JP6093551B2 - 剃刀 - Google Patents

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Description

本発明は、ホルダの頭部に剃刀ヘッドを取り付けた剃刀に関するものである。
下記の特許文献1にかかる剃刀において、剃刀ヘッドに組み込まれた刃体の刃先は剃刀ヘッドの表側(上側)で露出し、その表側に対し反対側になる裏側(下側)でホルダの頭部の上端部に対し剃刀ヘッドが所定の支持構造により着脱可能に支持されている。
特開平5−212165号公報
上記の特許文献1では、身体の各種部分に生える膚毛を剃る場合に剃刀を使用すると、剃刀ヘッドの表側を身体の皮膚面に沿わせるために、ホルダの頭部をその皮膚面に交差するように突き当てる必要があった。そのため、ホルダを把持した手を大きく屈曲させなければならず、剃刀の使い勝手が悪くなっていた。
この発明は、弾性板を利用した首振り機構により剃刀ヘッドをホルダの頭部に支持して、身体の各種部分に生える膚毛を剃る場合に剃刀の使い勝手を良くすることを目的としている。
後記実施形態の図面(図1〜5)の符号を援用して本発明を説明する。
請求項1の発明にかかる剃刀は、下記(イ)〜(ハ)の構成及び効果を有している。
(イ) 把持部(2)とその把持部(2)の上端部に設けた頭部(3)とを有するホルダ(1)を備え、刃体(9)を有する剃刀ヘッド(7)をホルダ(1)の頭部(3)の正面側に首振り機構(M)により取り付け、この剃刀ヘッド(7)で刃体(9)の刃先(9a)が露出する表側に対し反対側になる裏側をホルダ(1)の頭部(3)の正面側に間隔(W)をあけて対向させている。
このように、剃刀ヘッド(7)の裏側を頭部(3)の正面側に間隔(W)をあけて対向させて取り付けたので、身体の各種部分に生える膚毛を剃る場合に、ホルダ(1)を把持した手を大きく屈曲させなくても、剃刀ヘッド(7)の表側を身体の皮膚面に沿わせて剃刀を使用することができる。また、剃刀ヘッド(7)の裏側と頭部(3)の正面側との間の間隔(W)により、剃刀ヘッド(7)の表側を身体の皮膚面に沿わせて剃刀を使用する際に頭部(3)の正面側が身体の皮膚面に接触しにくくなる。従って、剃刀の使い勝手を良くすることができる。
(ロ) 前記首振り機構(M)は、ホルダ(1)の頭部(3)に設けた支持部(6)と、剃刀ヘッド(7)に設けた被支持部(10)との間に介在させた弾性部(15)を有し、この剃刀ヘッド(7)はその弾性部(15)により付勢されて静止する中立位置(P)に対しその弾性部(15)の付勢力に抗して移動した移動位置(Q)を取り得る。剃刀ヘッド(7)を弾性部(15)により支持することができるので、剃刀ヘッド(7)を中立位置(P)に対し弾性に抗して移動可能に支持する支持構造を簡単にすることができる。
(ハ) 前記弾性部(15)は、弾性板であって、前記頭部(3)の支持部(6)に支持された外周部を有し、弾性板(15)の外周部よりも内側で剃刀ヘッド(7)の被支持部(10)を支持している。弾性部(15)を板状にしたので、弾性板(15)においてその外周部の内側を撓ませ易い。また、弾性板(15)の外周部が頭部(3)の支持部(6)に支持されているので、弾性板(15)においてその外周部よりも内側を撓ませることができる。さらに、弾性板(15)において撓み易くした外周部の内側で被支持部(20)を支持したので、剃刀ヘッド(7)を弾性に抗して移動させ易くするとともに中立位置(P)に復帰させ易い。
請求項1の発明を前提とする請求項2の発明において、前記ホルダ(1)の頭部(3)の支持部(6)は環状に配設された環状部(6a)を有し、前記弾性板(15)はその支持部(6)の環状部(6a)の内周と前記剃刀ヘッド(7)の被支持部(10)の外周との間の支持孔(14)でその内周及び外周に沿って環状に配設された環状部(15a)を有している。ちなみに、頭部(3)の支持部(6)の環状部(6a)については、環状に連続させること以外に、複数の支持部(6)を環状に配設させてもよい。また、弾性板(15)の環状部(15a)については、環状に連続させること以外に、複数の弾性板(15)を環状に配設させてもよい。従って、その支持孔(14)で弾性板(15)の環状部(15a)を撓ませることができる。
