JP6104192B2 - 半導体装置の製造方法および製造装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明にかかる半導体装置の製造方法の実施の形態1のエッチング方法のフローチャートを示す図である。本実施の形態では、半導体基板として、p型単結晶シリコンからなるシリコンウエハ1を用いて、拡散型太陽電池を製造する場合について、説明する。このエッチング方法は、後述するが、図2(a)に太陽電池の製造工程のフローチャート、図2(b)に得られる太陽電池を示すように、拡散工程によりpn接合を形成した太陽電池基板の端面エッチング工程を経て、ドーピングガラスであるリンガラスを除去する工程で用いられる。このエッチング工程後のウエハをリンスするためのリンス液に水素、シリコンおよびフッ素を含む添加剤を添加する調整工程を含む。
図4にリンス第1工程のリンス槽に純水を用いた場合の反応の様子を示す。また、図5にシリコンウエハ1表面にウォーターマークが発生する際の反応の様子を示す。101は自然酸化膜、102は液面、103は液滴、104は3相界面を示す。図4において、純水中のH2O、溶存酸素O2、シリコンウエハ表面のSiが反応し、ケイ酸(H2SiO3)が生成される(反応式(1))。また、溶存酸素O2とシリコンウエハ表面のSiが反応し、二酸化ケイ素(SiO2)が生成される(反応式(2))。
H2O+O2+Si→H2SiO3・・・・・・(1)
O2+Si→SiO2・・・・・・・・・・(2)
リンス液内では、反応式(2)で生成されたSiO2により、シリコンウエハ表面に自然酸化膜101が形成される。
図14は、実施の形態2のリンス第1工程で用いられる第1のリンス部の構成を示す図である。実施の形態2で、図3に示した実施の形態1におけるリンス第1工程で用いられる第1のリンス部の構成に、リンス液混合器10eにHFエッチング工程のHF槽204からヘキサフルオロケイ酸を含むHFを供給可能にすることで、リンス液RiのpHおよび導電率の調整を行うようにしたものである。図14に示すように、リンス液混合器10eにバルブ202およびHF送液ポンプ203を備えたHF送液管201の一端が接続されている。HF送液管201の他端は、HFエッチング工程のHF槽204に接続されている。HF送液ポンプ203には、ポンプ制御ケーブル205の一端が接続され、ポンプ制御ケーブル205の他端にはポンプ制御部10fが接続されている。その他は、図3と同じ構成である。
図15は、本発明を実施するための実施の形態3を示すリンス第1工程で用いられる第1のリンス部の構成を示す。実施の形態3は、図3に示す実施の形態1におけるリンス第1工程で用いられる第1のリンス部の構成に追加して、超音波によるリンス液撹拌処理を可能にしたものである。図15に示すように、リンス槽4の槽底部に超音波振動子301を備え、超音波振動子301には振動子ケーブル302の一端が接続され、振動子ケーブル302の他端には超音波発振器303が接続されている。その他は、図3と同じである。
図16は、本発明を実施するための実施の形態4を示すリンス第2工程で用いられる第2のリンス部の構成を示す。リンス第2工程で用いられる第2のリンス部は2つ以上の槽で構成され、図16に示すように、カスケード式リンス槽401とすることが可能である。カスケード式リンス槽401は、リンス第1槽401aと、リンス第2槽401bと、リンス第3槽401cとで構成されている。リンス第1槽401aのリンス第2槽401bとは反対側の槽上部に、オーバーフロー槽402を備える。リンス第3槽401cの槽下部に、純水供給部404a,404bを備え、純水供給部404a,404bには純水供給管405の一端が接続されている。純水供給管405の他端は、純水供給部406に接続されている。カスケード式リンス槽401の上部には、シリコンウエハ1を収納したウエハカセット2を掴むためのカセット搬送アーム403bを備えた搬送機403aが設置されている。
Claims (18)
- 少なくとも表面がシリコン系材料で構成されたウエハ表面をフッ酸(HF)によりエッチングするエッチング工程と、
前記エッチング工程の実施された前記ウエハをリンスし、前記ウエハ表面を自然酸化膜で覆うリンス第1工程と、
前記リンス第1工程を経た前記ウエハを純水でリンスするリンス第2工程と、
前記リンス第2工程でリンスされた前記ウエハを乾燥させる工程とを含み、
前記リンス第1工程が、リンス液に水素、シリコンおよびフッ素を含む添加剤を添加する調整工程を含む半導体装置の製造方法。 - 前記調整工程は、
前記リンス液に、水素、シリコンおよびフッ素からなる無機化合物を添加する工程を含む請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記無機化合物が、ヘキサフルオロケイ酸である請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記調整工程は、
前記リンス液の水質を測定する工程と、
前記測定する工程で得られた測定結果に基づき、前記ウエハ表面に析出するケイ酸を溶解し、前記ウエハ表面に均一な自然酸化膜が形成されるように、前記添加剤の添加量を決定する工程とを含む請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記調整工程は、
前記リンス液のpHおよび導電率を測定する工程と、
前記測定する工程で得られた測定結果に基づき、前記添加剤の添加量を決定する工程とを含む請求項4に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記調整工程は、
前記エッチング工程で用いられたエッチング液を含む添加剤を前記リンス液に添加する工程を含む請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記リンス第1工程は、
前記リンス液を超音波により撹拌しながら処理を行う工程である請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記リンス第2工程は、
複数のリンス槽を備え、順次浸漬する工程を含む請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記添加剤の添加量を決定する工程は、
pHが3以下かつ導電率が70[mS/m]以上となるようにする工程である請求項4から8のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記ウエハが、太陽電池用のシリコン基板であり、
前記エッチング工程が、リン拡散後のリンガラス除去のための工程である請求項9に記載の半導体装置の製造方法。 - 少なくとも表面がシリコン系材料で構成されたウエハをフッ酸(HF)溶液を用いてエッチングするエッチング部と、
前記エッチング部でエッチングされた前記ウエハをリンスし、前記ウエハ表面を自然酸化膜で覆う第1のリンス部と、
前記第1のリンス部に、水素、シリコン、フッ素を含む添加剤を添加する添加部と、
前記第1のリンス部でリンスされた前記ウエハをリンスする第2のリンス部と、
前記第1のリンス部に装着され、前記第1のリンス部のリンス液の水質を測定する測定部と、
前記測定部で得られた測定結果に基づき、前記添加剤の添加量を決定するようにした半導体装置の製造装置。 - 前記添加部は、
前記リンス液に、水素、シリコンおよびフッ素からなる無機化合物を添加する請求項11に記載の半導体装置の製造装置。 - 前記無機化合物が、ヘキサフルオロケイ酸である請求項12に記載の半導体装置の製造装置。
- 前記測定部は、
前記リンス液の水質を測定するものであり、
前記測定部で得られた測定結果に基づき、前記ウエハ表面に析出するケイ酸を溶解し、前記ウエハ表面に均一な自然酸化膜が形成されるように、前記添加剤の添加量が決定される請求項11または12に記載の半導体装置の製造装置。 - 前記測定部は、
前記リンス液のpHを測定するpH測定部および導電率を測定する導電率測定部とを備えた請求項14に記載の半導体装置の製造装置。 - 前記添加部は、
前記エッチング部から、エッチング液を還流する還流部を備えた請求項11に記載の半導体装置の製造装置。 - 前記第1のリンス部は、
前記リンス液を撹拌する超音波振動子を備えた請求項11に記載の半導体装置の製造装置。 - 前記第2のリンス部は、
複数のリンス槽を備え、順次浸漬、引き上げを繰り返すように構成された請求項11に記載の半導体装置の製造装置。
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