JP2007320498A - ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ - Google Patents

ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ Download PDF

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Abstract

【課題】洗浄液を車幅方向の広い範囲に供給する機能を備えながら意匠性を向上することができるウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプを得る。
【解決手段】ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10は、洗浄液を噴射するためのウォッシャノズル30と、リヤウインドウガラス14の上方に配置されてハイマウントストップランプを構成し車体内外を連通する貫通孔40が形成されたレンズカバー20と、ウォッシャノズル30の洗浄液噴射口30Cが貫通孔40に臨むように該ウォッシャノズル30をレンズカバー20に対する車体側に保持するノズル保持部32と、レンズカバー20の外面から貫通孔40を囲むように膨出されたノズルカバー42とを備える。ノズルカバー42の内面は、ウォッシャノズル30の洗浄液噴射口30Cから噴射された洗浄液を開口部44Aからウインドガラス14に導くガイド面42Aとされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のウインドシールドガラス等の払拭面を払拭するためのウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプに関する。
自動車のハイマウントストップランプにウォッシャノズルを組み込んだウォッシャノズル組込み式ハイマウントストップランプが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなウォッシャノズル組込み式ハイマウントストップランプでは、レンズにおける車幅方向に延出されたレンズ延長部に該レンズの一般面よりも張り出したレンズ張出部が設けられており、このレンズ張出部内には、リフレクタ延長部に形成されたノズル包囲部が配設されている。そして、ノズル包囲部の空胴部内には、該ノズル包囲部の下向きの開口部から洗浄液の吹き出し口を露出させてウォッシャノズルが配設されている。このウォッシャノズル組込み式ハイマウントストップランプは、ウォッシャノズルの吹き出し口からハイマウントストップランプの下方に位置するリヤウインドガラスに洗浄液を供給する構成とされている。
特開平9−295558号公報
しかしながら、上記の如き従来の技術では、ウォッシャノズルから吹き出された洗浄液を車幅方向に広く分散して供給することについて考慮されていない。このため、ウォッシャノズルとして高価な拡散ノズルを用いたり、また十分な拡散効果を得る洗浄液の飛距離を確保するためにウォッシャノズル(を覆うレンズ張出部、ノズル包囲部)のレンズに対する突出量を大きくする等の対策が必要になる。このため、上記の如き従来の技術の採用は、意匠性の向上を阻害する原因となる。
本発明は上記事実を考慮して、洗浄液を車幅方向の広い範囲に供給する機能を備えながら意匠性を向上することができるウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプを得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプは、洗浄液を噴射するためのウォッシャノズルと、車両のウインドガラスの上方に配置されてハイマウントストップランプを構成し、車体内外を連通する貫通孔が形成されたレンズ部材と、前記ウォッシャノズルの洗浄液噴射口が前記貫通孔に臨むように、該ウォッシャノズルを前記レンズ部材に対する車体側に保持するノズル保持部と、前記レンズ部材の外面から前記貫通孔を囲むように膨出されて該貫通孔と車外とを連通する下向きの開口部を前記レンズ部材との間に形成し、かつ前記ウォッシャノズルの洗浄液噴射口から噴射された洗浄液を前記開口部から前記ウインドガラスに導く洗浄液ガイド部が内面に設けられたノズルカバー部と、を備えている。
請求項1記載のウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプでは、ウォッシャノズルにおけるレンズの貫通孔(から車外)に臨ませた洗浄液噴射口は、ノズルカバー部にてカバーされている。このウォッシャノズルの洗浄液噴射口から洗浄液が噴射されると、洗浄液は一旦ノズルカバー部の洗浄液ガイド部に噴き付けられ、洗浄液ガイド部への衝突に伴って車幅方向に分散(拡散)されると共にウインドガラス側に方向転換され、ノズルカバー部とレンズとで形成する下向き開口部からウインドガラスに供給される。これにより、高価な拡散ノズルに頼ることなく、洗浄液を車幅方向の広い範囲に供給することが可能となる。
また、本ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプでは、ノズルカバー部の洗浄液ガイド部に洗浄液を積極的に噴き付ける(衝突させる)ことで洗浄液の供給方向を変換するため、ウォッシャノズルをレンズから突出させなくても、ウインドガラスに洗浄液を供給することができる。このため、レンズ外面に対する突出部すなわちノズルカバーの突出量を小さく抑えることができる。これにより、ウォッシャノズルを備えた車両の意匠性を向上させることができ、しかも、上記の通りウォッシャノズルはノズルカバー部にカバーされているので、意匠性を一層向上させることができる。
このように、請求項1記載のウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプでは、洗浄液を車幅方向の広い範囲に供給する機能を備えながら意匠性を向上することができる。
請求項2記載の発明に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプは、洗浄液を噴射するためのウォッシャノズルと、車両のウインドガラスの上方に配置されてハイマウントストップランプを構成し、車体内外を連通する貫通孔が形成されたレンズ部材と、前記ウォッシャノズルの洗浄液噴射口が前記貫通孔に臨むように、該ウォッシャノズルを前記レンズ部材に対する車体側に保持するノズル保持部と、前記レンズ部材に取り付けられて前記貫通孔を車外から被覆すると共に該貫通孔と車外とを連通する下向きの開口部を前記レンズ部材との間に形成し、かつ前記ウォッシャノズルの洗浄液噴射口から噴射された洗浄液を前記開口部から前記ウインドガラスに導く洗浄液ガイド部が内面に設けられたノズルカバー部材と、を備えている。
