JP6096032B2 - 車輌用洗浄装置 - Google Patents

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本発明は、洗浄液を噴射するノズルを有し車体又はバンパー等の配置部に配置される車輌用洗浄装置についての技術分野に関する。
特開平11−34815号公報
配置部、例えば、車体又はバンパーに配置されノズルから洗浄液を噴射して車輌の各部を洗浄する車輌用洗浄装置がある。
このような車輌用洗浄装置には、例えば、洗浄液を噴射する噴射口が形成されたノズルとノズルを保持するノズル保持部材とノズルを覆うノズルケースとを備え、洗浄液を噴射して車輌用灯具のカバーを洗浄するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された車輌用洗浄装置にあっては、ノズルとノズルケースとノズル保持部材(ノズルホルダー)が車体又はバンパーから外方(上方)へ突出された状態で配置され、ノズルから噴射される洗浄液によって車輌用灯具のカバーが洗浄される。
ところが、特許文献1に記載された車輌用洗浄装置にあっては、車体又はバンパーから外部へ突出される部分の外形状が大きく、小型化を阻害すると言う問題がある。
また、車体又はバンパーからノズルケース等が大きく突出されているため、万が一、車輌に歩行者等が衝突したときに、大きく突出された部分が歩行者等に接触し歩行者等にダメージを与えるおそれがある。
さらに、車体又はバンパーからノズルケース等が大きく突出されているため、意匠性が低いと言う問題もある。
そこで、本発明は、上記した問題点を克服し、小型化及び意匠性の向上を図ると共に衝突時における歩行者等の保護を図ることを目的とする。
第1に、本発明に係る車輌用洗浄装置は、配置部に配置され貯留タンクから送り出される洗浄液によって被洗浄物を洗浄する車輌用洗浄装置であって、前記洗浄液を前記被洗浄物へ向けて噴射する噴射口を有するノズルと、前記貯留タンクから送り出される前記洗浄液を前記ノズルに供給する洗浄液供給部とを備え、前記噴射口が前記配置部の外面より内方に位置され、前記噴射口から噴射される前記洗浄液の噴射経路に沿って又は前記噴射経路側に開口されて位置される凹部が形成され、前記凹部が前記配置部の外面に対して傾斜され、前記ノズルを覆い前記配置部に取り付けられるノズルケースが設けられ、前記ノズルケースに前記凹部が形成され、前記ノズルケースは上側に位置する天面部と前記天面部から下方へ突出された筒状部と前記筒状部から側方へ突出され前記天面部の下側に位置する閉塞面部とを有し、前記天面部は外周部が前記筒状部及び前記閉塞面部より外方へ張り出されたフランジ部を有し、前記フランジ部が前記配置部に形成された取付孔の開口縁に係合されて取り付けられるものである。
これにより、配置部の外面からのノズルの突出量が小さくなる。また、洗浄液や砂泥や塵埃等が凹部を流動される。そして、配置部とは異なる部材であるノズルケースに凹部が形成される。
第2に、上記した本発明に係る車輌用洗浄装置においては、前記凹部の内側の端部に連続する排出孔が形成されることが望ましい。
これにより、砂、泥、塵埃、水滴、凍結した水滴、雪などが排出孔から流れ出易く、洗浄液が噴射された際に凹部を流動された洗浄液が押し流されて排出され易くなる。
第3に、上記した本発明に係る車輌用洗浄装置においては、前記凹部が前記噴射口に近付くに従って内方に変位するように傾斜されることが望ましい。
これにより、凹部が噴射口から噴射される噴射経路として機能する。
本発明によれば、ノズルの噴射口が配置部の外面より内方に位置されているため、車輌用洗浄装置の配置部から外方への突出量が小さくなり、小型化及び意匠性の向上を図ると共に衝突時における歩行者等の保護を図ることができる。また、洗浄液や砂泥や塵埃等が凹部を流動される。そして、配置部とは異なる部材であるノズルケースに凹部が形成される。
