JP6091159B2 - 駆動伝達装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、駆動源によって回転させられる駆動部材から従動部材への駆動力の伝達を解除可能な駆動伝達装置及びそれを用いた画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置には、転写ローラの当接離間機構や、給紙部におけるシートのピックアップ機構等に間欠回転動作行う駆動伝達装置が用いられている。このような駆動伝達装置では、間欠回転動作を行う為に、電磁クラッチや専用モータ等を用いるのが一般的であるが、電磁クラッチや専用モータ等を用いるとコストがかかるので、より安価な構成として特許文献1に示す構成がある。
図13は特許文献1に記載された従来の駆動伝達装置を簡略化して示した図である。この構成について説明する。不図示の駆動源によって矢印A方向に回転駆動される駆動ギア(駆動部材)22と、駆動ギア22と同軸で回転可能な従動ギア(従動部材)23が設けられている。従動ギア23は、従動ギア23に対して回動して駆動ギア22と係合する位置と係合が解除された位置との間を移動可能な駆動伝達部材24を保持している。
図13(a)に示すように、駆動伝達部材24の係合部24aが駆動ギア22と係合している状態では、駆動伝達部材24を介して駆動ギア22から従動ギア23へ駆動力が伝達される。このため、従動ギア23及び駆動伝達部材24が駆動ギア22と一体的に矢印A方向に回転する。
従動ギア23への駆動力の伝達を解除する際は、図13(b)に示すように当接部材17を駆動伝達部材24に当接する位置へ移動させ、駆動伝達部材24を係止することで、駆動伝達部材24と駆動ギア22との係合を解除する。このようにすることで、駆動ギア22から従動ギア23への駆動力の伝達が解除される構成となっている。
特開平3−158328
特許文献1では、駆動伝達部材24の係合部24aが確実に駆動ギア22に係合するよう、駆動伝達部材24がバネ25により駆動ギア22と噛合う方向に向かって付勢されている。このため、従動ギア23への駆動力の伝達を解除する為には、当接部材17が駆動伝達部材24に当接した際にバネ25の付勢力に抗して駆動伝達部材24を駆動ギア22から離して(退避させ)係合を解除する必要がある。
ここで、特許文献1の構成では、駆動伝達部材24の係合部24aの先端と駆動ギア22の係合が外れた瞬間に駆動ギア22から従動ギア23へ駆動力が伝達されなくなるので、従動ギア23にかかる負荷により従動ギア23の回転はすぐに止まる。このため、従動ギア23の回転が止まった時、駆動伝達部材24の係合部24aの先端が駆動ギア22から十分に距離を取って離れた(退避した)位置まで移動できない可能性がある。
一方、通常、従動ギア23と従動ギア23の駆動伝達方向下流側の部材との間にはバックラッシュ等のガタが存在し、駆動ギア22から駆動力が伝達されていない状態で、従動ギア23はガタ分逆回転できてしまう。このため、装置本体内の振動等によって従動ギア23が逆回転してしまうと、駆動源によって回転し続けている駆動ギア22に駆動伝達部材24の係合部24aの先端が衝突し、衝突音等が発生する場合がある。
そこで本発明は、上記課題に鑑みて、駆動部材に係合可能な駆動伝達部材を保持する従動部材を用いる駆動伝達装置において、駆動伝達部材を駆動部材から確実に退避させ、衝突音等の発生をより抑えることを目的とする。
本発明は、駆動源からの駆動力により回転する駆動部材と、前記駆動部材からの駆動力を受けて前記駆動部材と同軸で回転する従動部材と、前記従動部材に対し移動可能に保持され、前記駆動部材に係合する駆動伝達部材と、前記駆動伝達部材と前記駆動部材との係合を解除する為に前記駆動伝達部材に当接する当接部材と、を有し、前記駆動伝達部材が前記駆動部材に係合した状態であると前記駆動伝達部材を介して前記駆動部材から前記従動部材へ駆動力が伝達され、前記駆動伝達部材と前記駆動部材との係合が解除された状態であると前記駆動部材から前記従動部材への駆動力の伝達が解除される駆動伝達装置において、前記駆動伝達部材は、前記当接部材が当接する被当接部と、前記被当接部に対して移動可能で前記駆動部材に係合する係合部と、を備え、前記装置は更に、前記係合部が前記駆動部材に係合し前記被当接部に前記当接部材が当接している時に、前記係合部を前記駆動部材との係合が解除される方向へ付勢する第1付勢手段と、前記被当接部を付勢する付勢手段であって、前記当接部材が前記被当接部に当接していない状態で、前記被当接部を介して前記係合部を付勢することで、前記係合部を前記駆動部材に係合させる第2付勢手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、駆動部材に係合可能な駆動伝達部材を保持する従動部材を用いる駆動伝達装置において、駆動伝達部材を駆動部材から確実に退避させ、衝突音等の発生をより抑えることができる。
画像形成装置の概略断面図。 駆動伝達装置の斜視図。 (a)駆動伝達装置を回転中心の軸に直交する方向からから見た側面図。(b)(a)のA−AとB−Bの位置で入力ギアと出力ギアを分解し、内側から入力ギア側と出力ギア側のそれぞれを見た状態を並べて示す図。 (a)回転中心の軸方向から入力ギア側から出力ギア側に向かって駆動伝達装置を見た図。(b)回転中心の軸方向から入力ギア側から出力ギア側に向かって駆動伝達装置を見た図。 (a)回転中心の軸方向から入力ギア側から出力ギア側に向かって駆動伝達装置を見た図。(b)回転中心の軸方向から入力ギア側から出力ギア側に向かって駆動伝達装置を見た図。 回転中心の軸方向から入力ギア側から出力ギア側に向かって駆動伝達装置を見た図。 他の構成の駆動伝達装置を示す図。 (a)回転中心の軸方向から入力ギア側から出力ギア側に向かって駆動伝達装置を見た図。(b)回転中心の軸方向から入力ギア側から出力ギア側に向かって駆動伝達装置を見た図。 (a)駆動伝達装置を回転中心の軸に直交する方向からから見た側面図。(b)(a)のA−AとB−Bの位置で入力ギアと出力ギアを分解し、内側から入力ギア側と出力ギア側のそれぞれを見た状態を並べて示す図。 (a)回転中心の軸方向から入力ギア側から出力ギア側に向かって駆動伝達装置を見た図。(b)回転中心の軸方向から入力ギア側から出力ギア側に向かって駆動伝達装置を見た図。 回転中心の軸方向から入力ギア側から出力ギア側に向かって駆動伝達装置を見た図。 回転中心の軸方向から入力ギア側から出力ギア側に向かって駆動伝達装置を見た図。 (a)従来の駆動伝達装置を簡略化して示す図。(b)従来の駆動伝達装置を簡略化して示す図。 駆動伝達レバー部の分解時の斜視図 回転中心の軸方向から入力ギア側から出力ギア側に向かって駆動伝達装置を見た図。 (a)回転中心の軸方向から入力ギア側から出力ギア側に向かって駆動伝達装置を見た図。(b)回転中心の軸方向から入力ギア側から出力ギア側に向かって駆動伝達装置を見た図。 回転中心の軸方向から入力ギア側から出力ギア側に向かって駆動伝達装置を見た図。 (a)回転中心の軸方向から入力ギア側から出力ギア側に向かって駆動伝達装置を見た図。(b)回転中心の軸方向から入力ギア側から出力ギア側に向かって駆動伝達装置を見た図。 回転中心の軸方向から入力ギア側から出力ギア側に向かって駆動伝達装置を見た図。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態では、電子写真方式の画像形成装置に搭載された駆動伝達装置について説明する。駆動伝達装置について説明する前にまずこの画像形成装置について説明する。
