JPH1146088A - 電子部品装着装置 - Google Patents

電子部品装着装置

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JPH1146088A
JPH1146088A JP9187078A JP18707897A JPH1146088A JP H1146088 A JPH1146088 A JP H1146088A JP 9187078 A JP9187078 A JP 9187078A JP 18707897 A JP18707897 A JP 18707897A JP H1146088 A JPH1146088 A JP H1146088A
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electronic component
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storage
supply
head
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JP9187078A
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Hiroshi Ito
洋志 伊藤
Hiromune Tanaka
宏宗 田中
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TENRYU TECHNIC KK
Original Assignee
TENRYU TECHNIC KK
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  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電子部品のプリント基板への搭載時間を大幅に
短縮させることができる電子部品装着装置を提供する。 【解決手段】電子部品保持手段14を設けた装着ヘッド
2によりプリント基板cへ電子部品bを装着する電子部
品装着装置Aにあって、電子部品bを多数個収納した収
容部20と、この収容部20に連通させて定められた個
数の電子部品bが送り出される送出部21とを有する保
管供給手段Dを装着ヘッド2へ一体的に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品の実装業界に
あって、該電子部品の基板への搭載時間を大幅に短縮さ
せることができる電子部品装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子部品の装着機は、図7に示す
ように、その本体50内へ電子部品51が搭載されるプ
リント基板52の搬送位置決め手段53と、本体50の
適所(通常は本体両側部)において固定されて配置され
た電子部品供給手段54,55と、これら搬送位置決め
手段53における実装部56および電子部品供給手段5
4,55の供給部57,58とを頻繁に往復移動する本
体のXYステージ59に設けた搭載ヘッド60とによっ
て構成されている。
【0003】この装着機によれば、電子部品供給手段5
4,55の供給部57,58から電子部品51を搭載ヘ
ッド60によってピックアップし、これをプリント基板
52上の実装部56であるあらかじめ定められた位置ま
で移送して下降させる。
【0004】そして、プリント基板52上へ電子部品5
1を搭載し、再び、搭載ヘッド60を、電子部品供給手
段54,55の供給部57,58に戻して、電子部品5
1のピックアップを行ない、また、この搭載ヘッド60
はプリント基板52上へ向かう。
【0005】この動作を繰り返すことで、プリント基板
には、定められた電子部品の搭載が行なわれる。
【0006】したがって、搭載ヘッド60は、実際の搭
載時間以外に、図7に示すように、電子部品51を搭載
するために、L1またはL2の距離を移動せねばなら
ず、移動に要する時間および移動先において、電子部品
51をピックアップするのに要する時間が、全体の搭載
