JP6092972B1 - 複数のスイッチング素子を備える工作機械のモータ駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】筐体の内部に配置されたスイッチング素子の放熱を効果的に行うモータ駆動装置を提供する。【解決手段】モータ駆動装置10は、筐体21の外部に配置された第1のヒートシンク11と、筐体21の内部に配置された第2のヒートシンク12と、第1のヒートシンク11と第2のヒートシンク12とを熱的に接続する伝熱板51とを備える。第1のヒートシンク11には、主軸用のスイッチング素子31が載置され、第2のヒートシンク12には、送り軸用のスイッチング素子32bが載置されている。【選択図】図2
Description
本発明は、複数のスイッチング素子を備えるモータ駆動装置に関する。
工作機械は、ワークまたは工具を移動させながらワークを加工することができる。工作機械には、ワークまたは工具を保持した主軸を回転させるための主軸モータが配置される。また、工作機械には、所定の送り軸の方向にワークまたは工具を移動するための送り軸モータを備えている。
工作機械は、これらのモータを駆動する為のモータ駆動装置を備える。モータ駆動装置は、モータに供給する電流を制御する為の半導体素子やコンデンサなどを含む。モータ駆動装置は、例えば、電磁開閉器、リレーまたはバッテリなどが配置される強電盤の内部に配置される。モータに電流を供給したり遮断したりするための半導体素子としては、スイッチング素子が用いられる。スイッチング素子は、駆動すると共に発熱するために、ヒートシンクやファンなどにより冷却される。
特開2014−165360号公報においては、単一の発熱源に接続されているヒートシンクを延ばして、筐体と接続したサーボアンプが開示されている。このサーボアンプでは、発熱源からの熱を筐体に伝達することにより、発熱源の冷却を行うことが開示されている。
特開2001−345584号公報においては、筐体の内部の上側に吸熱用ヒートシンクを配置し、筐体の内部の下側に放熱用ヒートシンクを配置した電子制御装置が開示されている。この電子制御装置では、吸熱用ヒートシンクと放熱用ヒートシンクを熱伝導性の良好な熱伝導板で接続することが開示されている。
特開2003−243862号公報においては、発熱部品が取付けられ、筐体の内部に配置された内部ヒートシンクと、筐体の外部に配置された外部ヒートシンクとを備える電子機器が開示されている。内部ヒートシンクは、熱伝導ゴムシートを介して外部ヒートシンクに熱を伝導させる。この電子機器では、発熱部品で発生した熱を内部ヒートシンクと外部ヒートシンクとから放出することが開示されている。
複数のモータを一台のモータ駆動装置で駆動する場合、モータの個数に応じた個数のスイッチング素子が必要になる。スイッチング素子は、複数のフィンを有するヒートシンクの表面に載置されることにより冷却することができる。スイッチング素子を冷却するヒートシンクは、放熱性の観点からモータ駆動装置の筐体の外側に配置されることが好ましい。
ところが、工作機械の送り軸が多くなり、スイッチング素子の個数が多くなると、1つのヒートシンクには全てのスイッチング素子が載置されない場合がある。また、ヒートシンクを配置する領域は限られており、多くのスイッチング素子を1つのヒートシンクにて冷却すると、1つのスイッチング素子あたりの冷却能力が低くなってしまう。
1つのヒートシンクに全てのスイッチング素子を載置できない場合には、複数のヒートシンクを配置することができる。ところが、モータ駆動装置の大きさの制約などから、複数のヒートシンクの全てを、モータ駆動装置の筐体の外部に設けることができない場合がある。そのような場合は、筐体の内部にもヒートシンクを配置する。
筐体の内部に配置されたヒートシンクは、配置される空間の条件のために小型であり、冷却能力が低い場合が多い。筐体の内部に配置されたヒートシンクの冷却能力を高くするためには、冷却ファンの風量を上げることが考えられる。ところが、冷却ファンの消費電力が大きくなってしまう。また、一般的にファンの回転数が大きくなるにつれて、モータの寿命は短くなるために、冷却ファンの信頼性は低下する。このために、スイッチング素子の温度上昇が大きくなる場合には、スイッチング素子の出力を抑える必要があった。