請求項2の発明を前提とする請求項3の発明において、前記弾性板(15)は、剃刀ヘッド(7)の中立位置(P)で、頭部(3)の支持部(6)の環状部(6a)と剃刀ヘッド(7)の被支持部(10)との間の支持孔(14)内に配置され、前記剃刀ヘッド(7)の被支持部(10)は、刃体(9)を組み込んだ組付部(8)から延びる第一の連結部(19)と、前記弾性板(15)を前記頭部(3)の支持部(6)との間で介在させた第二の連結部(16)と、それらの連結部(16,19)を互いに支持する結合部(20,21,22)とを有し、この第二の連結部(16)において組付部(8)側に対し弾性板(15)を挟む反対側の端部(18)は、剃刀ヘッド(7)の中立位置(P)で、前記支持孔(14)内に配置されている。従って、剃刀ヘッド(7)の中立位置(P)で支持孔(14)内に配置された弾性板(15)を使用時に不用意に触れて剃刀ヘッド(7)の首振りを邪魔したりすることがなく、剃刀の使い勝手を良くすることができる。また、剃刀ヘッド(7)の被支持部(10)の第二の連結部(19)を使用時に不用意に触れて剃刀ヘッド(7)の首振りを邪魔したりすることがなく、剃刀の使い勝手を良くすることができる。
請求項1〜3のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする請求項4の発明において、前記弾性板(15)は変形のし難さを指す難変形度の異なる複数の撓み許容部(26,27,28,29,30)を有している。従って、剃刀ヘッド(7)の首振り方向に応じて弾性部(15)の難変形度を変えて剃り味を変更することができる。
請求項4の発明を前提とする請求項5の発明にかかる弾性板(15)において、刃体(9)の刃先(9a)の延設方向(Y)に対し交叉する方向(Z)の両側のうち、刃先(9a)側における撓み許容部(28)の難変形度が、刃先(9a)側に対する反対側における撓み許容部(27)の難変形度より高くなっているため、刃先(9a)側の撓み許容部は反対側の撓み許容部より変形し難い。中立位置(P)で剃刀ヘッド(7)を頭部(3)に接近させる向きに首振りさせた場合には、首振り力が刃先(9a)側に対する反対側における撓み許容部(27)に主に与えられるので、頭部(3)に接近させる向きへの剃刀ヘッド(7)の首振りを行い易い。また、中立位置(P)で剃刀ヘッド(7)を頭部(3)から離間させる向きに首振りさせた場合には、首振り力が刃先(9a)側における撓み許容部(28)に主に与えられるので、頭部(3)から離間させる向きへの剃刀ヘッド(7)の首振りを行いにくい。従って、剃刀ヘッド(7)を適切な向きに首振りさせ易い。
請求項4または請求項5の発明を前提とする請求項6の発明において、前記弾性板(15)は剃刀ヘッド(7)の中立位置(P)から移動位置(Q)への移動に従って変形する撓み許容部(23)を有し、その移動位置(Q)における撓み許容部(23)の難変形度がその中立位置(P)における撓み許容部(23)の難変形度より高くなっているため、移動位置(Q)の撓み許容部は中立位置(P)の撓み許容部より変形し難い。従って、首振りの始めに剃り味を柔らかくするとともに、首振りの終わりに剃刀ヘッド(7)を安定させて、剃り味を向上させることができる。
次に、請求項以外の技術的思想について実施形態の図面の符号を援用して説明する。
請求項1〜6の発明のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする第7の発明にかかる剃刀ヘッド(7)の中立位置(P)において、刃体(9)の刃先(9a)の延設方向(Y)に対し交叉する方向(Z)の両側のうち、刃先(9)側における前記間隔(W)より刃先(9a)側に対する反対側における前記間隔(W)を大きくするように設定している。従って、刃先(9a)側に対する反対側で剃刀ヘッド(7)の首振り範囲が広くなるので、剃刀の使い勝手を良くすることができる。
請求項1〜6の発明のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする第8の発明において、前記ホルダ(1)の頭部(3)は、刃先(9a)の延設方向(Y)の両側で正面側とその正面側に対し反対側になる背面側との間に設けた側面側を、正面側から背面側への向きに把持部(2)の上端部から上方へ屈曲して延設されている。従って、刃体(9)の刃先(9a)の延設方向(Y)に対し交叉する方向(Z)の両側のうち、刃先(9a)側における前記間隔(W)より刃先(9a)側に対する反対側における前記間隔(W)を大きくするように設定し易くなり、刃先(9a)側に対する反対側で剃刀ヘッド(7)の首振り範囲が広くなるので、剃刀の使い勝手を良くすることができる。
請求項1〜6の発明のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする第9の発明において、前記首振り機構(M)は、頭部(3)の正面側に対する剃刀ヘッド(7)の裏側の間隔(W)を変更することができ、剃刀ヘッド(7)の中立位置(P)で、刃体(9)の刃先(9a)の延設方向(Y)に対し交叉する方向(Z)の両側のうち、刃先(9a)側における前記間隔(W)より、刃先(9a)側に対する反対側における前記間隔(W)が大きくなり、この中立位置(P)から剃刀ヘッド(7)を移動させる際に、刃先(9a)側における前記間隔(W)より、刃先(9a)側に対する反対側における前記間隔(W)が小さくなる移動位置(Q)を取り得る。従って、中立位置(P)から移動位置(Q)へ剃刀ヘッド(7)を移動させる際に、刃先(9a)側に対する反対側で剃刀ヘッド(7)の首振り範囲が広くなるので、剃刀の使い勝手を良くすることができる。
