JP2017192285A - 回転機および回転機を備えた車両 - Google Patents

回転機および回転機を備えた車両 Download PDF

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浩之 東野
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Abstract

【課題】冷却流路による冷却能力を高めることが可能な回転機および回転機を備えた車両を提供する。【解決手段】回転機は、回転子と、回転子と共に回転する回転軸と、回転子を取り囲む固定子と、を備えた回転機本体と、回転軸の軸方向に回転機本体と対向して配置され、回転子の回転制御を行う回路部と、回転機本体と回路部との間に回路部と熱的に接続されて配置され、内部に冷却液が流れる冷却流路を有する冷却器とを備える。そして、回転機本体と冷却器との間には、隙間が設けられて冷却風路が形成されており、冷却器の冷却流路は、回転機本体と対向する面内領域に形成されている。【選択図】図17

Description

本発明は、1個以上の発熱部品を搭載した回転機および回転機を備えた車両に関し、特に発熱部品の冷却技術に関するものである。
従来からある構造として、以下のものがある。
発熱部品を搭載した回転機では、発熱部品を冷却する冷却構造を備えている。発熱部品を高効率に冷却する冷却構造として、特許文献1に示すような液冷方式の冷却構造がある。特許文献1では、回転子と固定子とを円筒状のフレーム内に収容した回転機において、フレーム内に、冷却液が流れる円筒状の冷却流路を設けている。冷却流路はフレームの軸方向端面まで延びており、フレームの軸方向端面に放熱部材(リア部A)が配置されて冷却流路が閉じられている。そして、この放熱部材に、回転機を駆動する回路部が取り付けられ、回路部の発熱部品を、放熱部材を介して水冷するようにしている。また、特許文献1では、放熱部材を空冷する冷却風路を有し、水冷と空冷とで発熱部品の冷却を行っている。
特開2013−146120号公報
先に示した特許文献1では、フレームに設けた冷却流路によって発熱部品を冷却している。しかし、この構造では、固定子のさらに外側に冷却流路を設けることから、冷却流路の径方向の幅は、近年の小型化の要求を考慮して大きくとることが難しい。このため、冷却流路の径方向の幅は小さくならざるを得ず、その結果、冷却流路の放熱部材との接触面は幅狭の環状面となっている。よって、冷却風路によって放熱部材を空冷するものの、放熱部材の水冷が不充分であり、改善の余地があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、冷却流路による冷却能力を高めることが可能な回転機および回転機を備えた車両を提供することを目的とする。
本発明に係る回転機は、回転子と、回転子と共に回転する回転軸と、回転子を取り囲む固定子と、を備えた回転機本体と、回転軸の軸方向に回転機本体と対向して配置され、回転子の回転制御を行う回路部と、回転機本体と回路部との間に回路部と熱的に接続されて配置され、内部に冷却液が流れる冷却流路を有する冷却器とを備え、回転機本体と冷却器との間には、隙間が設けられて冷却風路が形成されており、冷却器の冷却流路は、回転機本体と対向する面内領域に形成されているものである。
本発明に係る車両は、上記の回転機を備えたものである。
本発明によれば、冷却風路によって冷却器を空冷すると共に、冷却器の冷却流路を、回転機本体と対向する面内領域を用いて形成することで冷却流路の拡大を図っているため、冷却能力を高めることができる。
本発明の実施の形態1に係る回転機に備えられる電気機器を示す概略断面図である。 図1のA−A断面図である。 図2において点線で囲った領域Iにおける放熱フィン9の一部拡大図である。 比較例としての従来の放熱フィンの一部拡大図(その1)である。 比較例としての従来の放熱フィンの一部拡大図(その2)である。 図3の放熱フィンの変形例1を示す図である。 図3の放熱フィンの変形例2を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る回転機に備えられる電気機器を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態2に係る回転機に備えられる電気機器の変形例を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る回転機に備えられる電気機器を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態3に係る回転機に備えられる電気機器の変形例を示す図である。 図3、図6および図7に示した放熱フィンの先細り形状の先端角度θと熱伝達率hとの関係、また、先端角度θと圧力損失Pとの関係を示す図である。 図3、図6および図7に示した放熱フィンの先細り形状の先端の変形例を示す図である。 本発明の実施の形態5に係る回転機を搭載した車両を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態5に係る回転機を示す斜視図である。 本発明の実施の形態5に係る回転機の分解斜視図である。 本発明の実施の形態5に係る回転機の概略縦断面図である。 図17のB−B概略断面図である。 本発明の実施の形態5に係る回転機を搭載した車両の変形例1を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態5に係る回転機を搭載した車両の変形例2を示す概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、各図において同一の符号を付したものは、同一のまたはこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。さらに、明細書全文に表れている構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る回転機に備えられる電気機器を示す概略断面図である。図2は、図1のA−A断面図である。図1および図2において矢印13は冷却液の主流方向を示している。