時間に含まれるため、大きな作業時間のロスを生ずるも
のであった。
【0007】現今、電子部品の実装業界にあって、該電
子部品の基板への搭載時間をいかに短縮させるかが大き
な課題となっているもので、この問題点を解決するため
の装置の出現を強く要望されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記した要望
にかんがみなされたもので、電子部品保持手段を設けた
装着ヘッドにより、プリント基板へ電子部品を装着する
電子部品装着装置にあって、電子部品を多数個収納した
収容部と、この収容部に連通させて定められた個数の電
子部品が送り出される送出部とを有する保管供給手段を
前記装着ヘッドへ一体的に設けることで、電子部品のプ
リント基板への搭載時間を大幅に短縮させることができ
る電子部品装着装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、電子部品保持手段を設けた装着
ヘッドによりプリント基板へ電子部品を装着する電子部
品装着装置にあって、電子部品を多数個収納してこの電
子部品を送り出す保管供給手段を前記装着ヘッドに設け
た電子部品装着装置の構成にある。
【0010】また、電子部品保持手段を設けた装着ヘッ
ドによりプリント基板へ電子部品を装着する電子部品装
着装置にあって、電子部品を多数個収納した収容部と、
この収容部に連通させて前記電子部品が送り出される送
出部とを有する保管供給手段を前記装着ヘッドに設け
て、該保管供給手段を設けた前記装着ヘッドをXY方向
へ移動可能に設けた電子部品装着装置の構成にある。
【0011】電子部品保持手段を設けた一個若しくは複
数個の装着ヘッドによりプリント基板へ電子部品を装着
する電子部品装着装置にあって、電子部品を多数個収納
した収容部と、この収容部に連通させて前記電子部品が
送り出される送出部とを有する保管供給手段を、前記一
個若しくは複数個の装着ヘッドの全てに配設して、前記
した装着ヘッドをXY方向へ移動可能に設けた電子部品
装着装置の構成にある。
【0012】電子部品保持手段を設けた複数個の装着ヘ
ッドによりプリント基板へ電子部品を装着する電子部品
装着装置にあって、電子部品を多数個収納した収容部
と、この収容部に連通させて前記電子部品が送り出され
る送出部とを有する保管供給手段を、前記複数個の装着
ヘッドの内の少なくとも一個以上の装着ヘッドに配設し
て、該装着ヘッドは、保管供給手段を有するものと、保
管供給手段を有しないものとから構成されていて、前記
保管供給手段を有する装着ヘッドと、保管供給手段を有
しない装着ヘッドとを共にXY方向へ移動可能に設けた
電子部品装着装置の構成にある。
【0013】更に、保管供給手段は、装着ヘッドの電子
部品保持手段に対して作動手段により進退自在に設け
て、該保管供給手段の送出部を電子部品保持手段におけ
る電子部品の供給位置へ臨ませる。
【0014】更にまた、保管供給手段は、装着ヘッドに
固着されて、該保管供給手段における送出部に電子部品
の受け渡し部材を作動手段により進退自在に設けて、こ
の受け渡し部材を、定められた個数の電子部品を受け取
った後、装着ヘッドの電子部品保持手段における電子部
品の供給位置へ臨ませる。
【0015】
【実施例】次に、本発明に関する電子部品装着装置の実
施の一例を図面に基づいて説明する。
【0016】図1〜図5においてAは電子部品装着装置
で、チップ部品やIC部品等の電子部品bを、プリント
基板c上の搭載位置に対して所定個数を適所へ装着する
もので、慣用のコンピュータ等による制御手段Sへ入力
したあらかじめ定められたプログラムにしたがって行な
われる。
【0017】そして、本発明実施例装置Aを用いての電
子部品bのプリント基板cへの実装にあっては、二つの
方式に利用されるもので、そのうちの一つの方式は、図
2に示すように、本体1の適所へ取付体1aを介して固
着した装着ヘッド2と、この装着ヘッド2へ一体的に取
り付けた電子部品bの保管供給手段Dと、この装着ヘッ
ド2に対して、X軸およびY軸方向へ数値制御可能なサ
