JP6095668B2 - 電子部品装着機 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品を供給するバルクフィーダと、そのバルクフィーダから供給される電子部品を保持する装着ヘッドと、装着ヘッドを任意の位置に移動させる移動装置とを備えた電子部品装着機に関するものである。
バルクフィーダは、通常、ばら状の複数の電子部品を収納する収納部と、その収納部に収納された電子部品を1列に整列させた状態で電子部品の供給位置まで導く供給通路とを備え、供給位置において電子部品を供給する。そして、その電子部品が、装着ヘッドによって保持され、電子部品を保持した装着ヘッドが回路基板に移動することで、電子部品が回路基板に装着される。このような電子部品装着機では、下記特許文献に記載されているように、バルクフィーダから順次供給される電子部品を回路基板に装着することで、効率よく装着作業が行われる。
特開2000−22388号公報
バルクフィーダを用いた電子部品装着機では、上述したように、効率の良い装着作業が行われる。そして、近年では、より効率の良い装着作業を行うべく、装着ヘッドに連結されたバルクフィーダが開発されている。このようなバルクフィーダは、移動装置によって、装着ヘッドと共に移動するため、装着ヘッドの移動時間を短縮することが可能となり、より効率の良い装着作業が行われる。ただし、バルクフィーダによって供給される回路基板が不良品である場合があり、そのような場合には、電子部品を廃棄する必要がある。電子部品の廃棄箇所として、通常、廃棄ボックス等の廃棄手段が設けられており、その廃棄手段に電子部品が廃棄される。この廃棄作業に要する時間を短縮することができれば、さらに効率の良い装着作業を行うことが可能となる。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、さらに効率の良い装着作業を行うことが可能な電子部品装着機を提供する。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の電子部品装着機は、ばら状の複数の電子部品を収納する収納部と、その収納部に収納された電子部品を1列に整列させた状態で電子部品の供給位置まで導く供給通路とを備え、前記供給位置において電子部品を供給するバルクフィーダと、前記バルクフィーダによって供給された電子部品を保持するための保持具を有する装着ヘッドと、その装着ヘッドを任意の位置に移動させる移動装置と、前記保持具によって保持された電子部品を廃棄するための廃棄手段とを備えた電子部品装着機において、前記バルクフィーダおよび前記廃棄手段が、前記装着ヘッドに連結され、その装着ヘッドと共に、前記移動装置によって任意の位置に移動可能とされ、当該電子部品装着機が、前記保持具によって廃棄された電子部品を、前記バルクフィーダに戻すための再利用経路と、前記再利用経路を介して、前記バルクフィーダに戻された電子部品の個数を計測するための計測器とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の電子部品装着機では、請求項1に記載の電子部品装着機において、前記装着ヘッドが、複数の前記保持具を有し、前記複数の保持具のうちの1つが位置する保持位置において、電子部品が保持され、前記複数の保持具のうちの前記保持位置とは異なる位置に位置するものに保持された電子部品が、前記廃棄手段に廃棄されることを特徴とする。
また、請求項3に記載の電子部品装着機では、請求項1または請求項2に記載の電子部品装着機において、前記装着ヘッドが、複数の前記保持具を有し、前記複数の保持具のうちの1つが位置する撮像位置において、電子部品が撮像され、前記複数の保持具のうちの前記撮像位置とは異なる箇所に位置するものに保持された電子部品が、前記廃棄手段に廃棄されることを特徴とする。
また、請求項4に記載の電子部品装着機では、請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の電子部品装着機において、前記再利用経路が、前記保持具によって廃棄された電子部品を、前記バルクフィーダの前記収納部に戻すためのものであることを特徴とする。
請求項1に記載の電子部品装着機では、バルクフィーダおよび廃棄手段が、装着ヘッドに固定的に連結されており、装着ヘッドと共に、移動装置によって任意の位置に移動する。これにより、装着ヘッドがバルクフィーダから電子部品を保持する際、および、装着ヘッドが電子部品を廃棄手段に廃棄する際に、装着ヘッドの移動時間を短縮することが可能となる。したがって、請求項1に記載の電子部品装着機によれば、効率の良い装着作業を行うことが可能となる。また、請求項1に記載の電子部品装着機は、廃棄された電子部品をバルクフィーダに戻すための再利用経路を備えている。これにより、再利用可能な電子部品を、再度、装着ヘッドに供給することが可能となり、無駄な電子部品の廃棄を低減できる。さらに言えば、廃棄手段への電子部品の廃棄量は、限られている。このため、廃棄手段が電子部品で一杯になると、廃棄手段から電子部品を取り出すために、電子部品装着機を停止させる必要がある。このような観点からすれば、廃棄手段への電子部品の廃棄を低減することで、装着機の無駄な停止を抑制することが可能となる。さらに、請求項1に記載の電子部品装着機では、バルクフィーダに戻された電子部品の個数を計測するための計測器が設けられている。これにより、バルクフィーダから供給可能な電子部品の数を適切に管理することが可能となる。
