JP5529777B2 - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

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本発明は、ウインドガラスの払拭面の払拭とともに、該払拭面へ洗浄液を供給する手段を備えた車両用ワイパ装置に関するものである。
従来、車両用ワイパ装置は、往復回動されるワイパアームと、そのワイパアームの先端部に連結され、ウインドガラスの払拭面を払拭するワイパブレードとを備える。この種の車両用ワイパ装置において、払拭面に洗浄液を噴射供給するウォッシャノズルをエンジンフード上またはエンジンフード後端下面に設けたものがある。しかしながら、このような構成では、ウォッシャノズルからワイパアームやワイパブレード上方を超えて洗浄液が噴射供給されるため、ワイパアームに洗浄液が干渉して飛び散りが生じ、また、高速走行時の場合は走行風によって着水点が下方に移動してしまい、適切な位置に洗浄液を供給することが困難になるといった問題があった。
そこで、このような問題を解決するため、例えば特許文献1の車両用ワイパ装置では、ウォッシャノズルをワイパブレードに設けることで、払拭面に対してより至近距離から洗浄液を供給可能としている。これにより、ウォッシャノズルから噴射された洗浄液に対する走行風の影響を抑えることができ、その結果、洗浄液を払拭面により確実に供給させることが可能となっている。
特開2008−162328号公報
ところで、一般に車両用ワイパ装置は、払拭面の運転席側のエリアと助手席側のエリアとをそれぞれ払拭すべくワイパ(ワイパアーム及びワイパブレード)が2つ設けられている。このため、複数のワイパブレードのそれぞれの払拭エリアに洗浄液を供給するには、各ワイパブレードにウォッシャノズルを設ける必要がある。しかしながら、このような構成では、各ワイパブレードにウォッシャノズルを取り付ける作業はもちろん、各ワイパアームにウォッシャノズルと連結するホースを配策固定する作業が増加してしまい、また、ウォッシャノズルやホースの部品点数も増加してしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、製造を容易にするとともに、部品点数の増加を抑えることができる車両用ワイパ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、往復回動される第1ワイパアーム及び第2ワイパアームの先端部にそれぞれ連結された第1ワイパブレード及び第2ワイパブレードにて、払拭面の第1払拭エリア及び第2払拭エリアをそれぞれ払拭する車両用ワイパ装置において、前記第1ワイパブレードには、前記払拭面に洗浄液を供給するためのウォッシャノズルが設けられ、前記ウォッシャノズルは、前記第1払拭エリアに洗浄液を供給するとともに、前記第2払拭エリアにも洗浄液を供給すべく前記第1ワイパブレードの長手方向端部よりも長手方向外側に洗浄液を噴射可能に構成されたことを特徴とする。
この発明では、第1ワイパブレードに設けたウォッシャノズルにて、第1ワイパブレード自身の払拭エリアである第1払拭エリアはもちろん、第2ワイパブレードによって払拭される第2払拭エリアに対しても洗浄液が供給される。このため、第2ワイパアーム及び第2ワイパブレードへのウォッシャノズルやホースの部品とその組付け作業工数を削減でき、その結果、製造を容易にするとともに、部品点数の増加を抑えることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用ワイパ装置において、前記第1払拭エリアは、前記第1ワイパブレードにて払拭される前記払拭面の車両助手席側のエリアであり、前記第2払拭エリアは、前記第2ワイパブレードにて払拭される前記払拭面の車両運転席側のエリアであることを特徴とする。
この発明では、ウォッシャノズルが車両運転席側の第2ワイパブレードではなく車両助手席側の第1ワイパブレードに設けられる。このような構成とは違ってウォッシャノズルが車両運転席側の第2ワイパブレードに設けられる構成では、往復動作中の第2ワイパブレードの進行方向後方側に洗浄液が供給された場合、その洗浄液は反転動作した第2ワイパブレードによって払拭されるまでの間運転席前方の払拭面に拭き取られずに付着したままとなる。この運転席前方に付着したままの洗浄液が運転視界の妨げになってしまう虞があるが、本発明のように、ウォッシャノズルを車両助手席側の第1ワイパブレードに設ければ、第1ワイパブレードの移動方向後方に拭き取られずに付着したまま残されても、第1ワイパブレードの後から第2ワイパブレードが車両運転席側の第2払拭エリアを払拭するため、運転席前方の運転視界が洗浄液によって妨げられずに迅速に確保される。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用ワイパ装置において、前記ウォッシャノズルは、前記第2払拭エリアに向けて噴射された洗浄液が停止位置にある前記第2ワイパブレードの長手軸線に対して鋭角に入射するように噴射方向が設定されたことを特徴とする。