[画像形成装置]
図1は画像形成装置の概略断面図である。この画像形成装置は中間転写ベルト(中間転写体)を用いたタンデム型の電子写真カラーレーザープリンタである。
画像形成装置600は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー画像を形成する4つの画像形成部Y、M、C、Kを有し、これら画像形成部Y、M、C、Kは画像形成装置本体600内に左から右に順に並列配置されている。
各画像形成部Y、M、C、Kはそれぞれ電子写真画像形成方式の画像形成部であり、それぞれが異なる色のトナー像を各画像形成部の感光ドラム上に形成する以外は、各画像形成部の構成は同じである。各画像形成部は、感光ドラム1(1Y、1M、1C、1K)を有している。更に、各画像形成部には感光ドラム1の周囲に、感光ドラム1に作用するプロセス手段として、帯電ローラ2(2Y、2M、2C、2K)、現像ローラ3(3Y、3M、3C、3K)、転写ローラ7(7Y、7M、7C、7K)、クリーニングブレード8(8Y、8M、8C、8K)を有している。また、各感光ドラム1のそれぞれに画像情報に対応するレーザ光を照射のレーザスキャナ4を各感光ドラム1の下方に有している。
次に、各画像形成部での画像形成について説明する。各感光ドラム1はそれぞれ図1の時計回りに回転駆動される。この状態で、感光ドラム1は帯電ローラ2により帯電され、レーザスキャナ4によりレーザ光を照射され、潜像が形成される。この潜像に現像ローラ3に付着するトナーを付着させることで、感光ドラム1の表面上にトナー像が形成される。フルカラー画像の色分解成分色である、イエロートナー像が画像形成部Yの感光ドラム1Yの表面上に、マゼンタトナー像が画像形成部Mの感光ドラム1Mの表面上に形成される。また、シアントナー画像が画像形成部Cの感光ドラム1Cの表面上に、ブラックトナー画像が画像形成部Cの感光ドラム1Cの表面上に形成される。
一方、画像形成部Y、M、C、Kの上側には各感光ドラム1からトナー像を転写される中間転写ベルト601が配置されている。中間転写ベルト601は、画像形成部Y側に配設した掛け回しローラ5と、画像形成部K側に配設した掛け回しローラ6と、掛け回しローラ6の上方に配設した2次転写対向ローラ602Tの該3本の並行配列ローラ間に懸回張設されている。掛け回しローラ6は、中間転写ベルト601を中間転写ベルト601の表面の速度が各感光ドラム1の表面の速度と略同じになるよう、矢印Bの方向(反時計回り)に駆動するローラであり、不図示の駆動源によりに回動駆動される。
掛け回しローラ5、6間には、中間転写ベルト61を挟んで画像形成部Y・M・C・Kの各感光ドラム1と対向するように1次転写ローラ7が配設され、1次転写ニップ部T1を形成している。この1次転写ニップにて1次転写バイアスを印加して、各感光ドラム1上のトナー像を中間転写ベルト601上へ転写する。
1次転写ニップ部T1の中間転写ベルト601の回転方向下流には、中間転写ベルト61を挟んで2次転写対向ローラ602Tと対向するように2次転写ローラ602が配設されている。2次転写ローラ602は、中間転写ベルト601を介して2次転写対向ローラ602Tを押圧し、中間転写ベルト601と2次転写ローラ602とで2次転写ニップ部T2を形成している。中間転写ベルト601上のトナー像は、2次転写ニップT2にて2次転写バイアスを印加され、2次転写ニップT2に搬送されるシート上に転写される。
2次転写ニップ部T2の中間転写ベルト601の回転方向下流の掛け回しローラ5に対向する位置に中間転写ベルトクリーナ603が配設されている。中間転写ベルトクリーナ603は、クリーニングブレードを中間転写ベルト601の外面に接触させ、二次転写ニップ部T2で転写されずに残ったトナーを掻き取る。
604は定着ローラ(加熱ローラ)604aと加圧ローラ604bとの圧接ローラ対からなる定着装置である。
次に、シートS上に4色のトナー像を形成する過程について説明する。605は画像形成装置を制御する制御手段としての制御基板であり、画像形成装置の画像形成動作を制御する。制御基板605は、プリントスタート信号に基づいて、画像形成部Y、M、C、Kの各感光ドラム1上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成する。各トナー像は1次転写ニップ部T1において中間転写ベルト601上に順次に重畳転写され、中間転写ベルト601上に4色のトナー画像を形成し、2次転写ニップ部T2へ4色のトナー像を移動していく。
一方、給紙カセット9内に積載収容させたシート(記録材)Sを、給紙ローラ10の回転駆動で1枚分離給送し、レジストローラ対11まで搬送する。レジストローラ対11は、中間転写ベルト601上の4色のトナー像が2次転写ニップ部T2に到達するのに合わせてシートSを2次転写ニップ部T2に導入する。そして、2次転写バイアスによって、中間転写ベルト601上の4色のトナー像をシートS上に転写する。2次転写ニップ部T2を出たシートSを、定着装置604に搬送し、加熱及び加圧をすることで未定着のトナー像をシートS上に定着する。このようにしてシートS上に4色のトナー像を形成する。
ところで、画像形成装置600は単色画像形成(モノクロプリント)時に画像形成部Y、M、Cの感光ドラム1Y、1M、1Cが中間転写ベルト601に擦れて磨耗して消耗する可能性がある。そこで、これを防ぐために1次転写ローラ7Y、7M、7Cを中間転写ベルト601に当接又は離間させるための不図示の1次転写ローラ当接離間機構を有している。この1次転写ローラ当接離間機構はカムを備え、カムの回転位相を変えることで一次転写ローラ7と中間転写ベルト601との当接状態と離間状態とを切り替える構成となっている。本実施形態の駆動伝達装置は、この1次転写ローラ当接離間機構のカムへ間欠的に駆動力を伝達し、カムを所定のタイミングで所定角ずつ回転させるギア列の一部に用いられている。
[駆動伝達装置]
