JP5568920B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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本発明は、複数の吐出口から液滴を吐出することによって、記録媒体に画像を記録する液体吐出装置に関する。
インクジェットプリンタが有するインクジェットヘッドには、印刷用紙等の記録媒体にインク滴を吐出する複数のノズルが形成されている。このようなインクジェットヘッドにおいては、ノズル内のインクが時間の経過に伴って増粘し、インク吐出特性が変化したり吐出不良が発生したりすることがある。これを防止するため、ノズルからインク滴を吐出するに先だって、ノズルに形成されたメニスカスが微振動するようにアクチュエータを駆動し、ノズル内のインクを攪拌することによって、ノズル内のインク粘度を低下させる不吐出フラッシングを行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−121722号公報
不吐出フラッシングは、インクを吐出せずノズル内のインクを攪拌するために短周期の連続パルスでアクチュエータを駆動し、また、基本的に全てのノズルについてアクチュエータを駆動するため、画像形成のためにインク滴吐出する時と比較してインクジェットヘッド1つ当りの消費電力が大きい。消費電力の増大は、ヘッドに対するノズル数が比較的多いライン式のヘッドについては特に顕著になる。したがって、複数のインクジェットヘッドを備えるインクジェットプリンタにおいて、全てのインクジェットヘッド間で同時に不吐出フラッシングが行われると、最大消費電力が大きくなる。また、インクジェットプリンタは、最大消費電力以上の容量を有する電源装置及びこれに関する給電部材を備える必要があるため、最大消費電流の増大は装置大型化および装置コストの増大につながる。
本発明の目的は、最大消費電力を低減することができる液体吐出装置を提供することにある。
本発明の液体吐出装置は、記録媒体を搬送する搬送機構と、液滴を吐出する複数の吐出口によって構成される吐出口列を前記搬送機構に係る記録媒体の搬送方向に複数配列された状態で備えると共に、前記搬送方向に配列された複数の液体吐出ヘッドと、前記搬送機構に搬送された記録媒体に画像が形成されるように、各液体吐出ヘッドについて前記吐出口からの液体の吐出を行わせる吐出制御手段と、各液体吐出ヘッドについて、前記吐出制御手段の制御に基づく前記吐出口からの液体の吐出の直前に、前記吐出口から液体を吐出させることなく、前記吐出口に形成された液体のメニスカスを振動させる不吐出フラッシングを所定時間行わせる不吐出制御手段とを備えている。前記不吐出制御手段は、前記複数の吐出口列のうち前記搬送方向上流側に位置するものから順に前記吐出口列ごとに前記不吐出フラッシングを開始し、前記所定時間は、互いに隣接する2つの前記液体吐出ヘッドにおいて、前記搬送方向上流側に位置する一方の前記液体吐出ヘッドから液体の吐出が開始されたときから、前記搬送方向下流側に位置する他方の前記液体吐出ヘッドから液体の吐出が開始されるまでの時間である。
本発明によると、搬送方向に搬送された記録媒体が、最も下流側から3番目に配置された液体吐出ヘッドと対向する位置に到達したとき、当該液体吐出ヘッド及び当該液体吐出ヘッドより上流側に配置された全ての液体吐出ヘッドで液体の吐出がなされている可能性が高い。このとき、最も下流側に位置する2つの液体吐出ヘッド間で消費電力が大きい不吐出フラッシングが行われると、最大消費電力が発生しやすい。このため、最も下流側に位置する2つの液体吐出ヘッド間で液体の吐出前の不吐出フラッシングを重複させないことにより、最大消費電力を低減することが可能となる。これにより、電源装置及びこれに関連する給電部材の容量を小さくして液体吐出装置の小型化および低コスト化を図ることができる。
また、全ての液体吐出ヘッド間において不吐出フラッシングを行う期間が重複しないため、最大消費電力を確実に低減することができる。
さらに、吐出直前に不吐出フラッシングしないことによる液体粘度の増加を防止でき、確実に粘度が低下した液体を吐出させることができる。