請求項2記載のウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプでは、ウォッシャノズルにおけるレンズの貫通孔(から車外)に臨ませた洗浄液噴射口は、ノズルカバー部材にてカバーされている。このウォッシャノズルの洗浄液噴射口から洗浄液が噴射されると、洗浄液は一旦ノズルカバー部材の洗浄液ガイド部に噴き付けられ、洗浄液ガイド部への衝突に伴って分散(拡散)されると共にウインドガラス側に方向転換され、ノズルカバー部材とレンズとで形成する下向き開口部からウインドガラスに供給される。これにより、高価な拡散ノズルに頼ることなく、洗浄液を車幅方向の広い範囲に供給することが可能となる。
また、本ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプでは、ノズルカバー部材の洗浄液ガイド部に洗浄液を積極的に噴き付ける(衝突させる)ことで洗浄液の供給方向を変換するため、ウォッシャノズルをレンズから突出させなくても、ウインドガラスに洗浄液を供給することができる。このため、レンズ外面に対する突出部すなわちノズルカバー部材の突出量を小さく抑えることができる。これにより、ウォッシャノズルを備えた車両の意匠性を向上させることができ、しかも、上記の通りウォッシャノズルはノズルカバー部材にカバーされているので、意匠性を一層向上させることができる。
このように、請求項2記載のウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプでは、洗浄液を車幅方向の広い範囲に供給する機能を備えながら意匠性を向上することができる。さらに、本ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプでは、ノズルカバー部材がレンズとは別部品であるため、例えば貫通孔をウォッシャノズルの組み付け可能な寸法形状とすることで、レンズの車外側からウォッシャノズルを組み付けた後にノズルカバー部材を装着することができる。これにより、ウォッシャノズルの組み付け性を向上することが可能となる。
請求項3記載の発明に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプは、請求項1又は請求項2記載のウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプにおいて、前記洗浄液ガイド部は、前記ウォッシャノズルの洗浄液噴射口からの洗浄液が噴き付けられる部分から前記開口部に向けて、車幅方向に沿う流路幅が連続的に拡がるように形成されている。
請求項3記載のウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプでは、ノズルカバー部又はノズルカバー部材がレンズ(貫通孔)との間に形成する下向き開口部を有する流路は、該開口部に向けて流路幅が連続的に拡がる末広がり(テーパ)状に形成されており、洗浄液ガイド部に噴き付けられて供給方向が車幅方向に拡がる洗浄液は、この車幅方向への拡がりがノズルカバーによって阻害されることなくウインドガラスに供給される。
請求項4記載の発明に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプは、請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプにおいて、前記洗浄液ガイド部には、前記ウォッシャノズルの洗浄液噴射口から噴き付けられた洗浄液を車幅方向に分散させる複数のガイド突条又はガイド溝が形成されている。
請求項4記載のウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプでは、洗浄液ガイド部に噴き付けられた洗浄液は、この噴き付け(衝突)によって車幅方向に分散しようとする勢いと複数のガイド突条又はガイド溝によるガイドとによって、一層効果的にウインドガラスの車幅方向の広い範囲に供給される。
請求項5記載の発明に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプは、請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプにおいて、前記洗浄液ガイド部には、前記ウォッシャノズルの洗浄液噴射口からの洗浄液が噴き付けられる部分から前記開口部にかけて、互いの連続的に間隔が広がるように延在する複数のガイド突条又はガイド溝が形成されている。
請求項5記載のウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプでは、洗浄液ガイド部に噴き付けられた洗浄液は、この噴き付け(衝突)によって車幅方向に分散しようとする勢いと複数のガイド突条又はガイド溝によるガイドとによって、一層効果的にウインドガラスの車幅方向の広い範囲に供給される。
請求項6記載の発明に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプは、請求項4又は請求項5記載のウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプにおいて、前記複数のガイド突条又はガイド溝は、前記ウォッシャノズルの洗浄液噴射口からの洗浄液が噴き付けられる部分で集合している。
請求項6記載のウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプでは、洗浄液ガイド部における洗浄液噴射口からの洗浄液が噴き付けられる部分において、複数のガイド突条又はガイド溝が集合しているため、この集合部に噴き付けられた洗浄液は、複数のガイド突条又はガイド溝に確実に案内され、一層効果的にウインドガラスの車幅方向の広い範囲に供給される。
請求項7記載の発明に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプは、請求項1乃至請求項6の何れか1項記載のウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプにおいて、前記洗浄液ガイド部は、前記ウォッシャノズルの洗浄液噴射口から噴き付けられた洗浄液を所定角度で反射する傾斜面とされている。
