JP6107572B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を吐出する吐出面が形成された液体吐出ヘッドを有する液体吐出装置に関する。
特許文献1のプリンタは、装置を搬送するに当たってポンプがタンク内からインクを排出するように構成されている。装置の搬送時にヘッドからインクが漏れ出すのを防ぐためである。
特開平11−91124号公報
タンク内の液体を排出する際、ヘッド内に液体を残留させることが必要となる場合がある。例えば、メニスカスが破壊されたり、ヘッド内に空気が流入したりするのを避けるためである。一方、ヘッドから液体が漏れない状態にすることを考慮すると、液体をあまり多く残留させるのも好ましくない。したがって、液体の残量にはある程度の精度が要求される。ところが、ポンプを使って液体を排出すると、液体の残量に要求される精度を大きく逸脱するおそれがある。
本発明の目的は、タンク内から液体を排出する際に液体の残量に要求される精度を満たしやすい液体吐出装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の観点によると、液体吐出装置は、液体を吐出する吐出口と、前記吐出口に液体を供給する供給流路と、前記供給流路内の液体に吐出エネルギーを印加して前記吐出口から液体を吐出させるアクチュエータとを有する液体吐出ヘッドと、1回の駆動ごとに所定の単位量の液体を前記吐出口から吐出させるように前記アクチュエータを駆動する駆動手段と、前記液体吐出ヘッドと接続され、前記アクチュエータが前記吐出口から液体を吐出させるのに応じて、吐出量に対応する量の液体を前記供給流路に供給するタンクと、前記タンク内の液体を前記供給流路内に流入させるポンプと、前記駆動手段のみ、あるいは、前記ポンプ及び前記駆動手段を制御することにより、前記タンク内のすべての液体を前記供給流路に向けて流出させる流出制御を実行する流出制御手段とを備えており、前記流出制御における前記駆動手段による前記アクチュエータの駆動回数が、前記流出制御後の前記供給流路内に所定の範囲内の残量で液体が残留するように調整されている。
本発明の液体吐出装置によると、タンクからの液体の排出に駆動手段が使用されており、駆動手段によるアクチュエータの駆動回数が、供給流路内の液体の残量が所定の範囲内となるように調整されている。アクチュエータは、供給流路内の液体に直接吐出エネルギーを印加する。このため、外部からヘッドへと液体を流入させるポンプと比べて精度よく所定の単位量の液体を吐出口から吐出させることができる。したがって、アクチュエータの駆動回数を調整することにより、供給流路内の液体の残量を精度よく調整することができる。
また、本発明においては、前記タンクから前記ポンプを介して前記供給流路に達する第1の液体流路と、前記タンクから前記ポンプを介さずに前記供給流路に達する第2の液体流路とをさらに備えており、前記第1の液体流路と前記タンクとの第1の連通部が、前記第2の液体流路と前記タンクとの第2の連通部より下方の前記タンクの底部付近に配置されており、前記流出制御が、前記タンク内の液面が前記第2の連通部に達した後、前記第1の連通部に達するまでの期間に、前記ポンプを駆動する制御であることが好ましい。これによると、第2の連通部が第1の連通部より上方にあるため、第2の連通部に液面が達してからは、第1の連通部から第1の液体流路を介して液体を排出しなければならない。したがって、流出制御では、液面が第2の連通部に達した後、第1の連通部に達するまでの間、ポンプを駆動して液体を排出する。
また、本発明においては、前記流出制御が、前記タンク内の液面が前記第1の連通部に達した後から制御終了までの期間に前記駆動手段を駆動する制御であることが好ましい。これによると、液面が第1の連通部に達するとタンク内の液体がすべて流出したことになるため、後は、駆動手段を駆動して精度よく吐出口から液体を吐出させる。
また、本発明においては、前記流出制御が、制御開始から前記タンク内の液面が前記第2の連通部に達するまでの期間に前記駆動手段を駆動する制御であることが好ましい。これによると、液面が第2の連通部に達するまでは、駆動手段を駆動して精度よく吐出口から液体を吐出させることができる。
また、本発明においては、前記タンクと接続された、液体を貯留する別のタンクと、前記タンク内の液体の量が所定の範囲内に維持されるように前記別のタンクから前記タンクへと液体を流入させる液体量維持手段とをさらに備えており、前記流出制御が、前記液体量維持手段によって前記タンク内の液体の量が維持された状態から開始する制御であり、前記流出制御が実行される期間に、前記液体量維持手段が前記タンク内の液体の量の維持を停止していることが好ましい。これによると、タンク内の液体量が維持された状態から流出制御を開始するので、供給流路内の液体の残量が所定の範囲内になるまでに排出しなければならない液体の目標排出量を設定しやすい。
