JP2002355776A - 利器・工具類の柄 - Google Patents

利器・工具類の柄

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JP2002355776A JP2001204087A JP2001204087A JP2002355776A JP 2002355776 A JP2002355776 A JP 2002355776A JP 2001204087 A JP2001204087 A JP 2001204087A JP 2001204087 A JP2001204087 A JP 2001204087A JP 2002355776 A JP2002355776 A JP 2002355776A
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Koichiro Kaneko
光一郎 金子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】利器・工具類の柄に係わり、柄部の一部が手に
馴染むように変形して扱いやすく、軟質な合成樹脂やゴ
ム、布などの既成の部材を組み込んで構成することによ
り、安価な商品を提供すること。 【構成】本体1と連結された剛性の強い柄杆2の基端側
4で穿った穴5にウレタン樹脂などによる棒状の柔軟材
6の一方側7を通し、この穴5から柔軟材6が抜けない
ようにコーキング部8を施して繋止し、柄杆2の外側で
自然に湾曲させた柔軟材6の他方側9で穿った穴10に
柔軟材6の係止部11を通し、基端側4と同様に柄杆2
の末端側11において繋止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、利器並びに工具類の柄
に関係し、鋏、包丁、鎌、スコップ、フォーク、ナイ
フ、スプーンと言った利器類、並びにペンチ、ニッパ
ー、スパナ、レンチといった工具類を操作する柄の一部
が適度に変形することによって手にフィットするなどの
改良を加えたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、利器並びに工具類の柄の形成にあ
たっては、刃部や差込体、あるいは挟持体といった本体
の部分と同一素材で連ねて成形するか、成形した柄部に
合成樹脂などの柔軟材を被覆するか、あるいは本体部と
連ねた柄杆を芯体として成形用金型によって硬質又は軟
質な樹脂で成形するものであった。
【0003】
【当該発明が解決しようとする課題】本発明は、柄を製
作する際に成形するための高価な金型や設備を極力省
き、軟質な合成樹脂やゴム、繊維、皮革といった既成の
部材を部品として組み込んで構成することにより、安価
で、しかも自然にできあがる美しい湾曲した形を形成す
ることができ、手にソフトな感じで馴染むように一部が
変形し、限定的ながら使用者の要望に合うような形の変
更も可能であり、使用者の多様化したニーズの商品をス
ピーディに提供できるようにするとともに使命を終えて
廃棄する際などに本体や柄杆などの金属部分と柄部にお
ける樹脂等の部分を容易に分別できたり、ゴムや布、皮
革あるいは木といった自然素材も部材に用いることがで
きるようにすることが課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の請求項
1の利器・工具類の柄は、本体と連結した剛性の強い柄
杆の基端側で一方側を繋止してから湾曲させた屈曲自由
な管又は紐状の柔軟材の他方側を前記柄杆の末端側に繋
止させたものである。このため、利器・工具類の機能を
働かせるために手の平が当たって力を加える柄の部所は
剛性の強い本体に連る金属製で構成して握り込む力が本
体に完全に伝わるようにし、柄を保持し易くするために
設けた手の甲の当たる部位は屈曲自由な管又は紐状の柔
軟材を用いることで、手にソフトな感じで馴染むように
変形する。
【0005】請求項2は、末端側まで延ばして芯体とし
た前記柄杆を柔軟材又は異種材で被い、該柄杆の基端側
で前記柔軟材の一方側を繋止して湾曲させた先の他方側
と該柄杆の末端側に繋止部を1ヵ所以上設け、任意の他
方側又は末端側の該繋止部で繋止したことを特徴とする
請求項1記載の利器・工具類の柄である。そこで、請求
項1と同様に利器・工具類の機能を働かせるために手で
力を加える柄の部所は本体に連なった剛性の強い金属な