請求項7記載のウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプでは、洗浄液ガイド部としての傾斜面の傾斜角に応じて、ウインドガラスへの洗浄液の着液点を調整することができる。このため、ウォッシャノズル自体の噴射角度の調整機能に頼ることなく、ウインドガラスへの洗浄液の着液点を容易に設定することができる。また、ウォッシャノズル自体の噴射角度の調整機能を設ける必要がないので、この噴射角度を調整(操作)するためにウォッシャノズルを突出させることを不要にすることができる。すなわち、ウォッシャノズルの全体をレンズ外面に対し車体側に配置することが可能となり、レンズに対するノズルカバー部材の突出量を一層小さく抑えることができる。
本発明の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10について、図1乃至図4に基づいて説明する。なお、説明の便宜上、各図に適宜示す矢印RE、矢印UP、及び矢印Wは、それぞれウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10が適用された自動車Cの後方向(走行方向の逆方向)、上方向、及び車幅方向を示すものとする。
図4には、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10が適用された自動車Cの背面図が示されている。この図に示される如く、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10は、自動車Cの後方から視認可能に該自動車Cの背面上部に配設されている。この実施形態では、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10は、車体後部の開口部を開閉するためのバックドア12の車幅方向略中央部における後方視認用のリヤウインドシールドガラス14の上方に配設されている。
このウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10は、自動車Cの運転者がブレーキ操作を行っている期間中、点灯するように構成されている。図3(A)には、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10を拡大して示す背面図が示されている。この図に示す車幅方向に長手の矩形状の点灯領域16がブレーキ操作中に点灯(光照射)する部分とされている。
また、図2には、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10の平面断面図が示されている。この図に示される如く、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10は、ランプハウジング18を備えている。ランプハウジング18は、後向きに開口した状態で、バックドア12を構成するバックドアアウタパネル12A(図1参照)に固定的に取り付けられている。このランプハウジング18の開口端は、レンズとしてレンズカバー20にて閉止されている。レンズカバー20は、図示しない係合手段によってランプハウジング18に固定的に取り付けられている。
さらに、ランプハウジング18には、光源22を保持する光源保持部24と、光源22が照射した光を後向きに反射するためのリフレクタ部26とが形成されている。車幅方向に長手の点灯領域16を有するウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10では、車幅方向に並列して複数の光源22を有し、これに対応してランプハウジング18には複数の光源保持部24、リフレクタ部26が複数設けられている。なお、ランプハウジング18とリフレクタ部26とは別部品で構成しても良い。また、光源22としては、バルブやLEDを用いることができる。
レンズカバー20は、赤色透明の樹脂材にて構成されており、図3(A)に示される如く背面視で点灯領域16を含むように車幅方向に長手の矩形状に形成されている。これにより、複数の光源22が発光すると、赤色光が自動車Cの後方へ向けて照射される構成である。図1に示される如く、レンズカバー20は、後方及び上方を向くように車体上下方向に対し若干傾斜して配置されている。
図3(A)に示される如く、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10における点灯領域16に対する車幅方向の外側には、リヤウインドシールドガラス14に洗浄液を噴射するための洗浄液噴射部28が設けられている。図1及び図2に示される如く、洗浄液噴射部28は、洗浄液を噴射するためのウォッシャノズル30と、レンズカバー20にウォッシャノズル30を保持するためのノズル保持部32と、ウォッシャノズル30が噴射した洗浄液を車外のリヤウインドシールドガラス14に導く洗浄液ガイド構造34とを主要構成要素としている。
図1に示される如く、ウォッシャノズル30は、ノズル本体30Aの前端に洗浄液流入部30Bが設けられると共に、ノズル本体30Aの後端に洗浄液を噴射する洗浄液噴射口30Cが形成されている。洗浄液流入部30Bには、一端が図示しないウォッシャポンプの吐出部に接続された洗浄液ホース36の他端が接続されている。ウォッシャポンプは、作動することで図示しないウォッシャタンク内の洗浄液を吐出、圧送するようになっている。これにより、ウォッシャノズル30は、ウォッシャポンプが作動すると、洗浄液流入部30Bからノズル本体30Aに流入した洗浄液を洗浄液噴射口30Cから噴射するようになっている。
また、ノズル本体30Aにおける洗浄液噴射口30C廻りの部分(後端部)は、他の部分よりも小径とされており、該小径部30Dの周りで後側を向く面は当接座面30Eとされている。この実施形態では、洗浄液噴射口30Cの形成面、当接座面30Eは、共にレンズカバー20の傾斜角に倣って傾斜している。
さらに、ウォッシャノズル30は、ノズル本体30Aから該ノズル本体30A(の外周)に径方向に接離するように変形可能に突設された係合片38を有する。係合片38は、ノズル本体30Aの周方向に沿って複数設けられている。また、各係合片38からは、それぞれノズル本体30Aと反対向きに係合爪38Aが突設されている。この実施形態では、各係合片38は、後方及びノズル本体30Aの径方向外側を向くカム面38Bを有しており、カム面38Bが後方から前向きに押圧されることで係合爪38Aがノズル本体30Aに近接する方向に弾性変形するようになっている。
