JP6105544B2 - 車両後部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体の後部ピラーにスピーカが設けられている、車両後部構造の改良技術に関する。
乗用車等の一般的な車両には、乗員のためのスピーカが設けられている。例えば車体の後部ピラーには、後部スピーカが設けられている。このような技術は、例えば特許文献1によって知られている。
特許文献1で知られている技術は、車体の後部ピラーが、車外側のピラーアウタと車内側のピラーインナとによって、閉断面に構成されている。該ピラーインナは、車室内側をトリム部材によって覆われている。後部席の近傍には、後部スピーカが配置されている。該後部スピーカは、トリム部材とピラーインナとの間に配置されるとともに、車室前方や車幅中央を向いている。このような該後部スピーカは、該ピラーインナにブラケットによって取り付けられている。該後部スピーカが発する音声は、トリム部材に形成された開口部を通って車室に伝わる。さらに、特許文献1で知られている技術は、シートベルト装置及びサイドカーテンエアバッグ装置を備えている。
しかしながら、特許文献1で知られている技術は、上述のように、後部スピーカをブラケットによってピラーインナに取り付けた構成である。該後部スピーカが発した音声の音質を、十分に確保するには、ピラーインナに対する後部スピーカの取り付け剛性を、より高めることが求められる。
また、該後部スピーカが発した音声の音質を高めるには、該後部スピーカを収納したスピーカボックスの前面側を覆うための、バッフル板の面積をできるだけ大きくするとともに、該バッフル板に該後部スピーカの振動板の周縁を固定することが好ましい。
特開2007−237865号公報
本発明は、後部スピーカが発した音声の音質を高めることができる、車両後部構造の技術を、提供することを課題とする。
請求項1に係る発明によれば、車体の後部側面を形成する後部ピラーの車内側を構成するピラーインナ及び前記後部ピラーの車外側を構成するピラーアウタと、前記ピラーインナを車室内側から覆うとともに第1開口部が形成されるトリム部材と、振動板と該振動板の周縁を囲う左右の枠体とを有する後部スピーカと、を備え、前記第1開口部を介して前記車室内側を向くように前記後部スピーカが配置される車両後部構造において、前記ピラーインナには、前記第1開口部に対向する第2開口部が形成され、前記後部ピラーの近傍に位置したシートに着座している乗員をウエビングによって拘束するためのシートベルト装置を備え、該シートベルト装置のなかの、リトラクタとショルダアンカの少なくとも一方は、前記トリム部材よりも車外側で前記ピラーインナに取り付けられ、前記後部スピーカは、高域再生用スピーカと、該高域再生用スピーカよりも低域側に周波数特性を持つ中低域再生用スピーカと、を含み、前記中低域再生用スピーカの前記枠体が、前記第2開口部に沿うようにして前記ピラーインナに直接に取り付けられ、前記トリム部材には、前記第1開口部よりも車幅方向内側に突出した突出部が形成され、該突出部には、前記ウエビングを前記車室内側へ引き出すための第4開口部が形成されるとともに、第5開口部が形成され、前記高域再生用スピーカは、前記第5開口部を介して前記車室内側に向くように前記突出部に取り付けられ、前記突出部は、前記第1開口部が形成された面に対して車幅方向内側に位置する突出端面と、該突出端面と前記第1開口部が形成された面とを一体に接続する縁部とからなり、前記第4開口部は、前記縁部に形成されていることを特徴とする車両後部構造が提供される。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記後部ピラーは、前記ピラーインナと前記ピラーアウタとによって閉断面に構成され、前記ピラーインナには、前記第2開口部とは異なる位置に第3開口部が形成され、該第4開口部は、前記第3開口部を介して前記後部ピラーの内部に連通している。
請求項に記載のごとく、好ましくは、前記後部スピーカは、車幅方向における左右の前記後部ピラーにそれぞれ設けられるとともに、前記左右の後部ピラーに対し車幅方向の反対側のシートに着座したときの各乗員の頭部位置に相当する点を右の基準点及び左の基準点としてそれぞれ設定し、前記左の後部スピーカが前記右の基準点を向くように取り付けられ、前記右の後部スピーカが前記左の基準点を向くように取り付けられている。
請求項に記載のごとく、好ましくは、車両側部の窓の上縁に沿って折り畳み状態で配置されるとともに、前記窓に沿って車室の前後方向略全体にわたってカーテン状に展開可能な袋体を有した、サイドカーテンエアバッグ装置を備え、前記袋体は、前記トリム部材よりも車両上下方向の上方に位置するとともに、前記車体のルーフの車室内側を覆っているルーフライニングの裏側に設けられ、前記後部スピーカは、前記袋体に対して車両上下方向にオーバーラップするように配置されている。