本発明の一実施形態に係るインクジェットヘッドが適用されるインクジェットプリンタの内部構造を示す概略側面図である。 キャップ部及びキャップ移動機構の構成を示す概略正面図である。 インク供給機構及びヘッドの構成を示す概念図である。 サブタンクの縦断面及びその内部構成図並びに周辺構成図である。 ヘッド本体の平面図である。 (a)図5の一点鎖線に囲まれた領域の拡大図である。(b)図5(a)のVb−Vb線断面図である。(c)図6(b)の一点鎖線に囲まれた領域の拡大図である。 コントローラとその制御対象の構成を示す機能ブロック図である。 サブタンク及びヘッドからインクを抜き取る抜き取り処理のフロー図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1を参照し、本発明に係る液体吐出装置の一実施形態としてのインクジェットプリンタ101の全体構成について説明する。
プリンタ101は、直方体形状の筐体101aを有する。筐体101aの天板上部には、排紙部31が設けられている。筐体101aの内部空間は、上から順に空間A,B,Cに区分できる。空間A,Bには、給紙部1cから排紙部31に向かう用紙搬送経路が形成されており、図1に示す黒太矢印に沿って用紙Pが搬送される。空間Aでは、用紙Pへの画像形成と、用紙Pの排紙部31への搬送が行われる。空間Bでは、用紙Pの搬送経路への給紙が行われる。空間Cからは、空間Aのヘッド1に対してインクが供給される。
空間Aには、ブラックインクを吐出するヘッド1、ヘッド1の下面1aを覆うキャップ部7、搬送機構8、用紙センサ32、及び、コントローラ200等が配置されている。コントローラ200は、プリンタ各部の動作を制御して、プリンタ101全体の動作を司る。
搬送機構8は、用紙Pをガイドする2つのガイド部9a,9bと、プラテン5とを含んでいる。2つのガイド部9a,9bは、プラテン5を挟んで配置されている。搬送方向上流側のガイド部9aは、3つのガイド18aと3つの送りローラ対22〜24とを有し、給紙部1cとプラテン5とを繋ぐ。ガイド部9aは、画像形成用の用紙Pをプラテン5に向けて搬送する。搬送方向下流側のガイド部9bは、3つのガイド18bと4つの送りローラ対25〜28とを有し、プラテン5と排紙部31とを繋ぐ。ガイド部9bは、画像形成後の用紙Pを、排紙部31に向けて搬送する。
ヘッド1は、インクを吐出する複数の吐出口108(図4参照)を有している。吐出口108は、下面1a(以下、吐出面1aとする)に開口している。ヘッド1は、ヘッドホルダ13を介して筐体101aに支持されている。
ヘッド1の側面には、図2に示すようにキャップ部7が設けられている。キャップ部7は、平面視で吐出面1aの外周を取り囲む環状の弾性部材である。キャップ部7の下端は下方に向かって先細りに突出している。キャップ部7は、キャップ移動機構161により上下に昇降可能である。キャップ移動機構161は、複数のギアと、これらのギアを駆動する駆動モータとを有している。キャップ部7は、ギアによって駆動されることで鉛直方向に昇降する。この昇降によって、キャップ部7は、下端が吐出面2aよりも上方に位置した上昇位置(破線の位置)と、下端が吐出面2aよりも下方に位置した下降位置(実線の位置)とを取り得る。下降位置においては、図2に示すように、下端がプラテン5の上面と当接する。これによって、吐出口108の下方の空間が、吐出面1a自身、プラテン5及びキャップ部7によって取り囲まれる。したがって、この空間内の空気と外気との流通が抑制され、吐出口108近傍におけるインクの乾燥が抑制される。コントローラ200は、画像記録の際にはキャップ部7が上昇位置に配置され、プリンタ101の電源がオフにされた際などには下降位置に配置されるようにキャップ移動機構161を制御する。
用紙センサ32は、送りローラ対24の上流側に配置され、搬送される用紙Pの先端を検知する。このとき出力された検知信号は、用紙Pへの画像形成の際に、ヘッド1の駆動と搬送機構8の駆動の同期に用いられる。これにより、所望の解像度と速度で画像が形成されることになる。
空間Bには、給紙部1cが配置されている。給紙部1cは、給紙トレイ20及び給紙ローラ21を有する。このうち、給紙トレイ20が、筐体101aに対して着脱可能である。給紙トレイ20には、複数の用紙Pが収納可能である。給紙ローラ21は、給紙トレイ20内で最も上方の用紙Pを送り出す。
ここで、副走査方向とは、用紙Pが送りローラ対23〜25によって搬送される搬送方向D(図1中矢印D方向)と平行な方向であり、主走査方向とは、水平面に平行且つ副走査方向に直交する方向である。