本発明のモータ駆動装置は、工作機械の主軸モータおよび送り軸のモータを駆動するモータ駆動装置であって、主軸モータを駆動する主軸用のスイッチング素子と、送り軸のモータを駆動する送り軸用のスイッチング素子とを備える。モータ駆動装置は、基板に取り付けられる部品を覆う筐体と、筐体の外部に配置された第1のヒートシンクと、筐体の内部に配置された第2のヒートシンクと、第1のヒートシンクと第2のヒートシンクとを熱的に接続する伝熱板とを備える。第1のヒートシンクには、主軸用のスイッチング素子が載置され、第2のヒートシンクには、送り軸用のスイッチング素子が載置されている。
上記発明においては、伝熱板の一方の端部は、第1のヒートシンクと主軸用のスイッチング素子とに挟まれており、伝熱板の他方の端部は、第2のヒートシンクと送り軸用のスイッチング素子とに挟まれることができる。
上記発明においては、伝熱板は、基板に取り付けられる部品を回避するように曲げられた曲がり部を有することができる。
本発明によれば、筐体の内部に配置されたスイッチング素子の放熱を効果的に行うモータ駆動装置を提供することができる。
図1から図5を参照して、実施の形態におけるモータ駆動装置について説明する。本実施の形態のモータ駆動装置は、工作機械に取り付けられているモータを駆動する装置である。
図1は、本実施の形態の工作機械のブロック図である。工作機械1は、ワークに対する工具の相対位置および姿勢を変化させる送り軸を有する。本実施の形態の工作機械における送り軸は、3つの直動軸(X軸、Y軸およびZ軸)により構成されている。工作機械1の送り軸としては、この形態に限られず、任意の直動軸や回転送り軸から構成することができる。
工作機械1は、送り軸に沿ってワークまたは工具を移動する移動装置を備える。移動装置は、それぞれの送り軸に対応して配置されたモータである送り軸モータ5を備える。本実施の形態では、工作機械1は、3個の送り軸を有するために、3個の送り軸モータ5が配置されている。また、工作機械1は、ワークまたは工具を保持した主軸を回転させる主軸モータ6を備える。主軸モータ6が駆動することにより、ワークまたは工具が主軸の軸線の周りに回転する。
工作機械1は、送り軸モータ5および主軸モータ6を制御する数値制御装置2を備える。数値制御装置2は、バスを介して互いに接続されたCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、およびROM(Read Only Memory)等を有する演算処理装置により構成されている。
工作機械1を動作させる動作プログラム7は、作業者により予め生成されている。数値制御装置2は、動作プログラム7を記憶する記憶部3と、動作プログラムに基づいてモータの動作指令を生成する動作制御部4とを含む。工作機械1は、数値制御装置2にて生成された動作指令に基づいて、送り軸モータ5および主軸モータ6に電流を供給するモータ駆動装置10を備える。
図2に、本実施の形態におけるモータ駆動装置の斜視図を示す。図3に、筐体の蓋部を取り外したときのモータ駆動装置の斜視図を示す。図2および図3を参照して、モータ駆動装置10は、基板としてのプリント基板15を備える。プリント基板15の表面には、さまざまな電気部品が取り付けられている。モータ駆動装置10は、電気部品を覆う筐体21を備える。本実施の形態の筐体21は、底板部22と蓋部23とを含む。蓋部23は、底板部22から取り外すことができるように形成されている。プリント基板15は、底板部22に固定されている。
本実施の形態のモータ駆動装置10は、複数のスイッチング素子31,32a,32bを備える。本実施の形態のスイッチング素子31,32a,32bは、半導体により形成されているパワー半導体素子である。スイッチング素子31,32a,32bは、それぞれのモータに供給する電流を調整する。本実施の形態のスイッチング素子は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。スイッチング素子としては、この形態に限られず、MOS−FET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等のトランジスタや、GTOサイリスタ(Gate Turn Off Thyristor)を例示することができる。
モータ駆動装置10は、主軸モータ6を駆動する主軸用のスイッチング素子31と、送り軸モータ5を駆動する送り軸用のスイッチング素子32a,32bとを備える。モータ駆動装置10には、送り軸の個数に対応した個数の送り軸用のスイッチング素子32a,32bが配置されている。本実施の形態の工作機械1は、3個の送り軸モータ5を駆動するための3個のスイッチング素子32a,32bが配置されている。主軸用のスイッチング素子31および送り軸用のスイッチング素子32a,32bは、プリント基板15の表面に配置されている。
