JP2006262430A - 低音再生用スピーカ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 キャビネットに十分な容量を確保して再生性能の向上を図ることができ、しかも、多車種に汎用的に搭載できるため、量産によるコスト低減を図ることができ、更に、搭載の際の着脱も容易にでき、車載用として好適な低音再生用スピーカ装置を提供すること。
【解決手段】 ケルトン方式の低音再生用スピーカ装置1において、スピーカユニット3を収容するキャビネット5は、前後に細長い略直方体形状で、前後方向の長さ寸法が車両のシートクッション25の奥行き寸法に略近い値に設定され、該キャビネット5内を前後の気室に区画する仕切板7にスピーカユニット3が取り付けられ、キャビネット5の下面を前後方向に沿って敷設された固定用ベルト23によりシートクッション25に固定される。
【選択図】 図8

Description

本発明は、サブウーファとして車載の音響システムに接続されるケルトン方式の低音再生用スピーカ装置に関する。
近年、車載の音響システムは、車載用のシアターシステムの普及等に伴い、重低音の再生を目的としたサブウーファを装備した構成のものの需要が高くなっている。
従来、サブウーファは、大口径のウーファーユニットを、大型の密閉型キャビネットに収容する構成で、車載用の場合は、大型の密閉型キャビネットとして車両のトランクルームを充当するようにしたものが各種提案された。
しかし、このような構成のものは、サブウーファによるトランクルームの占有により、荷室スペースが無くなり、車両の居住性が著しく低下する。
そこで、車載用のサブウーファの場合は、小型化が重要課題となり、小容量のキャビネットでも高品位な低音再生に適したケルトン方式でシートのアームレストに組み込むようにしたもの(例えば、特許文献1、特許文献2参照)、後部シートのシートクッション(座部)上に載置するもの(例えば、特許文献3参照)等が提案されている。
特開平5−276588号公報 特開平6−122347号公報 特開2004−330951号公報
ところが、シートのアームレストに組み込む構成のものは、外形寸法がアームレストの寸法により制限され、小型化に適したケルトン方式を採用したとしても、キャビネット内に再生周波数域に応じた相応の容量を確保することが難しく、容量不足のために再生性能が制限されるという問題があった。
また、アームレストの寸法は車種によって異なるため、多車種に共通に使用可能なように、汎用性を持たせることが難しく、量産によるコスト低減に適さないという問題もあった。
また、シートのアームレストに組み込む構成のものは、簡単に取り外すことができないという問題もあった。
一方、後部シートのシートクッション上に載置するものの場合は、取り外しが簡単にでき、しかも、キャビネットの容量もアームレストに組み込む形式のものと比較すると比較的自由に設定でき、容量不足のために再生性能が制限されるという問題を緩和することができる。
しかし、後部シートのシートクッション上に載置するものの場合は、シートにしっかりと固定する機構が必要になり、シートに固定する機構のために、キャビネットの構造が制限されたり、キャビネット内の容量が犠牲になる虞があった。
例えば、上記特許文献3に記載のスピーカ装置の場合は、車両のシートに付属のシートベルトによってシートに固定するために、シートベルトを挿通可能な比較的に大口径の筒部をキャビネットの側面に貫通形成しているが、その筒部のために、キャビネット内の気室容積が大きく低減するという問題があった。
また、一般に、シートクッション上に載置する従来のサブウーファのキャビネットは、外観形状が単純な直方体状で、音を放射するダクト及びポートを垂直な前面壁又は後面壁に装備する形態となっている。しかし、このような形態では、ダクト及びポートが装備されたキャビネットの前面壁又は後面壁にシート背もたれが接近している場合に、シート背もたれ等によってポートが塞がれる状態になり、ポートからの音の放射が妨げられるため、本来の低音再生性能が十分に発揮できなくなる虞があった。