空間Cには、ブラックインクを貯留するカートリッジ4が、筐体101aに対して着脱可能に配置されている。カートリッジ4は、図3に示すように、インク供給機構6を介してヘッド1と接続されている。インク供給機構6は、カートリッジ4からのインクを一時的に貯留するサブタンク40と、インクチューブ等からなるインク流路61〜63と、ポンプ51及び52とを有している。ポンプ51及び52は、コントローラ200による制御に従い、ポンプ駆動回路152によって駆動される(図7参照)。
サブタンク40は、図4に示すように、インクを貯留するインク室40aを内部に有している。サブタンク40の外壁には孔42〜44が形成されており、これらの孔を介してインク室40aと外部とが連通している。孔42は、インク室40aの底面に形成されており、ポンプ51を介してインク流路61(第1の液体流路)と連通している。孔42は、本発明の第1の連通部に対応する。孔43はインク流路62(第2の液体流路)と連通している。孔43は、本発明の第2の連通部に対応する。孔43は、インク室40aの底面より上方に配置されている。孔44は、切り替え弁54を介して大気とインク室40aとを連通させる。切り替え弁54は、コントローラ200によって制御され、孔44を介してインク室40aが大気連通した状態とこの連通が遮断された状態とを切り替える。
インク室40a内には、フロート45が設けられている。フロート45は、単位体積当たりの質量がインクより小さくなるように構成されており、インク室40a内のインクの液面Si付近に浮遊する。フロート45は回転軸45aを有している。回転軸45aは、フロート45が図4の矢印R方向に回転可能にサブタンク40の筐体に支持されている。これにより、フロート45は、インク室40a内のインクの量に応じて液面Siが上下すると、これに連動してR方向に回転移動する。サブタンク40には、フロート45の位置を検出することにより液面Siの位置を検出可能な液面センサ46が設けられている。
カートリッジ4は、図3に示すように、インク流路63を介してサブタンク40と接続されている。ポンプ52は、インク流路63内に圧力を印加して、カートリッジ4からサブタンク40へとインクを流入させる。
サブタンク40とヘッド1とは、インク流路61及び62を介して互いに接続されている。インク流路61及び62は、インクチューブや、内部に流路が形成された樹脂製の流路部材などから構成される。インクチューブ内の流路と流路部材の流路とが互いに連結されることにより、インク流路61やインク流路62が構築されている。
インク流路61は、図3及び図4に示すように、サブタンク40から、ポンプ51を介してヘッド1へと向かい、ヘッド1側の連通口71aに接続されている。ポンプ51は、インク流路61内に圧力を印加して、サブタンク40からヘッド1へとインクを流入させる。また、ポンプ51は、インク流路61内をインクが流通しないように遮断する遮断状態と、インク流路61内をインクが流通可能な流通状態とを切り替えることができる。
一方、インク流路62はポンプを介さずにヘッド1へと向かっている。インク流路62は、途中で流路を複数本に分岐させ、ヘッド1側の連通口71bと接続されている。インク流路62は、ポンプ51がインク流路61を遮断状態にしたときであって、切り替え弁54が孔44を介してインク室40aを大気連通させた場合に、ヘッド1内のインクが消費されるのに応じてインク室40a内のインクを自然にヘッド1へと流入させる。
次に、図3、図5及び図6に基づいて、ヘッド1の構成についてより詳細に説明する。ヘッド1は、図3に示すように、インク流路71が内部に形成されたリザーバユニット2と、インク流路72(供給流路)が内部に形成されたヘッド本体3とを有している。なお、インク流路71及び72によって構成されるヘッド1内の流路全体は、本発明における供給流路に対応する。リザーバユニット2は、複数枚の金属プレートが積層された積層体から構成されている。これらの金属プレートにはインク流路71の一部を構成する各貫通孔が形成されており、貫通孔同士が積層体内において連通してインク流路71を構成している。
インク流路71は、リザーバユニット2の上面の開口である連通口71aを介してインク流路61と連通しており、同様に、連通口71bを介してインク流路62と連通している。また、インク流路71は、リザーバユニット2の下面の開口である連通口71cを介してヘッド本体3側のインク流路72と連通している。
ヘッド本体3は、内部にインク流路72が形成された流路ユニット11と、インク流路72内のインクに圧力を印加するアクチュエータユニット19とを有している。流路ユニット11は、略同一サイズの矩形状の9枚の金属プレート122,123,124,125,126,127,128,129,130(図6(b)参照)を互いに積層し接着した流路部材である。図3及び図5に示すように、流路ユニット11の上面には、開口105bが形成されている。開口105bは、フィルタ73を介して、リザーバユニット2側のインク流路71の連通口71cと連通している。フィルタ73は、インク流路71のインクが連通口71cから開口105bを介してインク流路72へと流れ込む際に、インク中の異物等をろ過する。