本実施の形態におけるモータ駆動装置10は、スイッチング素子31,32a,32bを冷却するための第1のヒートシンク11および第2のヒートシンク12を備える。それぞれのヒートシンクは、所定の方向に延びる複数のフィンを有する。
第1のヒートシンク11には、主軸用のスイッチング素子31と、2つの送り軸用のスイッチング素子32aとが載置されている。主軸用のスイッチング素子31と、2つの送り軸用のスイッチング素子32aとは、プリント基板15の端部において所定の方向に並ぶように配置されている。第1のヒートシンク11は、長手方向を有し、この長手方向がスイッチング素子31,32aの並ぶ方向に平行になるように配置されている。そして、3つのスイッチング素子31,32aを覆うように、第1のヒートシンク11が配置されている。
第2のヒートシンク12には、1つの送り軸用のスイッチング素子32bが載置されている。1つの送り軸用のスイッチング素子32bは、他の2つの送り軸用のスイッチング素子32aから離れて配置されている。第2のヒートシンク12は、第1のヒートシンク11から離れた位置に配置されている。
本実施の形態における第1のヒートシンク11と、第1のヒートシンク11に配置されている主軸用のスイッチング素子31および2つの送り軸用のスイッチング素子32aは、筐体21の外部に配置されている。また、本実施の形態においては、筐体21の外側には充分な空間がないために、筐体21の内部にも送り軸用のスイッチング素子32bが配置されている。第2のヒートシンク12および第2のヒートシンク12に配置されている送り軸用のスイッチング素子32bは、筐体21の内部に配置されている。
モータ駆動装置10は、第1のヒートシンク11と第2のヒートシンク12とを熱的に接続する伝熱板51を備える。本実施の形態における伝熱板51は、金属の板にて形成されている。伝熱板51は、例えばアルミニウムや銅等の熱伝導率の高い材料で形成されることが好ましい。伝熱板51の一方の端部は、第1のヒートシンク11に接続されている。本実施の形態では、伝熱板51の一方の端部は、第1のヒートシンク11とスイッチング素子31,32aに挟まれている。また、伝熱板51の他方の端部は、第2のヒートシンク12に接続されている。本実施の形態では、伝熱板51の他方の端部は、第2のヒートシンク12とスイッチング素子32bとに挟まれている。
スイッチング素子31,32aは、伝熱板51を介して第1のヒートシンク11に熱を放出する。また、スイッチング素子32bは、伝熱板51を介して第2のヒートシンク12に熱を放出する。更に、第2のヒートシンク12の熱は、伝熱板51を介して第1のヒートシンク11に伝達される。
ここで、図4に、比較例のモータ駆動装置の概略図を示す。比較例のモータ駆動装置71においては、主軸用のスイッチング素子31と2つの送り軸用のスイッチング素子32aは、筐体21の外部に配置されている第1のヒートシンク11に載置されている。また、筐体21の内部には、送り軸用のスイッチング素子32bおよび第2のヒートシンク12が配置されている。比較例のモータ駆動装置71においては、筐体21の外部に配置されているスイッチング素子31,32aは効果的に冷却することができる。ところが筐体21の内部に熱が蓄積されるために、筐体21の内部に配置されているスイッチング素子32bの冷却能力は低くなる。
図2および図3を参照して、これに対して、本実施の形態のモータ駆動装置10は、1つの主軸用のスイッチング素子31と、2つの送り軸用のスイッチング素子32aとが筐体の外側に配置されている。また、これらのスイッチング素子31,32aを冷却する第1のヒートシンク11は筐体21の外部に配置されている。第1のヒートシンク11は、外気に直接的に熱を放出することができるために冷却能力が高い。このために、第1のヒートシンク11は、主軸用のスイッチング素子31と、2つの送り軸用のスイッチング素子32aとを効果的に冷却することができる。
本実施の形態のモータ駆動装置10は、第2のヒートシンク12が、伝熱板51にて第1のヒートシンク11に熱的に接続されている。筐体21の内部では、第2のヒートシンク12の放熱性能は低くなる。ところが、伝熱板51にて第2のヒートシンク12から第1のヒートシンク11に熱を伝えることができて、第2のヒートシンク12の冷却性能を向上させることができる。第2のヒートシンク12は、筐体21の内部に配置されているスイッチング素子32bを高い冷却能力にて冷却することができる。