請求項に記載のごとく、好ましくは、車両側部の窓の上縁に沿って折り畳み状態で配置されるとともに、前記窓に沿って車室の前後方向略全体にわたってカーテン状に展開可能な袋体を有した、サイドカーテンエアバッグ装置を備え、前記中低域再生用スピーカは、前記車体を側方から見て、前記中低域再生用スピーカに最も近い位置のシートのシートバックを最も起立したときに、前記中低域再生用スピーカの中心が前記シートバックよりも前方且つ上位に位置し、前記高域再生用スピーカの中心は、前記中低域再生用スピーカの中心よりも上位に位置し、前記高域再生用スピーカ及び前記中低域再生用スピーカは、前記袋体よりも下位に位置している。
請求項1に係る発明では、後部ピラーのなかのピラーインナは、車室内側をトリム部材によって覆われている。該トリム部材には、第1開口部が形成されている。該ピラーインナには、第1開口部に対向する第2開口部が形成されている。後部スピーカは、第1開口部を介して車室内側を向いている。後部スピーカは、高域再生用スピーカと、該高域再生用スピーカよりも低域側に周波数特性を持つ中低域再生用スピーカと、を含む。中低域再生用スピーカのなかの、振動板の周縁を囲う枠体は、第2開口部に沿うようにして、ピラーインナに直接に取り付けられている。
このため、ブラケットを用いることなく、後部ピラーのピラーインナに中低域再生用スピーカを直接に取り付けることができる。即ち、剛性を有しているピラーインナに対し、中低域再生用スピーカを剛性を有して取り付けることができる。この結果、中低域再生用スピーカが発した音声の音質を高めることができる。さらには、後部ピラーのなかの、ピラーインナは、スピーカボックス(エンクロージャー)の前面側を覆うための、バッフル板の機能を兼ねることができる。このため、中低域再生用スピーカが発した音声の音質を、より一層高めることができる。
剛性を有しているピラーインナに対して、中低域再生用スピーカが直接に取り付けられる他に、該シートベルト装置のリトラクタとショルダアンカの少なくとも一方が取り付けられている。このため、剛性を有しているピラーインナを、中低域再生用スピーカの取り付け部分と、リトラクタやショルダアンカの取り付け部分とに、共用することができる。従って、各取り付け部分を別個に設ける場合に比べて、製造コストを抑制することができる。
トリム部材には、該トリム部材の第1開口部よりも車幅方向内側に突出した、突出部が形成されている。このため、トリム部材のなかの、突出部が形成された部位では、該突出部とピラーインナとの間の間隔が、他の部位での間隔よりも大きい。該突出部には、第5開口部が形成されている。高域再生用スピーカは、第5開口部を介して車室に臨むように配置されるとともに、該突出部に取り付けられている。このため、突出部とピラーインナとの間の広いスペースに、高域再生用スピーカを余裕をもって配置することができる。しかも、高域再生用スピーカの背後のスペースを確保することができる。従って、高域再生用スピーカが発した音声の音質を、より一層高めることができる。
さらには、ウエビングを引き出すための第4開口部は、該突出部に形成されている。このため、車幅方向の寸法が比較的大きいショルダアンカやリトラクタを、突出部とピラーインナとの間のスペースに、容易に内蔵させることができる。このように、トリム部材とピラーインナとの間の、スペース効率を高めつつ、シートベルト装置の部材やスピ−カを配置することができる。
突出部のなかの、第1開口部が形成された面と、突出端面の縁とを、一体に接続した縁部に、ウエビングを引き出すための第4開口部が形成されている。このため、トリム部材よりも車外側にあるショルダアンカやリトラクタから、ウエビングを、第4開口部を通って車室側へ出し入れするときに、該ウエビングが第4開口部に摩擦しにくい。従って、ウエビングの耐久性を維持することができる。
請求項2に係る発明では、後部ピラーは、ピラーアウタとピラーインナとにより、閉断面に構成されることによって、スピーカボックス(エンクロージャー)の機能を兼ねる。トリム部材には、ウエビングを後部ピラー側から車室へ引き出すための、第4開口部が形成されている。該第4開口部は、ピラーインナの第3開口部を介して、後部ピラーの内部に連通するので、スピーカボックスのダクトの機能を兼ねる。このため、後部スピーカの振動板の背面の振動による背圧を逃がすことができる。従って、後部スピーカが発した音声の音質を、より一層高めることができる。
請求項に係る発明では、左右の後部ピラーに対し、それぞれ車幅方向の反対側のシートに着座したときの各乗員の頭部位置に相当する点を、予め設定された左右の基準点とする。例えば、車室の中の左側のシートに着座した乗員に対する、右の後部スピーカまでの距離は、左の後部スピーカまでの距離よりも遠い。これに対し、遠い方の右の後部スピーカを、左の基準点(左側の乗員の頭部位置に相当する点)に向けている。このようにして、右の後部スピーカが発する音の、指向方向を設定している。この結果、左側のシートに着座した乗員に対し、左右のスピーカが発する音の音圧差を抑制して、左右の音圧のバランスをとることができる。