図2乃至図10と共に本発明車輌用洗浄装置の形態を示すものであり、本図は、バンパーとともに示す車輌用洗浄装置の断面図である。 車輌用洗浄装置の斜視図である。 バンパーにノズルケースが取り付けられた状態を示す水平断面図である。 バンパーにノズルケースが取り付けられている途中の状態を示す断面図である。 ノズルケースにノズルホルダーが取り付けられている途中の状態を示す断面図である。 凹部の傾斜方向が反対方向にされた車輌用洗浄装置の例を示す断面図である。 ノズルケースとバンパーが一体に形成された例を示す断面図である。 図9と共に第1の変形例に係る車輌用洗浄装置を示すものであり、本図は、断面図である。 斜視図である。 第2の変形例に係る車輌用洗浄装置を示す斜視図である。
以下に、本発明車輌用洗浄装置を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。
尚、以下には、本発明車輌用洗浄装置を車輌用灯具の洗浄装置に適用した例を示すが、本発明車輌用洗浄装置の適用は車輌用灯具の洗浄装置に限られることはなく、車体、窓、ミラー等の車輌に設けられる被洗浄物となる各部を洗浄する車輌用洗浄装置として広く適用することが可能である。また、車輌用洗浄装置が配置される配置部は、バンパー、車体、ヘッドランプ等の車輌用灯具の他、車輌の一部を構成する各部とされるが、以下には、例として、車輌用洗浄装置が配置部として機能するバンパーに配置される例を示す。車輌用洗浄装置は、例えば、バンパーに上下に延びる向きで配置される。
車輌用洗浄装置1はジョイント2とノズルホルダー3とノズル4とノズルケース5を有している(図1及び図2参照)。
ジョイント2は上下に延びる環状部6と環状部6の上端部から内方へ張り出された押し当て部7と押し当て部7の内周部から上方へ突出された環状の結合部8とから成る。ジョイント2の内部空間は洗浄液200が流入される流入空間2aとして形成されている。
ジョイント2には洗浄液200が供給される図示しない供給管の一端部が連結され、供給管の他端部は洗浄液200が貯留される図示しない貯留タンクに連結されている。
ノズルホルダー3は上下に延びる略円筒状の基部9と基部9の上端に連続して設けられた略円筒状の保持部10と基部9の下端部から突出された結合片部11と基部9の下端部から結合片部11の反対側へ突出された結合用突部12とを有している。
基部9の内部空間は洗浄液200が流動される流動空間9aとして形成されている。
保持部10の内部空間は保持空間10aとして形成されている。保持部10の内周面は一部が球面状の保持面10bとして形成されている。
結合片部11は基部9の下端部から外方(側方)へ突出された連結部11aと連結部11aの外側の端部から上方へ突出された腕部11bと腕部11bの上端に連続され上方へ行くに従って基部9から離隔する方向へ変位するように傾斜された傾斜面部11cと傾斜面部11cの下端に連続された係合爪部11dとを有している。結合片部11は係合爪部11dが基部9の外周面に離接する方向へ弾性変形可能とされている。
結合用突部12は基部9において結合片部11の180°反対側の位置に設けられている。
ノズルホルダー3には基部9の内側にジョイント2の結合部8が下方から挿入されて圧入され、ノズルホルダー3にジョイント2が連結される。ノズルホルダー3にジョイント2が連結された状態においては、ジョイント2の押し当て部7が基部9の下面に押し当てられ、流入空間2aと流動空間9aが連通される。
基部9の流動空間9aには図示しない圧縮コイルバネと圧縮コイルバネの下端部に結合された図示しないバルブとが配置されている。圧縮コイルバネは上端部が基部9の一部に取り付けられている。
圧縮コイルバネに外力が付与されていないときには、圧縮コイルバネが伸長されてバルブがジョイント2における結合部8の上端に押し付けられて流入空間2aの上側の開口が上方から閉塞され、流入空間2aから流動空間9aへの洗浄液200の流動が行われないようにされている。
ノズル4は外周面が球状に形成された被保持部13と被保持部13の上側に連続して設けられた噴射部14とを有している。ノズル4の内部には下方に開口された供給空間4aが形成されている。噴射部14には供給空間4aに連通する噴射口14aが形成されている。
ノズル4はノズルホルダー3の保持部10に内嵌状に圧入され、保持部10に対して任意の方向へ回転可能とされる。
ノズル4には貯留タンクから送り出される洗浄液200がジョイント2とノズルホルダー3によって供給される。従って、ジョイント2とノズルホルダー3は貯留タンクから送り出される洗浄液200をノズル4に供給する洗浄液供給部15として機能する。
