JP6091718B2 - 農畜産物の直接取引システム及び農畜産物の直接取引方法 - Google Patents

農畜産物の直接取引システム及び農畜産物の直接取引方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6091718B2
JP6091718B2 JP2016544429A JP2016544429A JP6091718B2 JP 6091718 B2 JP6091718 B2 JP 6091718B2 JP 2016544429 A JP2016544429 A JP 2016544429A JP 2016544429 A JP2016544429 A JP 2016544429A JP 6091718 B2 JP6091718 B2 JP 6091718B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
imported agricultural
livestock products
livestock
agricultural
imported
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016544429A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017504896A (ja
Inventor
ヨンジク ソ
ヨンジク ソ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Global Networks Inc
Original Assignee
Global Networks Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Global Networks Inc filed Critical Global Networks Inc
Publication of JP2017504896A publication Critical patent/JP2017504896A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6091718B2 publication Critical patent/JP6091718B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/06Buying, selling or leasing transactions
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/06Buying, selling or leasing transactions
    • G06Q30/0601Electronic shopping [e-shopping]
    • G06Q30/0609Buyer or seller confidence or verification
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Information and communication technology [ICT] specially adapted for implementation of business processes of specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/02Agriculture; Fishing; Forestry; Mining

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Marine Sciences & Fisheries (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、農畜産物の取引システムに関するものであり、さらに詳細には通信網を通じてクライアントを媒介とする仲介サーバーを介し、出庫されていない農畜産物を直接取引するシステム及び農畜産物を直接取引する方法に関する。
最近、世界化・グローバル化が進むに伴い、一つの国で生産・製造された様々な商品やサービスが国境を渡り、他国へ取引される国際交易がさらに頻繁になってきている。従来は主に公産品の交易が行われていたが、最近はサービスはもちろん、農畜産物の交易も活発に行われている。
韓国を始めとする世界各国は、世界貿易機構(WTO)に加入して以来、外国産の農畜産物を少なからず輸入している。しかし、外国から輸入した農畜産物に関する価格情報といった商品情報は、輸入業者だけが所有しており、一般の需要者には知られていない。したがって、輸入農畜産物の流通過程において中間卸屋や小売商が爆利を得る可能性が極めて高い。それによって、最終需要者である消費者は、輸入農畜産物が高すぎると考えられ、その結果、輸入農畜産物に対する信頼性の低下が生じ得る。輸入農畜産物に対する需要者の不満、即ち、輸入原価に比べて輸入農畜産物が相当な高値で流通しているという不信は、基本的に輸入農畜産物に関する情報を輸入業者側が公開せず、閉鎖的な流通構造を通じて最終需要者に供給しているためと見られる。
輸入農畜産物は、コンテナ単位で包装されて国内の物流倉庫に入庫される。通常、輸入農畜産物は多数のボックス単位若しくは包装単位で輸入コンテナに収容される形で入庫される。コンテナ及びボックスの重量を除いた輸入農畜産物の純重量(Net Weight)は、輸入業者と海外の農畜産物の輸出業者との間における契約や輸入免状などの書類を通じて確認することができる。しかし、個々のボックス若しくは包装単位に入った輸入農畜産物の正確な重量は、輸入農畜産物を物流倉庫に入庫する際には知ることができない。例えば、輸入業者が米国産カルビを1トン輸入するとき、米国の輸出業者が50個のボックスに米国産カルビ1トンを分けて包装したとすると、それぞれのボックスに平均20kgの米国産カルビが包装されていると推定することはできる。しかし、実際に、あるボックスには22kgの米国産カルビが入っており、他のボックスには18kgの米国産カルビが入っていることもあり得る。
輸入農畜産物が国内に入庫されるとき、ボックス単位若しくは包装単位当たりの輸入農畜産物の平均重量を推測することはできるが、それぞれのボックス若しくは包装単位当たりの輸入農畜産物の実際の重量は、平均値からある程度偏差がある。それぞれのボックス若しくは包装単位当たりの輸入農畜産物の正確な重量は、物流倉庫から該ボックス若しくは包装単位に入った輸入農畜産物が出庫される過程において計量するときに確認することができ、出庫されていない状態では、ボックス若しくは包装単位当たりの輸入農畜産物の正確な重量は知ることができない。
一般的に、小売商や最終需要者は、出庫されていない輸入農畜産物を少量(例えば、ボックス1個分)だけ買うので、輸入農畜産物の少量購買に対する十分な需要がある。しかし、一方、輸入業者は、輸入農畜産物が実際に出庫される前に、ボックス若しくは包装単位当たりの輸入農畜産物の実際の重量を知ることができない。したがって、小売商や最終需要者に輸入農畜産物の販売を直接申し込もうとする場合においても、ボックス若しくは包装単位当たりの平均重量情報しか提供することができない。この場合、小売商や最終需要者は、輸入業者が提示した輸入農畜産物の平均重量情報に基づいて輸入農畜産物を購買することになる。
しかし、上述したように、出庫されていない輸入農畜産物のボックス単位若しくは包装単位当たりの実際重量は、輸入業者が提示した平均重量から偏差があり得る。場合によっては、購買を要請した輸入農畜産物の重量に比べて少ない輸入農畜産物の入ったボックスが、小売商や最終需要者に送られることがある。最終需要者や小売商は、購買を要請した重量より少ない重量の輸入農畜産物が配送されたことに対して不満を持つしかなく、取引代金の払い戻しを求めるなどの方法で輸入業者にクレームを提起することもあり得る。このように、輸入業者が出庫されていないボックス単位若しくは包装単位当たりの平均重量に基づき、輸入農畜産物を小売商や最終需要者に販売する場合、輸入業者は、輸入業者が提示した輸入農畜産物の平均重量と、実際に出庫される輸入農畜産物の重量との差によって、最終需要者や小売商から提起されるクレームから逃れることができない上に、これによる払い戻しの負担や不便さを回避することができない。
一方、それぞれのボックス単位若しくは包装単位に入った輸入農畜産物の実際重量と平均重量との偏差にも関わらず、物流倉庫に入庫されたボックス全体に入った輸入農畜産物の実際重量は、輸入免状などに提示された純重量と比較して殆ど偏差がないはずである。物流倉庫に入庫された輸入農畜産物を大量(例えば、輸入農畜産物が入庫されたコンテナに収容されたボックス全体)に購買しようとする卸屋は、購買を要請した輸入農畜産物の書類上の重量と、購買した輸入農畜産物の実際重量とが一致するため、輸入業者が提示した重量に基づいて輸入農畜産物を購買することができる。輸入業者もまた、卸屋に大量に販売する輸入農畜産物の書類上の重量と、実際に取引された輸入農畜産物の重量とは差がないため、卸屋から提起され得るクレーム問題を回避することができる。
それ故、出庫されていない輸入農畜産物の取引に関し、輸入業者は大規模取引を望む卸屋との取引を好むしかない。輸入農畜産物の流通構造は、輸入業者から大量購買を要請する卸屋を経由するしかない。したがって、輸入農畜産物は、輸入業者‐中間卸屋‐小売商のような、複雑な流通経路を通して最終需要者に供給される。小売商や最終需要者が輸入業者から直接に購買できず、卸屋を経由する流通構造となっているため、輸入農畜産物に対する流通マージンが累積されるしかない。そのため、実際の輸入農畜産物の輸入原価に比べ、最終的に販売される輸入農畜産物の価格には相当な差が発生する。
したがって、輸入農畜産物に対する需要者の不信を解消できるよう、輸入農畜産物について、輸入業者と、最終需要者若しくは小売商との直接取引を可能にする取引システムを開発する必要がある。
本発明は、前述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、農畜産物の輸入業者と、最終需要者及び/若しくは小売商との間において、輸入農畜産物に対する直接取引が可能な輸入農畜産物の直接取引システム及び輸入農畜産物の直接取引方法を提供することである。
本発明の他の目的は、輸入業者と需要者との間における直接取引を通じ、複雑な流通経路による流通マージンを減らすことで、安価な費用で輸入農畜産物を小売商若しくは最終需要者に供給することができる、輸入農畜産物の直接取引システム及び輸入農畜産物の直接取引方法を提供することである。
本発明の他の目的は、輸入農畜産物に対する価格情報を公開することで、透明で信頼性のある販売を促進することができる、輸入農畜産物の取引システム及び輸入農畜産物の取引方法を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、効率的な返金処理を通じて需要者からの不満を未然に防止することで、安全で信頼性のある、輸入農畜産物の取引システム及び輸入農畜産物の取引方法を提供することである。
本発明の一側面によると、本発明は、ボックス単位若しくは包装単位で入庫された輸入農畜産物の販売を申し込む販売者クライアントと、前記販売者クライアントから提供された輸入農畜産物のボックス単位当たり若しくは包装単位当たりの最大重量情報若しくは平均重量情報に基づき、前記輸入農畜産物の購買を要請する購買者クライアントと、前記販売者クライアントから提供された前記輸入農畜産物に関する情報を前記購買者クライアントに提供し、前記販売者クライアントから提供された輸入農畜産物に対して、前記購買者クライアントから購買を要請されると、前記販売者クライアントから提供された前記輸入農畜産物のボックス単位当たり若しくは包装単位当たりの最大重量情報若しくは平均重量情報に基づいて算定された予備取引代金を、前記購買者クライアントから予め入金された預置金から差し引き、購買を要請された前記輸入農畜産物が出庫される際、前記輸入農畜産物のボックス単位当たり若しくは包装単位当たりの計量された実際計量データに応じて算定された実際取引代金と前記予備取引代金との差に対応する代金だけ、前記差し引かれた予備取引代金に対する返金若しくは追加差引処理を通じて、購買を要請された前記輸入農畜産物に対する取引代金を精算し、輸入農畜産物に対する取引を処理する仲介サーバーとを含む輸入農畜産物の取引システムを提供する。
前記輸入農畜産物の取引システムは、前記購買者クライアント若しくは前記仲介サーバーと通信網で繋がり、入庫された前記輸入農畜産物の保管情報を提供する物流サーバーをさらに含むことができる。
例えば、前記仲介サーバーは、前記販売者クライアント及び前記購買者クライアントの接続環境を提供するインターフェースモジュールと、販売者情報、購買者情報、預置金情報及び前記輸入農畜産物の情報を保存するデータベースモジュールと、前記購買者クライアントによって要請された前記輸入農畜産物に対する取引を処理する取引仲介モジュールと、前記輸入農畜産物が出庫される際に計量された前記輸入農畜産物の実際計量データを処理する計量管理モジュールと、前記販売者クライアントから提供された前記輸入農畜産物のボックス単位当たり若しくは包装単位当たりの最大重量情報若しくは平均重量情報に基づいて前記予備取引代金を差し引き、前記計量管理モジュールで処理された前記輸入農畜産物のボックス単位当たり若しくは包装単位当たりの計量された実際計量データによる前記実際取引代金と前記予備取引代金との差に対応する金額の返金若しくは追加差引処理を行う精算モジュールとを含むことができる。