また、本発明においては、前記搬送機構に記録媒体を搬送させる搬送制御手段をさらに備え、前記搬送制御手段は、前記不吐出制御手段が各液体吐出ヘッドについて前記不吐出フラッシングを前記所定時間行うことができる速度で、前記搬送機構に記録媒体を搬送させることが好ましい。これによると、不吐出フラッシングを所定時間確実に行うことができる。
また、本発明においては、前記各液体吐出ヘッド間の間隔が、前記不吐出制御手段が各液体吐出ヘッドについて前記不吐出フラッシングを前記所定時間行うことができる距離に設定されることが好ましい。これによると、不吐出フラッシングを所定時間確実に行うことができる。
また、本発明においては、前記各液体吐出ヘッドの前記吐出口が配置された吐出面をそれぞれ封止するための複数のキャップをさらに備え、印刷状態においては、前記液体吐出ヘッドと前記キャップとが前記搬送方向に交互に配列されていてもよい。
本発明によると、搬送方向に搬送された記録媒体が、最も下流側から3番目に配置された液体吐出ヘッドと対向する位置に到達したとき、当該液体吐出ヘッド及び当該液体吐出ヘッドより上流側に配置された全ての液体吐出ヘッドで液体の吐出がなされている可能性が高く最大消費電力が発生しやすい。このときに、最も下流側に位置する2つの液体吐出ヘッド間で液体の吐出前の不吐出フラッシングを重複させないことにより、最大消費電力を低減することが可能となる。これにより、電源装置及びこれに関連する給電部材の容量を小さくして液体吐出装置の小型化および低コスト化を図ることができる。
本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの概略平面図である。 図1に示すインクジェットヘッドの幅方向に沿った断面図である。 図2に示すIII-III線に関する断面図である。 図3に示す一点鎖線で囲まれた領域の拡大図である。 図1に示す制御装置の機能ブロック図である。 図5に示す吐出制御部及び不吐出制御部が出力する信号の波形図である。 図1に示すインクジェットプリンタの消費電力の変化を示す図である。 本発明の第2実施形態によるインクジェットプリンタの概略平面図である。 図8に示すキャップによるインクジェットヘッドの封止動作を示す図である。 図8に示すインクジェットプリンタの消費電力の変化を示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
インクジェットプリンタ101は、図1に示すように、図1上方から下方に向かって用紙Pを搬送する搬送ユニット20と、搬送ユニット20によって搬送された用紙Pに、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインク滴をそれぞれ吐出する4つのインクジェットヘッド1と、インクジェットプリンタ101全体を制御する制御装置16とを有している。なお、本実施形態において、副走査方向とは搬送ユニット20で用紙Pを搬送するときの搬送方向と平行な方向であり、主走査方向とは副走査方向に直交する方向であって水平面に沿った方向である。
搬送ユニット20は、2つのベルトローラ6、7と、両ローラ6、7間に架け渡されるように巻回されたエンドレスの搬送ベルト8とを有している。ベルトローラ7は、駆動ローラであって、図示しない搬送モータから駆動力が与えられることで回転する。ベルトローラ6は、従動ローラであって、ベルトローラ7の回転により搬送ベルト8が走行するのに伴って回転する。搬送ベルト8の外周面に載置された用紙Pは、図1下方へと搬送される。
4つのインクジェットヘッド1は、それぞれ主走査方向に沿って延在し、副走査方向には互いに平行に且つ隣接するように配置されている。各インクジェットヘッド1の下面は、複数の吐出口108がマトリクス状に配置された吐出面2aとなっている(図4及び図7参照)。すなわち、インクジェットプリンタ101は、主走査方向にインク滴が吐出される吐出口108が配列されたライン式のカラーインクジェットプリンタである。