請求項1〜6の発明のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする第10の発明において、前記ホルダ(1)の頭部(3)は、刃体(9)の刃先(9a)の延設方向(Y)の両側へ把持部(2)の上端部から膨らんで連続する。従って、ホルダ(1)の頭部(3)の正面側が広がるため、ホルダ(1)の頭部(3)に剃刀ヘッド(7)を取り付け易い。
請求項1〜6の発明のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする第11の発明にかかるホルダ(1)において、把持部(2)は、上端部と下端部との間の中間部で、側面側を背面側から正面側への向きに下方へ屈曲して延設されている。従って、把持部(2)の中間部で把持部(2)の正面側に凹み(2a)が生じるため、使用時に把持部(2)を把持し易くなって剃刀の使い勝手を良くすることができる。
請求項1〜6の発明のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする第12の発明において、前記首振り機構(M)は、剃刀ヘッド(7)の中立位置(P)でホルダ(1)の正面側を載置面(H)に載置した際に、剃刀ヘッド(7)の表側がこの載置面(H)に対しなす傾斜角度(γ)を20度以上にするとともに、剃刀ヘッド(7)が中立位置(P)から頭部(3)の正面側に向けて移動した移動位置で剃刀ヘッド(7)が頭部(3)に当って停止するように設定されている。従って、ホルダ(1)を把持して載置面(H)から持ち上げる際に剃刀ヘッド(7)の表側が載置面(H)に接触しにくい。
第12の発明を前提とする第13の発明において、前記剃刀ヘッド(7)は、剃刀ヘッド(7)の中立位置(P)でホルダ(1)の正面側を載置面(H)に載置した際に、この載置面(H)に対し離間している。従って、身体の皮膚面に沿う剃刀ヘッド(7)の表側が汚れにくい。
第12の発明または第13の発明を前提とする第14の発明において、前記首振り機構(M)は、剃刀ヘッド(7)が中立位置(P)から頭部(3)の正面側に向けて30度以上移動して頭部(3)に当って停止するように設定されている。従って、剃刀ヘッド(7)の首振り範囲を広くして剃刀の使い勝手を良くすることができる。
請求項1〜6の発明のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする第15の発明において、前記把持部(2)の側面側の上端部に対する頭部(3)の側面側の屈曲角度(α)は、前記把持部(2)の中間部における屈曲角度(β)より大きく設定されている。従って、頭部(3)を屈曲させても把持部(2)を把持し易い。
請求項1〜6の発明のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする第16の発明において、前記頭部(3)の側面側が背面側から正面側に膨らむように湾曲するとともに、前記把持部(2)の側面側が正面側から背面側に膨らむように湾曲して、ホルダ(1)の全体の側面側がS字状に湾曲している。従って、頭部(3)を湾曲させても把持部(2)を把持し易い。
請求項1〜6の発明のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする第17の発明において、前記剃刀ヘッド(7)の被支持部(10)は弾性板の厚み方向(X)の両側のうち少なくとも一方側に支持されている。従って、剃刀ヘッド(7)を弾性板(15)の厚み方向(X)へ弾性に抗して移動させ易くするとともに中立位置(P)に復帰させ易い。
請求項1〜6の発明のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする第18の発明において、前記弾性板(15)は、頭部(3)において背面側から正面側に膨らむように湾曲する側面側に沿って湾曲している。従って、湾曲する頭部(3)の内側に弾性板(15)を取り付け易い。
請求項1〜6の発明のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする第19の発明において、前記弾性板(15)の各撓み許容部(26,27,28,29,30)は互いに隣接して並設されている。従って、難変形度の異なる複数の撓み許容部(26,27,28,29,30)を有する弾性板(15)を容易に設けることができる。