選択的な実施形態において、前記仲介サーバーは、前記販売者クライアントから提供された前記輸入農畜産物に関する情報を照会できるように具現化される照会モジュールをさらに含むことができる。
例えば、前記取引仲介モジュールは、前記販売者クライアントから提供された前記輸入農畜産物に関する情報を処理する商品情報管理部と、前記購買者クライアントから購買を要請された前記輸入農畜産物の取引を処理する取引要請管理部とを含むことができる。
例示的な一つの実施形態において、前記取引仲介モジュールは、前記販売者クライアントを通じて伝送された前記輸入農畜産物に対する出庫処理を行う商品出庫管理部をさらに含むこともできる。
選択的な実施形態において、前記取引要請管理部は、前記購買者クライアントから購買しようとする輸入農畜産物の種類及び購買申込価格を含む購買申込情報が提供されると、購買を申込された輸入農畜産物と同じ輸入農畜産物を仲介サーバーに登録した販売者クライアントへ、購買申込情報を伝送し、前記販売者クライアントから購買申込情報を受諾する情報が伝送されると、前記購買者クライアントから購買を要請された前記輸入農畜産物の取引を処理することを特徴とする。
一つの他の実施形態において、前記計量管理モジュールは、前記輸入農畜産物の入庫処理を行う入庫商品管理部と、前記輸入農畜産物の出庫後に決定された前記輸入農畜産物の計量データを処理する計量情報管理部と、前記輸入農畜産物の取引以後に物流倉庫に保管された前記輸入農畜産物の在庫処理を行う在庫管理部とを含むことができる。
本発明の他の側面によると、本発明は、a)販売者クライアントからボックス単位若しくは包装単位で入庫された輸入農畜産物に関する情報が仲介サーバーへ伝送される段階と、b)前記販売者クライアントから前記仲介サーバーを介して提供された輸入農畜産物のボックス単位当たり若しくは包装単位当たりの最大重量情報若しくは平均重量情報に基づき、購買者クライアントによって、前記輸入農畜産物に対する購買が要請される段階と、c)前記仲介サーバーによって、前記購買者クライアントから前記輸入農畜産物の購買要請を受信すると、前記販売者クライアントから提供された前記輸入農畜産物のボックス単位当たり若しくは包装単位当たりの最大重量情報若しくは平均重量情報に基づいて算定された予備取引代金が、前記購買者クライアントから予め入金された預置金から差し引かれる段階と、d)購買を要請された輸入農畜産物に対する仲介サーバー若しくは販売者クライアントからの出庫指示によって出庫された輸入農畜産物のボックス単位当たり若しくは包装単位当たりの計量された実際計量データがPOS(Point of Sales)端末から仲介サーバーへ伝送される段階と、e)仲介サーバーにより、実際に計量された輸入農畜産物のボックス単位当たり若しくは包装単位当たりの計量データに応じて算定された実際取引代金と前記予備取引代金との差に対応する代金だけ、前記差し引かれた予備取引代金に対する返金若しくは追加差引処理が行われ、購買を要請された輸入農畜産物に対する取引代金が精算される段階とを含む輸入農畜産物の取引方法を提供する。
例示的な実施形態において、前記a)段階における前記仲介サーバーは、前記販売者クライアントによって登録された前記輸入農畜産物に対し、商品固有コードを付与することを特徴とする。
例えば、前記d)段階において、前記販売者クライアントにより、物流センターを管轄する物流サーバーへ、購買を要請された輸入農畜産物に対する出庫指示が伝送できる。
必要な場合、前記a)段階前に、前記輸入農畜産物が物流センターに入庫される際、物流サーバーを介して前記入庫される輸入農畜産物の種類による商品固有コードが付与され、入庫される前記輸入農畜産物のそれぞれに対する識別コードが付与されることを特徴とする。
例えば、入庫される前記輸入農畜産物のそれぞれに対する識別コードは、前記仲介サーバーで管理する輸入農畜産物に対する仲介サーバー用の識別コードと、販売者が仲介サーバーを経由せず独自に販売する輸入農畜産物に対する販売者用の識別コードとに区分できる。
一つの例示的な実施形態において、前記d)段階は、販売者クライアントから前記仲介サーバーへ購買を要請された輸入農畜産物に対する出庫指示が伝送されると、前記仲介サーバーによって前記購買を要請された輸入農畜産物に対する購買者情報をマッチさせ、物流センターを管理する物流サーバーへ出庫指示が伝送される段階を含むことができる。
選択的な実施形態において、前記b)段階は、前記購買者クライアントから購買しようとする輸入農畜産物の種類及び購買申込価格を含む購買申込情報が提供される段階と、購買を申込された輸入農畜産物と同じ輸入農畜産物を仲介サーバーに登録した販売者クライアントへ購買申込情報が伝送される段階と、前記販売者クライアントから購買申込情報を受諾する情報が仲介サーバーを経由し、前記購買者クライアントへ伝送される段階とを含むことができる。
本発明は、輸入業者である販売者から需要者である購買者に対して輸入農畜産物を直接に取引することができるシステム及びこのシステムを用いる取引方法を提案する。
本発明によると、このように輸入業者と需要者との間における直接取引を具現化することができるので、中間卸屋や小売商のような複雑な流通経路を経る必要がない。したがって、従来のような複雑な流通取引による流通マージンを減らすことができ、安価な費用で輸入農畜産物を最終需要者に供給することができる。
さらに、本発明のシステムを通じ、輸入業者は販売しようとする輸入農畜産物の価格情報などを仲介サーバーを介して購買者に提供しなければならないので、透明で信頼性のある輸入農畜産物の取引が可能である。
また、本発明によると、購買を要請された輸入農畜産物の重量と、実際に計量された輸入農畜産物の重量との差に対応する取引代金を返金処理する方法を採用し、需要者からのクレームや不満を未然に防止することができる。したがって、販売者である輸入業者は、購買者からのクレーム提起などの要求に応ずる必要がないので、便利で効率的に輸入農畜産物を販売することができる。また、需要者としても実際重量に応じる取引代金だけを支払うため、安全で信頼性のある輸入農畜産物に対する取引を促進・誘導することができる。
本発明の例示的な実施形態による輸入農畜産物の直接取引システムを構成するサーバーと、クライアントとが、通信網を介して接続された状態を概略的に示す図面である。 本発明の例示的な実施形態による輸入農畜産物の直接取引システムにおける販売者クライアント、仲介サーバー及び購買者クライアントを中心に、これらのサーバー及びクライアントを構成するモジュール及びコンポーネントを概略的に示すブロック図である。 本発明の例示的な実施形態によって仲介サーバーと物流サーバーとが連係していない場合、物流センターにおいて、販売者(輸入商)が任意で販売できる輸入農畜産物が保管されている物流倉庫を概略的に示すブロック図である。 本発明の例示的な実施形態によって仲介サーバーと物流サーバーとが連係していない場合、仲介サーバーに含まれたそれぞれのモジュールの構成を機能的に細分化して示すブロック図である。 本発明の他の例示的な実施形態によって仲介サーバーと物流サーバーとが連係している場合、物流センターにおいて、販売者(輸入商)が任意で販売できる輸入農畜産物が保管されている物流倉庫と、仲介業者に提供される輸入農畜産物が保管されている物流倉庫とを分けて、概略的に示すブロック図である。 本発明の他の例示的な実施形態によって仲介サーバーと物流サーバーとが連係している場合、仲介サーバーに含まれたそれぞれのモジュールの構成を機能的に細分化して示すブロック図である。 本発明の例示的な実施形態によって仲介サーバーと物流サーバーとが連係していない場合、クライアントと端末との間において輸入農畜産物が直接に取引される過程を概略的に示す図面である。 本発明の他の例示的な実施形態によって仲介サーバーと物流サーバーとが連係している場合、クライアントと端末との間において輸入農畜産物が直接に取引される過程を概略的に示す図面である。
図1は、本発明による輸入農畜産物の直接取引システムを構成するサーバーと、クライアントとの接続状態を概略的に示す図面である。図1を参照すると、本発明による輸入農畜産物の取引システム100は、輸入農畜産物に関する情報を提供する販売者クライアント200と、輸入農畜産物に対する購買を要請する購買者クライアント300と、購買者クライアント300と販売者クライアント200との間における輸入農畜産物の販売を仲介する仲介サーバー400とを含む。選択的に、輸入農畜産物の取引システム100は、輸入農畜産物を販売する販売者クライアント200及び/または仲介サーバー400と通信網で繋がり、入庫された輸入農畜産物を保管する物流センターで管理する物流サーバー500と、購買を要請された輸入農畜産物を、例えば物流センターから購買者クライアント300が要請した目的地へ運送する配送サービスに関する業務を処理する配送サーバー600と、輸入農畜産物の取引代金に関する決済手段情報などを保存する金融社サーバー700を選択的に含むことができる。必要な場合、物流サーバー500は、購買を要請された輸入農畜産物の配送サービスを直接に処理することもできる。
販売者クライアント200と、購買者クライアント300と、仲介サーバー400と、選択的に物流サーバー500、配送サーバー600及び金融社サーバー700を繋ぐ通信網は、有・無線インターネット網やデータ通信網のような汎用通信網であってもよく、VANのような専用網であってもよい。
販売者クライアント200は、農畜産物を輸入し、輸入農畜産物を物流センターに入庫して管理する輸入業者が所有若しくは管理する端末であり得る。輸入業者は、販売者クライアント200を通じて、出庫されていない、即ち、物流センターに入庫された輸入農畜産物に関する情報を仲介サーバー400に提供する。例えば、輸入業者は、販売者クライアント200を用いて仲介サーバー400に接続し、物流センターに入庫されている輸入農畜産物の情報を登録・提供する方法で、該輸入農畜産物の販売を、仲介サーバー400を介して購買者に申込することができる。
本明細書において出庫されていない、即ち、入庫された輸入農畜産物とは、輸入コンテナから移送され、ボックス単位若しくはこれと類似する包装単位で物流倉庫に入庫された状態の輸入農畜産物を意味する。輸入農畜産物の例としては、牛肉、豚肉などの畜産物はもちろん、小麦、ジャガイモ、トウモロコシなどの農産物を含むことができる。畜産物の例としては、ロース、カルビ(例えば、fore ribs)、後ろ脚肉などといった細分化された商品が挙げられる。
販売者クライアント200は、仲介サーバー400で提供される適切なアプリケーション(App)をダウンロードし、出庫されていない輸入農畜産物の販売を申込できる販売者端末202と、出庫された輸入農畜産物に関する情報を読み取り、仲介サーバーへ該情報を伝送するPOS端末204とを含むことができる。
販売者端末202は、輸入業者の事務室などに設置できるPC、ラップトップ及び/またはノートパソコンのようなコンピュータ端末はもちろん、携帯電話、スマートフォン及び/またはPDAのような移動通信端末を含むが、これに限らない。輸入業者は、販売者端末202を利用し、通信網を介して仲介サーバー400に接続し、該サーバーで提供するアプリケーションをダウンロードして該アプリケーションを駆動し、仲介サーバー400から提供される輸入農畜産物の取引のための販売の申込などを行うことができる。
POS端末204は、輸入業者若しくは仲介サーバー400の指示によって物流倉庫から出庫される輸入農畜産物の実際計量情報及び該輸入農畜産物の取引に関する商品固有コード、それぞれの輸入農畜産物のそれぞれに対する商品識別コード及び計量データなどを読み取って受信し、これを仲介サーバー400へ伝送する。POS端末204は、例えばバーコードスキャナーといった商品情報読み取り部(図面中符号なし)を備えることができる。一つの例示的な実施形態において、POS端末204は、販売者クライアント200と同様に輸入業者が制御することもできる。代案的な実施形態において、POS端末204は、例えば物流センターに入庫された輸入農畜産物の保管及び管理業務を処理する物流サーバー500に連動してもよく、若しくは物流センター側で制御してもよい。
購買者クライアント300は、仲介サーバー400から通信網を介して提供されるアプリケーションをダウンロードし、前記アプリケーションを通じて販売者クライアント200で提供する輸入農畜産物、即ち、出庫されていない輸入農畜産物の情報を照会し、希望する輸入農畜産物の購買を申込・要請できる需要者側のクライアントである。例えば、購買者クライアント300は、少量の輸入農畜産物、例えばボックス1個分の輸入農畜産物の購買を要請する小売商、食堂、精肉店、青果物屋若しくは最終需要者が制御できる端末であってもよい。代案的な実施形態において、購買者クライアント300は、卸屋が制御できる端末であってもよい。具体的に、購買者クライアント300は、輸入農畜産物を購買しようとする卸屋、小売商及び/または需要者の事務室や家に設置されるPC、ラップトップ及び/またはノートパソコンのようなコンピュータ端末であってもよく、携帯電話、スマートフォン及び/またはPDAのような移動通信端末であってもよい。