同様に、左の後部スピーカは、右の基準点(右側の乗員の頭部位置に相当する点)に向いている。この結果、右側のシートに着座した乗員に対し、左右のスピーカが発する音の音圧差を抑制して、左右の音圧のバランスをとることができる。
さらには、左右の後部スピーカが発する音の指向方向は、互いに異なる。このため、左右の後部スピーカから発せられた音同士が打ち消し合わないように、抑制することができる。従って、左右の後部スピーカから発せられた音の、良質な音質を確保することができる。
請求項に係る発明では、後部スピーカは、サイドカーテンエアバッグ装置の袋体よりも車両上下方向の下方に位置し、且つ該袋体に対して上下方向にオーバーラップしている。このため、袋体がカーテン状に展開する展開範囲を、車両前後方向の広範囲にわたって確保しつつ、後部スピーカを適切な位置に配置することができる。また、後部スピーカは、トリム部材の裏側(ピラーインナ側)に配置される。袋体は、トリム部材よりも車両上下方向の上方に位置し、ルーフライニングの裏側に設けられている。膨張した袋体は、トリム部材の上端とルーフライニングとの間から車室内に展開する。このため、展開した該袋体が、後部スピーカに干渉することはない。
請求項に係る発明では、車体を側方から見て、中低域再生用スピーカに最も近いシートのシートバックを最も起立したときに、中低域再生用スピーカはシートバックよりも前上に位置している。該中低域再生用スピーカの中心に対し、より指向性の高い高域再生用スピーカの中心は上位に位置している。このため、シートに着座している乗員に対する音の周波数特性のバランスを高めることができるので、より良好な音質を確保することができる。
さらに、請求項に係る発明では、中低域及び高域再生用スピーカの両方共に、サイドカーテンエアバッグ装置の袋体よりも下方に位置している。このため、該袋体が膨張し、トリム部材の車幅方向内面に沿って車室の下方へ展開したときに、各スピーカに干渉することはない。
本発明に係る車両の右半分を車室側から見た斜視図である。 図1に示される車両の後部を正面から見た断面図である。 図2に示される車両の後部を上からから見た断面図である。 図1に示される車両の後部の右側を車室側から見た側面図である。 図4に示される車両の後部の右側の斜視図である。 図2に示される車両の後部の右側を車室側から見て一部を破断した斜視図である。 図2に示される車両の後部の右側を外方から見てピラーアウタを省略した斜視図である。 図2に示される後部ピラー及びシートベルト装置周りの断面図である。 図2に示される右の高域再生用スピーカ取付部分の断面図である。 図7に示される右のピラーインナに右の高域再生用スピーカを取り付けた構成を車幅方向外側から見た斜視図である。
本発明を実施するための形態を添付図に基づいて以下に説明する。
実施例に係る車両後部構造について図面に基づき説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従い、Frは前側、Rrは後側、Leは左側、Riは右側を示す。
図1には、車両10の一例として、右ハンドルの乗用車が示されている。乗用車等の車両10の車体11はモノコックボディから成り、車両10の車幅方向の中心を通って車両前後方向へ延びる車幅中心線CLに対し、実質的に左右対称形に形成されている。
図1〜図3に示されるように、車体11は、車体前部に位置した左右のフロントピラー12と、車体中央部に位置した左右のセンタピラー13と、車体後部に位置した左右のリヤピラー14,14(左右の後部ピラー14,14)と、これらのピラー12〜14の上端間に掛け渡されたルーフ15とを含む。左右のフロントピラー12と左右のセンタピラー13との間に形成された前側の開口部16は、左右の前ドア17によって開閉される。左右のセンタピラー13と左右のリヤピラー14,14との間に形成された後側の開口部18は、左右の後ドア19によって開閉される。左右の前ドア17及び左右の後ドア19の各上半部には、それぞれ窓17a,19aが設けられている。
図1に示されるように、車室21には、乗員が着座するための前後2列のシートが設けられている。前列のシートは、右の運転席22と左の助手席(図示せず)である。後列のシートは、右の後部シート24Rと左の後部シート24Lである。