ーボモータ等によって任意に移動するXYユニット3
と、このXYユニット3の実装部mに設けたプリント基
板cの載置体4とからなる。
【0018】また、もう一つの方式は、図3に示すよう
に、本体1に取り付けて、X軸およびY軸方向へ数値制
御可能なサーボモータ等によって取付体5を任意に移動
させるXYユニット6と、この取付体5に設けた装着ヘ
ッド2と、この装着ヘッド2へ一体的に取り付けた電子
部品bの保管供給手段Dと、本体1に設けた搬送手段7
においてプリント基板cの位置決め固定がなされる実装
部mとからなる。
【0019】これらの方式における装着ヘッド2は、取
付体1aおよび5に対して一個または複数個が設けられ
ているもので、複数個が取り付けられた装着ヘッド2
は、所定間隔で並べ設けられている。
【0020】そして、前記した装着ヘッド2は、図1に
示すように、取付体5に設けた保持枠9の縦ガイド10
に保持体11を係合させ、この保持体11を流体シリン
ダ等の昇降部材12により所定ストロークで昇降作動さ
せるもので、原位置(工程上昇端)からプリント基板c
への搭載位置(工程下降端)までを移動する。
【0021】また、保持体11には、減圧空気が流通す
る中空の主軸13を取り付けてあって、該主軸13の下
端には、電子部品保持手段である電子部品bを吸着保持
する吸着ビット14を着脱自在に設けてある。
【0022】更に、この主軸13には、回転手段15が
付設されているもので、該主軸13の軸方向へ摺動可能
に取り付けた円筒カム16を、モータ等の回転部材17
により回転すると、この円筒カム16のカム面に当接す
る主軸13の回動部材18が押されつつ円周方向へ回動
するもので、該主軸13の所定の回転角が得られること
で、吸着ビット14に吸着保持した電子部品bの回転方
向の姿勢が任意に修正できる。
【0023】前記した保管供給手段Dは、電子部品bの
保管と供給を行なうもので、取付体5の保持枠9から延
設させた支持部材19に取り付けられるものであり、電
子部品bを多数個収納した収容部20と、この収容部2
0に連通させて定められた個数の電子部品bが送り出さ
れる送出部21とからなる。
【0024】このうち、収容部20は送出部21の上部
に設けられるもので、適所に設けた投入口20aから電
子部品bの補給が行なえるものであり、他の手段とし
て、その全体を着脱自在のカートリッジ式とすれば、空
になった際のあらかじめ用意しておいた他の収容部20
との交換操作や電子部品の保管、更には電子部品bの異
なる種類の搭載にあって、その型換え等の取り扱いに便
利である。
【0025】また、送出部21は、底部を支持部材19
に設けた摺動ガイド22へ進退自在に係合させ、アクチ
ュエータや流体シリンダ,ソレノイド等の作動手段23
により所定ストロークが往復されるもので、収容部20
からの電子部品bを受け取って定められた個数を、例え
ば、一個を移動終端部の送出部材24へ供給する。
【0026】この保管供給手段Dの電子部品bが送出部
材24に送られるその一つの例は、図1に示めすよう
に、収容部20から重力で落下して送出部21に達した
電子部品bは、ゲート21aでせき止められて最終送り
込み室21bへ一個が送り込まれる。
【0027】そして、この最終送り込み室21bへ加圧
空気21cが圧送されると、この空気圧によりシュート
1dを通って、送出部材24におけるシュート出口21
eへ送り込まれて、ストッパ(図示せず)位置に位置付
けられる。
【0028】この送出部材24は、該保管供給手段Dが
電子部品bを載置して作動手段23によって繰り出され
たとき、吸着ビット14の下部に、すなわち、電子部品
bの供給位置へ対応するもので、該電子部品bはあらか
じめ定められた位置に位置決めされるものであって、前
記した所定ストロークの往復範囲内である吸着ビット1
4の近傍に設けられる。
【0029】また、この保管供給手段Dは、図4(a)
に示すように、取付体1aおよび5に一個設けられた装
着ヘッド2へ対応させて取り付ける場合はもちろんのこ
と、図4(b)〜(e)に示すように、取付体1aおよ
び5に複数個設けられた装着ヘッド2に対応させて設け