インク流路72は、図5及び図6(a)〜図6(c)に示すように、開口105bを一端に有するマニホールド流路105、マニホールド流路105から分岐した副マニホールド流路105a、及び、副マニホールド流路105aの出口から圧力室110を介して吐出口108に至る個別インク流路132を含んでいる。なお、図6(a)では、アクチュエータユニット19の下側にあって点線で示すべき圧力室110及びアパーチャ112を実線で示している。
アクチュエータユニット19は、図5に示すように、それぞれ台形の平面形状を有し、流路ユニット11の上面において2列の千鳥状に配置されている。また、図6(a)に示すように、流路ユニット11の上面には、圧力室110が略菱形形状に多数開口している。当該開口は、流路ユニット11の各アクチュエータユニット19が対向する台形領域内に形成されている。流路ユニット11の下面(吐出面1a)には、圧力室110と同数の吐出口108が開口している。
アクチュエータユニット19は、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系セラミックスであり、図6(c)に示すように、3枚の圧電層141〜143から構成されている。最上層の圧電層141は、上面に複数の個別電極135が形成され、厚み方向に分極されている。個別電極135の先端部には、個別ランド136が形成されている。圧電層142の上面には、共通電極134が全体的に形成されている。共通電極134は、常にグランド電位にある。個別ランド136を通じて個別電極135に電圧信号が供給され、共通電極134と個別電極135間に分極方向の電界が生じると、両電極間の圧電層141(駆動活性部)が面方向に縮む。圧電層142、143は、自発的に変形しないので、圧電層141との間に歪み差が生じる。これにより、個別電極135と圧力室110とに挟まれた部分が、圧力室110に向かって突出(ユニモルフ変形)する。
ヘッド1は、さらに、アクチュエータユニット19を駆動するヘッド駆動回路151(駆動手段)等の電子部品を有している。ヘッド駆動回路151は、コントローラ200からの制御信号に基づき、アクチュエータユニット19を駆動する駆動信号を生成する。駆動信号は、個別ランド136を通じて個別電極135に選択的に供給される。個別電極135に駆動信号が供給されると、共通電極134と個別電極135の間に電位差が生じる。これによってその個別電極135に対応する部分がユニモルフ変形し、その個別電極135に対応する圧力室110内のインクに圧力が印加される。
本実施形態では、インクの吐出に際して、引き打ち法が採用されている。引き打ち法による駆動信号は、1つ又は複数個の電圧パルスを含んでいる。この駆動信号が個別電極135に供給されると、インクを吐出しないときには個別電極135がプラスの所定電位に維持される。インクを吐出するときには、電圧パルスによって個別電極135が一旦グランド電位になり、その後所定のタイミングにて再び所定電位に戻る。この際、個別電極135がグランド電位になるタイミングで圧力室110内のインクに負圧が印加されると共に、個別電極135が所定電位に戻るタイミングで圧力室110内のインクに正圧が印加される。そして、電圧パルスは、最初の負圧の印加によって圧力室110内のインクに生じた振動が正圧のピークを迎えるタイミングで、個別電極135が所定電位に戻るように調整されている。したがって、最初の負圧の印加に起因した正圧のピークに重畳して、次の正圧が印加されるため、圧力室110内のインクに効率よく圧力が印加される。これにより、吐出口108から効率よくインク滴が吐出される。
このように、アクチュエータユニット19には、圧力室110ごとにアクチュエータが作り込まれている。各アクチュエータは、独立してインクに吐出エネルギーを付与できる。したがって、駆動信号に含まれる電圧パルス1個当たりに吐出されるインクの単位量は、電圧パルスの形状が同じである限り、高い精度で均一になる。一実施例によれば、インクの吐出量の誤差は、±2%以内である。以下、1個の電圧パルスが個別電極135に供給されることによってアクチュエータユニット19が1回駆動されるものとする。また、この1回の駆動によってインクが1回吐出されるものとする。なお、1印字周期当たりの駆動をアクチュエータユニット19の1回の駆動としてもよい。このときの印字周期とは、印刷解像度に応じた所定の単位距離だけ搬送機構8が用紙Pを搬送するのに要する時間である。