実施の形態1の電気機器1は、たとえば、回転機を制御するためのインバータであったり、電圧を変換するためのコンバータであったりする。そして、電気機器1は、インバータまたはコンバータなどのそれぞれの適正な動作に必要な各種電子部品を備えた回路部15と、回路部15に接するように取り付けられ、回路部15を冷却する冷却部16とを備えている。
回路部15は、電子部品を電気的につなぐ回路パターンが実装面6に形成された回路基板2を備えている。回路基板2は、図示しているように平面形状をしており、回路パターン上に、上記電子部品として発熱部品が実装されている。以下では、3個の高発熱部品3が設置された領域を高発熱領域3Aという。発熱部品として、図1では、3個の高発熱部品3と、3個の低発熱部品4とが実装されている。高発熱部品3は、たとえば、ダイオード、MOSFET、IGBT、パワーモジュール、などである。低発熱部品4は、たとえば抵抗器、コンデンサ、などである。
高発熱部品3および低発熱部品4はそれぞれ電極5を有する。電極5は、L字形状であったり、直線形状であったりする。図1を含む各図では、電極5として、発熱素子を内部に有する樹脂モールドから突出した電極リード端子を示している。
回路基板2は、電極5を固定する図示しない電極固定部を有している。電極固定部は、たとえば、実装面6上に表面実装するための、電極5が接触する回路パターンの露出部、または電極5を挿入実装するために、電極5が挿入されるスルーホールなどで構成される。そして、高発熱部品3および低発熱部品4を実装面6に実装する際には、それぞれの発熱部品が有する電極5を実装面6に設けた電極固定部に電気的に接続して固定される。固定方法は、たとえば、はんだによる接合、焼結銀による接合、などによる。
回路基板2は、図1では片面実装の場合を示している。回路基板2は金属基板であったり、エポキシ系を主材料とした基板であったりする。
冷却部16は、内部が冷却流路10となる中空箱状の冷却器8と、冷却器8の内壁から冷却流路10内に向けて突出し、且つ冷却液の主流方向13に延びて形成された放熱フィン9とを備えている。冷却器8の外周面の一面は回路部取り付け面8bとなっており、回路部15の回路基板2が回路部取り付け面8bに接するように取り付けられている。冷却器8の冷却流路10には冷却液を流している。冷却液は、たとえば、水、不凍液、冷媒などである。
冷却流路10は、高発熱領域3Aに対向する第1流路部位10aと、低発熱領域4Aに対向する第2流路部位10bと、発熱部品が設置されない領域に対向する第3流路部位10cとに分けられる。第1流路部位10a、第2流路部位10bおよび第3流路部位10cのうち、高発熱領域3Aに対向する第1流路部位10aに、高発熱部品3を高効率に冷却するための放熱フィン9を設けている。つまり、放熱フィン9は、冷却器8の内壁のうち、高発熱領域3Aに対向する回路部取り付け面8b側の内壁から、それと対向する内壁側に向けて第1流路部位10a内に突出して設けられている。
第2流路部位10bおよび第3流路部位10cにも、低発熱部品4をより高効率に冷却するために放熱フィン9を設けてもよい。この場合、放熱フィン9を第1流路部位10aに高密度に設け、第2流路部位10bおよび第3流路部位10cに低密度に設ければよい。しかし、第2流路部位10bおよび第3流路部位10cには、どちらかというと、以下の理由から放熱フィン9を設けない方が好ましい。すなわち、放熱フィン9を設けると、冷却流路10で生じる冷却液の流れによる摩擦損失および流路断面積が変わる際に発生する形状損失などによる圧力損失がどうしても生じてしまう。このため、圧力損失の抑制を考えると、発熱量の少ない個所には設けない方が好ましい。
このように構成された電気機器1において、電気機器1が動作すると高発熱部品3および低発熱部品4が発熱する。その熱は回路基板2を介して冷却部16に伝わる。冷却部16において冷却流路10には冷却液が流れており、冷却部16に伝わった熱は冷却液に伝えられる。したがって、高発熱部品3および低発熱部品4が冷却される。
そして、冷却流路10のうち、高発熱領域3Aに対向する第1流路部位10aには放熱フィン9が設けられ、第1流路部位10aの冷却能力は第2流路部位10bおよび第3流路部位10cに比べて高い。このため、高発熱領域3Aに設けられた高発熱部品3を効率的に冷却することができる。
また、本実施の形態1の特徴として、放熱フィン9の形状に特徴がある。以下、その特徴について従来形状と比較して図3を参照して説明する。
図3は、図2において点線で囲った領域Iにおける放熱フィン9の一部拡大図である。図4および図5は、比較例としての従来の放熱フィンの一部拡大図である。