る場合があるもので、図4(b)に示すように、一基の
保管供給手段Dを取り付けたり、図4(c),(d)に
示すように、二基,三基を取り付けたり、あるいは、図
4(e)に示すように、複数個の装着ヘッド2に対して
その全てに設けたりすることができる。
【0030】なお、複数個の装着ヘッド2に対して保管
供給手段Dを設ける場合、その装着ヘッド2に対する取
付位置は限定されない。
【0031】更に、この保管供給手段Dを有するもの
と、保管供給手段Dを有しないものとによる装着ヘッド
2からなる本発明実施例の電子部品装着装置Aにあって
は、この保管供給手段Dを有しない装着ヘッド2への電
子部品bの供給は、該装着ヘッド2が本体1の適所に設
けた電子部品供給手段n(図4(d)参照)へ移動して
吸着等により保持する。
【0032】この電子部品供給手段nによる電子部品b
の供給は、プリント基板c上への電子部品bの搭載頻度
が低いものや、比較的に電子部品bの形状や重量が大き
い場合において、装着ヘッド2に対して負荷となる場合
等に有効である。
【0033】したがって、前記のように構成される本発
明実施例の電子部品装着装置Aは、以下に述べる作用を
奏する。
【0034】まず、図2に示す第一の方式(装着ヘッド
2が固定、プリント基板cが載置体4のXY方向へ移
動)による場合は、XYユニット3の載置体4へ、プリ
ント基板cを所定位置に位置決めした後固定する。
【0035】一方、装着ヘッド2には、保管供給手段D
が取り付けられていて、その収容部20にはプリント基
板cに対して搭載を希望する電子部品bが多数収納され
ている。
【0036】この状態で、電子部品装着装置Aを稼働さ
せると、収容部20からゲート21aおよび最終送り込
み室21b,シュート21d,シュート出口21eを経
て、電子部品bは保管供給手段Dにおける送出部材24
へ繰り出されて露出する。
【0037】なお、送出部材24の詳細を説明すると、
図6(a)に示すように、シュート出口21eに送り込
まれた電子部品bは、該シュート出口21eと連通して
設けられた略電子部品b幅を有する受け凹部21fに納
まり、その前縁のストッパー21gに電子部品bの前部
が当接することで位置決めがなされる。
【0038】そして、作動手段23が作動して、図1に
二点鎖線で示すように、保管供給手段Dの全体を電子部
品保持手段である吸着ビット14へ向かって移動するの
で、電子部品bの供給位置である該吸着ビット14の下
側に対応する。
【0039】すると、昇降部材12が作動して保持枠9
の降下と共に主軸13に取り付けた吸着ビット14が供
給位置の電子部品bへ向かって下降する。
【0040】供給位置の電子部品bに吸着ビット14が
達すると、主軸13内を流通する減圧空気によって送出
部材24上の電子部品bは、この吸着ビット14により
吸着保持されるもので、保管供給手段Dは作動手段23
によって元の位置へ復帰してその先端部の送出部材24
は退避されるものであり、支持部材19に設けられた吸
着ビット14の昇降路30において、該送出部材24が
邪魔にならない(図1において仮想線位置参照)。
【0041】更に、昇降部材12の作動によって吸着ビ
ット14が昇降路30内を所定量下降して、該吸着ビッ
ト14に吸着保持された電子部品bが支持部材19の下
方に突出する(図1において仮想線位置参照)。
【0042】この電子部品bの吸着保持動作とほぼ同じ
くして、XYユニット3に設けられたプリント基板c
は、制御手段Sの制御によって希望する搭載位置に移動
しているもので、電子部品bを吸着している吸着ビット
14は昇降部材12の作動によって下降してプリント基
板c上に搭載される。
【0043】また、保管供給手段Dでは、この電子部品
bの搭載時間に、次の電子部品bの送出部材24への繰
り出しが行なわれ、その吸着を待機している。
【0044】そのため、吸着ビット14がプリント基板
cへの電子部品bの搭載を終えて昇降部材12によって
上昇し、元の位置に戻ったときに、進退手段23が作動
して保管供給手段Dを繰り出し、その先端部の電子部品
bを準備した送出部材24を電子部品bの供給位置へ対