車室21の前部の略車幅中央には、車両10に搭載されるスピーカのうち最も再生周波数帯域が低域側に特性を持つ低域再生用スピーカ25(ウーハ25)が設けられている。該低域再生用スピーカ25は、フロア26とインストルメントパネル27との間に位置している。車室21の前部の左右の側部に位置する前ドア17には、前部の左右の中域再生用スピーカ28(右のみを示す)が設けられている。該前部の左右の中域再生用スピーカ28は、インストルメントパネル27よりも下方の運転席22と助手席の各足下近く且つフロア26の上方に位置している。左右の前ドア17の前上端部には、車室21へ向いた前部の左右の高域再生用スピーカ29(ツイータ29)が設けられている。このように、各スピーカ25,28,29を配置することによって、フロア26寄りの低い位置だけではなく、ルーフ15付近の高い位置でも、各スピーカ25,28,29から音が発せられるので、車室21全体を音で包み込むような効果を発揮することができる。
図2〜図4に示されるように、車体11の後部側面を形成する左右の後部ピラー14,14は、それぞれ車外側のピラーアウタ31,31と車内側のピラーインナ32,32とによって、閉断面に構成されている。該ピラーアウタ31,31は、後部ピラー14,14の車内側を構成する。該ピラーインナ32,32は、後部ピラー14,14の車内側を構成する。該左右のピラーインナ32,32は、車室21内側から左右のトリム部材33,33によって覆われている。ルーフ15は、車室21内側をルーフライニング34によって覆われている。該ルーフライニング34の左右の端は、左右のトリム部材33,33の上端に引っ掛けられている。該左右のトリム部材33,33と該ルーフライニング34は、樹脂成形品である。
左右のトリム部材33,33には、それぞれ車幅方向に貫通した、左右の第1開口部41,41と左右の第4開口部44,44と左右の第5開口部45,45とが形成されている。
左右のピラーインナ32,32には、それぞれ車幅方向に貫通した、左右の第2開口部42,42と左右の第3開口部43,43とが形成されている。該左右の第2開口部42,42は、左右のトリム部材33,33の、左右の第1開口部41,41に対向しており、車幅方向に形成された貫通孔である。左右のピラーインナ32,32において、該左右の第3開口部43,43は、左右の第2開口部42,42と異なる位置に形成される。つまり、該左右の第3開口部43,43は、左右のピラーインナ32,32の下半部に位置しており、車幅方向に形成された大きい貫通孔である。該右の第3開口部43は、上下の補強材46,47(図7参照)によって補強されている。該左の第3開口部43も同様である。
右のトリム部材33について、詳しく説明する。左のトリム部材33は、右のトリム部材33に対して左右対象形である他には、同様の構成なので、説明を省略する。
図4〜図6及び図8に示されるように、右のトリム部材33には、右の突出部50が形成されている。該右の突出部50は、右のトリム部材33の右の第1開口部41よりも車幅方向内側に突出している。例えば、該右の突出部50は、右のトリム部材33の一部が概ね一定の厚みで、車幅方向内側に膨出することによって構成される。該右の突出部50は、右の突出端面51と右の縁部52とからなる。該右の突出端面51は、右のトリム部材33のなかの、右の第1開口部41が形成された面53に対し、車幅方向の内側に位置している。右の縁部52は、右の第1開口部41が形成された面53に、右の突出端面51の縁を一体に形成した部分(繋いだ部分)である。
右の第4開口部44と右の第5開口部45とは、右のトリム部材33のなかの右の突出部50に形成されている。
特に、右の第4開口部44は右の縁部52、例えば前下方に形成されている。図8に示されるように、該右の第4開口部44は、右の第3開口部43を介して右の後部ピラー14の内部に連通している。
図2及び図3に示されるように、車両10は、シートベルト装置60とサイドカーテンエアバッグ装置70とを備える。
図2、図3、図6及び図8に示されるように、該シートベルト装置60は、左右の後部ピラー14,14の近傍に位置した左右の後部シート24L,24Rに着座している左右の乗員MnL,MnRを、それぞれウエビング61,61によって拘束するものである。該シートベルト装置60は、左右のウエビング61,61を巻き取り可能な左右のリトラクタ62,62と、該左右のリトラクタ62,62から引き出された左右のウエビング61,61を車室21へ案内する左右のショルダアンカ63,63とを含む。
左右のリトラクタ62,62と左右のショルダアンカ63,63の少なくとも一方(本実施例では両方)は、左右のトリム部材33,33よりも車外側、つまり左右の後部ピラー14,14側に配置されるとともに、左右のピラーインナ32,32に取り付けられている。
該左右のウエビング61,61は、左右の後部ピラー14,14側から左右の第4開口部44,44を通って、車室21へ引き出し可能である。
