JP6104650B2 - 消音装置、消音方法 - Google Patents
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Description
また、他の実施形態の消音装置は、消音の対象となる制御対象音を空間上で低減する消音装置であって、制御対象音を含む空間上の音を誤差信号に変換する誤差マイクと、誤差信号に基づいて制御対象音を打ち消すための制御信号を生成する制御信号生成部と、第1の駆動信号に基づいて空間に音を発する第1の制御スピーカと、第2の駆動信号に基づいて空間に音を発する第2の制御スピーカと、第1の制御スピーカから誤差マイクまでの経路特性および第2の制御スピーカから誤差マイクまでの経路特性に基づき制御信号を第1の駆動信号に変換する第1の再生フィルタと、第1の制御スピーカから誤差マイクまでの経路特性および第2の制御スピーカから誤差マイクまでの経路特性に基づき第1の再生フィルタとは異なる特性で制御信号を第2の駆動信号に変換する第2の再生フィルタとを有している。そして、制御信号生成部が、第1の再生フィルタおよび第2の再生フィルタの入力から誤差マイクまでの経路特性に基づき制御信号を変換するフィードバックフィルタと、誤差信号からフィードバックフィルタにより変換された信号を引いた推定騒音信号を変換して制御信号を生成する制御フィルタと、推定騒音信号と誤差信号とに基づいて制御フィルタの変換特性を制御するフィルタ更新部とを有している。
図1に示すように、実施形態に係る能動消音装置1は、参照マイク100と、制御フィルタ機能をもつ処理部本体(1)と、複数の制御スピーカと、誤差マイク132とを具備したFiltered−xの構成を有している。図1に示す例では、能動消音装置1は、二つの制御スピーカ、例えば特性Gs1をもつ第1制御スピーカと、特性Gs2をもつ第2制御スピーカとを有している。
騒音源sからの音は、特性G2の経路20を経て参照マイク100に到達する。このとき、参照マイク100は、騒音源sからの音だけではなく、第1制御スピーカ116および第2制御スピーカ126が発生し特性H1,H2の経路41,42を経て到達した音も併せて受け取る。第1フィルタ102は、参照マイク100が受け取った音信号をアンチエイリアス処理し、ADC104は、第1フィルタ102を通過した音信号をデジタル信号に変換する。
続いて、図2ないし図6を参照して、実施形態の能動消音装置1の構築方法について説明する。まず、構築場所において参照マイク100、第1制御スピーカ116、第2制御スピーカ126、および誤差マイク132の配置場所を決定する(図3ステップ50。以下「S50」のように称する。)。このとき、第1制御スピーカ116および第2制御スピーカ126は、誤差マイク132に対して対称な位置に配置せず、各々の経路特性が異なるものとなるように配置する。二つの制御スピーカを誤差マイクに対して対称的に配置すると、それぞれの経路特性におけるノッチ特性が一致してしまい、互いに補完することができなくなるからである。
図2において、従来のFiltered−x手法の構成、すなわち図2に示す構成から第1再生フィルタ110、第2再生フィルタ120、DAC122、第2フィルタ124、および第2制御スピーカ126を除いた構成の動作について説明する。理想的な制御フィルタ108の特性Kは、数式3にて表すことができる。
続いて、図7〜図13を参照して、実施形態に係る能動消音装置の具体例について説明する。図7に示すように、0.4m×0.4m×0.4mの立方体形状のケース160をアクリル板で作成し、騒音源162、第1制御スピーカ116、第2制御スピーカ126、参照マイク100、および、誤差マイク132を配置した。図7に示すように、騒音源162と誤差マイク132は、ケース160の平面方向の概ね対角線上に位置し、それぞれ壁cに沿ってy軸方向に寄せた位置および壁aと壁bとが交わる角部に配置した。参照マイク100は、騒音源162の音の出口近傍に配置した。第1制御スピーカ116は、誤差マイク132から−x方向に0.1m、y方向に0.04m、z方向に0.2mの位置に、音の出口を壁aに向けて配置した。第2制御スピーカ126は、誤差マイク132から−x方向に0.04m、y方向に0.2mの位置に、音の出口を壁bに向けて配置した。
