JP4935435B2 - ガスタービンの焼ばめ締結構造 - Google Patents

ガスタービンの焼ばめ締結構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4935435B2
JP4935435B2 JP2007060467A JP2007060467A JP4935435B2 JP 4935435 B2 JP4935435 B2 JP 4935435B2 JP 2007060467 A JP2007060467 A JP 2007060467A JP 2007060467 A JP2007060467 A JP 2007060467A JP 4935435 B2 JP4935435 B2 JP 4935435B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shrink
fitting
shaft
fitting fastening
fastening portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007060467A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008223540A (ja
Inventor
幸治 春口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007060467A priority Critical patent/JP4935435B2/ja
Publication of JP2008223540A publication Critical patent/JP2008223540A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4935435B2 publication Critical patent/JP4935435B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

本発明は、ガスタービンの焼ばめ締結構造に関し、詳しくは、ガスタービンのシャフト側と少なくともタービンディスク側との間の焼ばめ締結構造に関するものである。
ガスタービンは、コンプレッサで加圧した気体を燃焼器で燃焼させ、発生した高温高圧の燃焼ガスによりタービンを駆動し、このタービンによりコンプレッサを駆動するように構成されている。
このようなガスタービンとして、タービンのシャフトとコンプレッサのシャフトとが同軸の一体構造または連結構造とされたものがある。そして、この種のガスタービンのシャフトに、例えば、複数のインペラを有する少なくとも2段のコンプレッサディスクと、複数のブレードを有する少なくとも2段のタービンディスクとが装着されたものがある。
ここで、各コンプレッサディスクおよび各タービンディスクは、相互に所定間隔を開けた状態で一体に回転するように、筒状アームや筒状スペーサなどを介して相互に連結されている(例えば特許文献1、2参照)。そして、これらの一体化されたコンプレッサディスクおよびタービンディスクは、前端側のコンプレッサディスクと後端側のタービンディスクとがそれぞれ支持構造を介してシャフトに同心状に支持されることで、シャフトと一体に回転するようになっている。
ここで、支持構造としては、シャフトの前後にそれぞれ設けられたテーパ筒状(ロート状ないしラッパ状)または段付き筒状の支持部材の大径部に形成された筒状の嵌合締結部を内周側とし、コンプレッサディスクおよびタービンディスクの側面に形成された筒状アームなどの筒状の焼ばめ締結部を外周側として、筒状の嵌合締結部に筒状の焼ばめ締結部を焼ばめする構造が一般的である。
特開平07−324632号公報 特開2006−138319号公報
ところで、前述したような支持構造の焼ばめ締結構造においては、シャフト側の筒状支持部材の嵌合締結部や、コンプレッサディスクおよびタービンディスク側の筒状アームなどの焼ばめ締結部の寸法のバラツキにより、焼ばめ力が不足する場合がある。この場合、シャフトと共に各コンプレッサディスクおよび各タービンディスクが高速回転すると、焼ばめ締結構造の外周側の焼ばめ締結部が遠心力により大きく撓んで焼ばめ締結構造が緩む恐れがある。
殊に、高温の燃焼ガスが流通するタービンディスク側の焼ばめ締結構造においては、高温となった外周側の焼ばめ締結部が遠心方向に撓み易くなるため、焼ばめ締結構造に緩みが発生し易くなる。そして、焼ばめ締結構造に緩みが発生すると、シャフトの回転バランスが崩れてシャフトが大きく振動する恐れがある。
そこで、本発明は、ガスタービンのシャフト側の筒状支持部材に形成された筒状の嵌合締結部と、ガスタービンの少なくともタービンディスクに形成された筒状の焼ばめ締結部との間の焼ばめ締結構造の緩みの発生を確実に防止することができるガスタービンの焼ばめ締結構造を提供することを課題とする。