搬送ベルト8の上側ループの外周面と吐出面2aとが対向しつつ平行となっている。搬送ベルト8によって搬送されてきた用紙Pが4つのインクジェットヘッド1のすぐ下方を通過する際に、各インクジェットヘッド1から用紙Pの上面に向けて各色のインク滴が順に吐出され、用紙P上に所望のカラー画像が形成される。
次に、図2、図3を参照しつつインクジェットヘッド1について詳細に説明する。なお、図3においては、下筐体87が省略されている。
図2に示すように、インクジェットヘッド1は、リザーバユニット71と、流路ユニット9及びアクチュエータユニット21を含むヘッド本体2と、一端がアクチュエータユニット21に接続されていると共にドライバIC52が実装されたCOF(Chip On Film)50と、COF50の他端が接続された制御基板54とを有している。さらに、インクジェットヘッド1は、リザーバユニット71及び流路ユニット9を包囲する箱体を形成する上筐体86及び下筐体87と、上筐体86の上方において制御基板54を包囲するヘッドカバー55とを有している。
リザーバユニット71は、ヘッド本体2の上面に固定されていると共にヘッド本体2にインクを供給する流路形成部材である。また、リザーバユニット71は、プレート91〜94の4枚のプレートが互いに位置合わせされて積層された積層体であり、その内部に、インクリザーバ72、及び、10個のインク流出流路73が互いに連通するように形成されている。なお、図2においては、1つのインク流出流路73のみが表れている。インクリザーバ72は、インクを一時的に貯溜するインク溜である。インク流出流路73は、インクリザーバ72からのインクが流出する流路であって、流路ユニット9の上面に形成されたインク供給口105bに連通している。インクリザーバ72に貯溜されたインクが、インク流出流路73を通過して、インク供給口105bから流路ユニット9に供給される。
また、プレート94の下面には、凹部94aが形成されている。凹部94aは、流路ユニット9の上面との間で空隙90を形成している。空隙90には、流路ユニット9上の4つのアクチュエータユニット21が、流路ユニット9の長手方向に沿って等間隔で配列されている。また、積層体の側面には、リザーバユニット71の長手方向に沿って、空隙90の4つの開口90aが千鳥状に等間隔で形成されている。
また、プレート94の下面は、凸部(凹部94a以外の部分)が流路ユニット9と接着されている。凸部内には、インク流出流路73が形成されている。
COF50は、その一方端部近傍がアクチュエータユニット21の上面に接続されている。さらに、COF50は、アクチュエータユニット21の上面から水平方向に延在して開口90aを通過した後、リザーバユニット71の側壁に沿って、上筐体86あるいは下筐体87との隙間を介して引き出されている。上筐体86及び下筐体87の内壁面には、切り欠き53が形成されており、COF50が上方に引き出される引き出し経路が構成されている。COF50は、リザーバユニット71の上方において、上筐体86に形成されたスリット86aから上筐体86の上方に引き出されている。そして、上筐体86の上方において、COF50の他方端部がコネクタ54aを介して制御基板54に接続されている。COF50に実装されたドライバIC52は、リザーバユニット71の上面に貼り付けられており、リザーバユニット71と熱的に結合されている。これにより、ドライバIC52から発生した熱が、リザーバユニット71に伝達してドライバIC52を冷却する一方で、リザーバユニット71内のインクを温めることによってインクの粘度が高くなるのを抑制している。
制御基板54は、上筐体86の上方に配置されており、COF50のドライバIC52を介してアクチュエータユニット21の駆動を制御する。ドライバIC52は、アクチュエータユニット21を駆動する駆動信号を生成するものである。
さらに、図3及び図4を参照しつつ、ヘッド本体2について説明する。なお、図4では説明の都合上、アクチュエータユニット21の下方にあって破線で描くべき圧力室110、アパーチャ112及び吐出口108を実線で描いている。
