JP7230391B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置に関する。
画像形成装置等の情報処理装置においては、当該情報処理装置に含まれるハードウェアに依存しない汎用性の高い第1制御手段と、当該情報処理装置に含まれるハードウェアに依存する専用性の高い第2制御手段とを設けて、制御手段の役割を第1制御手段と第2制御手段とに分ける場合がある。
特許文献1には、外部からファームウェアを受信するに際して、当該ファームウェアが自装置に適合するか否かを機種名等の装置固有情報に基づいて判断し、自装置に適合する場合に、当該外部から当該ファームウェアをダウンロードする装置が記載されている。
特開2006-202117号公報
ところで、第1制御手段が、当該第1制御手段が搭載されている情報処理装置に後から変更することができない固有の識別情報を用いて当該第1制御手段用の制御プログラムを取得し、当該第1制御手段用の制御プログラムによって制御を行うことが考えられる。しかし、固有の識別情報は、制御プログラムの更新や変更等に対応しきれない事態が生じ得る。例えば、新たな制御プログラムが作成された場合において、当該新たな制御プログラムの作成に伴って、当該新たな制御プログラムに情報処理装置に固有の識別情報とは異なる識別情報が紐付けられた場合、当該固有の識別情報を用いて当該新たな制御プログラムを取得することができないという事態が生じる。
本発明の目的は、ハードウェアに依存しない制御を行う第1制御手段とハードウェアに依存する制御を行う第2制御手段とを含む情報処理装置において、当該情報処理装置に固有の識別情報を用いて第1制御手段用の制御プログラム及び第2制御手段用の制御プログラムを取得する場合と比べて、その取得に対する制限を緩和することにある。
請求項1に記載の発明は、ハードウェアに依存しない制御を行う第1制御手段と、通信路を介して前記第1制御手段に接続され、前記ハードウェアに依存する制御を行う第2制御手段と、前記第1制御手段の開発世代を示す1情報と前記第2制御手段の開発世代を示す2情報とを記憶する記憶手段と、自装置の電源が最初に起動されたとき、前記第1制御手段は、前記第1情報と前記第2情報との組み合わせに対応付けられている前記第1制御手段用の第1ファームウェアを取得し、前記第1ファームウェアによって制御を行い、前記第2制御手段は、前記第1情報と前記第2情報との組み合わせに対応付けられている前記第2制御手段用の第2ファームウェアを取得し、前記第2ファームウェアによって制御を行う、ことを特徴とする情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記第1情報は、前記第1制御手段の開発世代に応じて変更され、前記第2情報は、前記第2制御手段の開発世代に応じて変更される、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記第1制御手段は、前記第1情報に基づいて前記第1制御手段の開発世代を特定し、前記第2制御手段は、前記第2情報に基づいて前記第2制御手段の開発世代を特定し、前記第1制御手段は、前記第1情報と前記第2情報との組み合わせに対応付けられている前記第1ファームウェアを取得し、前記第2制御手段は、前記第1情報と前記第2情報との組み合わせに対応付けられている前記第2ファームウェアを取得する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記第1制御手段及び前記第2制御手段はそれぞれ、前記第1情報及び前記第2情報の組み合わせと、前記第1ファームウェア及び前記第2ファームウェアの組み合わせとが互いに対応付けられた管理情報を参照することで、前記第1ファームウェア及び前記第2ファームウェアを取得し、前記第1制御手段の新たな開発世代に対応する第1ファームウェア、及び、前記第2制御手段の新たな開発世代に対応する第2ファームウェアが、前記管理情報に登録されることで、前記管理情報が更新される、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記第1制御手段の開発世代と前記第2制御手段の開発世代とが異なる場合、前記第1制御手段又は前記第2制御手段は、機能が制限されたファームウェアを自身用のファームウェアとして取得する、ことを特徴とする請求項に記載に情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記第1制御手段の開発世代と前記第2制御手段の開発世代とが異なる場合、前記第1制御手段又は前記第2制御手段は、前記第1制御手段の開発世代と前記第2制御手段の開発世代とのうち古い開発世代に対応したファームウェアを自身用のファームウェアとして取得する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、ハードウェアに依存しない制御を行う第1制御手段と、通信路を介して前記第1制御手段に接続され、前記ハードウェアに依存する制御を行う第2制御手段と、前記第1制御手段の第1属性が反映された第1属性情報と前記第2制御手段の第2属性が反映された第2属性情報とを記憶する記憶手段と、を有し、前記第1制御手段は、前記第1属性情報と前記第2属性情報との組み合わせに対応付けられている前記第1制御手段用の第1制御プログラムを取得し、前記第1制御プログラムによって制御を行い、前記第2制御手段は、前記第1属性情報と前記第2属性情報との組み合わせに対応付けられている前記第2制御手段用の第2制御プログラムを取得し、前記第2制御プログラムによって制御を行い、前記第1属性と前記第2属性とが異なる場合、前記第1制御手段又は前記第2制御手段は、機能が制限された制御プログラムを自身用の制御プログラムとして取得する、ことを特徴とする情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記第1制御手段又は前記第2制御手段は、前記第1属性と前記第2属性との差に応じて機能が制限された制御プログラムを自身用の制御プログラムとして取得する、ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記第1属性は、前記第1制御手段の開発世代を含み、前記第2属性は、前記第2制御手段の開発世代を含み、前記第1属性に含まれる開発世代と前記第2属性に含まれる開発世代とが異なる場合、前記第1制御手段又は前記第2制御手段は、前記第1開発世代と前記第2開発世代とのうち古い開発世代に対応した制御プログラムを自身用の制御プログラムとして取得する、ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置である。
