JP3493319B2 - ウインドゥウオッシャ用ノズルボディとその取付方法 - Google Patents
ウインドゥウオッシャ用ノズルボディとその取付方法Info
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- B60S1/02—Cleaning windscreens, windows or optical devices
- B60S1/46—Cleaning windscreens, windows or optical devices using liquid; Windscreen washers
- B60S1/48—Liquid supply therefor
- B60S1/52—Arrangement of nozzles; Liquid spreading means
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Description
ドゥウオッシャ用ノズルボディに係り、更に詳しくは、
フロントガラスとボンネットの間にワイパー等を収納す
る間隙を有するコンシールドタイプ若しくはセミコンシ
ールドタイプの自動車に装着されるに適したウインドゥ
ウオッシャ用の合成樹脂製ボディとその取付方法に関す
る。
は、ボンネットに取り付けられ、外観上露出した状態に
して設けられている。当該ウインドゥウオッシャ30
は、図6に示すように、自動車のボディ20に係止させ
る弾性爪板21を有するボディ本体22とニップル23
とを、超音波溶着方法などで一体に溶着して形成され
る。該ノズル本体22に噴射口22aが、ニップル23
にはウオッシャ液導入口23aが設けられ、この両者に
連通させて噴射孔24が設けられている。
いて、コイルスプリング25とストッパー用の球状弁体
26が配設されている。また、前記噴出口22aには、
ウオッシャ液の噴射角度を可変する球状のノズル27
が、車種に合わせて設定されている。
ウインドゥウオッシャ30においては、ボディ20の取
付孔にその表側から裏側に向けてボディ本体22及びニ
ップル23を差し込んで、弾性爪板21により係止させ
ている。その後、ニップル23にウオッシャ液用のホー
ス(図示せず)を差し込んで嵌合させるものである。よ
って、組立作業現場において、ノズルの差込作業とホー
スの嵌合作業とが必要となり、ライン上の作業工数が増
加して作業能率が悪いという問題点がある。このほか、
予め前記ホースとニップルとの嵌合作業を済ませて完成
したものを納入し、組立工場にてボンネットに開いた穴
にホースの一端を表面側から挿入していき、最後にノズ
ルボディがボンネットに挿着される方法も知られている
が、作業性が悪いという問題点がある。また、図7に示
すように、ノズル頭部にフロントガラス側に向けて複数
の噴射口が必要な場合には、噴射孔24をノズルの頭部
で分岐させているので、間隔が狭く広くしようとしても
設置場所が不足して困難となるという課題がある。本発
明に係るウインドゥウオッシャ用ノズルボディとその取
付方法は、このような課題を解消するために提案される
ものである。
ウオッシャ用ノズルボディの上記課題を解決するための
要旨は、ボディ頭部に複数の噴射口を有し、ボディ下部
側のニップルにウオッシャ液導入口を有し、当該噴射口
及び液導入口に連通した噴射孔を有し、ボディに取付用
の弾性係止爪板を有して一体形成されたウインドゥウオ
ッシャ用ノズルボディであって、前記噴射孔は、取付対
象部材の裏側にあるボディ胴部の下部において分岐され
て前記各噴射口に各々連通されていることである。
頭部側に設けられ、爪板先端部がボディ胴部側に向けら
れて、ノズルボディ取付対象部材の裏側から表側へと挿
通されて係止されるものであることを含むものである。
用ノズルボディの取り付け方法の要旨は、ボディ頭部に
複数の噴射口を有し、ボディ下部側のニップルにウオッ
シャ液導入口を有し、当該噴射口及び液導入口に連通す
るとともに取付対象部材の裏側にあるボディ胴部の下部
において分岐されている噴射孔を有し、ボディに取付用
の弾性係止爪板を有して一体形成されたウインドゥウオ
ッシャ用ノズルボディの取り付け方法であって、前記弾
性係止爪板は、その基部がボディ頭部側に設けられ、爪
板先端部がボディ胴部側に向けられており、ノズルボデ
ィ取付の際には、前記ニップルのウオッシャ液導入口に
ウオッシャ液供給ホースが予め接続され、その状態でノ
ズルボディ取付対象部材の裏側から表側へと挿通され、
前記弾性係止爪板が拡開して係止されてノズルボディが
取り付けされることである。