また、請求項2に記載の電子部品装着機では、装着ヘッドが複数の保持具を有しており、電子部品の保持作業と電子部品の廃棄作業とが、異なる位置で行われる。これにより、保持作業と廃棄作業とを同時に行うことが可能となり、非常に高いスループットを実現することが可能となる。
また、請求項3に記載の電子部品装着機では、装着ヘッドが複数の保持具を有しており、保持具に保持された電子部品の撮像作業と電子部品の廃棄作業とが、異なる位置で行われる。これにより、撮像作業と廃棄作業とを同時に行うことが可能となり、非常に高いスループットを実現することが可能となる。
また、請求項4に記載の電子部品装着機では、再利用経路が、バルクフィーダの収納部に接続されている。これにより、再利用経路の構造を簡素化することが可能となる。
本発明の実施例である電子部品装着機を示す斜視図である。 電子部品装着機が有する装着ヘッドを示す斜視図である。 装着ヘッドとその装着ヘッドに取り付けられたバルクフィーダとを示す斜視図である。 装着ヘッドを下方からの視点において示す底面図である。 装着ヘッドとその装着ヘッドに取り付けられた第2パーツカメラを示す側面図である。 バルクフィーダを示す斜視図である。 バルクフィーダを示す側面図である。 図7に示すAA線における断面図である。 図7に示すBB線における断面図である。 装着ヘッドとその装着ヘッドに取り付けられた廃棄ボックスを示す側面図である。 装着ヘッドとその装着ヘッドに取り付けられた電子部品再利用システムを示す側面図である。 電子部品装着機が備える制御装置を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<電子部品装着装置の構成>
図1に、電子部品装着装置(以下、「装着装置」と略す場合がある)10を示す。その図は、装着装置10の外装部品の一部を取り除いた斜視図である。装着装置10は、1つのシステムベース12と、2つの電子部品装着機(以下、「装着機」と略す場合がある)16とを含んで構成されている。それら2つの装着機16は、システムベース12の上に並んで配列されており、回路基板に電子部品を装着する作業を行う。なお、以下の説明において、装着機16の並ぶ方向をX軸方向とし、その方向に直角な水平の方向をY軸方向と称する。
装着機16の各々は、主に、装着機本体20、搬送装置22、装着ヘッド移動装置(以下、「移動装置」と略す場合がある)24、供給装置26、装着ヘッド28を備えている。装着機本体20は、フレーム部30と、そのフレーム部30に上架されたビーム部32とによって構成されている。
搬送装置22は、2つのコンベア装置40,42を備えている。それら2つのコンベア装置40,42は、互いに平行、かつ、X軸方向に延びるようにフレーム部30に配設されている。2つのコンベア装置40,42の各々は、電磁モータ(図12参照)46によって回路基板をX軸方向に搬送する。また、回路基板は、所定の位置において、基板保持装置(図12参照)48によって固定的に保持される。
移動装置24は、XYロボット型の移動装置である。移動装置24は、スライダ50をX軸方向にスライドさせる電磁モータ(図12参照)52と、Y軸方向にスライドさせる電磁モータ(図12参照)54とを備えている。スライダ50には、装着ヘッド28が取り付けられており、その装着ヘッド28は、2つの電磁モータ52,54の作動によって、フレーム部30上の任意の位置に移動させられる。
供給装置26は、フィーダ型の供給装置であり、フレーム部30の前方側の端部に配設されている。供給装置26は、テープフィーダ70を有している。テープフィーダ70は、テープ化部品を巻回させた状態で収容している。テープ化部品は、電子部品がテーピング化されたものである。そして、テープフィーダ70は、送出装置(図12参照)76によって、テープ化部品を送り出す。これにより、フィーダ型の供給装置26は、テープ化部品の送り出しによって、電子部品を供給位置において供給する。
装着ヘッド28は、搬送装置22によって保持された回路基板に対して電子部品を装着する。装着ヘッド28は、図2〜図4に示すように、装着ユニット80を12個備えており、12個の装着ユニット80の各々は、先端部において、吸着ノズル82を保持している。ちなみに、図2は、スライダ50から取り外された状態の装着ヘッド28を示す斜視図である。図3は、カバーが取り外された状態の装着ヘッド28を示す斜視図である。図4は、装着ヘッド28の下方からの視点において示す装着ヘッド28の底面図である。
各吸着ノズル82は、負圧エア,正圧エア通路を介して、正負圧供給装置(図12参照)84に通じている。各吸着ノズル82は、負圧によって電子部品を吸着保持し、保持した電子部品を正圧によって離脱する。また、概して軸状をなす装着ユニット80は、ユニット保持体86の外周部に、等角度ピッチで保持されている。そして、装着ユニット80は、軸方向が垂直となる状態で保持されている。その装着ユニット80の先端部に保持される吸着ノズル82は、ユニット保持体86の下面から下方に向かって延び出している。これにより、12個の吸着ノズル82が、図4に示すように、12等配で1円周上に配置されている。
12個の装着ユニット80の各々は、ユニット自転装置88によって、各々の軸心回りに同時に自転させられる。詳しくは、ユニット自転装置88は、図3に示すように、複数の装着ユニット80の上端に設けられた複数の歯車90と、それら複数の歯車90と噛合する1つの歯車(図示省略)とから構成されている。そして、その1つの歯車の回転により、複数の歯車90が回転することで、各装着ユニット80が、各々の軸心回りに同時に回転する。これにより、各装着ユニット80によって吸着保持された電子部品の保持姿勢を変更することが可能とされている。