請求項1に記載の発明によれば、ハードウェアに依存しない制御を行う第1制御手段とハードウェアに依存する制御を行う第2制御手段とを含む情報処理装置において、当該情報処理装置に固有の識別情報を用いて第1制御手段用のファームウェア及び第2制御手段用のファームウェアを取得する場合と比べて、その取得に対する制限が緩和される。
請求項2に記載の発明によれば、変更された属性に対応するファームウェアを取得することができる。
請求項3に記載の発明によれば、属性の組み合わせに対応するファームウェアを取得することができる。
請求項4に記載の発明によれば、新たな属性に対応するファームウェアを取得することができる。
請求項5,6に記載の発明によれば、第1属性と第2属性とが異なる場合に対応したファームウェアを取得することができる。
請求項7-9に記載の発明によれば、第1属性と第2属性とが異なる場合に対応した制御プログラムを取得することができる。
本発明の実施形態に係る情報処理システムを示すブロック図である。 システム制御部及びデバイス制御部のそれぞれのIDを示す図である。 FWテーブル(ファームウェアテーブル)を示す図である。 本実施形態に係る情報処理システムを示すブロック図である。
図1を参照して、本実施形態に係る情報処理システムについて説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理システムの一例を示す。本実施形態に係る情報処理システムは、情報処理装置の一例としての画像形成装置10とサーバ12とを含む。画像形成装置10とサーバ12は、インターネット又は他のネットワーク等の通信経路Nを介して互いに通信する。複数の画像形成装置10や複数のサーバ12が情報処理システムに含まれてもよい。なお、本実施形態に係る情報処理装置は画像形成装置10に限定されるものではなく、例えば、情報機器、映像機器、音響機器及びその他の機器等のように機器全般が、情報処理装置として用いられてもよい。以下では、情報処理装置の一例として画像形成装置10を例に挙げて説明する。
画像形成装置10は画像形成機能を有する装置である。具体的には、画像形成装置10は、画像読取機能、印刷機能、複写機能及びファクシミリ機能の中の少なくとも1つの機能を有する装置である。
サーバ12は、画像形成装置10を制御するための制御プログラムの一例としてのファームウェアを格納し、画像形成装置10に供給する装置である。例えば、ファームウェアを管理するためのファームウェアテーブル(以下、「FWテーブル」とする)がサーバ12に格納されている。FWテーブルは管理情報の一例に相当する。画像形成装置10が当該ファームウェアをサーバ12から取得することで、画像形成装置10として機能する構成(実行環境)が動的に構築される。FWテーブルについては後で詳しく説明する。なお、サーバ12は、通信インターフェースとして機能する通信部、ハードディスクドライブやメモリ等によって構成された記憶部、プロセッサ等によって構成された制御部等を含む。
以下、画像形成装置10の構成について詳しく説明する。
画像形成装置10は、機能を有する1又は複数のハードウェアと、システム制御部14と、デバイス制御部16とを含む。システム制御部14は第1制御手段の一例に相当し、デバイス制御部16は第2制御手段の一例に相当する。
システム制御部14とデバイス制御部16は、例えばバス(例えばPCI Express等の高速バス)等の通信路によって互いに接続されており、各種の情報を互いに送受信する。例えば、処理の実行命令を示すコマンド情報、互いのステータスを示すステータス情報、センサ等の検知結果を示す情報等が、システム制御部14とデバイス制御部16との間で送受信されてもよい。なお、互いに送受信される情報のフォーマットは、予め定められた複数のフォーマットから選択されたフォーマットであってもよい。また、システム制御部14とデバイス制御部16は専用線で接続されて、互いに同期するための情報等を送受信してもよい。
画像形成装置10は、ハードウェアの一例として、UI部18、通信部20、画像読取装置22及び印刷装置24等を含む。
UI部18はユーザインターフェースであり、表示部と操作部とを含む。表示部は、例えば液晶ディスプレイやELディスプレイ等の表示装置である。操作部は、例えばキーボード等の入力装置である。UI部18は、表示部と操作部とを兼ね備えたユーザインターフェース(例えばタッチパネルや操作パネル等)であってもよい。
通信部20は通信インターフェースであり、通信経路Nを介して、他の装置に情報を送信する機能、及び、他の装置から送信された情報を受信する機能を有する。通信は、無線通信であってもよいし、有線通信であってもよい。
画像読取装置22は例えばスキャナであり、原稿を読み取ることで、当該原稿が表された画像データを生成する装置である。
印刷装置24は例えばプリンタであり、画像データや文書データ等を受けて、画像や文書等を用紙等の記録媒体上に形成する装置である。
その他、画像形成装置10には、画像形成装置10内を冷却するためのファン、ハードディスクやメモリ等の記憶装置、等が含まれてもよい。記憶装置には、例えば、各種のデータ(スキャンによって生成された画像データや、印刷される画像データ等)や各種のプログラム等が記憶される。もちろん、これら以外のハードウェアが画像形成装置10に含まれてもよい。