続いて、図14を参照して、第2の実施形態の能動消音装置について説明する。図14に示す能動消音装置2は、Filtered−xなどのフィードフォワード方式ではなく、フィードバック方式を利用したものである。
続いて、図15を参照して、第3の実施形態の能動消音装置について説明する。図15に示す能動消音装置3は、Filtered−xなどのフィードフォワード方式ではなく、適応型フィードバック方式を利用したものである。
Claims (9)
- 消音の対象となる制御対象音を空間上で低減する消音装置であって、
前記制御対象音を参照信号に変換する参照マイクと、
前記制御対象音を含む前記空間上の音を誤差信号に変換する誤差マイクと、
前記参照信号を変換して前記制御対象音を打ち消すための制御信号を生成する制御フィルタと、
前記参照信号と前記誤差信号とに基づいて前記制御フィルタの変換特性を制御するフィルタ更新部と、
第1の駆動信号に基づいて前記空間に音を発する第1の制御スピーカと、
第2の駆動信号に基づいて前記空間に音を発する第2の制御スピーカと、
前記第1の制御スピーカから前記誤差マイクまでの経路特性および前記第2の制御スピーカから前記誤差マイクまでの経路特性に基づき前記制御信号を前記第1の駆動信号に変換する第1の再生フィルタと、
前記第1の制御スピーカから前記誤差マイクまでの経路特性および前記第2の制御スピーカから前記誤差マイクまでの経路特性に基づき前記第1の再生フィルタとは異なる特性で前記制御信号を前記第2の駆動信号に変換する第2の再生フィルタと、
を具備する、消音装置。 - 消音の対象となる制御対象音を空間上で低減する消音装置であって、
前記制御対象音を含む前記空間上の音を誤差信号に変換する誤差マイクと、
前記誤差信号に基づいて前記制御対象音を打ち消すための制御信号を生成する制御信号生成部と、
第1の駆動信号に基づいて前記空間に音を発する第1の制御スピーカと、
第2の駆動信号に基づいて前記空間に音を発する第2の制御スピーカと、
前記第1の制御スピーカから前記誤差マイクまでの経路特性および前記第2の制御スピーカから前記誤差マイクまでの経路特性に基づき前記制御信号を前記第1の駆動信号に変換する第1の再生フィルタと、
前記第1の制御スピーカから前記誤差マイクまでの経路特性および前記第2の制御スピーカから前記誤差マイクまでの経路特性に基づき前記第1の再生フィルタとは異なる特性で前記制御信号を前記第2の駆動信号に変換する第2の再生フィルタと、を具備し、
前記制御信号生成部が、
前記第1の再生フィルタおよび前記第2の再生フィルタの入力から前記誤差マイクまでの経路特性に基づき前記制御信号を変換するフィードバックフィルタと、
前記誤差信号から前記フィードバックフィルタにより変換された信号を引いた推定騒音信号を変換して前記制御信号を生成する制御フィルタと、
前記推定騒音信号と前記誤差信号とに基づいて前記制御フィルタの変換特性を制御するフィルタ更新部と、
を具備する、消音装置。 - 前記第1および第2の再生フィルタは、
離散時間単位インパルス信号が前記第1の制御スピーカから前記誤差マイクまでの経路および前記第2の制御スピーカから前記誤差マイクまでの経路のうち時間遅れの短い経路に対応する時間遅れよりも大きい時間遅らせるように設定され、
前記離散時間単位インパルス信号を少なくとも第1および第2の制御スピーカの低域出力限界周波数を考慮したバンドパスフィルタに通過させた特性を目標応答にする請求項1または2記載の消音装置。 - 前記誤差マイクが変換した誤差信号の帯域を調整して前記制御フィルタの制御帯域を制御する制御帯域調整フィルタをさらに具備し、