図2は本実施形態の駆動伝達装置の斜視図である。この駆動伝達装置は、入力ギア(駆動部材)101、出力ギア(従動部材)102、ソレノイドSLを有する。入力ギア101は、ギア103を介して、不図示のモータ(駆動源)と駆動連結され、モータからの駆動力により回転する。また、出力ギア102は、ギア104及び駆動出力軸105を介して、上述した不図示の1次転写ローラ当接離間機構のカムを駆動するギア列と駆動連結されている。
入力ギア101及び出力ギア102は共に回転中心106回りに同軸で回転する。入力ギア101、出力ギア102に挟まれた空間には、駆動伝達爪、駆動伝達レバーが配置されている。次に、これらの配置関係について説明する。図3(a)は、駆動伝達装置を回転中心(回転軸)106の軸に直交する方向からから見た側面図である。図3(b)は、図3(a)のA−AとB−Bの位置で入力ギア101と出力ギア102を分解し、内側から入力ギア101側と出力ギア102側のそれぞれを見た状態を並べて示す図である。即ち図3(b)のA−A側(左側)は入力ギア101側を見た図、B−B側(右側)は出力ギア102側を見た図である。なお、ソレノイドSLは右側の図に記載している。
入力ギア101には回転軸周りに駆動伝達爪201が一体的に形成されている。出力ギア102の側面には第1駆動伝達レバー202及び第2駆動伝達レバー203が保持されており、これら2つのレバーが駆動伝達爪201と係合する係合手段としての駆動伝達部材である。これら第1駆動伝達レバー202及び第2駆動伝達レバー203は、出力ギア102の回転中心106とは異なる軸206回りに回動可能である。第1駆動伝達レバー202は駆動伝達爪201と係合可能な形状の係合部202bを有しており、第2駆動伝達レバー203はフラッパ(当接部材)207に当接され係止されることが可能な形状の係止部(被当接部)203bを有している。
第1駆動伝達レバー202にはストッパ202aが設けられ、第2駆動伝達レバー203に当接して、第1駆動伝達レバー202が第2駆動伝達レバーに対して閉じることを規制する。即ち、係合部202bが係止部203bに近づくことを規制している。同様に第2駆動伝達レバー203にはストッパ203aが設けられ、第1駆動伝達レバー202に当接して、第1駆動伝達レバー202が第2駆動伝達レバーに対して所定量以上移動して開くことを規制する。即ち、係合部202bが係止部203bから離れることを規制している。これら2つのストッパ202a、203aが第2駆動レバー203に対する第1駆動伝達レバー202の可動範囲を決める規制部として機能し、第1駆動伝達レバー202は第2駆動伝達レバー203に対して所定の角度範囲内を回動するよう規制されている。
また、第1駆動伝達レバー202と第2駆動伝達レバー203の間には、双方を近づける方向に付勢するバネ204が設けられている。つまり、第1駆動伝達レバー202はバネ204によって回転中心106及び駆動伝達爪201から離れる方向に付勢される構成となっている。一方、出力ギア102と第2駆動伝達レバー203との間には、第2駆動伝達レバーを軸206回りに反時計回りに回転するよう付勢するバネ205が設けられている。
[駆動伝達装置の動作]
次に、本実施形態の駆動伝達装置を用いた出力ギア102の間欠駆動について説明する。図4〜6は、回転中心106の軸方向から入力ギア101側から出力ギア102側に向かって駆動伝達装置を見た図である。なお、図4〜6において、簡単の為、入力ギア101の斜め上側半分を透過させた状態で示している。
図4(a)は、入力ギア101から出力ギア102への駆動を伝達していないスタンバイ状態を示す図である。ソレノイドSLの通電は解除されており、フラッパ207が第2駆動伝達レバー203を係止している。第1駆動伝達レバー202は駆動伝達爪201との係合が解除された係合解除位置にあり入力ギア101から出力ギア102への駆動伝達が解除されている。また、バネ204の作用により第1駆動伝達レバー202と第2駆動伝達レバー203が互いに引き合っているので、第1駆動伝達レバー202は矢印F方向に付勢された状態である。ストッパ202aが第2駆動伝達レバー203に当接した状態になっている。また第2駆動伝達レバー203は、バネ205により矢印G方向に付勢された状態である。
なお、第2駆動伝達レバー203の姿勢は、第2駆動伝達レバー203の係止部203bがフラッパ207に当たることで決まる。出力ギア102には、駆動伝達方向下流側の不図示のカムやリンク機構による負荷がかかっており、その負荷が出力ギア102を回転させる際の回転抵抗となっている。そのため、バネ205のバネ圧をその回転抵抗より小さく設定し、バネ205の力により出力ギア102が図中時計回りに回転してしまうことを防止している。
次に、ソレノイドSLが通電され、フラッパ207が退避位置に移動し、第2駆動伝達レバー203の係止を解除すると、バネ205が第2駆動伝達レバー203を押圧して矢印H方向に回動させる。この時、第2駆動伝達レバー203はストッパ202aに当接しており、ストッパ202aを介して第1駆動伝達レバー202も矢印H方向に回動する。これにより、第1駆動伝達レバー202が係合位置に移動し、係止部202bと駆動伝達爪201が噛み合って係合する。この係合により、図4(b)に示すように、第1駆動伝達レバー202、第2駆動伝達レバー203を介して入力ギア101と出力ギア102とが結合し一体的に矢印C方向に回転を開始し、出力ギア102から駆動伝達方向下流側のギアへ駆動力を伝達する。
出力ギア102が回転中に、ソレノイドSLの通電が解除されることでフラッパ207は第2駆動伝達レバー203の係止部203bを係止可能な係止位置へ戻る。
出力ギア102が入力ギア101から駆動力を受けて1回転すると、図5(a)に示すように、第2駆動伝達レバー203の係止部203bが係止位置にあるフラッパ207と接触する。このとき、第1駆動伝達レバーの係合部202bは、駆動伝達爪201と噛合って係合しており、入力ギア101からの駆動力が出力ギア102へ伝達されている状態である。このため、第2駆動伝達レバー203の係止部203bがフラッパ207に係止された状態で、出力ギア102と第1駆動伝達レバー202は、矢印C方向に回転を続けようとする。
このため、第2駆動伝達レバー203の係止部203bがフラッパ207に係止された状態で出力ギア102と第1駆動伝達レバー202が、矢印C方向に回転していく。この際、第1駆動伝達レバー202はその係合部202bが駆動伝達爪201に引っ張られ、第2駆動伝達レバー203は、その係止部203bが係止されつつも出力ギア102と一体である軸206に引っ張られる。その結果、第1駆動伝達レバー202と第2駆動伝達レバー203とがバネ204の弾性力に抗して互いに離れるように回動し、第1駆動伝達レバー202と第2駆動伝達レバー203との間の角度が開いていく。第1駆動伝達レバー202と第2駆動伝達レバー203との間の角度が所定の角度まで開くと、図5(b)に示すように、ストッパ203aが、第1駆動伝達レバー202に突き当たる。そして、第1駆動伝達レバー202と第2駆動伝達レバー203とが開ききった状態となる。なお、第1駆動伝達レバー202と第2駆動伝達レバー203とがバネ204の付勢力(弾性力)に抗して互いに離れるように移動したことにより、レバー202はバネ204の付勢力によって矢印F方向に引っ張られた状態となっている。
