JP2001232781A - インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法

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JP2001232781A
JP2001232781A JP2000046801A JP2000046801A JP2001232781A JP 2001232781 A JP2001232781 A JP 2001232781A JP 2000046801 A JP2000046801 A JP 2000046801A JP 2000046801 A JP2000046801 A JP 2000046801A JP 2001232781 A JP2001232781 A JP 2001232781A
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recording medium
ink
ink droplets
head
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JP2000046801A
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English (en)
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Yuichiro Ikemoto
雄一郎 池本
Masato Ando
真人 安藤
Yuji Yakura
雄次 矢倉
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体の搬送速度の影響により生ずる記録
媒体上のドットの位置ずれを視覚上低減することのでき
るインクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
を提供すること。 【解決手段】 複数のノズルN1〜NNからインクの液
滴Iを吐出する駆動素子としての発熱素子を有し、前記
インクの液滴を吐出して記録媒体に着弾させ、着弾によ
るドットでなる文字や画像を記録するためのインクジェ
ット記録装置100であって、前記記録媒体Pを搬送す
るための搬送手段130,140と、それぞれ前記記録
媒体Pの搬送方向の垂直方向に沿って前記複数のノズル
N1〜NNが設けられており、時分割駆動によって対面
する前記複数のノズルN1〜NN同士が互いに逆の順序
となるように前記インクの液滴Iを吐出する複数の吐出
手段121とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクの液滴を吐
出しドットでなる文字や画像を記録媒体に記録するため
のインクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、プリントヘ
ッドに並べて設けた細いノズルからインクの液滴を吐出
して記録媒体である例えば用紙に着弾させ、ドットでな
る文字や画像等を記録する方式のプリンタであり、記録
速度が高速で、記録コストが安価でカラー化が容易であ
るという特徴がある。このインクジェットプリンタにお
けるプリントヘッドとしては、用紙のページ幅より短尺
のいわゆるシリアルヘッドと、用紙のページ幅とほぼ同
寸の長尺のいわゆるラインヘッドがある。また、インク
の液滴の吐出方式としては、圧電素子を用いたピエゾ方
式と、発熱素子を用いたサーマル方式が採用されてい
る。
【0003】以下では、サーマル方式のプリンタを例に
説明する。サーマル方式プリンタのプリントヘッドは、
穴を空けた小箱の中に発熱素子及びインクを有する構成
であり、インクの液滴を発射するには発熱素子に通電し
インクの沸騰による泡の発生によって上記小箱の内圧が
上昇し、インクの液滴が吐出するようになっている。吐
出したインクの液滴は、記録媒体に着弾し、着弾による
ドットでなる文字や画像を構成する。このプリントヘッ
ドは、搬送される記録媒体の記録面上を多少の間隔を保
持しながらその搬送方向の垂直方向に走査しながら印画
する。このプリントヘッドは、それぞれインクの液滴を
吐出する複数のノズルが設けられており、このノズル数
は例えば数百程度のヘッドチップで一体構成されてい
た。
【0004】しかし、A4紙面幅のような数千程度のノ
ズルを有するラインヘッドを1チップで構成するのは、
チップ面積が大きくなり、歩留まりやウェハーからの取
り数等の問題から困難である。そこで、従来のプリント
ヘッドでは、複数のヘッドチップをほぼ直線上に並べる
こと(「タイリング」という)によりラインヘッドを構
成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ラインヘッドを有するインクジェットプリンタは、時分
割によって一直線上に並んだ各ノズルを駆動しているの
で、記録媒体の表面上に着弾したインクの液滴でなるド
ットの配列方向が厳密にいうとノズルの配列方向と平行
にならない。つまり、記録媒体表面に着弾したドットが
位置ズレを生じるので、視覚上その位置ズレが認識でき
てしまう場合があった。
【0006】そこで本発明は上記課題を解消し、記録媒
体の搬送速度の影響により生ずる記録媒体上のドットの
位置ずれを視覚上低減することのできるインクジェット