第19の発明を前提とする第20の発明において、前記弾性板(15)の各撓み許容部(26,27,28,29,30)は剃刀ヘッド(7)の被支持部(10)の外周で環状に並設されている。従って、難変形度の異なる複数の撓み許容部(26,27,28,29,30)を有する弾性板(15)を容易に設けることができる。
請求項1〜6の発明のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする第21の発明において、前記ホルダ(1)において頭部(3)は把持部(2)と連続して設けられ、この把持部(2)は頭部(3)の弾性板(15)と一体成形されて露出する指当部(5)を有している。従って、弾性板(15)と指当部(5)とを有するホルダ(1)を容易に成形することができる。
本発明は、弾性板(15)を利用した首振り機構(M)により剃刀ヘッド(7)をホルダ(1)の頭部(3)に支持して、身体の各種部分に生える膚毛を剃る場合に剃刀の使い勝手を良くすることができる。
(a)は首振り式剃刀において剃刀ヘッドの中立位置でキャップを装着して正面側から見た全体斜視図であり、(b)は同じく背面側から見た全体斜視図である。 (a)は図1(a)(b)の首振り式剃刀においてキャップを取り外した状態を示す全体側面図であり、(b)は同じく側面側から見た全体断面図である。 (a)は図1(a)(b)の首振り式剃刀においてキャップを取り外した状態を示す全体正面図であり、(b)は同じく全体背面図である。 (a)は図3(a)(b)の首振り式剃刀においてホルダの頭部を示す部分拡大背面図であり、(b)は図3(b)の部分縦断面図であり、(c)は図3(b)の部分横断面図である。 (a)は図2(a)の首振り式剃刀において剃刀ヘッドの首振り状態を示す全体側面図であり、(b)は図1(a)(b)の首振り式剃刀を示す全体側面図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる首振り式剃刀について不使用時の中立状態を基本として図面を参照して説明する。
図1(a)(b)に示すホルダ1は、上下方向Zへ細長く延設された把持部2と、その把持部2の上端部に設けられた頭部3とを有している。図2(a)(b)に示すように、把持部2は、硬質樹脂により成形された主体部4と、軟質樹脂またはゴム材またはゴム材以外の軟質材により成形されてその主体部4の外側に露出する指当部5とを有している。図3(a)に示すように、把持部2の正面側のほぼ全域には主体部4が露出し、その正面側の下部には指当部5の一部5aが露出している。図3(b)に示すように、把持部2の背面側のほぼ全域には指当部5が露出し、その背面側の中間部及び下端部には主体部4の一部4aが露出している。図2(a)に示すように、把持部2の側面側のほぼ全域には指当部5が露出し、その側面側の下端部には主体部4の一部4aが露出している。頭部3は、硬質樹脂により把持部2の主体部4とともに主体部4と同一材で一体成形された支持部6を有している。支持部6は、把持部2の上端部で主体部4に連続して、左右方向Yの両側へ膨らんでいる。
図4(a)(b)(c)に示すように、頭部3の支持部6には上辺部と下辺部と左辺部と右辺部とにより略四角形の環状に連続する環状部6aが形成されている。上辺部と下辺部と左辺部と右辺部とはそれぞれ外側へ緩やかな曲線により膨らみ、上辺部と左辺部との間の隅部や、上辺部と右辺部との間の隅部や、下辺部と左辺部との間の隅部や、下辺部と右辺部との間の隅部も、外側へ緩やかな曲線により膨らんで、上辺部と下辺部と左辺部と右辺部とに滑らかに連続している。ちなみに、上辺部及び下辺部の内側で左辺部と右辺部との間の左右方向Yの間隔のうち最大の間隔は約28mmに設定され、左辺部及び右辺部の内側で上辺部と下辺部との間の上下方向Zの間隔のうち最大の間隔は約23mmに設定されている。
図1(a)(b)に示す剃刀ヘッド7は、図2(a)に示すように頭部3の正面側に対し間隔Wをあけて首振り機構Mにより取り付けられている。剃刀ヘッド7の下側にはキャップ7aが下方から上方へ着脱可能に嵌め込まれる。
剃刀ヘッド7は、図2(b)及び図3(a)(b)に示すように、刃体9を組み付けた刃体組付部8と、その刃体組付部8の裏側(後側)から頭部3の支持部6に向けて延びる被支持部10と、刃体組付部8が嵌め込まれて刃体組付部8の上下左右の外周を囲う枠体部11とを有している。刃体9の刃先9aは刃体組付部8の表側(前側)で露出している。枠体部11の上下両側にはシェービングエイド12,13が設けられている。
図4(a)(b)(c)に示すように、頭部3において支持部6の環状部6aの内周と、剃刀ヘッド7の被支持部10の外周との間の支持孔14には、首振り機構Mとして、弾性板15(弾性部)が介在されている。支持部6の環状部6aの外周上端部は上下方向Zで剃刀ヘッド7の刃体組付部8の上端部に対し前後方向Xでほぼ並んでいるとともに、枠体部11の外周上端部がその環状部6aの外周上端部より上方へ突出している。