この発明では、第2供給部から噴射された洗浄液が第2ワイパブレードに対して鋭角に当たるため、第2ワイパブレードに当たった際の洗浄液の飛び散りを抑制しつつも、洗浄液を第2ワイパブレードに沿って案内して該ワイパブレードの長手方向に拡がらせることが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用ワイパ装置において、前記ウォッシャノズルは、洗浄液を前記第1払拭エリアに供給するための少なくとも1つの第1供給部と、洗浄液を前記第2払拭エリアに供給すべく前記第1ワイパブレードの長手方向端部よりも長手方向外側に洗浄液を噴射可能な少なくとも1つの第2供給部とを個別に有することを特徴とする。
この発明では、ウォッシャノズルは第1供給部と第2供給部とを個別に有しており、第1供給部は第1払拭エリアに洗浄液を供給し、第2供給部は第2払拭エリアに洗浄液を供給する。このため、洗浄液を第1及び第2払拭エリアの両方により確実に供給することが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の車両用ワイパ装置において、前記第2供給部から噴射された洗浄液の着水エリアが、前記第2ワイパブレードが停止位置から払拭開始する時の該第2ワイパブレードの進行方向前方側において前記停止位置における前記第2ワイパブレードの長手方向に拡がりを有するように設定されたことを特徴とする。
この発明では、第2ワイパブレードが停止位置にある状態において、ウォッシャノズルから第2払拭エリアに向けて噴射された洗浄液が第2ワイパブレードの長手方向に拡がるため、第2ワイパブレードの長手方向に洗浄液を行き渡らせることが可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の車両用ワイパ装置において、前記第2供給部は、洗浄液を前記第2払拭エリアに向けて集中した指向性のある噴射流として噴射可能なジェットノズルよりなることを特徴とする。
この発明では、第2供給部がジェットノズルよりなるため、第1ワイパブレードのウォッシャノズルと第2払拭エリアとが遠く離れている場合においても、安定して第2払拭エリアに洗浄液を供給することが可能となる。また、第2払拭エリアに向けて噴射された洗浄液が停止位置にある第2ワイパブレードの長手軸線に対して鋭角に入射するように噴射方向が設定される場合(請求項3を参照)には、第2供給部をジェットノズルとすることで、洗浄液を第2ワイパブレードに沿って案内して該ワイパブレードの長手方向により確実に拡がらせることが可能となる。
請求項7に記載の発明は、請求項4〜6のいずれか1項に記載の車両用ワイパ装置において、前記第1供給部は、洗浄液を自励発振させ所定方向に拡散する拡散流として噴射可能な拡散ノズルよりなることを特徴とする。
この発明では、ウォッシャノズルが設けられた側の第1ワイパブレードで払拭される第1払拭エリアに洗浄液を供給する第1供給部が拡散ノズルよりなる。このため、例えば、第1ワイパブレードの長手方向に沿った拡散方向とすることで、第1ワイパブレードの長手方向に沿った広範囲により効果的に洗浄液を供給することが可能となる。
従って、上記記載の発明によれば、製造を容易にするとともに、部品点数の増加を抑えることができる。
本実施形態の車両用ワイパ装置を示す模式図である。 助手席側ワイパを示す斜視図である。 (a)はワイパブレードの平面図であり、(b)はワイパブレードの正面図であり、(c)はワイパブレードの背面図である。 ワイパブレードの分解斜視図である。 ウォッシャノズルを有する装着プレートの斜視図である。 ウォッシャノズルの断面斜視図である。 ワイパブレードが停止位置(下反転位置)にある車両用ワイパ装置を示す模式図である。 ウォッシャノズルを車両運転席のワイパブレードに設けた構成における洗浄液の供給態様の一例を示すための模式図である。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の車両用ワイパ装置1は、車両のウインドガラスGの車室外側の面である払拭面Gaを払拭するためのものである。この車両用ワイパ装置1は、助手席側ワイパ11aと運転席側ワイパ11bの2つのワイパを有している。助手席側ワイパ11aは、自動車のウインドガラスGの払拭面Gaの助手席側のエリア(第1払拭エリアA1)を払拭するためのものであり、一方の運転席側ワイパ11bは、払拭面Gaの運転席側のエリア(第2払拭エリアA2)を払拭するためのものである。
助手席側ワイパ11aはワイパアーム12aとワイパブレード13aとから、運転席側ワイパ11bはワイパアーム12bとワイパブレード13bとからそれぞれ構成されている。各ワイパ11a,11bのワイパアーム12a,12bは、基端部がワイパモータ(図示略)の駆動力にて所定角度で往復回動されるピボット軸P1,P2にそれぞれ固定されるとともに、ワイパアーム12a,12bの先端部にはそれぞれワイパブレード13a,13bが回動可能に連結される。
各ピボット軸P1,P2は、ウインドガラスGの下部に配設されるカウルパネル(図示略)等に設けられた図示しないピボットホルダに回動自在に支持されている。助手席側ワイパ11aのピボット軸P1は、ウインドガラスGの幅方向中央よりもやや運転席側寄りの位置に設けられるとともに、運転席側ワイパ11bのピボット軸P2は、ウインドガラスGの幅方向運転席側の下端部付近に設けられている。また、各ワイパアーム12a,12bには、各ワイパブレード13a,13bを払拭面Gaに押圧するためのスプリング(図示略)が装着されている。そして、ピボット軸P1,P2の往復回動に伴って各ワイパアーム12a,12bが往復回動運動を行うことにより、各ワイパブレード13a,13bが払拭面Gaの払拭動作を行うようになっている。