仲介サーバー400は、販売者クライアント200によって登録された、出庫されていない輸入農畜産物に関する情報を受信し、これを購買者クライアント300へ提供すると同時に、購買者クライアント300から購買を要請された輸入農畜産物の取引を処理する。
例えば、仲介サーバー400は、予め購買者クライアント300を通じて所定の預置金が入金・チャージされた状態で輸入農畜産物に対する取引を処理することができる。このとき、仲介サーバー400は、販売者クライアント200によって登録され、購買者クライアント300によって購買を要請された輸入農畜産物の情報(例えば、ボックスに包装された輸入農畜産物の平均重量情報及び/または最大重量情報)に基づき、購買者クライアント300から予め入金された預置金から予備取引代金を先に差し引く。続いて、仲介サーバー400は、購買を要請された輸入農畜産物が出庫される際に計量された輸入農畜産物の実際情報(例えば、輸入農畜産物のボックス単位の実際計量情報)に基づき、予備取引代金に対する返金若しくは追加差引処理の作業を通じて、購買を要請された輸入農畜産物に対する取引代金を精算し、輸入農畜産物に対する取引を仲介・処理することができるが、これについては後述する。
物流サーバー500は、例えば輸入農畜産物が入庫される倉庫のような物流センターを管理する物流業者が管理するサーバーであってもよい。物流サーバー500は、物流センターに入庫される輸入農畜産物に関する情報はもちろん、物流センターから出庫される輸入農畜産物に関する情報を管理し、輸入農畜産物の在庫を独自に管理することもできる。
配送サーバー600は、購買者クライアント300によって要請された輸入農畜産物に関し、販売者クライアント200及び/または仲介サーバー400からの指示によって出庫された輸入農畜産物を、物流センターから購買者クライアント300が要請した目的地まで配送する業務を処理する。
金融社サーバー700は、例えば仲介サーバー400を運営する仲介業者名義の代表口座を母口座とする仮想口座であって、購買者クライアント300を制御する小売商のような中間流通業者、食堂などの運営者若しくは需要者名義の多数の仮想口座に関する情報を提供する。仲介サーバー400は、それぞれの購買者クライアント300から入金された預置金に対する精算処理に関し、購買者クライアント300にそれぞれ提供された仮想口座への返金処理を行うことができる。必要であれば、仲介サーバー400は、仲介業者名義の代表口座を母口座とする仮想口座をそれぞれの販売者クライアント200に提供することもできる。この場合、仲介サーバー400を経由した輸入農畜産物に対する取引が完了した後、それぞれの輸入業者に割り当てられた仮想口座に販売代金を精算し、これを販売者クライアント200に通知することができる。
続いて、図2を参照し、本発明による輸入農畜産物の直接取引システム100における販売者クライアント200、購買者クライアント300及び仲介サーバー400を中心に、これらクライアント及びサーバーを構成するモジュール及びコンポーネントについてさらに詳細に説明する。
本明細書においてモジュールとは、本発明の技術思想を実現するためのハードウェア及びこのハードウェアを駆動するためのソフトウェアの機能的・構造的結合を意味することができる。例えば、モジュールは、所定のコンピュータ言語で作成されたコードとこのコードが行われるためのハードウェアリソースの論理的な単語を意味し、必ず物理的に連結されたコードを意味したり、特定の一種類のハードウェアを意味したりすることは、本発明の属する技術分野における通常の技術者には容易に認識できるであろう。
また、本明細書においてデータベース若しくはDBとは、それぞれのDBに対応する情報を保存しているソフトウェア及びハードウェアの機能的・構造的結合を意味することができる。例示的に、DBは少なくとも1つのデーブルで具現化することができ、このDBに保存された情報若しくはデータを検索、保存及び管理するための別途のDBMS(Database Management System)をさらに含むことができる。必要によって、DBはLinked−list、Tree、関係(リレーショナル)型DBの形など様々な方式で具現化することができ、このDBに対応する情報を保存できる任意のデータ保存媒体及びデータ構造を含む。
本発明の例示的な実施形態によると、販売者端末202(図1を参照)であり得る販売者クライアント200は、入力部210と、ディスプレイ220と、通信部230と、メモリ240と、APP駆動部250とを含むことができ、これらを具現化できる適切なソフトウェアを搭載している。例えば、販売者クライアント200の入力部210は、輸入業者である販売者に関する情報及び入庫された輸入農畜産物に関する情報などを入力できるキーボード及び/またはタッチパネルであり得る。ディスプレイ220は、仲介サーバー400を通じて提供される様々なユーザーインターフェース(UI)を介して提示される輸入農畜産物の登録情報、取引情報などを販売者クライアント200に表示する。通信部230は、通信網を介して、仲介サーバー400及び必要によって物流サーバー500に接続する販売者クライアント200の通信インターフェースを処理する。メモリ240は、販売者クライアント200に搭載されたソフトウェアによって具現化されるプログラムや、仲介サーバー400或いは物流サーバー500から伝送される様々な情報及び/またはデータを保存する。APP駆動部250は、仲介サーバー400からダウンロードしたアプリケーションの駆動及び具現化を処理する。
販売者クライアント200と同様に、購買者クライアント300は、例示的に入力部310、ディスプレイ320、通信部330、メモリ340及びAPP駆動部350を含むことができ、これらを具現化できる適切なソフトウェアを搭載している。例えば、購買者クライアント300の入力部310は、出庫されていない輸入農畜産物を購買しようとする流通業者(例えば、青果物屋、精肉店など)、食堂及び一般の需要者であり得る購買者に関する情報、購買しようとする輸入農畜産物の選択や配送地などを入力できるキーボード及び/またはタッチパネルであり得る。ディスプレイ320は、仲介サーバー400を通じて提供される様々なユーザーインターフェース(UI)を介して伝送される輸入農畜産物の登録情報、取引情報などを購買者クライアント300に表示する。通信部330は、通信網を介して仲介サーバー400に接続する購買者クライアント300の通信インターフェースを処理する。メモリ340は、購買者クライアント200に搭載されたソフトウェアによって具現化されるプログラムや仲介サーバー400から伝送される様々な情報を保存する。APP駆動部350は、仲介サーバー400からダウンロードしたアプリケーションの駆動及び具現化を処理する。
仲介サーバー400は、出庫されていない輸入農畜産物の販売を申し込むため、該輸入農畜産物の情報を登録・提供する販売者クライアント200と、販売者クライアント200から提供された輸入農畜産物に対する購買を申込・要請する購買者クライアント300とを仲介し、該輸入農畜産物の通信網を介したオンライン取引を処理する。
販売者クライアント200と購買者クライアント300との間における輸入農畜産物の取引のための情報及びデータを処理できるよう、仲介サーバー400は、例えばインターフェースモジュール410、データベースモジュール(DBモジュール)420、取引仲介モジュール430、照会モジュール440、計量管理モジュール450、精算モジュール460を含み、これらモジュールを通じて行われる情報及びデータを制御するためのCPUといった制御部470を含むことができる。
インターフェースモジュール410は、仲介サーバー400と通信網を介して接続された販売者クライアント200及び購買者クライアント300に対する接続環境を提供する。DBモジュール420は、販売者情報及び購買者情報のようなユーザー情報、取引が要請された輸入農畜産物に関する情報、取引情報及び取引代金の精算に関する預置金情報などを保存・管理する。
取引仲介モジュール430は、販売者クライアント200から提供された輸入農畜産物の情報に基づき、購買者クライアント300から購買を要請された輸入農畜産物に対する取引を処理する。照会モジュール440は、販売者クライアント200から伝送された登録済みの輸入農畜産物に関する情報に基づき、購買者クライアント300、管理者端末(不図示)及び販売者クライアント200に該輸入農畜産物に関する情報を、照会可能な方法で提供する。
計量管理モジュール450は、購買者クライアント300によって購買を要請された輸入農畜産物が出庫される際に計量された輸入農畜産物の計量データ(輸入農畜産物の実際重量データ)を、例えばPOS端末204(図2を参照)などから受信して購買代金の精算処理に用いる。
精算モジュール460は、本発明によって処理された輸入農畜産物の取引代金を精算する。より具体的に、精算モジュール460は、購買者クライアント300から予め所定の預置金を受信し、購買者クライアント300から輸入農畜産物に対する購買を要請されると、販売者クライアント200を通じて登録された輸入農畜産物の平均重量情報及び/または最大重量情報に基づいて、預置金から予備取引代金を差し引く。続いて、計量管理モジュール450で処理された出庫済みの輸入農畜産物の実際の計量データに応じる実際の取引代金と、予備取引代金との差に対応する金額に対する返金若しくは追加差引処理を行う方法で、輸入農畜産物に対する取引代金を精算処理する。
図面には示していないが、仲介サーバー400を運営する仲介業者は別途の管理者端末を用いて仲介サーバー400に接続し、輸入農畜産物の取引に関する業務を処理・管理することができる。管理者端末は、コンピュータ端末及び/またはモバイル端末であってもよく、入力部、ディスプレイ、通信部、メモリ、APP駆動部を含むことができる。そして、適切なソフトウェアが搭載・具現化された端末である。
一つの例示的な実施形態において、本発明による輸入農畜産物の取引システム100を構成する仲介サーバー400は、輸入業者などによって保管された輸入農畜産物の入庫及び出庫現況のような物流情報を処理する物流サーバー500と直接連係しなくてもよい。例えば、図3に示すように、輸入業者は、物流センター内で仲介サーバー400を経由したり、若しくは仲介サーバー400を経由しないで独自に輸入農畜産物を販売できる販売者専用物流倉庫1020に輸入農畜産物を保管・管理したりすることができる。図3では、販売者専用物流倉庫1020に輸入農畜産物を輸入するA社の物流倉庫1022、B社の物流倉庫1024、C社の物流倉庫1026を例示している。
かかる実施形態において、輸入業者は、販売者クライアント200を用いて仲介サーバー400に接続し、独自に販売しようとする輸入農畜産物に関する情報を仲介サーバー400に登録する。この場合、仲介サーバー400は物流センター1000に保管された輸入農畜産物に対する在庫管理などを処理する必要がないので、例えば販売者クライアント200と通信網を介して接続される物流サーバー500で輸入農畜産物に対する在庫管理などを処理すれば十分である。このように、仲介サーバー400を運営する仲介業者を通じてのみ取引される仲介業者専用の輸入農畜産物が物流センターに入庫されなかった場合における仲介サーバー400Aの構成について、図4を参照してさらに詳細に説明する。
一例に、インターフェースモジュール410は、アプリケーション管理部(APP管理部)412と、ユーザーインターフェース具現化部(UI具現化部)414とを含むことができる。APP管理部412は、販売者クライアント200及び/または購買者クライアント300で仲介サーバー400を介して輸入農畜産物の取引を具現化できるように、所定のアプリケーションのアップロード及びアップデートなどを処理する。UI具現化部414は、販売者クライアント200及び/または購買者クライアント300からの接続に関する接続環境と、これらクライアント200、300で表示されるユーザーインターフェースとを管理し、円滑なユーザー環境においてこれらクライアント200、300で適切な画面が表示できるように処理する。
一つの例示的な実施形態において、DBモジュール420は、ユーザーデータベース(ユーザーDB)422、商品データベース(商品DB)424、預置金データベース(預置金DB)426及び取引内訳データベース(取引内訳DB)428を含むことができる。
ユーザーDB422は、販売者クライアント200から提供された販売者の人的情報、事業者情報、ID、パスワード、端末情報、電子メールアドレスなどのような販売者情報と、購買者クライアント300から提供された販売者の人的情報、住所情報、ID、パスワード、端末情報、電子メールアドレスなどのような購買者情報をそれぞれ保存・管理する。
商品DB424は、販売者クライアント200から販売を要請された輸入農畜産物の情報を保存・管理する。例えば、商品DB424は、輸入農畜産物の原産地、ボックスで包装された輸入農畜産物の平均重量及び/または最大重量、商品の種類、販売価格、ブランドネーム、保管方法などの情報を所定のコードの形で保存することができる。本実施形態において、商品DB424に保存されるかかる商品情報として、例えば輸入農畜産物の種類によって、特定の輸入農畜産物に対して付与される商品固有コードが含まれてもよい。