図2に示される如く、ノズル保持部32は、レンズカバー20における点灯領域16の車幅(長手)方向外側から前向きに延設された筒状体として構成されている。図1にも示される如く、このノズル保持部32には、ウォッシャノズル30の係合爪38Aが係合可能な係合突起32Aが突設されている。ウォッシャノズル30は、ノズル保持部32内で、その当接座面30Eをレンズカバー20の内面(前面)20Aに当接させた状態で、各係合片38の係合爪38Aを対応する係合突起32Aの後面に係合させることで、ノズル保持部32内で固定的に保持されるようになっている。なお、ウォッシャノズル30の小径部30Dは、洗浄液ガイド構造34を構成する貫通孔40(後述)内に位置するようになっている。
ウォッシャノズル30をノズル保持部32に組み付ける際には、単に、洗浄液噴射口30Cが後向きとなるようにノズル保持部32の前側開口端からウォッシャノズル30をノズル保持部32内に後向きに挿入すれば良い。この挿入動作に伴って、各係合片38のカム面38Bが係合突起32Aに係合して径方向内側に変形することで、係合爪38Aは係合突起32Aを通過することができ、係合突起32Aを通過した係合爪38Aは係合片38の復元によって係合突起32Aに係合するようになっている。
なお、ノズル保持部32は、レンズカバー20に一体的に設けられる構造には限られず、ランプハウジング18に一体に形成しても良く、別部材をランプハウジング18やレンズカバー20に取り付けて構成しても良い。
洗浄液ガイド構造34は、レンズカバー20を貫通して車内外(バックドア12のバックドアアウタパネル12Aに対する内外)を連通する貫通孔40を有する。貫通孔40は、レンズカバー20における背面視でウォッシャノズル30の洗浄液噴射口30Cが臨む位置(この実施形態ではノズル保持部32の軸心に一致して)に配置されている。この実施形態では、当接座面30Eをレンズカバー20の内面20Aに当接させたウォッシャノズル30の小径部30Dが貫通孔40内に入り込む構成とされている。なお、ウォッシャノズル30の小径部30Dの長さは、レンズカバー20の厚み(貫通孔40の軸長)と比較して十分に小とされている。
また、洗浄液ガイド構造34は、背面視で貫通孔40を覆い隠すノズルカバー部としてのノズルカバー42を有する。この実施形態では、ノズルカバー42は、レンズカバー20に一体に形成されている。具体的には、ノズルカバー42は、レンズカバー20の外面20Bから膨出され、該レンズカバー20の外面20Bとの間に下向きに開口した開口部44Aを有する空間44を形成している。これにより、洗浄液ガイド構造34では、ウォッシャノズル30の洗浄液噴射口30Cから噴射された洗浄液を、貫通孔40から空間44に流出してノズルカバー42の内面に噴き付け(衝突させ)、開口部44Aから車外の所定部位に供給するようになっている。
このようにウォッシャノズル30と対向して配置され洗浄液が噴き付けられるノズルカバー42の内面は、洗浄液ガイド部としてのガイド面42Aとされている。ノズルカバー42をレンズカバー20から切り出して見た正面図である図3(B)に示される如く、ガイド面42Aは、貫通孔40との連通部から開口部44Aに向けて連続的に拡幅される末広がり形状とされている。また、このガイド面42Aとレンズカバー20の外面20Bとの間に形成された空間44は、車幅方向には末広がり形状で車体前後方向に扁平した空間とされている。これにより、洗浄液ガイド構造34では、ガイド面42Aに噴き付けられた洗浄液が該ガイド面42Aに沿って車幅方向に分散して開口部44Aから流出する構成とされている。
そして、ノズルカバー42のガイド面42Aは、図1に示される如く、ウォッシャノズル30の洗浄液噴射口30Cから噴射されて噴き付けられた洗浄液を、リヤウインドシールドガラス14における所定の着液点P(車幅方向には拡がりがある)の近傍に供給するように、その形状が決められている。したがって、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10では、上記したウォッシャポンプが作動した場合には、該ウォッシャポンプにてウォッシャノズル30に圧送された洗浄液が洗浄液噴射口30Cから噴射され、この洗浄液が洗浄液ガイド構造34のノズルカバー42にガイドされてリヤウインドシールドガラス14に供給される構成とされている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
上記構成のウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10では、例えば自動車Cの乗員(運転者)がリヤウインドシールドガラス14を洗浄するために洗浄スイッチを操作した場合、ウォッシャポンプが作動してウォッシャタンク内の洗浄液が洗浄液ホース36を介してウォッシャノズル30に圧送される。ウォッシャノズル30は、圧送された洗浄液を洗浄液噴射口30Cから後向きに噴射する。
この洗浄液は、レンズカバー20の貫通孔40を貫通してノズルカバー42にて覆われた空間44に至り、該空間44にてガイド面42Aに噴き付けられる(衝突する)。すると、洗浄液は、その大部分が衝突の勢いと車体前後方向に扁平な空間44の形状とによって車幅方向に分散し、またその一部はガイド面42Aの末広がりの内面形状に倣って(内面を伝って)車幅方向に分散し、それぞれリヤウインドシールドガラス14の所定の着液点Pに供給される。リヤウインドシールドガラス14(払拭面)に供給された洗浄液は、該リヤウインドシールドガラス14の付着していた汚れと共にリヤワイパ装置WP(図4参照)にて払拭される。
ここで、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10では、ウォッシャノズル30が噴射した洗浄液をノズルカバー42のガイド面42Aに噴き付ける構造であるため、このガイド面42Aへの噴き付けによって洗浄液は車幅方向に拡がり(分散され)ながら、開口部44Aから流出してリヤウインドシールドガラス14に供給される。したがって、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10では、それ自体に洗浄液の拡散機能を有する高価なノズル(例えば、流体素子を組み込んで洗浄液の流れを自励振動させて該洗浄液を拡散させる拡散ノズル)に頼ることなく、洗浄液を車幅方向に分散して供給することが実現される。
しかも、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10では、ノズルカバー42のガイド面42A(空間44)が末広がり形状であるため、洗浄液は車幅方向への分散をノズルカバー42によって阻害されることがなく、この洗浄液が確実に車幅方向に分散した状態でリヤウインドシールドガラス14に着液させることができる。