本実施形態の車両用ワイパ装置1では、2つのワイパ11a,11bのうちの助手席側ワイパ11aのワイパブレード13aのみに、洗浄液を噴射供給するためのウォッシャノズル41が設けられている。また、助手席側ワイパ11aのワイパアーム12aには、図2に示すように、ウォッシャノズル41に洗浄液を供給するための車体側ホース40が配策されている。運転席側ワイパ11bは、助手席側ワイパ11aからウォッシャノズル41及び車体側ホース40等のウォッシャノズル41に付帯する部品を除いた構成と略同様な構成であるため、以下には助手席側ワイパ11aのワイパブレード13aについての詳細な説明をし、運転席側ワイパ11bのワイパブレード13bの詳細な説明は省略する。
ワイパブレード13aは、図3(a)(b)(c)及び図4に示すように、レバーアッセンブリ14と、ブレードラバー15と、カバー部材16と、連結部材17と、装着プレート18とからなる。
レバーアッセンブリ14は、3つのレバー、即ちプライマリレバー21と、そのプライマリレバー21の長手方向両端部にそれぞれ回動可能に連結される2つのセカンダリレバー22とによりトーナメント状(階層的)に構成されている。
プライマリレバー21は、長手方向中央部にホルダ部21aと、該ホルダ部21aの両側から延びるアーム部21bとを有している。ホルダ部21aには、一対の平板状の側壁が平行をなし上部に長方形状の開口部21cが形成されるとともに、該開口部21cからワイパアーム12aの先端部が挿入される。また、ホルダ部21aには連結部材17が回動可能に装着され、該連結部材17にはワイパアーム12aの先端部が着脱可能に装着される。アーム部21bは、長手方向と直交する横断面視において山折り形状(払拭面Ga側が開口した断面略U字状)に形成されている。
セカンダリレバー22は、プライマリレバー21のアーム部21bと同様、山折り形状(払拭面Ga側が開口した断面略U字状)に形成されている。セカンダリレバー22は、長手方向中央部がプライマリレバー21の両端部(各アーム部21bの先端)にそれぞれ回動可能に連結されている。各セカンダリレバー22の長手方向両端部には、ブレードラバー15を把持(保持)するための把持部22aがそれぞれ形成されている。把持部22aは、長手方向から見て払拭面Ga側が開口する略コ字状をなし、開口端においては互いに内側に延びて幅狭に形成されている。これら4つの把持部22aは、ゴム部材にて長尺に形成され払拭面Gaに接触して払拭するためのブレードラバー15を図3に示すように長手方向に所定間隔を有して把持する。
因みに、ブレードラバー15には、把持部22aから受ける払拭面Ga側への押圧力を長手方向に分散すべく長尺に形成された一対のバッキング19が該ラバー15の長手方向に沿って装着されている。バッキング19は、長手方向に複数の異なる曲率で区分されて全体として湾曲状に形成されている。バッキング19の各区間における曲率は、該バッキング19が装着されたブレードラバー15が払拭面Gaの払拭範囲全体で良好に追従するように該払拭面Gaの曲面形状に対応させて設定されている。
図2〜図4に示すように、レバーアッセンブリ14を覆うカバー部材16は、ブレードラバー15の両端部まで延びるように設けられる。また、カバー部材16は、それぞれ樹脂材料にて所定の剛性を有するように形成されるセンターカバー部31と、該センターカバー部31の両側に配置される2つのサイドカバー部32とから構成されている。
センターカバー部31は、前記プライマリレバー21に装着され、該レバー21の略全体を覆う。センターカバー部31は、長手方向中央部にホルダ収容部31aと、該ホルダ収容部31aの両側から長手方向に延びるアーム収容部31bとを有している。また、センターカバー部31は、後述する装着プレート18に設けられたウォッシャノズル41が収容されるノズル収容部31fを有している。ホルダ収容部31aは、プライマリレバー21のホルダ部21aを収容するとともに該ホルダ部21aに設けた開口部21cと対応した開口部31cを上部に有しており、該開口部31cからワイパアーム12aの先端部が挿入される。アーム収容部31bは、長手方向と直交する横断面視において山折り形状(払拭面Ga側が開口した断面略U字状)に形成されている。ノズル収容部31fは、ホルダ収容部31aに隣接して後述のフィン部31dと反対側(ワイパブレード13aの払拭開始進行方向側)に、その内部空間を幅方向に略流線形状で拡大するように膨出形成されている(図3(a)参照)。