システム制御部14は、プロセッサの一例としてのCPU(Central Processing Unit)26と、記憶装置の一例としてのメモリ28(例えばROM)とを含む。後述するように、システム制御部14を構築するためのファームウェア(例えばROMイメージ)がサーバ12からシステム制御部14にダウンロードされ、当該ファームウェアがメモリ28に格納される。CPU26によって当該ファームウェアが実行されることで、システム制御部14の機能が実現される。すなわち、当該ファームウェアがダウンロードされる前においては、システム制御部14は、当該システム制御部14の機能を実現するための完成体として構築されておらず、未完成体として画像形成装置10に搭載されており、当該ファームウェアがメモリ28にダウンロードされることで、当該システム制御部14として機能する完成体が構築される。以下、ファームウェアがダウンロードされ、システム制御部が機能する状態である場合は、「完成体としてのシステム制御部」とする。なお、システム制御部14を完成体として構築するためのファームウェアが、第1制御プログラムの一例に相当する。
完成体としてのシステム制御部14は、画像形成装置10に含まれる各ハードウェアに依存しない処理を行う機能、つまり、各ハードウェアの種別、各ハードウェアの固体差、製品間の差等に依存しない共通部分の制御を行う機能を有する。例えば、完成体としてのシステム制御部14は、ハードウェアとしてのUI部18における表示や入力、通信部20による通信(例えば通信経路Nを介した外部装置との通信)、画像データや機器情報の処理、画像処理、ユーザ認証処理、メモリの管理(例えばSDカードの読み取り等)、等を行う。
また、システム制御部14には、システム制御部14を識別するためのID(0)30が格納されている。例えば、ID(0)30は、メモリ28等に格納されている。ID(0)30は、第1属性情報の一例に相当する情報であり、システム制御部14の属性(第1属性の一例に相当する)が反映された情報である。ID(0)30は、システム制御部14の属性に応じて変更される情報である。システム制御部14毎にID(0)30が定められて、システム制御部14に紐付けられている。ID(0)30に基づいて、システム制御部14の属性が特定される。ID(0)30は、サーバ12からファームウェアをダウンロードするときに用いられる。例えば、システム制御部14は、ID(0)30に基づいて当該システム制御部14の属性を特定し、その属性に対応するファームウェアがサーバ12から取得する。
例えば、完成体としてのシステム制御部14のCPU26は、処理の実行命令を示すコマンド情報(例えば、プリントジョブやコピージョブ等のジョブ)をデバイス制御部16に送る。その実行命令は、ハードウェアに依存しない形式を有する実行命令であり、例えば、ユーザが理解可能な言語で記述された命令である。そのコマンド情報は、デバイス制御部16内に格納される。
デバイス制御部16は、プロセッサの一例としてのCPU32と、記憶装置の一例としてのメモリ34(例えばROM)とを含む。後述するように、デバイス制御部16を構築するためのファームウェア(例えばROMイメージ)がサーバ12からデバイス制御部16にダウンロードされ、当該ファームウェアがメモリ34に格納される。CPU32によって当該ファームウェアが実行されることで、デバイス制御部16の機能が実現される。すなわち、当該ファームウェアがダウンロードされる前においては、デバイス制御部16は、当該デバイス制御部16の機能を実現するための完成体として構築されておらず、未完成体として画像形成装置10に搭載されており、当該ファームウェアがメモリ34にダウンロードされることで、当該デバイス制御部16として機能する完成体が構築される。以下、ファームウェアがダウンロードされ、デバイス制御部が機能する状態である場合は、「完成体としてのデバイス制御部」とする。なお、デバイス制御部16を完成体として構築するためのファームウェアが、第2制御プログラムの一例に相当する。
完成体としてのデバイス制御部16は、画像形成装置10に含まれる各ハードウェアに依存する処理を行う機能、つまり、各ハードウェアに固有の部分を制御する機能を有する。例えば、完成体としてのデバイス制御部16は、画像読取装置22の制御、印刷装置24の制御、ファンの制御、ステープラ等の後処理装置の制御、その他、各種センサ等によって得られる情報に基づくモータ、ヒータ、ランプ等の制御、等を行う。
また、デバイス制御部16には、デバイス制御部16を識別するためのID(1)36が格納されている。例えば、ID(1)36は、メモリ34等に格納されている。ID(1)36は、第2属性情報の一例に相当する情報であり、デバイス制御部16の属性(第2属性の一例に相当する)が反映された情報である。つまり、ID(1)36は、デバイス制御部16の属性に応じて変更される情報である。デバイス制御部16毎にID(0)30が定められて、デバイス制御部16に紐付けられている。ID(1)36に基づいて、デバイス制御部16の属性が特定される。ID(1)36は、サーバ12からファームウェアをダウンロードするときに用いられる。例えば、デバイス制御部16は、ID(1)36に基づいて当該デバイス制御部16の属性を特定し、その属性に対応するファームウェアをサーバ12から取得する。
例えば、完成体としてのデバイス制御部16のCPU32は、システム制御部14から送られてきたコマンド情報が示す実行命令によって指定された処理を実行する。例えば、当該実行命令によってコピーの実行が指定されている場合、CPU32は、コマンド情報によって指示されたコピーの条件(例えば、解像度、用紙サイズ、部数等)に従って画像読取装置22及び印刷装置24を制御することで、画像読取装置22及び印刷装置24にコピーを実行させる。