次に、コントローラ200による各部の制御について、図7及び図8を参照しつつより詳細に説明する。コントローラ200は、図7に示すように、外部装置(プリンタ101と接続されたPC等)から供給された記録指令(画像データなど)に基づいて画像記録動作を制御する印刷制御部201と、画像記録動作以外のタイミングでヘッド1からインクを流出させる流出制御部202と、カートリッジ4からサブタンク40へのインクの供給を制御する供給制御部203とを有している。
印刷制御部201は、記録指令を受けると、給紙部1c、及び、搬送機構8(送りローラ対22〜28)を駆動する。図1の太い矢印に沿って給紙トレイ20から送り出された用紙Pは、上流側ガイド部9aによりガイドされプラテン5上に送られる。用紙Pがヘッド1の真下を副走査方向(図1の用紙搬送方向D)に通過する際に、印刷制御部201は、ヘッド駆動回路151を制御して、記録指令に応じた画像が用紙P上に形成されるように、ヘッド1を駆動させる。この制御により、ヘッド1の吐出口108からインクが吐出され、用紙P上に、所望の画像が形成される。このとき、インクの吐出タイミングは、用紙センサ32からの検知信号に基づいて制御される。画像が形成された用紙Pは、下流側ガイド部9bによりガイドされつつ図1の太い矢印に沿って搬送され、筐体101aの上部から排紙部31に排出される。
供給制御部203は、液面センサ46によるサブタンク40内の液面Siの検出結果に基づき、ポンプ駆動回路152を制御して、ポンプ52にカートリッジ4からサブタンク40へとインクを供給させる。供給制御部203は、サブタンク40内の液面Siの位置が所定の範囲(図4のH1で示す位置付近)に維持されるようにポンプ駆動回路152を制御する。これにより、画像記録動作等によってサブタンク40内のインクが消費されても、消費量に応じた量のインクがカートリッジ4からサブタンク40へと供給される。したがって、サブタンク40内のインクの量がほぼ一定に維持される。なお、液面センサ46の検出結果に基づき供給制御部203がポンプ52を制御してサブタンク40内のインクの量を維持する機能が、本発明における液体量維持手段の機能に対応する。
流出制御部202は、ヘッド1からインクを流出させる3種類の処理を実行する。第1の処理はフラッシング処理である。フラッシング処理は、画像記録とは関係なく、ヘッド駆動回路151を制御することで、吐出口108からインクを吐出させる処理である。これにより、乾燥して粘度が上昇したインクがヘッド1から排出され、吐出口108の吐出性能が改善する。フラッシング処理によってサブタンク40内のインクが消費されても、供給制御部203の制御により、消費量に応じた量のインクがカートリッジ4から供給される。
第2の処理はパージ処理である。パージ処理は、ポンプ駆動回路152を制御することで、サブタンク40からのインクを、インク流路61を介してヘッド1へと流入させる。これにより、ヘッド1内のインクが吐出口108から排出される。パージ処理は、フラッシング処理と同様、乾燥して粘度が上昇したインクを排出し、吐出口108の吐出性能を改善させるために実行される。パージ処理によってサブタンク40内のインクが消費されても、供給制御部203の制御により、消費量に応じた量のインクがカートリッジ4から供給される。
第3の処理は、サブタンク40とヘッド1からインクを抜き取る抜き取り処理(本発明の流出制御に対応する処理)である。この処理は、プリンタ101を輸送したり、プリンタ101を使用しない状態で長期間保管したりするために実行される。輸送や保管は、キャップ部7が下降位置にあるとき(図2の実線のとき)に行われることになる。したがって、ヘッド1に多少、インクが残っていて、輸送等の際に吐出口108からインクが漏れたとしても、吐出面1a、キャップ部7及びプラテン5によって取り囲まれた空間内に漏れたインクが保持される。しかし、ヘッド1に多量にインクが残っている場合には、漏れたインクをキャップ部7が保持しきれなくなり、キャップ部7とプラテン5の間からインクが漏れ出すおそれがある。漏れ出したインクは、装置内の各部を汚染するおそれがある。
このため、抜き取り処理では、供給制御部203による液面Siの維持制御が停止されると共に、ヘッド1に供給するためのインクを多量に貯留したサブタンク40からすべてのインクが排出される。一方、ヘッド1からは、ある程度インクが残留するようにインクが抜き取られる。ヘッド1内にインクを残留させるのは、ヘッド1からインクをすべて抜き取ってしまうと、吐出口108においてメニスカスが破壊されたり、ヘッド1内に空気が流入したりするおそれがある。この場合、プリンタ101を再使用する際に、吐出口108の吐出性能が低下するためである。
