JP6107172B2 - 画像処理システムとその機能の追加又は更新方法及びプログラム - Google Patents

画像処理システムとその機能の追加又は更新方法及びプログラム Download PDF

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この発明は、本体と操作部を有する画像処理システムその画像処理システムにおける機能の追加又は更新方法、及びコンピュータに操作部を制御させるためのプログラムに関する。
従来から、情報処理システムでは、複数のモジュールを設け、その各モジュールの動作をオペレーティングシステム(以下単に「OS」という)によって制御することが行われている。例えば、複合機(MFP)のような画像処理システムでは、操作部と動作部(本体)とを設け、OSの制御により、操作部で受け付けたユーザの操作に応じて動作部が各種処理を行ったり、動作部の状態を操作部上に表示させたりすることが行われている。
また、このような画像処理システムでは、外部サーバと通信する機能を設け、外部サーバからプログラムをダウンロードしてインストールすることにより、機能を追加又は更新することも知られている。この機能の追加又は更新には、プログラムを新規にインストールすることにより行うものと、既存のプログラムを更新することにより行うものがある。
このような機能の追加や更新に関連する技術としては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。
ところで、画像処理システムの構成として、システム全体を1つのOSにより制御する構成の他、システムをいくつかのモジュールに分け、それらを個別のOSにより制御する構成も考えられる。例えば、画像処理システムの操作部と動作部をそれぞれモジュールと捉え、それらを個別のOSにより制御する等である。そして、このような構成を採る場合、各モジュールはそれぞれ独立した情報処理装置として動作しつつ、相互に通信を行い、必要な情報を交換して、連携した動作を行えるようにする。このような構成を採れば、システム内の一部のモジュールを他のモジュールに入れ替えることを容易に行うことができ、システム構成を柔軟に変更可能である点でメリットがある。
ところで、このように複数のモジュールが個別にOSを有する構成の画像処理システムにおいて、複数のモジュールを協働させるためのプログラムのインストールを行う場合、各モジュールに対してそれぞれそのモジュールが実行するプログラムをインストールすることになる。各モジュールのプログラムの管理は、そのモジュールを制御するOSが行うためである。
しかし、このようなモジュール毎のインストールを行う場合、各モジュールにプログラムを単にインストールするだけでは、正常に動作しない場合がある。各モジュールにおいてプログラムを動作させるに当たり、他のモジュールに対応するプログラムがインストールされていることが要求されたり、所定のハードウェアを備えていることが要求されたりする場合があるためである。
このような要求を満たさないプログラムを新規にインストールしても正常に動作しないことはもちろんであるが、今まで動作していたプログラムを、要求を満たさないプログラムにアップデートしてしまうと、今まで使えていた機能が使えなくなってしまう。
このような事態を避けるためには、各モジュールにプログラムをインストールする際に、画像処理システムの構成がそれらのプログラムの動作条件を満たすかを、インストールを行うユーザやサービススタッフ等が判断することも考えられる。また、各モジュールにどんな順序でインストールすればよいかを判断すべき場合もある。しかし、このような判断を人手で行うと、作業効率の低下につながる。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、それぞれ個別にオペレーティングシステムを備え、スキャナまたはプロッタを有する本体と、該本体と接続し、ユーザから該本体の各種動作の実行及び設定を受け付ける操作部とを有する画像処理システムにおいて、機能の追加又は更新のためのプログラムのインストールを容易に行えるようにすることを目的とする。
この発明は、上述した画像処理システムにおいて、
上記操作部が、上記本体又は該操作部で利用可能な機能の追加又は更新のリストを所定の配信装置から取得して一覧表示する機能と、その一覧表示からのユーザの選択に応じて、上記操作部にインストールする第1のプログラムと、上記本体にインストールする第2のプログラムと、その第1及び第2のプログラムのインストール条件を示す条件情報とが含まれるパッケージファイルを、上記配信装置からダウンロードする機能とを有し、
そのパッケージファイルをダウンロードした上記操作部が、上記条件情報に基づき、該操作部自身に上記第1のプログラムをインストールし、上記本体に上記第2のプログラムを送信してインストールさせるようにしたものである。
この発明によれば、それぞれ個別にオペレーティングシステムを備え、スキャナまたはプロッタを有する本体と、該本体と接続し、ユーザから該本体の各種動作の実行及び設定を受け付ける操作部とを有する画像処理システムにおいて、機能の追加又は更新のためのプログラムのインストールを容易に行えるようにすることができる。
この発明の画像処理システムの一実施形態の利用環境を示す図である。 図1の画像処理システムのハードウェア構成例を示すブロック図である。 図2に示した本体10及び操作部20の機能構成を示す図である。 図1に示した画像処理システム1における機能の追加または更新を行うためのパッケージファイルの一例を示す説明図である。 図1に示した画像処理システムにおいて機能の追加又は更新を行う際の動作シーケンスの一例を示す図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図1〜図5を参照して具体的に説明する。
図1は、この発明の画像処理システムの一実施形態の利用環境を示す図である。
画像処理システム1は、通信機能を有するMFP(複合機:Multifunction