ノズルケース5は上側に位置する天面部16と天面部16から下方へ突出された筒状部17と筒状部17から側方へ突出され天面部16の下側に位置する閉塞面部18とから成る。
天面部16は外形状が、例えば、前後に長い小判状に形成され、外周部が筒状部17及び閉塞面部18より外方へ張り出されたフランジ部19として設けられている。天面部16には上方(外方)に開口された凹部20が形成されている。凹部20は噴射口14aから噴射される洗浄液200の噴射経路に沿って位置され、噴射経路の一部として機能する。
天面部16は外面16aが中央部から外周側へ行くに従って緩やかに下方へ変位する曲面状に形成されている。
凹部20は平面で見て、例えば、卵形に形成され前後方向における最大の幅が左右方向における最大の幅より大きくされている。凹部20は天面部16の前後方向における一端部から中央部に亘る位置に形成され、左右方向においては中央に近付くに従って下方(内方)へ変位されるように曲面状に傾斜され、前後方向においては天面部16の一端部から中央部に近付くに従って下方(内方)へ変位されるように傾斜されている。従って、凹部20は後述するバンパーの外面に対して傾斜されている。
凹部20に連続する位置には排出孔21と通過孔22が連続して形成されている。排出孔21と通過孔22は天面部16の中央部に相当する位置に形成され、排出孔21は凹部20の下端部(内側の端部)に連続されている。排出孔21は上下に貫通され、通過孔22は略前後に貫通されている。
筒状部17は上下に延びる略円筒状に形成され、筒状部17の左右両側部にはそれぞれ弾性片23、23が設けられている。弾性片23は筒状部17の一部が下方に開口する縦長の略コ字状に切り欠かれ、その内側に設けられている。弾性片23は上方へ行くに従って外方へ変位する傾斜部23aと傾斜部23aの上側に連続し外方へ突出された係止突部23bとを有し、係止突部23bが左右へ移動する方向へ下端部を支点として弾性変形可能とされている。
筒状部17の下端寄りの位置には前後に貫通された結合孔17aが形成されている。筒状部17の下端部には下方に開口された結合用凹部17bが形成されている。結合孔17aと結合用凹部17bは前後方向において筒状部17の中心を基準として180°反対側に位置されている。
閉塞面部18は天面部16の前後略半分の部分における外周寄りの部分から下方へ突出され、筒状部17の上側略半分の部分を外側から覆うように位置されている。閉塞面部18の内部空間は排出孔21に連通され、排出空間18aとして形成されている。閉塞面部18には筒状部17に設けられた弾性片23、23と同じ弾性片23が設けられている。
閉塞面部18における左右一方の側面には被規制凹部18bが形成されている(図3参照)。
ノズルケース5の筒状部17にはノズル4を保持した状態でノズルホルダー3の基部9が下方から挿入される。筒状部17に基部9が挿入されると、結合用突部12が結合用凹部17bに挿入されて位置決めが行われると共に結合片部11の係合爪部11dが結合孔17aの開口縁に係合され、ノズルホルダー3とノズルケース5が結合される。
以下に、上記のように構成された車輌用洗浄装置1のバンパー100への取付の手順について説明する(図3乃至図5参照)。
尚、バンパー100には前後に長い略小判状の取付孔101が形成されており、取付孔101の開口縁における一方の側部には他方の側部側へ突出された規制突部101aが設けられている(図3参照)。
先ず、ノズルケース5の筒状部17と閉塞面部18が取付孔101に上方から挿入される(図4参照)。ノズルケース5が取付孔101に挿入されるときには、ノズルケース5に形成された被規制凹部18bにバンパー100の規制突部101aが嵌合されることにより、ノズルケース5のバンパー100に対する位置決めが行われ、ノズルケース5がバンパー100に適正な向きで取り付けられる(図3参照)。従って、ノズルケース5が取付孔101に挿入されるときに、ノズルケース5の一部が規制突部101aに上方から接触された場合には、ノズルケース5のバンパー100に対する位置決めが行われず、ノズルケース5がバンパー100の取付孔101に誤って向きで挿入されたことが判別される。