プライマリレバー21の両端部(アーム部21bの先端部)には、サイドカバー部32の基端が回動可能に装着される。この場合、サイドカバー部32の基端部内側には連結ピン32xが設けられるとともに、プライマリレバー21の両端部にはその連結ピン32xが嵌合する嵌合孔21xが設けられ、連結ピン32xと嵌合孔21xとの嵌合によりサイドカバー部32が回動可能となっている。サイドカバー部32は、センターカバー部31のアーム収容部31bと同様、山折り形状(払拭面Ga側が開口した断面略U字状)に形成され、基端部から先端部に向かうほど頂部の高さが次第に低く形成されている。サイドカバー部32は、プライマリレバー21の両端から突出するセカンダリレバー22を覆うとともに、該セカンダリレバー22よりも更に端部側においてはブレードラバー15の上部に配置される。サイドカバー部32の先端部には、ブレードラバー15の端部を把持(保持)すべく前記セカンダリレバー22の把持部22aと略同様な形状をなす把持部32aが形成されている。そして、サイドカバー部32は、各セカンダリレバー22の端部から長手方向に突出したブレードラバー15の撓みに追従するように、プライマリレバー21の両端部に装着される基端部(連結ピン32x)を中心に回動するようになっている。
また、センターカバー部31のアーム収容部31b及び各サイドカバー部32における車両前方側の壁部には、車両走行時に生じる走行風を受けることによりブレードラバー15を払拭面Ga側に押圧する押圧力を生成するフィン部31d,32bがそれぞれ形成されている。また、フィン部31d,32bは、アーム収容部31b及びサイドカバー部32の長手方向全体に設けられている。
また、図3(a)(c)に示すように、前記センターカバー部31においてホルダ収容部31aに隣接してフィン部31dが設けられる側とは反対側(車両後方側、つまりワイパブレード13aの停止位置における払拭開始進行方向側)に膨出形成されたノズル収容部31fにはウォッシャノズル41が配置されている。ウォッシャノズル41は、前記プライマリレバー21のホルダ部21aに下方から装着される図5に示すような樹脂製の装着プレート18に一体に構成されている。
ここで、装着プレート18のプレート本体部18aには、長手方向中央部においてホルダ部21aの開口部21cに対応した長方形状の開口部18bが形成されている。開口部18bの幅方向両端にはホルダ部21aの各側壁の外側面に沿ってそれぞれ上方に延びる装着片18cが形成され、各装着片18cの内側にはホルダ部21aの上端に掛け止められる係止突起18dがそれぞれ2つずつ形成されている。これにより、装着プレート18は、ホルダ部21aに対して着脱可能に装着される。
開口部18bの長手方向両側には、ホルダ部21aの下側開口を閉塞する閉塞部18eが設けられている。各閉塞部18eの上面には、ホルダ部21aの内側に挿入される区画壁18fがそれぞれ立設されている。区画壁18fは、ホルダ部21aにおいて開口部21c側の内部空間と該開口部21cから長手方向外側(アーム部21b側)の内部空間とを区画している。つまり、閉塞部18eを設けることにより、開口部21cの長手方向両側においてホルダ部21aの下側開口から走行時の空気流が入り込むことが防止され、区画壁18fを設けることにより、開口部21c内に侵入してきた空気流が長手方向外側(アーム部21b側)に入り込むのが防止される。これにより、ホルダ部21aを中心としたプライマリレバー21部分の空気流がスムーズになり、走行時の風切り音が低減されるようになっている。
プレート本体部18aの一側(フィン部31dが設けられる側とは反対側)には、蓋部18gが延出形成されている。蓋部18gは、プライマリレバー21とセンターカバー部31との間に形成される隙間を閉塞する。この蓋部18gにおいても、プライマリレバー21とセンターカバー部31との間の隙間内に空気流が入り込むことが防止され、走行時の風切り音が低減されるようになっている。
[ウォッシャノズルの構成]
蓋部18gの上面には、ウォッシャノズル41が一体に構成される。即ち、センターカバー部31におけるノズル収容部31fの開口(隙間)が蓋部18gにて閉塞され、その内部にウォッシャノズル41が収容される。このウォッシャノズル41は、ホース接続部42、逆止弁部43及びノズル部44を備えてなる。
蓋部18gの上面には、図6に示すように、略有底円筒状の逆止弁部43のケース部43aが一体に形成されており、該ケース部43aの底部には蓋部18gの上面にて長手方向に沿うようにノズル部44が一体に形成されている。ケース部43aの内部には断面円形状の収容凹部43bを有し、該収容凹部43b内には弁体45及びコイルスプリング46が収容される。
弁体45は、樹脂にて略円柱状に形成された基部45aと、ゴムやエラストマー等の弾性部材にて略円盤状に形成されたシール部45bと有し、該シール部45bが基部45aの軸方向一端に装着されて構成されている。また、基部45aの軸方向他端には円環状のバネ装着溝45cが形成されており、該装着溝45cにはコイルスプリング46の一端が装着される。コイルスプリング46は、その弁体45とケース部43aの底部との間に介在される。尚、弁体45(基部45a及びシール部45b)は、その外径が収容凹部43bの内径よりも小さくなるように設定されている。つまり、収容凹部43bにはその内壁面に対して隙間を有するように弁体45が収容され、弁体45の周囲が洗浄液の流路とされている。
ケース部43aの開口部には、該開口部を閉塞する蓋体48が装着される。蓋体48には、長手方向に突出する略円筒状の前記ホース接続部42を有している。ホース接続部42内には、洗浄液をケース部43aの収容凹部43b内に導入する導入通路42aが形成され、導入通路42aは蓋体48の内側面中央にて開口している。