また、シートクッション上に載置する従来のサブウーファのキャビネットは、外観形状が単純な直方体状で、シートクッション上に接触する下面が平坦面であるため、シートクッションの凹凸によりぐらつき易く、安定した固定が難しいという問題もあった。このような問題を解決するために、キャビネット下面の例えば4隅に、シートクッションへの接触部となる脚部材をねじ止めするようにしたものも提案されているが、ねじ止めする脚部材のために部品点数や組立工程数が増加して、コストアップを招くという問題があった。また、シートクッションと脚部材との小さな接触面積に荷重が集中して作用するため、シートクッションに脚部のくい込み跡が残るといった問題もあった。
本発明が解決しようとする課題としては、キャビネットに十分な容量を確保して再生性能の向上を図ることができ、しかも、多車種に汎用的に搭載できるため、量産によるコスト低減を図ることができ、更に、搭載の際の着脱も容易にでき、着脱用の機構のためにキャビネット内の気室容積の低減やキャビネット構造の複雑化が生じることがない、優れた低音再生用スピーカ装置を提供すること、また、シート背もたれ等によってポートが塞がれてポートからの音の放射が妨げられることがなく、安定した音の放射性能を確保することにより安定した低音再生特性を発揮できる低音再生用スピーカ装置を提供すること、更に、車両のシートクッション上に載置した場合に、ぐらつきがなくしっかりと固定することができ、しかも、シートクッションにくい込み跡が残り難く、シートクッションへの負担を軽減する点でも優れた低音再生用スピーカ装置を提供することがそれぞれ一例として挙げられる。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の低音再生用スピーカ装置は、キャビネットの内部が、スピーカユニットを取り付ける仕切板により、前記スピーカユニットの背面を密封する第1気室と、前記スピーカユニットの前面を囲繞する第2気室とに区画されると共に、前記第2気室を形成するキャビネット壁には、前記スピーカユニットが前記第2気室内に発生した音波の内の特定の周波数帯域の低音を外部に放射するダクト及びポートが装備されて、サブウーファとして車載の音響システムに接続されるケルトン方式の低音再生用スピーカ装置であって、前記キャビネットは、前後に細長い略直方体形状で、前後方向の長さ寸法が車両のシートクッションの奥行き寸法に略近い値に設定され、前面壁に前記ダクト及びポートが装備され、前記仕切板は、前記スピーカユニットの前面をキャビネット前面側に向けて支持して、前記キャビネットの内部を前後に区画し、前記キャビネットの下面に前後方向に沿って敷設された固定用ベルトを前記シートクッションに縛り付けることで、前記シートクッションに前記キャビネットが固定されることを特徴とする。
以下、本発明に係る低音再生用スピーカ装置の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る低音再生用スピーカ装置の一実施の形態の斜視図、図2は図1に示した低音再生用スピーカ装置の正面図、図3は図2のA−A線に沿う断面図、図4は図2のB−B線に沿う断面図、図5は図2のC矢視図、図6は図1に示した低音再生用スピーカ装置の車両のシートへ取り付ける前の状態の概略側面図、図7は図1に示した低音再生用スピーカ装置におけるベルト押えブラケットへの固定用ベルトの装着例を示す分解斜視図、図8は図1に示した低音再生用スピーカ装置の車両のシートへ取り付けた状態の説明図、図9は図1に示した低音再生用スピーカ装置の乗用車の後部シートへ取り付けた状態の斜視図である。
この一実施の形態の低音再生用スピーカ装置1は、サブウーファとして車載の音響システムに接続されるケルトン方式の低音再生用スピーカ装置で、スピーカユニット3と、このスピーカユニット3を収容したキャビネット5とから構成されている。
キャビネット5の内部は、図3及び図4に示すように、スピーカユニット3を取り付ける仕切板(バッフル板)7により、スピーカユニット3の背面を密封する第1気室9と、スピーカユニット3の前面を囲繞する第2気室11とに区画されている。また、第2気室11を形成するキャビネットの前面壁16には、スピーカユニット3が第2気室11内に発生した音波の内の特定の周波数帯域の低音のみを外部に放射するダクト13及びポート15が装備されている。