このようにノズルケース5に被規制凹部18bが形成されバンパー100に規制突部101aが設けられることにより、ノズルケース5のバンパー100に対する誤った向きでの取付を簡素な構造によって防止することができる。
ノズルケース5が取付孔101に挿入されるときには、図4に示すように、弾性片23、23、23の傾斜部23a、23a、23aが取付孔101の開口縁に摺動されて弾性片23、23、23が弾性変形され、ノズルケース5がさらに下方へ移動されることにより取付孔101の開口縁に対する傾斜部23a、23a、23aの摺動が解除され、弾性片23、23、23が弾性復帰されて取付孔101の下側開口縁に係止突部23b、23b、23bが下方から係合される。取付孔101の下側開口縁に係止突部23b、23b、23bが下方から係合されたときには、天面部16のフランジ部19が取付孔101の上側開口縁に係合され、取付孔101の開口縁がフランジ部19と係止突部23b、23b、23bによって上下から挟持され、ノズルケース5がバンパー100に取り付けられる。
次に、ジョイント2が結合されノズル4を保持した状態のノズルホルダー3の基部9がノズルケース5の筒状部17に下方から挿入される(図5参照)。
基部9が筒状部17に挿入されるときには、結合片部11の傾斜面部11cが筒状部17の外周面に摺動されて結合片部11が弾性変形され、ノズルホルダー3がさらに上方へ移動されることにより筒状部17の外周面に対する傾斜面部11cの摺動が解除され、結合片部11が弾性復帰されて結合孔17aの下側開口縁に係合爪部11dが上方から係合される。このとき結合用突部12が結合用凹部17bに挿入されて位置決めが行われ、ノズルホルダー3とノズルケース5が結合される。ノズルホルダー3とノズルケース5が結合されることにより、車輌用洗浄装置1が構成され、車輌用洗浄装置1のバンパー100に対する取付作業が完了する(図1参照)。
車輌用洗浄装置1がバンパー100に結合された状態においては、ノズル4に形成された噴射口14aがノズルケース5に形成された通過孔22の近傍に位置される。また、車輌用洗浄装置1がバンパー100に結合された状態においては、ノズル4の噴射口14aがバンパー100の外面100aより内方に位置され、車輌用洗浄装置1のうち天面部16のみがバンパー100より上側(外側)に位置される。
上記のように構成された車輌用洗浄装置1において、貯留タンクから供給管を介してジョイント2の流入空間2aに洗浄液200が供給されると、洗浄液200の圧力がバルブに付与され、内圧が上昇して圧縮コイルバネが圧縮されバルブが圧縮コイルバネとともに上方へ移動され流入空間2aの上側の開口が開放される。
流入空間2aの上側の開口が開放されると、洗浄液200が流入空間2aからノズルホルダー3の流動空間9aを介してノズル4の供給空間4aに流動され、噴射口14aから被洗浄物である車輌用灯具300のカバー301へ向けて噴射され、噴射された洗浄液200によってカバー301が洗浄される。このとき洗浄液200は凹部20の傾斜に沿ってカバー301へ向けて噴射される。
貯留タンクからの洗浄液200の供給が停止されると、内圧が低下し圧縮コイルバネが伸長されて圧縮コイルバネとともにバルブが下方へ移動され、流入空間2aの上側の開口が閉塞され、ノズル4の噴射口14aからの洗浄液200の噴射が停止される。
洗浄液200の噴射口14aからの噴射が行われて停止されるまでの間や噴射の停止直後には、カバー301に達しなかった洗浄液200の一部やカバー301に達して落下した洗浄液200の一部が凹部20を流動される場合があるが、このような凹部20を流動された洗浄液200は排出孔21から排出空間18aを介して排出される。また、バンパー100やノズルケース5の天面部16に付着されていた砂泥や塵埃等も凹部20を介して排出孔21から排出される。
従って、凹部20が汚染され難いと共にノズル4の噴射口14aからノズル4の内部に砂泥や塵埃が侵入し難く、車輌用洗浄装置1による適正な洗浄が行われると共に洗浄液200がカバー301に達するまでに汚染されず車輌用洗浄装置1による高い洗浄能力を確保することができる。