剃刀ヘッド7の被支持部10は、筒部17と底部18(端部)とを有する連結部16と、刃体組付部8から突出する連結部19とからなる。連結部16の筒部17は上壁部と下壁部と左壁部と右壁部とにより四角筒状をなす。連結部19も上壁部と下壁部と左壁部と右壁部と底部(端部)とにより有底四角筒状をなす。この連結部16内には前側の刃体組付部8側で開口された連結孔20が形成されて底部18で窓口18aにより開放されている。この連結孔20において、底部18には窓口18a側から刃体組付部8側へ向けて前後方向Xに延びる片持ち梁状の左右両係止腕部21が形成されている。この連結部19の左右両壁部には係止孔22が形成されている。ちなみに、連結部16の筒部17の上壁部及び下壁部の外側でその左右方向Yの長さは約19mmに設定され、連結部16の筒部17の左壁部及び右壁部の外側でその上下方向Zの長さは約12mmに設定されている。
この連結部19は前記連結部16の連結孔20に挿入される。その挿入状態で、連結部19は筒部17の延設方向に沿う軸線16aを中心に回動しない状態でその軸線16aの方向のみに案内されながら連結部16の連結孔20(結合部)に挿着される。連結部19の底部は、連結部16の底部18に当接されて前後方向Xへの移動が規制されるとともに、その底部18の窓口18aで露出してその底部18と略面一になっている。連結部16の左右両係止腕部21(結合部)はそれらの係止鉤部21aで連結部19の左右両係止孔22(結合部)に係入され、連結部16からの連結部19の不用意な離脱が阻止されている。そのため、両連結部16,19は互いに着脱不能になる。なお、両連結部16,19を互いに着脱可能にしてもよい。連結部16の筒部17及び底部18や、連結部16の左右両係止腕部21も、硬質樹脂により成形されている。
弾性板15は、頭部3の支持部6と剃刀ヘッド7における被支持部10の連結部16とをインサートした金型内のキャビティに指当部5と同じ材料(軟質樹脂またはゴム材またはゴム材以外の軟質材)を供給して指当部5と一体成形され、支持孔14で支持部6の環状部6aの内周と連結部16の筒部17の外周とに沿って環状に連続する環状部15aを有している。指当部5には滑り止め機能を持たせたり感触を良くしたりするための各種形状の凹凸が形成されている。例えば、この弾性板15及び指当部5はスチレン系熱可塑性エラストマからなり、物性として、20以上60以下の範囲のショアA硬度を有している。
このような弾性板15の成形後に、前述したように刃体組付部8が被支持部10に挿着される。環状部15aの外周部は支持部6の環状部6aの内周部に面接触されて成形時の熱や圧力により取着されている。被支持部10は、環状部15aに対しその厚み方向(前後方向X)の両側へ貫通されて支持されている。環状部15aの内周部は被支持部10の筒部17の外周部に面接触されて成形時の熱や圧力により取着されている。環状部15aには撓み許容部23が形成されている。撓み許容部23は、筒部17の延設方向に沿う軸線16aの外周で環状に連続して延びる突条部24と、その突条部24の内側で環状に連続して延びる溝部25とを有している。弾性板15は、支持部6の環状部6aと剃刀ヘッド7の被支持部10との間の支持孔14において、環状部6aの前後両内周縁部で区画された内側領域S内に配置されている。剃刀ヘッド7の被支持部10において連結部16の底部18及び連結部19の底部は、刃体組付部8側に対し弾性板15を挟む反対側で、支持孔14の内側領域S内に配置されている。
撓み許容部23の突条部24を刃体組付部8から離れる向きへ軸線16aに沿って突出させているが、逆に刃体組付部8に接近する向きへ軸線16aに沿って突出させてもよい。環状部15aを含む弾性板15は、略均一の厚み(0.1〜3mm)を有している。弾性板15の環状部15aにおいて撓み許容部23の厚みを撓み許容部23以外の部分の厚みよりも小さくして、撓み易くしてもよい。撓み許容部23において突条部24の突出寸法は0.3〜5mmになっている。
弾性板15の撓み許容部23は、剃刀ヘッド7における刃体9の刃先9aの延設方向に沿う左右方向Yで相対向する左右両側の撓み許容部26と、その刃先9aの延設方向に対し交差する上下方向Zで相対向する上下両側の撓み許容部27,28と、この左右両側の撓み許容部26と上下両側の撓み許容部27,28との間の四隅部において対角方向で相対向する四隅部の撓み許容部29,30とを有している。支持孔14において、支持部6の環状部6aの内周形状と被支持部10の連結部16の外周形状とは略相似形状となっており、支持部6の上辺部と連結部16の上壁部との間の間隔(約6mm)は、支持部6の下辺部と連結部16の下壁部との間の間隔(約4mm)より大きく設定され、支持部6の左辺部と連結部16の左壁部との間の間隔(約4mm)と、支持部6の右辺部と連結部16の右壁部との間の間隔(約4mm)とは、互いに略等しく設定され、各撓み許容部26,27,28,29,30の突条部24及び溝部25はそれらの間隔の略中央位置でそれらの辺部及び壁部に沿って互いに隣接して配設されている。