従来の放熱フィン90において、冷却液の主流方向(図4および図5の左右方向)における両端部の先端角部90cの形状は、例えば図4に示すように角形であったり、図5に示すように角Rが付いていたりする。このような形状であると、放熱フィン90を設けた場所と設けていない場所との相互間における、流路100の断面形状変化が大きく、圧力損失が増大する。つまり、放熱フィン90周囲において、主流方向に平行な一対の側面90a、90bに沿って流れていた冷却液の流れが、先端角部90cで放熱フィン90から剥離して渦が発生することによって、圧力損失が発生する。
これに対し、本実施の形態1の放熱フィン9は、図3に示すように、冷却液の主流方向13における両端部11(図3には片側のみを図示)を、徐々にフィン厚さTが狭くされた先細り形状としている。フィン厚さTは、放熱フィン9周囲を流れる冷却液の主流方向13に平行な一対の側面9a、9b間の距離である。
このように放熱フィン9の両端部11を先細り形状とすることで、放熱フィン9を設けた場所と設けていない場所との相互間における、流路の断面形状変化を、従来構造に比べて緩やかにすることができ、圧力損失の増加を抑制することができる。すなわち、冷却流路10を流れる冷却液が、第2流路部位10bまたは第3流路部位10cから第1流路部位10aの放熱フィン9へ流れるとき、あるいは、第1流路部位10aの放熱フィン9から第2流路部位10bまたは第3流路部位10cへ流れるときの、圧力損失の増加を抑制することができる。
また、第1流路部位10aにのみ放熱フィン9を設けることによって、冷却流路10のすべての部位、すなわち、第1流路部位10a、第2流路部位10bおよび第3流路部位10cのすべての部位に放熱フィン9を設けた場合に比べて、圧力損失を抑制することができる。
なお、放熱フィン90の両端部11の先細り形状は、図3に示したように先細り形状の先端9cが、一対の側面9a、9bのうちの一方の面の延長線上に位置する形状に限定されるものではない。放熱フィン90の両端部11の先細り形状は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で例えば以下のように種々変形実施可能である。なお、図3、以下の図6および図7においてθは先細り形状の先端角度であるが、この角度については後述する。
図6は、図3の放熱フィンの変形例1を示す図である。
図6の放熱フィン9は、先細り形状の先端9cがフィン厚さTの中心線14と、一対の側面9a、9bの一方の面の延長線との間に位置する形状を有している。
図7は、図3の放熱フィンの変形例2を示す図である。
図6の放熱フィン9は、放熱フィン9の先細り形状の先端9cが放熱フィン9のフィン厚さTの中心線14上にある形状を有している。
図6および図7のどちらの先細り形状としても、図3と同様に圧力損失抑制の効果が得られる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、回路基板2を冷却器8に接触させた構成としたが、本実施の形態2では、回路基板2に実装された発熱源である発熱部品自体を直接、冷却器8に接触させた構成としたものである。
図8は、本発明の実施の形態2に係る回転機に備えられる電気機器を示す概略断面図である。なお、実施の形態2は、回路部15を冷却部16に取り付ける部分の構成のみが実施の形態1と異なるため、異なる部分についてのみ説明する。なお、上記実施の形態1の構成部分において適用された変形例は、実施の形態2の同様の構成部分においても同様に適用される。この点は、後述の実施の形態においても同様である。
実施の形態2では、回路部15を、高発熱部品3および低発熱部品4自身が冷却部16の冷却器8に接するように冷却部16に取り付ける。なお、高発熱部品3および低発熱部品4を回路基板2に実装するにあたっては、高発熱部品3および低発熱部品4のそれぞれの電極5とは反対側の表面3a、4aの、実装面6からの高さHが互いに等しくなるように、たとえば電極5の長さを調整する。これにより、高発熱部品3の表面3aと低発熱部品4の表面4aとが面一になる。冷却器8の回路部取り付け面8bは平面形状であるため、高発熱部品3の表面3aと低発熱部品4の表面4aとが面一になることで、高発熱部品3および低発熱部品4を直接、冷却器8へ取り付けることができる。
以上説明したように、本実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、発熱源である高発熱部品3および低発熱部品4を直接、冷却器8へ取り付けることで、高発熱部品3および低発熱部品4をより効率良く冷却できる。
また、回路部取り付け面8bは平面形状であり、凹凸を有する非平面形状ではない。このため、冷却器8を、型による製造、たとえば、鋳造やダイカストで製造することが容易であり、型のコストを低減できる。
なお、実施の形態2の変形例として次の図9に示す構成としてもよい。
図9は、本発明の実施の形態2に係る回転機に備えられる電気機器の変形例を示す図である。
図9に示すように回路基板2の両面に高発熱部品3および低発熱部品4を実装するようにしてもよい。このように回路基板2の両面を実装面とすると、片面を実装面とする構成に比べて実装面積を増やすことができる。このため、ある実装面積を確保するにあたり、両面を実装面とした構成とすると、片面を実装面とする回路基板2に比べて回路基板2を小型にできる。その結果、冷却器8も小さくでき、電気機器1全体を小型化することができる。なお、この際、両面の実装面6のうち、冷却器8の回路部取り付け面8bに接さない実装面6側に取り付ける発熱部品は、低発熱部品4であることが望ましい。また、回路基板2は、回路パターン層が多層ある、いわゆる多層基板であってもよい。
実施の形態3.