ここで、図2にて示すワイパアーム12aには、その下面において、車体側のウォッシャポンプ(図示略)から延びる車体側ホース40が配設されている。車体側ホース40は、樹脂材料又はゴム、エラストマー等の弾性材料にて形成されており、該ホース40の先端部がワイパアーム12aの先端近傍のセンターカバー部31に設けた挿入孔31eから該カバー部31内に挿入され、該カバー部31内でウォッシャノズル41のホース接続部42に嵌着される。
図6において、蓋体48内側面における導入通路42aの開口の周囲には、弁体45の外径より小さい直径の環状凸部48aが形成されている。環状凸部48aには、弁体45のシール部45bがコイルスプリング46の付勢力にて密着する。つまり、弁体45により導入通路42aが閉塞(閉弁)され、洗浄液の収容凹部43b内への浸入が阻止される。これに対し、ウォッシャポンプの作動により車体側ホース40を通じて洗浄液が供給されると、その洗浄液の供給圧に基づいて弁体45がコイルスプリング46の付勢力に抗して退避し、導入通路42aが開放(開弁)される。これにより、収容凹部43b内に洗浄液が供給される。
前記ノズル部44は、長手方向に延びる連通孔44aを有しており、該連通孔44aはケース部43a内の収容凹部43bと連通している。また、ノズル部44(蓋部18g)の下面には、洗浄液を噴射する第1の噴射孔51a、第2の噴射孔51b、第3の噴射孔51c及び第4の噴射孔51dの4つの噴射孔がウォッシャノズル41の長手方向において所定間隔を有して形成されている。尚、各噴射孔51a〜51dは、ワイパブレード13aの長手方向(ウォッシャノズル41の長手方向と同一方向)に沿う直線状に配置されている。また、各噴射孔51a〜51dは、ワイパブレード13aの長手方向先端側から基端側にかけて第1の噴射孔51a、第2の噴射孔51b、第3の噴射孔51c及び第4の噴射孔51dの順に並んでいる。
第1の噴射孔51aはノズル部44の先端付近に設けられ、第2の噴射孔51bはノズル部44の長手方向略中央に設けられている。また、第3の噴射孔51cはノズル部44の長手方向中央からやや基端側寄りの位置に設けられている。これら第1〜第3の噴射孔51a〜51cはそれぞれ連通孔44aと連通されている。第1の噴射孔51aは、ノズル部44の下面に向かうに連れてワイパブレード13aの基端側に向かって延びている。また、第2及び第3の噴射孔51b,51cは、ノズル部44の下面に向かうに連れてワイパブレード13aの先端側に向かって延びている。尚、第2の噴射孔51bは、連通孔44aから一対の区画壁18fの一方(図5において奥側の区画壁18f)の内部を通ってワイパブレード13aの幅方向に延びており、連通孔44aから幅方向にずれた位置に形成されている。
第4の噴射孔51dは、収容凹部43bの下部に設けられ該収容凹部43bと連通するとともに、蓋部18gの下面に向かうに連れてワイパブレード13aの基端側に向かって延びている。各噴射孔51a〜51dは、洗浄液を拡散噴射すべくノズル部44の下面に向かうにしたがって(孔の開口ほど)徐々にウォッシャノズル41の長手方向に広がっている。
次に、上記実施形態の作用について説明する。
払拭面Gaに洗浄液の必要が生じ、各ワイパ11a,11bが停止している状態で前記ウォッシャポンプが作動されると、ノズル41内の収容凹部43b及び連通孔44aに洗浄液が供給され、各噴射孔51a〜51dから洗浄液W1,W2,W3,W4が噴射される。また、このウォッシャポンプの作動に連動して各ワイパブレード13a,13bが、ウォッシャポンプの作動から所定時間遅れて払拭動作が図7に示す停止位置から開始される。そして、各ワイパブレード13a,13bは、図1に示す上反転位置Ua,Ubと下反転位置Da,Dbとの間を往復回動するようになっている。尚、各ワイパブレード13a,13bの払拭面Gaに対する払拭は、ブレードラバー15の長手方向全体が払拭面Gaに追従した状態で、ワイパブレード13aの長手方向と直交する幅方向に移動することで行われる。
第1の噴射孔51aはその形状に倣ってワイパブレード13aの基端部13c(ピボット軸P1に近い側の長手方向端部)側に向けて洗浄液W1を噴射する。また、第2及び第3の噴射孔51b,51cはその形状に倣ってワイパブレード13aの先端部13d側に向けて洗浄液W2,W3をそれぞれ噴射する。尚、本実施形態では、第2の噴射孔51bの噴射方向は、ワイパブレード13aが下反転位置Daから上反転位置Uaに移動する際の進行方向後方側に設定され、第3の噴射孔51cの噴射方向は、進行方向前方側に設定されている。
これら第1〜第3の噴射孔51a〜51cからそれぞれ噴射された洗浄液W1〜W3が払拭面Gaに着水する着水エリア52A,52B,52Cを図1に示す。この着水エリア52A〜52Cは、助手席側のワイパブレード13aの払拭エリアである第1払拭エリアA1内に設定されている。つまり、第1〜第3の噴射孔51a〜51cからの洗浄液W1〜W3は第1払拭エリアA1に供給されるようになっている。尚、第1の噴射孔51aから噴射された洗浄液W1の中心軸線L1と、第2及び第3の噴射孔51b,51cから噴射された洗浄液W2,W3の中心軸線L2,L3とは、ワイパブレード13aの幅方向(短手方向)から見て交差するようになっている。