図2(a)に示すように、前記ホルダ1において、頭部3の側面側は、正面側から背面側への向きに把持部2の上端部から上方へ屈曲して延設されているとともに、背面側から正面側に膨らむように湾曲し、また、把持部2の側面側は、上端部と下端部との間の中間部で、背面側から正面側への向きに下方へ屈曲して延設されているとともに、正面側から背面側に膨らむように湾曲している。そのため、頭部3の側面側において背面側には凹み3aが形成され、把持部2の側面側において正面側には凹み2aが形成され、それらの凹み3a,2aにより、ホルダ1の全体の側面側が滑らかに連続するS字状に湾曲している。把持部2の側面側の上端部に対する頭部3の側面側の屈曲角度α(15度以上60度以下)は、把持部2の中間部における屈曲角度β(5度以上45度以下)より大きく設定されている。前記弾性板15は頭部3の側面側に沿って湾曲している。
頭部3の弾性板15は前述したように湾曲しているため、弾性板15の各撓み許容部26,27,28,29,30でそれらの断面形態や長さが互いに異なる。従って、弾性板15の各撓み許容部26,27,28,29,30の変形のし難さを指す難変形度(弾性度)についても、下記のように互いに異なる。
弾性板15において、左右両側の撓み許容部26は同じ難変形度を有しているが、刃先9a側(下側)における撓み許容部28の難変形度が、刃先9a側に対する反対側(上側)における撓み許容部27の難変形度より高くなっているため、刃先9a側の撓み許容部28は反対側の撓み許容部27より変形し難い。また、四隅部の撓み許容部29,30のうち、下側の撓み許容部28の左右両側に並ぶ撓み許容部30の難変形度が、上側の撓み許容部27の左右両側に並ぶ撓み許容部29の難変形度より高くなっているため、この撓み許容部30はこの撓み許容部29より変形し難い。さらに、四隅部の撓み許容部29,30の難変形度左右両側の撓み許容部26の難変形度や上下両側の撓み許容部27,28の難変形度よりも高くなっているため、この撓み許容部29,30はこの撓み許容部26やこの撓み許容部27,28より変形し難い
次に、首振り式剃刀の作用(使用時の首振り動作)について説明する。
剃刀ヘッド7は弾性板15により図2(a)(b)及び図4(a)(b)(c)に示す中立位置Pで保持される。その中立位置Pでは、剃刀ヘッド7の被支持部10において連結部16の底部18及び連結部19の底部が、刃体組付部8側に対し弾性板15を挟む反対側で、支持孔14の内側領域S内に配置され、頭部3の正面側に対する剃刀ヘッド7の裏側の間隔Wについては、刃先9a側に対する反対側で刃先9a側より大きくなっている。
使用時にその中立位置Pで剃刀ヘッド7の刃体組付部8や枠体部11などに力が与えられると、剃刀ヘッド7において刃体組付部8と被支持部10とは一体となって移動して弾性板15を押圧する。弾性板15は、複数の移動位置、例えば、被支持部10の筒部17の軸線16aの方向、または、その軸線16aに交差する方向、すなわち、左右方向Yに沿う軸線を中心に回動する方向、上下方向Zに沿う軸線を中心に回動する方向、前後方向Xや左右方向Yや上下方向Zやそれらを組み合わせた斜め方向へ移動して撓み得る。従って、剃刀ヘッド7を中立位置Pに対し弾性に抗して三次元方向の移動位置に移動させることができる。
例えば、剃刀ヘッド7が上方へ傾動する場合や、剃刀ヘッド7が下方へ傾動する場合には、主に、上下両側の撓み許容部27,28が共に変形する。また、例えば、剃刀ヘッド7が後方へ押された場合には、主に、上下両側の撓み許容部27,28及び左右両側の撓み許容部26が共に変形する。また、例えば、剃刀ヘッド7が右方へ傾動する場合や、剃刀ヘッド7が左方へ傾動する場合には、主に、左右両側の撓み許容部26が共に変形する。それらの場合に、四隅部の撓み許容部29,30は上下両側の撓み許容部27,28及び左右両側の撓み許容部26より変形しにくい。しかも、それらの撓み許容部26,27,28,29,30の形態は変形が進むにつれて変形しにくい形態に変化するため、それらの撓み許容部26,27,28,29,30における複数の移動位置での難変形度は、それらの撓み許容部26,27,28,29,30の中立位置Pの難変形度より高くなり、例えば、それらの撓み許容部26,27,28,29,30の難変形度は剃刀ヘッド7が中立位置Pから複数の移動位置に移動するに従い高くなる。
例えば、図5(a)に示すように、剃刀ヘッド7の移動位置Qでは、剃刀ヘッド7の裏側が中立位置Pから頭部3の正面側に向けて30度以上移動して頭部3の正面側に当って停止するまでの角度範囲θに設定され、刃先9a側に対する反対側における前記間隔Wは刃先9a側における前記間隔Wより小さくなる。