上記実施の形態2では、回路基板2側ではなく発熱部品側を直接、冷却器8に接触させて設置した構成とし、また、冷却部16の回路部取り付け面8bを平面形状とした構成について説明した。本実施の形態3は、回路基板2側ではなく発熱部品側を直接、冷却器8に接触させて設置した構成とした点は実施の形態2と同様であるが、回路部取り付け面8bを非平面形状とした点が実施の形態2と異なる。
図10は、発明の実施の形態3に係る回転機に備えられる電気機器を示す概略断面図である。なお、本実施の形態3は、回路部15を冷却部16に取り付ける構成のみが実施の形態1および実施の形態2と異なるため、異なる部分についてのみ説明する。
高発熱部品3および低発熱部品4のそれぞれの電極5には電流が流れるが、この電流によるジュール発熱を最小限にするために、電極5の長さは短いことが望ましい。よって、ここではこの点を考慮した長さの電極5を用いて、高発熱部品3および低発熱部品4が回路基板2に実装されている。しかしこのように実装すると、高発熱部品3および低発熱部品4のそれぞれの表面3a、4aの、実装面6からの高さはバラバラとなる。実施の形態3では、この高さのバラツキに沿うように冷却器8の回路部取り付け面8bの表面形状を凹凸にし、回路部取り付け面8bに、高発熱部品3および低発熱部品4を直接取り付ける構成とした。
具体的には、冷却器8の回路部取り付け面8bと実装面6との間隔方向の発熱部品の寸法が異なる場合に、回路部取り付け面8bのうち、寸法の小さい発熱部品が取り付けられる部分が凸部8aとなっている。
本実施の形態3によれば、実施の形態2と同様の効果が得られると共に、冷却器8の回路部取り付け面8bの形状を、高発熱部品3および低発熱部品4の高さのバラツキを吸収する凹凸形状とした。このため、高発熱部品3および低発熱部品4のそれぞれの電極5の長さを、表面3a、4aの高さを合わせるべく調整する必要が無く、必要最小限の長さに設定できる。このため、高発熱部品3および低発熱部品4における、そもそものジュール発熱量を最小限にすることができる。
ところで、図10には、電極5が電極リード端子であり、回路基板2上の電極固定部にはんだなどで接合する実装方法で実装される高発熱部品3および低発熱部品4を示したが、表面実装型の発熱部品としてもよい。表面実装型の場合でも、本実施の形態3の構造は有効である。
なお、実施の形態3の変形例として次の図11に示す構成としてもよい。
図11は、本発明の実施の形態3に係る回転機に備えられる電気機器の変形例を示す図である。
図11に示すように回路基板2の両面に高発熱部品3および低発熱部品4を実装するようにしてもよい。このように回路基板2の両面を実装面とすると、片面を実装面とする構成に比べて実装面積を増やすことができる。このため、ある実装面積を確保するにあたり、両面を実装面とした構成とすると、片面を実装面とする回路基板2に比べて回路基板2を小型にできる。その結果、冷却器8も小さくでき、電気機器1全体を小型化することができる。なお、この際、両面の実装面6のうち、冷却器8の回路部取り付け面8bに接さない実装面6側に取り付ける発熱部品は、低発熱部品4であることが望ましい。
実施の形態4.
