JP5714866B2 - 鋏 - Google Patents
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Description
請求項1の発明にかかる鋏において、開閉中心部2で回動中心線2aを中心に互いに回動可能に支持した一対の刀身3,4の刃体5,6は、開閉中心部2よりも先端側で刃先7a,8aを有するとともに開閉中心部2よりも基端側で延設部7b,8bを有する刃部7,8と、この刃部7,8の延設部7b,8bに取着された取付部9,10とを備え、この両刀身3,4の刃体5,6の取付部9,10にはハンドル11,12が取着されている。
前記両刀身3,4のうち第一の刀身3は、下記のように構成されている。
刃体5の取付部9は、刃部7の延設部7bに沿って延び、開閉中心部2に対し近い側に配設された露出部13と、開閉中心部2に対し遠い側に配設された連結部14とを備えている。この露出部13と連結部14とは互いに一体成形されて刃部7の延設部7bに取着されている。この露出部13と連結部14との境界部14aでこの露出部13には境界部14aから連続する壁面15が形成されている。この境界部14aで連結部14には突部16が露出部13の壁面15に面して形成されている。この取付部9の連結部14には、樹脂により成形された取付部9より硬度の小さい樹脂により成形された環状の把持部20が前記ハンドル11として取着されている。この把持部20は、連結部14の外側に被覆された表部21と、この表部21と前記取付部9の連結部14とを有する支持部22の両端部で表部21に一体成形された指掛部23とを備えている。この指掛部23は、この支持部22で互いに離間した両端部を結ぶ延設方向Xの両側でそれぞれ支持部22の表部21から延びる付根部24a,25aを経て延びる両腕部24,25を有し、支持部22に対する相対向側でこの両腕部24,25が互いに連続して閉じられた環状をなしている。この支持部22の連結部14の突部16はこの両腕部24,25のうち開閉中心部2に対し近い側の腕部24の付根部24aにくい込んで埋設されている。刃体5の取付部9で露出部13の壁面15が両腕部24,25のうち開閉中心部2に対し近い側の腕部24に対し撓み許容間隙28をあけて面している。この把持部20の指掛部23を刃体5の前記支持部22よりも撓み易くしている。この把持部20の指掛部23は、開閉中心部2における回動中心線2aに沿った方向へ撓むことができるとともに、その回動中心線2aに対し直交する方向を含む面に沿って撓むことができる。この指掛部23の両腕部24,25のうち、開閉中心部2に対し遠い側の腕部25は、開閉中心部2に対し近い側の腕部24よりも撓みによる変位が大きくなる。
前記両刀身3,4のうち第二の刀身4は、下記のように構成されている。
刃体8の取付部10は、刃部8の延設部8bに沿って延び、開閉中心部2に対し近い側に配設された露出部17と、開閉中心部2に対し遠い側に配設された連結部18とを備えている。この露出部17と連結部18とは互いに一体成形されて刃部8の延設部8bに取着されている。この取付部10には環部19が前記ハンドル12の一部として一体成形されている。刃体6の取付部10の露出部17及び連結部18と環部19とには、樹脂により成形された取付部10及び環部19よりも硬度の小さい樹脂により成形された指掛部29が前記ハンドル12の一部として環部19に沿って環状に取着されて露出している。
前記第一の刀身3の取付部9の露出部13と前記第二の刀身4の取付部10の露出部17とには両刀身3,4を互いに閉じた際に当接し得る当接部13a,17aが形成されている。
請求項1の発明は下記の特徴(イ)〜(ホ)を有している。
(イ) 第一の刀身3のハンドル11において、両腕部24,25を有する指掛部23は、支持部22よりも撓み易いので、開閉中心部2の回動中心線2aに沿った方向やその回動中心線2aに対し直交する方向に撓み易くなり、指掛部23に挿入した親指の動きに追従するように指掛部23が撓み得る。従って、ハンドル11の指掛部23に指を掛けて使用した際に使い勝手を良くすることができる。
(ロ) 第一の刀身3のハンドル11において、開閉中心部2に対し近い側で突部16を有する腕部24よりも、突部16を有しない腕部25が開閉中心部2に対し遠い側で撓み易くなる。従って、ハンドル11の指掛部23に指を掛けて使用した際に使い勝手を良くすることができる。
(ハ) 第一の刀身3のハンドル11において、開閉中心部2に対し近い側で突部16を有する腕部24と刃体5の取付部9の露出部13との間で撓み許容間隙28が形成されているため、その腕部24の変形可能範囲を広めることができる。従って、ハンドル11の指掛部23に指を掛けて使用した際に使い勝手を良くすることができる。
(ニ) 第一の刀身3のハンドル11において、連結部14を内側に有する支持部22は、指掛部23よりも撓みにくい。従って、親指を挿入した指掛部23が撓み易くなっても、指掛部23よりも撓みにくい支持部22により指を支えるので、両刀身3,4の開閉動作が安定し、ハンドル11の指掛部23に親指を掛けて使用した際に使い勝手を良くすることができる。
(ホ) 第二の刀身4のハンドル12において、環部19に沿って環状に成形された指掛部29は、第一の刀身3の指掛部23よりも撓みにくい。従って、例えば、第一の刀身3の指掛部23に親指を挿入し、第二の刀身4の指掛部29の内周に中指と薬指と小指とを挿入するとともに第二の刀身4の指掛部29の外周に人差し指を当てて使用する際に、第一の刀身3の指掛部23が親指の動きに追従するように撓んでも、第一の刀身3の指掛部23よりも撓みにくい第二の刀身4の指掛部29との組合せにより、指全体の動きが安定して使い勝手を良くすることができる。