ヘッド本体2は、図3に示すように、流路ユニット9の上面9aに4つのアクチュエータユニット21が固定された積層体である。図3及び図4に示すように、流路ユニット9は、圧力室110等を含むインク流路が内部に形成されている。アクチュエータユニット21は、各圧力室110に対応した複数のアクチュエータを含んでおり、圧力室110内のインクに選択的に吐出エネルギーを付与する機能を有する。
流路ユニット9は、ステンレス鋼からなる複数の金属製のプレートを互いに位置合わせした積層体である。流路ユニット9内には、マニホールド流路105から副マニホールド流路105a、そして副マニホールド流路105aの出口から圧力室110を経て吐出口108に至る多数の個別インク流路が形成される。
流路ユニット9の上面9aには、リザーバユニット71のインク流出流路73(図2参照)に対応して、計10個のインク供給口105bが開口している。流路ユニット9の下面には吐出面2aが形成されており、多数の吐出口108がマトリクス状に配置されている。なお、吐出口108は、主走査方向に関して主走査方向解像度である600dpiの間隔で配列されている。
アクチュエータユニット21が圧力室110に吐出エネルギーを付与すると、圧力室110内に発生した圧力波が吐出口108まで伝播し、吐出口108からインク滴が吐出される。
次に、図5を参照しつつ、制御装置16について説明する。制御装置16は、CPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行するプログラム及びこれらプログラムに使用されるデータを書き替え可能に記憶するEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)とを含んでいる。制御装置16を構成する各機能部は、これらハードウェアとEEPROM内のソフトウェアとが協働して構築されている。図5に示すように、制御装置16は、搬送制御部81と、画像データ記憶部82と、吐出制御部83と、不吐出制御部84とを有している。
搬送制御部81は、搬送方向に沿って用紙Pが所定の一定速度で搬送されるように搬送ユニット20の搬送モータを制御する。
画像データ記憶部82は、用紙Pに印刷すべき画像に関する画像データを記憶する。画像データは、各インクジェットヘッド1に係る吐出口108のそれぞれに、画像を構成する画像ドットを形成するためのインク滴の体積を印刷周期毎に割り当てたものである。なお、本実施形態においては、吐出口108から吐出されるインク滴は、4種類の体積(大滴、中滴、小滴、0)から選択されたいずれかが割り当てられている。印刷周期は、搬送方向の印刷解像度に対応した単位距離だけ用紙Pが搬送されるのに要する時間である。
吐出制御部83は、画像データ記憶部82に記憶されている画像データに基づいて、用紙Pに画像が形成されるように、4つのインクジェットヘッド1からのインク滴の吐出を制御する。吐出制御部83は、吐出口108からインク滴が吐出されるようにアクチュエータユニット21を駆動する吐出駆動信号を生成する。図6(a)に示すように、吐出駆動信号は、1印刷周期において電位V1から所定時間グランド電位V0となるパルスを含む信号である。このパルス幅は、圧力波が副マニホールド流路105aの出口から吐出口108に至る距離AL(Acoustic Length)長を伝播する時間tと等しい。なお、図6(a)の波形は、インクを小滴として吐出するときの波形であり、1印刷周期内に1つのパルスを有している。中滴として吐出するときの波形は、2つのパルスを有しており、大滴として吐出するときの波形は、3つのパルスを有している。この場合、各波形は、吐出安定の観点から、それぞれの吐出パルスの残留振動を抑制するためのキャンセルパルスを含んでいてもよい。
上述したように、4つのインクジェットヘッド1は、搬送方向に配列されているため、搬送された用紙Pが、上流側から順に各インクジェットヘッド1の吐出面2aと対向することになる。したがて、吐出制御部83は、搬送方向の上流側から順に、各インクジェットヘッド1について吐出口108からの液体の吐出を開始させる(図7(a)破線参照)。