さらに、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10では、ウォッシャノズル30が噴射した洗浄液を車幅方向に分散させるために積極的にノズルカバー42に吹き付ける構造であるため、ウォッシャノズル30をレンズカバー20の外側に大きく突出させる必要がない。
すなわち、洗浄液をウォッシャノズルから直接的にリヤウインドシールドガラス14に供給する構成では、このウォッシャノズルの少なくとも洗浄液噴射口を、リヤウインドシールドガラス14側を向くようにレンズカバー20の外面20Bに対し後方に突出させる必要があるが、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10では、ウォッシャノズル30をレンズカバー20の外面20Bに対する後側に大きく突出させることなく、洗浄液の車幅方向への分散供給を果たすことができる。
また、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ90では、ウォッシャノズル30に噴射角度の調整機能を設定することなく、ガイド面42Aによって着液点Pを設定することができるので、ウォッシャノズル30自体の噴射角度を調整するためにウォッシャノズル30をレンズカバー20の外側(空間44内等)に突出させる必要がない。これらによって、この実施形態では、ウォッシャノズル30をレンズカバー20に対し車体側(バックドア12内)に配置する構成が実現された。
これにより、洗浄液ガイド構造34は、レンズカバー20の外面20Bに対する突出量がノズルカバー42の突出分のみに抑えられ、自動車Cの良好な意匠を実現することができる。しかも、ノズルカバー42が貫通孔40、ウォッシャノズル30を背面視で完全に被覆するため、自動車Cの意匠性を一段と高めることができる。
このように、第1の実施形態にかかるウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10では、洗浄液をリヤウインドウガラス14におけるリヤワイパ装置WPによる払拭面の車幅方向に広い範囲に供給する機能を備えながら、自動車Cの意匠性を向上することができる。
(他の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、上記第1の実施形態又は前出の構成と基本的に同一の部品、部分には、上記第1の実施形態又は前出の構成と同一の符号を付して説明を省略し、図示を省略する場合もある。
(第2の実施形態)
図5には、本発明の第2の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ50が側断面図にて示されている。この図に示される如く、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ50では、洗浄液ガイド構造52の要部がレンズカバー20とは別部品のガイド部材54にて構成されている点で、洗浄液ガイド構造34がレンズカバー20に一体に構成された第1の実施形態とは異なる。
洗浄液ガイド構造52では、貫通孔40に代えてレンズカバー20における点灯領域16の幅方向外側部分を貫通する貫通孔56を備えている。貫通孔56は、貫通孔40に対し大径とされ、この実施形態では、その内径がノズル保持部32の内径と略一致されている。これにより、貫通孔56は、ウォッシャノズル30の挿通が可能とされている。
ノズルカバー部材としてのガイド部材54は、レンズカバー20の貫通孔56に嵌合する嵌合部54Aを有しており、嵌合部54Aには貫通孔40及びノズルカバー42が設けられている。また、嵌合部54Aの前端外周部における周方向の異なる位置からは、複数の係合片54Bが前向きに延設されており、各係合片54Bの前端からは、係合爪54Cが嵌合部54Aの径方向外向きに突設されている。各係合片54Bは、係合爪54Cが嵌合部54Aの径方向に変位するように変形可能とされており、各係合爪54Cは、側面視で山形又は半円状に形成されている。
これにより、ガイド部材54は、各係合爪54Cを先頭にして前向きに貫通孔56に挿入する動作に伴って、レンズカバー20における貫通孔56の内縁(内面)に各係合爪54Cが係合することで係合片54Bが径方向内向きに変形し、各係合片54B、係合爪54Cが貫通孔56を通過することを許容するようになっている。貫通孔56を通過した各係合片54Bの係合爪54Cは、ノズル保持部32の内面に凹設された係合凹部58内に入り込むことで、ガイド部材54のレンズカバー20からの脱落を防止する構成とされている。
また、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ50では、ウォッシャノズル30の各係合片38が、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10の場合と前後逆向きに設けられている。さらに、ノズル本体30Aの前部には、ノズル保持部32の内面側に突設されたストッパ60に当接するストッパ座62が形成されている。この実施形態では、ウォッシャノズル30は、ノズル保持部32内で、そのストッパ座62をストッパ60に当接させた状態で、各係合片38の係合爪38Aを対応する係合突起32Aの前面に係合させることで、ノズル保持部32内で固定的に保持(又は仮保持)されるようになっている。
ウォッシャノズル30をノズル保持部32に組み付ける際には、単に、洗浄液噴射口30Cが後向きとなるように貫通孔56からウォッシャノズル30をノズル保持部32内に前向きに挿入すれば良い。この挿入動作に伴って、各係合片38のカム面38Bが係合突起32Aに係合して径方向内側に変形することで、係合爪38Aは係合突起32Aを通過することができ、係合突起32Aを通過した係合爪38Aは係合片38の復元によって係合突起32Aに係合するようになっている。また、ガイド部材54をレンズカバー20に組み付けることで、ウォッシャノズル30の小径部30Dが貫通孔40に入り込むと共に当接座面30Eが嵌合部54Aの内面54Dに当接(又はごく近接)する構成とされている。
ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ50の他の構成は、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10の対応する構成と同じである。