前記キャビネット5は、前後に細長い略直方体形状容器で、図5に示すように、前後方向の長さ寸法Lが車両のシートクッション(座部)の奥行き寸法に略近い値の435mmに設定されている。
また、ダクト13及びポート15が装備されるキャビネット5の前面壁16は、図3に示すように、キャビネット下面5aに直交する垂直面Yに対して所定角度の傾斜壁に設定されている。具体的には、前面壁16は、前方に向かって下方に傾斜したスラント形状である。また、前面壁16は、図1及び図2に示したように、キャビネットの幅方向の中心から外側に向かって後傾した左右の傾斜壁17,18を具備した左右対称構造に成っていて、左右のそれぞれの傾斜壁17,18に、ダクト13及びポート15が装備されている。
仕切板7は、スピーカユニット3に支持に十分な強度を持つ厚板状で、図4に示すように、その周縁部をキャビネット5の内面に形成された挾持部20に気密に嵌合・挾持されて、キャビネット下面5aに略垂直に支持されている。
仕切板7は、図3に示すように、スピーカユニット3の前面をキャビネット5前面側に向けて支持して、キャビネット5の内部を前後2つの気室9,11に区画している。
本実施の形態の低音再生用スピーカ装置1は、図6乃至図9に示すように、キャビネット下面5aに前後方向に沿って敷設された固定用ベルト23を車両のシートクッション25に縛り付けることで、シートクッション25にキャビネット5が固定される。
固定用ベルト23は、図6に示すように、車両のシートベルト等と同じ織り生地で形成されたベルト材で、その両端には、これらのベルト両端を連結するワンタッチ式の連結バックル33a,33bが装備されている。
キャビネット5のキャビネット下面5aには、図5に示すように、キャビネット幅方向の中心線上の前後2箇所に、金属板製のベルト押えブラケット27が2本のねじ24によりねじ止め固定されている。各ベルト押えブラケット27は、図7に示すように、下面5aとの間にベルト挿通穴28を形成する。ベルト挿通穴28を形成しているベルト押えブラケット27の板部27aの内面には、シート状弾性摩擦材30が装着される。このシート状弾性摩擦材30は、所定の弾性特性及び摩擦特性(摩擦係数)を有した合成ゴム等によるシートの一面に粘着層が装備されたもので、粘着層を覆う被覆シート30aを剥がして、板部27aの内面に貼付することで、ベルト押えブラケット27に固定される。
ベルト挿通穴28に挿通された固定用ベルト23は、板部27aに貼付されたシート状弾性摩擦材30によりキャビネット下面5aに押圧され、シート状弾性摩擦材30による押圧力及び摩擦力によって、キャビネット5に固定される。
キャビネット下面5aに固定された固定用ベルト23は、図8に示すように、その一端をシートクッション25とシートバック29との間の隙間31を通して、シートクッション25の前面側に引き回し、両端をワンタッチ式の連結バックル33a,33b等で着脱可能に連結することで、シートクッション25に着脱可能に締め付け固定される。
なお、連結バックル33a,33bによる結合位置がシートクッション25の前面側に位置して、連結バックル33a,33bの結合・分離操作が容易になるように、キャビネット5の下面に固定用ベルト23を固定する際には、次の手順によって行うと良い。
まず、ベルト押えブラケット27の板部27aの内面に、シート状弾性摩擦材30を貼着する。次に、ベルト押えブラケット27上のベルト挿通穴28となる位置に、固定用ベルト23を通した状態にして、そのベルト押えブラケット27をねじ24によりキャビネット下面5aに固定用ベルト23が移動自在な程度に仮止めする。
次いで、シートクッション25の前面側に一方の連結バックル33aが位置するように、固定用ベルト23の位置を調節する。その後、ねじ24を本締めして、シート状弾性摩擦材30による押圧力及び摩擦力によって、固定用ベルト23をキャビネット5に固定する。
以上に説明したキャビネット5は、図2に示すように、幅寸法wが車両の左右のシート間に装備される通路(ウォークスルー)幅よりも小さい値(例えば、210mm以下)に設定されている。また、高さ寸法hは、175mm程度に設定されている。以上のようなキャビネット5の外形寸法は、乗用車の後部シートに装着したときに、アームレストとして利用可能なように、また、シートから取り外した時に運転席と助手席との間の通路部等に移動できるようにするためである。