例えば、本実施形態による仲介サーバー400Aを介し、販売者クライアント200から販売を要請された製品のうち、牛肉製品に対し、仲介サーバー400Aは「XYZ」という商品固有コードを付与することができる。さらに、牛肉の部位(ロース、fore ribsなど)及び原産地などに基づいて細分化された下位(sub)商品固有コードを付与することができる。例えば、米国産fore ribsに対しては「XYZ−A」形態のサブ商品固有コードを付与することができる。
本実施形態によると、販売者クライアント200を通じて販売を要請された輸入農畜産物を仲介サーバー400Aに登録する際、登録された輸入農畜産物に対し、仲介サーバー400Aが独自に商品固有コードを付与することができる。例えば、上位商品固有コードとして牛肉を1次カテゴリに分類し、下位商品固有コードとしてカルビ、ロース、ヒレ、ブリスケ、前脚、ネック、ウワスジ、ウワミスジ及びその他に分類される第2カテゴリを設定して商品情報を保存することができる。
本実施形態によると、後述する実施形態とは異なり、該当輸入農畜産物が包装されたそれぞれのボックス若しくは包装に対して生成される商品識別コードは、それぞれの商品固有コードと連係してもよく、連係しなくてもよい。それぞれのボックス若しくは包装に対する商品識別コードは、仲介サーバー400Aで生成されず、商品DB424にすぐに保存されない。言い換えると、本実施形態によると、それぞれのボックスに包装された輸入農畜産物に対する商品識別コードは、仲介サーバー400で管理しない。したがって、本実施形態によると、輸入業者は、仲介サーバー400Aに登録された輸入農畜産物を包装したそれぞれのボックスに対し、バーコード生成器などを利用して商品識別コードを生成し、これを印刷して該ボックスに貼り付ける必要がある。
例示的な実施形態において、販売者クライアント200に連係した物流サーバー500を運営する物流センターから入庫されたそれぞれのボックス、若しくは包装に対して、輸入業者は商品識別コードを生成することができる。代案的な実施形態において、販売者である輸入業者は、輸入農畜産物が包装されたそれぞれのボックス、若しくは包装に対し、仲介サーバー400Aから付与された商品固有コードに連係したり、或いは連係していない形で商品識別コードを生成することができる。例えば、販売者は、仲介サーバー400Aで付与された商品固有コードに連係された商品識別コードを生成した後、販売者クライアント200を通じて、該商品識別コード情報を仲介サーバー400Aに伝送することができる。この場合、仲介サーバー400Aの商品DB424は、仲介サーバー400Aで付与した商品固有コードと、販売者クライアント200から伝送された商品識別コードとを連係して保存することができる。
選択的な実施形態において、販売者は、商品固有コードに連係したり、或いは連係していない形で商品識別コードを生成して、仲介サーバー400Aに伝送しなくてもよい。この場合、仲介サーバー400A及び/または販売者クライアント200からの要請により、それぞれの輸入農畜産物を包装したボックスが出庫される際、例えば、POS端末204(図1を参照)は、輸入農畜産物のうち、出庫されるボックスに貼り付けられた商品識別コードを読み取り、計量情報と共に商品識別コード情報を仲介サーバー400Aに伝送することができる。この場合、POS端末204から伝送される出庫予定の輸入農畜産物を包装するそれぞれのボックスに対する商品識別コードは、後述する取引内訳DB428に保存することができる。
預置金DB426は、例えば仲介サーバー400Aを運営する仲介業者名義の代表口座を母口座として、購買者クライアント300及び/または必要によって販売者クライアント200にそれぞれ付与される仮想口座情報と、例えばこの仮想口座を通じて購買者クライアント300でチャージされた預置金に関する情報と、払い戻しなどの処理によるマイレージ情報などを保存する。仮想口座情報は、購買者情報及び/または販売者情報と連動する。例示的な実施形態によると、預置金に関する情報として、購買者クライアント300からの入金処理によってチャージされた金額とチャージの日付、農畜産物の取引によって差し引かれた予備取引代金の金額と差引の日付、予備取引代金と実際取引代金との差に該当する金額の返金若しくは追加差引金額と、返金/追加差引の日付、返金された仮想口座情報などを含むことができる。
取引内訳DB428は、販売者クライアント200から仲介サーバー400Aに登録され、購買者クライアント300からの購買要請に応じて取引が行われた輸入農畜産物の取引内訳を保存する。例えば、取引内訳DB428は、購買を要請されたり、或いは購買が完了したりした輸入農畜産物の商品固有コードや、POS端末204(図1を参照)から伝送された輸入農畜産物が包装された個別ボックスに貼り付けられた商品識別コードのような取引商品情報、配送情報、取引代金精算情報などを保存することができる。
一方、取引仲介モジュール430Aは、例えば商品情報管理部432と、取引要請管理部434とを含むことができる。商品情報管理部432は、販売者クライアント200から伝送された輸入農畜産物に関する情報を受信し、これを商品DB424に保存・処理して、該輸入農畜産物に関する情報が購買者クライアント300などを通じて表示できるようにする。取引要請管理部434は、商品情報管理部432によって処理された輸入農畜産物に関する情報、即ち、販売者クライアント200から伝送された輸入農畜産物に関する情報に基づいて、購買者クライアント300から購買を要請された輸入農畜産物の仲介取引を管理し、これを取引内訳DB428に保存・処理する。
例示的な実施形態において、輸入業者のような販売者が販売者クライアント200を通じ、販売を申し込む輸入農畜産物に関する情報を入力・登録する際、販売者は販売者クライアント200を通じて、ボックスに包装された該輸入農畜産物のボックス単位当たり、若しくは包装単位当たり(以下、「ボックス単位当たり」に略称)の平均重量のみを登録することができる。この場合、取引要請管理部434は輸入農畜産物に対し、販売者クライアント200を通じて登録されたボックス単位当たりの平均重量に基づいて、購買者クライアント300から購買を要請された輸入農畜産物の仲介取引を管理することができる。代案的な実施形態において、販売者は、販売者クライアント200を通じ、ボックスに包装された該輸入農畜産物のボックス単位当たりの平均重量及び最大重量を同時に登録することができる。この場合、取引要請管理部434は、輸入農畜産物のボックス単位当たりの最大重量に基づき、購買者クライアント300から購買を要請された輸入農畜産物の仲介取引を管理することができる。
代案的な実施形態において、取引要請管理部434は、購買者クライアント300から先に購買を申込要請された輸入農畜産物の取引を処理するように具現化することができる。例えば、購買者は購買者クライアント300を用いて仲介サーバー400Aに接続した状態で、後述する照会モジュール440の商品照会部442及び相場照会部444を通じて、購買しようとする輸入農畜産物の価格情報や相場情報などを照会することができる。購買者は、購買者クライアント300を用いて、購買しようとする輸入農畜産物の種類及び購買申込価格を含む購買申込情報を仲介サーバー400Aへ伝送する。取引要請管理部434は、購買者クライアント300で購買を申込された輸入農畜産物の商品固有コードを参照し、同じ輸入農畜産物を仲介サーバー400Aに登録した販売者クライアント200へ、購買者クライアント300から提示された購買要請情報を伝送・提供する。
購買者クライアント300から仲介サーバー400Aを経由して伝送された購買申込条件に同意若しくは受諾した輸入業者などの販売者は、販売者クライアント200を用いて、購買者クライアント300から仲介サーバー400Aを通じて提示された購買申込に同意するとの趣旨の情報を仲介サーバー400Aへ伝送する。購買申込に同意するとの趣旨のデータを受信した取引要請管理部434は、購買者クライアント300から伝送された購買要請情報に応じて、該販売者クライアント200から登録された輸入農畜産物の取引を処理し、これを取引内訳DB428に保存する。
販売者クライアント200を通じて販売を要請された輸入農畜産物に関する情報を、販売者クライアント200、購買者クライアント300及び管理者端末などを通じて照会できる照会モジュール440は、商品照会部442と、相場照会部444と、取引照会部446とを含む。商品照会部442は、販売者クライアント200から販売を申込された輸入農畜産物の商品固有コードなどに基づき、該当商品情報(ボックス単位当たりの平均重量若しくは最大重量、販売要請価格、原産地など)を照会できるように具現化される。例えば、購買者は、購買者クライアント300のディスプレイ320(図2を参照)で表示されるユーザーインターフェースの画面に応じて検索ボタンをクリックして選択し、適切な検索語を入力することができる。これに対し、商品照会部442は仲介サーバー400Aを介し、販売される輸入農畜産物の情報について自動完成機能を通じて提示することができる。
一方、相場照会部444は、販売者クライアント200から販売を要請された輸入農畜産物に対する最近の相場、例えば最近1ヶ月間若しくは最近1週間の相場を表や図表のような視覚的表示によって購買者クライアント300などに表示するように具現化される。最終需要者などは、相場照会部444を通じて表示された輸入農畜産物に対する相場を参照し、適切な時期に希望する輸入農畜産物の購買を申込・要請することができる。必要な場合、購買者クライアント300に提示される画面を通じて、購買者は関心品目を設定し、関心品目に対する相場情報を照会することができる。
取引照会部446は、購買を要請されたり、購買が完了したりした輸入農畜産物に対する取引情報や配送情報などに基づき、該情報を販売者クライアント200及び/または購買者クライアント300で照会できるように具現化される。
前述したように、本実施形態によると、仲介サーバー400Aは、物流倉庫から実際に出庫される特定ボックスに包装された輸入農畜産物の保管処理や出庫指示を直接処理しない。したがって、本実施形態による計量管理モジュール450Aは、例えば販売者クライアント200を通じた輸入業者からの出庫指示要請に応じて、物流センターに保管された特定の輸入農畜産物が出庫される際、出庫される包装ボックスに包装されている輸入農畜産物のボックス単位当たりの実際計量情報若しくは計量データを、POS端末204(図1を参照)から受信・処理する計量情報管理部454を含む。計量情報管理部454は、輸入農畜産物のボックス単位当たりの実際計量情報を受信し、後述する精算モジュール460で預置金の精算及び販売代金の精算が行われるように具現化される。
輸入農畜産物の取引代金、例えば販売代金及び購買代金の決済及び精算のための精算モジュール460は、例えば預置金管理部462、預置金差引部464、預置金精算部466及び取引代金精算部468を含むことができる。預置金管理部462は、購買者クライアント300を通じて入金・チャージされる所定の預置金の現況を管理・処理する。例示的な実施形態において、預置金管理部462は、購買者クライアント300を通じて、仲介業者名義の代表口座を母口座とするそれぞれの仮想口座を需要者などの購買者に付与し、これらそれぞれの需要者に付与された仮想口座へ所定の預置金を予め入金・チャージするように要請することができる。例えば、預置金管理部462は、初期に100ドルの預置金をそれぞれの購買者名義の仮想口座にチャージするように要請することができる。
購買者クライアント300から輸入農畜産物に対する購買の要請がある場合、預置金管理部462は該当購買者名義の預置金残高を確認し、購買要請金額が預置金残高を上回る場合には預置金が足りないので、購買者クライアント300に対して預置金残高が購買要請金額を上回るようにチャージを要請することができる。例えば、預置金残高が20ドルの状態で、購買者クライアント300で購買を要請された輸入農畜産物の購買代金が30ドルの場合、預置金管理部462は、不足分の10ドルと追加差引などを考慮した10ドルとを足した20ドルを、購買者に付与された仮想口座に入金・チャージすることを要請することができる。選択的に、各購買者名義の仮想口座にチャージされた金額が一定金額以下、例えば30ドル未満の場合、預置金管理部462は、購買者クライアント300に所定の金額、例えば20ドルを追加に入金・チャージすることを要請することができる。
預置金差引部464は、販売者クライアント200を通じて仲介サーバー400Aに登録され、購買者クライアント300で購買を要請された輸入農畜産物のボックス単位当たりの重量情報に基づき、購買者クライアント300でチャージされた預置金から購買代金に該当する予備取引代金を先に差し引く。このとき、販売者クライアント200を通じて輸入農畜産物のボックス単位当たりの平均重量のみが登録された場合と、ボックス単位当たりの平均重量と最大重量が登録された場合とに分けて説明することができる。