また、ユニット保持体86は、装着ヘッド28のヘッド本体92によって、自身の軸線まわりに回転可能に支持されている。そして、ユニット保持体86は、保持体回転装置94によって、任意の角度に回転させられる。これにより、1円周上に配置された複数の吸着ノズル82は、その1円周の中心を軸心として、任意の角度に回転させられる。
また、各装着ユニット80の上端部には、カムフォロアとして機能する複数のローラ95が設けられている。各ローラ95は、ヘッド本体92に固定されたカム(図示省略)のカム面に係合しており、カム面の高さは、周方向において変化している。また、各装着ユニット80は、ユニット保持体86に上下方向に移動可能に保持されている。これにより、装着ユニット80は、ユニット保持体86の回転に伴って、上下方向に移動する。
詳しくは、装着ユニット80の複数の停止位置のうちのヘッド本体92から最も離間している停止位置である装着ステーションに停止している装着ユニット80は、最も下方に移動している。つまり、装着ヘッド28が回路基板上に移動させられた際に、そのステーションに停止している装着ユニット80の吸着ノズル82が、回路基板に最も接近する。そして、その装着ステーションに停止している吸着ノズル82によって、電子部品が回路基板に装着される。また、その装着ステーションに停止している吸着ノズル82によって、テープフィーダ70から供給される電子部品が吸着保持される
また、その装着ステーションのユニット保持体86の軸心を挟んで真向かいに位置するステーション、つまり、ヘッド本体92に最も近い停止位置である第1撮像ステーションに停止している装着ユニット80および、その装着ユニット80の左右両側の各々に2個ずつ位置する4個の装着ユニット80が最も上方に移動する。つまり、第1撮像ステーションに停止している装着ユニット80を中心に5個の装着ユニット80が最も上方に移動する。
ヘッド本体92の下端部は、図2に示すように、第1撮像ステーションに停止している装着ユニット80の吸着ノズル82の下端部より下方に延び出し、その吸着ノズル82側に屈曲されている。その屈曲された部分には、第1パーツカメラ96が配設されており、その第1パーツカメラ96によって、その吸着ノズル82に保持される電子部品の下面が撮像される。また、ヘッド本体92の屈曲された部分の下側の面には、マークカメラ(図12参照)97が下を向いた状態で配設されている。そのマークカメラ97は、フレーム部30上の任意の位置を撮像する。
また、第1撮像ステーションの隣に位置する第2撮像ステーションの側方には、図5に示すように、ヘッド本体92が延び出している。そして、そのヘッド本体92の下端部に、第2パーツカメラ98が、装着ユニット80の吸着ノズル82に向いた状態で取り付けられている。これにより、その吸着ノズル82に保持される電子部品の側面が、第2パーツカメラ98によって撮像される。
ここで、各ステーションの位置関係を、図4を用いて説明する。ちなみに、ユニット保持体86が正方向に回転する際には、図4での時計回りにユニット保持体86は回転する。12個の装着ユニット80a〜80lのうち1個の装着ユニット80aが装着ステーションに位置している場合、つまり、装着ユニット80aが最も下方に移動している場合には、5個の装着ユニット80e〜80iが最も上方に移動している。それら5個の装着ユニット80e〜80iのうちの中央に位置する装着ユニット80gが、第1撮像ステーションに位置する。また、その装着ユニット80gの上流側に位置する装着ユニット80fが、第2撮像ステーションに位置する。
その装着ユニット80fの上流側に位置する装着ユニット80eは、バルクフィーダ(図3参照)100から供給される電子部品を吸着保持する。つまり、その装着ユニット80eが停止しているステーションが、バルクフィーダ用の吸着ステーションとされている。また、装着ユニット80gの下流側に位置する装着ユニット80hは、廃棄ボックス(図10参照)102に電子部品を廃棄する。つまり、その装着ユニット80hが停止しているステーションが、廃棄ステーションとされている。さらに、その装着ユニット80hの下流側に位置する装着ユニット80iは、電子部品再利用システム(図11参照)104に電子部品を渡す。つまり、その装着ユニット80iが停止しているステーションが、再利用ステーションとされている。なお、装着ステーションおよび、吸着ステーションに停止している装着ユニット80は、ユニット昇降装置(図12参照)106によって、電子部品の装着時、吸着時に上下方向に移動させられる。
ここで、バルクフィーダ100について詳しく説明する。バルクフィーダ100は、装着ヘッド28のヘッド本体92に取り付けられている。このため、バルクフィーダ100は、移動装置24によって、装着ヘッド28とともに、フレーム部30上の任意の位置に移動させられる。バルクフィーダ100は、図6〜図8に示すように、2つのケース部材110,112が互いに合わせられたハウジング114と、ハウジング114の下端部に固定されたアーム部材116とを有している。
アーム部材116は、第1アーム部118と第2アーム部120と第3アーム部122とに区分けされる。第1アーム部118は、吸着ステーションに位置する装着ユニット80の下方に至っている。第2アーム部120は、第1アーム部118と同一平面内で直交している。第3アーム部122も、第1アーム部118と同一平面内で直交しており、第2アーム部120と反対の方向へ延び出している。アーム部材116は、第3アーム部122において、ヘッド本体92にボルト締結されており、第2アーム部120において、ハウジング114にボルト締結されている。