本実施の形態の場合、キャビネット5は、図3乃至図5に示したように、下面5aに固定用ベルト23が着脱可能に取り付けられる下部ケース51と、この下部ケース51の上を覆う上部ケース53とに上下に分割して形成されている。
これらの下部ケース51及び上部ケース53は、いずれも、合成樹脂の射出成形により形成されている。
また、上部ケース53及び下部ケース51には、互いに先端を突き合わせて連結されることで上下方向の荷重を支える連結支柱51a,53aが、前述した各気室9,11の中央部を横断するように、適宜間隔で装備されている。
下部ケース51に形成される連結支柱51aには、図5に示すように、下面5a側からねじ54を挿通する中空部が形成されている。また、連結支柱51aの先端に突き合わさる連結支柱53aの先端には、ねじ54が螺合する雌ねじが形成されており、前記ねじ54による締結により、下部ケース51と上部ケース53とが結合される。
また、本実施の形態の低音再生用スピーカ装置1では、キャビネット5を構成する上部ケース53の上面には、クッション材56が貼付されている。このクッション材56は、装飾用外皮で、下部ケース51や上部ケース53を形成している樹脂よりも弾性に富む発泡樹脂等の成形品、又は、より変形し易いスポンジ材の周囲を、合成皮革、又は本皮革等で覆った構成とすることができる。
本実施の形態の場合、図1にも示したように、ダクト13及びポート15が装備される前面壁16は、上部ケース53の前面壁として上部ケース53に一体形成され、ダクト13及びポート15は、左右に並ぶ各傾斜壁17,18にそれぞれ一つずつ、合計では、左右に並ぶ2箇所に装備されている。
また、本実施の形態の低音再生用スピーカ装置1の場合、スピーカユニット3への入力信号を増幅するアンプは、キャビネット5の外部に別体で付属させる。そのため、キャビネット5の下面5aの後部側の凹部59は、アンプからの出力線を繋ぐ入力端子61が装備されている。
また、本実施の形態の場合、キャビネット下面5aは、図2に示すように、キャビネットの幅方向の両側よりも中央部が凹んだ凹曲面62に形成されている。
そして、この凹曲面62は、図5に示すように、キャビネット5の前後方向に沿って延在する樋状に設けられ、該凹曲面62がシートクッション25との間に形成する空洞63がキャビネット5の前後方向に開放している。
なお、凹曲面62は、キャビネットの幅方向の中心位置で凹み量が最大となる円弧面で、図2に示すように、キャビネットの幅方向の中心位置で凹み量mは、ベルト押えブラケット27のシートクッション25側への突出量よりも大きく設定されている。従って、ベルト押えブラケット27がシートクッション25に接触することがない。
以上に説明した低音再生用スピーカ装置1は、基本的には、キャビネット5の小型化に適したケルトン方式である上、図8及び図9に示したように、シートクッション25上に据え付ける構成であるため、従来のアームレストに組み込む方式のものと比較すると、キャビネット5に十分な容量を確保して再生性能の向上を図ることができる。
しかも、車両のシートとは別体で、独立にデザインでき、多車種に汎用的に搭載できるため、量産によるコスト低減を図ることもできる。
また、キャビネット5の下面5aに敷設された固定用ベルト23を、シートクッション25に縛り付けることにより、車両シートに固定する構造で、図6及び図8に示したように、固定用ベルト23の両端にワンタッチ式の連結バックル33a,33bを装備しておくことで、車両シートへ搭載の際の着脱も容易にできる。
また、固定用ベルト23は、低音再生用スピーカ装置1の重量を支えるに十分な強度付与しておけば良く、乗員を支えるシートベルトと比較すると、小型軽量のベルトで済むため、シートベルトによりシートへの固定を果たす従来のスピーカ装置と比較すると、着脱用の機構(即ち、ベルト)のためにキャビネット5内の気室容積の低減やキャビネット構造の複雑化が生じることもない。