本発明に係るガスタービンの焼ばめ締結構造は、ガスタービンのシャフト側の筒状支持部材に形成された筒状の嵌合締結部を内周側とし、ガスタービンのコンプレッサディスクおよびタービンディスクの少なくともタービンディスクに形成された筒状の焼ばめ締結部を外周側として、嵌合締結部に焼ばめ締結部を焼ばめする焼ばめ締結構造であって、焼ばめ締結部の遠心方向への剛性が筒状支持部材の遠心方向への剛性よりも相対的に大きく設定されており、焼ばめ締結部は、筒状支持部材の材料よりもヤング率の大きい材料で構成されており、筒状支持部材は、シャフト側の基端部に向かって漸次薄肉化されている
本発明に係るガスタービンの焼ばめ締結構造では、シャフトと共にコンプレッサディスクおよびタービンディスクが高速回転する際、遠心方向への剛性の小さい内周側の筒状支持部材が遠心方向への剛性の大きい外周側の焼ばめ締結部に対し、相対的に大きく遠心方向に撓む。このため、内周側の筒状支持部材の嵌合締結部が外周側の焼ばめ締結部に押圧されるのであり、焼ばめ締結構造の緩みの発生が確実に防止される。
ここで、焼ばめ締結部は、その遠心方向への剛性が増大するように、突出長が筒状支持部材の嵌合締結部の突出長よりも短く設定されているのが好ましい。
本発明に係るガスタービンの焼ばめ締結構造によれば、シャフトと共にコンプレッサディスクおよびタービンディスクが高速回転する際、焼ばめ締結構造の内周側の筒状支持部材を外周側の焼ばめ締結部に対して相対的に大きく遠心方向に撓ませてその嵌合締結部を外周側の焼ばめ締結部に押圧させることができ、焼ばめ締結構造の緩みの発生を確実に防止することができる。その結果、シャフトの回転バランスが崩れてシャフトが大きく振動する事態を未然に防止することができる。
以下、図面を参照して本発明に係るガスタービンの焼ばめ締結構造の最良の実施形態を説明する。この説明において、同一または同様の構成要素については、同一の符号を付して重複した説明を省略することがある。ここで、参照する図面において、図1は一実施形態に係るガスタービンの焼ばめ締結構造が適用されたガスタービンの概略構造を模式的に示す縦断面図である。
一実施形態に係るガスタービンの焼ばめ締結構造は、図1に示すようなガスタービンに適用されている。このガスタービンは、出力軸となる1本のシャフト1がコンプレッサ2のシャフトとタービン3のシャフトとを兼用した1軸の軸流式ガスタービンである。
シャフト1の前部には、コンプレッサ2を構成する前段のコンプレッサディスク4および後段のコンプレッサディスク5が遊嵌されている。また、シャフト1の後部には、タービン3を構成する前段のタービンディスク6および後段のタービンディスク7が遊嵌されている。
前段のコンプレッサディスク4には、その前面からシャフト1の軸方向に突出する筒状アームからなる筒状の焼ばめ締結部4Aと、その後面からシャフト1の軸方向に突出する筒状アーム4Bとが形成されている。そして、コンプレッサディスク4の外周には、ケーシング8の内壁面に沿って回転する複数のインペラ4Cが配列されている。
後段のコンプレッサディスク5には、その前後の面からシャフト1の軸方向に突出する筒状アーム5A,5Bが形成されている。そして、このコンプレッサディスク5の外周には、ケーシング8の内壁面に沿って回転する複数のインペラ5Cが配列されている。
前段のタービンディスク6には、その前後の面からシャフト1の軸方向に突出する筒状アーム6A,6Bが形成されている。そして、このタービンディスク6の外周には、ケーシング8の内壁面に沿って回転する複数のブレード6Cが配列されている。
後段のタービンディスク7には、その前面からシャフト1の軸方向に突出する筒状アーム7Aと、その後面からシャフト1の軸方向に突出する筒状アームからなる筒状の焼ばめ締結部7Bとが形成されている。そして、このタービンディスク7の外周には、ケーシング8の内壁面に沿って回転する複数のブレード7Cが配列されている。
そして、ケーシング8には、燃焼器9の燃料噴射ノズル9Aが貫通して装着されている。この燃料噴射ノズル9Aは、前段のコンプレッサディスク4のインペラ4Cおよび後段のコンプレッサディスク5のインペラ5Cの回転により吸入されて加圧された圧縮空気に燃料を噴射し、これを着火させて燃焼させる。
ここで、前段のコンプレッサディスク4、後段のコンプレッサディスク5、前段のタービンディスク6および後段のタービンディスク7は、相対回転することなく一体に回転するように、相互に同心状に連結されている。
すなわち、前段のコンプレッサディスク4の筒状アーム4Bの先端面と後段のコンプレッサディスク5の筒状アーム5Aの先端面との間、後段のコンプレッサディスク5の筒状アーム5Bの先端面と前段のタービンディスク6の筒状アーム6Aの先端面との間、前段のタービンディスク6の筒状アーム6Bの先端面と後段のタービンディスク7の筒状アーム7Aの先端面との間がそれぞれ凹凸係合により同心状に連結されている。