記録装置及びインクジェット記録方法を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明にあっては、複数のノズルからインクの液滴を吐出
する駆動素子としての発熱素子を有し、前記インクの液
滴を吐出して記録媒体に着弾させ、着弾によるドットで
なる文字や画像を記録するためのインクジェット記録装
置であって、前記記録媒体を搬送するための搬送手段
と、それぞれ前記記録媒体の搬送方向の垂直方向に沿っ
て前記複数のノズルが並列に設けられており、対面する
前記複数のノズル同士が互いに逆の順序となるように時
分割駆動によって前記インクの液滴を吐出する複数の吐
出手段とを有することを特徴とするインクジェット記録
装置により、達成される。
【0008】上記目的は、請求項7の発明にあっては、
複数のノズルからインクの液滴を吐出する駆動素子とし
ての発熱素子にて、前記インクの液滴を吐出して記録媒
体に着弾させ、着弾によるドットでなる文字や画像を記
録するインクジェット記録方法であって、前記記録媒体
を搬送する搬送ステップと、それぞれ前記記録媒体の搬
送方向の垂直方向に沿って前記複数のノズルが並列に設
けられた複数の吐出手段が、対面する前記複数のノズル
同士が互いに逆の順序となるように時分割駆動によって
前記インクの液滴を吐出する吐出ステップとを有するこ
とを特徴とするインクジェット記録方法により、達成さ
れる。
【0009】請求項1又は請求項7の構成によれば、複
数の吐出手段は、それぞれ記録媒体の搬送方向の垂直方
向に沿って複数のノズルが並列に設けられている。対面
する複数の吐出手段における複数のノズル同士は、互い
に逆の順序となるように時分割駆動され、インクの液滴
を吐出する。従って、複数の吐出手段によって記録媒体
に着弾されたインクの液滴は、それぞれ記録媒体の搬送
速度に応じて位置ずれを生じ多少傾いて着弾する。複数
の吐出手段によって着弾されたドットの位置ずれによる
両者の傾きは逆方向となるので、ドットの位置ずれが視
覚上認識しにくくなる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、前記複数の吐出手段は、それぞれ同色の前記インク
の液滴を吐出することを特徴とする。請求項3の発明
は、請求項1の構成において、前記複数の吐出手段は、
それぞれ異なる色の前記インクの液滴を吐出することを
特徴とする。請求項2又は請求項3のいずれかの構成に
よれば、それぞれ複数のインクの液滴を記録媒体に着弾
させると、記録媒体表面上でのドットが重なる。従っ
て、着弾したドットの位置ずれによる両者の傾きは逆方
向であるので、着弾したドットによって形成される文字
や画像におけるドットの位置ずれは、インクの液滴が同
色又は異なる色であっても視覚上認識しにくくなる。
【0011】請求項4の発明は、請求項1の構成におい
て、前記複数の吐出手段は、それぞれ前記記録媒体の搬
送方向の垂直方向に沿って複数設けられていることを特
徴とする。請求項4の構成によれば、複数の吐出手段が
それぞれ記録媒体の搬送方向の垂直方向に並列となるよ
うに設けられているので、記録媒体の搬送方向の垂直方
向にほぼ同時にドットを着弾することができる。例えば
記録媒体の搬送方向の垂直方向は記録媒体の幅方向であ
り、複数の吐出手段は記録媒体の幅方向においてほぼ同
時にドットを着弾させることができる。
【0012】請求項5の発明は、請求項1の構成におい
て、前記複数の吐出手段は、それぞれ前記記録媒体の搬
送方向の垂直方向に沿って千鳥状に複数設けられている
ことを特徴とする。請求項5の構成によれば、複数の吐
出手段がそれぞれ記録媒体の搬送方向の垂直方向にて千
鳥状に複数設けられているので、それぞれ隣り合う吐出
手段同士の間隔を調整することができる。従って、イン
クジェットプリンタは、複数の吐出手段の端部のノズル
同士の間隔を調整することができる。このため、インク
ジェットプリンタは、吐出手段の端部のノズル同士のノ
ズルによって記録媒体に着弾されるドット同士の隙間を
調整することができる。
【0013】上記目的は、請求項6の発明にあっては、
複数のノズルからインクの液滴を吐出する駆動素子とし
ての発熱素子を有し、前記インクの液滴を吐出して記録
媒体に着弾させ、着弾によるドットでなる文字や画像を
記録するためのインクジェット記録装置であって、前記
記録媒体を搬送するための搬送手段と、前記記録媒体の
搬送方向の垂直方向に沿って前記複数のノズルが配列さ
れており、ブロック毎に分割された前記複数のノズルが
隣り合うブロック同士で時分割駆動によって互いに逆の
順序となるように、前記インクの液滴を吐出する吐出手
段とを有することを特徴とするインクジェット記録装置
により、達成される。上記目的は、請求項8の発明にあ
っては、複数のノズルからインクの液滴を吐出する駆動
素子としての発熱素子にて、前記インクの液滴を吐出し
て記録媒体に着弾させ、着弾によるドットでなる文字や
画像を記録するインクジェット記録方法であって、前記
記録媒体を搬送する搬送ステップと、前記記録媒体の搬
送方向の垂直方向に沿って前記複数のノズルが配列され
た吐出手段が、ブロック毎に分割された前記複数のノズ
ルが隣り合うブロック同士で時分割駆動によって互いに
逆の順序となるように、前記インクの液滴を吐出する吐
出ステップとを有することを特徴とするインクジェット
記録方法により、達成される。請求項6又は請求項8の