第4の噴射孔51dはその形状に倣ってワイパブレード13aの基端部13c側に向けて洗浄液W4を噴射する。ここで、第4の噴射孔51dからの洗浄液W4は、ワイパブレード13aの基端部13cよりも長手方向外側に洗浄液W4を噴射されるようになっており、その洗浄液W4の着水エリア52Dは、運転席側のワイパブレード13bの払拭エリアである第2払拭エリアA2内に設定されている。これにより、運転席側のワイパブレード13bの払拭エリアである第2払拭エリアA2に洗浄液W4が供給されるようになっている。
また、第4の噴射孔51dから噴射された洗浄液W4の着水エリア52Dは、ワイパブレード13bが停止位置(下反転位置Db)から払拭開始する時の該ワイパブレード13bの進行方向前方側において停止位置におけるワイパブレード13bの長手軸線F方向に拡がりを有するように設定されている。これにより、ワイパブレード13bの長手方向に洗浄液W4を行き渡らせることが可能となっている。
また、図7に示すように、第4の噴射孔51dから噴射された洗浄液W4の中心軸線L4は、停止位置にあるワイパブレード13bの長手軸線Fと交差するように設定され、その洗浄液W4が前記長手軸線Fに対して鋭角に入射する(0°<入射角θ<90°となる)ように第4の噴射孔51dの噴射方向が設定されている。これにより、第4の噴射孔51dから噴射された洗浄液W4は、ワイパブレード13bに対して鋭角に当たり、該ワイパブレード13bに沿って長手方向に案内されて該長手方向に拡がるようになっている。また、洗浄液W4がワイパブレード13bに対して鋭角に当たるために、ワイパブレード13bの停止位置よりも外側への洗浄液W4の着水が遮断されるとともに鋭角に当たることで洗浄液W4の飛散も抑制され、更にはワイパブレード13bに沿った長手方向への洗浄液W4の拡がりをも案内できるようになっている。
また、本実施形態では、ウォッシャノズル41が車両運転席側のワイパブレード13bではなく車両助手席側のワイパブレード13aにのみ設けられている。これとは反対に図8に示すようなウォッシャノズル41が車両運転席側のワイパブレード13bに設けられる構成では、例えば上反転位置Ubから下反転位置Dbへの動作中のワイパブレード13bの進行方向後方側に洗浄液W5が供給されると、その洗浄液W5は下反転位置Dbで反転動作したワイパブレード13bによって払拭されるまでの間運転席前方の払拭面Gaに拭き取られずに残ったまま付着することとなる。そのため、この運転席前方に拭き取られずに残った洗浄液W5が運転視界の妨げになってしまう虞があるが、本実施形態のように、ウォッシャノズル41を車両助手席側のワイパブレード13aに設ければ、車両助手席側のワイパブレード13aの移動方向後方に拭き取られずに付着したまま残されても、車両運転席側の第2払拭エリアA2はワイパブレード13aの後からワイパブレード13bにて払拭されるため、運転席前方の運転視界が洗浄液によって妨げられずに迅速に確保される。これにより、運転席前方の運転視界が洗浄液W5によって比較的長時間妨げられてしまうことを防止できるようなっている。
また、ウォッシャノズル41が車両運転席側のワイパブレード13bに設けられる構成では、ワイパ払拭動作中においてウォッシャポンプが作動されると、ウォッシャノズル41から助手席側の第1払拭エリアA1にも洗浄液を供給すべくワイパブレード13bの先端部13eよりも長手方向外側に洗浄液W6が噴射されるが、図8に示すように、上反転位置Ub近傍では払拭面Ga上方にスプレーアウトする(洗浄液が払拭面Ga上方に飛んで払拭エリアを外れる)虞がある。また、同様に洗浄液W5も払拭面Gaの運転席外側、即ちピラーを越えてサイドウィンドウ側にスプレーアウトする虞もある。この点、本実施形態では、ウォッシャノズル41を車両助手席側のワイパブレード13aに設け、助手席側の第2払拭エリアA2に洗浄液を供給すべくワイパブレード13aの基端部13cよりも長手方向外側に洗浄液W4を噴射するため、上記のようなスプレーアウトが生じにくくなる。
また、本実施形態のように、ウォッシャノズル41を車両のエンジンフード上やエンジンフード後端下面ではなくワイパブレード13aに設けることで、払拭面Gaにより近い位置にウォッシャノズル41を配置することが可能となっている。これにより、払拭面Gaに対して至近距離から洗浄液W1〜W4を供給可能となるため、ウォッシャノズル41から噴射された洗浄液W1〜W4に対する走行風の影響を抑えることができ、その結果、払拭面Gaに洗浄液W1〜W4をより確実に供給させることが可能となっている。また、着水した洗浄液もより迅速に払拭されて速やかな視界確保が可能となっている。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)往復回動される一対のワイパアーム12a,12bの先端部にそれぞれ連結されたワイパブレード13a,13bにて、払拭面Gaの第1払拭エリアA1及び第2払拭エリアA2をそれぞれ払拭するように構成される。そして、一方のワイパブレード13aには、払拭面Gaに洗浄液を供給するためのウォッシャノズル41が設けられ、ウォッシャノズル41は、ワイパブレード13aの第1払拭エリアA1に洗浄液W1〜W3を供給するとともに、ワイパブレード13bの第2払拭エリアA2にも洗浄液を供給すべくワイパブレード13aの長手方向端部(基端部13c)よりも長手方向外側に洗浄液W4を噴射可能に構成される。これにより、一方のワイパブレード13aに設けられたウォッシャノズル41にて、ワイパブレード13a自身の払拭エリアである第1払拭エリアA1はもちろん、ワイパブレード13bによって払拭される第2払拭エリアA2に対しても洗浄液W4が供給される。このため、他方のワイパアーム12b及びワイパブレード13bへのウォッシャノズル41やその付帯部品(車体側ホース40等)とその組付け作業工数を削減でき、その結果、製造を容易にするとともに、部品点数の増加を抑えることができる。