Peripheral)のような画像処理装置であり、例えばプリンタ機能,スキャナ機能,コピー機能,FAX(ファクシミリ)通信機能を備えている。これらの機能に関わる処理は、ユーザが画像処理システム1を直接操作することによって実行することができる。また、図示しないクライアントPC(パーソナルコンピュータ)等の外部装置から受信した指示に従って実行することもできる。
また、画像処理システム1は、画像処理システム1の機能を追加又は更新するためのデータを配信する所定の配信装置である配信サーバ2と、ネットワーク3を介して通信可能である。なお、配信サーバ2が配信するデータには、新規プログラム、アップデート用プログラム、マニュアル等の閲覧用データ等がある。プログラムも、OS(オペレーティングシステム)、ファームウェア、アプリケーションなど、種々のものが考えられる。
図2は、図1の画像処理システム1のハードウェア構成例を示すブロック図である。
この画像処理システム1は、図2に示すように、ユーザから指示の入力を受け付けるモジュールである操作部20と、操作部20が受け付けた指示に基づき動作する動作部のモジュールである本体10とを備え、それらを通信路30により相互に通信可能に接続した構成である。
なお、本体10は、操作部20が受け付けた指示に応じた動作だけでなく、上述のように外部装置から受信した指示に応じた動作も行うことができる。また、通信路30は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることができる。しかし、有線、無線を問わず任意の規格のものでよい。1対1通信であっても、ネットワーク通信であってもよい。例えば、USBの他、シリアル、有線または無線LAN(ローカルエリアネットワーク)、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)、IrDA(Infrared Data Association)等を用いることが考えられる。
本体10は、CPU11、ROM12、RAM13、HDD(ハードディスクドライブ)14、通信I/F(インタフェース)15、接続I/F16、及びエンジン部17を備え、それらをシステムバス18により接続した構成としている。そして、CPU11が、RAM13をワークエリアとしてROM12又はHDD14に記憶されたプログラムを実行することにより、本体10全体を制御し、後述する操作部20との通信制御や機能の追加及び更新に関する制御をはじめとする各種機能を実現する。
HDD14は、不揮発性記憶媒体(記憶手段)であり、CPU11が実行する各種プログラムや、本体10が備えるハードウェア及びソフトウェアの構成(機能構成)を示す本体構成情報(動作部構成情報)を含む各種データを格納(記憶)している。
通信I/F15は、ネットワーク3を介して図示しないクライアントPC等の外部装置と通信するためのインタフェースである。
接続I/F16は、通信路30を介して操作部20と通信するためのインタフェースである。ここではUSB規格のインタフェースとしている。
なお、通信I/F15及び接続I/F16は、有線、無線を問わず任意の規格のものを採用可能であり、一つのI/Fに通信I/F15と接続I/F16を兼ねさせるようにしてもよい。逆に、本体10が通信に用いるI/Fを3以上備えてもよい。
エンジン部17は、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、FAX機能を実現させるための、汎用的な情報処理及び通信以外の処理を行うハードウェアである。例えば、原稿の画像をスキャンして読み取るスキャナ(画像読取部)、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ(画像形成部)、ファクシミリ通信を行う通信部などを備えている。更に、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャや、原稿を自動給送するADF(自動原稿給送装置)のような特定のオプションを備えることもできる。
操作部20は、CPU21、ROM22、RAM23、フラッシュメモリ24、通信I/F25、接続I/F26、及び操作パネル27を備え、それらをシステムバス28により接続した構成としている。そして、CPU21が、RAM23をワークエリアとしてROM22又はフラッシュメモリ24に記憶されたプログラムを実行することにより、操作部20全体を制御し、本体10との通信や機能の追加及び更新に関する制御をはじめとする各種機能を実現する。
フラッシュメモリ24は、不揮発性記憶媒体(記憶手段)であり、CPU21が実行する各種プログラムや、操作部20が備えるハードウェア及びソフトウェアの構成を示す操作部構成情報を含む各種データを格納(記憶)している。
通信I/F25は、ネットワーク3を介して配信サーバ2等の外部装置と通信するためのインタフェースである。
接続I/F26は、通信路30を介して本体10と通信するためのインタフェースである。ここではUSB規格のインタフェースとしている。
なお、通信I/F25及び接続I/F26は、有線、無線を問わず任意の規格のものを採用可能であり、一つのI/Fに通信I/F25と接続I/F26を兼ねさせるようにしてもよい。逆に、操作部20が通信に用いるI/Fを3以上備えてもよい。
操作パネル27は、ユーザからの各種動作の実行や設定等の指示操作を受け付ける操作部と、画像処理システム1の動作状況や設定状態を表示する表示部とを備える操作表示手段である。この操作パネルは、例えばタッチパネルを積層した液晶表示装置(LCD)により構成することができる。さらに、これに加えて又はこれに代えて、ハードウェアキー等の操作部やランプ等の表示部を設けることもできる。
以上の画像処理システム1において、本体10及び操作部20は、それぞれ個別にOSを搭載し、独立して動作することができる。そして、本体10と操作部20との間の通信は、1装置内のプロセス間通信ではなく、異なる装置間の通信として行う。
操作部20が受け付けたユーザからの指示内容を本体10へ伝達する動作や、操作部20に表示させる情報を本体10から操作部20へ伝達する動作がこれに該当する。操作部20に表示させる情報には、例えば本体10における動作の実行状況、本体10においてなされている設定の内容などが挙げられる。