構成によれば、それぞれ記録媒体の搬送方向の垂直方向
に沿って複数のノズルが配列された吐出手段が、ブロッ
ク毎に分割された複数のノズルが隣り合うブロック同士
で時分割駆動によって互いに逆の順序となるように、イ
ンクの液滴を吐出する。従って、吐出手段によって記録
媒体に着弾されたインクの液滴は、それぞれ記録媒体の
搬送速度に応じて位置ずれを生じ多少傾いて着弾すると
共に、隣り合うインクの液滴の位置ずれは互いに逆方向
になるので鋸型となる。隣り合うブロックの複数のノズ
ルによって記録媒体に着弾されたドットは、その傾きは
互いに逆方向となるもののそれぞれ連続しているので、
ドットの位置ずれが視覚上認識しにくくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。以下の説明では、複数のヘッドチップをほぼ直線状
又は千鳥状に並べることを「タイリング」という。第1実施形態 (プリンタ全体構成)図1は、本発明の第1実施形態と
してのインクジェットプリンタの全体構成例を示す一部
断面斜視図であり、図2は、その断面側面図である。こ
のインクジェットプリンタ100は、インクの液滴を吐
出する駆動素子として図示しない発熱素子を有し、記録
媒体の一例としての用紙Pの略幅寸法の記録範囲を有
し、インクの液滴の数でドットの径の変調を行うPNM
(PulseNumber Modulation)変
調機能を有するラインヘッド120を備えている点に特
徴があるプリンタである。
【0015】インクジェットプリンタ100は、筐体1
10内に、ラインヘッド120、紙送り部130(搬送
手段)、給紙部140(搬送手段)、ペーパトレイ15
0、電気回路部160等が配設された構成となってい
る。筐体110は、直方体状に形成されており、一端側
面には用紙Pの排紙口111が設けられ、他端側面には
ペーパトレイ150のトレイ出入口112が設けられて
いる。ラインヘッド120は、CMYK(シアン、マゼ
ンタ、イエロー、ブラック)の4色分を備えており、図
示しないノズルが下方を向くようにして排紙口111側
の端部上方に配設されている。
【0016】紙送り部130は、紙送りガイド131、
紙送りローラ132、133、紙送りモータ134、プ
ーリ135、136、ベルト137、138を備えてお
り、排紙口111側の端部下方に配設されている。紙送
りガイド131は、平板状に形成されており、ラインヘ
ッド120の下方に所定の間隔をあけて配設されてい
る。各紙送りローラ132、133は、互いに接触した
一対のローラでなり、紙送りガイド131の両側、即ち
トレイ出入口112側と排紙口111側に配設されてい
る。紙送りモータ134は、紙送りガイド131の下方
に配設されており、プーリ135,136とベルト13
7,138を介して各紙送りローラ132、133に連
結されている。
【0017】給紙部140は、給紙ローラ141、給紙
モータ142、ギヤ143を備えており、紙送り部13
0に対しトレイ出入口112側に配設されている。給紙
ローラ141は、略半円筒形状に形成されており、トレ
イ出入口112側の紙送りローラ132に近接して配設
されている。給紙モータ142は、給紙ローラ141の
上方に配設されており、ギヤ143を介して給紙ローラ
141に連結されている。
【0018】ペーパトレイ150は、例えばA4サイズ
の用紙Pを複数枚重ねて収納可能な箱状に形成され、底
面の一端部には、ばね151で係止された紙支え152
が設けられており、給紙部140の下方からトレイ出入
口112にかけて配設されている。電気回路部160
は、各部の駆動を制御する部位であり、ペーパトレイ1
50の上方に配設されている。
【0019】このような構成において、その動作例を説
明する。使用者は、インクジェットプリンタ100の電
源を入れた後、ペーパトレイ150をトレイ出入口11
2から引き出し、ペーパトレイ150内に所定枚数の用
紙Pを収納して押し入れる。すると、ばね151の作用
により紙支え152が用紙Pの一端部を持ち上げ、給紙
ローラ141に押し付ける。そして、給紙モータ142
の駆動により給紙ローラ141が回転し、1枚の用紙P
をペーパトレイ150から紙送りローラ132へ送り出
す。
【0020】続いて、紙送りモータ134の駆動により
各紙送りローラ132、133が回転し、紙送りローラ
132が送り出されてきた用紙Pを紙送りガイド131
へ送り出す。すると、ラインヘッド120が所定のタイ
ミングで動作して、ノズルからインクの液滴を吐出して
用紙P上に着弾させ、ドットでなる文字や画像等を記録
する。そして、紙送りローラ133が送り出されてきた
用紙Pを排紙口111から排紙する。以上の動作を記録
が完了するまで繰り返す。
【0021】図3は、図1のインクジェットプリンタ1
00の電気回路部160の記録及び制御系を示すブロッ
ク図である。CPUやDSP構成としてソフトウェアで
処理する信号処理・制御回路161には、予め決められ
た補正データがROMマップ方式で格納されている補正
回路162、ラインヘッド120を駆動するためのヘッ
ドドライブ回路163、モータ駆動その他を制御する各
種制御回路164及びラインバッファメモリや1画面メ
モリ等のメモリ165が接続されている。
【0022】記録データ等の信号は、信号入力部166
から信号処理・制御回路161に入力されて記録順番に