一方、シャフト1の前部には、前段のコンプレッサディスク4の前面から前方に突出する焼ばめ締結部4Aを支持する筒状支持部材としてのフロントシャフト10が固定され、シャフト1の後部には、後段のタービンディスク7の後面から後方に突出する焼ばめ締結部7Bを支持する筒状支持部材としてのリヤシャフト11が固定されている。
フロントシャフト10は、大径部に焼ばめ締結部4Aが焼ばめされるテーパ筒状(ラッパ状ないしロート状)に形成されており、その大径部よりシャフト1の軸方向前方に位置する小径部がシャフト1の前部に例えば螺合して固定されている。同様に、リヤシャフト11は、大径部に焼ばめ締結部7Bが焼ばめされるテーパ筒状(ラッパ状ないしロート状)に形成されており、その大径部よりシャフト1の軸方向後方に位置する小径部がシャフト1の後部に例えば螺合して固定されている。
そして、フロントシャフト10の小径部およびリヤシャフト11の小径部がそれぞれベアリング12、13を介してケーシング8側の図示しない不動部材に回転自在に支持されることで、シャフト1と共に前段のコンプレッサディスク4、後段のコンプレッサディスク5、前段のタービンディスク6および後段のタービンディスク7が同心状に一体に回転できるようになっている。
ここで、フロントシャフト10およびリヤシャフト11は、略同様の形状を有するため、両者を代表してリヤシャフト11の形状を説明する。図2および図3に示すようにテーパ筒状に形成されたリヤシャフト11の大径部には、後段のタービンディスク7の焼ばめ締結部7Bの内周側にインロー嵌合する嵌合締結部11Aが形成されており、この嵌合締結部11Aには外周嵌合面11Bが形成されている。
一方、後段のタービンディスク7の焼ばめ締結部7Bには、リヤシャフト11の大径部の嵌合締結部11Aに形成された外周嵌合面11Bに焼ばめされる内周嵌合面7B1が形成されている。
ここで、リヤシャフト11の遠心方向への撓み量は、遠心力による等分布荷重を受ける片持ち梁の撓み量として、次の式(1)により求めることができ、また、リヤシャフト11の遠心方向への剛性は、次の式(2)により求めることができる。なお、式(1)において、yrはリヤシャフト11の遠心方向への撓み量、Frはリヤシャフト11が受ける遠心力、Lrはリヤシャフト11の片持ち梁としての長さ、Erはリヤシャフト11のヤング率、Irはリヤシャフト11の断面2次モーメントである。また、式(2)において、Krはリヤシャフト11の遠心方向への剛性である。
(1)……yr=(FrLr)/(8ErIr)
(2)……Kr=Fr/yr=8Er/Lr
同様に、後段のタービンディスク7の焼ばめ締結部7Bの遠心方向への撓み量は、遠心力による等分布荷重を受ける片持ち梁の撓み量として、次の式(3)により求めることができ、また、焼ばめ締結部7Bの遠心方向への剛性は、次の式(4)により求めることができる。なお、式(3)において、ydは焼ばめ締結部7Bの遠心方向への撓み量、Fdは焼ばめ締結部7Bが受ける遠心力、Ldは焼ばめ締結部7Bの片持ち梁としての長さ、Edは焼ばめ締結部7Bのヤング率、Idは焼ばめ締結部7Bの断面2次モーメントである。また、式(4)において、Kdは焼ばめ締結部7Bの遠心方向への剛性である。
(3)……yd=(FdLd)/(8EdId)
(4)……Kd=Fd/yd=8Ed/Ld
ここで、リヤシャフト11に形成された嵌合締結部11Aの外周嵌合面11Bと、後段のタービンディスク7に形成された焼ばめ締結部7Bの内周嵌合面7B1との間の焼ばめ締結構造の緩みの発生を防止するには、yd<yrとなるようにKd>Krとすればよい。そして、Kd>Krとするには、Ed>ErおよびLd<Lrの一方または両方の構成を採用するればよい。
そこで、一実施形態のガスタービンの焼ばめ締結構造においては、Ld<LrおよびEd>Erの両方の構成が採用されている。すなわち、焼ばめ締結部7Bの片持ち梁としての長さLdは、リヤシャフト11の片持ち梁としての長さLrの例えば1/4程度に短く設定されている(図2参照)。
そして、特に、焼ばめ締結部7Bの材料は、リヤシャフト11の材料よりもヤング率の大きい材料で構成されている。すなわち、焼ばめ締結部7Bを含む後段のタービンディスク7は、例えばヤング率Edが200〜220(GPa)程度のニッケル合金で構成され、リヤシャフト11は、例えばヤング率Erが70(GPa)程度のアルミニウム合金で構成されている。
なお、図1に示したフロントシャフト10および焼ばめ締結部4Aを含む前段のコンプレッサディスク4も前述したリヤシャフト11および焼ばめ締結部7Bと同様に構成されている。
以上のように構成された本実施形態のガスタービンの焼ばめ締結構造では、図1に示したシャフト1側のフロントシャフト10およびリヤシャフト11と共に、前段のコンプレッサディスク4、後段のコンプレッサディスク5、前段のタービンディスク6および後段のタービンディスク7が高速回転する際、リヤシャフト11の大径部の嵌合締結部11Aが後段のタービンディスク7の焼ばめ締結部7Bに対し相対的に大きく遠心方向へ撓む。