また、配信サーバ2は、ハードウェアとしては、CPU、ROM、RAM、通信I/F等を備えた公知のコンピュータでよい。
この実施形態の一つの特徴は、画像処理システム1が、本体10と操作部20の双方にプログラムの追加や変更が必要な、機能の追加または更新を行う際の動作である。以下、この点について説明する。
まず、機能の追加または更新に関連する画像処理システム1の機能の構成について説明する。
図3は、図2に示した本体10及び操作部20の機能構成を示す図である。なお、図3において、機能の追加または更新に関連しない部分の図示は省略するか簡単にしている。
図3に示すように、本体10は、接続I/F16、スキャナ17a、プロッタ17b、OS19、通信制御部101、印刷制御部102、送信制御部103、アップデート処理部104、及び構成情報管理部105を備える。
このうち接続I/F16は、図2において説明した通りであり、操作部20との間でデータを送受信する機能を備える。
スキャナ17a及びプロッタ17bは、図2に示したエンジン部17の構成をより具体的に示したものである。
OS19は、本体10の制御に用いる基本ソフトウェアである。公知の適当なOSを採用すればよい。また、操作部20側のOS29とは、相互に通信可能であれば、同じOSである必要はない。
通信制御部101は、接続I/F16及び、図3では図示を省略した通信I/F15を介するデータ通信を制御する機能を備える。そして、これらのI/Fを介して受信したデータを、指定された宛先あるいはコマンドの種類等に応じて、印刷制御部102、送信制御部103、アップデート処理部104、構成情報管理部105といった各種処理部のうち、該当のデータを処理する処理部に渡す。また、これらの処理部から外部へ送信すべきデータを、その送信に用いるI/Fに渡す。さらに、処理部間でのデータの受け渡しも担う。
印刷制御部102は、スキャナ17a及びプロッタ17b等のエンジン部17を制御し、印刷ジョブなど、エンジン部17に実行させるジョブの管理を行う。
送信制御部103は、FAX送信、電子メール送信、フォルダ送信(LAN内の外部装置へのデータ転送)等の送信ジョブの管理を行う。
アップデート処理部104は、本体10の機能の追加または更新を行うため、ROM12あるいはHDD14に記憶されているプログラム等のデータの追加または更新を行う。また後述のように、この追加または更新は、操作部20から送信されるデータを用いて行う。
構成情報管理部105は、本体10が備えるハードウェア及びソフトウェアの構成を示す本体構成情報の管理を行う機能を備える。この構成情報管理部105は、起動時に本体10が備えるハードウェア及びソフトウェアの状態を調査(チェック)し、その結果に応じて本体構成情報を更新する。また、ソフトウェアを追加又は更新した場合、その追加又は更新に応じて本体構成情報を更新する。本体10が備える機能の追加または更新に関連するソフトウェア以外のデータが追加又は更新された場合も、同様である。そして、以上の本体構成情報は、操作部20からの要求に応じて操作部20へ提供可能である。
一方、操作部20は、通信I/F25、接続I/F26、操作パネル27、OS29、通信制御部201、アップデート処理部202、アップデート先切り替え処理部203、及び構成情報管理部204を備える。
このうち通信I/F25は、図2において説明した通りであり、ネットワーク3を介して配信サーバ2等の外部装置との間でデータを送受信する機能を備える。
接続I/F26も、図2において説明した通りであり、操作部20との間でデータを送受信する機能を備える。
操作パネル27も、図2において説明した通りであり、ユーザからの各種指示操作を受け付け、またユーザに各種情報を提示する機能を備える。
OS29は、操作部20の制御に用いる基本ソフトウェアである。公知の適当なOSを採用すればよい。また、本体10側のOS19とは、相互に通信可能であれば、同じOSである必要はない。
通信制御部201は、通信I/F25及び接続I/F26を介するデータ通信を制御する機能を備える。そして、これらのI/Fを介して受信したデータを、指定された宛先あるいはコマンドの種類等に応じて、アップデート処理部202、アップデート先切り替え処理部203、構成情報管理部204といった各種処理部のうち、該当のデータを処理する処理部に渡す。また、これらの処理部から外部へ送信すべきデータを、その送信に用いるI/Fに渡す。さらに、処理部間でのデータの受け渡しも担う。
アップデート処理部202は、画像処理システム1における機能の追加または更新を行うためのデータであるパッケージファイルを、予めアクセス先として設定された配信サーバ2へアクセスしてその配信サーバ2からダウンロードする機能を備える。この追加又は更新には、操作部20側の機能に関するものだけでなく、本体10側の機能に関するものも含む。また、このダウンロードに先立って、配信サーバ2から利用可能な追加または更新のための機能のリストを取得する機能も備える。
アップデート先切り替え処理部203は、配信サーバ2からダウンロードした機能の追加または更新のためのパッケージファイル中に含まれる各データにつき、操作部20で利用する(設定する)ものか本体10で利用するものかを判定する機能を備える。また、操作部20で利用するデータであった場合にそのデータを操作部20で利用可能なように設定し、本体10で利用するデータであった場合にそのデータを本体10に送信して本体10で利用可能なように設定させる機能も備える。
ここでいう設定とは、例えばデータがプログラムである場合には実行可能なようにインストールすることであり、データが文書ファイルや設定データである場合には必要に応じて参照可能なように保存することである。以下、データの設定を主にプログラムのインストールとする。
これらのアップデート処理部202及びアップデート先切り替え処理部203の機能については、本体10側のアップデート処理部104の機能と合わせて、後に詳述する。