まず、販売者クライアント200から販売を申込された輸入農畜産物のボックス単位当たりの平均重量のみが登録された場合について説明する。販売者クライアント200から、ボックス単位当たりの平均重量が20kgである米国産カルビをボックス単位当たり20ドル(単位kg当たり1ドル)に販売するという販売申込情報が仲介サーバー400Aに登録され、購買者クライアント300から該米国産カルビに対する購買要請を受ける。このとき、預置金差引部464は、該購買者クライアント300から入金・チャージされた預置金から、販売者クライアント200で登録された米国産カルビのボックス単位当たりの平均重量に基づいた販売価格である20ドルを予備取引代金として差し引く。もし、購買者の仮想口座にチャージされた金額が100ドルの場合、該米国産カルビの購買要請によって20ドルが予備取引代金として差し引かれるので、購買者の仮想口座の預置金残高は80ドルになる。
代案的な実施形態において、販売者クライアント200から販売を要請された輸入農畜産物のボックス単位当たりの平均重量と最大重量を登録することができる。例えば、販売者クライアント200が平均重量20kg、最大重量22kgの米国産カルビを、ボックス単位当たり22ドル(1kg当たり1ドル、最大重量で計算)で仲介サーバー400Aに登録した場合、購買者クライアント300から該米国産カルビに対し、最大重量に基づく購買が要請される。このとき、預置金差引部464は、該購買者クライアント300から入金・チャージされた預置金から販売者クライアント200で登録した米国産カルビの最大重量を基準に、22ドルの金額を予備取引代金として差し引く。もし、購買者の仮想口座にチャージされた金額が100ドルである場合、該米国産カルビの購買要請によって22ドルが予備取引代金として差し引かれるので、購買者の仮想口座の預置金残高は78ドルになる。
一方、預置金精算部466は、購買を要請された輸入農畜産物を保管する物流センターから出庫された輸入農畜産物のボックス単位当たりの実際計量情報に基づき、最終的な購買代金を精算する。まず、輸入農畜産物のボックス単位当たりの平均重量に基づき、預置金に対する予備差引が行われた場合について説明する。本実施形態によると、購買者クライアント300からの購買要請を、仲介サーバー400Aを介して受信した販売者クライアント200は、物流センターに保管されている米国産カルビ1ボックスの出庫を物流サーバー500(図2を参照)に指示する。
物流センターを運営する物流業者は、販売者クライアント200からの指示に従い、物流センターに入庫された米国産カルビが包装されたボックスのうち、特定ボックスを出庫し、該出庫されたボックスに包装された米国産カルビのボックス単位当たりの重量を計量する。出庫された米国産カルビが包装されたボックスに貼り付けられた商品識別コード情報及び計量された米国産カルビの重量データは、例えばPOS端末204(図1を参照)から仲介サーバー400Aの計量情報管理部454へ伝送される。預置金精算部466は、計量情報管理部454で計量された米国産カルビのボックス単位当たりの実際計量重量データに基づき、差し引かれた預置金に対する最終的な購買代金の精算を処理することができる。
例えば、販売者クライアント200から、1ボックスの平均重量が20kgの米国産カルビが1ボックス当たり20ドルで販売申込された場合について説明する。これに対する販売申込金額は20ドル(即ち、単位kg当たりの販売価格は1ドル)であるので、預置金差引部464は、購買者の仮想口座にチャージされた預置金から20ドルを予備取引代金として差し引く。ところが、出庫された米国産カルビのボックス当たりの実際計量重量が19kgであれば、実際の購買格は19ドルとなるので、購買者に1ドルを返金しなければならない。逆にボックス当たりの実際計量重量が21kgであると、実際購買格は21ドルとなるので、購買者から1ドルの追加代金を申し受けなければならない。
このように、仲介サーバー400Aに販売要請が登録された輸入農畜産物のボックス単位当たりの平均重量と、実際に出庫された輸入農畜産物のボックス単位当たりの計量重量とが異なる場合を反映し、預置金精算部466は、輸入農畜産物のボックス単位当たりの平均重量に応じて差し引かれた予備取引代金に対して、ボックス単位当たりの実際計量重量に応じる返金若しくは追加差引処理を行う。前述した例において、実際に計量された米国産カルビのボックス単位当たりの実際重量(19kg)が、仲介サーバー400Aに販売要請が登録されたボックスに包装された米国産カルビのボックス単位当たりの平均重量(20kg)より少ない場合、予備取引代金が過度に差し引かれる。したがって、預置金精算部466は、該米国産カルビの購買を要請した購買者の仮想口座に過度に差し引かれた金額の1ドルの代金を返金処理する。この場合、最終的に19ドルの金額だけが実際の購買代金として購買者の口座から差し引かれるので、該購買者の仮想口座には80ドルではなく、81ドルの預置金が残る。代案的な実施形態によると、過度に差し引かれた1ドルに対し、該購買者の情報に連係してマイレージの形(例では、1ドル)で購買者に提供することができる。
一方、実際に計量された米国産カルビのボックス単位当たりの重量(21kg)が仲介サーバー400Aに登録済みのボックスに包装された米国産カルビのボックス単位当たりの平均重量(20kg)を上回る場合、予備取引代金が実際の価格より少額で差し引かれる。したがって、預置金精算部466は、該米国産カルビの購買を要請した購買者の仮想口座から差し引かれていない1ドルをさらに差し引く処理を行うことができる。この場合、最終的に21ドルの金額が取引代金として差し引かれるので、該購買者の仮想口座には80ドルではなく、79ドルの預置金が残るが、これは実際に購買した米国産カルビ21kgに対する正当な価格を反映したことに等しい。
必要な場合、預置金精算部466で返金若しくは追加差引処理を行う前に、仲介サーバー400Aは、購買を要請された輸入農畜産物のボックス単位当たりの重量と出庫された輸入農畜産物のボックス単位当たりの計量重量とが異なるとの内容と、かかるボックス単位当たりの重量差によって、購買者が入金・チャージした仮想口座への返金処理、若しくは追加差引処理を行うとの趣旨の内容を購買者クライアント300に伝送することができる。例えば、かかる趣旨の内容は、預置金精算部466と連動するメッセージサーバー(不図示)などを介して購買者クライアント300へ短文メッセージを伝送する方法で行うことができる。代案として、仲介サーバー400Aは、預置金精算部466と連動するメールサーバー(不図示)を介し、購買者が登録した電子メールへ、返金処理若しくは追加差引処理の案内メールを伝送することができる。
代案的な実施形態によって、販売者クライアント200から米国産カルビ1ボックスの平均重量20kgと最大重量22kgが登録された場合について説明する。この場合、前述したように、まず、最大重量に基づいて予備取引代金が算定される。したがって、これに対する販売金額は22ドル(即ち、単位kg当たりの販売価格は1ドル)であるので、預置金差引部464は、購買者の仮想口座にチャージされた預置金から22ドルの金額を予備取引代金として差し引く(前述した場合、100ドルから22ドルを差し引くので、預置金残高は78ドル)。ところが、出庫されたボックスの米国産カルビのボックス単位当たりの計量重量が19kgであれば、実際購買金額は19ドルとなるので、購買者に3ドルを返金する必要があり、21kgであれば、実際購買金額は21ドルとなるので、購買者に1ドルを返金しなければならない。
このように、仲介サーバー400Aに登録された輸入農畜産物のボックス単位当たりの最大重量に基づいて預置金差引部464から予備取引代金を差し引いた場合、ボックス単位当たりの最大重量に応じて差し引かれた予備取引代金に比べ、ボックス単位当たりの計量重量に応じる購買代金が少ないはずであるので、預置金精算部466は、この差額に該当する金額に対する返金処理を行う。前述した例において、実際に計量された米国産カルビの重量(19kg及び21kg)が、仲介サーバー400Aに販売要請が登録された、ボックスに包装された米国産カルビの最大重量(22kg)より少ないため、予備取引代金が過度に差し引かれる。したがって、預置金精算部466は、該米国産カルビの購買を要請した購買者の仮想口座へ、過度に差し引かれた金額に該当する3ドル及び1ドルの代金を返金処理する。この場合、最終的に19ドル及び21ドルの金額だけが実際の購買代金として差し引かれるので、該購買者の仮想口座には81ドル及び79ドルの預置金が残る。代案的な実施形態によると、過度に差し引かれた3ドル及び1ドルに対し、該購買者の情報と連係してマイレージ(3ドル及び1ドル)の形で提供することができる。
取引代金精算部468は、最終的に出庫された輸入農畜産物の計量情報に基づき、輸入農畜産物の販売代金から、仲介サーバー400Aを運営する仲介業者手数料を除いた販売代金を、販売者クライアント300を通じて付与された販売者仮想口座へ精算し、取引代金を決済処理する。
一方、前述した実施形態において、仲介サーバー400Aを介して販売される輸入農畜産物に対し、輸入業者は別途保管をせず、したがって、仲介サーバー400Aと物流サーバー500が直接連係していない場合について説明した。これとは異なり、仲介サーバーが物流サーバー500と直接連係し、物流センターに仲介サーバー400A専用の輸入農畜産物が入庫された場合が考えられる。例えば、図5は、物流センター2000内における仲介業者専用の物流倉庫2010と、販売者が仲介サーバーを経由せず独自に販売できる物流倉庫2020を例示している。図5においては、販売者の独自物流倉庫2020の例に、A社の物流倉庫2022、B社の物流倉庫2024、及びC社の物流倉庫2026を示している。
本実施形態によると、仲介サーバーは、物流サーバー500と連係し、仲介業者専用の物流倉庫2010に保管された輸入農畜産物の情報及び在庫現況などを管理する必要がある。このように、仲介業者を介してのみ取引される専用の輸入農畜産物が入庫された場合における仲介サーバー400Bの詳細構成を、図6に示す。図6の構成中、特に図4に比較して異なる部分を中心に説明する。
本実施形態による仲介サーバー400Bを構成するインターフェースモジュール410は、輸入農畜産物の取引のためのアプリケーションのアップロード及びアップデートなどを管理するAPP管理部412と、接続環境及びユーザーインターフェースを管理するUI具現化部414とを含む。
DBモジュール420は、販売者及び購買者に関する情報を保存するユーザーDB422と、販売を要請された輸入農畜産物に関する情報を保存する商品DB424と、預置金内訳情報を保存する預置金DB426と、取引された輸入農畜産物に関する情報を保存する取引内訳DB428とを含む。
本実施形態によると、輸入農畜産物が物流倉庫に入庫される際、例えば物流サーバー500で該輸入農畜産物に対する商品固有コードを付与すると同時に、物流サーバー500は、仲介サーバー400Bを経由して取引されるべき、即ち、仲介業者専用の輸入農畜産物が包装されたそれぞれのボックスと、販売者が仲介サーバー400Bを経由せずに自由に販売できる輸入農畜産物が包装されたそれぞれのボックスとに対し、区別できる商品識別コードを生成する。このように生成された商品固有コードと商品識別コードは、物流サーバー500から仲介サーバー400B及び/または購買者クライアント300に伝送することができる。
したがって、本実施形態によると、仲介サーバー400Bの商品DB424は、物流サーバー500で付与され、伝送された輸入農畜産物の種類による商品固有コードはもちろん、それぞれの物流センターに入庫され、仲介サーバー400Bを経由して販売される輸入農畜産物が包装されたボックスに付与された商品識別コードを保存・管理する。物流サーバー500で生成されたそれぞれの商品識別コードに対し、仲介業者若しくは販売者が、該当入庫された輸入農畜産物の包装されたボックスに付与された商品識別コードを貼り付け、出庫過程において特定のボックスに包装された輸入農畜産物に関する情報を読み取ることができる。
取引仲介モジュール430Bは、販売者クライアント200を通じて登録された輸入農畜産物に対する販売情報を受信し、これを商品DB424に保存・処理する商品情報管理部432と、購買者クライアント300から購買を要請された輸入農畜産物の仲介取引を管理する取引要請管理部434とを含む。前述した実施形態と同様に、取引要請管理部434は、購買者クライアント300から先に購買要請情報を受信してこれを販売者クライアント200に伝送し、販売者クライアント200から、購買者が提示した購買申込に同意するとのデータが伝送された状態で輸入農畜産物の仲介を処理できるように具現化することができる。
本実施形態による取引仲介モジュール430Bは、購買者クライアント300からの輸入農畜産物の購買要請に対し、仲介業者専用の物流倉庫2010(図5を参照)に入庫・保管された該輸入農畜産物に対する出庫処理を物流サーバー500に指示する方法で、該輸入農畜産物に対する出庫処理を行う商品出庫管理部436をさらに含む。かかる商品出庫管理部436の具現化を通じて、仲介サーバー400Bは、仲介業者専用の物流倉庫2010(図5を参照)に保管された輸入農畜産物の在庫処理を効率的に行うことができる。
照会モジュール440は、仲介サーバー400Bに登録された輸入農畜産物の種類、販売価格、原産地情報などの照会処理を具現化する商品照会部442と、輸入農畜産物の相場情報の照会処理を具現化する相場照会部444と、取引内訳情報などの照会処理を具現化する取引照会部446とを含む。