不吐出制御部84は、吐出口108からインク滴を吐出させることなく、吐出口108に形成されたインクのメニスカスを振動させる不吐出フラッシングが所定時間tf1行われるように、アクチュエータユニット21を駆動する不吐出駆動信号を生成する。図6(b)に示すように、不吐出駆動信号は、電位V1から所定時間グランド電位V0となるパルスが所定の周期(本実施形態においては8μm)で繰り返される信号である。このパルス幅は、圧力波がAL長を伝播する時間tの1/3以下であることが好ましい。不吐出駆動信号は、短い周期でパルスが連続するため、不吐出駆動信号によってアクチュエータユニット21を駆動したときの消費電力は、吐出駆動信号によってアクチュエータユニット21を駆動したときの消費電力より大きい。不吐出フラッシングが行われることによって、吐出口108内のインクが攪拌されて当該インクの粘度が低下する。このように、全ての吐出口108内の増粘したインクが攪拌されることによって、各吐出口108のインク吐出特性が維持される。
また、不吐出制御部84は、各インクジェットヘッド1について、吐出制御部83の制御に基づく吐出口108からのインク滴の吐出に先立って、4つ全てのインクジェットヘッド1間において、不吐出フラッシングを行う期間が互いに重複しないように、各インクジェットヘッド1に不吐出フラッシングを行わせる(後に詳述)。
次に、図7を参照しつつ、インクジェットプリンタ101の動作について説明する。なお、図7においては、各インクジェットヘッド1の全ての吐出口108から、用紙P(4つのインクジェットヘッド1に係る全ての吐出面2aと同時に対向し得る搬送方向に関する長さを有している。)の印刷領域に係る全域に大滴のインク滴を吐出させた場合の、インクジェットプリンタ101の消費電力の変化を示している。また、図中破線波形は、不吐出フラッシングを行わない場合の消費電力の変化を、図中実線波形は、各インクジェットヘッド1について不吐出フラッシングを行った場合の消費電力の変化をそれぞれ示している。さらに、図中白矢印は、不吐出フラッシングが行われた期間を示している。
図7(a)の破線波形が示すように、不吐出フラッシングが行われない場合には、搬送ユニット20によって搬送された用紙Pの印刷領域に係る下流側端部が、インクジェットヘッド1の吐出面2aの吐出領域(吐出口108が形成されている領域)に係る上流側端部と対向する位置に到達すると、吐出制御部83の制御に基づいて当該インクジェットヘッド1からのインク滴の吐出が開始され、これに伴って消費電力が上昇する。さらに用紙Pが搬送されることによって、用紙Pの印刷領域が、上流側から順に各インクジェットヘッド1の吐出領域と対向し、吐出領域が対向した順に吐出制御部83の制御に基づいてインクジェットヘッド1からのインク滴の吐出が開始される。各インクジェットヘッド1からのインク滴の吐出が開始される毎に、インク滴を吐出するインクジェットヘッド1の数が増加するため(0→1→2→3→4)、消費電力が階段状に上昇していく。なお、各インクジェットヘッド1においては、マトリクス状に配置された複数の吐出口108が、主走査方向に配列された複数の吐出口108からなる複数の吐出口列を形成しており、インク滴の吐出が吐出口列単位で搬送方向の順に開始される。このため、全ての吐出口108からインク滴の吐出が開始されるまで、消費電力がスロープ状に上昇する。
さらに用紙Pが搬送されることによって、用紙Pの印刷領域の上流側端部が、上流側から順に各インクジェットヘッド1の吐出領域と対向する領域を通過し、吐出領域と対向する領域を通過した順に吐出制御部83の制御に基づいて各インクジェットヘッド1からのインク滴の吐出が停止される。各インクジェットヘッド1からのインク滴の吐出が停止される毎に、インク滴を吐出するインクジェットヘッド1の数が減少するため(4→3→2→1→0)、消費電力が階段状に降下していく。なお、各インクジェットヘッド1において、インク滴の吐出が吐出口列単位で搬送方向の順に停止される。このため、全ての吐出口108からインク滴の吐出が停止されるまで、消費電力がスロープ状に降下する。