図6に示すように、さらに駆動伝達爪201が回転していくと、係止部202bと駆動伝達爪201が係合している間は出力ギア102が回転するが、フラッパ207に係止されているので、開ききった状態で一体となった第1駆動伝達レバー202と第2駆動伝達レバー203とが軸206回りに矢印F方向に回動する。このため、第1駆動伝達レバー202の係合部202bは駆動伝達爪201に当接しながら駆動伝達爪201に対して矢印F方向(上方)にずれていく。
この時、上述したように、第1駆動伝達レバー202と第2駆動伝達レバー203とが開ききった状態であるため、バネ204により第1駆動伝達レバー202は矢印F方向に引っ張られた状態となっている。このため、バネ204が第1駆動伝達レバー202を矢印F方向引っ張る力よりも駆動伝達爪201と第1駆動伝達レバー202の係合部202bと間の摩擦力が小さくなった時、バネ204の付勢力により第1駆動伝達レバー202は、矢印F方向に回動する。そして、第1駆動伝達レバー202は第2駆動伝達レバー203に向かって引き寄せられ、第2駆動伝達レバー203に対して閉じて、駆動伝達爪201から退避する。第1駆動伝達レバー202はバネ204の付勢力によりストッパ202aが第2駆動伝達レバー203に突き当たるまで回動することで、駆動伝達爪201から十分に退避した図4(a)に示したようなスタンバイ状態に戻る。このとき入力ギア101からの駆動力は、出力ギア102へ伝達されなくなるため、入力ギア101は回転を続けても、出力ギア102は停止する。
また、第2駆動伝達レバー203がフラッパ207に当接した時から、第1駆動伝達レバー202と駆動伝達爪201との係合が解除されるまでの間、出力ギア102は駆動伝達爪201から駆動力を受けて回転する。この際、係止部203bがフラッパ207に係止され軸206に引っ張られる第2駆動伝達レバー203はバネ205を圧縮しながら回動していく。このため、フラッパ207が第2駆動伝達レバー203の係止を解除すると、上述したようにバネ205が開放され第2駆動伝達レバー203を押圧して回動させることができる。
以上説明したように、本実施形態では、入力ギア101と出力ギア102とを係合する係合手段として、駆動伝達爪201と係合する第1駆動伝達レバー203と、フラッパ207に係止される第2駆動伝達レバー203とを用いた。そして、第1駆動伝達レバー202を第2駆動伝達レバー203対して移動可能とし、第1駆動伝達レバー202を第2駆動伝達レバー203へ近づく方向へバネ204で付勢するよう構成した。このため、第1駆動伝達レバー202と駆動伝達爪201との係合が解除された後も、第1駆動伝達レバー202はバネ204の付勢力により第2駆動伝達レバー203へ近づく方向へ移動することで、駆動伝達爪201から離れる方向に移動する。このため、第1駆動伝達レバー202は駆動伝達爪201から十分な距離を保った位置に確実に退避することができる。そして、このように確実に退避することにより、駆動伝達の確実な解除、及び、衝突音の防止等機械的な不具合を解決することができる。
[他の構成]
本実施形態の他の構成として、図7に示すように、第1駆動伝達レバーを第1駆動伝達レバー208、209の2体の構成にしても良い。この場合、駆動レバー支点210で第1駆動伝達レバー208、209を回動可能に連結している。そしてバネ204は第1駆動伝達レバー208と第2駆動伝達レバー203の間に設けられている。このように構成しても上記構成と同様に第1駆動伝達レバー208を駆動伝達爪201から十分に退避させることができる。
また、第2駆動伝達レバー203を2体構成にすることや、第1駆動伝達レバー、第2駆動伝達レバーを3体以上に分割してもよい。
このように、出力ギアに保持されるフラッパに係止される係止部と駆動伝達爪に係合する係合部とを有し、係合部が係止部に対して移動可能で且つ係止部がフラッパに係止されている時に駆動伝達爪から離れる方向に付勢される構成となっていればよい。このような構成であれば、係合部と駆動伝達爪との係合が解除されると、係合部は駆動伝達爪から外れる方向に退避する。このため、本実施形態の効果を得ることができる。
<第2実施形態>
次に第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1駆動伝達レバー202と第2駆動伝達レバー203との間にバネ204を設けていた第1実施形態に対し、バネ204を第1駆動伝達レバー202と出力ギア102との間に設け、第1駆動伝達レバー202の係合部202bが駆動伝達爪201から離れる方向に付勢する構成とした。
本実施形態の説明では、第1実施形態と同様の部分に関しては同様の符号を付して説明を省略する。
図8(a)は入力ギア101から出力ギア102への駆動を伝達していないスタンバイ状態を示す図である。第1駆動伝達レバー202と出力ギア102との間にバネ204を設ける場合、フラッパ207による係止を解除した際に第1駆動伝達レバー202が駆動伝達爪201に係合できるよう、バネ205のバネ圧をバネ204のバネ圧よりも大きくなっている。こうすることで、フラッパ207による係止を解除した後、バネ205に押圧された第2駆動伝達レバー203がストッパ202a介して第1駆動伝達レバー202を押圧し、バネ204の付勢力に抗して第1駆動伝達レバー202を回動させ駆動伝達爪201に係合させことができる。
従って、第1駆動伝達レバー202が駆動伝達爪201に係合した状態では、図8(b)に示すように、バネ204がバネ205の付勢力により引き伸ばされている状態である。このようにバネ204引き伸ばされた状態で入力ギア101と出力ギア102とが結合して回転する。
その後、フラッパ207に第2駆動伝達レバー203が当接すると、第1駆動伝達レバー202は駆動伝達爪201に係合しており出力ギア102が回転するので、第2駆動伝達レバーは矢印F方向に回転していく。それと同時に、引き伸ばされていたバネ204の作用によって第1駆動伝達レバー202も矢印F方向に回動してゆき、駆動伝達爪201との係合が解除される。駆動伝達爪201との係合が解除された瞬間でもバネ204は伸びた状態になっているので、第1駆動伝達レバー202はバネ204の作用により、更に矢印F方向(駆動伝達爪201から離れる方向)に移動する。