したがって、第2の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ50によっても、第1の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。また、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ50では、洗浄液ガイド構造52の要部を構成するガイド部材54をレンズカバー20とは別部材として構成したので、ウォッシャノズル30をレンズカバー20の外側(貫通孔56)から組み付ける構成が実現された。これにより、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ50では、ウォッシャノズル30の組み付けやメンテナンスが容易である。
なお、第2の実施形態では、ウォッシャノズル30をレンズカバー20の外側から組み付け得る貫通孔56が形成された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、別部品としたノズルカバー42のみをレンズカバー20に取り付ける構成としても良く、ノズルカバー42を一体化(一体成形、アセンブリ化を含む)したウォッシャノズル30をレンズカバー20に組み付ける構成としても良い。
(第3の実施形態)
図6には、第3の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ70の要部が図3(B)に対応する正面図にて示されている。この図に示される如く、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ70は、ノズルカバー42のガイド面42Aに複数のガイド突条72が突設されている点で、第1の実施形態とは異なる。
複数(この実施形態では3つ)のガイド突条72は、正面視で貫通孔40の軸心部から放射状に設けられ、かつ該軸心部にて集合している。すなわち、複数のガイド突条72は、末広がり状のノズルカバー42(空間44)に対応して、貫通孔40から開口部44Aに向けて略末広がり状に配置されている。これら複数のガイド突条72は、ガイド面42Aに噴き付けられた洗浄液が、互いの間又はノズルカバー42の周縁との間に形成されたガイド溝74を流れるように整流するようになっている。
ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ70の他の構成は、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10又はウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ50の対応する構成と同じである。
したがって、第3の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ70によっても、第1又は第2の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10、50と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。また、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ70では、複数のガイド突条72がガイド面42Aに噴き付けられた洗浄液を所定方向(放射方向)に整流するため、車幅方向に分散した各方向への洗浄液の供給量を所望の割合に配分することができる。すなわち、リヤウインドシールドガラス14における車幅方向各部への洗浄液の要求量に応じた流量配分(設定)を行うことが可能となる。
特に、複数のガイド突条72が貫通孔40すなわちガイド面42Aにおける洗浄液の噴き付け部位にて集合しているため、洗浄液を複数のガイド溝74のそれぞれに確実に導くことができ、洗浄液の車幅方向への分散性が高い。このため、上記した洗浄液の供給量の配分精度も高くなる。
(第4の実施形態)
図7には、第4の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ75の要部が図3(B)に対応する正面図にて示されている。この図に示される如く、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ75は、複数のガイド突条72に代えて、複数のガイド突条76がノズルカバー42のガイド面42Aに突設されている点で、第3の実施形態とは異なる。
複数(この実施形態では3つ)のガイド突条76は、それぞれ独立してガイド面42Aから突設されており、互いの上端側の間隔が下端側の間隔よりも狭くなるように、車幅方向中央部に対し略対称に配置されている。すなわち、複数のガイド突条76は、末広がり状のノズルカバー42(空間44)に対応して、貫通孔40から開口部44Aに向けて略末広がり状に配置されている。これら複数のガイド突条76は、ガイド面42Aに噴き付けられた洗浄液が、互いの間又はノズルカバー42の周縁との間に形成されたガイド溝78を流れるように整流するようになっている。
ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ75の他の構成は、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ70の対応する構成と同じである。
したがって、第4の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ75によっても、複数のガイド突条72が集合していることによる作用効果を除いて、第1又は第2の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ70と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。なお、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ75では、ウォッシャノズル30から噴射される洗浄液が車幅方向に若干拡散する構成に好適に適用される。このようなウォッシャノズル30としては、洗浄液噴射口30Cを車幅方向に複数並列したものや洗浄液噴射口30Cを車幅方向に長手としたものが挙げられる。
(第5の実施形態)