応させる。
【0045】したがって、タクトタイム(各作業工程で
かかる時間(工程時間)の最大時間)は、XYユニット
3によるプリント基板cの搭載点間の移動時間と、吸着
ビット14の昇降による搭載時間のみとなり、従来の装
置による部品搭載に比べて大幅に短縮される。
【0046】更に、複数個の装着ヘッド2,2…および
複数基の保管供給手段Dによる装置Aの場合は、電子部
品bは、あらかじめ保管供給手段Dから装着ヘッド2に
供給され、装着ヘッド2の吸着ビット14では電子部品
bを吸着保持した状態で待機しているため、前の電子部
品搭載が終了した後、直ちに搭載点に装着ヘッド2が臨
む位置まで移動し、電子部品bを搭載することができる
ので、一層、タクトタイムの短縮化が図れる。
【0047】次に、図3に示す第二の方式(プリント基
板cが固定、装着ヘッド2がプリント基板c搭載面に対
するXY方向へ移動)による場合は、搬送手段7におい
てプリント基板cが所定位置に位置決めされた後固定さ
れる。
【0048】一方、装着ヘッド2には、保管供給手段D
が取り付けられていて、その収容部20にはプリント基
板cに対して搭載を希望する電子部品bが多数収納され
ている。
【0049】この状態で、電子部品装着装置Aを稼働さ
せると、電子部品bは収容部20からゲート21aおよ
び最終送り込み室21b,シュート21d,シュート出
口21eを経て、保管供給手段Dにおける送出部材24
へ繰り出されて露出する。
【0050】そして、作動手段23が作動して保管供給
手段Dの全体を電子部品保持手段である吸着ビット14
へ向かって移動するので、電子部品bの供給位置である
該吸着ビット14の下側に対応する。
【0051】すると、昇降部材12が作動して保持枠9
の降下と共に主軸13に取り付けた吸着ビット14が供
給位置の電子部品bへ向かって下降する。
【0052】供給位置の電子部品bに吸着ビット14が
達すると、主軸13内を流通する減圧空気によって送出
部材24上の電子部品bは、この吸着ビット14によっ
て吸着保持されるもので、保管供給手段Dは作動手段2
3によって元の位置へ復帰してその先端部の送出部材2
4は退避されるものであり、支持部材19に設けられた
吸着ビット14の昇降路30において、該送出部材24
が邪魔にならない(図1において仮想線位置参照)。
【0053】更に、昇降部材12の作動によって吸着ビ
ット14が昇降路30内を所定量下降して、該吸着ビッ
ト14により吸着保持された電子部品bが支持部材19
の下方に突出する(図1において仮想線位置参照)。
【0054】この状態で、吸着ビット14を設けた装着
ヘッド2は、XYユニット6によって本体1における実
装部mのプリント基板c上へ、制御手段Sの制御によっ
て希望する搭載位置に移動する。
【0055】そして、電子部品bを吸着している吸着ビ
ット14は、昇降部材12の作動によって下降してプリ
ント基板c上に搭載される。
【0056】また、保管供給手段Dでは、この電子部品
bの搭載時間に、次の電子部品bの送出部材24への繰
り出しが行なわれその吸着を待機している。
【0057】そのため、吸着ビット14がプリント基板
cへの電子部品bの搭載を終えて昇降部材12によって
上昇し、元の位置に戻ったときに、作動手段23が作動
して保管供給手段Dを繰り出し、その先端部の電子部品
bを準備した送出部材24を電子部品bの供給位置へ対
応させる。
【0058】したがって、タクトタイムは、吸着ビット
14の装着ヘッド2によるプリント基板cの搭載点間の
移動時間と、吸着ビット14の昇降による搭載時間のみ
となり、従来の装置による部品搭載に比べて大幅に短縮
される。
【0059】更に、複数個の装着ヘッド2,2…および
複数基の保管供給手段Dによる装置Aの場合は、電子部
品bは、あらかじめ保管供給手段Dから装着ヘッド2に
供給され、装着ヘッド2の吸着ビット14では電子部品
bを吸着保持した状態で待機しているため、前の電子部
品搭載が終了した後、直ちに搭載点に装着ヘッド2が臨
む位置まで移動し、電子部品bを搭載することができる
ので、一層、タクトタイムの短縮化が図れる。