図7(a)の実線波形が示すように、不吐出フラッシングが行われる場合には、不吐出制御部84は、各インクジェットヘッド1について、吐出制御部83の制御に基づく吐出口108からのインク滴の吐出に先立って、不吐出フラッシングを所定時間tf1(500パルスの不吐出駆動信号を出力可能な時間)行わせる。この所定時間tf1は、上流側に隣接するインクジェットヘッド1からのインク滴の吐出が開始されたときから、当該インクジェットヘッド1からのインク滴の吐出が開始されるまでの時間である。これにより、4つ全てのインクジェットヘッド1間において、不吐出フラッシングを行う期間が互いに重複することがなく、且つ、インク滴の吐出と不吐出フラッシングとが同じ順序で行われる。このとき、各インクジェットヘッドからのインク滴の吐出直前まで、不吐出フラッシングが行われる。また、各インクジェットヘッド1においては、不吐出フラッシングが吐出口列単位で搬送方向の順に開始及び停止されるため、消費電力がスロープ状に上昇及び降下する。なお、搬送制御部81は、不吐出フラッシングを所定時間tf1行うことができる所定の一定速度で用紙Pが搬送されるように搬送ユニット20を制御している。
この場合、上流側から3つのインクジェットヘッド1がインク滴の吐出を行っていると共に、最も下流側に位置するインクジェットヘッド1が不吐出フラッシングを行っているときの消費電力が、最大消費電力Pmaxとなる。
ここで、図7(b)に示すように、仮に、各インクジェットヘッド1について、吐出口108からのインク滴の吐出に先立って、不吐出フラッシングを所定時間tf1より長い所定時間tf2行わせた場合、隣接する2つのインクジェットヘッド1間において、不吐出フラッシングを行わせる期間の一部が重複する。これにより、上流側から2つのインクジェットヘッド1がインク滴の吐出を開始していると共に、下流側から2つのインクジェットヘッド1が不吐出フラッシングを行っているときの消費電力が、最大消費電力Pmax’となる。上述したように、不吐出駆動信号によってアクチュエータユニット21を駆動したときの消費電力は、吐出駆動信号によってアクチュエータユニット21を駆動したときの消費電力より大きいため、最大消費電力Pmax’は、最大消費電力Pmaxよりも大きくなる。
以上のように、本実施形態のインクジェットプリンタ101によると、全てのインクジェットヘッド1間において不吐出フラッシングを行う期間が重複しないため、最大消費電力Pmaxを確実に低減することができる。これにより、インクジェットプリンタ101が備える電源装置及びこれに関連する給電部材の容量を小さくしてインクジェットプリンタ101の低コスト化を図ることができる。
また、4つ全てのインクジェットヘッド1間において、インク滴の吐出と不吐出フラッシングとが同じ順序で行われるため、インクジェットヘッド1間において、インク滴の吐出時における吐出口108内のインクの粘度がばらつくのを抑制することができる。これにより、インク吐出特性が均一化され、用紙Pに高品質な画像を印刷することが可能となる。
さらに、各インクジェットヘッド1からのインク滴の吐出直前まで、不吐出フラッシングが行われるため、不吐出フラッシングを行う時間を長くすることができると共に、吐出口108内のインク粘度が低い状態でインク滴を吐出させることができる。
4つのインクジェットヘッド1が、副走査方向には互いに平行に且つ等間隔に配置されており、搬送制御部81は、不吐出フラッシングを所定時間tf1行うことができる所定の一定速度で用紙Pが搬送されるように搬送ユニット20を制御している。このため、不吐出フラッシングを所定時間tf1確実に行うことができる。また、不吐出フラッシングを所定時間tf1確実に行うことができる程度に、4つのインクジェットヘッド1間の距離を広げることによっても、不吐出フラッシングを所定時間tf1確実に行うことができる。
<第2実施形態>
図8〜図10を参照しつつ、本発明に係る第2実施形態のインクジェットプリンタ201について説明する。なお、第1実施形態と同一の部材及び機能部に関しては、第1実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。図8及び図9に示すように、インクジェットプリンタ201は、吐出面2aを封止するゴムなどの弾性樹脂からなる4つのキャップ61を有している。4つのインクジェットヘッド1が、それぞれ主走査方向に沿って延在し、副走査方向には互いに平行に且つ等間隔に配置されている。また、インクジェットヘッド1とキャップ61とが、副走査方向(搬送方向)に沿って、交互に配置されている。