2つのケース部材110,112は、板厚の平板状とされており、互いの面を合わせた状態で立設されている。ケース部材110のケース部材112に合わせられる合わせ面124と反対側の面126には、図7でのAA線における断面図である図8に示すように、凹部128が形成されている。その凹部128の内部には、回転盤130が配設されている。
回転盤130は、円盤形状とされており、それの中心軸回りに回転可能にケース部材110に保持されている。回転盤130には、回転駆動装置132が設けられている。そして、その回転駆動装置132の有する電磁モータ(図12参照)134の駆動によって、回転盤130は回転する。なお、回転盤130が正方向に回転する際には、図7に示す回転盤130は反時計回りに回転する。
ケース部材110に形成された凹部128の底部136は、回転盤130の対向面138と向かい合っている。その対向面138には、図7でのBB線における断面図である図9に示すように、永久磁石140が埋め込まれている。永久磁石140は、図7に示すように、回転盤130の外縁部に近い箇所に10個、埋め込まれている。
また、ケース部材110の合わせ面124には、溝142が形成されている。溝142は、図7に示すように、円環状溝部144と上下方向溝部146とに区分けされる。円環状溝部144は、回転盤130の回転軸線を中心とする部分円環形状である。上下方向溝部146は、円環状溝部144の端部から連続し、概して上下方向に延びる
円環状溝部144は、回転盤130の回転に伴う永久磁石140の旋回軌跡に沿った位置に形成されている。円環状溝部144は、永久磁石140の旋回軌跡の最下端から回転盤130の正回転での回転方向に延び出し、永久磁石140の旋回軌跡の最上端を経由して、最前端(アーム部材116側の端)に至っている。一方、上下方向溝部146は、円環状溝部144の下方に延び出した最前端から連続し、下方に延び出している。そして、前方(アーム部材116に向かう方向)に向かって湾曲し、概して水平な状態でケース部材110の前方の側面に開口している。
その溝142の内部には、電子部品が収容される。溝142の深さは、図9に示すように、電子部品150の高さより僅かに深くされており、溝142の幅は、電子部品150の幅より僅かに大きくされている。そして、電子部品150は、それの幅方向が溝142の幅方向となる姿勢で溝142の内部に収容されている。
また、ケース部材112は、図8に示すように、合わせ面152において、ケース部材110に合わせられている。その合わせ面152には、凹部154が形成されている。凹部154は、図7に示すように、概して半円形状とされており、円環状溝部144の一部、具体的には、円環状溝部144の最下端から後方に延び出し、最上端に至る部分を覆っている。そして、2つのケース部材110,112が互いの合わせ面124,152で合わせられ、その凹部154の開口が底部136に塞がれている。これにより、ケース部材112の凹部154とケース部材110の底部136とによって、収納部156が区画されている。
円環状溝部144の凹部154によって覆われている部分は、収納部156に開口している。また、円環状溝部144は、上述したように、永久磁石140の旋回軌跡に沿って形成されている。このため、収納部156内に収容されている電子部品は、永久磁石140の磁力によって、円環状溝部144の内部に収容される。そして、回転駆動装置132の駆動により、回転盤130が正方向に回転することで、円環状溝部144内に収容された電子部品が回転盤130の回転方向に移動する。
ただし、円環状溝部144の凹部154によって覆われていない部分は、ケース部材112の合わせ面152によって塞がれている。つまり、円環状溝部144の凹部154によって覆われていない部分は、トンネル状となっている。このため、回転盤130の回転に伴って、円環状溝部144内に収容されている電子部品が、トンネル状の円環状溝部144に達すると、円環状溝部144からはみ出している電子部品は、凹部154の側壁158によって、トンネル状の円環状溝部144内への侵入を阻止される。
具体的には、半円形状の凹部154の直径部に位置する側壁158は、概して鉛直方向に立設されている。その側壁158の上端部は、円環状溝部144の最上端付近に位置している。そして、側壁158より上流側に位置する円環状溝部144は、収納部156に開口している。一方、側壁158より下流側に位置する円環状溝部144は、トンネル状とされている。このため、円環状溝部144からはみ出している電子部品は、円環状溝部144の最上端付近において側壁158に当接する。これにより、円環状溝部144内に適切に収容された電子部品のみが、収納部156から送り出される。
また、溝142が形成された合わせ面124には、エアを供給するためのエア溝160も形成されている。このエア溝160は、上下方向に延びるように形成されており、それの下端部が、円環状溝部144と上下方向溝部146との境界部分に接続されている。エア溝160は、上端部において、エア供給装置(図示省略)に接続されたエア通路(図示省略)に連通している。これにより、圧縮エアが、エア溝160内を経由して、上下方向溝部146内に噴出される。また、エア通路には、開閉弁(図示省略)が設けられており、開閉弁のソレノイド(図12参照)164の作動により、圧縮エアの供給および遮断が制御される。