構成情報管理部204は、操作部20が備えるハードウェア及びソフトウェアの構成を示す操作部構成情報の管理を行う機能を備える。管理の手法は、本体10側の構成情報管理部105と同様である。
図4は、画像処理システム1における機能の追加または更新を行うためのパッケージファイルの一例を示す説明図である。
この例のパッケージファイル500は、操作部用プログラムオブジェクトファイル501と、本体用プログラムオブジェクトファイル502と、インストール条件定義ファイル503とを含む。
操作部用プログラムオブジェクトファイル(以下単に「操作部用プログラム」という)501は、操作部20にインストールすべきプログラム(第1のプログラム)である。
本体用プログラムオブジェクトファイル(以下単に「本体用プログラム」という)502は、本体10にインストールすべきプログラム(第2のプログラム)である。
そして、操作部20のCPU21が操作部用プログラム501を実行し、本体10のCPU11が本体用プログラム502を実行することにより、操作部20と本体10とが協働して所定の機能を実現する。なお、操作部用プログラム501及び本体用プログラム502のそれぞれが、複数のプログラムモジュールを備えていてもよい。
インストール条件定義ファイル503は、操作部用プログラム501及び本体用プログラム502のインストール条件(設定条件)を示す条件情報に相当する。そのインストール条件とは、その各プログラム501,502をインストールする際に満たすべき条件のことである。
インストール条件定義ファイル503には、操作部用プログラム501と本体用プログラム502の依存関係を示す情報と、その各プログラム501,502のインストール先モジュールを示す情報と、プログラムの実行に必要な環境を示す情報とが含まれている。これらの情報がインストール条件を示す条件情報である。また、記載すべき情報がない項目については、記載を省略してもよい。
また、上記依存関係とは、ある(依存される)プログラムが所定のインストール先にインストールされていないと他の(依存する)プログラムが実行できないという関係を指す。よって、依存関係を示す情報には、依存関係の有無と、依存関係がある場合にどのプログラムがどのプログラムに依存するかを記載する。
上記プログラムの実行に必要な環境とは、インストール先モジュールが特定のハードウェアあるいはソフトウェアを備えていること、あるいは、インストール先モジュールが特定のハードウェアあるいはソフトウェアにアクセス可能であること、等である。すなわち、プログラムを実行するためにインストール先のモジュールが満たすべき条件を示す。
以上の画像処理システム1においては、当該システムが備える機能を追加又は更新する場合、操作部20が、自己及び本体10の機能構成を示す構成情報を取得して配信サーバ2に送信する。そして、上記追加又は更新のためのデータとして、その送信した構成情報の組み合わせに係る機能構成で利用可能なプログラムを含むパッケージファイルをダウンロード(受信)する。
次に、この追加又は更新の際の各部の動作について説明する。
図5は、図1に示した画像処理システム1において機能の追加又は更新を行う際の動作シーケンスの一例を示す図である。なお、図5に示すのは、ユーザの指示に応じて機能の追加または更新を行う場合の動作シーケンスである。
この動作において、ユーザ700は、画像処理システム1が備える機能を追加又は更新したい場合、操作部20の操作パネル27を操作して、機能の追加又は更新の指示を行う(S1)。すると、この指示は不図示の制御手段により、アップデート処理部202に渡される。
アップデート処理部202は、この指示を受けると、まず構成情報管理部204から操作部構成情報を取得する(S2)。その具体例については後述する。
また、アップデート処理部202は、接続I/F26,16を介して本体10側のアップデート処理部104に対し本体構成情報の送信を要求する。そして、これに応じてアップデート処理部104が構成情報管理部105から取得して送信してくる本体構成情報を取得する(S3)。この具体例についても後述する。
次に、アップデート処理部202は、ステップS2及びS3で取得した操作部構成情報及び本体構成情報を配信サーバ2に送信して、操作部20及び本体10で利用可能な機能の追加又は更新のリストを要求する(S4)。この要求に応じて、配信サーバ2から操作部20及び本体10で利用可能な機能の追加又は更新のリストが送信されるため、アップデート処理部202はそのリストを取得する(S5)。
各構成情報の具体例については後述するが、ステップS4の要求を受けた配信サーバ2は、受信した操作部構成情報及び本体構成情報に基づき、配信サーバ2から配信可能な機能の追加又は更新用プログラムから、操作部20及び本体10の機能構成の組み合わせで利用可能なものを検索する。
例えば、本体構成情報に基づき本体10にまだインストールされていないことがわかるプログラムのうち、本体構成情報に基づき本体10が実行に必要なハードウェア及びOS等を備えているプログラムに係る機能は、本体10に追加可能な候補であることがわかる。また、本体構成情報に基づき本体10にインストール済みであることがわかるプログラムのうち、新しいバージョンを提供可能なプログラムに係る機能は、本体10において更新可能な候補であることがわかる。もちろん、本体10が新しいバージョンのプログラムの実行に必要なハードウェア及びOS等を備えていることが条件である。
これらの判断は、操作部20についても操作部構成情報を参照して同様に行うことができる。なお、プログラムではなく、追加又は更新に係るデータがマニュアル等の文書ファイルであっても同様に行うことができる。この場合、操作部20や本体10が文書ファイルの内容を参照するためのアプリケーションを備えているか否かも考慮する。
そして、予め用意されている(HDD等に記憶されている)各パッケージファイル500に関するインストール条件を参照し、利用可能(追加又は更新可能)な機能の候補のうち、操作部構成情報及び本体構成情報の組み合わせがインストール条件を満たすものを抽出する。そして、それらのパッケージファイル500のリストを利用可能な機能の追加又は更新のリストとして操作部20のアップデート処理部202へ返す。ファイルそのもののリストに代えて又はこれに加えて、機能やバージョンの説明を含めてもよい。