このため、リヤシャフト11の嵌合締結部11Aの外周嵌合面11Bがタービンディスク7の焼ばめ締結部7Bの内周嵌合面7B1に押圧されるようになり、嵌合締結部11Aの外周嵌合面11Bと焼ばめ締結部7Bの内周嵌合面7B1との間の焼ばめ締結構造の緩みの発生が確実に防止される。
同様に、フロントシャフト10の大径部の嵌合締結部(符号省略)が前段のコンプレッサディスク4の焼ばめ締結部4Aに対し相対的に大きく遠心方向へ撓むため、フロントシャフト10の嵌合締結部の外周嵌合面(符号省略)が前段のコンプレッサディスク4の焼ばめ締結部4Aの内周嵌合面(符号省略)に押圧されるようになり、両者の間の焼ばめ締結構造の緩みの発生が確実に防止される。
すなわち、本実施形態のガスタービンの焼ばめ締結構造によれば、シャフト1側のリヤシャフト11と後段のタービンディスク7の焼ばめ締結部7Bとの間の焼ばめ締結構造の緩みの発生を確実に防止することができ、同様に、シャフト1側のフロントシャフト10と前段のコンプレッサディスク4の焼ばめ締結部4Aとの間の焼ばめ締結構造の緩みの発生を確実に防止することができる。その結果、シャフト1の回転バランスが崩れてシャフト1が大きく振動する事態を未然に防止することができる。
本発明に係るガスタービンの焼ばめ締結構造は、前述した一実施形態に限定されるものではない。例えば、図2に示した焼ばめ締結部7Bを含む後段のタービンディスク7は、ヤング率Edが206(GPa)の鋼鉄などで構成し、リヤシャフト11は、ヤング率Erが100〜130(GPa)程度の銅合金などで構成してもよい。図1に示したフロントシャフト10および前段のコンプレッサディスク4も同様である。
また、図2に示したリヤシャフト11は、図4に示すように、嵌合締結部11A側の大径部からシャフト1に嵌合固定される基端部の小径部に向かって肉厚が漸次薄肉化された形状に変更してもよい。
図4に示したリヤシャフト11は、前述した式(1)において、断面2次モーメントIrが小さくなるため、その分、遠心方向への撓み量yrが増大する。このため、図1に示したシャフト1と共にリヤシャフト11および後段のタービンディスク7が高速回転する際、リヤシャフト11の嵌合締結部11Aがタービンディスク7の焼ばめ締結部7Bに対し相対的に一層大きく遠心方向へ撓む。
そして、リヤシャフト11の嵌合締結部11Aの外周嵌合面11Bがタービンディスク7の焼ばめ締結部7Bの内周嵌合面7B1に強く押圧されるようになり、嵌合締結部11Aの外周嵌合面11Bと焼ばめ締結部7Bの内周嵌合面7B1との間の焼ばめ締結構造の緩みの発生が一層確実に防止される。なお、図4に示したリヤシャフト11と同様に構成されたフロントシャフト10も、同様の作用効果を奏する。
一方、図2に示したタービンディスク7の焼ばめ締結部7Bの片持ち梁としての長さは、図5に示すように短縮してもよい。この場合、前述した式(4)のLdが小さくなることで焼ばめ締結部7Bの剛性Kdが大幅に増大し、焼ばめ締結部7Bの遠心方向への撓み量ydが大幅に減少する。このため、嵌合締結部11Aの外周嵌合面11Bと焼ばめ締結部7Bの内周嵌合面7B1との間の焼ばめ締結構造の緩みの発生が一層確実に防止される。
なお、図示省略するが、タービンディスク7の焼ばめ締結部7Bの基端部の内周側に肉盛りしてもよい。この場合、焼ばめ締結部7Bの剛性Kdが増大して遠心方向への撓み量ydが減少するため、嵌合締結部11Aの外周嵌合面11Bと焼ばめ締結部7Bの内周嵌合面7B1との間の焼ばめ締結構造の緩みの発生が一層確実に防止される。
また、図示省略するが、リヤシャフト11の嵌合締結部11Aの突出長を増大してもよい。この場合、嵌合締結部11Aの剛性が低下して遠心方向への撓み量が増大するため、嵌合締結部11Aの外周嵌合面11Bと焼ばめ締結部7Bの内周嵌合面7B1との間の焼ばめ締結構造の緩みの発生が一層確実に防止される。
本発明の一実施形態に係るガスタービンの焼ばめ締結構造が適用されたガスタービンの概略構造を模式的に示す縦断面図である。 図1に示した後段のタービンディスクの焼ばめ締結部をシャフトに支持するリヤシャフトの拡大断面図である。 図2に示したリヤシャフトの大径側から見た斜視図である。 図2に示したリヤシャフトの変形例を示す図2に対応した拡大断面図である。 図2に示した焼ばめ締結部の変形例を示す図2に対応した拡大断面図である。
符号の説明
1…シャフト、2…コンプレッサ、3…タービン、4…前段のコンプレッサディスク、4A…焼ばめ締結部、4B…筒状アーム、4C…インペラ、5…後段のコンプレッサディスク、5A,5B…筒状アーム、5C…インペラ、6…前段のタービンディスク、6A,6B…筒状アーム、6C…ブレード、7…後段のタービンディスク、7A…筒状アーム、7B…焼ばめ締結部、7B1…内周嵌合面、7C…ブレード、8…ケーシング、9…燃焼器、10…フロントシャフト、11…リヤシャフト、11A…嵌合締結部、11B…外周嵌合面、12,13…ベアリング。