ヘッド1内のインクの残量は、再使用時の吐出特性を考慮すると、流路ユニット11内にインクが充満していることが好ましい。より詳しくは、リザーバユニット2と流路ユニット11との境界に配置されたフィルタ73から吐出口108までを繋ぐインク流路72内の全域にインクが充満している程度が好ましい。つまり、図3の二点鎖線の範囲内に充満する程度にインクを残留させる程度である。ただし、流路ユニット11内にちょうど充満するようにインクの残量を厳密に調整するのは通常、困難である。このため、ヘッド1内のインクの残量は、上記の最適な条件より多少前後せざるを得ない。リザーバユニット2側のインク流路71にインクがある程度残留する場合もあるし、流路ユニット11内にインクが充満した状態にならない場合もある。しかしながら、上記の通り、あまり多くのインクを残留させると上記の通り吐出口108からのインクの漏れ出しが問題になるし、インクの残量が少ないと再使用時の吐出特性が問題になる。したがって、ヘッド1内のインクの残量には、上限と下限が要求される。一実施例によれば、上限は8ml、下限は1mlとなる。
ところで、従来の方法に従えば、抜き取り処理では、上記のパージ処理と同様に、ポンプ51の駆動によってサブタンク40とヘッド1からインクを排出させることになる。しかしながら、この場合、外部からヘッド1へとインクを流入させることで吐出口108からインクを排出させるため、インクの排出量を精度よく調整することが難しい。一実施例によれば、ポンプ51の駆動によるインクの排出量には±10%程度の誤差が生じる。抜き取り処理においてはサブタンク40からすべてのインクを排出させるので、インクの排出量には、少なくともサブタンク40の容量の±10%程度の誤差が生じることになる。これに対し、ヘッド1のインク残量には、上記の通り、下限及び上限が要求される。ポンプ51の駆動のみによってヘッド1からインクを排出した場合、上記の例によれば、±10%程度の排出量の誤差により、インクの残量が許容範囲1〜8mlを逸脱するおそれがある。
そこで、流出制御部202(流出制御手段)は、フラッシング処理と同様に、ヘッド駆動回路151にアクチュエータユニット19を駆動させることによって、ヘッド1からインクを排出させる。このように吐出口108からインクを吐出させる場合、インクの吐出量の誤差は、上記の例によれば±2%以内である。したがって、ポンプ51の駆動によってインクを排出させる場合よりも排出量を精度よく調整できる。このため、インクの残量が許容範囲内に納まりやすい。
さらに、本実施形態の流出制御部202は、アクチュエータユニット19の駆動とポンプ51の駆動とを併用して抜き取り処理を実行する。これは、図4に示すように、インク流路62とインク室40aとの連通部である孔43がサブタンク40の底面より上方に配置されているためである。アクチュエータユニット19の駆動の際は、上述の通りインク流路62を介して、サブタンク40からインクが流出する。したがって、アクチュエータユニット19の駆動のみによってインクを排出しようとしても、サブタンク40内では、孔43の位置までしかインクが排出されないためである。
以上に基づき、本実施形態の流出制御部202は、ヘッド駆動回路151とポンプ駆動回路152を以下のように制御することで、抜き取り処理を実行する。抜き取り処理の流れを図8に従って説明する。まず、流出制御部202は、サブタンク40内の液面Siが図4のH1付近に位置している状態から処理を開始する。液面SiがH1付近にあるのは、上記の通り、供給制御部203の制御によって液面の位置が維持されているためである。次に、流出制御部202は、液面Siが孔43の位置であるH2に至るまで、ヘッド駆動回路151を制御することでヘッド1からインクを排出させる(S1)。
このときのインクの目標排出量(以下、「S1の目標排出量」とする)は、サブタンク40内の液面SiがH1からH2まで下降するのに応じた一定量である。したがって、流出制御部202は、この一定量に応じた所定の回数だけ吐出口108からインクを吐出させるようにあらかじめ設定されている。このように、インクの吐出回数(つまり、アクチュエータユニット19の駆動回数)をあらかじめ設定できるのは、供給制御部203によって液面SiがH1に維持された状態から抜き取り処理が開始されるためである。なお、実際のインク排出量には、上記の例によれば、±2%の誤差に応じたずれ(以下、「S1のずれ」とする)が発生し得る。
次に、流出制御部202は、液面Siが図4のH3の高さ、つまり、インク室40aの底面に達してサブタンク40内のインクが空になるまで、ポンプ駆動回路152を制御してヘッド1からインクを排出させる(S2)。このときのインクの目標排出量(以下、「S2の目標排出量」とする)は、液面SiがH2からH3まで下降するのに応じた一定量である。したがって、ポンプ51は、この一定量に応じた駆動量だけ駆動される。なお、実際のインク排出量には、上記の例によれば、±10%の誤差に応じたずれ(以下、「S2のずれ」とする)が発生し得る。