図8には、第5の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ80の要部が図3(B)に対応する正面図にて示されている。この図に示される如く、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ80は、複数のガイド突条72に代えて、複数のガイド突条82がノズルカバー42のガイド面42Aに突設されている点で、第3の実施形態とは異なる。
複数(この実施形態では3つ)のガイド突条82は、それぞれ独立してガイド面42Aから突設されており、それぞれ上向きに凸となる略「へ」字状に形成されている。すなわち、複数のガイド突条82は、末広がり状のノズルカバー42(空間44)に対応して、貫通孔40から開口部44Aに向けて略末広がり状に形成されている。これら複数のガイド突条82は、ガイド面42Aに噴き付けられた洗浄液が、互いの間又はノズルカバー42の周縁との間に形成されたガイド溝84を流れるように整流するようになっている。
ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ80の他の構成は、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ70の対応する構成と同じである。
したがって、第5の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ80によっても、複数のガイド突条72が集合していることによる作用効果を除いて、第1又は第2の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ70と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。なお、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ80では、ウォッシャノズル30から噴射される洗浄液が車体の幅方向中央に比べて幅方向両側の液量を多く分布させる場合に好適である。
(第6の実施形態)
図9(A)には、本発明の第6の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ90が側断面図にて示されており、図9(B)には、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ90の要部が図3(B)に対応する正面図にて示されている。これらの図に示される如く、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ90では、曲面状に形成されたガイド面42Aを有するノズルカバー42に代えて、略平坦に形成された傾斜ガイド面92Aを有するノズルカバー92を備える点で、第1の実施形態とは異なる。
ノズルカバー92は、ウォッシャノズル30からの洗浄液の噴き付け(入射)方向に対する傾斜ガイド面92Aの傾斜角θが、該傾斜ガイド面92Aで反射した洗浄液のリヤウインドシールドガラス14における着液点Pに対応して決められている。換言すれば、傾斜角θによって、着液点Pが決まる構成とされている。なお、実際の設計では、傾斜角θに代えて、レンズカバー20の外面20Bに対する傾斜ガイド面92Aの角度αを用いることができる。また、傾斜ガイド面92Aには、複数のガイド突条72が突設されており、これら複数のガイド突条72が洗浄液の車幅方向への分散性を確保、向上するようになっている。
ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ70の他の構成は、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ50、又はウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ70の対応する構成と同じである。
したがって、第6の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ90によっても、第1、第2又は第3の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10、50と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。また、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ90では、略平坦な傾斜ガイド面92Aの傾斜角θ(角度α)の設定に応じて着液点Pを変更することができるため、着液点Pの設定が容易である。特に、ガイド部材54にノズルカバー92を設けた構成では、ガイド部材54の取り替えによって着液点Pを簡単に変更することができる。
このため、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ90では、ウォッシャノズル30に噴射角度の調整機能を設定することなく、車種や仕様に応じた着液点Pをきわめて容易に設定することができるので、ウォッシャノズル30自体の噴射角度を調整するためにウォッシャノズル30をレンズカバー20の外側(空間44内等)に突出させる必要がない。すなわち、ガイド面42Aを有する構成と比較して、噴射角度の調整機能を有しないウォッシャノズル30の実用性が向上する。
なお、上記した各実施形態では、ウォッシャノズル30が1つの洗浄液噴射口30Cを有する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ウォッシャノズル30が複数の洗浄液噴射口30Cを有する構成としても良い。特に例えば、複数の洗浄液噴射口30Cを車幅方向に配置した例では、洗浄液を車幅方向の一層広い範囲に分散して供給することが可能となる。
同様に、上記した各実施形態では、洗浄液噴射部28が1つのウォッシャノズル30を有して構成されている例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、1つの洗浄液噴射部28に対し複数のウォッシャノズル30を設けた構成としても良い。特に例えば、複数のウォッシャノズル30を車幅方向に並列配置した例では、洗浄液を車幅方向の一層広い範囲に分散して供給することが可能となる。
また、上記した各実施形態では、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10、50、70、75、80、90が1つの洗浄液噴射部28を有する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10等が複数の洗浄液噴射部28を備えた構成としても良い。特に例えば、複数のウォッシャノズル30を車幅方向に離間して配置した例では、洗浄液を車幅方向の一層広い範囲に分散して供給することが可能となる。