(2)第1払拭エリアA1は、助手席側ワイパ11aのワイパブレード13aにて払拭される払拭面Gaの車両助手席側のエリアであり、第2払拭エリアA2は、運転席側ワイパ11bのワイパブレード13bにて払拭される払拭面Gaの車両運転席側のエリアである。即ち、本実施形態では、ウォッシャノズル41が車両運転席側のワイパブレード13bではなく車両助手席側のワイパブレード13aに設けられている。このような構成とは違って反対にウォッシャノズル41が車両運転席側のワイパブレード13bに設けられる構成では、往復動作中のワイパブレード13bの進行方向後方側に洗浄液が供給された場合、その洗浄液は反転動作したワイパブレード13bによって払拭されるまでの間運転席前方の払拭面Gaに拭き取られずに付着したままとなる。そのため、この運転席前方に拭き取られずに付着したままの洗浄液が運転視界の妨げになってしまう虞があるが、本実施形態のように、ウォッシャノズル41を車両助手席側のワイパブレード13aに設ければ、車両助手席側のワイパブレード13aの移動方向後方に拭き取られずに付着したまま残されても、車両運転席側の第2払拭エリアA2はワイパブレード13aの後から車両運転席側のワイパブレード13bによって払拭されるため、運転席前方の運転視界が洗浄液によって妨げられずに迅速に確保される。
また、本実施形態のようにウォッシャノズル41を車両助手席側のワイパブレード13aに設けた構成では、第2払拭エリアA2への噴射がワイパブレード13aの基端部13c側に向けた噴射とすることができる。これに対し、ウォッシャノズル41を運転席側のワイパブレード13bの方に設けた場合においては、ワイパ払拭動作中においてウォッシャポンプが作動されると、ウォッシャノズル41から助手席側の第1払拭エリアA1にも洗浄液を供給すべくワイパブレード13bの先端側に洗浄液を噴射する。この際に起こり得る払拭面Ga上方へのスプレーアウト(洗浄液が払拭面Ga上方に飛んで払拭エリアを外れてしまうこと)をも、本実施形態にようにウォッシャノズル41を車両助手席側のワイパブレード13aに設けた構成では防ぐことができる。
(3)ウォッシャノズル41は、第4の噴射孔51dからワイパブレード13bの第2払拭エリアA2に向けて噴射された洗浄液W4が停止位置にあるワイパブレード13bの長手軸線Fに対して鋭角に入射する(0°<入射角θ<90°となる)ように噴射方向が設定される。これにより、第4の噴射孔51dから噴射された洗浄液W4がワイパブレード13bに対して鋭角に当たるため、このときの洗浄液W4の飛び散りを抑制しつつも、洗浄液W4をワイパブレード13bに沿って案内して該ワイパブレード13bの長手方向に拡がらせることが可能となる。
(4)ウォッシャノズル41は、洗浄液W1〜W3を第1払拭エリアA1に供給するための第1〜第3の噴射孔51a,51b,51c(第1供給部)と、洗浄液を第2払拭エリアA2に供給すべくワイパブレード13aの基端部13cよりも長手方向外側に洗浄液W4を噴射可能な第4の噴射孔51d(第2供給部)とを個別に有する。これにより、洗浄液を第1及び第2払拭エリアA2の両方により確実に供給することが可能となる。
(5)第4の噴射孔51dから噴射された洗浄液W4の着水エリア52Dが、ワイパブレード13bが停止位置(下反転位置Db)から払拭開始する時の該ワイパブレード13bの進行方向前方側において停止位置におけるワイパブレード13bの長手方向に拡がりを有するように設定される。これにより、ワイパブレード13bが停止位置にある状態において、ウォッシャノズル41から第2払拭エリアA2に向けて噴射された洗浄液W4がワイパブレード13bの長手方向に拡がるため、ワイパブレード13bの長手方向に洗浄液W4を行き渡らせることが可能となる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、ウォッシャノズル41には逆止弁部43が設けられたが、逆止弁部43を省いた構成としてもよい。
・上記実施の形態では、カバー部材16内にウォッシャノズル41が設けられたが、これ以外に例えば、カバー部材16の外部に設けてもよい。
・上記実施形態のウォッシャノズル41の第1〜第4の噴射孔51a〜51dの個数は、構成に応じて適宜変更してもよい。また、上記実施形態では、第1供給部としての噴射孔を3つ(第1〜第3の噴射孔51a〜51c)とし、第2供給部としての噴射孔を1つ(第4の噴射孔51d)としたが、それぞれ構成に応じて適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、ウォッシャノズル41は、逆止弁部43及び第1〜第4の噴射孔51a〜51dを有する1つのノズルユニットとして構成されたが、複数のノズルを接続して構成してもよい。例えば、第1払拭エリアA1に洗浄液を供給する第1供給部としての助手席側噴射ノズルと、第2払拭エリアA2に洗浄液を供給する第2供給部としての運転席側噴射ノズルとを個別に設けてもよい。