図5に戻り、アップデート処理部202は、ステップS5で利用可能な機能の追加又は更新のリストを取得すると、操作パネル27にそのリストを一覧表示させ、ユーザに提示する(S6)。
そして、ユーザはその中から実際に追加又は更新を行う機能を選択し、その追加又は更新の指示を行う(S7)。すると、この指示は不図示の制御手段により、アップデート処理部202に渡される。
アップデート処理部202は、その指示を受けると、配信サーバ2に対し、選択された機能と対応する追加又は更新用のパッケージファイル500(対象パッケージ)の送信を要求し、配信サーバ2からそのパッケージファイルをダウンロードして取得する(S8,S9)。なお、その取得の時点では、ダウンロードしたパッケージファイル内の各プログラムを利用するのが本体10であるのか操作部20であるのかも気にする必要はない。また、選択された機能が複数の場合には、対応する複数のパッケージファイルをダウンロードして取得する。
ステップS8,S9の後、アップデート処理部202は、ダウンロードしたパッケージファイルをアップデート先切り替え処理部203に渡して、このパッケージファイル内の各データの設定を実行させる(S10)。
アップデート先切り替え処理部203は、アップデート処理部202から渡されたパッケージファイルをRAM23上に展開して、各プログラムとインストール条件定義ファイル503中の条件情報を抽出する(S11)。
そして、抽出した条件情報をチェックし、インストール条件の判定を行う(S12)。つまり、その条件情報により要求される条件が満たされているか否かを判定する。
まず、抽出した各プログラムにつき、そのプログラムが操作部20にインストールすべきプログラムか本体10にインストールすべきプログラムかを判定する。更に、その各プログラム間に依存関係があるか否かを判定する。
また、条件情報には、プログラムの実行に必要な環境に関する情報も含まれるが、これは配信サーバ2で確認済みであるため、要求される条件は満たしていると考えられる。しかし、ステップS12でも再確認するとよい。
そして、アップデート先切り替え処理部203は、ステップS12の判定結果に基づき、抽出したプログラムが操作部20にインストールするべきものであれば、そのプログラムを操作部20で利用可能なようにインストールする(S13)。
また、抽出したプログラムが本体10にインストールすべきプログラムであれば、そのプログラムを接続I/F26,16を介して本体10側のアップデート処理部104に送信し、アップデート処理部104に対し、これを本体10にインストールするよう要求する(S14)。そして、この要求を受けたアップデート処理部104が、そのプログラムを本体10で利用可能なようにインストールする(S15)。
以上S13又はS14及びS15の動作を、ステップS11の展開で抽出した全てのプログラムについてそれぞれ実行する。
なお、抽出した各プログラム間に依存関係がない場合には、インストールは任意の順序で行ってよい。しかし、抽出した各プログラム間に依存関係がある場合には、まず依存されるプログラムのインストールを行った後で、そのプログラムに依存するプログラムのインストールを行う。この場合において、操作部20と本体10のどちらに先にプログラムをインストールするかは、依存関係に従って決まる。
また、ステップS11で抽出したデータにプログラム以外のデータがあった場合、インストール先のモジュールがそのデータを利用可能なように適宜保存すればよい。例えば、そのデータが文書ファイルや設定データである場合には、必要に応じて参照可能なように保存すればよい。
以上のステップS11乃至S15を、ステップS9でダウンロードした各パッケージファイルについてそれぞれ実行完了すると、図5の動作は終了する。
なお、図5では図示を省略したが、抽出した各プログラムのインストール先モジュールに要求される機能の条件が満たされない場合、アップデート先切り替え処理部203は、その旨を示すエラー情報をアップデート処理部202へ通知する。また、プログラムのインストールを中止する。エラー情報の通知を受けたアップデート処理部202は、そのエラー情報を操作パネル27に表示させ、ユーザに提示する。但し、この処理の実行は、データの受信中、つまり利用可能な機能の追加又は更新のリストを取得してからパッケージファイルをインストール開始するまでに機能構成が変化するようなケースに対するものである。
また、アップデート処理部202は、利用可能な機能の追加又は更新のリストの自動送信の設定がなされていた場合、定期的に自動でステップS2からの動作を開始することもできる。また、その動作を追加又は更新すべき機能が予め選択されていた場合にも開始することができる。その場合、ステップS4で配信サーバ2に対して、選択された機能と対応する追加又は更新用パッケージ(対象パッケージ)の送信を要求する動作も行う。それによって、配信サーバ2にそのパッケージファイルがあった場合、そのパッケージファイルが送信されるため、それをアップデート処理部202がダウンロードすることができる(S9)。
画像処理システム1においては、以上の動作を実行することにより、機能を追加又は更新する場合、操作部20が、自己及び本体10の機能構成を示す構成情報を取得して配信サーバ2に送信する。そして、上記追加又は更新のためのデータとして、その送信した構成情報の組み合わせに係る機能構成で利用可能なパッケージファイルをダウンロードする。
そのため、配信サーバ2が、直接アクセスする操作部20だけでなく、操作部20と協働するモジュールである本体10の機能構成も参照して、画像処理システム1において利用可能なパッケージファイルを選択することができる。従って、ダウンロードした後で、操作部20及び本体10がインストール条件を満たさないためインストールできないといった事態が起こることがない。
また、パッケージファイルには各プログラムにインストール条件を示す条件情報が含まれているため、インストールの実行前に、インストール条件を満たすか否かを再度確認することができる。