このように、第1駆動伝達レバー202と出力ギア202との間にバネ204を設けても、第1駆動伝達レバー202と駆動伝達爪201との係合が解除されると、バネ204の付勢力によって第1駆動伝達レバー202が駆動伝達爪201から離れる方向に移動させ、駆動伝達爪201から十分な距離を保った位置に確実に退避することができる。このため、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。そして、このように確実に退避することにより、駆動伝達の確実な解除、及び、衝突音の防止等機械的な不具合を解決することができる。
<第3実施形態>
次に第3実施形態について説明する。本実施形態は、駆動伝達爪804が、入力ギア801の回転中心106に向かって凸であるような内歯ギア形状に設けられているという点が第1、2実施形態と異なる。本実施形態の説明では第1実施形態のように第1駆動伝達レバーと第2駆動伝達レバーとを有する構成を基に説明する。このため第1実施形態と同様の部分については同様の符号を付し説明を省略する。
[駆動伝達装置]
図9(a)は、駆動伝達装置を回転中心(回転軸)106の軸に直交する方向からから見た側面図である。図9(b)は、図9(a)のA−AとB−Bの位置で入力ギア801と出力ギア102を分解し、内側から入力ギア801側と出力ギア102側のそれぞれを見た状態を並べて示す図である。即ち図9(b)のA−A側(左側)は入力ギア801側を見た図、B−B側(右側)は出力ギア102側を見た図である。なお、ソレノイドSLは右側の図に記載している。
入力ギア801の内側には、入力ギア801と同じ回転中心の軸106周りで、爪先が回転中心の軸106に向かって配設された駆動伝達爪804を有する。出力ギア102は、出力ギア102の回転中心の軸106とは異なる位置にレバーが一体的に形成され、レバー軸206を回転中心として揺動可能な第1駆動伝達レバー802と第2駆動伝達レバー803を保持している。第1駆動伝達レバー802には、第2駆動伝達レバー803と当接するストッパ802aと、駆動伝達爪804と係合する係合部802bが設けられている。また第2駆動伝達レバー803には、第1駆動伝達レバー803と当接するストッパ803aと、フラッパ207に係止される係止部803bが設けられている。また、第1駆動伝達レバー802と第2駆動伝達レバー803の間には、双方を離れる方向に付勢するバネ805(図10参照)が設けられている。つまり、第1駆動伝達レバー802はねじりコイルバネ805によって回転中心106及び駆動伝達爪802から離れる方向に付勢される構成となっている。一方、出力ギア102と第2駆動伝達レバー803との間には、第2駆動伝達レバーを軸206回りに反時計回りに回転するよう付勢するバネ205が設けられている。
[駆動伝達装置の動作]
次に、回転中心106の軸方向から駆動伝達装置を入力ギア101側から出力ギア102を見た図である図10〜11を用い、この駆動伝達装置を用いた出力ギア102の間欠駆動について説明する。なお、図10〜11において、簡単の為、入力ギア801の斜め上側半分を透過させた状態で示している。
図10(a)には、入力ギア801から出力ギア102への駆動を伝達していないスタンバイ状態を示す図である。ソレノイドSLの通電は解除されており、フラッパ207が第2駆動伝達レバー203を係止している。この状態ではバネ805の作用により第1駆動伝達レバー802は矢印F方向に付勢され、駆動伝達爪804から十分に退避した状態である。ストッパ802aが第2駆動伝達レバー803に当接した状態になっている。また第2駆動伝達レバー803は、バネ205により矢印G方向に付勢されている。
次に、ソレノイドSLが通電され、フラッパ207が退避位置に移動して第2駆動伝達レバー803の係止を解除すると、図10(b)に示すように、バネ205の作用により第2駆動伝達レバー803が軸206回り回動させる。このとき、第2駆動伝達レバー803がストッパ202aを介して第1駆動伝達レバー80を押圧し回動させる。これにより、第1駆動伝達レバー802の係止部802bと駆動伝達爪804が噛み合って係合し、第1駆動伝達レバー802、第2駆動伝達レバー803を介して入力ギア801と出力ギア102とが結合し一体的に矢印C方向に回転を開始する。
出力ギア802が回転中に、ソレノイドSLの通電が解除されることでフラッパ207は第2駆動伝達レバー803の係止部803bを係止可能な係止位置へ戻る。
出力ギア102が入力ギア801から駆動力を受けて1回転すると、図11に示すように、第2駆動伝達レバー803の係止部803bがフラッパ207と接触する。このとき、第1駆動伝達レバーの係合部802bは、駆動伝達爪804と噛合って係合しており、係止部803bがフラッパ207に係止された状態で、出力ギア102と第1駆動伝達レバー802は、矢印C方向に回転していく。
この際、係合部802bが駆動伝達爪804に引っ張られ、第2駆動伝達レバー803は、その係止部803bが係止されつつも出力ギア102と一体である軸206に引っ張られる。その結果、ねじりコイルバネ805のバネ力に抗して第1駆動伝達レバー802と第2駆動伝達レバー803とが互いに近づくように回動し、第1駆動伝達レバー802と第2駆動伝達レバー803との間の角度が閉じていく。第1駆動伝達レバー802がストッパ803aに突き当たり、第1駆動伝達レバー802と第2駆動伝達レバー803とが閉じきった状態となる。
さらに駆動伝達爪804が回転していくと、出力ギア102が回転するので、第1駆動伝達レバー802と第2駆動伝達レバー803が一体的に軸206回りで矢印F方向に回動する。この為、駆動伝達爪804に対して第1駆動伝達レバー802の係合部802bが当接しながら上方にずれていく。
この時、ねじりコイルバネ805により第1駆動伝達レバー802は矢印F方向に引っ張られた状態となっている。従って、このねじりコイルバネ805が第1駆動伝達レバー802を引っ張る力よりも駆動伝達爪804と係合部802bと間の摩擦力が小さくなった時、又は、駆動伝達爪804と係合部802bとが離間した時に、ねじりコイルバネ805の付勢力により第1駆動伝達レバー802は、矢印F方向に回動する。このため、第1駆動伝達レバー802は第2駆動伝達レバー803に対して開き、駆動伝達爪804から退避する。第1駆動伝達レバー802はねじりコイルバネの付勢力によりストッパ802aが第2駆動伝達レバー803に突き当たるまで回動することで、駆動伝達爪201から十分に退避し、図10(a)に示したようなスタンバイ状態に戻る。