どで構成した柄杆として、その柄杆を柔軟材又は異種材
で被って手を保護して握り込む力が本体側に完全に伝わ
るものであり、繋止する位置を任意に変えてやれば、限
定的ながら使用者に合うような柄の大きさや形に変える
ことができるし、手の甲が当たる湾曲部位はソフトな感
じでフィットするように変形する。
【0006】請求項3は、前記柔軟材の他方側を前記柄
杆の任意の位置から末端側まで被ってから湾曲させた一
方側を該柄杆の基端側に1ヵ所以上設けた任意の繋止部
で繋止したことを特徴とする請求項1又は2記載の利器
・工具類の柄である。従って、手の甲が当たる湾曲部位
はソフトな感じでフィットするように変形するし、柔軟
材を前記柄杆の基端側で繋止する位置を任意に変えてや
れば、限定的ながら使用者に合うような柄の大きさや形
に変えることができる。
【0007】請求項4は、管状、もしくは鞘状とした前
記柔軟材の他方側が前記柄杆の末端側で着脱自在に繋止
するとともに、該柄杆と連なる本体の先端でも着脱自在
に繋止することを特徴とする請求項1〜3記載の利器・
工具類の柄である。従って、前記柄杆の末端側で着脱自
在で繋止されていた前記柔軟材の管状、もしくは鞘状で
ある他方側を外して、この柄杆と連なる本体の先端を該
管、もしくは鞘の他端側で被うことによって、本体を被
うキャップも兼ねることにもなるし、このキャップを外
して管、もしくは鞘の前記柔軟材の他方側を前記柄杆の
末端側で繋止して利器もしくは工具として使用する際
に、手の甲にソフトな感じでフィットする湾曲部分を構
成するとともに、キャップを別に製作する必要もなくな
り、又キャップを紛失するおそれもない。
【0008】請求項5は、開閉する左右一対からなる前
記柄杆の基端部又は末端部に該両方の柄杆を開くように
付勢する弾性体を着脱自在に設けたことを特徴とする請
求項1〜4記載の利器・工具類の柄である。従って、開
閉する左右一対の両方の前記柄杆の基端部又は末端部間
に該両方の柄杆を開くように付勢する弾性体を装着した
ときにはその開閉操作は行い易くなるし、不使用時など
の際にはこの弾性体を外して、その付勢を解くこともで
きる。
【0009】
【実施例】請求項1の本発明をペンチ類に実施例を図1
により説明する。一対の挟持部1の本体と連結された剛
性の強い柄杆2とからなるペンチは軸3で回動自在に支
持されており、この柄杆2の基端側4で穿った穴5にウ
レタン樹脂などによる棒状の柔軟材6の一方側7を通
し、この穴5から柔軟材6が抜けないようにコーキング
部8を施して繋止し、柄杆2の外側で自然に湾曲させた
柔軟材6の他方側9を基端側4と同様に柄杆2の末端側
11で穿った穴10に通し繋止させたものである。この
ため、このペンチを働かせるために手で力を加える柄は
剛性の強い本体から連なった金属で構成した柄杆2とし
て力が本体側に十分に伝わる一方、手の甲の当たる外側
の部位は屈曲自由なウレタン樹脂などの柔軟材6を用い
ることで手にソフトな感じで馴染んで柄を保持し易いよ
うに変形する。
【0010】次に、本発明の請求項2の第1の実施例を
図2を参照して説明する。先ず図2に示すペンチにおい
て一対の本体である挟持部1と連結された剛性の強い柄
杆2は軸3で回動自在に支持されており、この柄杆2の
基端側4において、ウレタン樹脂などによる棒状の柔軟
材6の一方側7に柄杆2が通る穴12を穿ち、この穴1
2を柄杆2の基端側4に設けた窪み13まで通して繋止
してから、ウレタン樹脂又はゴムや布、木材、皮革とい
った筒14を柄杆2に通し、柄杆2の外側で自然に湾曲
させた柔軟材6の他方側9に柄杆2が通る穴15を穿
ち、この穴15を柄杆2の末端側11に設けた窪み13
まで通して繋止したものである。従って、このようなペ
ンチを働かせるために手で力を加える柄は剛性の強い本
体から連なった金属で構成した柄杆2にウレタン樹脂又
はゴムや布、木材、皮革といった筒14で被覆されてお
り、手の平の当たる部位は金属の固さや冷たさを感じさ
せずに力が本体側に十分に伝わる一方、手の甲の当のた
る外側の部位は請求項1と同様に手にソフトな感じで馴
染んで柄を保持し易いように変形する。
【0011】更に、本発明の請求項2の第2の実施例を
図3を参照して説明する。図3に示すペンチにおいて本
体である挟持部1と連結された剛性の強い柄杆2は軸3
で回動自在に支持されており、この柄杆2の基端側4と
末端側11の内側に窪み13が設けられている。この2