なお、被支持部10や弾性板15を頭部3の背側から指で押さえて使用すると、使用者の意図に合わせて剃刀ヘッド7の首振りを抑制することができる。
例えば、図5(b)に示すように、剃刀ヘッド7にその下方からキャップ7aを被せた場合にも、キャップ7aと頭部3の支持部6との間の隙間の範囲でのみ剃刀ヘッド7が移動し得る。キャップ7aを被せた剃刀ヘッド7の移動範囲は、キャップ7aを被せない剃刀ヘッド7の移動範囲より小さい。剃刀ヘッド7にその上方からキャップ7aを被せることもできる。
また、図2(a)に示すように、剃刀ヘッド7の中立位置Pでホルダ1の把持部2の正面側を載置面Hに載置した際に、剃刀ヘッド7の表側は、この載置面Hに対し離間した状態でこの載置面Hに対しなす傾斜角度γを20度以上にするとともに、剃刀ヘッド7が中立位置Pから頭部3の正面側に向けて移動した移動位置Qで剃刀ヘッド7の裏側が頭部3に当って停止するように設定されている。
本実施形態は下記の効果を有する。
(1) 剃刀ヘッド7の裏側を頭部3の正面側に対し間隔Wをあけて対向させて取り付けたので、身体の各種部分に生える膚毛を剃る場合に、ホルダ1を把持した手を大きく屈曲させなくても、剃刀ヘッド7の表側を身体の皮膚面に沿わせて剃刀を使用することができ、剃刀の使い勝手を良くすることができる。また、剃刀ヘッド7の裏側と頭部3の正面側との間の間隔Wにより、剃刀ヘッド7の表側を身体の皮膚面に沿わせて剃刀を使用する際に頭部3の正面側が身体の皮膚面に接触しにくくなって、剃刀の使い勝手をより一層良くすることができる。
(2) 頭部3は側面側を正面側から背面側への向きに把持部2の上端部から上方へ屈曲して延設されているので、剃刀ヘッド7の裏側と頭部3の正面側との間の間隔Wについては刃先9a側に対する反対側を刃先9a側より大きくするように設定し易くなって、刃先9a側に対する反対側で剃刀ヘッド7の首振り範囲が広くなり、剃刀の使い勝手を良くすることができる。
(3) 頭部3の正面側に対する剃刀ヘッド7の裏側の間隔Wを首振り機構Mにより変更して、剃刀ヘッド7の中立位置Pでは刃先9a側に対する反対側における間隔Wを刃先9a側における間隔Wより大きくし、中立位置Pから剃刀ヘッド7を移動させた所定の移動位置Qでは刃先9a側に対する反対側における間隔Wを刃先9a側における間隔Wより小さくすることができるので、刃先9a側に対する反対側で剃刀ヘッド7の首振り範囲が広くなり、剃刀の使い勝手を良くすることができる。
(4) ホルダ1の頭部3の支持部6と剃刀ヘッド7の被支持部10との間に介在させた弾性板15のみにより剃刀ヘッド7を支持するので、剃刀ヘッド7を中立位置Pに対し弾性板15の弾性に抗して移動可能に支持する支持構造を簡単にすることができる。
(5) 支持部6の環状部6aの内周部で弾性板15の環状部15aの外周部を支持するとともに、弾性板15の環状部15aの内周部に剃刀ヘッド7の被支持部10を挿着した簡単な支持構造により、使用時に剃刀ヘッド7を中立位置Pに対し弾性板15の弾性に抗して三次元方向の移動位置に移動させ得るばかりではなく、剃刀ヘッド7の使用時に弾性板15の環状部15aの弾性によるクッション機能を果たし、首振り式剃刀の使い勝手を良くすることができる。
(6) 弾性板15の環状部15aには円環状の突条部24及び溝部25を有する撓み許容部23を形成したので、弾性板15の環状部15aを三次元方向へ撓み易くするばかりではなく、剃刀ヘッド7の使用時に撓み許容部23によるクッション機能をより一層果たすことができる。しかも、撓み許容部23において円環状の突条部24が筒部17の軸線16aに沿う方向へ突出しているので、環状部15aは、軸線16aに直交する方向(左右方向Yや上下方向Zなど)よりも軸線16aの方向(前後方向X)へ撓み易くなる。また、前後方向Xの軸線16aに直交する軸線(左右方向Yや上下方向Zなどの軸線)とその軸線16aとの交点を中心点として、ボールジョイントなどのユニバーサルジョイントと同様な機能を果たすため、環状部15aはより一層三次元方向へ撓み易くなる。
(7) 弾性板15の環状部15aには環状の突条部24及び溝部25を有する撓み許容部23が左右両側の撓み許容部26と上下両側の撓み許容部27,28と四隅部の撓み許容部29,30とにより略四角形の環状に並設されているので、ボールジョイントなどのユニバーサルジョイントと同様な機能を果たすばかりでなく、四隅部の撓み許容部29,30の難変形度を左右両側の撓み許容部26の難変形度や上下両側の撓み許容部27,28の難変形度より高くしたり、下側の撓み許容部28の難変形度を上側の撓み許容部27の難変形度より高くしたり、剃刀ヘッド7が中立位置Pから移動位置に移動するに従いそれらの難変形度を高くしたりすることができ、難変形度を適切に設定して剃り味を容易に変更することができる。