次に、流出制御部202は、ヘッド1内のインクの残量が所定の範囲内になるまで、ヘッド駆動回路151を制御することでヘッド1からインクを排出させる(S3)。S2の直後の状態ではインク流路61及び62内にインクが残っているため、これらの流路からすべてのインクが排出されると共に、ヘッド1内に残留させるインク以外のインクが排出される。このときのインクの目標排出量(以下、「S3の目標排出量」とする)は、インク流路61及び62内の全容量と、ヘッド1内の全容量からインク残量を除いた量との合計である。したがって、流出制御部202は、この合計の量に対応する回数だけ吐出口108からインクを吐出させるようにあらかじめ設定されている。吐出回数は、以下の数式で表される。なお、実際のインク排出量には、上記の例によれば、±2%の誤差に応じたずれ(以下、「S1のずれ」とする)が発生し得る。
(S3の目標排出量)=(インク流路61の全容量)+(インク流路62の全容量)+(ヘッド1内の全容量)−(目標残量)
(吐出回数)=(S3の目標排出量)/(1回当たりのインク吐出量)
一方で、インクの実際の排出量には上記S1〜S3のずれが生じ得ることから、インク残量の目標値は、なるべく残量が許容範囲内に納まりやすくなることを考慮し、許容範囲の中間値に設定されることが好ましい。また、吐出回数は、想定上の最大のずれが生じた場合でも、インクの残量が許容範囲を逸脱しないように設定されることが好ましい。上記の例によれば、残量の目標値は、1ml〜8mlの中間値である4.5mlに設定される。そして、S1〜S3において想定上の最大のずれが、目標値である4.5mlと上限値又は下限値との幅である3.5mlを超えなければよい。S1〜S3において最大でどの程度のずれが生じると想定するかは、測定値等に基づいて適宜、設定されればよい。例えば、S1及びS3においては2%のずれを最大と想定し、S2においては10%のずれを最大と想定すると、これらのずれによって残量が許容範囲を逸脱しないためには、以下の関係が成り立てばよい。
(S1の目標排出量+S3の目標排出量)*0.02+(S2の目標排出量)*0.1<3.5ml
上記の関係を満たす一実施例としては、以下の構成が考えられる。例えば、S1〜S3の目標排出量の合計が40mlであるとする。このとき、仮に、この合計の目標排出量をすべてポンプ51の駆動により賄うとすると、インクの排出量には、最大で40ml*0.1=4ml(>3.5ml)のずれが想定される。したがってこの場合、許容範囲を超えてしまう。そこで、例えば、目標排出量が、S1において20mlであり、S2において5mlであり、S3において15mlであったとする。このとき、インクの排出量には、最大で(20ml+15ml)*0.02+5ml*0.1=1.2ml(<3.5ml)のずれが想定される。したがってこの場合、インクの残量のずれが許容範囲内になる。インクの吐出回数は、S1においては20ml/(1回当たりの吐出量)と設定され、S3においては15ml/(1回当たりの吐出量)と設定される。
なお、最大のずれとして、S1又はS3においては2%を超えるずれが、S2においては10%を超えるずれが想定されてもよい。例えば、排出量の誤差が正規分布に従うと仮定し、±2%や±10%が1σの信頼区間に対応する場合に、2σや3σが最大のずれとして想定されてもよい。
以上説明した本実施形態によると、インクの抜き取り処理において、ヘッド駆動回路151の制御により、アクチュエータユニット19を駆動することでヘッド1からインクを排出する。したがって、ポンプ51の駆動のみによってインクを排出する場合と比べ、抜き取り処理後のヘッド1内のインク残量を精度よく調整できる。
また、本実施形態では、インクの抜き取り処理が、供給制御部203の制御により、サブタンク40内のインクの液面Siが図4のH1の位置付近に維持された状態から開始する。したがって、上記のS1〜S3の合計の目標排出量を設定しやすい。
また、本実施形態では、抜き取り処理において、アクチュエータユニット19の駆動だけでなく、ポンプ51の駆動も併用される。しかし、ポンプ51の駆動は、サブタンク40内のインクの液面SiがH2からH3に至るまでの間に使用されるのみである。つまり、ポンプ51の駆動は、アクチュエータユニット19の駆動によってはサブタンク40内からインクを排出できない期間に限られる。したがって、排出量に誤差の多いポンプ51の駆動が最小限になるため、抜き取り処理後のヘッド1内のインク残量を精度よく調整できる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