また、アーム部材116の上面には、図6に示すように、溝166が形成されている。その溝166の基端部は、ケース部材110に形成された上下方向溝部146の先端部に接続されている。溝166は、第1アーム部118に向かって湾曲されており、第1アーム部118の端面まで延び出している。その端面付近の溝166の内部には、ピン167が立設されており、そのピン167によって溝166内を送り出されてきた電子部品が停止させられる。つまり、ピン167が立設された箇所が、バルクフィーダ100の電子部品の供給位置となる。
アーム部材116の上面には、さらに、2本のエア溝168,170が形成されている。エア溝168,170は、溝166の湾曲している部分に連続している。そして、エア溝168,170にも、上記エア通路が連通されており、圧縮エアが溝166内を第1アーム部118の端面に向かって噴出されるようになっている。なお、エア溝168は、溝166の湾曲部分の上流側の端部に接続され、エア溝170は、溝166の湾曲部分の下流側の端部に接続されている。これにより、溝166内に送り出されてきた電子部品が、湾曲部で停滞しないようにされている。
上記構造とされたバルクフィーダ100では、収納部156内に電子部品がバラバラの状態で収納されている。そして、バラバラの状態の複数の電子部品が1列に整列された状態で供給位置まで送り出される。具体的には、収納部156内に収納されている電子部品が、永久磁石140の磁力によって、円環状溝部144の内部に収容される。そして、回転盤130が、回転駆動装置132の駆動によって回転することで、円環状溝部144内の電子部品が回転盤130の回転方向に移動する。この際、円環状溝部144の内部で、複数の電子部品が1列に整列される。
回転盤130の回転に伴って、円環状溝部144内の電子部品が、トンネル状の円環状溝部144に達すると、円環状溝部144からはみ出している電子部品は、凹部154の側壁158に当接する。これにより、側壁158に当接した電子部品は、収納部156の下方に落下する。そして、円環状溝部144内に適切に収容された電子部品のみが、回転盤130の回転に伴って、円環状溝部144内をさらに移動する。
回転盤130の回転に伴って、電子部品は、円環状溝部144の内部から上下方向溝部146の内部に移動する。そして、電子部品は、上下方向溝部146の内部において、重力によって下方に移動する。さらに、電子部品は、エア溝160から上下方向溝部146内に噴出されるエアによって、上下方向溝部146の内部を通って、溝166にまで送り出される。
溝166に送り出された電子部品は、さらに、エア溝168,170から溝166内に噴出されるエアによって、第1アーム部118の端面に向かって送り出される。そして、電子部品は、溝166内に立設されたピン167に当接する。このようにして、バルクフィーダ100では、バラバラの状態で収容されていた複数の電子部品が、1列に整列された状態で供給位置まで送り出される。そして、供給位置に送出された電子部品は、吸着ステーションに停止している装着ユニット80eの吸着ノズル82eによって保持される。
また、吸着ノズル82によって保持された電子部品を廃棄するための廃棄ボックス102が、装着ヘッド28に固定されている。詳しくは、廃棄ステーションに停止している装着ユニット80hの吸着ノズル82hの側方には、図10に示すように、ヘッド本体92が延び出している。そして、そのヘッド本体92の下端部に、廃棄ボックス102が取り付けられている。廃棄ボックス102は、上部が開口した箱状とされており、その開口の上方に吸着ノズル82hの先端が位置している。これにより、吸着ノズル82hに保持された電子部品が離脱されることで、離脱された電子部品が廃棄ボックス102内に廃棄される。
また、装着ヘッド28には、吸着ノズル82によって保持された電子部品を、再度、バルクフィーダ100に戻すための電子部品再利用システム104が設けられている。詳しくは、再利用ステーションに停止している装着ユニット80iの吸着ノズル82iの側方には、図11に示すように、ヘッド本体92が延び出している。そして、そのヘッド本体92の下端部に、貯留ボックス180が取り付けられている。貯留ボックス180の内部には、中心に向かうほど下方に傾斜する凹部182が形成されている。つまり、凹部182は、漏斗状に凹んだ形状とされている。
その凹部182の開口の上方には、吸着ノズル82iの先端が位置している。このため、吸着ノズル82iに保持された電子部品が離脱されることで、離脱された電子部品が凹部182内に落下する。その凹部182の中心部、つまり、漏斗状の凹部182の最も凹んだ部分には、貯留ボックス180の下面に開口する貫通穴184が形成されている。その貫通穴184の断面は、電子部品の外寸より僅かに大きくされている。これにより、凹部182内に落下した電子部品は、貫通穴184内に入り込む。
その貫通穴184の下端には、連通路186の一端部が接続されており、その連通路186の他端部は、バルクフィーダ100の収納部156に接続されている。そして、連通路186の断面形状は、貫通穴184の断面形状と同じとされている。さらに、連通路186には、上記エア通路が接続されており、圧縮エアが連通路186内を収納部156に向かって噴出される。これにより、貫通穴184内に入り込んだ電子部品が、圧縮エアによって、バルクフィーダ100の収納部156に戻される。なお、エア通路には、開閉弁(図示省略)が設けられており、開閉弁のソレノイド(図12参照)187の作動により、圧縮エアの供給および遮断が制御される。さらに、エア通路には、そのエア通路を通過した電子部品の個数、つまり、バルクフィーダ100に戻された電子部品の個数を計測するための計測器188が設けられている。