Claims (2)

  1. ガスタービンのシャフト側の筒状支持部材に形成された筒状の嵌合締結部を内周側とし、ガスタービンのコンプレッサディスクおよびタービンディスクの少なくともタービンディスクに形成された筒状の焼ばめ締結部を外周側として、前記嵌合締結部に前記焼ばめ締結部を焼ばめする焼ばめ締結構造であって、
    前記焼ばめ締結部の遠心方向への剛性が前記筒状支持部材の遠心方向への剛性よりも相対的に大きく設定されており、
    前記焼ばめ締結部は、前記筒状支持部材の材料よりもヤング率の大きい材料で構成されており、
    前記筒状支持部材は、前記シャフト側の基端部に向かって漸次薄肉化されていることを特徴とするガスタービンの焼ばめ締結構造。
  2. 前記焼ばめ締結部は、突出長が前記筒状支持部材の嵌合締結部の突出長よりも短く設定されていることを特徴とする請求項に記載のガスタービンの焼ばめ締結構造。
JP2007060467A 2007-03-09 2007-03-09 ガスタービンの焼ばめ締結構造 Expired - Fee Related JP4935435B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007060467A JP4935435B2 (ja) 2007-03-09 2007-03-09 ガスタービンの焼ばめ締結構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007060467A JP4935435B2 (ja) 2007-03-09 2007-03-09 ガスタービンの焼ばめ締結構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008223540A JP2008223540A (ja) 2008-09-25
JP4935435B2 true JP4935435B2 (ja) 2012-05-23