上述したように、システム制御部14及びデバイス制御部16は、画像形成装置10を制御するために必要なファームウェアのすべてを実装していない。例えば、システム制御部14及びデバイス制御部16を完成体として構築し、システム制御部14及びデバイス制御部16に画像形成装置10を制御させるためのファームウェアがサーバ12に格納されている。当該ファームウェアをサーバ12から画像形成装置10にダウンロードするための制御プログラム(以下、ダウンロード用プログラムとする)が、システム制御部14に予め格納されている。画像形成装置10の電源が最初にオンされた場合、システム制御部14は、ダウンロード用プログラムを実行することで、システム制御部14用のファームウェアをサーバ12からシステム制御部14にダウンロードし、更に、デバイス制御部16用のファームウェアをサーバ12からデバイス制御部16にダウンロードする。これにより、システム制御部14及びデバイス制御部16が完成体として構築される。なお、システム制御部14がシステム制御部14用のファームウェアをダウンロードし、デバイス制御部16がデバイス制御部16用のファームウェアをダウンロードしてもよい。
ファームウェアのダウンロードのために、ID(0)30及びID(1)36が用いられる。例えば、サーバ12に格納されているFWテーブルにおいては、ID(0)30とID(1)36との組み合わせと、ファームウェアとが対応付けられている。ID(0)30はシステム制御部14の属性が反映されており、ID(1)36はデバイス制御部16の属性が反映されている。FWテーブルにおいては、システム制御部14の属性とデバイス制御部16の属性との組み合わせを実現するためのファームウェアが登録されている。以下、ID(0)30とID(1)36との組み合わせを「自己ID」と称することとする。
なお、システム制御部14の役割とデバイス制御部16の役割とが互いに異なることから、システム制御部14とデバイス制御部16との間に開発サイクルの差が生じることがある。その差に対応するために、制御装置をシステム制御部14とデバイス制御部16とに分けて、それぞれの制御部に役割を割り当てることが考えられる。
以下、本実施形態に係る情報処理システムについて更に詳しく説明する。
図2を参照して、システム制御部14のID(0)30、及び、デバイス制御部16のID(1)36について詳しく説明する。図2は、IDの一例を示す。
図2に示されているテーブル中の設定値は16進数によって表現されている。ID(0)30は、システム制御部14の属性によって定められている。ID(1)36は、デバイス制御部16の属性によって定められている。
システム制御部14の属性は、例えば、当該システム制御部14の種別、システムID、当該システム制御部14が搭載される画像形成装置10の仕向け先(一例としては、画像形成装置10が使用される国や地域等)、当該システム制御部14の開発世代、当該システム制御部14が有する機能(当該システム制御部14に持たせる機能)等であり、ID(0)30には、これらの属性が反映されている。つまり、ID(0)30は、これらの属性に基づいて作成されている。
デバイス制御部16の属性は、例えば、当該デバイス制御部16の種別、デバイスID、当該デバイス制御部16が搭載される画像形成装置10の仕向け先、当該デバイス制御部16の開発世代、当該デバイス制御部16が有する機能、当該デバイス制御部16が搭載される画像形成装置10の性能等であり、ID(1)36には、これらの属性が反映されている。つまり、ID(1)36は、これらの属性に基づいて作成されている。
システム制御部14及びデバイス制御部16の種別は、画像形成機能の種別に対応している。種別として、例えば、MFP(Multi Function Printer)やSFP(Single Function Printer)等が定められている。MFPは、例えば、印刷機能の他に、画像形成機能として、複写機能、画像読取機能及びファクシミリ機能等を有する画像形成装置(いわゆる複合機)である。SFPは、例えば、画像形成機能として印刷機能のみを有する装置である。MFPが対応付けられているID(0)30を有するシステム制御部14は、MFPに用いられる制御部であり、MFPを実現するためのファームウェアがダウンロードされることが想定されている制御部である。SFPが対応付けられているID(0)30を有するシステム制御部14は、SFPに用いられる制御部であり、SFPを実現するためのファームウェアがダウンロードされることが想定されている制御部である。デバイス制御部16についても同様である。
システムIDは、システム制御部14に紐付けられるIDである。デバイスIDは、デバイス制御部16に紐付けられるIDである。
仕向け先として、例えば、日本国内、北米、アジア等の国や地域等が定められている。画像形成装置10は、仕向け先に出荷される。例えば、仕向け先が「国内」である制御部が搭載された画像形成装置10は、日本国内に出荷される。
デバイス制御部16の属性として定められている「速度」は、例えば、画像形成機能(例えば印刷機能等)の速度である。速度の一例として、例えば、低速、中速及び高速等が定められている。
図2に示されている属性は一例に過ぎず、他の属性が定められてもよい。また、将来的に属性が変更されたり、属性の数が増減されたりしてもよい。
ID(0)30及びID(1)36は、以下のようにして、属性に基づいて定義付けされる。
ID(0)={システム種別(3:0),システムID(7:0),仕向け先(1:0),開発世代(1:0)}
ID(1)={デバイス種別(3:0),デバイスID(7:0),仕向け先(1:0),開発世代(1:0),速度(1:0),Rsv(1:0)}
なお、Rsv(1:0)は予備の属性であり、将来、新たな属性が増えたときに、Rsv(1:0)が使用される。
各属性の数値は、以下のようにして定められる。
種別=MFP:0x0、SFP:0x1、・・・