また、装着機16は、図12に示すように、制御装置190を備えている。制御装置190は、コントローラ192と、複数の駆動回路194を備えている。複数の駆動回路194は、上記電磁モータ46,52,54,134、基板保持装置48、送出装置76、正負圧供給装置84、ユニット自転装置88、保持体回転装置94、ユニット昇降装置106、ソレノイド164,187に接続されている。コントローラ192は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路194に接続されている。これにより、搬送装置22、移動装置24等の作動が、コントローラ192によって制御される。また、コントローラ192は、第1パーツカメラ96,マークカメラ97,第2パーツカメラ98によって得られた画像データを処理する画像処理装置196とも接続されている。これにより、コントローラ192は、画像データから各種情報を得ることが可能となっている。
<電子部品装着機による作業>
装着機16では、上述した構成によって、回路基板に電子部品を装着する装着作業を行うことが可能とされている。具体的に説明すれば、まず、コントローラ192からの指令により、回路基板を装着作業位置まで搬送し、その位置において回路基板を固定的に保持する。次に、コントローラ192が、装着ヘッド28を、回路基板上に移動する。そして、回路基板をマークカメラ97によって撮像し、その撮像データを画像処理装置196で処理する。これにより、コントローラ192は、コンベア装置40,42による回路基板の保持位置誤差を取得する。
また、コントローラ192は、テープフィーダ70若しくは、バルクフィーダ100によって、回路基板の種類に応じた電子部品を、各々の供給位置において供給する。そして、供給された電子部品を、装着ヘッド28の吸着ノズル82によって保持する。詳しくは、バルクフィーダ100によって供給される電子部品は、吸着ステーションに停止している吸着ノズル82によって保持される。一方、テープフィーダ70によって供給される電子部品は、装着ステーションに停止している吸着ノズル82によって保持される。ただし、テープフィーダ70によって供給される電子部品が吸着保持される際には、装着ヘッド28をテープフィーダ70による供給位置まで移動させる必要がある。一方、バルクフィーダ100によって供給される電子部品が吸着保持される際には、装着ヘッド28を移動させる必要が無い。このため、効率良く作業を行うことが可能である。
そして、コントローラ192は、装着ステーション若しくは吸着ステーションに停止している吸着ノズル82によって電子部品を保持すると、ユニット保持体86を回転する。ちなみに、ユニット保持体86は、保持体回転装置94によって、装着ユニット80の配設角度ピッチに等しい角度ずつ間欠回転させられる。このため、ユニット保持体86の間欠回転毎に、装着ステーション若しくは吸着ステーションには、電子部品を保持していない吸着ノズル82が停止する。これにより、電子部品が、ユニット保持体86の間欠回転毎に順次保持される。
また、ユニット保持体86の回転によって、電子部品を保持している吸着ノズル82が第2撮像ステーションに停止すると、その吸着ノズル82によって保持されている電子部品を、第2パーツカメラ98によって撮像する。そして、コントローラ192は、その撮像データを画像処理装置196によって処理し、吸着ノズル82による電磁部品の保持姿勢の適否を判定する。
具体的には、第2パーツカメラ98は、吸着ノズル82によって保持されている電子部品を側方から撮像するため、保持された電子部品の鉛直方向の寸法,水平方向の寸法等を取得する。一方、その電子部品が回路基板に適切に装着された際の電子部品の鉛直方向の寸法,水平方向の寸法等が、制御装置190のコントローラ192に記憶されている。このため、制御装置190に記憶されている電子部品の寸法と、撮像データに基づく電子部品の寸法とが一致する場合には、装着ヘッド28による電子部品の保持姿勢が適切であると考えられる。しかし、制御装置190に記憶されている電子部品の寸法と、撮像データに基づく電子部品の寸法とが異なる場合には、装着ヘッド28による電子部品の保持姿勢が適切でないと考えられる。このように、第2撮像ステーションでは、電子部品の保持姿勢の適否が判定される。
次に、第2撮像ステーションでの判定が終了すると、コントローラ192は、ユニット保持体86を間欠回転させる。これにより、吸着ノズル82が、第2撮像ステーションから第1撮像ステーションに移動する。この第1撮像ステーションでは、吸着ノズル82によって保持されている電子部品を、第1パーツカメラ96によって撮像する。そして、その撮像データを画像処理装置196によって処理することで、吸着ノズル82によって保持されている電子部品の良否、つまり、電子部品が正常であるか否かを判定する。
