JP6098970B2 - バリアフィルム及びその製造方法 - Google Patents
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Description
本発明者は、従来のバリアフィルム及びその問題点を精査し、この結果に基づいて、本実施の形態に係るバリアフィルムを完成させるに至った。そこで、まず、従来のバリアフィルム及びその問題点について説明する。
本実施形態に係るバリアフィルムは、ポリシラザンを含む前駆体層に紫外線を照射することで作製される。そこで、まず、ポリシラザンについて説明する。
次に、図1に基づいて、本実施形態に係る多層バリアフィルム10の構造について説明する。多層バリアフィルム10は、例えば基板20上に形成される。基板20は、吸湿性を有するものであることが好ましい。基板20が吸湿性を有する場合、基板20中の水分がポリシラザンのシリカ転化を促進させることができる。基板20を構成する樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルスルホン(PES)、及びポリイミド(PI)等が挙げられる。
つぎに、多層バリアフィルム10の製造方法について説明する。多層バリアフィルム10は、非常に簡単なステップにより製造(作製)される。多層バリアフィルム10の製造方法は、ポリシラザン含有塗布液を基板20上に塗布、乾燥することで、前駆体層を作製するステップと、酸素及び水蒸気の少なくとも一方が存在する雰囲気下で前駆体層に紫外線を照射するステップと、を含む。
まず、ポリシラザン含有塗布液を基板20上に塗布、乾燥することで、前駆体層を作製する。ポリシラザン含有塗布液を基板20上に塗布する方法は特に限定されず、公知の方法が任意に適用される。塗布方法としては、例えば、ポリシラザン含有塗布液は、スピンコート法、ロールコート法、フローコート法、インクジェット法、スプレーコート法、プリント法、ディッピングコート法、流延成膜法、バーコート法、グラビア印刷法等が挙げられる。基板20上の塗布液の厚さ、すなわち塗布厚さは、目的に応じて適切に設定され得る。例えば、塗布厚さは、乾燥後の厚さ、すなわち前駆体層の厚さが30nm〜750nm程度、さらに好ましくは40nm〜600nm程度、最も好ましくは45nm〜500nm程度となるように設定され得る。
次いで、酸素及び水蒸気の少なくとも一方が存在する雰囲気下で、前駆体層に紫外線を照射する。これにより、多層バリアフィルム10が形成される。すなわち、このステップでは、前駆体層のシリカ転化処理を行う。
次に、本実施形態の変形例を説明する。まず、図2に基づいて、変形例に係るバリアフィルム40について説明する。バリアフィルム40は、多層バリアフィルム10及び交互積層フィルム30を有する。
交互積層フィルム30は、多層バリアフィルム10の表面に積層されたものである。もちろん、基板20上にまず交互積層フィルム30を積層し、その表面に多層バリアフィルム10を積層するようにしてもよい。多層バリアフィルム10と交互積層フィルム30とをさらに交互に積層するようにしてもよい(実施例4参照)。交互積層フィルム30は、無機板状粒子層(板状粒子層)31とバインダ層32とを備える。無機板状粒子層31とバインダ層32とは交互積層される。本発明者は、このような交互積層フィルム30とポリシラザンまたはポリシラザンがシリカ転化した二酸化ケイ素との親和性が高いことを見出し、本変形例に係るバリアフィルム40に想到した。
次に、交互積層フィルム30を構成する無機板状粒子層31について説明する。無機板状粒子層31は、板状粒子、具体的には、無機板状粒子で構成される。
バインダ層32は、無機板状粒子層31と逆の電荷に帯電可能なバインダ粒子で構成される。このようなバインダ粒子としては、例えば、高分子電解質イオン、金属イオン、金属化合物イオン、及び無機板状粒子が挙げられる。バインダ層32は、これらの物質のうち、いずれか1種だけで構成されていても良く、これらの物質のうち、同じ電荷を有する2つ以上の物質で構成されていても良い。
次に、交互積層フィルム30の製造方法を説明する。なお、ここでは、製造方法の一例として、多層バリアフィルム10に無機板状粒子層31を積層し、次いで無機板状粒子層31にバインダ層32を積層する製造方法について説明するが、多層バリアフィルム10にバインダ層32を積層しても良いことは勿論である。
次いで、多層バリアフィルム10の表面に負に帯電した無機板状粒子層31を形成する。具体的には、まず、粘土鉱物及びリン酸ジルコニウムのうち、少なくとも一方を水に投入し、撹拌することで無機板状粒子の分散液を生成する。なお、粘土鉱物及びリン酸ジルコニウムは、負に帯電した無機板状粒子が層間イオンを介して積層されたものである。次いで、無機板状粒子の分散液に、多層バリアフィルム10を浸漬する。これにより、多層バリアフィルム10の表面に無機板状粒子が吸着する。即ち、多層バリアフィルム10の表面に無機板状粒子層31が形成される。