また、助手席側の第1払拭エリアA1に噴射するノズル(第1供給部)を、洗浄液を自励発振させ所定方向に拡散する拡散流として噴射可能な拡散ノズルとしてもよい。この構成によれば、例えば、拡散ノズルの拡散方向をワイパブレード13aの長手方向に沿った方向とすることで、ワイパブレード13aの長手方向に沿った広範囲により効果的に洗浄液を供給することが可能となる。
また、運転席側の第2払拭エリアA2に噴射するノズル(第2供給部)を、洗浄液を第2払拭エリアA2に向けて集中した指向性のある噴射流として噴射可能なジェットノズルとしてもよい。この構成によれば、例えば、ワイパブレード13aに設けたウォッシャノズルと第2払拭エリアA2とが遠く離れている場合においても、安定して第2払拭エリアA2に洗浄液を供給することが可能となる。また、上記実施形態のように、第2払拭エリアA2に向けて噴射された洗浄液W4が停止位置にあるワイパブレード13bの長手軸線Fに対して鋭角に入射するように噴射方向が設定される場合には、第2供給部をジェットノズルとすることで、洗浄液W4をワイパブレード13bに沿って案内して該ワイパブレードの長手方向により確実に拡がらせることが可能となる。
・上記実施形態では、2つのワイパ11a,11bから車両用ワイパ装置1を構成したが、これに特に限定されるものではなく、ワイパの個数を3つ以上で構成してもよい。
1…車両用ワイパ装置、11a…助手席側ワイパ、11b…運転席側ワイパ、12a…助手席側のワイパアーム(第1ワイパアーム)、12b…運転席側のワイパアーム(第2ワイパアーム)、13a…助手席側のワイパブレード(第1ワイパブレード)、13b…運転席側のワイパブレード(第2ワイパブレード)、41…ウォッシャノズル、51a,51b,51c…第1〜第3の噴射孔(第1供給部)、51d…第4の噴射孔51d(第2供給部)、52A〜52D…着水エリア、A1…第1払拭エリア、A2…第2払拭エリア、F…長手軸線、Ga…払拭面、W1〜W6…洗浄液。

Claims (7)

  1. 往復回動される第1ワイパアーム及び第2ワイパアームの先端部にそれぞれ連結された第1ワイパブレード及び第2ワイパブレードにて、払拭面の第1払拭エリア及び第2払拭エリアをそれぞれ払拭する車両用ワイパ装置において、
    前記第1ワイパブレードには、前記払拭面に洗浄液を供給するためのウォッシャノズルが設けられ、
    前記ウォッシャノズルは、前記第1払拭エリアに洗浄液を供給するとともに、前記第2払拭エリアにも洗浄液を供給すべく前記第1ワイパブレードの長手方向端部よりも長手方向外側に洗浄液を噴射可能に構成されたことを特徴とする車両用ワイパ装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ワイパ装置において、
    前記第1払拭エリアは、前記第1ワイパブレードにて払拭される前記払拭面の車両助手席側のエリアであり、
    前記第2払拭エリアは、前記第2ワイパブレードにて払拭される前記払拭面の車両運転席側のエリアであることを特徴とする車両用ワイパ装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用ワイパ装置において、
    前記ウォッシャノズルは、前記第2払拭エリアに向けて噴射された洗浄液が停止位置にある前記第2ワイパブレードの長手軸線に対して鋭角に入射するように噴射方向が設定されたことを特徴とする車両用ワイパ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用ワイパ装置において、
    前記ウォッシャノズルは、洗浄液を前記第1払拭エリアに供給するための少なくとも1つの第1供給部と、洗浄液を前記第2払拭エリアに供給すべく前記第1ワイパブレードの長手方向端部よりも長手方向外側に洗浄液を噴射可能な少なくとも1つの第2供給部とを個別に有することを特徴とする車両用ワイパ装置。
  5. 請求項4に記載の車両用ワイパ装置において、
    前記第2供給部から噴射された洗浄液の着水エリアが、前記第2ワイパブレードが停止位置から払拭開始する時の該第2ワイパブレードの進行方向前方側において前記停止位置における前記第2ワイパブレードの長手方向に拡がりを有するように設定されたことを特徴とする車両用ワイパ装置。
  6. 請求項4又は5に記載の車両用ワイパ装置において、
    前記第2供給部は、洗浄液を前記第2払拭エリアに向けて集中した指向性のある噴射流として噴射可能なジェットノズルよりなることを特徴とする車両用ワイパ装置。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載の車両用ワイパ装置において、
    前記第1供給部は、洗浄液を自励発振させ所定方向に拡散する拡散流として噴射可能な拡散ノズルよりなることを特徴とする車両用ワイパ装置。
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