図2、図4、図6及び図8に示されるように、サイドカーテンエアバッグ装置70は、左右の袋体71,71と左右のインフレータ(図示せず)とを含む。該左右の袋体71,71は、車両10の側部の窓、つまり左右の前ドア17(図1参照)の窓17aの上縁と、左右の後ドア19の窓19aの上縁とに沿って、折り畳み状態で配置されるとともに、該各窓17a,19aに沿って車室21の前後方向略全体にわたってカーテン状に展開可能である。該左右の袋体71,71は、左右のトリム部材33,33よりも車両上下方向の上方に位置するとともに、ルーフライニング34の裏側に設けられている。左右のインフレータは、ガスを発生して該左右の袋体71,71に送るものである。
図1〜図3に示されるように、車両10の後部において、左右の後部ピラー14,14には、それぞれ後部スピーカ80L,80Rが設けられている。
左右の後部スピーカ80L,80Rは、左右の袋体71,71よりも下位に位置するとともに、該左右の袋体71,71に対して車両上下方向にオーバーラップするように配置されている。
図4〜図6も参照すると、該左右の後部スピーカ80L,80Rは、左右の高域再生用スピーカ81L,81R(ツイータ81L,81R)と、該左右の高域再生用スピーカ81L,81Rよりも低域側に周波数特性を持つ左右の中低域再生用スピーカ82L,82Rと、を含む。該左右の中低域再生用スピーカ82L,82Rは、該左右の高域再生用スピーカ81L,81Rに比べて再生周波数帯域が低域側に特性を持つものであれば、再生する周波数帯域は問わない。該左右の中低域再生用スピーカ82L,82Rは、中域再生用スピーカ(ウーハ)又は低域再生用スピーカによって構成されるものであって、例えばコーンスピーカである。
左右の中低域再生用スピーカ82L,82Rと左右の高域再生用スピーカ81L,81Rとは、左右の袋体71,71よりも下位に位置している。さらに、左右の高域再生用スピーカ81L,81Rの中心C1,C1は、左右の中低域再生用スピーカ82L,82Rの中心C2,C2よりも上位に位置している。
右の後部スピーカ80Rについて詳しく説明する。左の後部スピーカ80Lは、該右の後部スピーカ80Rに対して左右対象形である他には、同様の構成なので、説明を省略する。
図6、図9及び図10に示されるように、右の後部スピーカ80Rのなかの、右の中低域再生用スピーカ82Rは、右の第1開口部41を介して車室21内側を向くように配置された振動板83と、該振動板83の周縁を囲う枠体84とを含む。該枠体84,84は、第2開口部42に沿うようにして、右のピラーインナ32に直接に取り付けられている。
該右の中低域再生用スピーカ82Rの枠体84は、右のピラーインナ32の第2開口部42に取り付けられている。より詳しく述べると、環状の該枠体84は、下部に形成された2つの引っ掛け爪85,85と、上部に形成された1つのビス止め部86とを有する。一方、ピラーインナ32のなかの、第2開口部42の縁の周囲には、下部に形成された2つの掛け止め孔32a,32aと、上部に形成された1つのビス挿通孔32bとを有する。
中低域再生用スピーカ82をピラーインナ32に取り付ける手順は次の通りである。該枠体84をピラーインナ32の車室21側の面に重ね、各引っ掛け爪85,85を各掛け止め孔32a,32aに引っ掛けるとともに、ビス挿通孔32bから挿通したビス87をビス止め部86にねじ込む。
図2及び図3に示されるように、左の後部ピラー14に対し、車幅方向の反対側のシート24Rに着座したときの乗員MnRの頭部Hd位置に相当する点を、予め設定された右の基準点PRとする。また、右の後部ピラー14に対し、車幅方向の反対側のシート24Lに着座したときの乗員MnLの頭部Hd位置に相当する点を、予め設定された右の基準点PLとする。該左右の基準点PL,PRは、例えば頭部Hd,Hdの側部または中心である。左の後部スピーカ80Lは、右の基準点PRを向いている。右の後部スピーカ80Rは、左の基準点PLを向いている。
図2〜図4に示されるように、車体11を側方から見て、左右の中低域再生用スピーカ82L,82Rに最も近い位置のシート24R,24L(右の後部シート24Rと左の後部シート24L)の、シートバック24a,24aを最も起立したときに、該左右の中低域再生用スピーカ82L,82Rの中心C2,C2はシートバック24a,24aよりも前方且つ上位に位置している。
図2、図6及び図8に示されるように、左右の高域再生用スピーカ81L,81Rは、左右のトリム部材33,33に取り付けられている。より詳しく述べると、該左右の高域再生用スピーカ81L,81Rは、左右の第5開口部45,45を介して車室21に臨むように配置されるとともに、左右の突出部50,50に取り付けられている。例えば、該左右の高域再生用スピーカ81L,81Rは、左右の突出部50,50の裏面に重ねられ且つボルト等の固定部材によって直接に固定されている。
以上の説明をまとめると、次の通りである。