また、伝熱板51は、筐体21の内部の熱を筐体21の外側に伝達することができる。このために、筐体21の内部に残留する熱を外気に逃すことができる。
ところで、本実施の形態のモータ駆動装置10は、主軸用のスイッチング素子31が筐体21の外側に配置されている第1のヒートシンク11に載置されている。また、筐体21の内部に配置されている第2のヒートシンク12に載置されているスイッチング素子は、送り軸用のスイッチング素子32bである。一般的に、複数種類のスイッチング素子のうち、主軸用のスイッチング素子31が最も発熱する。主軸用のモータが連続的に高出力にて運転した時には、主軸用のスイッチング素子31が連続的に発熱する。しなしながら、主軸用のスイッチング素子31は、筐体21の外部の第1のヒートシンク11に載置されているために、効果的に冷却される。
ここで、主軸モータ6が高出力にて駆動している場合には、送り軸モータ5が高出力にて駆動する場合は少ない。これとは反対に、送り軸モータ5が高出力にて駆動している場合には、すなわち、送り軸モータ5が高速で駆動している場合には、主軸モータ6は、出力が小さいか、または、停止している場合が多い。
筐体21の内部の送り軸用のスイッチング素子32bが大きく動作して発熱しているときには、主軸用のスイッチング素子31の発熱量は小さい。この場合には、第1のヒートシンク11と第2のヒートシンク12との温度差が大きくなり、第2のヒートシンク12の熱を第1のヒートシンク11に伝達することができる。そして、筐体21の内部のスイッチング素子32bを効果的に冷却することができる。
また、主軸用のスイッチング素子31が大きく発熱している場合には、筐体21の内部の送り軸用のスイッチング素子32bの発熱量は小さくなっている場合が多い。このために、筐体21の内部のスイッチング素子32bは、第2のヒートシンク12にて十分に冷却することができる。
このように、本実施の形態のモータ駆動装置10は、スイッチング素子の数が多くても送り軸用のスイッチング素子を筐体の内部に配置することができる。そして、筐体の内部に配置したスイッチング素子も効果的に冷却することができる。
本実施の形態におけるモータ駆動装置10は、第1のヒートシンク11の表面に空気の流れを生じさせる第1の冷却ファン41を備える。第1の冷却ファン41は、筐体21の外部に配置されている。第1の冷却ファン41は、第1のヒートシンク11の端部に対向するように配置されている。第1の冷却ファン41が駆動することにより、矢印81に示すように、第1のヒートシンク11のフィンの延びる方向に空気の流れが生じる。
ここで、本実施の形態の主軸用のスイッチング素子31は、第1のヒートシンク11の長手方向の端部に接続されている。主軸用のスイッチング素子31は、第1のヒートシンク11において、空気の流れの上流側の領域に配置されている。主軸用のスイッチング素子31には、温度の低い空気が接触するために効果的に冷却される。
また、本実施の形態の伝熱板51の一方の端部は、第1のヒートシンク11とスイッチング素子31,32aとに挟まれており、他方の端部は、第2のヒートシンク12とスイッチング素子32bとに挟まれている。この構成により、スイッチング素子32bにて大きな熱が発生した場合にも、スイッチング素子32bの熱を速やかに第1のヒートシンク11に伝達することができる。
本実施の形態においては、第2のヒートシンク12を冷却するための第2の冷却ファン42が筐体21の蓋部23に取り付けられている。また、蓋部23には、蓋部23の内部に空気を取り入れるためのスリット部43が形成されている。スリット部43は、第2の冷却ファン42が配置されている側と反対側に形成されている。第2の冷却ファン42が駆動することにより、蓋部23の内部に空気の流れが生じて、第2のヒートシンク12の冷却を促進することができる。
なお、モータ駆動装置10の第1の冷却ファン41および第2の冷却ファン42は、必要に応じて回転数を調整することができる。本実施の形態では、筐体21の内部に配置された第2のヒートシンク12の熱は、伝熱板51を介して筐体21の外部に放出することができる。このために、第2の冷却ファン42は配置されていなくても構わない。
本実施の形態のモータ駆動装置は、工作機械の強電盤に取り付けることができる。モータ駆動装置を強電盤に取り付ける場合には、強電盤の枠体の外側に第1のヒートシンクを配置するように取り付けることが好ましい。すなわち、モータ駆動装置は、第1のヒートシンクが外気に曝されるように配置されることが好ましい。この構成を採用することにより、強電盤の枠体の内部に第2のヒートシンクが配置されていても、伝熱板を介して第1のヒートシンクから大気中に放熱することができる。