これらから、サービスマンが画像処理システム1全体の構成を考慮してインストール可能なプログラムを選択する必要がなくなり、その分だけ作業負担が減る。このため、機能の追加又は更新のためのプログラムのインストールの作業効率を向上させることができる。
また、画像処理システム1においては、上記パッケージファイルをダウンロードした操作部20が、そのパッケージファイル中に含まれる各プログラムにつき、自身にインストールすべきプログラムか、本体10にインストールすべきプログラムかを判定する。そして、自身にインストールすべきプログラムであればそれを自身に設定し、本体10にインストールすべきプログラムであればそれを本体10に送信してインストールさせる。こうすれば、操作部20が本体10側で利用するプログラムのダウンロードを担当し、自身で利用するプログラムと本体10で利用するプログラムが混在する状態でダウンロードしても、これらを選別して適切なモジュールにインストールすることができる。
また、上記パッケージファイルをダウンロードした操作部20が、そのパッケージファイルに含まれる条件情報(各データの依存関係を示す情報を含む)を参照すれば、次の動作を行える。つまり、設定すべきプログラム間に依存関係がある場合に、依存されるプログラムのインストールをそのプログラムに依存するデータのインストールよりも先に実行する。そうすれば、上記パッケージファイルに含まれる各プログラム間に依存関係があっても、その各プログラムの設定を確実に行うことができる。
また、操作部20が、上記パッケージファイルに含まれる条件情報(各プログラムのインストール先モジュール及びそのモジュールに要求する機能を示す情報を含む)及びインストール先モジュールの構成情報を参照すれば、その条件情報により要求される条件が満たされない場合、その旨をユーザに通知することができる。そうすれば、上記要求される条件が満たされず、プログラムのインストールが中止になった場合、ユーザはその理由を知ることができる。
ここで、表1に、操作部20側の構成情報管理部204が管理する操作部構成情報の一例を示す。
この操作部構成情報には、操作部20のモデル名(パネルの種別)、バージョン(ファームウェアバージョン)、及び搭載ハードウェア(操作部20が持つハードウェアの一覧)、搭載機能(操作部20が持つ機能の一覧)の各情報が含まれている。更に、解像度(操作パネル27の解像度)及び搭載プログラム(操作部20が持つプログラムの一覧)の各情報も含まれている。
Figure 0006107172
表2には、本体10側の構成情報管理部105が管理する本体構成情報の一例を示す。
この本体構成情報には、本体10のモデル名(画像形成装置の種別)及びバージョン(ファームウェアバージョン)の各情報が含まれている。更に、画像形成機能(本体10に搭載されている画像形成機能)、搭載RAM(本体10に搭載されているRAM13の容量)、及び搭載プログラム(本体10が持つプログラムの一覧)が含まれている。
Figure 0006107172
次に、図4のインストール条件定義ファイル503の例を2つ示す。
インストール条件定義ファイル503には、パッケージファイル500に含まれる追加又は更新のためのプログラム毎にインストール先モジュールとインストール条件が記述される。インストール先モジュールは、操作部20もしくは本体10のいずれかである。
インストール条件としては、「○○が△△のハードウェアを備えていること」「○○に△△のソフトウェアがインストールされていること」といったものが挙げられる。これらのうち後者については、プログラム同士の依存関係を示す情報である。
この場合において、△△が同じパッケージファイル500内のプログラムであれば、同じパッケージファイルに含まれるプログラム間に依存関係があることになる。表3の例では、「本体にOCR_scan.moduleがインストールされていること」がこれに該当する。しかし、△△は、別のパッケージファイルに含まれるプログラムでもよいし、配信サーバ2が配信するものでないプログラムであってもよい。
Figure 0006107172
表3のインストール条件定義ファイル503は、1つめの例であり、タッチ操作で編集可能なスキャンアプリに関するインストール条件を示している。
このファイルには、操作部20がインストール先モジュールであるプログラム「pre_edit_scan.app」のインストール条件としては、次の条件が記述されている。つまり、操作部20がマルチタッチジェスチャー操作可能であること、及び操作部20の解像度がWVGA(幅800×高さ480ピクセルの解像度)以上であることが記述されている。
依存関係としては、プログラム「pre_edit_scan.app」は、本体10がインストール先モジュールであるプログラム「OCR_scan.module」に依存していることが記述されている。
プログラム「OCR_scan.module」のインストール条件としては、本体10にスキャナがあること、本体10の搭載RAMが1GB以上であることが記述されている。
表4は、2つ目の例であり、QRコード(登録商標)マーキングコピーアプリに関するインストール条件を示している。この表の記載事項に関する個別の説明は省略する。
Figure 0006107172
配信サーバ2は、操作部20から送信される表1及び表2に示したような各構成情報に基づき、自身が提供可能な追加又は更新用プログラムから、操作部20及び本体10の機能構成の組み合わせで利用可能な各プログラムを抽出することができる。
配信サーバ2には、例えばスキャナアプリ等の機能を実現させるための各モジュール(例えば操作部20及び本体10)の機能構成の組み合わせで利用可能な各プログラムについて付加情報及びインストール条件情報を登録しておく。
付加情報としては、該当プログラムの利用を想定している機種のモデル名、該当プログラムを利用するために必要なファームウェアやプラットフォームのバージョン、該当プログラムの利用に必要なハードウェアやソフトウェア等の各情報がある。
インストール条件情報は、表3及び表4に示したような、スキャナアプリ等の機能を実現させる各モジュールに該当の各プログラムをインストールするためのインストール条件を示す情報である。
よって、配信サーバ2は、登録されている付加情報及びインストール条件情報と送信された操作部構成情報及び本体構成情報とを対比すればよい。このことにより、操作部20及び本体10の機能構成の組み合わせがどのプログラムについてインストール条件を満たしているか否か、判断できる。
一部のプログラムについては、カメラ、Bluetooth、GPSのような特定のハードウェアが動作に必要な場合もある。このようなハードウェアについては、しばしばオプションで搭載されるものであり、モデル名での識別が難しいため、ハードウェアの構成情報を参照することが望ましい。
また、ウェブブラウザやPDF印刷機能など、特定のソフトウェアが利用可能であることが動作に必要な場合もある。ソフトウェアについては、任意にインストールやアンインストールされるものであるから、ダウンロード要求時点の構成を把握するために構成情報の参照が有効である。
なお、この実施形態では、操作部20が中心となって機能を追加又は更新する動作について説明したが、操作部20ではなく本体10が中心となって同じ動作を実現することも可能である。
〔この実施形態におけるプログラム〕
この発明の実施形態であるプログラムは、操作部20を制御するCPU21(コンピュータ)又は本体10を制御するCPU11(コンピュータ)に上述した機能を実現させるためのプログラムである。そして、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるHDD(ハードディスク装置)、あるいはROMや他の不揮発性記憶媒体(フラッシュメモリ,EEPROM等)などに格納しておいてもよい。しかし、記録媒体であるCD−ROM、あるいはメモリカード,フレキシブルディスク,MO,CD−R,CD−RW,DVD+R,DVD+RW,DVD−R,DVD−RW,又はDVD−RAM等の不揮発性記録媒体に記録して提供することもできる。それらの記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータにインストールして実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部装置あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部装置からダウンロードし、コンピュータにインストールして実行させることも可能である。
〔変形例〕
以上で実施形態の説明を終了するが、この発明において、各部の具体的な構成や処理の内容、通信の手順等は、実施形態で説明したものに限るものではない。
例えば、上述した実施形態では、配信サーバ2が、構成情報に基づき画像処理システム1にインストール可能なパッケージファイル500を選択するようにしていたが、操作部20(又は本体10)がこの選択を行うようにしてもよい。
すなわち、操作部20(又は本体10)が、図5のステップS5で、配信サーバ2が提供している全パッケージファイルのリスト、あるいはそれを適当な条件でフィルタしたものを入手するようにしてもよい。そして、操作部20(又は本体10)が、操作部20及び本体10の構成情報に基づき、インストール可能なものをリストから選択してユーザに提示するようにしてもよい。この場合には、配信サーバ2へ構成情報を送信することは不要である。
さらに、操作部20(又は本体10)もインストール可能なものの選択を行わず、パッケージファイルのうちいずれをインストールするかの選択をユーザに任せるようにしてもよい。このようにしても、インストール条件に照らして適切なパッケージファイルが選択されれば、パッケージファイルに含まれるインストール条件定義ファイルに基づき、図5のステップS10以下と同様なインストールが可能である。また、適切でないパッケージファイルが選択された場合、インストールの手順においてインストール条件が満たせなくなり、図5でレアケースとして説明したエラー情報の通知を行うことになる。
また、上述した実施形態では画像処理システム1を、本体10と操作部20とを固定的に組み合わせて構成した例について説明したが、これには限られない。
操作部と本体(動作部)とを、ハードウェアコンポーネントとして全く別の装置としてもよい。例えば、スマートフォン等のモバイル端末を操作部とし、MFP等の画像処理装置を動作部として画像処理システムあるいは情報処理システムを構成してもよい。特に、操作部と動作部を無線で接続する場合には、これらは全く独立した装置として構成可能である。
また、操作部と動作部とは、1対1でなくてもよい。例えば、本体に有線接続された操作部がある画像処理装置を、モバイル端末からも操作できるようにすることが考えられる。あるいは、1台の画像処理装置を複数のモバイル端末から操作できるようにすることも考えられる。あるいはまた、1台のモバイル端末から操作対象を切り替えつつ複数の画像処理装置を操作できるようにすることも考えられる。
また、モジュール1つが1台の装置で構成される必要はない。複数台の装置が協働して1つのモジュールの機能を実現する構成であってもよい。逆に、複数のモジュールが1つの筐体に収まっていてもよい。
また、システムが3以上のモジュールを備える場合についても、本発明は適用可能である。すなわち、いずれか1つのモジュールが、全てのモジュールについて構成情報を取得して所定の配信装置に送信し、その配信装置から、各モジュールにインストールするプログラム及びそのインストール条件を示す条件情報を受信するようにすることにより、上述の実施形態と同様な効果を得ることができる。
さらに、この発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが対象となることは言うまでもない。
さらにまた、以上説明してきた実施形態、動作例及び変形例の構成は、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