揃えられ、補正回路162に送られてγ補正、色補正、
各ノズルのばらつき補正等の補正処理が施される。そし
て、補正後の記録データ等の信号は、外部条件、例えば
ノズル番号、温度、入力信号等に応じて信号処理・制御
回路161に取り出され、駆動信号としてヘッドドライ
ブ回路163及び各種制御回路164に送られる。
【0023】ヘッドドライブ回路163は、駆動信号に
基づいてラインヘッド120を駆動制御する。各種制御
回路164は、駆動信号に基づいて紙送りモータ13
4、給紙モータ142、ラインヘッド120のクリーニ
ング等を駆動制御する。尚、記録データ等の信号は、必
要に応じてメモリ165に一旦記録されてから取り出さ
れるようになっている。
【0024】図4は、図3のヘッドドライブ回路163
とラインヘッド120の詳細を示すブロック図である。
ヘッドドライブ回路163は、PNM変調と時分割駆動
を行う構成となっており、階調カウンタ163a、コン
パレータ163b、シリアル/パラレル変換部163c
及びデータ読み出し部163dを備えている。
【0025】階調カウンタ163aは、図5に示すよう
に、PNMのパルス数まで進むカウンタとなっている。
コンパレータ163bは、階調カウンタ163aのカウ
ント値とデータ読み出し部163dの記録データとを比
較して、記録データがカウント値以上の場合、「H」を
出力するようになっている。シリアル/パラレル変換部
163cは、図6に示すように、1階調の間に、時分割
駆動の分割数だけ、同時に駆動する発熱素子のデータ処
理を、シリアルデータで処理した後にパラレルデータに
変換するようになっている。
【0026】ラインヘッド120は、1ヘッドチップ1
21内に時分割駆動1ブロックを構成したものが、複数
個タイリングされている。分割駆動フェーズ発生回路1
21aは、全フェーズ数の出力を持っており、発熱素子
121b、スイッチング素子121c、ゲート回路12
1dと一対になっている。ゲート回路121dは、分割
駆動フェーズ発生回路121aの各信号とシリアル/パ
ラレル変換部163cからのデータとの「アンドゲー
ト」となっており、フェーズとデータが共に「H」の
時、スイッチング素子121cをONにして発熱素子1
21bを駆動し、インクを吐出させるようになってい
る。
【0027】(ヘッド構造)図7(A)、(B)は、図
1のインクジェットプリンタ100の1色分のラインヘ
ッド120の構造を示す平面図及び底面図、図8
(A)、(B)は、図7(B)のA−A線断面側面図及
びB−B線断面側面図、図9は、底面側から見た部分斜
視図である。
【0028】このラインヘッド120のライン状のヘッ
ドフレーム122には、中央にスリット状のインク供給
孔122aが形成されている。ヘッドフレーム122の
一方の面には、Si基板で形成された複数個のヘッドチ
ップ121が貼り付けられている。ヘッドチップ121
は、例えばヘッドフレーム122上のインク供給孔12
2aの両側に千鳥状に配列されている。そして、図10
にも示すように、ヘッドチップ121上のインク供給孔
122a側には、複数個の発熱素子121aが一列に配
列され、反対側には、発熱素子121aに対応した接続
端子121bが一列に配列されている。
【0029】この例では、発熱素子121aは例えば6
00dpiで配列されている。そして、発熱素子121
aと接続端子121bの間には、ヘッドチップ121
(発熱素子121a)の時分割駆動を行うためのスイッ
チング回路121cとゲート(ロジック)回路121d
がそれぞれレイアウトされている。このヘッドチップ1
21は、吐出動作により温度上昇するが、ヘッドチップ
121の上面と側面はインクに浸されているので、イン
クで直接水冷されるようになっている。
【0030】ヘッドチップ121上には、図11にも示
すように、複数個のインクの液室123aと流路123
bを形成するための部材123を介して複数個のノズル
124aを有するノズルプレート124が配設されてい
る。部材123は、いわゆるドライフィルムフォトレジ
スト等の感光性樹脂により、各液室123aがヘッドチ
ップ121に配列された各発熱素子121aに対応し、
かつ各流路123bが各液室123aからヘッドチップ
121の端部まで延びるように形成されている。
【0031】ノズルプレート124は、ニッケルの電鋳
により作成され、インクによる腐食を防ぐため、金ある
いはパラジウム等で耐蝕メッキされており、インク供給
孔122aを塞ぎ、かつ各ノズル124aが各発熱素子
121bに一対一で対応するように形成されている。即
ち、各液室123aは、部材123に形成された流路1
23b及びノズルプレート124に形成されたノズル1
24aに連通されている。
【0032】ヘッドフレーム122の他方の面には、フ
ィルタ125を介してインクタンク126が貼り付けら
れている。フィルタ125は、インク供給孔122aを
覆うように貼り付けられており、インクタンク126か
らのごみやインク成分の凝集物等がノズル124a側に
混入することを防止する役目を果たす。インクタンク1
26は、袋126aと外筐126bの二重構造になって
いる。
【0033】袋126aと外筐126bの間には、袋1
26aを外側に拡げるように働くバネ部材126cが入
っている。これにより、インクには負圧が掛かるように
なり、インクがノズル124aから自然に漏れ出すこと