次に、無機板状粒子層31にバインダ層32を形成する。具体的には、まず、正に帯電した高分子電解質イオン、金属イオン、金属化合物イオン、及び正に帯電した無機板状粒子のうち、少なくとも1種が溶解(または分散)したバインダ粒子水溶液(または分散液)を用意する。次いで、バインダ粒子水溶液(または分散液)に、表面が無機板状粒子層31となる中間フィルムを浸漬する。これにより、中間フィルムの表面にバインダ粒子が吸着する。即ち、中間フィルムの表面にバインダ層32が形成される。このとき、バインダ粒子が無機板状粒子となる場合、無機板状粒子は、中間フィルムの表面と平行になるように吸着する。
次いで、第1段階〜第2段階の処理を繰り返して行うことで、多層バリアフィルム10上に無機板状粒子層31及びバインダ層32を交互に積層していく。これにより、交互積層フィルム30が製造される。
つぎに、本実施形態の実施例1を説明する。
以下のステップにより実施例1に係る多層バリアフィルムを作製した。
基板として帝人デュポンフィルム社製TeonexQ65FA(0.2mm厚のPENフィルム)を用意した。基板を洗剤と純水で洗浄し、その後、エアブローで乾燥させた。
洗浄した基板にパーヒドロポリシラザン含有塗布液としてAZエレクトロニックマテリアルズ社製Aquamica NN110をスピンコートした。この塗布液は、触媒を含まないものである。ついで、塗布液を100℃で15分乾燥した。これにより、ポリシラザン前駆体層を基板上に形成した。
ついで、キセノンエキシマランプを用いてポリシラザン前駆体層のシリカ転化処理を行った。処理条件は以下のとおりである。これにより、実施例1に係る多層バリアフィルムを作製した。多層バリアフィルムの膜厚は約400nmであった。
紫外線波長:172nm
紫外線照度:20mW/cm2
前駆体層と光源との距離:2mm
紫外線照射時間:15分(露光量18J/cm2)
反応雰囲気:大気
つぎに、本実施形態の実施例2を説明する。
以下のステップにより実施例2に係る多層バリアフィルムを作製した。
基板として帝人デュポンフィルム社製TeonexQ65FA(0.2mm厚のPENフィルム)を用意した。基板を洗剤と純水で洗浄し、その後、エアブローで乾燥させた。
洗浄した基板にパーヒドロポリシラザン含有塗布液としてAZエレクトロニックマテリアルズ社製Aquamica NL110をスピンコートした。この塗布液には、触媒としてパラジウムが混入されている。ついで、塗布液を100℃で15分乾燥することで、ポリシラザン前駆体層を基板上に形成した。
ついで、キセノンエキシマランプを用いてポリシラザン前駆体層のシリカ転化処理を行った。処理条件は以下のとおりである。これにより、実施例1に係る多層バリアフィルムを作製した。多層バリアフィルムの膜厚は約550nmであった。
紫外線波長:172nm
紫外線照度:20mW/cm2
前駆体層と光源との距離:2mm
紫外線照射時間:30分(露光量36J/cm2)
反応雰囲気:大気
つぎに、本実施形態の実施例3を説明する。
以下のステップにより実施例3に係る多層バリアフィルムを作製した。
モンモリロナイト(MMT)として、0.5gのクニミネ工業社製Kunifil−D36を純水1L中に入れ、混合液を市販のスターラを用いて、1日間攪拌した。これにより、無機板状粒子層液を作製した。
バインダ層液として、ポリアリルアミン塩酸塩(PAH)の30mM/L水溶液を作製した。
多層バリアフィルムをバインダ層液に15分間浸漬した後、純水で十分洗い流し、エアブローで乾燥した。これにより、多層バリアフィルム上にバインダ層を形成した。
バインダ層を形成した多層バリアフィルム、すなわち中間フィルムを無機板状粒子層液に15分間浸漬し、純水で十分洗い流し、エアブローで乾燥した。これにより、中間フィルム上に無機板状粒子層を形成した。
バインダ層形成ステップ及び無機板状粒子層形成ステップを交互に10回繰り返すことで、実施例1の多層バリアフィルム上に交互積層フィルムを形成した。この交互積層フィルムは、バインダ層及び無機板状粒子層の対を10対有する。実施例3に係る多層バリアフィルム(実施例1に係る多層バリアフィルム+交互積層フィルム)のXPS解析結果を図3及び表1に示す。すなわち、XPS解析結果は実施例1と同様である。ただし、WVTRは実施例1よりも向上する。
実施例4では、実施例3に係る多層バリアフィルムを作製したのち、さらに実施例1と同様の処理を行った。すなわち、実施例3に係る多層バリアフィルム上にさらに多層バリアフィルムを形成した。実施例4に係る多層バリアフィルム(多層バリアフィルム+交互積層フィルム+多層バリアフィルム)の総膜厚は820nmであった。