前記実施形態以外にも例えば下記のように構成してもよい。
・ 支持部6としては、円環状や四角形以外に、三角形や楕円形などの環状でもよく、また、環状以外に、一部が切り欠かれた例えばU状であってもよい。
・ 弾性部としては、弾性板15の環状部15aに複数の貫通孔間で複数の撓み許容部を等間隔で環状に並設してもよい。また、例えば、弾性板15の上下左右の各位置のうち、上下位置または左右位置の二箇所や、左右位置と上位置または左右位置と下位置の三箇所に、撓み許容部を設けてもよい。
・ 弾性部としては、支持部上で膨らむ半球状であってもよい。
・ 弾性部に該当する部分を薄肉にしてより撓み易くしてもよい。
・ 環状の弾性板15において、厚みに変化を持たせたり、突条部24の形状を変更したり、弾性板15に対する被支持部10の支持位置を偏心させたりして、弾性板15の周囲で変形のし難さを指す難変形度(弾性度)を変えるようにしてもよい。
・ 頭部3の支持部6と剃刀ヘッド7の被支持部10との間に一または複数の薄板部を設けて、前後方向Xに沿う軸線16aを中心とする回動方向へ弾性板15の環状部15aが撓むことを規制してもよい。その薄板部を設けても、前後方向Xに沿う軸線16aを中心とする回動方向以外の方向へ弾性板15の環状部15aが撓むことは許容する。
1…ホルダ、2…把持部、3…頭部、6…頭部の支持部、6a…支持部の環状部、7…剃刀ヘッド、8…刃体組付部、9…刃体、9a…刃先、10…剃刀ヘッドの被支持部、14…頭部の支持孔、15…頭部の弾性板(弾性部)、15a…弾性板の環状部、16,19…被支持部の連結部、20…被支持部の連結孔(結合部)、21…被支持部の係止腕部(結合部)、22…被支持部の係止孔(結合部)、23,26,27,28,29,30…弾性板の撓み許容部、M…首振り機構、W…間隔、P…中立位置、Q…移動位置、Y…刃先の延設方向(左右方向)、Z…上下方向。

Claims (6)

  1. 把持部とその把持部の上端部に設けた頭部とを備えたホルダにおいて、
    刃体を有する剃刀ヘッドをホルダの頭部の正面側に首振り機構により取り付け、
    この首振り機構は、ホルダの頭部に設けた支持部と、前記剃刀ヘッドに設けた被支持部との間に介在させた弾性板を有し、
    この弾性板はホルダの頭部の支持部に支持された外周部を有し、この弾性板の外周部よりも内側で剃刀ヘッドの被支持部を支持し、
    この剃刀ヘッドは、この弾性板により付勢されて静止する中立位置と、この中立位置からこの弾性板の付勢力に抗してホルダの頭部の正面側に向けて移動した移動位置とを取り、
    この剃刀ヘッドで刃体の刃先が露出する表側に対し反対側になる裏側をホルダの頭部の正面側に間隔をあけて対向させた
    ことを特徴とする剃刀。
  2. 前記ホルダの頭部の支持部は環状に配設された環状部を有し、前記弾性板はその支持部の環状部の内周と前記剃刀ヘッドの被支持部の外周との間の支持孔でその内周及び外周に沿って環状に配設された環状部を有していることを特徴とする請求項1に記載の剃刀。
  3. 前記弾性板は、剃刀ヘッドの中立位置で、頭部の支持部の環状部と剃刀ヘッドの被支持部との間の支持孔内に配置され、
    前記剃刀ヘッドの被支持部は、刃体を組み込んだ組付部から延びる第一の連結部と、前記弾性板を前記頭部の支持部との間で介在させた第二の連結部と、それらの連結部を互いに支持する結合部とを有し、
    この第二の連結部において組付部側に対し弾性板を挟む反対側の端部は、剃刀ヘッドの中立位置で、前記支持孔内に配置されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の剃刀。
  4. 前記弾性板は変形のし難さを指す難変形度の異なる複数の撓み許容部を有していることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つの請求項に記載の剃刀。
  5. 前記弾性板において、刃体の刃先の延設方向に対し交叉する方向の両側のうち、刃先側における撓み許容部の難変形度が、刃先側に対する反対側における撓み許容部の難変形度より高くなっているため、刃先側の撓み許容部は反対側の撓み許容部より変形し難いことを特徴とする請求項4に記載の剃刀。
  6. 前記弾性板は剃刀ヘッドの中立位置から移動位置への移動に従って変形する撓み許容部を有し、その移動位置における撓み許容部の難変形度がその中立位置における撓み許容部の難変形度より高くなっているため、移動位置の撓み許容部は中立位置の撓み許容部より変形し難いことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の剃刀。
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