を防止することができる。また、この負圧はノズル12
4aの毛細管力よりは小さくなるよう設定されているた
め、インクがノズル124aに引き込まれてしまうこと
を防止することができる。
【0034】そして、ヘッドチップ121上からヘッド
フレーム122の外側を通ってインクタンク126の外
周面に至る部分には、いわゆるFPC(フレキシブルプ
リント基板)でなる電気配線127が貼り付けられてい
る。電気配線127は、ヘッドチップ121に電源や電
気信号を供給するためのものであり、ヘッドチップ12
1の接続端子121bに接続されている。
【0035】以上のような構成において、インクは、イ
ンクタンク126からインク供給孔122aに供給さ
れ、流路123bを通って液室123aに供給される。
ここで、ノズル124aは円形状に形成されており、ノ
ズル先端ではインクの負圧によりインク面の中央部が凹
んだ、いわゆるメニスカスが形成される。そして、発熱
素子121bに駆動電圧がかかり、発熱素子121b表
面に気泡が発生すると、ノズル124aからインクの粒
子が吐出される。
【0036】前述したようにヘッドチップ121は千鳥
状に配列されているため、1つのヘッドチップ121に
対応する複数のノズル124a(以下、ノズル群とい
う)の配列もこれに応じて千鳥状になる。
【0037】(PNM)PNMは、1画素内に連続的に
打ち込むインクの液滴の数(パルス数)でドットのサイ
ズを変調して階調印画する方法である。この方法は、デ
ィジタル的に階調表現する場合に有利な方法である。
【0038】図12は、PNMの原理を示す概念図であ
る。用紙Pに着弾したインクの液滴Iが乾燥する前に次
のインクの液滴Iを着弾させ、インクのにじみを利用し
てドットDの径を変調する。用紙Pはラインヘッドに対
して相対的に連続して移動しているため、着弾の位置も
用紙Pの移動方向に少しずつずれていく。
【0039】着弾の周期がある程度以下に短かければ、
インクは等方的ににじむので、ドットDとしては真円に
近い形となる。また、着弾の周期が長くなると、ドット
Dとしては用紙Pの移動方向に長軸をもつ楕円になる。
着弾の周期とドットDの径の縦横比の関係は、インク及
び用紙Pの物性(用紙Pへのインクの吸収特性)により
変化する。
【0040】ここで、シリアルヘッドでは、往復走査す
る際に同じ箇所を複数回重ね打ちして階調数を増やすこ
とが可能であるが、記録時間が重ね打ち回数倍長くなる
難点がある。一方、ラインヘッドでは、1回の走査で記
録が完了するため、記録時間を著しく短縮することがで
きる。例えば600dpiの解像度で10kHzの画素
(ライン)記録周波数とすると、A4サイズの用紙Pの
縦をスキャンするのにかかる時間は、1色当たリ0.7
秒となる。
【0041】しかし、インクの乾燥時間を考慮すると、
記録時間は例えば10秒程度が妥当と考えられ、この場
合、画素(ライン)記録周波数は、例えば解像度300
dpi、600dpi、1200dpiでそれぞれ35
0Hz、700Hz、1.4kHz程度となり、通常の
シリアルヘッドに比べ画素(ライン)記録周波数を低く
することができる。これを利用して画素(ライン)記録
周期内でPNMを行うことが可能であり、PNMはライ
ンヘッドに適した階調表現方法であると考えられる。
【0042】次に、画質を検討する。解像度は大きくと
りたいが、製造コストや信頼性の面からはノズル数をな
るべく少なくしたい、即ち解像度は低くしたいという設
計上の希望がある。PNMを用いれば、画素内で階調を
とることができ、2値記録の場合に比べ解像度を低く設
定しても高画質を得ることが可能である。しかし、PN
Mのみでは十分な階調数をとることができないため、P
NMといわゆるドット密度変調の組み合わせによって高
画質な階調印画を可能とする。そこで、本実施形態で
は、PNMと誤差拡散法の組み合わせ、即ち多値の誤差
拡散処理を行っている。
【0043】本実施形態の設計仕様は例えば下記の通り
である。 記録幅:8.5インチ(最大)、解像度:600dp
i、ノズル数:5100(1色当たり)、吐出量:3p
l、パルス数:8パルス(最大)、レベル数:9レベ
ル、吐出周波数:4.8kHz、ライン記録周波数:6
00Hz
【0044】図13は、ヘッドチップ121を簡素化し
た構成例及び、このヘッドチップ121によって用紙P
にドットを形成する様子の一例を示す平面図である。図
示したヘッドチップ121は、用紙Pとの対面(以下、
「ノズル面」という)の構成例を示しており、その対面
には複数のノズルN1、N2、・・・、NN(124
a)が設けられている。用紙PがX方向に紙送りされな
がら、ヘッドチップ121が上述のようにノズルN1、
N2、・・・、NNから用紙Pに対してそれぞれ時分割
駆動によってインクの液滴を吐出すると、用紙Pにはド
ットDD1、DD2、・・・、DDNが斜めに着弾す
る。これは、用紙PがX方向に搬送されているためであ
り、用紙P上のドットDD1とドットDDNとでは用紙
Pの送り速度に応じて位置ずれ量Wが生ずることにな
る。この位置ずれ量Wは、例えば600dpiの解像度
とした時で42.3μm程度である。尚、図13に示し
た用紙Pにおけるドットは説明の都合上分離している
が、実際上は隣接するドットが重複し、視覚上1本の線
等をなしている。尚、この説明では、ラインヘッド12
0によって直線を引くことを例示しているが、文字や画