具体的には、第1パーツカメラ96は、吸着ノズル82によって保持されている電子部品を下方から撮像するため、コントローラ192は、保持された電子部品の下面の形状,面積等を取得する。一方、その電子部品の実際の下面の形状,面積等が、制御装置190のコントローラ192に記憶されている。このため、制御装置190に記憶されている電子部品の形状,面積等と、撮像データに基づく電子部品の形状,面積等とが異なる場合には、電子部品の一部が欠損していると考えられる。つまり、電子部品は正常でないと考えられる。一方、制御装置190に記憶されている電子部品の形状,面積等と、撮像データに基づく電子部品の形状,面積等とが一致する場合には、電子部品は正常であると考えられる。このように、第1撮像ステーションでは、電子部品が正常であるか否かが判定される。なお、第1撮像ステーションでの判定は、第2撮像ステーションでの判定が良好でない電子部品、つまり、吸着ノズル82によって適切な姿勢で保持されていない電子部品に対して行われない。これは、吸着ノズル82によって適切な姿勢で保持されていない電子部品は、回路基板に装着されないためである。
続いて、ユニット保持体86を間欠回転させると、吸着ノズル82が、第1撮像ステーションから廃棄ステーションに移動する。この廃棄ステーションでは、正常でない電子部品が廃棄される。つまり、第1撮像ステーションでの判定が良好でない電子部品が廃棄される。具体的には、正常でない電子部品を保持する吸着ノズル82が廃棄ステーションに停止すると、その吸着ノズル82への負圧の供給を停止し、僅かな正圧を吸着ノズル82に供給する。これにより、正常でない電子部品が、吸着ノズル82から離脱し、廃棄ボックス102内に廃棄される。
さらに、ユニット保持体86を間欠回転させると、吸着ノズル82が、廃棄ステーションから再利用ステーションに移動する。この再利用ステーションでは、吸着ノズル82によって適切な姿勢で保持されていない電子部品が、吸着ノズル82から離脱し、再度、バルクフィーダ100に戻される。これは、適切な姿勢で保持されていない電子部品は、正常な電子部品であり、再利用可能な電子部品と考えられるからである。
具体的には、適切な姿勢で電子部品を保持していない吸着ノズル82が再利用ステーションに停止すると、吸着ノズル82への負圧の供給を停止し、僅かな正圧を吸着ノズル82に供給する。これにより、適切な姿勢で保持されていない電子部品が、吸着ノズル82から離脱し、貯留ボックス180の凹部182内に落下する。そして、その電子部品は、貫通穴184および連通路186を介して、バルクフィーダ100の収納部156に戻される。これにより、再利用可能な電子部品が、再度、バルクフィーダ100に戻される。
上述したように、廃棄ステーションでは、正常でない電子部品が廃棄され、再利用ステーションでは、適切な姿勢で保持されていない電子部品が、バルクフィーダ100に戻される。このため、ユニット保持体86の回転により、吸着ステーションにまで移動してきた吸着ノズル82は、電子部品を適切な姿勢で保持しており、その電子部品は正常である。これにより、吸着ステーションでは、正常な電子部品が、適切な姿勢で回路基板に装着される。
また、装着機16では、装着ヘッド28にバルクフィーダ100が設けられており、電子部品の供給位置に装着ヘッド28を移動させる必要が無い。そして、バルクフィーダ100からの電子部品の保持作業は、吸着ステーションで行われ、回路基板への電子部品の装着作業は、装着ステーションで行われる。このため、保持作業と装着作業とを同時に行うことが可能である。さらに言えば、装着機16では、ユニット保持体86を間欠回転させることで、電子部品を保持している吸着ノズル82は、廃棄ステーションに停止する。このため、電子部品の廃棄作業時においても、装着ヘッド28を移動させる必要が無い。そして、廃棄作業が行われる廃棄ステーションは、吸着ステーションおよび装着ステーションと異なる位置である。つまり、廃棄作業と保持作業と装着作業とを同時に行うことが可能である。このように、装着機16では、装着ヘッド28を移動させることなく、廃棄作業と保持作業と装着作業とが同時に行われる。これにより、非常に高いスループットを実現することが可能となる。
また、従来の作業機では、吸着ノズル82によって適切な姿勢で保持されていない電子部品は、廃棄されていた。しかし、装着機16では、適切な姿勢で保持されていない電子部品が、電子部品再利用システム104によって、バルクフィーダ100の収納部156に戻される。これにより、再利用可能な電子部品を、再度、装着ヘッド28に供給することが可能となり、無駄な電子部品の廃棄を低減できる。さらに言えば、廃棄ボックス102への電子部品の廃棄量は、限られている。このため、廃棄ボックス102が電子部品で一杯になると、廃棄ボックス102から電子部品を取り出すために、装着機16を停止させる必要がある。このような観点からすれば、廃棄ボックス102への電子部品の廃棄を低減することで、装着機16の無駄な停止を抑制することが可能となる。
また、電子部品再利用システム104には、バルクフィーダ100に戻された電子部品の個数を計測するための計測器188が設けられている。これにより、バルクフィーダ100から供給可能な電子部品の数を適切に管理することが可能となる。詳しくは、バルクフィーダ100に予め収容されている電子部品の数、および、バルクフィーダ100から供給された電子部品の数は、制御装置190のコントローラによって管理されている。このため、計測器188によって計測された電子部品の数を利用することで、電子部品の残像数、つまり、バルクフィーダ100から供給可能な電子部品の数が演算される。これにより、バルクフィーダ100から供給可能な電子部品の数が適切に管理される。