箇所の窪み13の間で手の平の当たる柄杆2の外側の部
分16と手の甲の当たる更に外側で形成した円弧部6を
ウレタン樹脂などで一体に成形した柔軟材の一方側7に
穴12、他方側9に穴15を柄杆2が通るように穿ち、
この穴12と穴15で柄杆2に基端側4と末端側11の
窪み13で繋止するようにしたものである。従って、こ
のようなペンチにおいて手で力を加える柄は剛性の強い
本体から連なった金属で構成した柄杆2に、手の平の当
たる部位はウレタン樹脂などで被うことにより金属の固
さや冷たさを感じさせずに力が本体側に十分に伝わる一
方、手の甲の当たる円弧状の外側の部位6は請求項1と
同様に手にソフトな感じで馴染んで柄を保持し易いよう
に変形する。
【0012】次に、本発明の請求項2の第3の実施例を
図4によって説明する。図4に示す鋏おいて一対の本体
である刃部1と連結された剛性の強い柄杆2は軸3で回
動自在に支持されている。そして、ウレタン樹脂などに
よる棒状の柔軟材6の一方側7と他方側9に柄杆2の通
る穴12を穿えておいて、ウレタン樹脂又はゴムや布や
木材、皮革などからできた柔軟材6よりも太い筒14の
基端側と末端側に柔軟材6を通す穴17を穿ち、この両
方の穴17に柔軟材6の一方側7と他方側9を柔軟材6
を湾曲させながら通してから、筒14と共に柔軟材6の
一方側に穿った穴12を柄杆2の基端側4まで通し、更
に、筒14の内側で柔軟材の他方側の穴12を柄杆2の
末端側11に設けた窪み13で繋止したものである。従
って、このような鋏を操作するために手で力を加える柄
は剛性の強い本体から連なった金属で構成した柄杆2に
ウレタン樹脂又はゴムや布、木材、皮革といった筒14
で被覆されているので手の平の当たる部位は金属の固さ
や冷たさを感じさせずに力が本体側に十分に伝わる一
方、手の甲の当たる外側の部位は請求項1と同様に手に
ソフトな感じで馴染んで柄を保持し易いように変形す
る。
【0013】図5は、本発明の請求項2の第4の実施例
の鋏で、一対の本体である刃部1と連結された剛性の強
い柄杆2は軸3で回動自在に支持されており、この柄杆
2の基端側4において、ウレタン樹脂などによる管状の
柔軟材6の一方側7に柄杆2の通る穴12を穿ち、この
穴12を柄杆2の基端側4まで通して繋止してから、ウ
レタン樹脂又はゴムや布、木材、皮革といった筒14を
柄杆2に柔軟材6の一方側7まで通し、柔軟材6を柄杆
2の外側で自然に湾曲させて他方側9に柄杆2の先端部
が通る穴15を湾曲させた内側に1カ所以上穿ち、穴1
5が複数の時は任意の穴15を柄杆2の末端側11に設
けた窪み13で繋止したものである。従って、このよう
な鋏を使う時、手で力を加える柄は剛性の強い本体から
連なった金属で構成した柄杆2にウレタン樹脂又はゴム
や布、木材、皮革といった筒14で被覆されており、手
の平の当たる部位は金属の固さや冷たさを感じさせずに
力が本体側に十分に伝わる一方、手の甲の当たる外側の
部位は請求項1と同様に手にソフトな感じで馴染んで柄
を保持し易いように変形するとともに、穴15を複数設
ければ、柄杆2の末端側11に設けた窪み13に繋止す
る穴15を任意に移すことによって柔軟材6の円弧の大
きさを変えることができる。
【0014】次に、本発明の請求項3の実施例を図6に
基づいて説明する。図6の鋏において一対の本体である
刃部1と連結された剛性の強い柄杆2は軸3で回動自在
に支持されており、この柄杆2は基端側4では1か所以
上の繋止部17のある外向きに別れた支杆16が設けて
ある。ウレタン樹脂又はゴムや布、皮革などによる筒状
の柔軟材6の他方側9を柄杆2の末端側11から被いな
がら基端側4に向けて差し込んで、この柔軟材6の一方
側7を柄杆2の末端側11から湾曲させるようにして基
端側4の支杆16に差し込み、柔軟材6の一方側7に必
要に応じて複数個穿えておいたの繋止穴(図示せず)と
任意の繋止部17を繋止部材18で繋止したものであ
る。従って、このような鋏を操作するために手で力を加
える柄は剛性の強い本体から連なった金属などで構成し
た柄杆2を柔軟材6と連なったウレタン樹脂又はゴムや
布、皮革といった筒14で被覆しており、手の平の当た
る部位は金属の固さや冷たさが軽減され、力が本体側に
十分に伝わり、手の甲の当たる部位は請求項1と同様に
手にソフトな感じで馴染んで柄を保持し易いように変形
するとともに、柔軟材6は支杆16で繋止する穴17を
移したり、柔軟材6の他方側9を柄杆2の末端側11か