また、上記したように、天面部16は外面16aが中央部から外周側へ行くに従って緩やかに下方へ変位する曲面状に形成されているため、砂泥や塵埃等が外周側へ流れ易く、天面部16が汚れ難くされている。
尚、上記には、天面部16に形成された凹部20が前後方向において天面部16の一端部から中央部に近付くに従って下方(内方)へ変位されるように傾斜された例を示したが、逆に、図6に示すように、凹部20が前後方向において天面部16の中央部から一端部に近付くに従って下方(内方)へ変位されるように傾斜されていてもよい。この場合には、凹部20がノズル4の噴射口14aから噴射される洗浄液200の噴射経路側に開口されて位置される。
このように凹部20が天面部16の中央部から一端部に近付くに従って下方(内方)へ変位されるように傾斜されることにより、カバー301に達しなかった洗浄液200の一部やカバー301に達して落下した洗浄液200の一部が凹部20を噴射口14aから遠去かる方向へ流動される。
従って、ノズル4の噴射口14aからノズル4の内部に砂泥や塵埃が侵入し難く、車輌用洗浄装置1による適正な洗浄が行われると共に洗浄液200がカバー301に達するまでに汚染されず車輌用洗浄装置1による高い洗浄能力を確保することができる。
尚、上記には、ノズルケース5がバンパー100と別部材によって形成された例を示したが、ノズルケース5がバンパー100と一体に形成されていてもよい(図7参照)。ノズルケース5がバンパー100と一体に形成されることにより、部品点数の削減を図ることができると共にノズルケース5のバンパー100に対する取付作業が不要であり車輌用洗浄装置1のバンパー100の取付作業の迅速化及び簡素化を図ることができる。
以下に、車輌用洗浄装置の第1の変形例及び第2の変形例について説明する(図8乃至図10参照)。
先ず、第1の変形例に係る車輌用洗浄装置1Aについて説明する(図8及び図9参照)。
尚、第1の変形例に係る車輌用洗浄装置1Aは、上記した車輌用洗浄装置1と比較して、ノズルケースの大きさが異なることのみが相違する。従って、第1の変形例に係る車輌用洗浄装置1Aについては、車輌用洗浄装置1と比較して異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分については車輌用洗浄装置1における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
第1の変形例に係る車輌用洗浄装置1Aは、ノズルケース5Aの前後方向における長さがノズルケース5の前後方向における長さより長くされている。即ち、天面部16Aと閉塞面部18Aの前後方向における長さがそれぞれ天面部16と閉塞面部18の前後方向における長さより長くされている。従って、凹部20Aの前後方向における長さが凹部20の前後方向における長さより長くされ、凹部20Aのバンパー100の外面100aに対する傾斜角度が凹部20のバンパー100の外面100aに対する傾斜角度より小さくされている。
このように車輌用洗浄装置1Aにあっては、凹部20Aの傾斜角度が小さいため、凹部20を流動される洗浄液200や砂泥や塵埃等の流速が低くなり、これらの洗浄液200や砂泥や塵埃等が一層噴射口14aに侵入し難く、車輌用洗浄装置1Aによる適正な洗浄が行われると共に車輌用洗浄装置1Aによる高い洗浄能力を確保することができる。
次に、第2の変形例に係る車輌用洗浄装置1Bについて説明する(図10参照)。
尚、第2の変形例に係る車輌用洗浄装置1Bは、上記した車輌用洗浄装置1と比較して、ノズルケースの天面部に操作孔が形成されていることのみが相違する。従って、第2の変形例に係る車輌用洗浄装置1Bについては、車輌用洗浄装置1と比較して異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分については車輌用洗浄装置1における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
第2の変形例に係る車輌用洗浄装置1Bは、ノズルケース5Bの天面部16Bに操作孔24が形成されている。操作孔24はノズル4の真上に位置されている。