本実施の形態4は、図3、図6および図7に示した放熱フィン9の先細り形状の評価に関するものである。
図12は、図3、図6および図7に示した放熱フィンの先細り形状の先端角度θと熱伝達率hとの関係、また、先端角度θと圧力損失Pとの関係を示す図である。各先端角度において左側の棒グラフが熱伝達率hを示し、右側の棒グラフが圧力損失Pを示している。また、図12の従来型とは、図4に示した放熱フィン90を指している。図12に示したように、従来型と比較して、先端角度θを小さくしていくことによって、熱伝達率hをほぼ維持したまま、圧力損失Pを抑制できる。特にθ=90度以下において、圧力損失Pを顕著に抑制できる。
また、先細り形状は、図7に示したように、先端角度θを作る二つの面9d、9eがフィン厚さTの中心線14に対して対称に作ることが望ましい。これは、冷却流路10を流れる冷却液が、放熱フィン9外から放熱フィン9へ向かって流れるとき、あるいは放熱フィン9から放熱フィン9外へ流れるときに、片側に偏らないようにするためである。このように、冷却液の偏りを抑制することで、放熱フィン9の冷却液の主流方向13に沿う一対の側面9a、9bの両外側に、それぞれに均等に冷却液を流すことができ、放熱性能の偏りをより防ぐことができる。
図13は、図3、図6および図7に示した放熱フィンの先細り形状の先端の変形例を示す図である。
図13に示したように、放熱フィン9の先細り形状の先端9cが、直径Rとした曲面状になっていてもよい。放熱フィン9を型による製造、たとえば、鋳造やダイカストで製造する場合においては、金型から成型品を取り出す際、鋭角の部位、すなわち90度以下の部位は取り出しが困難である。しかし、鋭角の部位が曲面状であると、容易に取り出しやすい。よって、先端9cを曲面状とすることによって、成型品を金型から容易に取り出すことができる。
実施の形態5.
本実施の形態5は、上記実施の形態1〜4で説明した電気機器1を適用した製品構成に関するものである。
図14は、本発明の実施の形態5に係る回転機を搭載した車両を示す概略構成図である。図14において矢印20は、冷却液の流れを示している。実施の形態5の車両45は、実施の形態1〜4で示した電気機器1を備えた回転機21を搭載している。車両45とは、たとえば、自動車または鉄道車両などであり、図14には車両45が自動車の例を示している。このような車両45において電気機器1とは、車両45を駆動する動力源としての回転機21、あるいは車両45で使用する電気を発電する発電機としての回転機21、を制御するためのインバータであったりコンバータであったりする。
なお、図14に示すように、回転機本体21aと電気機器1とは電気配線22により電気的に接続されて回転機21を構成している。そして、回転機21を備えた車両45は、回転機21に加えてさらに、冷却液を搬送するポンプ17、ラジエータ18およびタンク19を備えている。ラジエータ18は、冷却液を外気との熱交換によって冷却させるものである。そして、ポンプ17によって、電気機器1の冷却器8の冷却流路10、ラジエータ18およびタンク19に冷却液が循環するように構成されている。
このように構成された車両45では、冷却液が、ポンプ17により冷却器8の冷却流路10に送られ、冷却流路10を通過した際に電気機器1に設置された高発熱部品3および低発熱部品4を冷却して温度上昇する。温度上昇した冷却液は、ラジエータ18で空気との熱交換により冷やされ、その後、タンク19を介してポンプ17に流入し、再び冷却器8の冷却流路10に送られる。
以下、回転機21について説明する。
図15は、本発明の実施の形態5に係る回転機を示す斜視図である。図16は、本発明の実施の形態5に係る回転機の分解斜視図である。図17は、本発明の実施の形態5に係る回転機の概略縦断面図である。図18は、図17のB−B概略断面図である。
回転機21は、上述したように回転機本体21aと電気機器1とを備えている。電気機器1と回転機本体21aとは、ねじまたはボルトなどによって取り付けられる。この際、電気機器1の冷却部16と回転機21との間には、図17に示すように隙間Dが設けられ、この隙間Dによってファン38からの空気が流通する冷却風路46が形成されている。回転機21の外形形状は、回転機21を車両45などへ取り付けるための穴およびネジ部などの部位を除けば、概略、軸方向に見て円形形状である。
回転機本体21aは、図17に示すように、回転子32と、回転子32を取り囲む固定子30とを有する。固定子30は、外型が円形形状であり固定子鉄心30aと固定子巻線31とを有している。固定子30は、略円筒状のフロントブラケット28と略円筒状のリアブラケット29とのそれぞれの内部に支持されている。