図5に、本実施の形態における他のモータ駆動装置の蓋部を取り外した時の斜視図を示す。筐体21の内部には、基板を支持する構造部品や電気部品などの部品が存在する。他のモータ駆動装置13では、第1のヒートシンク11と第2のヒートシンク12との間に、プリント基板15に取り付けられた電気部品61が配置されている。他のモータ駆動装置13は、伝熱板52を備える。伝熱板52は、電気部品61と干渉しないように一部分が曲げられている。伝熱板52は、複数の曲がり部52aを有する。本実施の形態では、曲がり部52aにおいて、伝熱板52が折り曲げられている。伝熱板52は、電気部品61を回避するように形成されている。伝熱板52に曲る部分を形成する場合には、任意の形状に曲り部を形成することができる。
熱を伝達する部材としては、例えばヒートパイプを取り上げることができる。しかしながら、ヒートパイプは、曲がる部分を形成することが難しい。これに対して、本実施の形態の伝熱板は、曲がり部を容易に形成することができる。そして、曲がり部は、基板に取り付けられる部品との干渉を回避するように、熱を伝達する経路を変更することができる。また、伝熱板は、曲がり部を有していても、第1のヒートシンクと第2のヒートシンクとを熱的に接続することができる。
上記の実施の形態は、適宜組み合わせることができる。上述のそれぞれの図において、同一または相等する部分には同一の符号を付している。なお、上記の実施の形態は例示であり発明を限定するものではない。また、実施の形態においては、特許請求の範囲に示される実施の形態の変更が含まれている。
1 工作機械
2 数値制御装置
5 送り軸モータ
6 主軸モータ
10,13 モータ駆動装置
11 第1のヒートシンク
12 第2のヒートシンク
15 プリント基板
21 筐体
31,32a,32b スイッチング素子
51,52 伝熱板
52a 曲がり部
61 電気部品
2 数値制御装置
5 送り軸モータ
6 主軸モータ
10,13 モータ駆動装置
11 第1のヒートシンク
12 第2のヒートシンク
15 プリント基板
21 筐体
31,32a,32b スイッチング素子
51,52 伝熱板
52a 曲がり部
61 電気部品
Claims (3)
- 工作機械の主軸モータおよび送り軸のモータを駆動するモータ駆動装置であって、
主軸モータを駆動する主軸用のスイッチング素子と、
送り軸のモータを駆動する送り軸用のスイッチング素子と、
基板に取り付けられる部品を覆う筐体と、
前記筐体の外部に配置された第1のヒートシンクと、
前記筐体の内部に配置された第2のヒートシンクと、
前記第1のヒートシンクと前記第2のヒートシンクとを熱的に接続する伝熱板とを備え、
前記第1のヒートシンクには、主軸用のスイッチング素子が載置され、前記第2のヒートシンクには、送り軸用のスイッチング素子が載置されていることを特徴とする、モータ駆動装置。 - 前記伝熱板の一方の端部は、前記第1のヒートシンクと主軸用のスイッチング素子とに挟まれており、
前記伝熱板の他方の端部は、前記第2のヒートシンクと送り軸用のスイッチング素子とに挟まれている、請求項1に記載のモータ駆動装置。 - 前記伝熱板は、基板に取り付けられる部品を回避するように曲げられた曲がり部を有する、請求項1または2に記載のモータ駆動装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015185372A JP6092972B1 (ja) | 2015-09-18 | 2015-09-18 | 複数のスイッチング素子を備える工作機械のモータ駆動装置 |
DE102016011023.6A DE102016011023B4 (de) | 2015-09-18 | 2016-09-09 | Motorantriebsvorrichtung einer Werkzeugmaschine mit einer Vielzahl von Schaltelementen |
US15/265,935 US9895785B2 (en) | 2015-09-18 | 2016-09-15 | Motor driving device of machine tool comprising plurality of switching elements |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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