また、前後に長いキャビネット5が、その長さ方向に沿って敷設されたベルト23によってシートクッション25にしっかりと固定されるため、車両走行時の振動等によってスピーカ装置1が振れ動くこともない。
更に、固定用ベルト23による締め付けによって、シートクッション25に押圧されるキャビネット下面5aは、その中央部に凹曲面62が装備されていて、下面の両側縁しか接触しない。そのため、シートクッション25の表面にうねり等が有っても、シートクッションのうねりの山の部分が凹曲面62の形成する空洞63に逃げて、キャビネット下面5aの両側縁がしっかりとシートクッション25に接触するため、下面が平坦面に形成された従来のキャビネットと比較すると、キャビネットの座りが良くなり、ぐらつきが発生し難く、安定した固定が可能になる。
更に、シートクッション25に接触するキャビネット下面5aの両側縁は、固定用ベルト23の挿通方向に沿って延在していて、シートクッション25へのくい込みによって、キャビネットの幅方向への滑りを防止する効力を発揮するため、キャビネットのシートクッション25への固定が一層安定する。
また、キャビネット下面の4隅に脚部材をねじ止めする従来構造と比較すると、部品点数や組立工程数の増加を回避でき、コストアップを防止することができる。
更に、キャビネット下面の4隅に脚部材をねじ止めする従来構造と比較すると、シートクッション25との接触面積を大きくとれるため、シートクッションにくい込み跡が残るといった不都合の発生も抑止することができる。
また、キャビネット下面5aの凹曲面62がシートとの間に形成する空洞63は、キャビネットの前後に開放しているため、キャビネットの振動が空洞63内に籠もって音を濁らすこともない。
また、本実施の形態の低音再生用スピーカ装置1では、例えば、乗員が増えて、シート上に設置している低音再生用スピーカ装置1が邪魔になるような場合には、低音再生用スピーカ装置1をシートから取り外して車両の前席の左右のシート間の通路(ウォークスルー)に移したり、トランクルームに移動させたりすることもでき、設置位置の変更が容易なことから、乗員数の変更等にも柔軟に対処することができる。
更に、本実施の形態の低音再生用スピーカ装置1では、キャビネット5が上下に分割された上部ケース53及び下部ケース51から形成されているため、それぞれのケース51,53を個別に樹脂の射出成形によって形成することで、成形金型の構造の複雑化を防止して、コストの低減を図ることができる。
また、前後に2分割する場合と異なり、各気室9,11内を上下方向に横断する連結支柱51a,53aの連結支柱51a,53aの突出方向が型抜き方向に一致するため、これらの連結支柱51a,53aの形成が容易にでき、各ケースの支柱相互の突き合わせ接続によって、キャビネット5の上下面間の耐荷重の向上が容易になる。その結果、乗員等がキャビネット5の上に寄りかかったり、乗ったりすることがあっても、キャビネット5の変形や破損を防止することのできる十分な強度を確保することが容易になる。
更に、本実施の形態の低音再生用スピーカ装置1では、例えば、図9に示したように、設置位置が乗用車の後部シートの中央の場合に、キャビネット5上面のクッション材56が後部シートの乗員のアームレストとして良好な感触で利用でき、利便性が向上する。
更に、本実施の形態の低音再生用スピーカ装置1では、ダクト13及びポート15が2箇所に装備されたことで、剛性を落とさずにダクト13及びポート15の断面積を稼ぐことができ、ダクト13及びポート15の寸法設定による再生周波数域の設定自由度が向上する。
更に、本実施の形態の低音再生用スピーカ装置1では、アンプがキャビネット5と別体になることから、キャビネット5内にアンプの発熱が籠もることがなく、アンプの冷却等のための通気口をキャビネット5に装備する必要がないため、キャビネット5の第1気室9に要求される密封度を向上させて、音響性能の向上を図ることができる。
更に、本実施の形態の低音再生用スピーカ装置1では、キャビネット5の下面5aに敷設した固定用ベルト23は、キャビネット5の下面5aとの間にベルト挿通穴28を形成するブラケット57の板部27aの内面に装着されたシート状弾性摩擦材30による押圧力及び摩擦力で、キャビネット5の下面5aに固定されるため、固定用ベルト23の滑りによってキャビネット5の固定位置がずれることを防止でき、低音再生用スピーカ装置1をシートにしっかりと固定することが可能になる。