ルボディとその取り付け方法によれば、自動車のウイン
ドゥウオッシャノズルとして複数個の噴射口が必要とさ
れる場合に、従来のボディ頭部の狭い部分において噴射
孔を分岐させるには金型制作上困難であるが、噴射孔
は、取付対象部材の裏側にあるボディ胴部の下部におい
て分岐されて前記各噴射口に各々連通させることで、金
型製作が容易となって解決できるものである。また、弾
性係止爪板は、その基部がボディ頭部側に設けられ、爪
板先端部がボディ胴部側に向けられて、ノズルボディ取
付対象部材の裏側から表側へと挿通されて係止されるよ
うにすることで、例えば、コンシールドタイプの自動車
において、ボディ下部側のニップルのウオッシャ液導入
口にウオッシャ液供給ホースが予め接続され、その状態
でノズルボディ取付対象部材の裏側から表側へと挿通さ
せることができて、ウインドゥウオッシャ用ノズルボデ
ィのサブアッセンブリが完了した後に自動車へ取り付け
できることとなり、ライン組立作業の工数が低減される
ものである。
オッシャ用ノズルボディについて図面を参照して説明す
る。なお、発明の理解の容易のため従来例に対応する部
分には従来例と同一符号を付けて説明する。
ディ1は、図1に示すように、ノズルボディを外観上直
接見えないようにしたコンシールドタイプ若しくはセミ
コンシールドタイプの自動車に好適なものであり、図に
おいて、符号2はボンネット、符号3は、ノズルボディ
1を取り付けるための取付対象部材であるカウルカバ
ー、符号4は、パッキング、符号5は、ガラス面を各々
示している。
1の構造は、図2に示すように、ボディに突設された複
数、例えば双頭の頭部に各々噴射口6を有している。そ
して、ボディ下部側におけるニップル1aに、ウオッシ
ャ液導入口1bを有し、前記噴射口6及び前記液導入口
1bに連通した噴射孔7を有している。
あるボディ部分、例えば、ボディ胴部1cの下部におい
て、二つに分岐されて分岐噴射孔7a,7bとなって前
記各噴射口6,6に各々連通されている。噴射孔7の分
岐部分が、前記取付対象部材の裏側にあるボディ胴部1
cの下部において形成されるようにすることで、ノズル
の間隔αを広くすることが出来て、金型設計上において
容易となるものである。なお、噴射孔7を2以上に分岐
させることは設計上任意であるのは勿論である。
板1d,1eが設けられる。この弾性係止爪板1d,1
eは、その基部1fが、ボディ頭部1j側に設けられ、
爪板先端部1gが下方向へ、即ち、ボディ胴部1c側に
向けられ形成されている。勿論、この係止爪板1d,1
eの設定方向は一例であり、当該係止爪板の設定方向を
逆方向に設定したノズルボディを除くものではない。
すように、噴射口6のそれぞれに、球型ノズル27が圧
入により設けられ、治工具によって3次元の所望方向に
向けられ調整される。また、ウオッシャ液導入口1b側
において、ノズルボディ1成型後に、前記導入口1bか
らコイルスプリング25と球状弁体26が装着され、ニ
ップル1aを(図2及び図3(ロ)参照)圧入により係
止・固定することも可能である。
ドゥウオッシャ用ノズルボディ1を使用するには、図3
(イ)に示すように、サブアッセンブリとしてニップル
1aにホース8(運転席側と助手席側若しくはT型コネ
クタを接続するホース:図示せず)の端部開口部を接続
する。
のノズルボディ1を、その双頭の頭部1jに対応した孔
4a,4bが設けられたパッキン4を嵌装させ、組立ラ
インにおいてカウルカバー3の取付孔3a,3bに裏側
から差し込む。ボディ頭部が前記取付孔3a,3bから
表側に突出すると共に、弾性係止爪板1d,1eが取付
孔3a,3bを通過する際にすぼんでその後拡開し、爪
板先端部1gが前記取付孔3a,3bの角部に係止され
る。これによりワンタッチ装着が可能となるものであ
る。
1d,1eとボディ胴部1cのフランジ1h及びパッキ
ン4により挟装される。こうして、図1に示すように、
ウインドゥウオッシャ液供給タンク(図示せず)からポ
ンプによりウオッシャ液がホース8を介して供給され、
噴射口6からガラス面5に幅広く散布されるものであ
る。
ボディの他の実施例として、図4に示すように、第2実
施例としては、ボディ頭部1jを3個設けたものであ
る。このように、噴射孔7をボディ胴部の下部で多数分
岐させることで、ボディ頭部1jの間隔が余裕を持って
設定され、設計自由度が広がるものである。
に、複数個のボディ頭部1jのうち例えば一つを傾斜さ
せて形成することもできる。ウオッシャ液散布範囲につ
いて、ディーラーや消費者の要望に容易に対応させるこ
とができるものである。
ンドゥウオッシャ用ノズルボディは、ボディ頭部に複数