さらに、上記実施形態では、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10等がバックドア12に設けられた例を示したが、本発明はこれに限定されず、ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ10等がバックドア12の上方に位置するボディ(ルーフパネルの後端)に配置されても良く、バックドア12を備えない自動車Cに適用されても良い。
本発明の第1の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプの要部を示す側断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプの概略構成を示す平面断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプを示す図であって、(A)は背面図、(B)はノズルカバーの正面図である。 本発明の第1の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプが適用された自動車の背面図である。 本発明の第2の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプの要部を示す側断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプを構成するノズルカバーを示す正面図である。 本発明の第4の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプを構成するノズルカバーを示す正面図である。 本発明の第5の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプを構成するノズルカバーを示す正面図である。 本発明の第6の実施形態に係るウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプを構成するノズルカバーを示す図であって、(A)は側断面図、(B)は正面図である。
符号の説明
10・・・ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ、12・・・バックドア(車体)、14・・・リヤウインドシールドガラス(ウインドガラス)、20・・・レンズカバー(レンズ)、30・・・ウォッシャノズル、32・・・ノズル保持部、40・・・貫通孔、42・・・ノズルカバー(ノズルカバー部、ノズルカバー部材)、42A・・・ガイド面(洗浄液ガイド部)、44A・・・開口部、50・70・75・80・90・・・ウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ、54・・・ガイド部材(ノズルカバー部材)、56・・・貫通孔、72・76・82・・・ガイド突条、74・78・84・・・ガイド溝、92・・・ノズルカバー(ノズルカバー部、ノズルカバー部材)、92A・・・傾斜ガイド面(傾斜面)

Claims (7)

  1. 洗浄液を噴射するためのウォッシャノズルと、
    車両のウインドガラスの上方に配置されてハイマウントストップランプを構成し、車体内外を連通する貫通孔が形成されたレンズ部材と、
    前記ウォッシャノズルの洗浄液噴射口が前記貫通孔に臨むように、該ウォッシャノズルを前記レンズ部材に対する車体側に保持するノズル保持部と、
    前記レンズ部材の外面から前記貫通孔を囲むように膨出されて該レンズ部材との間に下向きの開口部を形成し、かつ前記ウォッシャノズルの洗浄液噴射口から噴射された洗浄液を前記開口部から前記ウインドガラスに導く洗浄液ガイド部が内面に設けられたノズルカバー部と、
    を備えたウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ。
  2. 洗浄液を噴射するためのウォッシャノズルと、
    車両のウインドガラスの上方に配置されてハイマウントストップランプを構成し、車体内外を連通する貫通孔が形成されたレンズ部材と、
    前記ウォッシャノズルの洗浄液噴射口が前記貫通孔に臨むように、該ウォッシャノズルを前記レンズ部材に対する車体側に保持するノズル保持部と、
    前記レンズ部材に取り付けられて前記貫通孔を車外から被覆すると共に該貫通孔と車外とを連通する下向きの開口部を前記レンズ部材との間に形成し、かつ前記ウォッシャノズルの洗浄液噴射口から噴射された洗浄液を前記開口部から前記ウインドガラスに導く洗浄液ガイド部が内面に設けられたノズルカバー部材と、
    を備えたウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ。
  3. 前記洗浄液ガイド部は、前記ウォッシャノズルの洗浄液噴射口からの洗浄液が噴き付けられる部分から前記開口部に向けて、車幅方向に沿う流路幅が連続的に拡がるように形成されている請求項1又は請求項2記載のウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ。
  4. 前記洗浄液ガイド部には、前記ウォッシャノズルの洗浄液噴射口から噴き付けられた洗浄液を車幅方向に分散させる複数のガイド突条又はガイド溝が形成されている請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ。
  5. 前記洗浄液ガイド部には、前記ウォッシャノズルの洗浄液噴射口からの洗浄液が噴き付けられる部分から前記開口部にかけて、互いの連続的に間隔が広がるように延在する複数のガイド突条又はガイド溝が形成されている請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ。
  6. 前記複数のガイド突条又はガイド溝は、前記ウォッシャノズルの洗浄液噴射口からの洗浄液が噴き付けられる部分で集合している請求項4又は請求項5記載のウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ。
  7. 前記洗浄液ガイド部は、前記ウォッシャノズルの洗浄液噴射口から噴き付けられた洗浄液を所定角度で反射する傾斜面とされている請求項1乃至請求項6の何れか1項記載のウォッシャノズル組込み型ハイマウントストップランプ。
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