また、ベルトの滑りによって固定用ベルト23の結合端の位置がずれてシートへの着脱操作が困難になることを防止でき、シートへの着脱時の取り扱い性を向上させることができる。
また、本実施の形態のキャビネット5の場合、ダクト13及びポートポート15が装備されるキャビネット5の前面壁16は、図3にも示したように、垂直面Yに対して所定角度の傾斜壁に設定されているため、例えば、車両のシート位置を前後方向にずらしたために、前席のシート背もたれが前面壁16に接近する場合でも、接近した背もたれが音の放出口であるポート15を塞ぐことがない。
従って、ポートからの音の放射がシート背もたれ等により妨げられることがなく、安定した音の放射性能を確保することにより安定した低音再生特性を発揮できる。
なお、本実施の形態の場合は、ダクト13及びポートポート15は、2つの傾斜壁17,18にそれぞれ装備されていて、これらの2つの傾斜壁17,18が互いに逆向きに傾斜しているため、キャビネットが車内の左右何れの側部パネル等に接近して設置されたとしても、側部パネルがポート15を塞ぐことも回避でき、安定した音の放射性能を確保することにより安定した低音再生特性を発揮できる。
なお、ベルトの滑り止めのために、ベルト押えブラケット27の27aに装備するシート状弾性摩擦材は、図10に示す構造とすることも考えられる。
図10に示したシート状弾性摩擦材40は、板部27aの内面に被せられる内面接触部41の一端縁から板部27aの外面に被せられる外面接触部42が延出した2つ折り構造で、内面接触部41と外面接触部42とで板部27aを挾持した状態にベルト押えブラケット27に装着される。
本実施の形態の場合、内面接触部41及び外面接触部42の板部27aに接触する面には、図7に示したシート状弾性摩擦材30の場合と同様に粘着層を設けて、接着により板部27aに固定される構成とするが、粘着層の無い構成とすることも考えられる。
該シート状弾性摩擦材40を装着したベルト押えブラケット27によって固定用ベルト23をキャビネットの下面5aに位置決め固定する手順は、シート状弾性摩擦材30を装着したベルト押えブラケット27の場合と同様で良い。
図10に示したシート状弾性摩擦材40は、ベルト押えブラケット27の板部27aを挾持する内面接触部41及び外面接触部42を一体形成した構造で、ベルトとの摩擦でシート状弾性摩擦材40に図の矢印(イ)方向の力が作用しても、内面接触部41と外面接触部42との間の折り返し部43がブラケット27の板部27aの端に引っ掛かるため、ベルト押えブラケット27に対するシート状弾性摩擦材40の固定強度が強化され、シート状弾性摩擦材の剥離に起因したベルト押え力の低下等の問題の発生を防止し、ベルトの滑り防止効果を長期にわたって安定維持することができる。
なお、本発明において、ダクト13及びポート15を装備する前面壁16の具体的な形状は、上記実施の形態に限らない。
図11は、キャビネット上のダクト及びポートの装備位置の他の実施の形態を説明する模式図である。例えば、図11の(a)に示すように、前面壁16を、左右方向には傾斜せず、単純に先端が前方に向かって下方に傾斜した単一のスラント壁16Aにすることもでき、また、図11(b)に示すように、前方下がりのスラント壁にはせずに、両側を後方に後退させただけの左右一対の傾斜壁16B,16Cに形成するようにしても良い。
また、図11(c)に示すように、キャビネット5内部はスピーカユニットを支持する仕切壁によって上下に分割して、上方のキャビネット部分の前面16Dは下方のキャビネット部分の前面16Eよりも後退させて、後退した前面16Dにダクト13及びポート15を装備するようにしても良い。このようにしても、傾斜壁とした場合と同様に、ポート15が近接するシート背もたれ等によって塞がれることを防止することができる。