像を形成することであっても同様である。以下の説明に
おける図面では、ノズルN1、N2、・・・、NNの駆
動順をヘッドチップ121内に太い矢印を示して表現す
る。
【0045】図14は、ラインヘッド120の第1の駆
動例及び、このラインヘッド120によって用紙Pにド
ットを形成した様子の一例を示す平面図である。ライン
ヘッド120には、例えば細長い1つのヘッドチップ1
21が用紙Pの搬送方向Xに対して垂直方向に沿って設
けられており、その垂直方向において複数のノズルが例
えば4つのブロックに分割駆動される。隣り合うブロッ
ク同士では、互いにノズルの駆動方向が同一となるよう
になっている。このようなラインヘッド120によって
ドットの記録を行うと、用紙Pには4本のドットでなる
直線が引かれることになる。この直線は、互いに平行で
あり、上述のように用紙Pの搬送速度に応じて多少傾斜
している。このような線の引かれ方では、線が連続して
おらず視覚上各線の切れ目が認識できてしまう場合があ
る。
【0046】図15は、ラインヘッド120の第2の駆
動例及び、このラインヘッド120によって用紙Pにド
ットを形成した様子の一例を示す平面図である。このラ
インヘッド120は、図14のヘッドチップ121とほ
ぼ同様の構成のヘッドチップ121(吐出手段)が設け
られているが、隣接するブロック同士のノズルの駆動方
向が互いに逆になるように駆動される点が異なってい
る。従って、用紙Pには、厳密にいえばドットでなる4
本の直線によって連続した鋸型の線が引かれることにな
る。また、隣り合う直線同士は、同様に用紙Pの搬送速
度に応じて多少傾斜している。従って、用紙P上に記録
されたドットでなる線同士の間が途切れないので、図1
4の場合よりも直線の切れ目が視認しにくくなる。
【0047】また、ラインヘッド120は、以下のよう
な構成でもよい。図16及び図17は、それぞれライン
ヘッド120の別の構成例及び、このラインヘッド12
0によってドットが形成された用紙Pの様子の一例を示
す平面図である。ラインヘッド120には、例えばそれ
ぞれ異なる色のインクの液滴を着弾させるためのヘッド
チップ121(吐出手段)が用紙Pの搬送方向Xにおい
て離間して2列設けられている。左側に設けられている
ヘッドチップ121のノズルは、図15のヘッドチップ
121のノズルと同様の駆動方向で駆動される。このラ
インヘッド120は、用紙Pの搬送方向Xにおいて対面
するヘッドチップ121のノズルの駆動方向(位相)が
互いに逆方向となるように駆動する。従って、用紙Pに
は、図16に示すようにノズル駆動が4つのブロックに
分割された左側のヘッドチップ121によってドットで
なる4本の直線が引かれることになる。この直線は、上
述のように用紙Pの搬送速度に応じて多少傾斜してお
り、厳密にいえば鋸型になる。
【0048】さらに、図17に示すように、用紙Pに
は、右側のヘッドチップ121によってドットでなる4
本の直線が上記4本の直線に交差するように形成される
ことになる。この直線は、上記同様に用紙Pの搬送速度
に応じて多少傾斜している。従って、用紙Pには、印画
された直線に交差するように直線が引かれることにな
る。
【0049】本発明の第1実施形態によれば、用紙Pの
搬送方向Xにおいて位相を互いに逆方向とすれば形成さ
れるドットの位置ずれを視覚上低減することができる。
【0050】第2実施形態 図18(A)〜図18(D)は、それぞれ第2実施形態
としてのインクジェットプリンタ100のラインヘッド
120の構成例及び、このラインヘッド120によって
用紙Pにドットを形成する様子の一例を示す平面図であ
る。尚、図18(A)〜図18(D)では、上記説明で
用いた図面と異なり、同時に駆動するヘッドチップ12
1同士が視認しやすいように用紙Pの下部に配置した図
となっている。第2実施形態としてのインクジェットプ
リンタでは、図1〜図13において第1実施形態として
のインクジェットプリンタ100とほぼ同様の構成であ
り、以下に説明する点が異なっている。ラインヘッド1
20のノズル面には、例えば同色のインクの液滴を吐出
する8つのヘッドチップ121が設けられている。これ
らのヘッドチップ121は、例えば4つずつの左右2つ
ずつ用紙Pの搬送方向Xの垂直方向において千鳥状にな
るように設けられている。
【0051】図18(A)等におけるラインヘッド12
0は、用紙Pの搬送方向Xの垂直方向に沿って設けられ
たヘッドチップ121同士はノズルが同一の駆動方向と
なるように駆動され、用紙Pの搬送方向Xにて対面する
ヘッドチップ121同士はノズルが異なる駆動方向とな
るように駆動される。各ヘッドチップ121は、図18
(A)〜図18(D)に示すようなドットでなる直線を
順次形成していく。
【0052】本発明の第2実施形態によれば、第1実施
形態とほぼ同様の効果を発揮できるとともに、これに加
えて、ヘッドチップ121の端部のノズルと、そのヘッ
ドチップ121に隣り合うヘッドチップ121の端部の
ノズルとの間隔を、ヘッドチップ121の配置によって
調整することができる。このため、このラインヘッド1
20は、複数のヘッドチップ121によって用紙Pにド
ットを記録しても、ヘッドチップ121の境界での直線
等の印画に影響が生じない。
【0053】第3実施形態 図19は、第3実施形態としてのインクジェットプリン
タのラインヘッド120の構成例及び、このラインヘッ