仕向け先=国内:00(2)、北米:01(2)、アジア:10(2)、その他:11(2)
開発世代=第1世代:00(2)、第2世代:01(2)、第3世代:10(2)、第4世代:11(2)
速度=低速:00(2)、中速:01(2)、高速:10(2)、その他:11(2)
例えば、未完成体としてのシステム制御部14が画像形成装置10に組み込まれる前に、上記の定義付けに従って、システム制御部14の属性に基づいてID(0)30が作成され、当該ID(0)30がシステム制御部14に格納される。
同様に、例えば、未完成体としてのデバイス制御部16が画像形成装置10に組み込まれる前に、上記の定義付けに従って、デバイス制御部16の属性に基づいてID(1)36が作成され、当該ID(1)36がデバイス制御部16に格納される。
以下、図3を参照して、サーバ12に格納されているFWテーブルについて詳しく説明する。図3は、FWテーブルの一例を示す。
FWテーブルにおいては、自己IDと、システム制御部14用のファームウェアの存在の有無を示す情報と、システム制御部14用のファームウェアのバージョンを示す情報と、デバイス制御部16用のファームウェアの存在の有無を示す情報と、デバイス制御部16用のファームウェアのバージョンを示す情報とが互いに対応付けられている。
ID(0)30及びID(1)36は、上記の定義付けに従って属性に基づいて定められた値である。
自己IDに対応するシステム制御部14用のファームウェアが、サーバ12に格納されている場合、システム制御部14用のファームウェアの存在の有無を示す情報(値)は、「1」に設定される。当該ファームウェアがサーバ12に格納されていない場合、値は「0」に設定される。
同様に、自己IDに対応するデバイス制御部16用のファームウェアが、サーバ12に格納されている場合、デバイス制御部16用のファームウェアの存在の有無を示す情報(値)は、「1」に設定される。当該ファームウェアがサーバ12に格納されていない場合、値は「0」に設定される。
なお、ファームウェアは、サーバ12以外の記憶装置に格納されて、当該記憶装置から画像形成装置10にダウンロードされてもよい。この場合、当該記憶装置にファームウェアが格納されている場合、値は「1」に設定され、当該記憶装置にファームウェアが格納されていない場合、値は「0」に設定される。
例えば、IDの組み合わせに対応するファームウェアが開発済みの場合、当該ファームウェアが存在し、値は「1」に設定される。当該ファームウェアが開発されていない場合、当該ファームウェアが存在せず、値は「0」に設定される。
新たなファームウェアが開発された場合や、新たなファームウェアが開発される予定の場合等に、FWテーブルが更新される。
例えば、符号36で示すように、ID(0)30が「0000」であり、ID(1)36が「00000」、「00001」又は「00002」である場合、システム制御部14用のファームウェアは1種類のみ存在する。また、符号38で示すように、デバイス制御部16用のファームウェアは、3種類の速度毎に存在する。
また、符号40で示すように、ID(0)30が「0001」であり、ID(1)36が「00000」、「00001」又は「00002」である場合、システム制御部14用のファームウェアは1種類のみ存在する。また、符号42で示すように、デバイス制御部16用のファームウェアは、3種類の速度毎に存在する。システム制御部14の世代が第2世代に変更された場合であっても、デバイス制御部16用のファームウェアは変更されていない。
また、符号44で示すように、ID(0)30が「0002」であり、ID(1)36が「00000」、「00001」又は「00002」である場合、システム制御部14用のファームウェアは存在しない。また、符号46で示すように、デバイス制御部16用のファームウェアは存在しない。
FWテーブルは、例えば、新たな属性を有するシステム制御部14やデバイス制御部16が作成される度に更新されてもよい。例えば、新たな属性を有するシステム制御部14が作成され、当該新たな属性に対応するファームウェアが作成されると、当該新たな属性を示すIDと当該ファームウェアとの組み合わせがFWテーブルに登録される。デバイス制御部16についても同様である。新たなIDとファームウェアの登録は、例えばシステム管理者や開発者等によって行われる。このように、FWテーブルには、新たな属性に対応するファームウェアが登録される。例えば、画像形成装置10の使用時には、最新の属性に対応するファームウェアがFWテーブルに登録されており、その最新のFWテーブルからファームウェアが画像形成装置10にダウンロードされることもあり得る。
また、既存のシステム制御部14用やデバイス制御部16用の新たなファームウェアが作成されてもよい。この場合、既存の属性を示すIDに当該新たなファームウェアが対応付けられてFWテーブルに登録される。システム制御部14及びデバイス制御部16が、当該新たなファームウェアを取得することで、当該システム制御部14及び当該デバイス制御部16の機能が更新される。例えば、自己IDが同じであっても、ファームウェアが更新される場合が考えられる。画像形成装置10は、定期的、修理時、又は、任意のタイミング等に、新たなファームウェアをサーバ12からダウンロードしてもよい。
システム制御部14用のファームウェアとデバイス制御部16用のファームウェアとは互いに相関関係を有しているため、自己IDに、システム制御部14用のファームウェアとデバイス制御部16用のファームウェアとが対応付けられている。つまり、システム制御部14に割り当てられる機能(システム制御部14用のファームウェアの内容)によって、デバイス制御部16に割り当てられる機能(デバイス制御部16用のファームウェアの内容)が変わる場合があり、また、その逆もあり得るため、自己IDに、システム制御部14用及びデバイス制御部16用のそれぞれのファームウェアが対応付けられている。