の噴射口を有し、ボディ下部側のニップルにウオッシャ
液導入口を有し、当該噴射口及び液導入口に連通した噴
射孔を有し、ボディに取付用の弾性係止爪板を有して一
体形成されたウインドゥウオッシャ用ノズルボディであ
って、前記噴射孔は、取付対象部材の裏側にあるボディ
胴部の下部において分岐されて前記各噴射口に各々連通
されているので、当該ノズルボディを容易に金型製作す
る事が出来るようになって、消費者等の要望に対応させ
ることができるという優れた効果を奏するものである。
ボディ頭部側に設けられ、爪板先端部がボディ胴部側に
向けられて、ノズルボディ取付対象部材の裏側から表側
へと挿通されて係止されるものであるので、コンシール
ドタイプ等の自動車ではノズル部分が隠蔽されることか
ら、弾性係止爪板を表側に露出させても外観上の問題が
無く、本発明のノズルボディがコンシールドタイプやセ
コンシールドタイプの自動車に好適なものとなると共
に、ウオッシャ液供給用のホースを予めニップルにサブ
アッセンブリしておくことが出来て、ワンタッチ装着に
よってライン上の組立工数の削減となるという優れた効
果を奏するものである。
ディの取付方法は、ボディ頭部に複数の噴射口を有し、
ボディ下部側のニップルにウオッシャ液導入口を有し、
当該噴射口及び液導入口に連通するとともに取付対象部
材の裏側にあるボディ胴部の下部において分岐されてい
る噴射孔を有し、ボディに取付用の弾性係止爪板を有し
て一体形成されたウインドゥウオッシャ用ノズルボディ
の取り付け方法であって、前記弾性係止爪板は、その基
部がボディ頭部側に設けられ、爪板先端部がボディ胴部
側に向けられており、ノズルボディ取付の際には、前記
ニップルのウオッシャ液導入口にウオッシャ液供給ホー
スが予め接続され、その状態でノズルボディ取付対象部
材の裏側から表側へと挿通され、前記弾性係止爪板が拡
開して係止されてノズルボディが取り付けされるので、
コンシールドタイプやセコンシールドタイプの自動車に
おいて、ウオッシャ液供給用のホースを予めニップルに
サブアッセンブリしておくことが出来て、ワンタッチ装
着によってライン上の組立工数を削減できるという優れ
た効果を奏するものである。
ディを自動車に組み立てた状態の概略説明図である。
ボディの取付状体の断面図である。
ボディの組立方法を示す説明図(イ)、(ロ)である。
シャ用ノズルボディの断面図である。
シャ用ノズルボディの断面図である。
ディの断面図である。
ボディの頭部を平面視した断面図である。
プル、1b ウオッシャ液導入口、1c ボディ胴部、
1d,1e 弾性係止爪板、1f 基部、1g 爪板先
端部、1h フランジ、1j ボディ頭部、2 ボンネ
ット、3 カウルカバー、4 パッキング、5 ガラス
面、6 噴射口、7 噴射孔、7a,7b 分岐噴射
孔、8 ホース、25 コイルスプリング、26 球状
弁体。
Claims (3)
- 【請求項1】ボディ頭部に複数の噴射口を有し、ボディ
下部側のニップルにウオッシャ液導入口を有し、当該噴
射口及び液導入口に連通した噴射孔を有し、ボディに取
付用の弾性係止爪板を有して一体形成されたウインドゥ
ウオッシャ用ノズルボディであって、 前記噴射孔は、取付対象部材の裏側にあるボディ胴部の
下部において分岐されて前記各噴射口に各々連通されて
いること、 を特徴とするウインドゥウオッシャ用ノズルボディ。 - 【請求項2】弾性係止爪板は、その基部がボディ頭部側
に設けられ、爪板先端部がボディ胴部側に向けられて、
ノズルボディ取付対象部材の裏側から表側へと挿通され
て係止されるものであること、 を特徴とする請求項1に記載のウインドゥウオッシャ用
ノズルボディ。 - 【請求項3】ボディ頭部に複数の噴射口を有し、ボディ
下部側のニップルにウオッシャ液導入口を有し、当該噴
射口及び液導入口に連通するとともに取付対象部材の裏
側にあるボディ胴部の下部において分岐されている噴射
孔を有し、ボディに取付用の弾性係止爪板を有して一体
形成されたウインドゥウオッシャ用ノズルボディの取り
付け方法であって、前記弾性係止爪板は、その基部がボ
ディ頭部側に設けられ、爪板先端部がボディ胴部側に向
けられており、ノズルボディ取付の際には、前記ニップ
ルのウオッシャ液導入口にウオッシャ液供給ホースが予
め接続され、その状態でノズルボディ取付対象部材の裏
側から表側へと挿通され、前記弾性係止爪板が拡開して
係止されてノズルボディが取り付けされること、を特徴
とするウインドゥウオッシャ用ノズルボディの取り付け
方法。
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