ド120によって用紙Pにドットを形成する様子の一例
を示す平面図である。第3実施形態としてのインクジェ
ットプリンタでは、図1〜図13及び図15において第
1実施形態としてのインクジェットプリンタ100とほ
ぼ同様の構成である。このラインヘッド120は、1つ
のヘッドチップ121において分割駆動する単位として
のブロック数が異なる点及び使用するインクの色数が多
い点を除けば、図16及び図17のラインヘッド120
とほぼ同様の構成及び動作である。これらのヘッドチッ
プ121は、それぞれ例えばKCMY(ブラック、シア
ン、マゼンタ、イエロー)の4色分のインク用のチップ
ヘッド121を備えており、用紙Pに対して複数の色で
なるカラーの直線等を印画することができる。この内の
3つのラインヘッド120によって用紙Pにドットを形
成すると、図19に示すような3本の線が印画される。
1本の線は、それぞれ傾いた直線で形成される鋸型であ
るものの連続している。
【0054】本発明の第3実施形態によれば、第1実施
形態とほぼ同様の効果を発揮できるとともに、これに加
えて、カラーで印画された直線等は、直線等が連続して
おり切れ目が視認されずらいので、直線等を構成するド
ットの位置ずれを視覚上低減することができる。
【0055】第4実施形態 図20は、第4実施形態としてのインクジェットプリン
タのラインヘッド120の構成例及び、このラインヘッ
ド120によって用紙Pにドットを形成する様子の一例
を示す平面図である。第4実施形態としてのインクジェ
ットプリンタでは、第3実施形態としてのインクジェッ
トプリンタとほぼ同様の構成及び動作であるが、ヘッド
チップ121の配列が千鳥状に配列されている点が異な
る。尚、このラインヘッド120は、ヘッドチップ12
1の数の違い及び複数種類のインクを使用する点を除け
ば、図18のラインヘッド120とほぼ同様の構成であ
る。
【0056】これらのラインヘッド120は、それぞれ
例えばKCMY(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロ
ー)の4色分のインク用のヘッドチップ121を備えて
おり、用紙Pに対して複数の色でなるカラーの直線等を
印画することができる。印画された直線等は、第3実施
形態の場合と同様に印画され、隣り合う直線等同士の切
れ目が視認されずらいので、直線等を構成するドットの
位置ずれを視覚上低減することができる。
【0057】また、ヘッドチップ121は、用紙Pの搬
送方向Xの垂直方向において千鳥状に設けられているの
で、用紙Pの搬送方向Xの垂直方向において隣接するヘ
ッドチップ121の端部のそれぞれのノズル同士の間隔
を適切に調整することができる。このため、ヘッドチッ
プ121同士の境界近傍のノズルによって線等が印画さ
れても、境界部分の線等は影響を受けない。
【0058】本発明の第4実施形態によれば、第3実施
形態とほぼ同様の効果を発揮できるとともに、これに加
えて、隣り合う直線等同士の切れ目が視認されずらいの
で、直線等を構成するドットの位置ずれを視覚上さらに
低減することができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録媒体の搬送速度の影響により生ずる記録媒体上のド
ットの位置ずれを視覚上低減することのできるインクジ
ェット記録装置及びインクジェット記録方法を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としてのインクジェット
プリンタの全体構成例を示す一部断面斜視図。
【図2】図1のインクジェットプリンタの断面側面図。
【図3】図1のインクジェットプリンタの電気回路部の
記録及び制御系を示すブロック図。
【図4】図3のヘッドドライブ回路とラインヘッドの詳
細を示すブロック図。
【図5】図4のヘッドドライブ回路によるPNMの処理
を示す第1の図。
【図6】図4のヘッドドライブ回路によるPNMの処理
を示す第2の図。
【図7】図1のインクジェットプリンタの1色分のライ
ンヘッドの構造を示す平面図及び底面図。
【図8】図7(B)のラインヘッドのA−A線断面側面
図及びB−B線断面側面図。
【図9】図7のラインヘッドを底面側から見た部分斜視
図。
【図10】図7のラインヘッドのヘッドチップの詳細構
造を示す平面図。
【図11】図7のラインヘッドのノズル近傍の詳細構造
を底面側から見た部分斜視図。
【図12】PNMの原理を示す概念図。
【図13】ヘッドチップを簡素化した構成例及び、この
ヘッドチップによって用紙にドットを形成する様子の一
例を示す平面図。
【図14】ラインヘッドの第1の駆動例及び、このライ
ンヘッドによって用紙にドットを形成した様子の一例を
示す平面図。
【図15】ラインヘッドの第2の駆動例及び、このライ
ンヘッドによって用紙にドットを形成した様子の一例を
示す平面図。
【図16】第1実施形態としてのインクジェットプリン
タのラインヘッドの構成例及び、このラインヘッドによ
ってドットが形成された用紙の様子の一例を示す平面
図。
【図17】第1実施形態としてのインクジェットプリン
タのラインヘッドの構成例及び、このラインヘッドによ
ってドットが形成された用紙の様子の一例を示す平面
図。
【図18】第2実施形態としてのインクジェットプリン
タのラインヘッドの構成例及び、このラインヘッドによ