図2、図6及び図9に示されるように、ピラーインナ32,32は、車室内側をトリム部材33,33によって覆われている。該トリム部材33,33には、第1開口部41,41が形成されている。該ピラーインナ32,32には、第1開口部41,41に対向する第2開口部42,42が形成されている。後部スピーカ80L,80R(つまり、中低域再生用スピーカ82L,82R)は、第1開口部41,41を介して車室21内側を向いている。該後部スピーカ80L,80Rのなかの、振動板83,83の周縁を囲う枠体84,84は、該ピラーインナ32,32の第2開口部42,42に沿うようにして、ピラーインナ32,32に、つまり該第2開口部42,42に直接に取り付けられている。
このため、ブラケットを用いることなく、ピラーインナ32,32に後部スピーカ80L,80Rを直接に取り付けることができる。即ち、剛性を有しているピラーインナ32,32に対し、後部スピーカ80L,80Rを剛性を有して取り付けることができる。この結果、後部スピーカ80L,80Rが発した音声の音質を高めることができる。さらには、閉断面に構成されている後部ピラー14,14のなかの、ピラーインナ32,32は、スピーカボックス(エンクロージャー)の前面側を覆うための、バッフル板の機能を兼ねることができる。このため、後部スピーカ80L,80Rが発した音声の音質を、より一層高めることができる。
さらには、図2及び図8に示されるように、剛性を有しているピラーインナ32,32に対して、後部スピーカ80L,80Rが直接に取り付けられる他に、該シートベルト装置60のリトラクタ62,62とショルダアンカ63,63の少なくとも一方が取り付けられている。このため、剛性を有しているピラーインナ32,32を、後部スピーカ80L,80Rの取り付け部分と、リトラクタ62,62やショルダアンカ63,63の取り付け部分とに、共用することができる。従って、各取り付け部分を別個に設ける場合に比べて、製造コストを抑制することができる。
さらにまた、図2及び図8に示されるように、ピラーインナ32,32には、第2開口部42,42の他に第3開口部43,43が形成されている。後部ピラー14,14は、ピラーアウタ31,31とピラーインナ32,32とにより、閉断面に構成されることによって、スピーカボックス(エンクロージャー)の機能を兼ねる。トリム部材33,33には、ウエビング61,61を後部ピラー14,14側から車室21へ引き出すための、第4開口部44,44が形成されている。該第4開口部44,44は、ピラーインナ32,32の第3開口部43,43を介して、後部ピラー14,14の内部に連通するので、スピーカボックスのダクトの機能を兼ねる。このため、後部スピーカ80L,80Rの振動板83,83の背面の振動による背圧を逃がすことができる。従って、後部スピーカ80L,80Rが発した音声の音質を、より一層高めることができる。
さらにまた、図2及び図3に示されるように、例えば、車室21の中の左の後部シート24Lに着座した乗員MnLに対する、右の後部スピーカ80Rまでの距離は、左の後部スピーカ80Lまでの距離よりも遠い。
これに対し、遠い方の右の後部スピーカ80Rを、左の基準点PL(左側の乗員MnLの頭部位置Hdに相当する点PL)に向けている。このようにして、右の後部スピーカ80Rが発する音の、指向方向を設定している。この結果、左の後部シート24Lに着座した乗員MnLに対し、左右の後部スピーカ80L,80Rが発する音の音圧差を抑制して、左右の音圧のバランスをとることができる。
同様に、左の後部スピーカ80Lは、右の基準点PR(右側の乗員MnRの頭部位置Hdに相当する点PR)に向けている。この結果、右の後部シート24Rに着座した乗員MnRに対し、左右の後部スピーカ80L,80Rが発する音の音圧差を抑制して、左右の音圧のバランスをとることができる。
しかも、左右の後部スピーカ80L,80Rが発する音の指向方向は、互いに異なる。このため、左右の後部スピーカ80L,80Rから発せられた音同士が打ち消し合わないように、抑制することができる。従って、左右の後部スピーカ80L,80Rから発せられた音の、良質な音質を確保することができる。
さらにまた、図2及び図6に示されるように、後部スピーカ80L,80Rは、サイドカーテンエアバッグ装置70の袋体71,71よりも車両上下方向の下方に位置し、且つ該袋体71,71に対して上下方向にオーバーラップしている。このため、袋体71,71がカーテン状に展開する展開範囲を、車両10前後方向の広範囲にわたって確保しつつ、後部スピーカ80L,80Rを適切な位置に配置することができる。また、後部スピーカ80L,80Rは、トリム部材33,33の裏側(ピラーインナ32,32側)に配置される。袋体71,71は、トリム部材33,33よりも車両上下方向の上方に位置し、ルーフライニング34の裏側に設けられている。膨張した袋体71,71は、トリム部材33,33の上端とルーフライニング34との間から車室21内に展開する。このため、展開した該袋体71,71が、後部スピーカ80L,80Rに干渉することはない。