【0060】図5において40は受け渡し部材で、保管
供給手段Dにおいて送出部21の終端部に接続させてあ
って、収容部20からゲート21aおよび最終送り込み
室21b,シュート21d,シュート出口21eを経て
送り込まれる電子部品bが、この受け渡し部材40の後
側に連係させた作動手段41により電子部品bの供給位
置へ対応される。
【0061】この受け渡し部材40には、定められた個
数(通常は一個)の電子部品bが先端部の送出部材42
へ繰り出されるもので、電子部品bの供給位置へ対応し
たとき、昇降部材12により降下する吸着ビット14が
この電子部品bを吸着保持することができる。
【0062】なお、送出部材42の詳細を説明すると、
図6(b)に示すように、シュート出口21eに送り込
まれた電子部品bは、該シュート出口21eと連通して
設けられた略電子部品b幅を有する受け凹部21hに納
まり、その前縁のストッパー21jに電子部品bの前部
が当接することで位置決めがなされる。
【0063】また、この受け凹部21h内の電子部品b
は、その幅方向に対しては操作部材21kによって作動
されるクランプ21mにより、該受け凹部21h内に納
まったとき押圧されることで、一側壁へ電子部品bの幅
方向の側端部が押し付けられて位置決めがなされる。
【0064】なお、吸着ノズル14による電子部品bの
吸着時は、クランプ21mは操作部材21kにより後退
してこの操作を妨げない。
【0065】なお、作動手段41は、アクチュエータや
流体シリンダ,ソレノイド等の任意な手段が用いられる
もので、所定ストロークにおいて受け渡し部材40が往
復されるものであり、電子部品bの供給位置に移動した
ときは、この電子部品bは正しい位置決めがなされる。
【0066】したがって、保管供給手段Dにおいてこの
受け渡し部材40のみが移動して電子部品bの供給位置
へ対応する実施例にあっても、前記した保管供給手段D
全体が移動する実施例と同様の作用・効果を発揮するも
ので、その詳細な説明はこの例を援用する。
【0067】
【発明の効果】前述したように本発明の電子部品装着装
置は、電子部品保持手段を設けた装着ヘッドによりプリ
ント基板へ電子部品を装着する電子部品装着装置にあっ
て、電子部品を多数個収納した収容部と、この収容部に
連通させて定められた個数の電子部品が送り出される送
出部とを有する保管供給手段を前記装着ヘッドに設ける
ことにより、電子部品のタクトタイムは、電子部品保持
手段の装着ヘッドによるプリント基板への搭載点間の移
動時間(吸着ノズルが昇降する時間)と、電子部品保持
手段による搭載時間のみとなり、従来の装置による部品
搭載に比べて大幅に短縮される。
【0068】また、電子部品保持手段を設けた一個若し
くは複数個の装着ヘッドによりプリント基板へ電子部品
を装着する電子部品装着装置にあって、電子部品を多数
個収納した収容部と、この収容部に連通させて定められ
た個数の電子部品が送り出される送出部とを有する保管
供給手段を、前記一個若しくは複数個の装着ヘッドの全
てに配設することにより、電子部品は、あらかじめ保管
供給手段から装着ヘッドに供給され、装着ヘッドの電子
部品保持手段では電子部品を吸着保持した状態で待機し
ているため、前の電子部品搭載が終了した後、直ちに搭
載点に装着ヘッドが臨む位置まで移動し、電子部品を搭
載することができるので、一層、タクトタイムの短縮化
が図れる。
【0069】保管供給手段を、装着ヘッドの電子部品保
持手段に対して作動手段により進退自在に設けて、該保
管供給手段の送出部を電子部品保持手段における電子部
品の供給位置へ臨ませることにより、電子部品保持手段
への電子部品の供給が円滑かつ迅速に行なわれる。
【0070】同様に、保管供給手段において受け渡し部
材を分離し、この受け渡し部材を作動手段により進退自
在に設けて、この受け渡し部材を、定められた個数の電
子部品を受け取った後、装着ヘッドの電子部品保持手段
における電子部品の供給位置へ臨ませることにより、電
子部品の供給移動がコンパクトに行なわれて、一層の電
子部品保持手段への電子部品の供給が円滑かつ迅速に行