一方、本実施形態による仲介サーバー400Bは、専用物流倉庫2010(図5を参照)を通じた輸入農畜産物の入庫・出庫などによる在庫処理を行う必要がある。したがって、本実施形態による計量管理モジュール450Bは、入庫商品管理部452と、計量情報管理部454と、在庫管理部456とを含むことができる。入庫商品管理部は、例えば仲介業者専用の物流倉庫2010(図5を参照)に入庫される輸入農畜産物に対する入庫処理を行うことができる。例示的な実施形態において、入庫商品管理部452は物流サーバー500に連係し、仲介業者専用の物流倉庫2010に入庫された輸入農畜産物に対する商品固有コード及びそれぞれのボックスに包装された輸入農畜産物に対する商品識別コードを受信し、これを商品DB424に保存することができる。
計量情報管理部454は、例えば仲介サーバー400Bの商品出庫管理部436の出庫指示要請によって、物流センターに保管された特定の輸入農畜産物が包装されたボックスが出庫される際、出庫される包装ボックスに包装されている輸入農畜産物の実際の計量重量情報、若しくはデータをPOS端末204(図1を参照)から受信処理し、精算モジュール460で預置金の精算処理が行われるように誘導する。
在庫管理部456は、仲介業者専用の物流倉庫2010(図5を参照)で輸入農畜産物が取引・出庫されることによって、該物流倉庫2010に保管された輸入農畜産物に対する在庫処理を行う。このために、POS端末204(図1を参照)から、出庫された特定の輸入農畜産物が包装されたボックスに対する計量データと別途に、該輸入農畜産物に関する商品識別コード情報が在庫管理部456へ伝送できる。在庫管理部456は伝送された情報に基づき、該物流倉庫2010に保管された輸入農畜産物に対する在庫処理を行うことができる。代案的な実施形態において、商品出庫管理部436、入庫商品管理部452及び/または在庫管理部456は、別途の在庫管理モジュール(図面中符号なし)を通じて具現化されてもよい。
精算モジュール460は、購買者クライアント300を通じて入金・チャージされる所定の預置金の現況に対する処理を行う預置金管理部462と、販売者クライアント200を通じて登録され、購買者クライアント300で購買を要請された輸入農畜産物の情報(例えば、輸入農畜産物のボックス単位当たりの平均重量、若しくは最大重量)に基づき、購買者クライアント300でチャージされた預置金から購買代金に該当する予備取引代金を先に差し引く預置金差引部464と、予備取引代金と実際に出庫された輸入農畜産物のボックス単位当たりの計量重量に応じる差額分の返金、若しくは追加差引処理を通じて、最終的な購買代金に対する精算処理を行う預置金精算部466と、出庫された輸入農畜産物のボックス単位当たりの計量情報に基づき、輸入農畜産物の販売代金から仲介サーバー400Bを運営する仲介業者手数料を除いた残りの販売代金を、販売者クライアント200を通じて付与された販売者仮想口座へ精算し、取引代金を決済処理する取引代金精算部468とを含む。
続いて、本発明による取引システムを用いて輸入農畜産物を取引する方法について説明する。図7は、本発明の例示的な実施形態によって、仲介サーバーと物流サーバーが直接連係していない場合、輸入農畜産物を取引する過程を概略的に示すブロック図である。本発明の取引システムを利用しようとする輸入業者などの販売者は、販売者クライアント200を用いて仲介サーバー400Aに接続し、アプリケーションをダウンロードして、該アプリケーションを駆動した状態で仲介サーバー400Aに接続し、販売者情報を入力する(段階S705A)。例えば、販売者クライアント200を用いて販売者の人的情報、電子メール住所、販売者クライアント200端末番号、ID、パスワード、事業者番号、販売代金の決済処理のための口座情報などを入力・登録することができる。必要な場合、仲介サーバー400Aは、自分の代表口座を母口座とする仮想口座であって、販売代金の決済のための仮想口座を生成し、販売者クライアント200へ伝送することができる。
同時に、中間流通業者、青果物商、食堂若しくは需要者である購買者は、購買者クライアント300を用いて仲介サーバー400Aに接続し、アプリケーションをダウンロードして該アプリケーションを駆動した状態で仲介サーバー400Aに接続し、購買者情報を入力する(段階S705B)。例えば、購買者クライアント300を用いて購買者の人的情報、電子メール住所、購買者クライアント300端末番号、ID、プスワードなどの情報を入力することができる。仲介サーバー400Aは、自分の代表口座を母口座とする仮想口座であって、預置金の入金及び返金などの処理のような購買代金の精算のための仮想口座を生成して購買者クライアント300に伝送することができる。
事前作業が完了すると、購買者は購買者クライアント300を通じて自分に付与された仮想口座へ所定の預置金を入金・チャージする(段階S710)。例えば、初期の預置金として100ドルを、購買者クライアント300を通じて仲介サーバー400Aからそれぞれの購買者に割り当てられた仮想口座へ入金・チャージすることができる。
一方、販売者は、所定の契約に従い、選択した物流サーバーで管理する物流センターへ輸入農畜産物を入庫・処理する(段階S715)。入庫処理に関する情報は、物流サーバー500から販売者クライアント200へ提供できる。続いて、入庫された農畜産物に関する情報が販売者クライアント200から仲介サーバー400Aへ伝送され、出庫されていない農畜産物に関する情報が登録され、該当商品に対する販売申込が要請される(段階S720)。例えば、販売者は、販売者クライアント200を用いて、入庫された輸入農畜産物の原産地、商品における大分類・中分類・小分類といった商品の種類、ブランドネーム、保管状態、入庫された商品ボックスに包装された該商品のボックス単位当たりの平均重量及び/または最大重量、販売要請価格などの情報を入力し、仲介サーバー400Aへ該情報を伝送・登録することができる。
仲介サーバー400Aは、販売者クライアント200から伝送された輸入農畜産物の情報のうち、大分類・中分類・小分類などに基づいて該輸入農畜産物に対する商品固有コードを生成・付与することができる(段階S725)。仲介サーバー400Aは、生成・付与された商品固有コードを別に要請がなくても販売者クライアント200へ提供することができ、若しくは販売者クライアント200からの要請に応じて商品固有コードを販売者クライアント200へ提供することができる。例えば、牛肉に対しては上位商品固有コード「XYZ」を付与し、牛肉の各部位によって、カルビは「XYZ−1」、ロースは「XYZ−2」などのように下位商品固有コードを付与することができる。
本実施形態によると、販売者と物流業者との間における契約などによって、例えば販売者若しくは物流業者は、バーコード生成器などを使用し、入庫された輸入農畜産物が包装されたボックスに対してそれぞれ所定の商品識別コードを生成し、生成された商品識別コードをそれぞれのボックスに貼り付けることができる。例示的な実施形態において、販売者は、仲介サーバー400Aで付与された商品固有コードと連係しない形の商品識別コードを該輸入農畜産物が包装されたボックスに貼り付けることができる。他の代案的な実施形態において、販売者は、仲介サーバー400Aで付与された商品固有コードと連係した形の商品識別コードを生成し、それぞれの輸入農畜産物が包装されたボックスに貼り付けられた商品識別コードに関する情報を仲介サーバー400Aへ提供することができる。この場合、仲介サーバー400Aは、自ら生成した商品固有コードと、それぞれの輸入農畜産物が包装されたボックスに貼り付けられた商品識別コードとを連係した形で保存することができる。
販売者クライアント200から仲介サーバー400Aへ輸入農畜産物に関する情報が登録された後、購買者は、購買者クライアント300を通じて仲介サーバー400Aへ接続し、希望する輸入農畜産物の購買を仲介サーバー400Aに要請する(段階S730)。このとき、購買者は、購買者クライアント300に表示される画面を介して関心商品情報や相場などの情報を照会し、登録された輸入農畜産物のうち、希望する商品に対する購買を要請することができる。例えば、購買者は、購買者クライアント300に表示された輸入農畜産物の購買数量情報、購買者の人的情報、配送住所などを入力し、仲介サーバー400Aへ伝送することができる。
一つの代案的な実施形態において、購買者は、購買者クライアント300を通じて自分が購買しようとする輸入農畜産物の種類及び購買申込価格を含む購買申込情報を仲介サーバー400Aに提供する。仲介サーバー400Aは、購買の申込をされた輸入農畜産物と同じ輸入農畜産物を登録した輸入業者の販売者クライアント200へ購買申込情報を伝送することができる。これは、予め登録された販売者クライアント200の端末番号への短文メッセージ伝送や、販売者が登録した電子メール住所への電子メール伝送などの方法で行うことができる。仲介サーバー400Aから購買申込情報の伝送を受けた輸入業者のうち、購買申込を受諾する意思のある輸入業者は、販売者クライアント200を通じて、購買申込に同意若しくは受諾するとの趣旨のデータを仲介サーバー400Aへ提供し、仲介サーバー400Aは、販売者クライアント200から伝送された購買申込同意データを購買者クライアント300へ伝達して、輸入農畜産物に対する購買が開始できる。
仲介サーバー400Aは、販売者クライアント200を通じて登録された輸入農畜産物のうち、購買を要請された輸入農畜産物のボックス単位当たりの重量情報に基づき、購買者クライアント300で予め入金(段階S710を参照)された預置金から予備取引代金を差し引く(段階S735)。例示的な実施形態において、仲介サーバー400Aに登録された輸入農畜産物のボックス単位当たりの平均重量情報のみが登録された場合は、仲介サーバー400Aによって購買を要請された輸入農畜産物のボックス単位当たりの平均重量情報に基づき、チャージされた預置金から予備取引代金を差し引くことができる。他の代案的な実施形態において、仲介サーバー400Aに登録された輸入農畜産物のボックス単位当たりの平均重量及び最大重量情報が全て登録された場合は、仲介サーバー400Aによって購買を要請された輸入農畜産物のボックス単位当たりの最大重量情報に基づき、チャージされた預置金から予備取引代金を差し引くことができる。
予備取引代金を差し引いた後、仲介サーバー400Aは、購買者クライアント300によって購買を要請された輸入農畜産物の販売を登録した販売者クライアント200へ注文内訳を伝送する(段階S740)。例示的に、仲介サーバー400Aは、購買者が要請した輸入農畜産物の数量情報、購買者の人的情報及び配送住所情報などを販売者クライアント200に提供する。
販売者は、販売者クライアント200を用いて、該当輸入農畜産物が入庫された物流センターを管理する物流サーバー500へ、購買を要請された輸入農畜産物の出庫を要請する(段階S745)。このとき、販売者クライアント200は、仲介サーバー400Aから伝送された購買数量情報、購買者情報及び配送情報などを物流サーバー500に提供しながら、入庫された輸入農畜産物の出庫を指示することができる。同時に、必要であれば、販売者クライアント200は、購買数量情報、購買者情報及び配送情報などを配送サーバー600(図1を参照)に提供し、出庫された輸入農畜産物の配送を依頼することができる。
物流センター担当者は、販売者クライアント200からの出庫要請に応じて、購買を要請された輸入農畜産物のうち、入庫された特定の輸入農畜産物を出庫し、出庫されたボックスに包装された輸入農畜産物のボックス単位当たりの重量を計量する(段階S750)。出庫された特定の輸入農畜産物に貼り付けられた商品識別コードと、計量された輸入農畜産物のボックス単位当たりの重量情報は、例えば販売者が管理するPOS端末204(図1を参照)で読み取ることができる。配送サーバー600(図1を参照)は、販売者クライアント200からの配送要請に応じて、POS端末204(図1を参照)による読み取り済みの輸入農畜産物の配送を行うことができる。
POS端末204で読み取られた情報のうち、少なくとも出庫された輸入農畜産物に対するボックス単位当たりの計量情報が、必要であれば、商品識別コード情報と共に、仲介サーバー400Aへ伝送される(段階S755)。仲介サーバー400Aは、例えばPOS端末204から伝送された輸入農畜産物のボックス単位当たりの計量データに応じて取引代金を確定し(段階S760)、購買者及び販売者に対する取引代金精算・決済処理を行う。
まず、仲介サーバー400Aは、伝送された輸入農畜産物のボックス単位当たりの計量データに応じて算定された実際の取引代金と、仲介サーバー400Aに登録された輸入農畜産物のボックス単位当たりの重量情報(平均重量若しくは最大重量)に基づいて預置金から差し引かれた予備取引代金(段階S735を参照)との差に対応する代金だけ、前記差し引かれた予備取引代金に対する返金若しくは追加差引処理を行う方法で、購買代金に対する精算処理を行う(段階S765)。例えば、仲介サーバー400Aへの販売要請のために登録された輸入農畜産物のボックス単位当たりの平均重量、若しくは最大重量に比べて、輸入農畜産物が出庫される際に計量されたボックス単位当たりの実際重量が少ない場合、仲介サーバー400Aは、輸入農畜産物のボックス単位当たりの平均重量、若しくは最大重量に基づいて先に差し引かれた予備取引代金と、計量されたボックス単位当たりの重量に基づいた実際の取引代金との差額分を返金処理することができる。