このように、本実施形態では、第1駆動伝達レバー802と駆動伝達爪805との係合が解除されると、第1駆動伝達レバー802はバネ804により駆動伝達爪804から離れる方向に移動する。このため、第1駆動伝達レバー802は駆動伝達爪804から十分な距離を保った位置に確実に退避することができる。そして、このように確実に退避することにより、駆動伝達の確実な解除、及び、衝突音の防止等機械的な不具合を解決することができる。このため、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、内歯形状の駆動伝達爪804を入力ギア801に設けたので、第1実施形態のように外歯形状の駆動伝達爪201とするよりも、駆動伝達爪804の爪の数を多く配置することが可能である。これにより、ソレノイドSLに通電されてから、第1駆動伝達レバー802が駆動伝達爪804と係合するまでの時間を短くでき、駆動が伝達されていない状態から駆動伝達状態への切替への応答性を向上させることが可能である。また、入力ギアが同径で有る場合、内歯形状の駆動伝達爪の方が外歯形状の駆動伝達爪よりも、入力ギアの回転中心からより半径方向に離れたより位置で第1駆動伝達レバーと係合出来る。このため、より高いトルクが駆動伝達装置にかかる状況でも駆動伝達を行うことができる。
なお、本実施形態では第1実施形態の構成を基に説明を行ったが、このような駆動伝達爪を内歯形状にした構成を第2の実施形態の構成に適用してもよい。
<第4実施形態>
次に第4実施形態について説明する。本実施形態は、第1〜3実施形態に示されるような第1駆動伝達レバー及び第2駆動伝達レバーを有する構成において、出力ギアに逆回転防止の負荷をかけるための逆回転防止手段を更に設けた構成である。このため、本実施形態では第1実施形態の構成を基にして説明し、第1実施形態と同様の部分については同様の符号を付しその説明は省略する。
前述した実施形態では、一次転写ローラの当接離間機構に本発明の駆動伝達装置を適用した場合について説明した。ところで、本発明の駆動伝達装置を適用する場所によっては、出力ギア102の駆動伝達方向下流側の被駆動ギア列から、出力ギア102を逆方向に回転させる力(バックテンション)が出力ギア102にかかる場合がある。また、被駆動ギア列の回転抵抗が非常に小さくバネ205のバネ圧を被駆動ギア列の回転抵抗より小さく設定することが難しい場合や、被駆動ギア列が大きな回転ガタを持っている場合がある。
このような場合、フラッパ207に係止されて出力ギア102と入力ギアとの間の駆動伝達が解除されている時に、上述したバックテンションや、被駆動ギア列のガタ分をバネ205が出力ギア102を押圧する等で出力ギア102が逆回転(図4(a)時計回り)する可能性がある。この場合、出力ギア102が逆回転すると同時にバネ205の付勢力が開放されて、第2駆動伝達レバー203を軸206回りに回転させてしまう。その結果、第1駆動伝達レバー202の係合部202bを駆動伝達爪201から十分退避させた位置に留めておくことが出来ず、駆動伝達爪201と接触する位置まで戻ってしまう可能性がある。
そこで、本実施形態では出力ギア102の逆回転を防止するための構成について説明する。なお、第1実施形態と同様のものに関して同様の符号を付し説明を省略する。図12は、本実施形態の駆動伝達装置を回転中心106の軸方向から入力ギア101側から出力ギア102を見た図である。なお、簡単の為、入力ギア101の斜め上側半分を透過させた状態で示している。また、回転止めレバー402付近についても異なる断面での様子を示している。
本実施形態の駆動伝達装置では、出力ギア102の一部に逆回転を防止する段差401aを有する回転止めガイド面401を設け、回転止めレバーバネ403によりガイド面401を押圧し、段差401aと係合可能な回転止めレバー402を有する。ガイド面401は、回転中心106の軸方向に関して第2駆動伝達レバー203とずれた位置に設けられている。
第1駆動伝達レバー202の係合部202bが駆動伝達爪201から外れるタイミングより先に、回転止めレバー402が段差401aの位置を通り過ぎるにように段差401aは設けられている。これにより、回転止めレバー402は、出力ギア102の逆回転(C方向の反対方向に回転)時に段差401aと確実に係合し、出力ギア102がそれ以上逆回転することを防ぐ逆回転防止手段として機能する。
この構成の場合、回転止めレバー402には段差401aに係合して出力ギア102の逆回転を防ぐことができる程度の付勢力さえあれば十分であり、回転止めレバーバネ403のバネ圧は10gf・cm程度である。
このように、逆回転防止手段を設けたとしても本実施形態のような構成であれば、逆回転防止手段が出力ギア102へ与える回転負荷を比較的小さいくすることが可能となるので、入力ギア101を駆動する駆動源に必要なトルクを抑えることができる。
なお、他の逆回転防止手段として、出力ギア102の側面にパッド部材を当接させ出力ギア102の回転抵抗を上げる構成や、出力ギア102の駆動伝達方向下流の駆動列中にワンウェイクラッチを設ける構成や、これらを組み合わせた構成を逆回転防止手段としてもよい。この場合も、出力ギア102へ与える回転負荷を比較的小さくすることが可能となり、入力ギア101を駆動する駆動源に必要なトルクを抑えることができる。
以上説明したように、本実施形態では第1〜3実施形態と同様の効果が得られる他、逆回転防止手段を設けて出力ギアの逆回転を防止することができる。そしてこの時、出力ギア102に保持され、フラッパ207に係止される係止部と駆動伝達爪201に係合する係合部とを有し、係合部が係止部に対して移動可能で且つ係止部に近づく方向に付勢される構成となっている。このため、逆回転防止手段が出力ギア102へ与える回転負荷を比較的小さく設定することが可能であるので、入力ギア101を駆動する駆動源に必要なトルクを抑えることができる。
なお、本実施形態では第1実施形態を基に説明を行ったが、このような逆回転防止手段を第2、3実施形態の構成に適用してもよい。
<第5実施形態>
次に第5実施形態について説明する。本実施形態は、第2駆動伝達レバーの回転軸と第1駆動伝達レバーの回転軸を異なる軸とする(同軸でない)点が第1〜4実施形態と異なる。なお、本実施形態の説明では第1実施形態のように第1駆動伝達レバーと第2駆動伝達レバーとを有する構成を基に説明する。このため第1実施形態と同様の部分については同様の符号を付し説明を省略する。
[駆動伝達装置]
図14は第1駆動伝達レバー902、第2駆動伝達レバー903、出力ギア102を分解したときの斜視図を示す。図15は入力ギア101から出力ギア102への駆動を伝達していないスタンバイ状態を示す。図16(a)は入力ギア101から出力ギア102への駆動を開始する状態、図16(b)はそのときの駆動伝達部の拡大図を示す。図17は第2駆動伝達レバー903がソレノイドSLに接触した際の状態を示す。図18(a)は入力ギア101から出力ギア102への駆動伝達の解除を開始する状態、図18(b)はそのときの駆動伝達部の拡大図を示す。