前記第1の再生フィルタおよび前記第2の再生フィルタの入力から前記誤差マイクまでの経路は、前記第1の再生フィルタおよび前記第2の再生フィルタの入力から前記誤差マイクを経て前記制御帯域調整フィルタまでの経路である請求項1または2記載の消音装置。 - 前記第1および第2の制御スピーカは、前記誤差マイクや前記空間の空間特性を基準として非対称となる位置に配置される請求項1または2記載の消音装置。
- 前記第1の再生フィルタおよび前記第2の再生フィルタの入力から前記誤差マイクまでの経路特性に基づき前記参照信号を変換する二次経路フィルタをさらに備え、
前記フィルタ更新部が、前記二次経路フィルタにより変換された信号と前記誤差信号とに基づいて前記制御フィルタの変換特性を制御する、請求項1記載の消音装置。 - 前記第1の再生フィルタおよび前記第2の再生フィルタの入力から前記誤差マイクまでの経路特性に基づき前記推定騒音信号を変換する二次経路フィルタをさらに備え、
前記フィルタ更新部が、前記二次経路フィルタにより変換された信号と前記誤差信号とに基づいて前記制御フィルタの変換特性を制御する、請求項2記載の消音装置。 - 参照マイク、誤差マイク、第1の駆動信号に基づいて空間に音を発する第1の制御スピーカ、第2の駆動信号に基づいて前記空間に音を発する第2の制御スピーカを有する消音装置を用いて、消音の対象となる制御対象音を前記空間上で低減する消音方法であって、
前記参照マイクを用いて前記制御対象音を参照信号に変換し、
前記誤差マイクを用いて前記制御対象音を含む前記空間上の音を誤差信号に変換し、
前記参照信号を変換して前記制御対象音を打ち消すための制御信号を生成し、
前記参照信号と前記誤差信号とに基づいて前記制御信号の生成における変換特性を制御し、
前記第1の制御スピーカから前記誤差マイクまでの経路特性および前記第2の制御スピーカから前記誤差マイクまでの経路特性に基づき前記制御信号を前記第1の駆動信号に変換し、
前記第1の制御スピーカから前記誤差マイクまでの経路特性および前記第2の制御スピーカから前記誤差マイクまでの経路特性に基づき前記第1の駆動信号への変換とは異なる特性で前記制御信号を前記第2の駆動信号に変換してなる、消音方法。 - 誤差マイク、第1の駆動信号に基づいて空間に音を発する第1の制御スピーカ、第2の駆動信号に基づいて前記空間に音を発する第2の制御スピーカを有する消音装置を用いて、消音の対象となる制御対象音を前記空間上で低減する消音方法であって、
前記誤差マイクを用いて前記制御対象音を含む前記空間上の音を誤差信号に変換し、
前記誤差信号に基づいて前記制御対象音を打ち消すための制御信号を生成し、
前記第1の制御スピーカから前記誤差マイクまでの経路特性および前記第2の制御スピーカから前記誤差マイクまでの経路特性に基づき前記制御信号を前記第1の駆動信号に変換し、
前記第1の制御スピーカから前記誤差マイクまでの経路特性および前記第2の制御スピーカから前記誤差マイクまでの経路特性に基づき前記第1の駆動信号への変換とは異なる特性で前記制御信号を前記第2の駆動信号に変換し、
前記制御信号の生成は、
前記第1の駆動信号への変換の入力および前記第2の駆動信号への変換の入力から前記誤差マイクまでの経路特性に基づき前記制御信号の変換し、
前記誤差信号から前記制御信号の変換により変換された信号を引いた推定騒音信号を変換して前記制御信号を生成し、
前記推定騒音信号と前記誤差信号とに基づいて前記推定騒音信号の変換特性を制御する、消音方法。
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JPH11133981A (ja) * | 1997-10-24 | 1999-05-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 消音装置 |
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