なお、属性に対応するファームウェアが存在しない場合や、システム制御部14が有する属性とデバイス制御部16が有する属性とを組み合わせて使用することが禁止されている場合、FWテーブルにおいては、ファームウェアが存在しないことを示すフラグが設定される。
以下、図4を参照して、本実施形態に係る画像形成装置10の動作について説明する。図4は、本実施形態に係る情報処理システムの構成を示す。
画像形成装置10の電源が最初にオンされた場合(例えば、工場から出荷された後、初めて電源がオンされた場合)、システム制御部14のCPU26は、ファームウェアをダウンロードするためのプログラムを実行する。これにより、システム制御部14は、システム制御部14に格納されているID(0)30と、デバイス制御部16に格納されているID(1)36とを組み合わせることで自己IDを生成する。
次に、システム制御部14は、サーバ12に格納されているFWテーブルにおいて、自己IDに対応付けられているシステム制御部14用のファームウェアを特定し、当該ファームウェア(ROMイメージ)をサーバ12からシステム制御部14にダウンロードし、当該ファームウェア(ROMイメージ)をメモリ28(ROM)に格納する(1)。
次に、システム制御部14は、サーバ12に格納されているFWテーブルにおいて、自己IDに対応付けられているデバイス制御部16用のファームウェアを特定し、当該ファームウェア(ROMイメージ)をサーバ12からデバイス制御部16にダウンロードし、当該ファームウェア(ROMイメージ)をメモリ34(ROM)に格納する(2)。なお、デバイス制御部16用のファームウェアは、デバイス制御部16によってダウンロードされてもよい。この場合、デバイス制御部16には、ファームウェアをダウンロードするためのプログラムが格納されており、CPU32によって当該プログラムが実行されることで、当該ファームウェアがメモリ34にダウンロードされる。
ファームウェアのダウンロードが完了すると、システム制御部14及びデバイス制御部16は再起動する。再起動後は、システム制御部14は、メモリ28に格納されているファームウェアによって動作し、デバイス制御部16は、メモリ34に格納されているファームウェアによって動作する。これにより、完成体としてのシステム制御部14及びデバイス制御部16が構築される。
本実施形態においては、自己IDを用いて、システム制御部14及びデバイス制御部16のそれぞれのファームウェアが取得される。
本実施形態に係る自己IDは、システム制御部14及びデバイス制御部16のそれぞれの属性が反映された情報であり、これらの属性によって変更し得る情報である。取得対象のファームウェアに、当該ファームウェアが用いられるシステム制御部14及びデバイス制御部16のそれぞれの属性を対応付けておくことで、画像形成装置10においてシステム制御部14やデバイス制御部16が変更されたり、新たなファームウェアが作成されたりした場合であっても、画像形成装置10に搭載されているシステム制御部14用及びデバイス制御部16用のそれぞれのファームウェアが取得される。
また、ファームウェアが画像形成装置10にダウンロードされることで、完成体としてのシステム制御部14及びデバイス制御部16が構築される。
なお、属性に応じて、ファームウェアの一部の機能が制限されてもよい。例えば、日本国内及び北米では、Wi-Fi(登録商標)の使用が許可されるが、アジアでは許可されない場合、アジア向けのファームウェアについては、Wi-Fi機能が制限されたファームウェアが用意される。更に、アジアの特定の国のみでWi-Fiの使用が許可されない場合、IDに国番号を追加し、そのIDに対応付けられたファームウェアについては、Wi-Fi機能を制限してもよい。
本実施形態では、画像形成装置10に搭載されているシステム制御部14の属性とデバイス制御部16の属性とが互いに同じであってもよいし、それらの属性が互いに異なってもよい。つまり、システム制御部14の属性とデバイス制御部16の属性との間に差があってもよいし、両属性の間に差がなくてもよい。
例えば、画像形成装置10に搭載されているシステム制御部14がMFPに対応しており、当該画像形成装置10に搭載されているデバイス制御部16がMFPに対応している場合、種別に関して、両者の属性は互いに同じである。この場合、システム制御部14及びデバイス制御部16のそれぞれには、MFPに対応したファームウェアがダウンロードされる。そして、画像形成装置10はMFPとして動作する。このようなダウンロードが実現されるように、FWテーブルが作成される。例えば、システム制御部14の種別がMFPであり、デバイス制御部16の種別がMFPである属性の組み合わせには、MFP用のファームウェアが対応付けられており、当該ファームウェアがダウンロードされる。
一方、システム制御部14がMFPに対応しておらずSFPに対応しており、デバイス制御部16がMFPに対応している場合、種別に関して、両者の属性は互いに異なっている。この場合、低い機能に合わせたファームウェアがダウンロードされる。具体的には、システム制御部14には、SFPに対応したファームウェアがダウンロードされ、デバイス制御部16には、MFPに対応したファームウェアがダウンロードされずに、SFPに対応したファームウェアがダウンロードされる。そして、画像形成装置10はSFPとして動作する。つまり、両属性の差に応じて機能が制限されたファームウェアであるSFP用のファームウェアがダウンロードされる。このようなダウンロードが実現されるように、FWテーブルが作成される。例えば、システム制御部14の種別がSFPであり、デバイス制御部16の種別がMFPである属性の組み合わせには、SFP用のファームウェアが対応付けられており、当該ファームウェアがダウンロードされる。つまり、FWテーブルにおいては、デバイス制御部16にMFP用のファームウェアが対応付けられておらず、システム制御部14の種別であるSFPまで機能が制限されたファームウェアが対応付けられている。