って用紙にドットを形成する様子の一例を示す平面図。
【図19】第3実施形態としてのインクジェットプリン
タのラインヘッドの構成例及び、このラインヘッドによ
って用紙にドットを形成する様子の一例を示す平面図。
【図20】第4実施形態としてのインクジェットプリン
タのラインヘッドの構成例及び、このラインヘッドによ
って用紙にドットを形成する様子の一例を示す平面図。
【符号の説明】
100・・・インクジェットプリンタ、120・・・ラ
インヘッド、121・・・ヘッドチップ(吐出手段)、
121a・・・発熱素子、124a・・・ノズル、13
0・・・紙送り部(搬送手段)、140・・・給紙部
(搬送手段)、DD1〜DDN・・・ドット、N1〜N
N・・・ノズル、P・・・用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢倉 雄次 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA07 EC08 EC37 EC77 FA03 FA13 HA07 2C057 AF30 AG14 AM18 AM19 AN05 BA04 BA13 2C062 KA00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノズルからインクの液滴を吐出す
    る駆動素子としての発熱素子を有し、前記インクの液滴
    を吐出して記録媒体に着弾させ、着弾によるドットでな
    る文字や画像を記録するためのインクジェット記録装置
    であって、 前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 それぞれ前記記録媒体の搬送方向の垂直方向に沿って前
    記複数のノズルが設けられており、時分割駆動によって
    対面する前記複数のノズル同士が互いに逆の順序となる
    ように前記インクの液滴を吐出する複数の吐出手段とを
    有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の吐出手段は、それぞれ同色の
    前記インクの液滴を吐出する請求項1に記載のインクジ
    ェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の吐出手段は、それぞれ異なる
    色の前記インクの液滴を吐出する請求項1に記載のイン
    クジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の吐出手段は、それぞれ前記記
    録媒体の搬送方向の垂直方向に沿って複数設けられてい
    る請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の吐出手段は、それぞれ前記記
    録媒体の搬送方向の垂直方向に沿って千鳥状に複数設け
    られている請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 複数のノズルからインクの液滴を吐出す
    る駆動素子としての発熱素子を有し、前記インクの液滴
    を吐出して記録媒体に着弾させ、着弾によるドットでな
    る文字や画像を記録するためのインクジェット記録装置
    であって、 前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 前記記録媒体の搬送方向の垂直方向に沿って前記複数の
    ノズルが配列されており、ブロック毎に分割された前記
    複数のノズルが隣り合うブロック同士で時分割駆動によ
    って互いに逆の順序となるように前記インクの液滴を吐
    出する吐出手段とを有することを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  7. 【請求項7】 複数のノズルからインクの液滴を吐出す
    る駆動素子としての発熱素子にて、前記インクの液滴を
    吐出して記録媒体に着弾させ、着弾によるドットでなる
    文字や画像を記録するインクジェット記録方法であっ
    て、 前記記録媒体を搬送する搬送ステップと、 それぞれ前記記録媒体の搬送方向の垂直方向に沿って前
    記複数のノズルが並列に設けられた複数の吐出手段が、
    対面する前記複数のノズル同士が互いに逆の順序となる
    ように時分割駆動によって、前記インクの液滴を吐出す
    る吐出ステップとを有することを特徴とするインクジェ
    ット記録方法。
  8. 【請求項8】 複数のノズルからインクの液滴を吐出す
    る駆動素子としての発熱素子にて、前記インクの液滴を
    吐出して記録媒体に着弾させ、着弾によるドットでなる
    文字や画像を記録するインクジェット記録方法であっ
    て、 前記記録媒体を搬送する搬送ステップと、 前記記録媒体の搬送方向の垂直方向に沿って前記複数の
    ノズルが配列された吐出手段が、ブロック毎に分割され
    た前記複数のノズルが隣り合うブロック同士で時分割駆
    動によって互いに逆の順序となるように、前記インクの
    液滴を吐出する吐出ステップとを有することを特徴とす
    るインクジェット記録方法。
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