なお、制御装置190のコントローラ192は、図12に示すように、保持姿勢判定部200,電子部品良否判定部202,電子部品廃棄部204,電子部品再利用部206,再利用数記憶部208を備えている。保持姿勢判定部200は、電子部品が吸着ノズル82によって適切に保持されているか否かを判定するための機能部である。電子部品良否判定部202は、吸着ノズル82によって保持されている電子部品が正常であるか否かを判定するための機能部である。電子部品廃棄部204は、吸着ノズル82によって保持されている回路基板が正常でない場合に、その回路基板を廃棄するための機能部である。電子部品再利用部206は、吸着ノズル82によって電子部品が適切に保持されていない場合に、その電子部品をバルクフィーダ100に戻すための機能部である。再利用数記憶部208は、電子部品再利用システム104によってバルクフィーダ100に戻された電子部品の数を記憶するための機能部である。
ちなみに、上記実施例において、電子部品装着機16は、電子部品装着機の一例である。電子部品装着機16を構成する移動装置24,装着ヘッド28,バルクフィーダ100,廃棄ボックス102,連通路186,計測器188は、移動装置,装着ヘッド,バルクフィーダ,廃棄手段,再利用経路,計測器の一例である。装着ヘッド28を構成する吸着ノズル82は、保持具の一例である。バルクフィーダ100を構成する収納部156,溝142,166は、収納部,供給通路の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。例えば、上記実施例では、電子部品が、正圧を利用して、吸着ノズル82から離脱させられているが、様々な手法により電子部品を吸着ノズル82から離脱させることが可能である。具体的には、例えば、廃棄ボックス102等に吸引口を設け、吸引口によって、電子部品を吸着ノズル82から吸い取ってもよい。
また、上記実施例では、再利用可能な電子部品が、圧縮エアによって、バルクフィーダ100に戻されているが、様々な手法により電子部品をバルクフィーダ100に戻すことが可能である。具体的には、例えば、電子部品の自重,磁力等を利用して、電子部品をバルクフィーダ100に戻すことが可能である。
また、上記実施例では、再利用可能な電子部品が、バルクフィーダ100の収納部156に戻されているが、供給通路に戻されてもよい。
また、上記実施例では、廃棄のための電子部品の離脱と再利用のための電子部品の離脱とが、異なるステーションで行われているが、1つのステーションで行われてもよい。具体的には、例えば、正常でない電子部品、および、吸着ノズル82によって適切な姿勢で保持されていない電子部品が、廃棄ステーションにおいて、吸着ノズル82から離脱させられる。そして、その電子部品に対して、正常な電子部品であるか否かの判定が行われ、その判定に応じて、電子部品が、廃棄ボックス102と連通路186とのいずれかに送られてもよい。
また、廃棄ステーション,再利用ステーションの位置は、具体的に限定されるものではなく、いずれの位置に設定されてもよい。ただし、撮像データを利用して各種判定を行う必要があるため、廃棄ステーション,再利用ステーションの位置は、第1撮像ステーションおよび第2撮像ステーションの下流側に設定することが望ましい。また、正常でない電子部品等を回路基板に装着しないように、廃棄ステーション,再利用ステーションの位置は、吸着ステーションの上流側に設定することが望ましい。
16:電子部品装着機 24:移動装置 28:装着ヘッド 82:吸着ノズル(保持具) 100:バルクフィーダ 102:廃棄ボックス(廃棄手段) 142:溝(供給通路) 156:収納部 166:溝(供給通路) 186:連通路(再利用経路) 188:計測器

Claims (4)

  1. ばら状の複数の電子部品を収納する収納部と、その収納部に収納された電子部品を1列に整列させた状態で電子部品の供給位置まで導く供給通路とを備え、前記供給位置において電子部品を供給するバルクフィーダと、
    前記バルクフィーダによって供給された電子部品を保持するための保持具を有する装着ヘッドと、
    その装着ヘッドを任意の位置に移動させる移動装置と、
    前記保持具によって保持された電子部品を廃棄するための廃棄手段と
    を備えた電子部品装着機において、
    前記バルクフィーダおよび前記廃棄手段が、
    前記装着ヘッドに連結され、その装着ヘッドと共に、前記移動装置によって任意の位置に移動可能とされ
    当該電子部品装着機が、
    前記保持具によって廃棄された電子部品を、前記バルクフィーダに戻すための再利用経路と、
    前記再利用経路を介して、前記バルクフィーダに戻された電子部品の個数を計測するための計測器と
    を備えた電子部品装着機。
  2. 前記装着ヘッドが、複数の前記保持具を有し、
    前記複数の保持具のうちの1つが位置する保持位置において、電子部品が保持され、
    前記複数の保持具のうちの前記保持位置とは異なる位置に位置するものに保持された電子部品が、前記廃棄手段に廃棄される請求項1に記載の電子部品装着機。
  3. 前記装着ヘッドが、複数の前記保持具を有し、
    前記複数の保持具のうちの1つが位置する撮像位置において、電子部品が撮像され、
    前記複数の保持具のうちの前記撮像位置とは異なる箇所に位置するものに保持された電子部品が、前記廃棄手段に廃棄される請求項1または請求項2に記載の電子部品装着機。
  4. 前記再利用経路が、
    前記保持具によって廃棄された電子部品を、前記バルクフィーダの前記収納部に戻すためのものである請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の電子部品装着機。
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