さらにまた、図2及び図4に示されるように、後部スピーカ80L,80Rは、高域再生用スピーカ81L,81Rと中低域再生用スピーカ82L,82Rとを含む。車体11を側方から見て、中低域再生用スピーカ82L,82Rに最も近いシート24R,24Lのシートバック24a,24aを最も起立したときに(図4に示される状態のときに)、中低域再生用スピーカ82L,82Rはシートバック24a,24aよりも前上に位置している。該中低域再生用スピーカ82L,82Rの中心C2,C2に対し、より指向性の高い高域再生用スピーカ81L,81Rの中心C1,C1は上位に位置している。このため、シート24L,24Rに着座している乗員MnL,MnRに対する音の周波数特性のバランスを高めることができるので、より良好な音質を確保することができる。
さらにまた、図2、図6及び図8に示されるように、高域再生用スピーカ81L,81Rと中低域再生用スピーカ82L,82Rの両方共に、サイドカーテンエアバッグ装置70の袋体71,71よりも下方に位置している。このため、該袋体71,71が膨張し、トリム部材33,33の車幅方向内面に沿って車室21の下方へ展開したときに、各後部スピーカ80L,80Rに干渉することはない。
さらにまた、図2、図6及び図8に示されるように、中低域再生用スピーカ82L,82Rの枠体84(図9参照)は、ピラーインナ32,32の第2開口部42,42に取り付けられる。これに対し、高域再生用スピーカ81L,81Rは、中低域再生用スピーカ82L,82Rよりも取り付け剛性を要求されないので、トリム部材33,33に取り付けられている。このため、中低域再生用スピーカ82L,82Rと高域再生用スピーカ81L,81Rが発した、音声の音質を確保しつつ、車体の生産性を高めることができる。
さらにまた、図3、図4及び図8に示されるように、トリム部材33,33には、該トリム部材33,33の第1開口部41,41よりも車幅方向内側に突出した、突出部50,50が形成されている。このため、トリム部材33,33のなかの、突出部50,50が形成された部位では、該突出部50,50とピラーインナ32,32との間の間隔が、他の部位での間隔よりも大きい。該突出部50,50には、第5開口部45,45が形成されている。高域再生用スピーカ81L,81Rは、第5開口部45,45を介して車室21に臨むように配置されるとともに、該突出部50,50に取り付けられている。
このため、突出部50,50とピラーインナ32,32との間の広いスペースに、高域再生用スピーカ81L,81Rを余裕をもって配置することができる。しかも、高域再生用スピーカ81L,81Rの背後のスペースを確保することができる。従って、高域再生用スピーカ81L,81Rが発した音声の音質を、より一層高めることができる。
さらには、図3、図4及び図8に示されるように、ウエビング61,61を引き出すための第4開口部44は、該突出部50,50に形成されている。例えば、該右の突出部50は、右のトリム部材33の一部が概ね一定の厚みで、車幅方向内側に膨出することによって構成される。このため、車幅方向の寸法が比較的大きいショルダアンカ63,63やリトラクタ62,62を、突出部50,50とピラーインナ32,32との間のスペースに、容易に内蔵させることができる。このように、トリム部材33,33とピラーインナ32,32との間の、スペース効率を高めつつ、シートベルト装置60の部材や後部スピーカ80L,80Rを配置することができる。
さらにまた、突出部50,50のなかの、第1開口部41,41が形成された面53,53と、突出端面51,51の縁とを、一体に接続した縁部52,52に、ウエビング61,61を引き出すための第4開口部44が形成されている。このため、トリム部材33,33よりも車外側にあるショルダアンカ63,63やリトラクタ62,62から、ウエビング61,61を、第4開口部44を通って車室21側へ出し入れするときに、該ウエビング61,61が第4開口部44に摩擦しにくい。従って、ウエビング61,61の耐久性を維持することができる。
さらにまた、このように、後部スピーカ80L,80Rを車室21の前部に配置される各スピーカ25,28,29よりもさらにルーフ15付近の高い位置に配置することで、車室21全体を音で包み込むような効果をさらに高めることができる。
本発明の後部ピラー14への後部スピーカ80L,80Rの配置構造を、センタピラー13に適用してもよい。
本発明の車両後部構造は、ワゴン車に採用するのに好適である。
10 車両
11 車体
14 後部ピラー
15 ルーフ
17a 窓
19a 窓
21 車室
24L 左の後部シート
24R 右の後部シート
24a シートバック
31 ピラーアウタ
32 ピラーインナ
33 トリム部材
34 ルーフライニング
41 第1開口部
42 第2開口部
43 第3開口部
44 第4開口部
45 第5開口部
50 突出部
51 突出端面
52 縁部