一つの例示的な実施形態において、仲介サーバー400Aは、予備取引代金と実際の取引代金との差額に該当する金額を、購買者の預置金が残存する仮想口座へ振り込み・引き落としができる。他の例示的な実施形態において、仲介サーバー400Aは、予備取引代金と実際の取引代金との差額に該当する金額に相応するマイレージを購買者に提供することができる。購買者は、以後に仲介サーバー400Aを介して輸入農畜産物を購買するとき、提供されたマイレージを利用することができる。
このとき、仲介サーバー400Aは短文メッセージなどを通じ、注文を要請された輸入農畜産物のボックス単位当たりの重量情報と輸入農畜産物のボックス単位当たりの計量情報との差による返金処理若しくは追加差引処理について購買者クライアント300へ伝送することができる。これを受信した購買者クライアント300は、自分の予想より少なかったり多かったりする金額が預置金から差し引かれたことを確認することができる。これによって、販売者及び/または仲介業者は、注文を要請された重量に比べ、配送された輸入農畜産物の重量が少ないことを理由に購買者から提起され得るクレームを回避することができる。
また、仲介サーバー400Aは、購買を要請された輸入農畜産物に対する配送が完了し、該輸入農畜産物に対する取引が完了すると、購買代金から所定の手数料を除いた販売代金を、販売者クライアント200で登録した決済口座へ入金する方法で、販売代金の精算・決済処理を行う(段階S770)。
続いて、本発明の他の例示的な実施形態によって仲介サーバーと物流サーバーとが連係する場合における輸入農畜産物に対する取引方法について図8を用いて説明する。図7と比較して重複する段階については詳細な説明を省略し、異なる段階を中心に説明する。販売者は、販売者クライアント200を使用して仲介サーバー400Bで提供されるアプリケーションをダウンロードし、このアプリケーションを駆動して仲介サーバー400Bに販売者情報を入力する(段階S805A)。さらに、購買者も購買者クライアント300を使用して仲介サーバー400Bに接続してアプリケーションをダウンロードし、該アプリケーションを駆動した状態で仲介サーバー400Bに購買者情報を入力する(段階S805B)。
事前作業が完了すると、購買者は、購買者クライアント300を通じて自分に付与された仮想口座へ所定の預置金を入金・チャージする(段階S810)。一方、販売者は、輸入農畜産物を、所定の契約に従って選定された所定の物流サーバー500で管理する物流センターへ入庫する(段階S815)。
本実施形態によると、物流センターを管理する物流サーバー500によって輸入農畜産物が物流センターに入庫される際、入庫された輸入農畜産物の種類による商品固有コードが付与され、入庫される前記輸入農畜産物がそれぞれ包装されたボックスのそれぞれに対して商品識別コードが付与され、この商品固有コードと商品識別コードは、物流サーバー500から販売者クライアント及び/または仲介サーバー400Bへ伝送される(段階S820)。
このとき、物流サーバー500は、例えば仲介サーバー専用の物流倉庫2010(図5を参照)に保管され、仲介サーバー400Bを介してのみ販売される輸入農畜産物に対する仲介サーバー用の商品識別コードと、販売者が仲介サーバーを経由せずに独自に販売できる物流倉庫2020(図5を参照)に保管された輸入農畜産物に対する販売者用の商品識別コードとを区分し、これを仲介サーバー400B及び/または販売者クライアント200に提供することができる。仲介業者と物流業者との間における契約などに従って、物流業者若しくは仲介業者は、仲介サーバー用の物流倉庫2010に入庫・保管された輸入農畜産物が包装されたボックスにそれぞれの商品識別コードを貼り付ける。このとき、それぞれの商品識別コードは、物流サーバー500で付与された商品固有コードと連係する形で貼り付けることができる。
続いて、販売者は、販売者クライアント200を使用して仲介サーバー400Aへ、出庫されていない農畜産物に関する情報を登録し、該当商品に対する販売申込を要請する(段階S830)。この場合、販売者クライアント200から輸入農畜産物に対する商品固有コードなどの情報を利用し、輸入農畜産物に対する情報(輸入農畜産物の種類、原産地、ブランドネーム、ボックス単位当たりの価格、ボックス単位当たりの重量などの情報)を登録することができる。
販売者クライアント200から仲介サーバー400Bへ輸入農畜産物に関する情報が登録されると、購買者は、購買者クライアント300を通じて仲介サーバー400Bに接続し、希望する輸入農畜産物の購買を仲介サーバー400Bに要請する(段階S835)。
仲介サーバー400Bは、販売者クライアント200を通じて登録された輸入農畜産物のうち、購買を要請された輸入農畜産物の情報(ボックス単位当たりの平均重量情報、若しくは最大重量情報)に基づいて、購買者クライアント300で予め入金(段階S810を参照)された預置金から予備取引代金を差し引く(段階S840)。
予備取引代金を差し引いた後、仲介サーバー400Bは、購買者クライアント300によって購買を要請された輸入農畜産物に対し、この輸入農畜産物に対する販売を要請・登録した販売者クライアント200へ注文内訳を伝送する(段階S845)。続いて、販売者クライアント200から仲介サーバー400Bへ注文要請された輸入農畜産物に対する出庫指示が要請され(段階S850)、仲介サーバー400Bは、購買を要請された輸入農畜産物に対する購買者情報をマッチさせた状態で、物流センターを管理する物流サーバー500へ、購買を要請された輸入農畜産物に対する最終出庫指示を伝送する(段階S855)。必要な場合、仲介サーバー400Bは、販売者クライアント200からの出庫指示要請に関係なく、輸入農畜産物に対する購買者情報をマッチさせた状態で、物流サーバー500へ、購買を要請された輸入農畜産物に対する出庫を指示することもできる。
このとき、仲介サーバー400Bは、購買数量情報、購買者情報及び配送情報などを物流サーバー500に提供しながら、専用倉庫2010(図5を参照)に入庫された輸入農畜産物の出庫を指示することができる。同時に、必要であれば、仲介サーバー400Bは、購買数量情報、購買者情報及び配送情報などを配送サーバー600(図1を参照)に提供し、出庫された輸入農畜産物の配送を依頼することができる。
物流センターの担当者は、仲介サーバー400Bの出庫要請に応じて、購買を要請された輸入農畜産物のうち、入庫された特定の輸入農畜産物を出庫し、出庫されるボックスに包装された輸入農畜産物の実際重量を計量する(段階S860)。
POS端末204(図1を参照)で読み取られた情報のうち、少なくとも出庫された輸入農畜産物に対するボックス単位当たりの計量情報が、必要であれば、商品識別コード情報と共に、仲介サーバー400Bへ伝送される(段階S865)。仲介サーバー400Bは、例えばPOS端末204から伝送された輸入農畜産物の計量データに応じて取引代金を確定し(段階S870)、購買者及び販売者に対する取引代金精算・決済処理を行う。
まず、仲介サーバー400Bは、販売者クライアント200によって登録された輸入農畜産物のボックス単位当たりの重量情報に基づき、預置金から差し引かれた予備取引代金(段階S840を参照)と、計量データに応じて算定された実際の取引代金との差に該当する金額だけ、差し引かれた予備取引代金に対する返金、若しくは追加差引処理を行う方法で、購買代金に対する精算処理を行う(段階S875)。また、仲介サーバー400Bは、購買を要請された輸入農畜産物に対する配送が完了し、該輸入農畜産物に対する取引が完了すると、購買代金から所定の手数料を除いた販売代金を、販売者クライアント200で登録した決済口座へ入金する方法で、販売代金の精算・決済処理を行う(段階S880)。
100…取引システム、200…販売者(輸入商)クライアント、300…購買者クライアント、400、400A、400B…仲介サーバー、410…インターフェースモジュール、420…データベースモジュール、430、430A、430B…取引仲介モジュール、440…照会モジュール、450、450A、450B…計量管理モジュール、460…精算モジュール、462…預置金管理部、464…預置金差引部、466…預置金精算部、500…物流サーバー、600…配送サーバー、700…金融社サーバー

Claims (15)

  1. ボックス単位若しくは包装単位で入庫された輸入農畜産物の販売を申し込む販売者クライアントと、
    前記販売者クライアントから提供された輸入農畜産物のボックス単位当たり若しくは包装単位当たりの最大重量情報若しくは平均重量情報に基づき、前記輸入農畜産物の購買を要請する購買者クライアントと、
    前記販売者クライアントから提供された前記輸入農畜産物に関する情報を前記購買者クライアントに提供し、前記販売者クライアントから提供された輸入農畜産物に対して、前記購買者クライアントから購買を要請されると、前記販売者クライアントから提供された前記輸入農畜産物のボックス単位当たり若しくは包装単位当たりの最大重量情報若しくは平均重量情報に基づいて算定された予備取引代金を、前記購買者クライアントから予め入金された預置金から差し引き、購買を要請された前記輸入農畜産物が出庫される際、前記輸入農畜産物のボックス単位当たり若しくは包装単位当たりの計量された実際計量データに応じて算定された実際取引代金と前記予備取引代金との差に対応する代金だけ、前記差し引かれた予備取引代金に対する返金若しくは追加差引処理を通じて、購買を要請された前記輸入農畜産物に対する取引代金を精算し、輸入農畜産物に対する取引を処理する仲介サーバーとを、含む輸入農畜産物の取引システム。
  2. 前記輸入農畜産物の取引システムは、前記購買者クライアント若しくは前記仲介サーバーと通信網で繋がり、入庫された前記輸入農畜産物の保管情報を提供する物流サーバーをさらに含む、請求項1に記載の輸入農畜産物の取引システム。
  3. 前記仲介サーバーは、
    前記販売者クライアント及び前記購買者クライアントの接続環境を提供するインターフェースモジュールと、
    販売者情報、購買者情報、預置金情報及び前記輸入農畜産物の情報を保存するデータベースモジュールと、
    前記購買者クライアントによって要請された前記輸入農畜産物に対する取引を処理する取引仲介モジュールと、
    前記輸入農畜産物が出庫される際に計量された前記輸入農畜産物の実際計量データを処理する計量管理モジュールと、
    前記販売者クライアントから提供された前記輸入農畜産物のボックス単位当たり若しくは包装単位当たりの最大重量情報若しくは平均重量情報に基づいて前記予備取引代金を差し引き、前記計量管理モジュールで処理された前記輸入農畜産物のボックス単位当たり若しくは包装単位当たりの計量された実際計量データによる前記実際取引代金と前記予備取引代金との差に対応する金額の返金若しくは追加差引処理を行う精算モジュールとを含む、請求項1に記載の輸入農畜産物の取引システム。
  4. 前記仲介サーバーは、前記販売者クライアントから提供された前記輸入農畜産物に関する情報を照会できるように具現化される照会モジュールをさらに含む、請求項3に記載の輸入農畜産物の取引システム。
  5. 前記取引仲介モジュールは、
    前記販売者クライアントから提供された前記輸入農畜産物に関する情報を処理する商品情報管理部と、
    前記購買者クライアントから購買を要請された前記輸入農畜産物の取引を処理する取引要請管理部とを含む、請求項4に記載の輸入農畜産物の取引システム。
  6. 前記取引仲介モジュールは、前記販売者クライアントを通じて伝送された前記輸入農畜産物に対する出庫処理を行う商品出庫管理部をさらに含む、請求項5に記載の輸入農畜産物の取引システム。
  7. 前記取引要請管理部は、前記購買者クライアントから購買しようとする輸入農畜産物の種類及び購買申込価格を含む購買申込情報が提供されると、購買を申込された輸入農畜産物と同じ輸入農畜産物を仲介サーバーに登録した販売者クライアントへ、購買申込情報を伝送し、前記販売者クライアントから購買申込情報を受諾する情報が伝送されると、前記購買者クライアントから購買を要請された前記輸入農畜産物の取引を処理することを特徴とする、請求項5に記載の輸入農畜産物の取引システム。
  8. 前記計量管理モジュールは、
    前記輸入農畜産物の入庫処理を行う入庫商品管理部と、
    前記輸入農畜産物の出庫後に決定された前記輸入農畜産物の計量データを処理する計量情報管理部と、
    前記輸入農畜産物の取引以後に物流倉庫に保管された前記輸入農畜産物の在庫処理を行う在庫管理部とを含む、請求項3に記載の輸入農畜産物取引システム。
  9. a)販売者クライアントからボックス単位若しくは包装単位で入庫された輸入農畜産物に関する情報が仲介サーバーへ伝送される段階と、
    b)前記販売者クライアントから前記仲介サーバーを介して提供された輸入農畜産物のボックス単位当たり若しくは包装単位当たりの最大重量情報若しくは平均重量情報に基づき、購買者クライアントによって、前記輸入農畜産物に対する購買が要請される段階と、