回転子32は、固定子30の内部に固定子30に対向して配置され、回転子鉄心32aと、回転子鉄心32aに巻かれた界磁巻線33と、回転子32と共に回転する回転軸23と、を有する。回転子32の回転軸23の両端部は、それぞれ軸受39を介してフロントブラケット28とリアブラケット29とに回転自在に支持されている。また、回転軸23の一端部において軸受39によって支持された部分のさらに端部側は、ナット44によりプーリ43に結合されている。また、回転子鉄心32aの軸方向の両端面には、回転軸23で駆動され冷却風を発生させるファン38が取り付けられている。
回転軸23は、回転機21のリアブラケット29から外部に突出しており、この突出部にスリップリング36が設けられている。したがって、スリップリング36はリアブラケット29の外側に配置されている。スリップリング36は、界磁巻線33に電流を供給するためのものである。スリップリング36には、界磁巻線33に通電するためのブラシ34が摺接可能な状態で接触している。ブラシ34はブラシホルダ35によって保持されている。なお、ブラシ34への電流供給は、回路基板2に実装した部品により行う。また、回転子32は、回転子32の回転状態を検出する回転角センサ37を備えている。
このように構成された回転機本体21aは、回転機本体21aのフロント側およびリア側のそれぞれに設けたファン38が回転することによって空冷される。すなわち、回転機本体21aのフロント側に設けたファン38が回転することにより、外部の空気が第1のフロントブラケット穴28aからフロントブラケット28内に流入する。フロントブラケット28内に流入した空気によってフロントブラケット28内が空冷され、フロントブラケット28内を空冷後の空気は第2のフロントブラケット穴28bから排気される。
また、回転機本体21aのリア側に設けたファン38が回転することにより、外部の空気が冷却風路46を経て、第1のリアブラケット穴29aからリアブラケット29内に流入する。リアブラケット29内に流入した空気はリアブラケット29内を空冷し、リアブラケット29を冷却後の空気は第2のリアブラケット穴29bから排気される。
回転機21に備えられた電気機器1は、上述したように回路部15と冷却部16とを備えている。回路部15は、回転子32の回転制御を行う部分であり、回路基板2と、回路基板2に実装した高発熱部品3および低発熱部品4と、回路基板2を覆う回路部カバー27とを備える。冷却部16は、冷却器8と、放熱フィン9とを備えている。
回路部15および冷却部16は、回転機21に適用されることで、回転機本体21aの外形形状に対応して円形形状に形成されている。具体的には、回路基板2、回路部カバー27および冷却器8の外形形状が円形形状に形成されている。回路部15および冷却部のそれぞれの円形形状は、回転機21と直径が同じでもよいし、直径が違ってもよいし、形はちょうど円形でもよいし、楕円形でもよい。
冷却器8は、円形形状の水路プレート8Aと水路カバー8Bを有し、水路プレート8Aには軸方向に凹む凹部が設けられ、その凹部の開口面が水路カバー8Bで覆われて冷却器8内部に冷却流路10が形成されている。水路カバー8Bの外面が実施の形態1の回路部取り付け面8bに相当する。冷却流路10は、図18に示すように軸方向に見て概略U字型に形成されている。そして、U字の両端部に、図16に示すように、冷却液を供給する入口ニップル25と、冷却液を冷却流路10から排出する出口ニップル26とが接続されている。入口ニップル25は本発明の入口配管に相当し、出口ニップル26は本発明の出口配管に相当する。
ここで、本実施の形態5の特徴として、冷却流路10が、回転機本体21aと対向する面内領域を用いて径方向に幅広に形成されていることにある。このように、冷却流路10を構成することで、従来のように固定子の外側に位置するフレームに幅狭の円筒状の冷却流路を設ける構成に比べて、冷却面を大きくすることができ、冷却能力を向上させることができる。
また、従来のように固定子の外側に位置するフレームに冷却流路を設けた場合、流路が長くなりがちであり、圧力損失の増加を招く。しかし、本実施の形態5では、回転機本体21aと対向する面内領域内に収まるように冷却流路10が形成されるため、入口ニップル25から出口ニップル26に至る冷却流路10の長さが短くなる。よって、従来構成よりも圧力損失を低減できる。
また、図18に示すように、冷却器8の内壁には高発熱部品3に対向する部位に放熱フィン9が設けられている。冷却器8の内壁とは、具体的には、回路部15と対向する壁部である水路カバー8Bの内壁である。そして、水路カバー8Bの内壁から冷却流路10に向けて放熱フィン9が突出して設けられている。放熱フィン9は、図3、図6、図7および図13に示したような構造とされ、これにより高発熱部品3および低発熱部品4を高効率に冷却することが可能となっている。