以上に記載した通り、車輌用洗浄装置1、1A、1Bにあっては、洗浄液200を噴射する噴射口14aを有するノズル4と貯留タンクから送り出される洗浄液200をノズル4に供給する供給部15とが設けられ、噴射口14aが配置部として設けられたバンパー100の外面100aより下方(内方)に位置されている。
従って、車輌用洗浄装置1、1A、1Bにおいて噴射口14aより上方(外方)に位置される部分が小さくて済み、バンパー100から外方へ突出される部分の外形状が小さく、小型化を図ることができる。
また、バンパー100から突出される部分が小さいため、万が一、車輌に歩行者等が衝突した場合においても、歩行者等に車輌用洗浄装置1、1A、1Bが接触し難く、歩行者等の保護を行うことができる。
さらに、バンパー100からの車輌用洗浄装置1、1A、1Bの突出量が小さいため、意匠性の向上を図ることができる。
さらにまた、車輌用洗浄装置1、1A、1Bに形成された凹部20、20A、20Bがバンパー100の外面100aに対して傾斜されているため、洗浄液200や砂泥や塵埃等が凹部20、20A、20Bを流動され、車輌用洗浄装置1、1A、1Bの汚染を抑制することができる。
また、洗浄液200や砂泥や塵埃等が排出される排出孔21が形成されているため、噴射口14aからノズル4の内部に砂泥や塵埃が侵入し難く、車輌用洗浄装置1、1A、1Bによる高い洗浄能力を確保することができる。
さらに、凹部20、20A、20Bが噴射口14aに近付くに従って下方(内方)に変位するように傾斜されることにより、凹部20、20A、20Bが噴射口14aから噴射される噴射経路として機能し、凹部20、20A、20Bの形成が洗浄液200の噴射に支障を来すことがなく、洗浄液200の良好な噴射状態を確保した上で車輌用洗浄装置1、1A、1Bの汚染を抑制することができる。
さらにまた、車輌用洗浄装置1、1A、1Bにおいて、バンパー100とは異なる部材であるノズルケース5、5A、5Bに凹部20、20A、20Bを形成することにより、凹部20、20A、20Bを容易かつ高い加工精度で形成することができる。
尚、上記には、車輌用洗浄装置1、1A、1Bが配置部に上下に延びる向きで配置された例を示したが、車輌用洗浄装置1、1A、1Bは左右や前後等の任意の向きで配置されてもよく、例えば、バンパー100の側面部や車体の側面部等に配置されてもよい。
1…車輌用洗浄装置、4…ノズル、5…ノズルケース、14a…噴射口、15…洗浄液供給部、16…天面部、17…筒状部、18…閉塞面部、19…フランジ部、20…凹部、21…排出孔、100…バンパー(配置部)、100a…外面、101…取付孔、200…洗浄液、1A…車輌用洗浄装置、5A…ノズルケース、20A…凹部、1B…車輌用洗浄装置、5B…ノズルケース

Claims (3)

  1. 配置部に配置され貯留タンクから送り出される洗浄液によって被洗浄物を洗浄する車輌用洗浄装置であって、
    前記洗浄液を前記被洗浄物へ向けて噴射する噴射口を有するノズルと、
    前記貯留タンクから送り出される前記洗浄液を前記ノズルに供給する洗浄液供給部とを備え、
    前記噴射口が前記配置部の外面より内方に位置され
    前記噴射口から噴射される前記洗浄液の噴射経路に沿って又は前記噴射経路側に開口されて位置される凹部が形成され、
    前記凹部が前記配置部の外面に対して傾斜され、
    前記ノズルを覆い前記配置部に取り付けられるノズルケースが設けられ、
    前記ノズルケースに前記凹部が形成され、
    前記ノズルケースは上側に位置する天面部と前記天面部から下方へ突出された筒状部と前記筒状部から側方へ突出され前記天面部の下側に位置する閉塞面部とを有し、
    前記天面部は外周部が前記筒状部及び前記閉塞面部より外方へ張り出されたフランジ部を有し、
    前記フランジ部が前記配置部に形成された取付孔の開口縁に係合されて取り付けられる
    車輌用洗浄装置。
  2. 前記凹部の内側の端部に連続する排出孔が形成された
    請求項1に記載の車輌用洗浄装置。
  3. 前記凹部が前記噴射口に近付くに従って内方に変位するように傾斜された
    請求項1又は請求項2に記載の車輌用洗浄装置。
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