例えば、上述の実施形態においては、インクの抜き取り処理において、アクチュエータユニット19の駆動とポンプ51の駆動とを併用してサブタンク40及びヘッド1からインクを抜き取っている。これは、上記の通り、インク流路61及び62の位置関係に応じ、サブタンク40内からインクをすべて排出させるためである。しかし、サブタンク40からインクをすべて排出させることができるのであれば、アクチュエータユニット19の駆動のみで抜き取り処理を実行してもよい。例えば、アクチュエータユニット19の駆動によりヘッド1からインクを排出させた際に、サブタンク40内のインクがインク流路61を介してヘッド1へと流入するようになっていればよい。
また、上述の実施形態では、サブタンク40内の液面Siの位置がH2〜H3の範囲内にある期間に限ってポンプ51を駆動させている。しかし、誤差が生じてもヘッド1内のインク残量が許容範囲内に納まる限度で、ポンプ51を駆動する期間を伸ばしてもよい。
本発明に係る液体吐出装置は、プリンタに限定されず、ファクシミリやコピー機等に適用可能である。また、液体吐出装置に適用されるヘッドの数は1に限定されず、2以上であってもよい。ヘッドは、ライン式に限定されず、シリアル式でもよい。さらに、本発明に係る液体吐出装置は、インク以外の液体を吐出してもよい。
1 ヘッド
2 リザーバユニット
6 インク供給機構
19 アクチュエータユニット
40 サブタンク
40a インク室
42 連通孔
43 連通孔
46 液面センサ
51,52 ポンプ
61〜63 インク流路
71,72 インク流路
101 プリンタ
108 吐出口
151 ヘッド駆動回路
152 ポンプ駆動回路
200 コントローラ
201 印刷制御部
202 流出制御部
203 供給制御部
Si 液面

Claims (5)

  1. 液体を吐出する吐出口と、前記吐出口に液体を供給する供給流路と、前記供給流路内の液体に吐出エネルギーを印加して前記吐出口から液体を吐出させるアクチュエータとを有する液体吐出ヘッドと、
    1回の駆動ごとに所定の単位量の液体を前記吐出口から吐出させるように前記アクチュエータを駆動する駆動手段と、
    前記液体吐出ヘッドと接続され、前記アクチュエータが前記吐出口から液体を吐出させるのに応じて、吐出量に対応する量の液体を前記供給流路に供給するタンクと、
    前記タンク内の液体を前記供給流路内に流入させるポンプと、
    前記駆動手段のみ、あるいは、前記ポンプ及び前記駆動手段を制御することにより、前記タンク内のすべての液体を前記供給流路に向けて流出させる流出制御を実行する流出制御手段とを備えており、
    前記流出制御における前記駆動手段による前記アクチュエータの駆動回数が、前記流出制御後の前記供給流路内に所定の範囲内の残量で液体が残留するように調整されていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記タンクから前記ポンプを介して前記供給流路に達する第1の液体流路と、
    前記タンクから前記ポンプを介さずに前記供給流路に達する第2の液体流路とをさらに備えており、
    前記第1の液体流路と前記タンクとの第1の連通部が、前記第2の液体流路と前記タンクとの第2の連通部より下方の前記タンクの底部付近に配置されており、
    前記流出制御が、前記タンク内の液面が前記第2の連通部に達した後、前記第1の連通部に達するまでの期間に、前記ポンプを駆動する制御であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記流出制御が、前記タンク内の液面が前記第1の連通部に達した後から制御終了までの期間に前記駆動手段を駆動する制御であることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記流出制御が、制御開始から前記タンク内の液面が前記第2の連通部に達するまでの期間に前記駆動手段を駆動する制御であることを特徴とする請求項2又は3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記タンクと接続された、液体を貯留する別のタンクと、
    前記タンク内の液体の量が所定の範囲内に維持されるように前記別のタンクから前記タンクへと液体を流入させる液体量維持手段とをさらに備えており、
    前記流出制御が、前記液体量維持手段によって前記タンク内の液体の量が維持された状態から開始する制御であり、
    前記流出制御が実行される期間に、前記液体量維持手段が前記タンク内の液体の量の維持を停止していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
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