冷却器8の水路カバー8Bには、回転子32の回転軸23が挿通する冷却部貫通穴40が形成されている。また、回路基板2にも同様に、回転子32の回転軸23が挿通する回路部貫通穴41が形成されている。このように、冷却器8に回転軸23が入り込む空間を形成することで、見方を変えれば、回転軸23の周囲の空間を電気機器1の設置空間として用いることができる。このため、冷却部16および回路基板2に冷却部貫通穴40および回路部貫通穴41を設けずに回転軸23の端部に電気機器1の設置空間を別途設ける場合に比べて、回転機21の回転軸方向の長さを短くできる。なお、冷却部貫通穴40が本発明の第1貫通穴に相当し、回路部貫通穴41が本発明の第2貫通穴に相当する。
このように構成された回転機21において、高発熱部品3および低発熱部品4の熱は、回路基板2を介して冷却部16に伝わる。冷却部16に伝わった熱は冷却流路10を通過する冷却液に伝えられて放熱される。ここで、放熱フィン9を、図3、図6、図7および図13に示したような構造とすることで、高発熱部品3および低発熱部品4を高効率に冷却することが可能となっている。
また、冷却流路10は、上述したように、回転機本体21aと対向する面内領域を用いて径方向に幅広に形成され、流路面積の拡大を図っている。このため、多くの冷却液を流すことができ、効率良く高発熱部品3および低発熱部品4を冷却することができる。
また、冷却器8は冷却風路46を通過する空気によって空冷されるため、高発熱部品3および低発熱部品4から冷却器8に伝達された熱を効果的に放熱することができる。
このように、本実施の形態5においては、高発熱部品3および低発熱部品4を、冷却流路10による冷却に加えて冷却風路46による空冷も行うため、効率良く冷却することができる。
また、上述したように冷却流路10で発生する冷却液の圧力損失を低減することができるため、ポンプ17にかかる負荷を低減することができる。このような負荷低減が可能となるので、ポンプ17を小型化したり、安価なポンプに変更したりすることができる。
なお、図14では電気機器1と回転機本体21aとを、流路が直列となるように直列接続した構成を示したが、この構成に限られず、以下の図19または図20のようにしてもよい。
図19は、本発明の実施の形態5に係る回転機を搭載した車両の変形例1を示す概略構成図である。
図19に示すように、回転機本体21aにも冷却流路を設ける場合は、ポンプ17、電気機器1の冷却器8の冷却流路10、回転機本体21aの冷却流路10、ラジエータ18およびタンク19に冷却液が循環するように構成してもよい。
この構成では、冷却液は、ポンプ17により冷却器8の冷却流路10に送られ、冷却流路10を通過した際に回路基板2に実装された高発熱部品3および低発熱部品4を冷却する。高発熱部品3および低発熱部品4を冷却した冷却液は、さらに回転機本体21a内の冷却流路を通過して回転機21を冷却して、温度上昇する。温度上昇した冷却液は、ラジエータ18で空気との熱交換により冷やされ、その後、タンク19を介してポンプ17に流入し、再び冷却器8の冷却流路10に送られる。なお、冷却風路46を通過する空気による冷却器8の空冷は、この変形例1および次の変形例2においても同様に行われる。
図20は、本発明の実施の形態5に係る回転機を搭載した車両の変形例2を示す概略構成図である。
図20に示すように、電気機器1と回転機本体21aとを、冷却液の通る冷却流路が並列となるように並列接続してもよい。
上記変形例1および変形例2において、回転機本体21a内に設ける冷却流路の形態は特に限定するものではないが、先行技術と同様に、固定子30の外周に設けるようにしても良いし、その他の形態で設けるようにしてもよい。
以上、本発明の形態について説明したが、上記の各図は一例を示したものであり、本発明は以下に説明するように種々の形態を取り得る。
各図で示した発熱部品の数は、図示した数に限るものではなく、1個以上あれば、いくつ取り付けられていてもよい。
また、上記では、高発熱部品3と低発熱部品4とが実装され、発熱量の異なる2種類の発熱部品が実装されている場合を示したが、発熱量が同じ1種類の発熱部品が実装されている構成にも本発明を適用できる。つまり、その発熱部品が実装されている部分に対応して放熱フィン9を設け、その両端部11を上記の形状にすればよい。
冷却流路10に示した冷却液の主流方向13は、図示した方向に限るものではなく、どちらの方向に流してもよい。
放熱フィン9の数は図示した数に限るものではなく、さらに多く配置されていても、少なく配置されていてもよい。
回転子32には、回転子32の回転状態を検出する回転角センサ37を備えてもよい。
また、上記各実施の形態1〜5においてそれぞれ別の実施の形態として説明したが、各実施の形態の特徴的な構成および処理を適宜組み合わせて回転機および車両を構成してもよい。そして、各実施の形態1〜5のそれぞれにおいて、同様の構成部分について適用される変形例はその変形例を説明した実施の形態以外の他の実施の形態においても同様に適用される。