キャップ61には、吐出面2aの吐出領域を収容可能な開口を有する凹部が形成されている。4つのキャップ61は、図示しない移動機構によって副走査方向に移動可能となっている。また、4つのインクジェットヘッド1は、図示しない移動機構によって上下方向に移動可能となっている。図9(a)に示すように、印刷状態においては、インクジェットヘッド1とキャップ61とが、搬送方向に交互に配列されている。印刷状態から待機状態に移行するとき、図9(b)に示すように、4つのインクジェットヘッド1の吐出面2aがキャップ61よりも高い位置に配置されるように、4つのインクジェットヘッド1を上方に移動させた後に、図9(c)に示すように、4つのキャップ61がそれぞれ吐出面2aと対向するように、4つのキャップ61を搬送方向に移動させる。その後、図9(d)に示すように、吐出面2aに対向するキャップ61の上端部が当接するように、4つのインクジェットヘッド1を下方に移動させる。これにより、各吐出面2aが対向するキャップ61によって封止され、吐出口108内のインクが乾燥するのを防止することができる。待機状態から印刷状態に移行するときは、上述の動作を逆に行う。
図10の実線波形が示すように、印刷時においては、不吐出制御部84は、各インクジェットヘッド1について、吐出制御部83の制御に基づく吐出口108からのインク滴の吐出に先立って、不吐出フラッシングを所定時間tf3(500パルスの不吐出駆動信号を出力可能な時間)行わせる。この所定時間tf3は、上流側に位置するインクジェットヘッド1からのインク滴の吐出が開始されたときから、当該インクジェットヘッド1からのインク滴の吐出が開始されるまでの時間である。これにより、4つ全てのインクジェットヘッド1間において、不吐出フラッシングを行う期間が互いに重複することがなく、インク滴の吐出と不吐出フラッシングとが同じ順序で行われる。このとき、搬送制御部81は、不吐出フラッシングを所定時間tf3行うことができる所定の一定速度で用紙Pが搬送されるように搬送ユニット20を制御している。
この場合、第1実施形態と同様に、上流側から3つのインクジェットヘッド1がインク滴の吐出を行っていると共に、最も下流側に位置するインクジェットヘッド1が不吐出フラッシングを行っているときの消費電力が、最大消費電力Pmaxとなる。
なお、本実施形態においては、搬送方向に関して互いに隣接するインクジェットヘッド1同士の距離が、第1実施形態よりも広くなっているため、所定時間tf3を、所定時間tf1よりも長くしてより確実に吐出口108内のインクを攪拌する構成であるが、攪拌が十分であれば、所定時間tf3が短くなるように用紙Pの搬送速度を高くしてスループットを向上させることが可能となる。本実施形態によると、不吐出フラッシングの時間を確保するという観点から、互いに隣接するインクジェットヘッド1同士の距離を確保する一方で、インクジェットヘッド1間にキャップ61が配置されることで、インクジェットプリンタ201の大型化を抑制することができる。
以上のように、本実施形態のインクジェットプリンタ201によると、全てのインクジェットヘッド1間において不吐出フラッシングを行う期間が重複しないため、最大消費電力Pmaxを確実に低減することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。上述の実施形態では、全てのインクジェットヘッド1間において不吐出フラッシングを行う期間が重複しない構成となっているが、少なくとも搬送方向に関する最も下流側に位置するインクジェットヘッド1が駆動されていない(不吐出フラッシング及びインク滴の吐出を行っていない)状態であれば、他のインクジェットヘッド1間において、不吐出フラッシング期間が重複していてもよい。この状態であれば、全てのインクジェットヘッド1が駆動されていないため、最大消費電力が低減される。
また、上述の実施形態においては、インクジェットプリンタ101、102が、4つのインクジェットヘッド1を有する構成であるが、インクジェットプリンタが、2つ、3つ、又は5つ以上のインクジェットヘッド1を有する構成であってもよい。
