12mm以下である。
本実施の形態のロータリ圧縮機10は、電源端子80と、ケーシング20と、を備える。電源端子80は、周縁部811を含む金属製のシェル81と、シェル81を貫通し貫通部分がガラスシールされている複数の電極82とを有する。ケーシング20は、電源端子80が取り付けられた蓋部22と、蓋部22の周縁部221と全周溶接された円筒部21とを有し、圧縮機構30を覆う。円筒部21の外径が100mm未満であり、全周溶接の溶接開始ポイントP0は、蓋部22の周縁部221のうち電源端子80に最も近い最接近ポイントP1から150°〜210°の範囲に設けられている。
本実施の形態のロータリ圧縮機10では、電源端子80は、蓋部22の周縁部221の円筒部21に溶接される溶接部分100からガラスシール部分84までの距離が最も近くなる第1姿勢よりも、溶接部分100からガラスシール部分84までの距離が最も遠くなる第2姿勢に近い姿勢で、蓋部22に配置されている。
(6−1)
上記実施形態では、図4に示すように、電源端子80は、溶接部分からガラスシール部分84までの距離が最も遠くなる第2姿勢で蓋部22に取り付けられているが、第2姿勢に限られるものではなく、第1姿勢であってもよい。しかしながら、溶接による入熱を減少させる観点からは、第1姿勢よりも第2姿勢に近い姿勢で電源端子80を蓋部22に取り付けるほうが好ましい。
上記実施形態では、電極82が3つ設けられているため、ガラスシール部分84が3つ形成されていたが、3つに限られるものではない。
上記実施形態では、全周溶接の溶接開始ポイントP0が、蓋部22の周縁部221のうち電源端子80に最も近い端子最接近ポイントP1から150°〜210°の範囲に設けられた圧縮機としてロータリ圧縮機10が用いられているが、スクロール圧縮機等の他の圧縮機が用いられてもよい。
20 ケーシング
21 円筒部
21a 内周面
22 蓋部
22a 中心
23 底部
30 圧縮機構
31 ピストン
32 フロントヘッド
32a 上部軸受
33 シリンダ
34 リアヘッド
34a 下部軸受
35 マフラ
36 圧縮室
40 モータ
41 ステータ
42 ロータ
43 エアギャップ
44 ステータコア
45 インシュレータ
46 コイル
47 ロータコア
48 上部板
49 下部板
50 クランクシャフト
50a 回転軸
51 偏心軸部
60 吸入管
70 吐出管
80 電源端子
81 シェル
81a 中心
82 電極
83 貫通孔
84 ガラスシール部分
84a 中心
90 下部高圧空間
91 上部高圧空間
92 油貯留部
93 マフラ空間
100 溶接部分
101 溶接部分
211 上端
212 下端
220 上面部
221 周縁部
222 貫通孔
230 底面部
231 周縁部
300 電極
301 電極
500 アキュムレータ
810 支持部
811 周縁部
812 鍔部
P0 溶接開始ポイント
P1 端子最接近ポイント
Claims (8)
- 周縁部(811)を含む金属製のシェル(81)と、前記シェルを貫通し貫通部分がガラスシールされている複数の電極(82)とを有する電源端子(80)と、
前記電源端子が配置された蓋部(22)と円筒部(21)とを有し圧縮機構(30)を覆うケーシング(20)とを備え、前記円筒部の外径が100mm未満の圧縮機の製造方法であって、
前記電源端子(80)を、前記蓋部(22)において前記蓋部の中心(22a)よりも前記蓋部の周縁部(221)寄りに配置し、前記電源端子の前記シェルの周縁部(811)を前記ケーシングの前記蓋部(22)に溶接する第1工程と、
前記蓋部の前記周縁部(221)のうち前記電源端子に最も近い最接近ポイント(P1)から前記蓋部(22)の前記中心(22a)を中心として150°〜210°の範囲にあるポイントを溶接開始ポイント(P0)として前記円筒部に前記蓋部の周縁部を全周溶接する第2工程と、
を備える圧縮機(10)の製造方法。 - 前記電源端子から前記周縁部までの部分の前記蓋部の平均板厚が3mm未満である、請求項1に記載の圧縮機の製造方法。
- 前記第1工程において、前記電源端子の前記蓋部に対する取付姿勢を、前記蓋部の周縁部の前記円筒部に溶接される溶接部分(100)からガラスシール部分(84)までの距離が最も近くなる第1姿勢よりも、前記溶接部分から前記ガラスシール部分までの距離が最も遠くなる第2姿勢に近い姿勢にする、
請求項1に記載の圧縮機の製造方法。 - 前記シェルはSPCE(steel plate cold deep drawn extra)−Sによって形成されており、前記蓋部は、SS400によって形成されている、
請求項3に記載の圧縮機の製造方法。 - 前記蓋部の周縁部の前記円筒部に溶接される溶接部分(100)から前記ガラスシール部分までの高さは、13.7mm以下である、請求項1に記載の圧縮機の製造方法。
- 前記蓋部の周縁部の前記円筒部に溶接される溶接部分(100)から前記電源端子までの長さは、22.12mm以下である、請求項1に記載の圧縮機の製造方法。
- 周縁部(811)を含む金属製のシェル(81)と、前記シェルを貫通し貫通部分がガラスシールされている複数の電極(82)とを有する電源端子(80)と、
前記電源端子が取り付けられた蓋部(22)と、前記蓋部の周縁部(221)と全周溶接された円筒部(21)とを有し、圧縮機構(30)を覆うケーシング(20)とを備え、
前記電源端子(80)は、前記蓋部(22)において前記蓋部の中心(22a)よりも前記蓋部の周縁部(221)寄りに配置され、
前記円筒部の外径が100mm未満であり、
前記全周溶接の溶接開始ポイント(P0)は、前記蓋部の周縁部のうち前記電源端子に最も近い最接近ポイントから前記蓋部(22)の前記中心(22a)を中心として150°〜210°の範囲に設けられている、
圧縮機(10)。 - 前記電源端子は、前記蓋部の周縁部の前記円筒部に溶接される溶接部分(100)からガラスシール部分(84)までの距離が最も近くなる第1姿勢よりも、前記溶接部分から前記ガラスシール部分までの距離が最も遠くなる第2姿勢に近い姿勢で、前記蓋部に配置されている、
請求項7に記載の圧縮機。
Priority Applications (1)
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JP2014211241A JP6107785B2 (ja) | 2014-10-15 | 2014-10-15 | 圧縮機の製造方法、および圧縮機 |
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JP2014211241A JP6107785B2 (ja) | 2014-10-15 | 2014-10-15 | 圧縮機の製造方法、および圧縮機 |
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JP2014211241A Active JP6107785B2 (ja) | 2014-10-15 | 2014-10-15 | 圧縮機の製造方法、および圧縮機 |
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