なわれる。等の格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する電子部品装着装置の一実施例を
概略的に示す要部の縦断側面図である。
【図2】図1における装置を採用した一つの例を概略的
に示す平面図である。
【図3】図1における装置の採用した他の例を概略的に
示す平面図である。
【図4】図1における装置の保管供給手段の取付状態の
各例を示す説明図である。
【図5】図1における装置の保管供給手段の他の例を概
略的に示す要部の縦断側面図である。
【図6】図1における装置の送出部材の詳細斜視図で、
(a)は保管供給手段全体が移動するタイプを、(b)
は送出部材のみが移動するタイプをそれぞれ示す。
【図7】従来の電子部品装着機の概略を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
A 電子部品装着装置 b 電子部品 c プリント基板 2 装着ヘッド 14 電子部品保持手段 20 収容部 21 送出部 D 保管供給手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品保持手段を設けた装着ヘッドに
    よりプリント基板へ電子部品を装着する電子部品装着装
    置にあって、 電子部品を多数個収納してこの電子部品を送り出す保管
    供給手段を前記装着ヘッドに設けたことを特徴とする電
    子部品装着装置。
  2. 【請求項2】 電子部品保持手段を設けた装着ヘッドに
    よりプリント基板へ電子部品を装着する電子部品装着装
    置にあって、 電子部品を多数個収納した収容部と、この収容部に連通
    させて前記電子部品が送り出される送出部とを有する保
    管供給手段を前記装着ヘッドに設けて、該保管供給手段
    を設けた前記装着ヘッドをXY方向へ移動可能に設けた
    ことを特徴とする電子部品装着装置。
  3. 【請求項3】 電子部品保持手段を設けた一個若しくは
    複数個の装着ヘッドによりプリント基板へ電子部品を装
    着する電子部品装着装置にあって、 電子部品を多数個収納した収容部と、この収容部に連通
    させて前記電子部品が送り出される送出部とを有する保
    管供給手段を、前記一個若しくは複数個の装着ヘッドの
    全てに配設して、 前記装着ヘッドをXY方向へ移動可能に設けたことを特
    徴とする電子部品装着装置。
  4. 【請求項4】 電子部品保持手段を設けた複数個の装着
    ヘッドによりプリント基板へ電子部品を装着する電子部
    品装着装置にあって、 電子部品を多数個収納した収容部と、この収容部に連通
    させて前記電子部品が送り出される送出部とを有する保
    管供給手段を、前記複数個の装着ヘッドの内の少なくと
    も一個以上の装着ヘッドに配設して、 該装着ヘッドは、保管供給手段を有するものと、保管供
    給手段を有しないものとから構成されていて、 前記保管供給手段を有する装着ヘッドと、保管供給手段
    を有しない装着ヘッドとを共にXY方向へ移動可能に設
    けたことを特徴とする電子部品装着装置。
  5. 【請求項5】 保管供給手段は、装着ヘッドの電子部品
    保持手段に対して作動手段により進退自在に設けて、該
    保管供給手段の送出部を電子部品保持手段における電子
    部品の供給位置へ臨ませたことを特徴とする請求項1,
    2,3または4記載の電子部品装着装置。
  6. 【請求項6】 保管供給手段は、装着ヘッドに固着され
    て、該保管供給手段における送出部に電子部品の受け渡
    し部材を作動手段により進退自在に設けて、この受け渡
    し部材を、定められた個数の電子部品を受け取った後、
    装着ヘッドの電子部品保持手段における電子部品の供給
    位置へ臨ませたことを特徴とする請求項1,2,3また
    は4記載の電子部品装着装置。
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