以上、詳述したように、本発明の実施の形態に係る低音再生用スピーカ装置は、キャビネット5の内部が、スピーカユニット3を取り付ける仕切板7により、スピーカユニット3の背面を密封する第1気室9と、スピーカユニット3の前面を囲繞する第2気室11とに区画されると共に、第2気室11を形成するキャビネット壁には、スピーカユニット3が第2気室内11に発生した音波の内の特定の周波数帯域の低音を外部に放射するダクト13及びポート15が装備されて、サブウーファとして車載の音響システムに接続されるケルトン方式の低音再生用スピーカ装置1であって、キャビネット5は、前後に細長い略直方体形状で、前後方向の長さ寸法が車両のシートクッション25の奥行き寸法に略近い値に設定され、前面壁にダクト13及びポート15が装備され、仕切板7は、スピーカユニット3の前面をキャビネット前面側に向けて支持して、キャビネット5の内部を前後に区画し、キャビネット5の下面に前後方向に沿って敷設された固定用ベルト23をシートクッション25に縛り付けることで、シートクッション25にキャビネット5が固定される。
これにより、キャビネット5に十分な容量を確保して再生性能の向上を図ることができ、しかも、多車種に汎用的に搭載できるため、量産によるコスト低減を図ることができ、更に、搭載の際の着脱も容易にでき、着脱用の機構のためにキャビネット5内の気室容積の低減やキャビネット構造の複雑化が生じることがない、優れた低音再生用スピーカ装置を提供することができる。
また、ダクト13及びポート15が装備されるキャビネットの前面壁16が傾斜壁であるため、該前面壁16の先端がシート背もたれや、車内のサイドパネル等の略垂直な壁面に接近した設置状態になる場合でも、音の放射口であるポート15が塞がれることがなく、安定した音の放射性能を確保することにより安定した低音再生特性を発揮できる。
更に、キャビネット下面5aは、キャビネット5の両側縁よりも中央部が凹んだ凹曲面62に形成されているため、車両のシートクッション25に設置した際に、座りが良く、ぐらつきの無い安定した状態にキャビネット5を固定することもできる。
本発明に係る低音再生用スピーカ装置の一実施の形態の斜視図である。 図1に示した低音再生用スピーカ装置の正面図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 図2のB−B線に沿う断面図である。 図2のC矢視図である。 図1に示した低音再生用スピーカ装置の車両のシートへ取り付ける前の状態の概略側面図である。 図1に示した低音再生用スピーカ装置におけるベルト押えブラケットへの固定用ベルトの装着例を示す分解斜視図である。 図1に示した低音再生用スピーカ装置の車両のシートへ取り付けた状態の説明図である。 図1に示した低音再生用スピーカ装置の乗用車の後部シートへ取り付けた状態の斜視図である。 図1に示した低音再生用スピーカ装置におけるベルト押えブラケットへの固定用ベルトの他の装着例を示す分解斜視図である。 キャビネット上のダクト及びポートの装備位置の他の実施の形態を説明する模式図である。
符号の説明
1 低音再生用スピーカ装置
3 スピーカユニット
5 キャビネット
5a 下面
7 仕切板
9 第1気室
11 第2気室
13 ダクト
15 ポート
16 前面壁
17,18 傾斜面
20 挾持部
23 固定用ベルト
24 ねじ
25 シートクッション
27 ベルト押えブラケット
27a 板部
30 シート状弾性摩擦材
40 シート状弾性摩擦材
41 内面接触部
42 外面接触部
43 折り返し部
51 下部ケース
51a 連結支柱
53 上部ケース
53a 連結支柱
54 ねじ
56 クッション材
59 凹部
61 入力端子
62 凹曲面
63 空洞

Claims (12)

  1. キャビネットの内部が、スピーカユニットを取り付ける仕切板により、前記スピーカユニットの背面を密封する第1気室と、前記スピーカユニットの前面を囲繞する第2気室とに区画されると共に、前記第2気室を形成するキャビネット壁には、前記スピーカユニットが前記第2気室内に発生した音波の内の特定の周波数帯域の低音を外部に放射するダクト及びポートが装備されて、サブウーファとして車載の音響システムに接続されるケルトン方式の低音再生用スピーカ装置であって、
    前記キャビネットは、前後に細長い略直方体形状で、前後方向の長さ寸法が車両のシートクッションの奥行き寸法に略近い値に設定され、前面壁に前記ダクト及びポートが装備され、