基板として帝人デュポンフィルム社製TeonexQ65FA(0.2mm厚のPENフィルム)を用意した。基板を洗剤と純水で洗浄し、その後、エアブローで乾燥させた。ついで、パーヒドロポリシラザン含有塗布液としてAZエレクトロニックマテリアルズ社製Aquamica NL110を基板上にスピンコートし、塗布液を100℃で15分乾燥した。これにより、前駆体層を形成した。ついで、前駆体層を250℃で60分熱処理した。これにより、二酸化ケイ素の単一膜を形成した。膜厚は400nmであった。比較例1のXPS解析結果を図6及び表1に示す。図6では、横軸が深さ(多層バリアフィルムの表面からの距離)を示し、縦軸が原子濃度(元素の濃度)を示す。解析結果からわかるように、比較例1では、多層構造は形成されていない。
基板として帝人デュポンフィルム社製TeonexQ65FA(0.2mm厚のPENフィルム)を用意した。基板を洗剤と純水で洗浄し、その後、エアブローで乾燥させた。ついで、真空蒸着法を用いて基板上に二酸化ケイ素の単一膜を形成した。膜厚は100nmであった。具体的には、10−3〜10−4Pa程度の真空にした容器に基板及び蒸着材料(ここでは二酸化ケイ素)を投入し、蒸着材料を抵抗加熱することで蒸発させた。これにより、基板上に二酸化ケイ素の単一膜を形成した。比較例2のXPS解析結果を表1に示す。解析結果からわかるように、比較例2では、多層構造は形成されていない。
MOCON社製水蒸気透過率測定装置AQUATRANを用いて、実施例1〜4、及び比較例1〜2に係るバリアフィルムのWVTRを測定した。測定結果を表1に示す。
クロスカット試験(JIS K5400碁盤目試験100グリッド)を行うことで、実施例1〜4、及び比較例1〜2に係るバリアフィルムのクラック評価を行った。具体的には、バリアフィルムに直角の格子パターンの切れ込みを複数入れることで、100グリッド分の試験領域を形成した。次いで、碁盤目部分(試験領域)にセロテープ(登録商標)を強く圧着させ、テープの端を45°の角度で一気に引き剥がした。ついで、100グリッド中の基板から剥がれたグリッドの数に基づいて、クラックの有無を評価した。評価基準は以下のとおりである。評価結果を表1に示す。
○:50グリッド以下(クラックはほとんど存在しない)
×:50グリッドより多い(クラックが多数存在する)
20 基板
11 硬化層
12 未硬化層
13 傾斜組成層
30 交互積層フィルム
31 無機板状粒子層
32 バインダ層
40 多層バリアフィルム
Claims (9)
- ポリシラザンを含有する光硬化性の前駆体が硬化することで形成される複数の硬化層と、
前記複数の硬化層の間に配置され、前記前駆体を含む未硬化層と、
前記硬化層と前記未硬化層との間に配置され、前記硬化層から各内部領域までの距離が長いほど、前記内部領域の前駆体濃度が高くなる傾斜組成層と、
帯電した板状粒子を含む板状粒子層と、前記板状粒子層と交互に積層され、前記板状粒子と反対の電荷に帯電したバインダ層と、を有し、前記硬化層上に積層された交互積層フィルムと、を有することを特徴とする、バリアフィルム。 - 前記硬化層の層厚は20nm〜250nmの範囲内の値となることを特徴とする、請求項1記載のバリアフィルム。
- 前記傾斜組成層の層厚は20〜100nmの範囲内の値であることを特徴とする、請求項1または2記載のバリアフィルム。
- 前記未硬化層の層厚は5〜150nmの範囲内の値であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のバリアフィルム。
- 前記硬化層、未硬化層、及び傾斜組成層は、ケイ素原子、酸素原子、及び窒素原子からなる群から選択される少なくとも2種類以上の原子を含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のバリアフィルム。
- 前記傾斜組成層は、ケイ素原子、酸素原子、及び窒素原子を含み、
前記傾斜組成層内の各内部領域の窒素原子濃度は、前記硬化層から前記内部領域までの距離が長いほど高くなり、かつ、前記内部領域を構成する全原子の総数に対して0at%より大きく20at%より小さいことを特徴とする、請求項5記載のバリアフィルム。 - 前記未硬化層は、ケイ素原子、酸素原子、及び窒素原子を含み、
前記未硬化層内の各内部領域の窒素原子濃度は、前記内部領域を構成する全原子の総数に対して10at%より大きく40at%より小さいことを特徴とする、請求項5または6記載のバリアフィルム。 - 前記板状粒子は無機板状粒子であることを特徴とする、請求項1〜7の何れか1項に記載のバリアフィルム。
- ポリシラザンを含有する光硬化性の前駆体層に、前記前駆体層が厚いほど大きく、かつ、0.3〜65(J/cm2)の範囲内の露光量の紫外線を照射するステップと、
帯電した板状粒子を含む板状粒子層と、前記板状粒子層と交互に積層され、前記板状粒子と反対の電荷に帯電したバインダ層と、を有する交互積層フィルムを、前記紫外線の照射により形成された硬化層上に形成するステップと、を含むことを特徴とする、バリアフィルムの製造方法。
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