ら被いながら基端側4に向けて差し込む長さを変えるこ
とにより柄部における円弧の大きさを変えることができ
る。
【0015】更に、本発明の請求項4の第1の実施例を
図7と図8に基づいて説明する。図7の鋏おいて一対の
本体である刃部1と連結された剛性の強い柄杆は軸3で
回動自在に支持されており、この柄杆は樹脂や木材など
の筒で被覆された長短一対からなっている。長い柄杆1
9においては、ウレタン樹脂などの管状の柔軟材6の一
方側7を基端側4に差し込んで繋止し、柄杆19の外側
で自然に湾曲させた部分を管の外縁側を切り落として弧
状の断面とし、再び管状とした他方側9で柄杆19の末
端側11に設けた2ヵ所の任意の窪み13に係止する穴
15を2ヵ所穿ち、何れかの窪み13に任意の穴15を
着脱自在で差し込んで繋止したものである。一方、短い
柄杆20においては、ウレタン樹脂などの管状の柔軟材
6の一方側7を基端側4に差し込んで繋止し、柄杆20
の外側で自然に湾曲させた部分を管の外縁側を切り落と
して弧状の断面とし、再び管状とした他方側9を柄杆2
0の末端側11に着脱自在に差し込んで繋止したもので
ある。更に、図8の2点鎖線で示すように、柔軟材の管
状の他方側9を柄杆19と柄杆20の末端側11から外
して、鋏の本体である切刃の先端に差し込めるようにな
っている。従って、前述の請求項と同様に柄部の一部は
手にソフトな感じで馴染んで柄を保持し易いように変形
するし、長い柄部の場合には、任意の窪み13や穴15
で繋止することで柄の大きさや形を変えられる。更に、
柔軟材の管状の他方側9を柄杆19と柄杆20の末端側
11から外し、鋏の本体である切刃の先端に差し込んで
やれば本体を被うキャップになる。
【0016】次に、本発明の請求項4の第2の実施例を
図9に基づいて説明する。図9のペンチおいて一対の本
体である挟持部1と連結された剛性の強い柄杆2は軸3
で回動自在に支持されており、一方の柄杆2の基端側4
にウレタン樹脂などによる棒状の柔軟材6の一方側7を
繋止し、柄杆2の外側で自然に湾曲させた柔軟材6の鞘
状をした他方側9を柄杆2の末端側11に差し込んで繋
止させたものである。そして、2点鎖線で示すように、
柔軟材の鞘状の他方側9は柄杆2の末端側11から外
し、ペンチの本体である挟持体の先端にも差し込めるも
のである。従って、柔軟材6の鞘状である他方側9を柄
杆2の末端側11に差し込んで繋止させた時には柄部は
手の甲の当たる部分で変形して柄を保持し易くするし、
ペンチの不使用時には、鞘状の他端側9を柄杆2の末端
側11から外し、ペンチの本体である挟持体の先端に差
してやれば本体を被うキャップとなるし、使用時におけ
るキャップの紛失を防止できる。
【0017】図10は本発明の請求項5の実施例を示す
ものである。図10の鋏の柄杆については図4に示した
請求項2の第3の実施例と同様に構成され、本実施例に
おいては、図4に示した請求項2の第3の実施例におけ
る一対の柄杆2に通した筒14の末端側11を更に末端
へ延長した差込部21に両柄杆14を開くように付勢す
る樹脂や金属、竹材などの棒又は管状の弾性材22を着
脱自在に差し込んだものである。そして、棒又は管状の
弾性材22に替えて、図10の鋏の基端部4に2点鎖線
で示すような両柄杆を開くように付勢するコイルバネ2
3を着脱自在に差し込むこともできるものである。従っ
て、このような鋏を操作するときに弾性材22を差込部
21に差し込んだり、或いは、コイルバネ23を柄部の
基端部に装着すれば両柄部の開閉が行い易くなるし、弾
力材22又はコイルバネ23が不要なときには外すこと
もできる。
【0018】
【効果】本発明は、ペンチや鋏、鎌、包丁、スコップと
いった利器・工具類の挟持体や差込体、あるいは切刃と
いった本体1と連結している柄において、力を加えた
り、握ったりする手の平が当たる部位は剛性の強い本体
1から連なった金属などによる柄杆2で構成し、更に、
この柄杆2を樹脂や木材、布、皮革などで被って金属の
固さや冷たさを軽減するようにして手の力が本体1に伝
わるようにするとともに、手の甲の当たる部位は屈曲自
由なウレタン樹脂などの柔軟材6を用いることで手にフ
ィットするような変形が生じることによって柄を保持し
易くなる。また、柔軟材6が柄杆2の基端や末端で繋止
する位置を移せることによって柔軟材6の円弧の大きさ
を変えて使用状況に対応できる。更に、一対の柄杆2の