    c)前記仲介サーバーによって、前記購買者クライアントから前記輸入農畜産物の購買要請を受信すると、前記販売者クライアントから提供された前記輸入農畜産物のボックス単位当たり若しくは包装単位当たりの最大重量情報若しくは平均重量情報に基づいて算定された予備取引代金が、前記購買者クライアントから予め入金された預置金から差し引かれる段階と、
    d)購買を要請された輸入農畜産物に対する仲介サーバー若しくは販売者クライアントからの出庫指示によって出庫された輸入農畜産物のボックス単位当たり若しくは包装単位当たりの計量された実際計量データがPOS(Point of Sales)端末から仲介サーバーへ伝送される段階と、
    e)仲介サーバーにより、実際に計量された輸入農畜産物のボックス単位当たり若しくは包装単位当たりの計量データに応じて算定された実際取引代金と前記予備取引代金との差に対応する代金だけ、前記差し引かれた予備取引代金に対する返金若しくは追加差引処理が行われ、購買を要請された輸入農畜産物に対する取引代金が精算される段階とを含む、輸入農畜産物の取引方法。
  10. 前記a)段階において、前記仲介サーバーは、前記販売者クライアントによって登録された前記輸入農畜産物に対し、商品固有コードを付与することを特徴とする、請求項9に記載の輸入農畜産物の取引方法。
  11. 前記d)段階において、前記販売者クライアントにより、物流センターを管轄する物流サーバーへ、購買を要請された輸入農畜産物に対する出庫指示が伝送される、請求項9または請求項10に記載の輸入農畜産物の取引方法。
  12. 前記a)段階前に、前記輸入農畜産物が物流センターに入庫される際、物流サーバーを介して前記入庫される輸入農畜産物の種類による商品固有コードが付与され、入庫される前記輸入農畜産物のそれぞれに対する識別コードが付与されることを特徴とする、請求項9に記載の輸入農畜産物の取引方法。
  13. 入庫される前記輸入農畜産物のそれぞれに対する識別コードは、前記仲介サーバーで管理する輸入農畜産物に対する仲介サーバー用の識別コードと、販売者が仲介サーバーを経由せずに独自に販売する輸入農畜産物に対する販売者用の識別コードとに区分される、請求項12に記載の輸入農畜産物の取引方法。
  14. 前記d)段階は、販売者クライアントから前記仲介サーバーへ購買を要請された輸入農畜産物に対する出庫指示が伝送されると、前記仲介サーバーによって前記購買を要請された輸入農畜産物に対する購買者情報をマッチさせ、物流センターを管理する物流サーバーへ出庫指示が伝送されることを特徴とする、請求項9、請求項12または請求項13に記載の輸入農畜産物の取引方法。
  15. 前記b)段階は、
    前記購買者クライアントから購買しようとする輸入農畜産物の種類及び購買申込価格を含む購買申込情報が提供される段階と、
    購買を申込された輸入農畜産物と同じ輸入農畜産物を仲介サーバーに登録した販売者クライアントへ購買申込情報が伝送される段階と、
    前記販売者クライアントから購買申込情報を受諾する情報が仲介サーバーを経由し、前記購買者クライアントへ伝送される段階とを含む、請求項9に記載の輸入農畜産物の取引方法。
JP2016544429A 2014-10-20 2015-10-15 農畜産物の直接取引システム及び農畜産物の直接取引方法 Active JP6091718B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020140142012A KR101547305B1 (ko) 2014-10-20 2014-10-20 농축산물 직거래 시스템 및 이를 이용한 농축산물 직거래 방법
KR10-2014-0142012 2014-10-20
PCT/KR2015/010906 WO2016064136A2 (ko) 2014-10-20 2015-10-15 농축산물 직거래 시스템 및 농축산물 직거래 방법

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017504896A JP2017504896A (ja) 2017-02-09
JP6091718B2 true JP6091718B2 (ja) 2017-03-08

Family

ID=54346692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016544429A Active JP6091718B2 (ja) 2014-10-20 2015-10-15 農畜産物の直接取引システム及び農畜産物の直接取引方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6091718B2 (ja)
KR (1) KR101547305B1 (ja)
CN (1) CN106663275A (ja)
WO (1) WO2016064136A2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190097363A (ko) 2018-02-12 2019-08-21 이정수 농축산물 직거래 어플리케이션
KR102012758B1 (ko) 2018-02-28 2019-10-21 주식회사 크레펀 소셜 플랫폼 기반하에서의 모바일 애플리케이션을 이용한 농축수산 가공물의 전자 상거래 시스템
KR101911665B1 (ko) * 2018-04-02 2018-10-24 김강석 육류 소비량 및 통관량 분석을 통한 육류 가격 조정 및 판매 촉진 시스템
CN108665374A (zh) * 2018-08-23 2018-10-16 河南牧业经济学院 一种农产品交易网络平台
KR102024155B1 (ko) * 2019-03-20 2019-09-23 주식회사 래몬 블록체인을 이용한 계량 정보 수집 시스템
CN110472960A (zh) * 2019-08-07 2019-11-19 武汉金百瑞科技股份有限公司 一种生鲜非标品电商按实际重量交易结算系统
CN110889736A (zh) * 2019-10-10 2020-03-17 重庆智酒网络科技有限公司 一种酒水饮料智能销售系统
JP7458597B2 (ja) * 2020-01-22 2024-04-01 アジアンブリッジ株式会社 販売支援システム
KR102448415B1 (ko) * 2020-06-16 2022-09-28 주식회사 미트박스글로벌 축산물 거래 방법 및 시스템
KR102252630B1 (ko) * 2020-07-02 2021-05-27 주식회사 미팅 상품 매매를 중개하는 방법 및 그 서버
CN113554480A (zh) * 2020-12-16 2021-10-26 上海堉古网络科技有限公司 农产品采购系统、方法、终端及存储介质

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100370798B1 (ko) * 1999-12-16 2003-02-05 이재희 지역분산 물류센터를 기반으로 한 인터넷 쇼핑몰에서비규격상품을 판매하는 전자 상거래 방법 및 장치
JP2001266032A (ja) * 2000-03-17 2001-09-28 Kazumi Miyawaki 仮想相互確認銀行システム
KR20020009370A (ko) * 2000-07-21 2002-02-01 김영관 인터넷을 이용한 상거래방법 및 상거래시스템
JP2002074055A (ja) * 2000-08-28 2002-03-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 個人売買仲介方法
JP2003108904A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Sony Corp 返金代行方法及び返金代行システム
WO2005065390A2 (en) * 2003-12-30 2005-07-21 United Parcel Service Of Amercia, Inc. Integrated global tracking and virtual inventory system
JP2005284381A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Fidec:Kk 業務取引処理システム
KR20050025237A (ko) * 2004-07-12 2005-03-14 송준호 사전 예치금에 의한 전자상거래 매매보호 시스템 및 그방법
JP2006146798A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Urakawa Kazuo セーフティ・オークションシステム
KR20110099896A (ko) * 2010-03-03 2011-09-09 주식회사 비즈모델라인 물류서비스 후불정산 처리방법 및 시스템과 이를 위한 기록매체
KR20110118959A (ko) * 2010-04-26 2011-11-02 창욱 곽 해외 온/오프라인 쇼핑몰에 대한 구매 대행, 배송 대행 및 결제 대행 장치 및 그 대행 방법
CN103455867A (zh) * 2013-02-01 2013-12-18 内蒙古自治区科学技术信息研究所 基于物联网技术的肉牛冷鲜肉食品安全可追溯方法及系统

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016064136A3 (ko) 2017-01-05
WO2016064136A2 (ko) 2016-04-28
CN106663275A (zh) 2017-05-10
KR101547305B1 (ko) 2015-10-08
JP2017504896A (ja) 2017-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6091718B2 (ja) 農畜産物の直接取引システム及び農畜産物の直接取引方法
US8407110B1 (en) Method and apparatus for registration of fulfillment services
US9189768B2 (en) Method and apparatus for providing fulfillment services
US8412585B2 (en) Methods and systems for identifying, providing notice of and purchasing a gift in an online or electronic environment
US7363271B2 (en) System and method for negotiating and providing quotes for freight and insurance in real time
US20150161709A1 (en) Pop-up recommendation lists
KR20200121575A (ko) 축산물 공동구매 중개 플랫폼 시스템 및 이를 이용한 축산물 주문방법
WO2021040000A1 (ja) 商品取引システム、商品取引方法および商品取引プログラム
KR100888749B1 (ko) 병원 물품의 구매 및 물류 관리 시스템 및 방법
KR100841266B1 (ko) 농수산물 매매 중개 방법 및 장치
WO2002007028A1 (fr) Procede d'achat et de vente de marchandises au moyen d'un reseau
KR101603009B1 (ko) 배송업체 중심 판매 시스템 및 방법
JP2007026471A (ja) ネットワークを利用した商品販売または購入の方法及びそのシステム
KR102715237B1 (ko) 수산물 유통 플랫폼의 거래명세서 생성시스템 및 생성방법
JP2010205107A (ja) 商品交換価値算出システム
JP3923951B2 (ja) ネットワークを利用した商品販売または購入の方法
JP2001312606A (ja) 電子取引システムおよび電子取引方法
KR20110055941A (ko) 포인트 거래 시스템, 거래소 서버를 이용한 포인트 거래 방법, 및 그 방법을 실행하기 위한 프로그램 기록매체
JP5345875B2 (ja) 商品直接交換取引システム
KR20100013346A (ko) 역경매방식을 이용한 온라인 꽃배달 유통서비스 방법 및 그 시스템
JP7509466B1 (ja) 市場受発注システム
JP2019106132A (ja) 取引サーバ
JP3665726B2 (ja) 仲介者システム
JP2021039725A (ja) 商品取引システム、商品取引方法および商品取引プログラム
KR20120131576A (ko) 인터넷 쇼핑몰 운영 방법 및 그 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6091718

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250