第2駆動伝達レバー903は、出力ギア102の回転軸206を中心に(回転軸として)回動可能である。第1駆動伝達レバー902は、第2駆動伝達レバー903に形成された回動軸906を中心に(回転軸として)回動可能に保持される。回転軸906と回転軸206は互いに平行な異なる軸(同軸でない)である。このように、第1駆動伝達レバー902が自転軸(回動軸906)と第2駆動伝達レバー903の自転軸(回動軸206)が異なる。また回転軸906は第2駆動伝達レバー903上に設けられており、第2駆動伝達レバー903が回動軸206を中心に自転すれば、回転軸906の位置が変わり、第1駆動伝達レバー902の自転軸の位置が変わることになる。
[駆動伝達装置の動作]
次に、上述した構成の駆動伝達装置の動作について説明する。まず、図15で示すスタンバイ状態では、ソレノイドSLの通電は解除されており、フラッパ207が第2駆動伝達レバー903を係止している。この状態では第1駆動伝達レバー902と第2駆動伝達レバー903はバネ204作用によりお互いが引きつけ合った状態で保持されている。
駆動伝達を開始する際は、図16(a)で示す駆動伝達開始状態において、バネ205の作用によって、第2駆動伝達レバー903は回転軸206を中心に回動する。このとき、第1駆動伝達レバー902と第2駆動伝達レバー903は、バネ204でお互いが引きつけ合った状態が維持されるため、第1駆動伝達レバー902と第2駆動伝達レバー903とが一体的に回転軸206を中心に回動し、入力ギア101の駆動伝達爪201部と係合部902bが噛み合って係合する。
ここで、図16(b)に示すように、第1駆動伝達レバー902の係合部902bの駆動伝達爪201と当接する面を係合面とし、係合部902bの係合面と駆動伝達爪201との当接点を当接点902cとする。
係合部902bの係合面と、係合面と駆動伝達爪201との当接点902cと回転軸206の中心O2とを結ぶ線分と、がなす角度αを90°より小さくしている(具体的にはα=88°)。これにより、駆動伝達爪201が係合部902bを押圧する力の一部が、駆動伝達爪201に第1駆動伝達レバー902が互いに食い込むよう回転させるモーメントとしてなるよう作用する。このため、第1駆動伝達レバー902の係合部902bと駆動伝達爪201とが当接した後に、第1駆動伝達レバー902が係合できず弾かれてしまうことが防止され、係合部902bへ駆動伝達爪201からの駆動力が伝達されながら係合が維持される。この係合により、入力ギア101と出力ギア102が結合し、駆動力を伝達され一体的に回転する。
図17に示すように、駆動伝達爪201に第1駆動伝達レバー902が係合して出力ギア102が回転している時に、第2駆動伝達レバー903の係止部903bがフラッパ207と接触する。このとき、第1駆動伝達レバーの係合部902bは、駆動伝達爪201と噛合って係合しており、入力ギア101からの駆動力が出力ギア102へ伝達されている。このため、第2駆動伝達レバー903の係止部903bがフラッパ207に係止された状態で、出力ギア102と第1駆動伝達レバー902は、矢印C方向に回転していく。この際、第1駆動伝達レバー902はその係合部902bが駆動伝達爪201に引っ張られ第2駆動伝達レバー903は、その係止部903bが係止されつつも回転軸906を介して第1駆動伝達レバー902に引っ張られている。その結果、第1駆動伝達レバー902と第2駆動伝達レバー903とがバネ204の弾性力に抗して互いに離れるように回動し、第1駆動伝達レバー902と第2駆動伝達レバー903との間の角度が開いていく。また、第2駆動伝達レバー903はバネ205押し縮めながら係止部903bを支点に回転軸906側が回転していく。
このとき、第2駆動伝達レバー903が係止部903bを支点に回転し、第1駆動伝達レバー902と第2駆動伝達レバー903との間の角度が開いていくにつれ、第1駆動伝達レバー902の回転軸906の中心O1が入力ギア101の回転中心106から離れていく。これにより、第1駆動伝達レバー902の駆動伝達爪201に対する角度が変わり、係合部902bの係合面と、当接点902cと回転軸206の中心O2とを結ぶ線分と、がなす角度αは徐々に大きくなる。そして、第1駆動伝達レバー902と第2駆動伝達レバー903との間の角度が所定の角度まで開くと、図18(a)に示すように、ストッパ903aが、第1駆動伝達レバー902に突き当たる。このとき、図18(b)で示すように、係合部902bの係合面と、当接点902cと回転軸206の中心O2とを結ぶ線分と、がなす角度αは、90°以上(具体的にはα=91°)になる。なお、第1駆動伝達レバー902と第2駆動伝達レバー903がバネ204の付勢力(弾性力)に抗して互いに離れるように移動したことにより、第1駆動伝達レバー902はバネ204の付勢力によって矢印F方向に引っ張られた状態となっている。
さらに駆動伝達爪201が回転していくと、係合部902bと駆動伝達爪201が係合している間は出力ギア102が回転するが、フラッパ207に係止されているので、開ききった状態で一体となった第1駆動伝達レバー902と第2駆動伝達レバー903とが軸206回りに矢印F方向に回動する。このため、第1駆動伝達レバー902の係合部902bは駆動伝達爪201に当接しながら駆動伝達爪201に対して矢印F方向(上方)にずれていく。このとき、係合部902bの係合面と、当接点902cと回転軸206の中心O2とを結ぶ線分と、がなす角度αが90度より大きい。このため、駆動伝達爪201が係合部902bを押圧する力の一部が、第1駆動伝達レバー902を駆動伝達爪201から離す方向に回転させるモーメントとして作用する。その結果、係合部902bを駆動伝達爪201から外れやすくい状態となる。
さらに入力ギア101が回転すると、第1駆動伝達レバー902の係合部902bは駆動伝達爪201から退避する。第1駆動伝達レバー902はバネ204の付勢力によりストッパ902aが第2駆動伝達レバー903に突き当たるまで回動することで、駆動伝達爪201から十分に退避した図15に示したようなスタンバイ状態に戻る。このとき入力ギア101からの駆動力は、出力ギア102へ伝達されなくなるため、入力ギア101は回転を続けても、出力ギア102は停止する。
以上説明したように、本実施形態では、第2駆動伝達レバー903の回転軸206と第1駆動伝達レバー902の回転軸906を異なる位置に配置した。これにより、第2駆動伝達レバー903がフラッパ207に係止されていない駆動伝達時は、第1駆動伝達レバー902が駆動伝達爪201に食い込むようにできる。また、駆動伝達を解除すべくフラッパ207で第2駆動伝達レバー903を係止時は、第1駆動伝達レバー902が駆動伝達爪201から離れやすくできる。その結果、第1駆動伝達レバー902と駆動伝達爪201との係合/係合解除を確実に行え、駆動伝達の確実な接続および解除をすることができる。
