JP6095560B2 - 圧縮機の組立装置および圧縮機の組立方法ならびに電動装置の組立装置 - Google Patents
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Description
本発明に係る他の圧縮機の組立装置は、シャフトを有する回転子、および、複数のティースが形成されて回転子に挿入され、複数のティースのそれぞれの回転子に臨む先端部の幅として幅tを有し、隣り合うティースの先端部の間隔として間隔dを有する固定子を含む電動機を適用した圧縮機の組立装置であって、ベースとギャップゲージとを含むギャップゲージアセンブリを備えている。ベースは、回転子および固定子のいずれかに装着されることになる。ギャップゲージは、ベースから幅をもって延在するようにベースに取り付けられ、回転子と固定子とのエアギャップに配置されることになる。ギャップゲージの幅を幅bとすると、幅bは、幅tよりも長く設定されており、幅bは、t+2d<b<3t+2dを満たすように設定されている。
本発明に係る他の電動装置は、シャフトを有する回転子、および、複数のティースが形成されて回転子に挿入され、複数のティースのそれぞれの回転子に臨む先端部の幅として幅tを有し、隣り合うティースの先端部の間隔として間隔dを有する固定子を含む電動機と、シャフトの一方側を支持する部材を含む回転要素部材とを備えた電動装置の組立装置であって、ベースとギャップゲージとを含むギャップゲージアセンブリを備えている。ベースは、回転子および固定子のいずれかに装着されることになる。ギャップゲージは、ベースから幅をもって延在するように前記ベースに取り付けられ、回転子と固定子とのエアギャップに配置されることになる。ギャップゲージの幅を幅bとすると、幅bは、幅tよりも長く設定されており、幅bは、t+2d<b<3t+2dを満たすように設定されている。
ここでは、電動機を適用した圧縮機の組立装置としてのギャップゲージアセンブリの一例と、そのギャップゲージアセンブリを用いた圧縮機の組立方法について説明する。
固定子113には、隣り合うティース116の間に、スロット115に連通する開口(隙間)が位置するため、固定子113の内周面は、不連続な内周面になる。このため、図11に示すように、ティース116に対してギャップゲージ102が配置される位置がずれてしまうと、ギャップゲージ102とティース116等との接触状態が変わってしまい、ギャップゲージ102が回転子111を押す力が変化してしまう。そこで、均一な接触状態が得られるように、ギャップゲージ102の位相は、固定子113の位相に合わせられる。
t+d<b<t+2d
を満たすように設定されている。なお、実際には、加工のばらつきや組立ばらつきがあるため、そのばらつきを考慮して、上記の範囲内でギャップゲージの幅bが設定される。
上述したギャップゲージアセンブリ1では、ギャップゲージ2の長さが長くなるにしたがい、加工ばらつきによって、ギャップゲージ2の先端では、ティース16に対するずれ(位相ずれ)が大きくなることが想定される。そうなると、ティースの端面でギャップゲージをガイドすることができず、図18に示すように、ギャップゲージ2の端部が、隣に位置するティース16と回転子11との間に挟み込まれることが想定される。
ここでは、電動機を適用した圧縮機の組立装置としてのギャップゲージアセンブリの他の例と、そのギャップゲージアセンブリを用いた圧縮機の組立方法について説明する。
t+2d<b<3t+2d
を満たすように設定されている。なお、実際には、加工のばらつきや組立ばらつきによって、ギャップゲージ2のティースに対する位相もばらつく。このため、そのばらつきを考慮して、上記の範囲内でギャップゲージ2の幅bが設定される。
b=2t+2d
に設定した場合に、許容しうる位相のずれが最も高くなり、t/2となる。比較例に係るギャップゲージアセンブリのギャップゲージでは、その幅(b<t)をティースの幅に近い値に設定する必要があるため、ギャップゲージの許容しうる位相のずれは0に近い値である。
P=48EIw/b3
となる。ただし、Eはヤング率、Iは断面二次モーメント、wは梁のたわみ、bはギャップゲージの幅である。ギャップゲージの断面形状を長方形とした場合、
I=Lh3/12
であることから、曲げ力Pは、
P=4ELw(h/b)3
となる。ただし、hはギャップゲージの板厚、Lはギャップゲージの長さである。
ΔP1=4EL(h/b)3Δw1
となる。
P2=4ELw2(h/b2)3
となる。このとき、加工ばらつきによる曲げ力の変動ΔP2は、
ΔP2=4EL(h/b2)3Δw2=4EL(h/b1)3/n3Δw2
となる。加工ばらつきを同じとすると、たわみの変動量は同じであるので、
Δw2=Δw1
となり、次の関係式、
ΔP2=4EL(b/b1)3Δw1/n3=ΔP1/n3
が導かれる。この関係式によれば、ギャップゲージの幅を拡げることで、加工ばらつきによるギャップゲージの曲げ力を減少させることができる。
Claims (8)
- シャフトを有する回転子、および、複数のティースが形成されて前記回転子に挿入され、複数の前記ティースのそれぞれの前記回転子に臨む先端部の幅として幅tを有し、隣り合う前記ティースの前記先端部の間隔として間隔dを有する固定子を含む電動機を適用した圧縮機の組立装置であって、
前記回転子および前記固定子のいずれかに装着されることになるベースと、