基端部や末端部に両柄杆14を開くように付勢するコイ
ルバネや樹脂などの弾性材を着脱自在とすることによっ
て、両柄部の開閉が行い易くなり、弾力材が不要なとき
には外すこともできる。そして、軟質な合成樹脂やゴ
ム、繊維、皮革といった既成の部材をできるだけ組み込
んで構成したり、柄部の一部を本体1のキャップに兼用
することにより、柄を製作する際に成形するための高価
な金型や設備を極力省けるし、安価で、しかも自然にで
きあがる美しい湾曲した形を形成することもでき、か
つ、使用者の多様化したニーズ、例えば、利器・工具類
の柄部をより安全で、確実に保持しようといった要望の
共用品としての商品をスピーディに提供できるととも
に、鋏類などにおける右手、左手用の2種を同一の柄部
の部品で対応できる。更に、ゴムや布、皮革あるいは木
といった自然素材も部材として用いることができるし、
使命を終えて廃棄する際などに本体や柄杆などの金属部
分と柄部における樹脂等の部分を容易に分別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1の実施例を示す平面図であ
り、左側の柄部は断面状態を示す。
【図2】本発明の請求項2の第1の実施例を示す平面図
であり、左側の柄部は断面状態を示す。
【図3】本発明の請求項2の第2の実施例を示す平面図
であり、左側の柄部は断面状態を示す。
【図4】本発明の請求項2の第3の実施例を示す平面図
であり、左側の柄部は断面状態を示す。
【図5】本発明の請求項2の第4の実施例を示す平面図
であり、右側の柄部は断面状態を示す。
【図6】本発明の請求項3の実施例を示す平面図であ
り、左側の柄部は断面状態を示す。
【図7】本発明の請求項4の第1の実施例を示す平面図
であり、柄部の一部は断面状態を示す。
【図8】本発明の請求項4の第1の実施例を示す平面図
である。
【図9】本発明の請求項4の第2の実施例を示す平面図
である。
【図10】本発明の請求項5の実施例を示す平面図であ
り、右側の柄部は断面状態を示す。
【符号の説明】
1 本体 2 柄杆 3 軸 4 基端側 5、10、12、15、17 穴 6 柔軟材 7 一方側 8 コーキング部 9 他方側 11 末端部 13 窪み 14、19、20 筒 16 支杆 18 繋止部材 21 差込部 22、23 弾性材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B25G 1/10 B25G 1/10 D B26B 13/00 B26B 13/00 C 13/20 13/20 E02F 3/02 E02F 3/02 C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体と連結した剛性の強い柄杆の基端側で
    一方側を繋止してから湾曲させた屈曲自由な管又は紐状
    の柔軟材の他方側を前記柄杆の末端側に繋止させたこと
    を特徴とする利器・工具類の柄。
  2. 【請求項2】末端側まで延ばして芯体とした前記柄杆を
    柔軟材又は異種材で被い、該柄杆の基端側で前記柔軟材
    の一方側を繋止して湾曲させた先の他方側と該柄杆の末
    端側に繋止部を1ヵ所以上設け、任意の他方側又は末端
    側の該繋止部で繋止したことを特徴とする請求項1記載
    の利器・工具類の柄。
  3. 【請求項3】前記柔軟材の他方側を前記柄杆の任意の位
    置から末端側まで被ってから湾曲させた一方側を該柄杆
    の基端側に1ヵ所以上設けた任意の繋止部で繋止したこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の利器・工具類の
    柄。
  4. 【請求項4】管状、もしくは鞘状とした前記柔軟材の他
    方側が前記柄杆の末端側で着脱自在に繋止するととも
    に、該柄杆と連なる本体の先端でも着脱自在に繋止する
    ことを特徴とする請求項1〜3記載の利器・工具類の
    柄。
  5. 【請求項5】開閉する左右一対からなる前記柄杆の基端
    部又は末端部に該両方の柄杆を開くように付勢する弾性
    体を着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1〜4記
    載の利器・工具類の柄。
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