図1に示す文具鋏において、図2に示す鋏本体1は、開閉中心部2で回動中心線2aを中心に互いに回動可能に支持された一対の刀身3,4を備えている。両刀身3,4において刃体5,6は、開閉中心部2よりも先端側で刃先7a,8aを有するとともに開閉中心部2よりも基端側で延設部7b,8bを有する刃部7,8と、図4に示すように刃部7,8の延設部7b,8bに取着された取付部9,10とからなる。両刀身3,4においてハンドル11,12は、刃体5,6の取付部9,10に取着されている。
(1) 一方の刀身3のハンドル11において、上下両腕部24,25を有する指掛部23は、軟質樹脂により刃体5の支持部22よりも撓み易い形態に成形されているので、開閉中心部2の回動中心線2aに沿った方向やその回動中心線2aに対し直交する方向に撓み易くなり、指掛部23に挿入した親指の動きに追従するように指掛部23が撓み得る。特に、その回動中心線2aに沿った方向の両側向きA,Bのうち、上側の腕部24が一方の向きA側へ撓むとともに、下側の腕部25が他方の向きB側へ撓んで、両腕部24,25が指の捻り動作にも追従して変形し易くなる。その際、上側の腕部24側に隣接して撓み許容間隙28が形成されているため、上側の腕部24の変形可能範囲を広めることができる。また、突部16を有しない下側の腕部25は突部16を有する上側の腕部24よりも撓み易くなる。さらに、軟質樹脂により成形されて撓み易い指掛部23に滑止めとして小凹部23aが形成されているので、指の滑りを生じさせることなく指掛部23を容易に撓ませることができる。従って、ハンドル11の指掛部23に指を掛けて使用した際に使い勝手を良くすることができる。
Claims (5)
- 開閉中心部で回動中心線を中心に互いに回動可能に支持した一対の刀身において刃体は、開閉中心部よりも先端側で刃先を有するとともに開閉中心部よりも基端側で延設部を有する刃部と、この刃部の延設部に取着された取付部とを備え、この両刀身においてハンドルはこの刃体の取付部に取着され、
前記両刀身のうち第一の刀身においては、
刃体の取付部が、刃部の延設部に沿って延び、開閉中心部に対し近い側に配設された露出部と、開閉中心部に対し遠い側に配設された連結部とを備え、この露出部と連結部とが互いに一体成形されて刃部の延設部に取着され、この露出部と連結部との境界部でこの露出部にはその境界部から連続する壁面が形成され、この境界部で連結部には突部が露出部の壁面に面して形成され、
この取付部の連結部には、樹脂により成形された取付部より硬度の小さい樹脂により成形された環状の把持部が前記ハンドルとして取着され、
この把持部が、連結部の外側に被覆された表部と、この表部と前記取付部の連結部とを有する支持部の両端部で表部に一体成形された指掛部とを備え、
この指掛部が、この支持部で互いに離間した両端部を結ぶ延設方向の両側でそれぞれ支持部の表部から延びる付根部を経て延びる両腕部を有し、支持部に対する相対向側でこの両腕部が互いに連続して閉じられた環状をなし、
この支持部の連結部の突部がこの両腕部のうち開閉中心部に対し近い側の腕部の付根部にくい込んで埋設され、
刃体の取付部で露出部の壁面が両腕部のうち開閉中心部に対し近い側の腕部に対し撓み許容間隙をあけて面し、
この把持部の指掛部を前記支持部よりも撓み易くし、
この把持部の指掛部が、開閉中心部の回動中心線に沿った方向へ撓むことができるとともに、その回動中心線に対し直交する方向を含む面に沿って撓むことができ、
この指掛部の両腕部のうち開閉中心部に対し遠い側の腕部は開閉中心部に対し近い側の腕部よりも撓みによる変位が大きくなり、
前記両刀身のうち第二の刀身においては、
刃体の取付部が、刃部の延設部に沿って延び、開閉中心部に対し近い側に配設された露出部と、開閉中心部に対し遠い側に配設された連結部とを備え、この露出部と連結部とが互いに一体成形されて刃部の延設部に取着され、この取付部には環部が前記ハンドルの一部として一体成形され、
刃体の取付部の露出部及び連結部と環部とには、樹脂により成形された取付部及び環部よりも硬度の小さい樹脂により成形された指掛部が前記ハンドルの一部として環部に沿って環状に取着されて露出し、
前記第一の刀身の取付部の露出部と前記第二の刀身の取付部の露出部とには両刀身を互いに閉じた際に当接し得る当接部が形成されている
ことを特徴とする鋏。 - 前記第一の刀身において、指掛部の両腕部間で前記支持部の延設方向に沿う最大間隔をその支持部の両端部間の延設方向間隔より大きくしたことを特徴とする請求項1に記載の鋏。
- 前記第一の刀身の指掛部の両腕部において、開閉中心部の回動中心線に沿った方向の両側のうち、一方の側へ一方の腕部が撓み得るとともに、他方の側へ他方の腕部が撓み得ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鋏。
- 前記第一の刀身において、指掛部の両腕部は前記支持部の延設方向で互いに離間する向きへ膨らむ湾曲部を有していることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つの請求項に記載の鋏。
- 前記第一の刀身において、指掛部の両腕部と支持部の表部とは同一材料により成形され、支持部の連結部を含んだ取付部は両腕部及び表部より硬質の同一材料により成形されていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一つの請求項に記載の鋏。
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