    前記仕切板は、前記スピーカユニットの前面をキャビネット前面側に向けて支持して、前記キャビネットの内部を前後に区画し、
    前記キャビネットの下面に前後方向に沿って敷設された固定用ベルトを前記シートクッションに縛り付けることで、前記シートクッションに前記キャビネットが固定されることを特徴とする低音再生用スピーカ装置。
  2. 前記キャビネットの幅寸法は、車両の左右のシート間に装備される通路幅よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の低音再生用スピーカ装置。
  3. 前記キャビネットは、下面に前記固定用ベルトが着脱可能に取り付けられる下部ケースと、この下部ケースの上を覆う上部ケースとに上下に分割して形成され、上部ケース及び下部ケースには、互いに先端を突き合わせて連結されることで上下方向の荷重を支える連結支柱が、前記各気室の中央部を横断するように、装備されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の低音再生用スピーカ装置。
  4. 前記キャビネットを構成する上部ケースの上面には、クッション材が貼付されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の低音再生用スピーカ装置。
  5. 前記ダクト及びポートが装備される前面壁は、上部ケースの前面壁として一体形成され、前記ダクト及びポートは、左右に並んで2箇所装備されたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の低音再生用スピーカ装置。
  6. 前記スピーカユニットへの入力信号を増幅するアンプは、前記キャビネットの外部に別体で付属させることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の低音再生用スピーカ装置。
  7. 前記キャビネットの下面に前後方向に沿って敷設される固定用ベルトは、前記キャビネットの下面にねじ止めされるベルト押えブラケットが前記キャビネット下面との間に形成するベルト挿通穴に挿通されると共に、前記ベルト挿通穴を形成する前記ブラケットの板部の内面に装着されたシート状弾性摩擦材による押圧力及び摩擦力によって、キャビネットに固定されることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の低音再生用スピーカ装置。
  8. 前記ベルト押えブラケットの板部に装着されるシート状弾性摩擦材は、前記板部の内面に被せられる内面接触部の一端縁から前記板部の外面に被せられる外面接触部が延出した構造で、前記内面接触部と前記外面接触部とで前記板部を挾持した状態に前記ベルト押えブラケットに装着されることを特徴とする請求項7に記載の低音再生用スピーカ装置。
  9. 前記ダクト及びポートが装備されるキャビネットの前面壁が、キャビネットの下面に直交する垂直面に対して所定角度の傾斜壁に設定されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の低音再生用スピーカ装置。
  10. 前記ダクト及びポートが装備されるキャビネットの前面壁は、キャビネットの幅方向の中心から外側に向かって後傾した左右対称構造で、左右それぞれの傾斜壁に、ダクト及びポートが装備されたことを特徴とする請求項9に記載の低音再生用スピーカ装置。
  11. 前記キャビネット下面は、キャビネットの幅方向の両側よりも中央部が凹んだ凹曲面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の低音再生用スピーカ装置。
  12. 前記キャビネット下面の凹曲面が、キャビネットの前後方向に沿って延在する樋状で、該凹曲面がシートクッションとの間に形成する空洞がキャビネットの前後方向に開放していることを特徴とする請求項11に記載の低音再生用スピーカ装置。
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