さらに、上述の実施形態においては、4つ全てのインクジェットヘッド1間において、インク滴の吐出と不吐出フラッシングとが同じ順序で行われる構成であるが、インク滴の吐出と不吐出フラッシングとが異なる順序で行われる構成であってもよい。例えば、各インクジェットヘッド1において任意の順に、不吐出フラッシングを行った後に、インク滴の吐出を行ってもよい。
加えて、上述の実施形態においては、4つのインクジェットヘッド1が、副走査方向に等間隔に配置される構成であるが、互いに隣接するインクジェットヘッド1間の距離の少なくとも一部が互いに異なっていてもよい。
また、上述の実施形態においては、各インクジェットヘッド1からのインク滴の吐出直前まで、不吐出フラッシングが行われる構成であるが、インクジェットヘッドについて、不吐出フラッシングが行われる期間と、インク滴が吐出される期間とが時間的に離れていてもよい。
さらに、上述の実施形態においては、各インクジェットヘッド1に係る不吐出フラッシングを行う時間が同じとなる構成であるが、インクジェットヘッド1間で不吐出フラッシングを行う時間が異なる構成であってもよい。
本発明は、インク以外の液体を吐出する記録装置にも適用可能である。さらに、プリンタに限定されず、ファクシミリやコピー機などにも適用可能である。
1 インクジェットヘッド
2a 吐出面
16 制御装置
20 搬送ユニット
21 アクチュエータユニット
61 キャップ
81 搬送制御部
82 画像データ記憶部
83 吐出制御部
84 不吐出制御部
101、102 インクジェットプリンタ
108 吐出口

Claims (4)

  1. 記録媒体を搬送する搬送機構と、
    液滴を吐出する複数の吐出口によって構成される吐出口列を前記搬送機構に係る記録媒体の搬送方向に複数配列された状態で備えると共に、前記搬送方向に配列された複数の液体吐出ヘッドと、
    前記搬送機構に搬送された記録媒体に画像が形成されるように、各液体吐出ヘッドについて前記吐出口からの液体の吐出を行わせる吐出制御手段と、
    各液体吐出ヘッドについて、前記吐出制御手段の制御に基づく前記吐出口からの液体の吐出の直前に、前記吐出口から液体を吐出させることなく、前記吐出口に形成された液体のメニスカスを振動させる不吐出フラッシングを所定時間行わせる不吐出制御手段とを備えており、
    前記不吐出制御手段は、前記複数の吐出口列のうち前記搬送方向上流側に位置するものから順に前記吐出口列ごとに前記不吐出フラッシングを開始し、
    前記所定時間は、互いに隣接する2つの前記液体吐出ヘッドにおいて、前記搬送方向上流側に位置する一方の前記液体吐出ヘッドから液体の吐出が開始されたときから、前記搬送方向下流側に位置する他方の前記液体吐出ヘッドから液体の吐出が開始されるまでの時間であることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記搬送機構に記録媒体を搬送させる搬送制御手段をさらに備え、
    前記搬送制御手段は、前記不吐出制御手段が各液体吐出ヘッドについて前記不吐出フラッシングを前記所定時間行うことができる速度で、前記搬送機構に記録媒体を搬送させることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記各液体吐出ヘッド間の間隔が、前記不吐出制御手段が各液体吐出ヘッドについて前記不吐出フラッシングを前記所定時間行うことができる距離に設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記各液体吐出ヘッドの前記吐出口が配置された吐出面をそれぞれ封止するための複数のキャップをさらに備え、
    印刷状態においては、前記液体吐出ヘッドと前記キャップとが前記搬送方向に交互に配列されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
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