なお、本実施例では、フラッパ207で第2駆動伝達レバー903を係止した際、角度αは最終的に90°以上となるとしたが、これに限られない。例えば、第2駆動伝達レバー903がフラッパ207に係止されていない駆動伝達時はαが88°で最終的にαが89°となる構成であってもよい。このような場合でも、少なくともフラッパ207に係止されていない時よりも係止されている時の方が、角度αが増える関係であれば、第1駆動伝達レバー902の駆動伝達爪201への食い込みやすさは減るので、第1駆動伝達レバー902を駆動伝達爪201から離しやすくなる。その結果、第1駆動伝達レバー902(特に係合部902b)や駆動伝達爪201に係合解除時にかかる負荷を減らせることができ、耐久性を向上させることができる。
また、第2駆動伝達レバーの回転軸906の内側に回転軸206を設ける2重構造としたがこれに限るものではない。例えば、図19に示すように、第1駆動伝達レバー902の回転軸906を第2駆動伝達レバー903上に配置し、回転軸206は回転軸906とは別の位置に設けてもよい。いずれにしても、つまり、フラッパ207で第2駆動伝達レバー903を係止することにより、第2駆動伝達レバー903が係止部903bを支点に回転し、且つ、第1駆動伝達レバー902と第2駆動伝達レバー903との間の角度が開くが、この際、回転軸906の中心O1が、回転軸206の中心O2と当接点902cを通過する線に近づくようにすればよい。これにより、第1駆動伝達レバー902の駆動伝達爪201に対する角度が変わり、係合部902bの係合面と当接点902cと回転軸206の中心O1とを結ぶ線分とがなす角度αは徐々に大きくなる。このため、フラッパ207に係止されていない駆動伝達時に比べ、第1駆動伝達レバー902と駆動伝達爪201との係合を解除しやすくすることができる。
上述の実施形態1〜5では、画像形成装置の一次転写当接離間機構に本発明の駆動伝達装置を適用した例を示したが、本発明の駆動伝達装置はこれに限定されない。即ち、本発明の駆動伝達装置は、画像形成装置の給紙部の駆動の切り替えや、現像ローラ3と感光ドラム1との当接離間機構、トナー補給部の駆動の切り替え、その他の駆動伝達部、及び画像形成装置以外の駆動伝達部を有する機器に適用することが可能である。
101 入力ギア(駆動部材)
102 出力ギア(従動部材)
201 駆動伝達爪
202 第1駆動伝達レバー(駆動伝達部材)
202b 係合部
203 第2駆動伝達レバー(駆動伝達部材)
203b 係止部(被当接部)
204 バネ
205 バネ
207 フラッパ(当接部材)
902 第1駆動伝達レバー(駆動伝達部材)
902b 係合部
903 第2駆動伝達レバー(駆動伝達部材)
903b 係止部(被当接部)
906 第1駆動伝達回転軸

Claims (10)

  1. 駆動源からの駆動力により回転する駆動部材と、
    前記駆動部材からの駆動力を受けて前記駆動部材と同軸で回転する従動部材と、
    前記従動部材に対し移動可能に保持され、前記駆動部材に係合する駆動伝達部材と、
    前記駆動伝達部材と前記駆動部材との係合を解除する為に前記駆動伝達部材に当接する当接部材と、
    を有し、前記駆動伝達部材が前記駆動部材に係合した状態であると前記駆動伝達部材を介して前記駆動部材から前記従動部材へ駆動力が伝達され、前記駆動伝達部材と前記駆動部材との係合が解除された状態であると前記駆動部材から前記従動部材への駆動力の伝達が解除される駆動伝達装置において、
    前記駆動伝達部材は、前記当接部材が当接する被当接部と、前記被当接部に対して移動可能で前記駆動部材に係合する係合部と、を備え、
    前記装置は更に、前記係合部が前記駆動部材に係合し前記被当接部に前記当接部材が当接している時に、前記係合部を前記駆動部材との係合が解除される方向へ付勢する第1付勢手段と、
    前記被当接部を付勢する付勢手段であって、前記当接部材が前記被当接部に当接していない状態で、前記被当接部を介して前記係合部を付勢することで、前記係合部を前記駆動部材に係合させる第2付勢手段と、
    を有することを特徴とする駆動伝達装置。
  2. 前記係合部と前記駆動部材との係合が解除されると、前記係合部が前記第1付勢手段の付勢力によって前記駆動部材から離れる方向に移動することを特徴とする請求項に記載の駆動伝達装置。
  3. 前記第1付勢手段は前記被当接部と前記係合部との間に作用するよう設けられ、
    前記係合部が前記駆動部材に係合した状態で前記被当接部に前記当接部材が当接してから、前記係合部と前記駆動部材との係合が解除されるまでの間、前記係合部は前記第1付勢手段の付勢力に抗して前記被当接部に対して移動することを特徴とする請求項に記載の駆動伝達装置。
  4. 前記係合部が前記第1付勢手段の付勢力に抗して前記被当接部に対して所定量以上移動することを規制する規制部を有することを特徴とする請求項に記載の駆動伝達装置。
  5. 前記第1付勢手段は、前記係合部と前記従動部材との間に作用し、
    前記当接部材が前記被当接部に当接していない状態で、前記第2付勢手段が前記被当接部を介して前記係合部を付勢し、前記第1付勢手段の付勢力に抗して前記係合部を前記駆動部材に係合させることを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動伝達装置。
  6. 前記被当接部及び前記係合部は、前記従動部材上の共通の軸回りに回動可能に前記従動部材に保持されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の駆動伝達装置。
  7. 前記係合部は、前記被当接部上の第1軸回りに回動可能に保持され、前記被当接部は前記従動部材上の前記第1軸と異なる第2軸回りに回動可能に保持されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の駆動伝達装置。
  8. 前記被当接部前記当接部材当接してない時よりも前記被当接部前記当接部材当接している時の方が、前記係合部の前記駆動部材と当接する係合面と、前記係合面の前記駆動部材との当接点と前記第2軸とを結ぶ線分と、のなす角度が大きいことを特徴とする請求項に記載の駆動伝達装置。
  9. 前記係合部と前記駆動部材との係合が解除された状態で、前記従動部材が、前記駆動部材からの駆動力を受けた回転と逆方向に回転することを防止する逆回転防止手段を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の駆動伝達装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の駆動伝達装置を有する画像形成装置。
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