前記ベースから幅をもって延在するように前記ベースに取り付けられ、前記回転子と前記固定子とのエアギャップに配置されることになるギャップゲージと
を含むギャップゲージアセンブリを備え、
前記ギャップゲージの前記幅を幅bとすると、
前記幅bは、前記幅tよりも長く設定されており、
前記幅bは、t+d<b<t+2dを満たすように設定された、圧縮機の組立装置。 - 前記ギャップゲージの一端側を中心として前記ギャップゲージを回転可能に前記ベースに支持する取付部を備えた、請求項1記載の圧縮機の組立装置。
- シャフトを有する回転子、および、複数のティースが形成されて前記回転子に挿入され、複数の前記ティースのそれぞれの前記回転子に臨む先端部の幅として幅tを有し、隣り合う前記ティースの前記先端部の間隔として間隔dを有する固定子を含む電動機を適用した圧縮機の組立装置であって、
前記回転子および前記固定子のいずれかに装着されることになるベースと、
前記ベースから幅をもって延在するように前記ベースに取り付けられ、前記回転子と前記固定子とのエアギャップに配置されることになるギャップゲージと
を含むギャップゲージアセンブリを備え、
前記ギャップゲージの前記幅を幅bとすると、
前記幅bは、前記幅tよりも長く設定されており、
前記幅bは、t+2d<b<3t+2dを満たすように設定された、圧縮機の組立装置。 - 前記幅bは2t+2dに設定された、請求項3記載の圧縮機の組立装置。
- 前記回転子の前記シャフトに取り付けられる圧縮部を、前記固定子を収容する容器に固定する固着装置を備えた、請求項1〜4のいずれか1項に記載の圧縮機の組立装置。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧縮機の組立装置を用いた圧縮機の組立方法であって、
前記回転子の前記シャフトに圧縮部を取り付ける工程と、
前記ギャップゲージアセンブリを、前記ギャップゲージが前記エアギャップに配置されることになるように、前記回転子および前記固定子のいずれかに装着する工程と、
前記回転子および前記固定子のいずれかに前記ギャップゲージアセンブリが装着された状態で、前記回転子を前記固定子に挿入する工程と、
前記固定子を収容する容器に前記圧縮部を固定する工程と
前記ギャップゲージアセンブリを取り外す工程と
を備えた、圧縮機の組立方法。 - シャフトを有する回転子、および、複数のティースが形成されて前記回転子に挿入され、複数の前記ティースのそれぞれの前記回転子に臨む先端部の幅として幅tを有し、隣り合う前記ティースの前記先端部の間隔として間隔dを有する固定子を含む電動機と、前記シャフトの一方側を支持する部材を含む回転要素部材とを備えた電動装置の組立装置であって、
前記回転子および前記固定子のいずれかに装着されることになるベースと、
前記ベースから幅をもって延在するように前記ベースに取り付けられ、前記回転子と前記固定子とのエアギャップに配置されることになるギャップゲージと
を含むギャップゲージアセンブリを備え、
前記ギャップゲージの前記幅を幅bとすると、
前記幅bは、前記幅tよりも長く設定されており、
前記幅bは、t+d<b<t+2dを満たすように設定された、電動装置の組立装置。 - シャフトを有する回転子、および、複数のティースが形成されて前記回転子に挿入され、複数の前記ティースのそれぞれの前記回転子に臨む先端部の幅として幅tを有し、隣り合う前記ティースの前記先端部の間隔として間隔dを有する固定子を含む電動機と、前記シャフトの一方側を支持する部材を含む回転要素部材とを備えた電動装置の組立装置であって、
前記回転子および前記固定子のいずれかに装着されることになるベースと、
前記ベースから幅をもって延在するように前記ベースに取り付けられ、前記回転子と前記固定子とのエアギャップに配置されることになるギャップゲージと
を含むギャップゲージアセンブリを備え、
前記ギャップゲージの前記幅を幅bとすると、
前記幅bは、前記幅tよりも長く設定されており、
前記幅bは、t+2d<b<3t+2dを満たすように設定された、電動装置の組立装置。
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JP2013261140A JP6095560B2 (ja) | 2013-12-18 | 2013-12-18 | 圧縮機の組立装置および圧縮機の組立方法ならびに電動装置の組立装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013261140A JP6095560B2 (ja) | 2013-12-18 | 2013-12-18 | 圧縮機の組立装置および圧縮機の組立方法ならびに電動装置の組立装置 |
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Family Applications (1)
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JP2013261140A Active JP6095560B2 (ja) | 2013-12-18 | 2013-12-18 | 圧縮機の組立装置および圧縮機の組立方法ならびに電動装置の組立装置 |
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