MFP用のデバイス制御部16であっても、システム制御部14がMFPに対応しておらずSFP用の制御部である場合には、MFPに対応したファームウェアがデバイス制御部16にダウンロードされたとしても、システム制御部14はMFPを実現するための制御する機能を有していないため、画像形成装置10はMFPとして動作しない。つまり、システム制御部14は、SFPが有しておらずMFPが有している機能に関する制御信号をデバイス制御部16に与える機能を有していないため、画像形成装置10はMFPとして動作しない。MFP用のファームウェアをデバイス制御部16にダウンロードしても当該ファームウェアは役に立たないため、SFP用のファームウェアがデバイス制御部16にダウンロードされる。このように、システム制御部14の属性とデバイス制御部16の属性とは互いに相関関係を有しているため、その関係を考慮して、自己IDに、システム制御部14及びデバイス制御部16のそれぞれの属性を実現するためのファームウェアが対応付けられている。こうすることで、SFP用のシステム制御部14とMFP用のデバイス制御部16とが同一の画像形成装置10に搭載された場合、SFP用のファームウェアが当該画像形成装置10にダウンロードされる。
例えば、スキャン機能が制限されたSFP用のファームウェアが自己IDに対応付けられて、そのファームウェアがダウンロードされる。
上記の例とは逆に、システム制御部14がMFPに対応しており、デバイス制御部16がMFPに対応しておらずSFPに対応している場合も同様に、自己IDにSFP用のファームウェアが対応付けられて、そのファームウェアがダウンロードされる。
また、画像形成装置10に搭載されているシステム制御部14とデバイス制御部16の間で開発世代が異なる場合も、種別が異なる場合と同様に、機能が制限されたファームウェアがダウンロードされる。例えば、古い世代のシステム制御部14と新しい世代のデバイス制御部16が画像形成装置10に搭載されている場合、古い世代のみに対応する機能を実現するためのファームウェアが、システム制御部14とデバイス制御部16にダウンロードされる。このようなダウンロードが実現されるように、FWテーブルにおいて、古い世代と新しい世代との組み合わせに、古い世代のみに対応する機能を実現するためのファームウェアが対応付けられている。
例えば、システム制御部14が第1世代の制御部であり、デバイス制御部16が第2世代の制御部である場合、FWテーブルにおいては、第2世代が有する新たな機能を実現するためのファームウェアが、これらの属性の組み合わせに対応付けられておらず、第1世代が有する機能のみを実現するためのファームウェアが、これらの属性の組み合わせに対応付けられている。こうすることで、第1世代のシステム制御部14と第2世代のデバイス制御部16とが同一の画像形成装置10に搭載された場合、第1世代用のファームウェアが当該画像形成装置10にダウンロードされる。
上記の例では、システム制御部14の属性とデバイス制御部16の属性とが互いに異なる場合に、一方の制御部の機能を制限するファームウェアがダウンロードされるが、もちろん、他方の制御部の機能をアップデートするためのファームウェアがダウンロードされてもよい。
以下、変形例について説明する。
例えば、完成体としてのシステム制御部14とデバイス制御部16が構築された後に、システム制御部14が、当該システム制御部14の属性とは異なる属性を有する完成体としてのシステム制御部14に交換されたり、デバイス制御部16が、当該デバイス制御部16の属性とは異なる属性を有する完成体としてのデバイス制御部16に交換されたりすることで、システム制御部14の属性とデバイス制御部16の属性が互いに異なる事態が発生する場合がある。また、制御部同士の間で他方の制御部を制御できない事態や、制御部の間で制御信号のやり取りができない事態等が発生する場合があり得る。
システム制御部14とデバイス制御部16は、例えば、ファームウェアの起動後に、上記の事態が発生しているか否かを確認してもよい。例えば、システム制御部14のCPU26は、メモリ28に格納されているシステム制御部14用のファームウェアを起動させる。同様に、デバイス制御部16のCPU32は、メモリ34に格納されているデバイス制御部16用のファームウェアを起動させる。CPU26とCPU32は、互いのファームウェアの属性等を示す情報をやり取りし、相手から受け取った情報に基づいて、互いの属性が同一か否かといった判断や、相手のファームウェアが、自身のファームウェアによって制御可能であるか否かといった判断や、自身のファームウェアとの間で制御信号のやり取りが可能であるか否かといった判断等を行う。例えば、両ファームウェアの属性が互いに同じである場合には、互いに制御可能であると判断されたり、互いに制御信号のやり取りが可能であると判断されたりする。両ファームウェアの属性が互いに異なる場合、互いに制御可能ではないと判断されたり、互いに制御信号のやり取りが可能ではないと判断されたりする。
交換後のシステム制御部14とデバイス制御部16との間で上記の事態が発生している場合、システム制御部14は、FWテーブルにおいて、自己IDに対応付けられているファームウェアをダウンロードする。例えば、システム制御部14とデバイス制御部16との間で開発世代が異なる場合、一方の制御部の機能が制限されたファームウェアがダウンロードされる。ダウンロード後は、上述した実施形態と同様に、再起動が行われて、完成体としてのシステム制御部14とデバイス制御部16が構築される。
交換後のシステム制御部14とデバイス制御部16との間で上記の事態が発生していない場合、ファームウェアのダウンロードは行われず、システム制御部14及びデバイス制御部16のそれぞれに既に格納されているファームウェアによって、画像形成装置10が制御される。