1:画像処理システム、2:配信サーバ、3:ネットワーク、10:本体、11,21:CPU、12,22:ROM、13,23:RAM、14:HDD、15,25:通信I/F、16,26:接続I/F、17:エンジン部、18,28:システムバス、19,29:OS、20:操作部、27:操作パネル、30:通信路、101,201:通信制御部、102:印刷制御部、103:送信制御部、104,202:アップデート処理部、105,204:構成情報管理部、203:アップデート先切り替え処理部
特開2003−308222号公報

Claims (8)

  1. それぞれ個別にオペレーティングシステムを備え、スキャナまたはプロッタを有する本体と、該本体と接続し、ユーザから該本体の各種動作の実行及び設定を受け付ける操作部とを有する画像処理システムであって、
    前記操作部は、前記本体又は該操作部で利用可能な機能の追加又は更新のリストを所定の配信装置から取得して一覧表示する機能と、
    該一覧表示からのユーザの選択に応じて、前記操作部にインストールする第1のプログラムと、前記本体にインストールする第2のプログラムと、該第1及び第2のプログラムのインストール条件を示す条件情報とが含まれるパッケージファイルを、前記配信装置からダウンロードする機能とを有し、
    該パッケージファイルをダウンロードした前記操作部が、前記条件情報に基づき、該操作部自身に前記第1のプログラムをインストールし、前記本体に前記第2のプログラムを送信してインストールさせることを特徴とする画像処理システム。
  2. 請求項1に記載の画像処理システムであって、
    当該画像処理システムの機能を追加又は更新する場合、前記操作部が、前記本体から該本体の機能構成を示す本体構成情報を取得し、自身の機能構成を示す操作部構成情報とともに前記配信装置に送信し、該配信装置から、前記操作部及び前記本体の機能構成の組み合わせで利用可能な機能の追加又は更新のリストを取得して一覧表示することを特徴とする画像処理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の画像処理システムであって、
    前記パッケージファイルダウンロードした前記操作部が、該パッケージファイル中に含まれる各プログラムにつき、前記条件情報に基づいて該操作部自身にインストールすべきプログラムか、前記本体にインストールすべきプログラムかを判定し、該操作部自身にインストールすべきプログラムであれば該プログラムを該操作部自身にインストールし、前記本体にインストールすべきプログラムであれば該プログラムを該本体に送信してインストールさせることを特徴とする画像処理システム。
  4. 請求項3に記載の画像処理システムであって、
    前記条件情報には、前記パッケージファイル中に含まれる各プログラムの依存関係を示す情報が含まれ、
    前記パッケージファイルダウンロードした前記操作部は、該パッケージファイルに含まれる条件情報を参照して、インストールすべきプログラム間に依存関係がある場合に、依存されるプログラムのインストールを該プログラムに依存するプログラムのインストールよりも先に実行することを特徴とする画像処理システム。
  5. 請求項3又は4に記載の画像処理システムであって、
    前記条件情報には、前記各プログラムのインストール先及び該インストール先である前記操作部又は前記本体に要求する機能の条件を示す情報が含まれ、
    前記パッケージファイルダウンロードした前記操作部は、該パッケージファイルに含まれる条件情報及びインストール先である前記操作部又は前記本体の構成情報を参照して、該条件情報により要求される条件が満たされない場合、その旨をユーザに通知することを特徴とする画像処理システム。
  6. 前記操作部は、操作パネル又は前記本体に接続するモバイル端末を含み、直接ネットワークと接続することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像処理システム。
  7. それぞれ個別にオペレーティングシステムを備え、スキャナまたはプロッタを有する本体と、該本体と接続し、ユーザから該本体の各種動作の実行及び設定を受け付ける操作部とを有する、画像処理システムにおける機能の追加又は更新方法であって、
    前記操作部が、前記本体又は該操作部で利用可能な機能の追加又は更新のリストを所定の配信装置から取得して一覧表示するとともに、
    該一覧表示からユーザの選択に応じて、前記操作部にインストールする第1のプログラムと、前記本体にインストールする第2のプログラムと、該第1及び第2のプログラムのインストール条件を示す条件情報とが含まれるパッケージファイルを、前記配信装置からダウンロードし、
    該パッケージファイルをダウンロードした前記操作部が、前記条件情報に基づき、該操作部自身に前記第1のプログラムをインストールし、前記本体に前記第2のプログラムを送信してインストールさせることを特徴とする機能の追加又は更新方法。
  8. コンピュータ、それぞれ個別にオペレーティングシステムを備え、スキャナまたはプロッタを有する本体と、該本体と接続し、ユーザから該本体の各種動作の実行及び設定を受け付ける操作部とを有する、画像処理システムにおける前記操作部を制御させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記本体又は前記操作部で利用可能な機能の追加又は更新のリストを所定の配信装置から取得して一覧表示する機能と、
    該一覧表示からのユーザの選択に応じて、前記操作部にインストールする第1のプログラムと、前記本体にインストールする第2のプログラムと、該第1及び第2のプログラムのインストール条件を示す条件情報とが含まれるパッケージファイルを前記配信装置からダウンロードする機能と
    前記条件情報に基づき、前記操作部に前記第1のプログラムをインストールし、前記本体に前記第2のプログラムを送信してインストールさせる機能とを実現させるためのプログラム。
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