53 第1開口部が形成された面
60 シートベルト装置
61 ウエビング
62 リトラクタ
63 ショルダアンカ
70 サイドカーテンエアバッグ装置
71 袋体
80L 左の後部スピーカ
80R 右の後部スピーカ
81L 左の高域再生用スピーカ
81R 右の高域再生用スピーカ
82L 左の中低域再生用スピーカ
82R 右の中低域再生用スピーカ
83 振動板
84 枠体
C1 高域再生用スピーカの中心
C2 中低域再生用スピーカの中心
Hd 頭部
MnL 左の乗員
MnR 右の乗員
PL 左の基準点
PR 右の基準点

Claims (5)

  1. 車体の後部側面を形成する後部ピラーの車内側を構成するピラーインナ及び前記後部ピラーの車外側を構成するピラーアウタと、
    前記ピラーインナを車室内側から覆うとともに第1開口部が形成されるトリム部材と、
    振動板と該振動板の周縁を囲う左右の枠体とを有する後部スピーカと、を備え、
    前記第1開口部を介して前記車室内側を向くように前記後部スピーカが配置される車両後部構造において、
    前記ピラーインナには、前記第1開口部に対向する第2開口部が形成され
    前記後部ピラーの近傍に位置したシートに着座している乗員をウエビングによって拘束するためのシートベルト装置を備え、
    該シートベルト装置のなかの、リトラクタとショルダアンカの少なくとも一方は、前記トリム部材よりも車外側で前記ピラーインナに取り付けられ、
    前記後部スピーカは、高域再生用スピーカと、該高域再生用スピーカよりも低域側に周波数特性を持つ中低域再生用スピーカと、を含み、
    前記中低域再生用スピーカの前記枠体が、前記第2開口部に沿うようにして前記ピラーインナに直接に取り付けられ
    前記トリム部材には、前記第1開口部よりも車幅方向内側に突出した突出部が形成され、
    該突出部には、前記ウエビングを前記車室内側へ引き出すための第4開口部が形成されるとともに、第5開口部が形成され、
    前記高域再生用スピーカは、前記第5開口部を介して前記車室内側に向くように前記突出部に取り付けられ、
    前記突出部は、前記第1開口部が形成された面に対して車幅方向内側に位置する突出端面と、該突出端面と前記第1開口部が形成された面とを一体に接続する縁部とからなり、
    前記第4開口部は、前記縁部に形成されていることを特徴とする車両後部構造。
  2. 前記後部ピラーは、前記ピラーインナと前記ピラーアウタとによって閉断面に構成され、
    前記ピラーインナには、前記第2開口部とは異なる位置に第3開口部が形成され、
    該第4開口部は、前記第3開口部を介して前記後部ピラーの内部に連通していることを特徴とする請求項1に記載の車両後部構造。
  3. 前記後部スピーカは、車幅方向における左右の前記後部ピラーにそれぞれ設けられるとともに、前記左右の後部ピラーに対し車幅方向の反対側のシートに着座したときの各乗員の頭部位置に相当する点を右の基準点及び左の基準点としてそれぞれ設定し、前記左の後部スピーカが前記右の基準点を向くように取り付けられ、前記右の後部スピーカが前記左の基準点を向くように取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両後部構造。
  4. 車両側部の窓の上縁に沿って折り畳み状態で配置されるとともに、前記窓に沿って車室の前後方向略全体にわたってカーテン状に展開可能な袋体を有した、サイドカーテンエアバッグ装置を備え、
    前記袋体は、前記トリム部材よりも車両上下方向の上方に位置するとともに、前記車体のルーフの車室内側を覆っているルーフライニングの裏側に設けられ、
    前記後部スピーカは、前記袋体に対して車両上下方向にオーバーラップするように配置されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の車両後部構造。
  5. 車両側部の窓の上縁に沿って折り畳み状態で配置されるとともに、前記窓に沿って車室の前後方向略全体にわたってカーテン状に展開可能な袋体を有した、サイドカーテンエアバッグ装置を備え
    記中低域再生用スピーカは、前記車体を側方から見て、前記中低域再生用スピーカに最も近い位置のシートのシートバックを最も起立したときに、前記中低域再生用スピーカの中心が前記シートバックよりも前方且つ上位に位置し、
    前記高域再生用スピーカの中心は、前記中低域再生用スピーカの中心よりも上位に位置し、
    前記高域再生用スピーカ及び前記中低域再生用スピーカは、前記袋体よりも下位に位置していることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の車両後部構造。
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