例えば、互いに同じ世代のシステム制御部14とデバイス制御部16が画像形成装置10に搭載されていたが、システム制御部14が、次世代のシステム制御部14に交換された場合、交換後のシステム制御部14とデバイス制御部16との間で上記の事態が生じる。この場合、システム制御部14は、変更後のID(0)30とデバイス制御部16のID(1)36との組み合わせである自己IDを生成し、FWテーブルにおいて、当該自己IDに対応付けられているファームウェアを検索する。例えば、当該自己IDに対応するシステム制御部14用のファームウェアとデバイス制御部16用のファームウェアとにおいて、システム制御部14用のファームウェアのみが新しいファームウェアに更新されている場合、システム制御部14は、システム制御部14用のファームウェアのみをサーバ12からダウンロードする。
10 画像形成装置、12 サーバ、14 システム制御部、16 デバイス制御部。

Claims (9)

  1. ハードウェアに依存しない制御を行う第1制御手段と、
    通信路を介して前記第1制御手段に接続され、前記ハードウェアに依存する制御を行う第2制御手段と、
    前記第1制御手段の開発世代を示す1情報と前記第2制御手段の開発世代を示す2情報とを記憶する記憶手段と、
    自装置の電源が最初に起動されたとき、
    前記第1制御手段は、前記第1情報と前記第2情報との組み合わせに対応付けられている前記第1制御手段用の第1ファームウェアを取得し、前記第1ファームウェアによって制御を行い、
    前記第2制御手段は、前記第1情報と前記第2情報との組み合わせに対応付けられている前記第2制御手段用の第2ファームウェアを取得し、前記第2ファームウェアによって制御を行う、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1情報は、前記第1制御手段の開発世代に応じて変更され、
    前記第2情報は、前記第2制御手段の開発世代に応じて変更される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1制御手段は、前記第1情報に基づいて前記第1制御手段の開発世代を特定し、
    前記第2制御手段は、前記第2情報に基づいて前記第2制御手段の開発世代を特定し、
    前記第1制御手段は、前記第1情報と前記第2情報との組み合わせに対応付けられている前記第1ファームウェアを取得し、
    前記第2制御手段は、前記第1情報と前記第2情報との組み合わせに対応付けられている前記第2ファームウェアを取得する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1制御手段及び前記第2制御手段はそれぞれ、前記第1情報及び前記第2情報の組み合わせと、前記第1ファームウェア及び前記第2ファームウェアの組み合わせとが互いに対応付けられた管理情報を参照することで、前記第1ファームウェア及び前記第2ファームウェアを取得し、
    前記第1制御手段の新たな開発世代に対応する第1ファームウェア、及び、前記第2制御手段の新たな開発世代に対応する第2ファームウェアが、前記管理情報に登録されることで、前記管理情報が更新される、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1制御手段の開発世代と前記第2制御手段の開発世代とが異なる場合、前記第1制御手段又は前記第2制御手段は、機能が制限されたファームウェアを自身用のファームウェアとして取得する、
    ことを特徴とする請求項に記載に情報処理装置。
  6. 前記第1制御手段の開発世代と前記第2制御手段の開発世代とが異なる場合、前記第1制御手段又は前記第2制御手段は、前記第1制御手段の開発世代と前記第2制御手段の開発世代とのうち古い開発世代に対応したファームウェアを自身用のファームウェアとして取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. ハードウェアに依存しない制御を行う第1制御手段と、
    通信路を介して前記第1制御手段に接続され、前記ハードウェアに依存する制御を行う第2制御手段と、
    前記第1制御手段の第1属性が反映された第1属性情報と前記第2制御手段の第2属性が反映された第2属性情報とを記憶する記憶手段と、
    を有し、
    前記第1制御手段は、前記第1属性情報と前記第2属性情報との組み合わせに対応付けられている前記第1制御手段用の第1制御プログラムを取得し、前記第1制御プログラムによって制御を行い、
    前記第2制御手段は、前記第1属性情報と前記第2属性情報との組み合わせに対応付けられている前記第2制御手段用の第2制御プログラムを取得し、前記第2制御プログラムによって制御を行い、
    前記第1属性と前記第2属性とが異なる場合、前記第1制御手段又は前記第2制御手段は、機能が制限された制御プログラムを自身用の制御プログラムとして取得する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  8. 前記第1制御手段又は前記第2制御手段は、前記第1属性と前記第2属性との差に応じて機能が制限された制御プログラムを自身用の制御プログラムとして取得する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記第1属性は、前記第1制御手段の開発世代を含み、
    前記第2属性は、前記第2制御手段の開発世代を含み、
    前記第1属性に含まれる開発世代と前記第2属性に含まれる開発世代とが異なる場合、前記第1制御手段又は前記第2制御手段は、前記第1開発世代と前記第2開発世代とのうち古い開発世代に対応した制御プログラムを自身用の制御プログラムとして取得する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
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