1 電気機器、2 回路基板、3 高発熱部品、3A 高発熱領域、3a 表面、4 低発熱部品、4A 低発熱領域、4a 表面、5 電極、6 実装面、8 冷却器、8A 水路プレート、8B 水路カバー、8a 凸部、8b 回路部取り付け面、9 放熱フィン、9a 側面、9b 側面、9c 先端、9d 面、9e 面、10 冷却流路、10a 第1流路部位、10b 第2流路部位、10c 第3流路部位、11 両端部、13 主流方向、14 中心線、15 回路部、16 冷却部、17 ポンプ、18 ラジエータ、19 タンク、20 矢印、21 回転機、21a 回転機本体、22 電気配線、23 回転軸、25 入口ニップル、26 出口ニップル、27 回路部カバー、28 フロントブラケット、28a 第1のフロントブラケット穴、28b 第2のフロントブラケット穴、29 リアブラケット、29a 第1のリアブラケット穴、29b 第2のリアブラケット穴、30 固定子、30a 固定子鉄心、31 固定子巻線、32 回転子、32a 回転子鉄心、33 界磁巻線、34 ブラシ、35 ブラシホルダ、36 スリップリング、37 回転角センサ、38 ファン、39 軸受、40 冷却部貫通穴、41 回路部貫通穴、43 プーリ、44 ナット、45 車両、46 冷却風路、D 回転機本体と冷却部の隙間。

Claims (15)

  1. 回転子と、前記回転子と共に回転する回転軸と、前記回転子を取り囲む固定子と、を備えた回転機本体と、
    前記回転軸の軸方向に前記回転機本体と対向して配置され、前記回転子の回転制御を行う回路部と、
    前記回転機本体と前記回路部との間に前記回路部と熱的に接続されて配置され、内部に冷却液が流れる冷却流路を有する冷却器とを備え、
    前記回転機本体と前記冷却器との間には、隙間が設けられて冷却風路が形成されており、
    前記冷却器の前記冷却流路は、前記回転機本体と対向する面内領域に形成されている
    回転機。
  2. 前記冷却器は前記回転軸を挿通する第1貫通穴を有し、前記第1貫通穴に前記回転軸が挿通された状態で前記回転機本体に対向して配置されている
    請求項1記載の回転機。
  3. 前記冷却器は前記軸方向に見て円形形状であり、前記冷却流路は、前記第1貫通穴を避けるようにして概略U字型に形成されている
    請求項2記載の回転機。
  4. 前記概略U字型の両端部に、前記冷却流路に冷却液を供給する入口配管と、前記冷却流路から冷却液を排出する出口配管とが接続されている
    請求項3記載の回転機。
  5. 前記回路部は、前記回転軸を挿通する第2貫通穴を有し、前記第2貫通穴に前記回転軸が挿通された状態で前記冷却器に対向して配置されている
    請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の回転機。
  6. 前記回路部は、発熱部品が実装された回路基板を有する
    請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の回転機。
  7. 前記回路基板には前記発熱部品が複数実装されており、前記回路基板は、前記発熱部品が前記冷却器に対向するようにして配置され、前記冷却器において前記発熱部品と対向する壁部の表面形状が、複数の前記発熱部品の高さのバラツキを吸収する凹凸形状に形成されて前記壁部の表面が複数の前記発熱部品に接触している
    請求項6記載の回転機。
  8. 前記発熱部品として高発熱部品と低発熱部品とを備え、
    前記冷却器において前記回路部と接触する壁部の内壁のうち、前記高発熱部品と対向する内壁に、前記冷却流路内に向けて突出した放熱フィンが設けられている
    請求項6又は請求項7記載の回転機。
  9. 前記放熱フィンは、前記冷却液の主流方向に延びて形成され、前記主流方向に平行な一対の側面間の距離をフィン厚さとし、前記冷却液の主流方向の両端部が、前記フィン厚さを前記フィン厚さ方向に徐々に狭くした先細り形状を成している
    請求項8記載の回転機。
  10. 前記放熱フィンの前記先細り形状の先端角度が90度以下の鋭角である
    請求項9記載の回転機。
  11. 請求項1〜請求項10の何れか一項に記載の回転機を備えた車両。
  12. ラジエータと、ポンプとを備え、前記回転機の前記冷却流路と、前記ラジエータと、前記ポンプとに前記冷却液が循環する
    請求項11記載の車両。
  13. 前記回転機本体内に冷却流路を設け、前記冷却液が前記回転機本体の冷却流路も通過する
    請求項12記載の車両。
  14. 前記回転機本体内の冷却流路と前記回転機の冷却流路とが直列に接続されている
    請求項13記載の車両。
  15. 前記回転機本体内の冷却流路と前記回転機の冷却流路とが並列に接続されている
    請求項14記載の車両。
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