Family

ID=39842449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007060467A Expired - Fee Related JP4935435B2 (ja) 2007-03-09 2007-03-09 ガスタービンの焼ばめ締結構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4935435B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5606358B2 (ja) 2011-02-24 2014-10-15 三菱重工業株式会社 インペラ及びこれを備えたロータ並びにインペラの製造方法
JP2013047479A (ja) 2011-08-29 2013-03-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd インペラ及びこれを備えた回転機械並びにインペラの製造方法
JP5907723B2 (ja) 2011-12-26 2016-04-26 三菱重工業株式会社 回転機械の製造方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1226929B (it) * 1988-07-15 1991-02-22 Nuovo Pignone Spa Sistema perfezionato di accoppiamento disinseribile di un corpo rotorico sull'albero di macchine rotanti, in particolare turbine a gas e ratiere rotative.
JPH07324632A (ja) * 1994-05-30 1995-12-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガスタービン動翼の冷却空気シール装置
JP3567065B2 (ja) * 1997-07-31 2004-09-15 株式会社東芝 ガスタービン
JP2004232532A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Hitachi Ltd マイクロガスタービン
US7059831B2 (en) * 2004-04-15 2006-06-13 United Technologies Corporation Turbine engine disk spacers
US7186079B2 (en) * 2004-11-10 2007-03-06 United Technologies Corporation Turbine engine disk spacers

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008223540A (ja) 2008-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4541170B2 (ja) 第1および第2の軸受により支持される駆動シャフトに固定されるファンを有するターボファンエンジン
JP5064121B2 (ja) 改良されたバケット振動減衰装置
JP6131010B2 (ja) 金属ファンブレードプラットフォーム
US7334981B2 (en) Counter-rotating gas turbine engine and method of assembling same
US8770924B2 (en) Gas turbine engine with angled and radial supports
CA2889751C (fr) Moyeu de carter d'echappement pour une turbomachine
JP2019019751A (ja) ガスタービンロータ及びガスタービン発電機
EP2119876A3 (en) Supporting gas turbine rotor during unbalances
JP6184036B2 (ja) 耐摩擦性ファンケース
JP2016098809A (ja) 複数のタイロッドを備えたガスタービンおよびその組立方法
JP4935435B2 (ja) ガスタービンの焼ばめ締結構造
JP5675674B2 (ja) タービン動翼の抜け止め構造およびこれを備えた回転機械
FR3026774A1 (fr) Turbomachine comportant un dispositif de freinage du rotor de soufflante.
WO2007105702A1 (ja) ファンブレードの保持構造
WO2003038241A1 (fr) Systeme decoupleur pour l'arbre d'une soufflante de turboreacteur
WO2011086993A1 (ja) シール構造及びそれを備えたガスタービンエンジン
JP2013181431A5 (ja)
JP5722318B2 (ja) プロペラハブ
JP6284495B2 (ja) 真空ポンプの為のローター装置の製造の為の方法および真空ポンプの為のローター装置
JP4835475B2 (ja) ガスタービンの焼ばめ締結構造
JP2009167882A (ja) 遠心羽根車
JP2007303469A (ja) 傾斜した根元部を備えるハンマー取り付け部を有するブレードを含む航空機エンジン圧縮機のアセンブリ
JP4998023B2 (ja) ガスタービンの焼ばめ締結構造
KR101918585B1 (ko) 탈착가능한 에어포일 쓰러스트 베어링
KR101445063B1 (ko) 에어포일 쓰러스트 베어링 및 메탈메쉬포일 래디얼 베어링을 포함하는 콤보 베어링

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110811

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120206

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4935435

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees