JPH08254905A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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Publication number
JPH08254905A
JPH08254905A JP7086531A JP8653195A JPH08254905A JP H08254905 A JPH08254905 A JP H08254905A JP 7086531 A JP7086531 A JP 7086531A JP 8653195 A JP8653195 A JP 8653195A JP H08254905 A JPH08254905 A JP H08254905A
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JP
Japan
Prior art keywords
gear
transfer material
drive
drive gear
image forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP7086531A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiki Nagase
俊樹 長瀬
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH08254905A publication Critical patent/JPH08254905A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光ドラム及び転写ドラムの駆動系に負担を
かけずに容易にジャム処理を行なう。 【構成】 転写ドラム2の駆動系は、モータ12の回転
力を伝達する回転軸19、回転軸19に設けられたカッ
プリング部80、カップリング部80に連結された駆動
歯車18、及び駆動歯車18と常時噛合する、転写ドラ
ム2に一体的に設けられた従動歯車21を有する。カッ
プリング部80には回転軸19の回転力を一方向に伝え
る一方向クラッチ20が設けられる。ジャム処理時に、
転写ドラム2を感光ドラム1から離間し、どちらの方向
に回転しても、その回転力はモータ12、感光ドラム1
に伝達されないので、容易にジャム処理を行なうことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複写機やレーザ
ープリンタ等とされる電子写真プロセスを利用したカラ
ー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12により、電子写真プロセスを利用
した従来のカラー画像形成装置の一例について説明す
る。同図において、本装置は、スキャナーユニット8か
ら射出されるレーザ光に感光して画像の元となる潜像が
形成される像担持体たる感光ドラム1と、4色(イエロ
ー、マゼンタ、シアン、黒)分の現像カートリッジ5
(5Y、5M、5C、5B)を収納し、感光ドラム1上
の潜像を現像する現像回転ユニット4と、給紙された転
写材先端をグリッパーなどにより周面上に固定させ、感
光ドラム1上に現像された画像を転写する転写材担持体
たる転写ドラム2と、転写ドラム2に巻き付けられた転
写材が複数回の転写を終えた後分離されて導かれ転写画
像を定着する定着器3とを備えている。
【0003】また転写時に感光ドラムに残ったトナーを
除去するためのクリーナ6を有し、感光ドラム1などと
一体的にドラムカートリッジ7としてカートリッジ化さ
れ、装置本体に対してドラム軸方向に着脱可能とされて
いる。
【0004】図12において、転写材として普通紙を用
いた場合の画像形成について説明する。給紙カセット9
から給紙ローラにより1枚ずつ分離されて送り出された
転写材は、レジストローラなどによりタイミングを取ら
れて送られてきて、転写材の先端をグリッパーにより把
持される。さらに、転写材の残りの部分は吸着ローラ1
0により転写ドラム2の表面に静電吸着される。
【0005】転写ドラム2に保持された転写材は、感光
ドラム1と転写ドラム2との間の転写部を通過し、まず
イエローのトナー像が転写される。次に転写材の先端が
再び転写部にくるとマゼンタのトナー像が転写され、同
様にシアン、ブラックの各色のトナー像が転写される。
最終色のトナー像の転写が終わると、転写材は分離爪1
1により転写ドラムから分離され、定着器3へと搬送さ
れ、ここで各色のトナー像の定着を行なうことで多色画
像が得られる。
【0006】次に転写材としてOHPシートを用いた場
合について述べる。転写材として普通紙を用いた場合と
同様にして4色目の転写がなされた後、OHPシートは
分離されずに、転写ドラムに保持されたまま回転され
る。そして、OHPシートの後端が転写部を通過した後
に、転写ドラム2が感光ドラムから離間される。転写ド
ラムを感光ドラムから離間したあとにOHPシートは両
ドラムの間を通過し、分離爪11により、転写ドラムか
ら分離され、定着器3へと搬送され、ここで各色のトナ
ー像の定着が行なわれることにより多色画像が得られ
る。
【0007】このとき、転写ドラムの周速度はOHPシ
ートの先端が定着器に進入する直前に約半分の速度に減
速される。またOHPシートの定着器通過速度は、転写
時の転写ドラムの周速度の約半分程度とされている。プ
リントアウトが終了した後も、転写ドラムの感光ドラム
からの離間状態は維持されて、画像形成の待機状態とな
り、そして、画像形成信号が入力されると、転写ドラム
は感光ドラムに当接させられる。
【0008】以上述べたように、定着に時間のかかるO
HPシートなどを転写材として用いた場合には、転写ド
ラムを感光ドラムから離間させた状態で、転写ドラムに
回転力の伝達を行なう必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、図13に示す
ように、モータ12の回転力が回転軸12aを介して2
段ギヤ52の大歯車52a、更に感光ドラム1のフラン
ジ部に設けられたギヤ15に伝達され、感光ドラム1を
回転させると共に、他方2段ギヤ52の小歯車52b、
駆動歯車51及び転写ドラム2のフランジ部に設けられ
た従動歯車50に伝達され、転写ドラム2を回転させる
駆動系において、転写ドラム2に一体的に設けられた従
動歯車50とこの従動歯車50を駆動する駆動歯車51
とが常に噛み合いを保つために、捩りコイルばね53
が、2段ギヤ52及び駆動歯車51を支持する支持部材
55に付設され、このねじりコイルばね53の付勢力に
よって、駆動歯車51が2段ギヤ52の中心軸52cを
中心に揺動し、従動歯車50に押付けられる構成とされ
ている。
【0010】ところで、上記従来例において、転写ドラ
ム2に転写材を巻き付ける際に、転写材の先端が折れ曲
がっていた場合、転写材が重送された場合、規定以上に
厚手の腰の強い転写材の場合、または転写材の送られて
来るタイミングがずれた場合等には、転写材の先端をグ
リッパーで把持できずに転写ドラム2上で転写材の先端
が浮いてしまい、転写ドラム2に転写材が巻き付いたま
ま、ジャムが発生することがある。
【0011】その場合には、図示しない離間レバーによ
りカム54を回転させ、転写ドラム2を感光ドラム1か
ら離間させて、感光ドラムの感光層を痛めない状態でジ
ャム処理を行なうが、駆動歯車51と従動歯車50が常
に噛合っていると、駆動モータや感光ドラム1をも回転
させることになるため、転写ドラム2をユーザーが手で
フリーに回転することができず、転写ドラム2に巻き付
いたジャム状態の転写材を取り除くのに手間がかかると
いう問題があった。
【0012】また、駆動歯車51を図示しない解除手段
によって、従動歯車50から揺動させてON−OFFを
させる場合には、歯車の噛み合い時に、駆動歯車と従動
歯車の両方を傷つけるおそれがある。駆動歯車と従動歯
車は高精度が要求され、樹脂によってJGMA2級、J
IS2〜3級に成形されるが、歯車の歯が傷つくと、転
写ドラムの回転精度は確実に低下する。そして、形成画
像には歯車の噛み合い周期による濃度ムラのような横縞
が発生するという問題がある。そして、潜像記録密度を
増すと、形成画像の濃度ムラやピッチムラが一層目立つ
ようになり、また、複数色のトナーを重畳転写すると、
色ずれを生じてしまうという問題があった。
【0013】また、図14に示すように、一方向クラッ
チ56を駆動歯車51に圧入した構成にして、転写ドラ
ム2を感光ドラムから離間させると、転写ドラム2を一
方向に回転自在となり、容易にジャム処理を行なうこと
が可能となる。しかしながら、駆動歯車51に一方向ク
ラッチ56を圧入すると、歯車の精度が落ちてしまい、
転写ドラムの高精度回転が不可能になるという問題があ
った。
【0014】従って、本発明の第1の目的は、像担持体
及び転写材担持体等の駆動系に負担をかけずに容易にジ
ャム処理を行なうことのできるカラー画像形成装置を提
供することである。
【0015】本発明の第2の目的は、像担持体及び転写
材担持体等の駆動系に高精度の駆動歯車及び従動歯車を
適用可能なカラー画像形成装置を提供することである。
【0016】本発明の第3の目的は、像担持体及び転写
材担持体等の駆動系に一方向クラッチを適用したとして
も転写材担持体の高精度回転が可能なカラー画像形成装
置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
カラー画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発
明は、潜像が形成される像担持体と、前記潜像を現像す
る現像手段と、該現像手段により現像された現像像を、
担持した転写材に繰り返して転写する転写材担持体と、
前記転写材担持体を前記像担持体から離間する離間手段
と、離間された前記転写材担持体に駆動源からの回転力
を伝達する駆動系とを有するカラー画像形成装置におい
て、前記駆動系は、駆動歯車と、該駆動歯車に常時噛合
する前記転写材担持体に一体的に設けられた従動歯車と
を含み、前記駆動歯車は、前記転写材担持体と前記像担
持体とが当接又は離間のいずれの状態においてもほぼ固
定位置にあり、前記離間状態において前記転写材担持体
が一方向あるいは両方向に回転自在であることを特徴と
するカラー画像形成装置である。
【0018】前記駆動系は、駆動源からの回転力を伝達
するための回転軸と、該回転軸の回転力を前記駆動歯車
に伝達するためのカップリング部とを有し、前記カップ
リング部は一体的に取付けられた一方向クラッチを具備
することが好ましい。
【0019】前記駆動系は、駆動源からの回転力を伝達
するための回転軸と、該回転軸の回転力を前記駆動歯車
に伝達するためのカップリング部とを有し、前記カップ
リング部は一体的に取付けられた電磁クラッチを具備す
ることが好ましい。
【0020】前記駆動歯車はJIS3級以上またはJG
MA2級以上の樹脂成形歯車であることが好ましい。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係るカラー画像形成装置を図
面に則して更に詳しく説明する。尚、次に説明する実施
例にて本発明は、先に図12に関連して説明したカラー
画像形成装置に適用され、また本発明の特徴部分は図1
〜図8に示すような転写装置及びその駆動系に具現化さ
れるものとする。従って、前出の部材と同一の部材につ
いては同一符号を付しその説明を省略する。
【0022】実施例1 まず、図1〜図8を用いて、転写ドラムを感光ドラムか
ら離間させるための駆動系について説明する。
【0023】図1において、像担持体たる感光ドラム1
及び転写材担持体たる転写ドラム2を駆動するための駆
動源であるモータ12が設けられている。モータ12の
回転軸12aにはギヤ13が固着されており、ギヤ13
は中間2段ギヤ14の大歯車14aに噛合されている。
中間2段ギヤ14の小歯車14bは感光ドラム1のフラ
ンジ部に一体的に設けられた回転ギヤ15に噛合されて
いる。これにより、モータ12の回転力はギヤ13から
中間2段ギヤ14、及び回転ギヤ15を介して感光ドラ
ム2に伝達される。
【0024】一方、モータ12の回転軸12aに固着さ
れたギヤ13は、第1中間2段ギヤ16の大歯車16a
に噛合されており、また第1中間2段ギヤ16の小歯車
16bは第2中間ギヤ17に噛合されている。第2中間
ギヤ17には、図2に示されるように回転軸19が一体
的に回転自在に取付けられている。回転軸19は一端を
外板40に支持され、側板23を貫通して延びた他端部
にカップリング部80及び駆動歯車18が嵌着されてい
る。駆動歯車18には、転写ドラム2のフランジ部に一
体的に設けられた従動歯車21が噛合されている。
【0025】上記の如き構成により、モータ12の回転
力は、ギヤ13、第1中間ギヤ16、第2中間ギヤ1
7、回転軸19、カップリング部80及び駆動歯車18
の順に伝達され、更に従動歯車21及び転写ドラム2に
伝達される。
【0026】つぎにカップリング部80及び駆動歯車1
8について説明する。回転軸19に取付けられたカップ
リング部80は、図3〜図5に示すように、筒状部材8
1と、この筒状部材81の内周面に圧入された筒状の一
方向クラッチ20とからなり、筒状部材81にはその中
心軸線に関して略120°毎に突起部81aが駆動歯車
18側に突出するように計3個形成されている。また駆
動歯車18は、図6及び図7に示すように、一方向クラ
ッチ側に、一方向クラッチ20の突起部81aを受け入
れる3個の凹所82が形成されており、突起部81aと
凹所82とがガタ無く嵌合し、駆動歯車18と一方向ク
ラッチ20とは一体的に結合されている。
【0027】なお、回転軸19の軸公差はg8に設定さ
れており、また駆動歯車18の内径公差はH8に設定さ
れている。
【0028】転写ドラム2は、両側板23(一方のみ図
示)に位置決めされた固定軸22の周りを図に示さない
ベアリングを介して回転する。
【0029】また側板23には、図1に示すように、固
定軸22が貫通する嵌合孔24が穿設されている。嵌合
孔24は固定軸22の中心と感光ドラム1の回転中心と
を結ぶ直線L上を中心とする楕円状に形成されている。
すなわち転写ドラム2の中心がこの直線上に位置決めで
きるように構成されている。
【0030】ここで、転写ドラムの離間手段について説
明する。固定軸22は、偏芯カム25と押え板26との
間に挟圧されている。偏心カム25は図に示さない駆動
手段、例えば離間レバーにより回動可能とされ、また押
え板26は一端を軸27を中心に回動可能に側板23に
支持され、他端をねじりコイルばね28により固定軸2
2側に付勢されている。すなわち固定軸22は押え板2
6によって偏芯カム25に押圧されることにより、嵌合
孔24内で不動に固定される。また固定軸22は、偏芯
カム25の駆動時においては、押え板26に係止された
ねじりコイルばね28の付勢力に逆らって又は従って嵌
合孔24内を移動し、転写ドラム2を感光ドラム1に対
して離脱または当接する。
【0031】また、上記駆動系は、転写ドラム2のフラ
ンジ部に設けられた従動歯車21及び駆動歯車18のピ
ッチ円の接線方向と感光ドラム1及び転写ドラム2の離
間方向(矢印X)とがほぼ平行になるように配置されて
いる。
【0032】以上のような構成にすることで、モータ1
2の回転力は、ギヤ13、中間2段ギヤ14、回転ギヤ
15の順に伝達されて、感光ドラム1を回転させ、ま
た、モータ12の回転力は、ギヤ13、第1中間2段ギ
ヤ16、第2中間ギヤ17の順に伝達され、回転軸19
を矢印Aの向きに回転させる。回転軸19が矢印Aの向
きに回転するとカップリング部80の一方向クラッチ2
0は回転軸19に噛み合い、駆動歯車18、従動歯車2
1と回転力が伝達され、転写ドラム2を矢印Bの方向に
回転させる。
【0033】また、図1に示すように、感光ドラム1と
転写ドラム2が接触している状態で、図示しない離間レ
バーにより偏芯カム22が回転させられると、固定軸2
2はばね28の付勢力に抗して押え板26を押圧しなが
ら嵌合孔24内を移動する。これにより、転写ドラム2
は、図8に示すように、従動歯車21と共に感光ドラム
1から離間する方向に、例えばW=5mm程度移動す
る。このとき、従動歯車21と駆動歯車18との噛合状
態は維持されたままであり、駆動歯車18が所定位置を
移動することはない。
【0034】ジャム処理時には図示しない離間レバーに
より偏芯カム25を回転させ、図8に示すように、転写
ドラム2を感光ドラム1から離間させる。このとき、ユ
ーザーが転写ドラム2を通常の回転と同じ矢印Bの向き
に回転させると、従動歯車21が駆動歯車18を矢印A
の向きに回転させ、カップリング部80も回転させられ
るが、一方向クラッチ20が回転軸19に噛み合わず、
そのため駆動歯車18及びカップリング部80は回転軸
19の周りを空転する。
【0035】従って、ユーザーが転写ドラム2を矢印B
の向きに回転させても、回転力が駆動モータ12や感光
ドラム1に伝達されることがないため、ユーザーは転写
ドラム2に巻き付きながらジャム状態にある転写材の先
端をつかみ、転写ドラム2を回転させることにより、簡
単にジャム紙を処理することができる。
【0036】また、駆動歯車18と従動歯車21は、両
歯車が噛み合い状態が常時維持できる構成であるため、
換言すれば両歯車が係合離脱を繰り返すことがないた
め、JIS3級以上好ましくはJIS2級以上またはJ
GMA2級以上のかみあい精度を保証する高精度歯車に
することができると共に、駆動歯車18の内径と回転軸
19とのガタを最小限に押さえることができるため、両
歯車の噛み合いを精度良く保つことができるので、転写
ドラムの高精度回転が可能となる。
【0037】尚、上記JISの等級はJISB1702
(平歯車及びはすば歯車の精度)の規定に、またJGM
Aの等級はJGMA116−01(平歯車およびハスバ
歯車の両歯面総合かみあい誤差)の規定による。
【0038】実施例2 次に本発明に係る実施例2について図9〜図11により
参照する。本実施例においては、実施例1における一方
向クラッチを電磁クラッチとしたことを特徴とし、その
他の構成は実施例1と同一である。
【0039】駆動歯車18には、図10に示すように、
実施例1と同様にカップリング部30に対向する側面に
3個の凹所82が設けてある。カップリング部30には
電磁クラッチ29が内蔵されており、電磁クラッチ29
のアマチュアは、図11に示すように、上記凹所82に
嵌合できる形状の突起部31として形成され、駆動歯車
18の凹所82とガタなく嵌合している。その他の部分
は実施例1と同じである。
【0040】上記のような構成において、駆動モータ1
2が回転しているときは電磁クラッチ29に通電されて
いて、電磁クラッチ29の突起部31は駆動歯車18の
凹所82に嵌合されており、回転軸19に伝達された回
転力は駆動歯車18に伝達される。駆動歯車18は従動
歯車21と常時噛み合い状態にあって、転写ドラム2を
回転させる。
【0041】ジャム処理時には、実施例1と同様に図1
に示した偏芯カム25を駆動させ、転写ドラム2を感光
ドラム1から離間させた状態で、電磁クラッチ29への
通電を停止し、電磁クラッチ29の突起部31と駆動歯
車18の凹所82との嵌合状態を解除する。次いで、ユ
ーザーが転写ドラム2をどちらの向きに回転させても、
従動歯車21が駆動歯車18を回転させるが、駆動歯車
18とカップリング部30は空転し、回転軸19には回
転力は伝わらず、回転力が駆動モータや感光ドラムに伝
達されることはない。
【0042】従って、ユーザーは転写ドラムに巻き付き
ながらジャム状態にある転写材の先端または後端をつか
み、転写ドラムを回転させることにより、簡単にジャム
紙を処理することができる。本実施例においては、ジャ
ム処理時に転写ドラムをどちらの向きにもフリーに回転
させることができるため、ジャム処理性がさらに向上す
る。
【0043】また本実施例においても、駆動歯車18と
従動歯車21は、両歯車が係合離脱を繰り返すことがな
いため、JIS2級程度の高精度歯車にすることができ
ると共に、駆動歯車18の内径と回転軸19とのガタを
最小限に押さえることができるため、両歯車の噛み合い
を精度良く保つことができるので、転写ドラムの高精度
回転が可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、駆動系が、駆動歯車と、該駆動歯車に常時噛
合する転写材担持体に一体的に設けられた従動歯車とを
含み、前記駆動歯車が、前記転写材担持体と像担持体と
が当接又は離間のいずれの状態においてもほぼ固定位置
にあり、前記離間状態において前記転写材担持体が一方
向あるいは両方向に回転自在であることにより、像担持
体及び転写材担持体等の駆動系に負担をかけずに容易に
ジャム処理を行なうことのできるカラー画像形成装置を
提供することができる。また、像担持体及び転写材担持
体等の駆動系に高精度の駆動歯車及び従動歯車を適用可
能とすることができる。さらに、像担持体及び転写材担
持体等の駆動系に一方向クラッチを適用したとしても転
写材担持体の高精度回転を可能とすることができる。し
たがって、形成画像の濃度ムラやピッチムラの発生を防
止でき、良好な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラー画像形成装置の駆動系の実
施例1を示す構成図である。
【図2】図1の駆動系の要部を側面から示す部分断面説
明図である。
【図3】図2のカップリング部を示す部分断面図であ
る。
【図4】図3のカップリング部の左側面図である。
【図5】図3のカップリング部の右側面図である。
【図6】図2の駆動歯車を示す部分断面図である。
【図7】図6の駆動歯車の右側面図である。
【図8】図1の駆動系において転写ドラムが感光ドラム
から離間された状態を示す構成図である。
【図9】本発明に係る駆動系の実施例2を示す説明図で
ある。
【図10】図9のカップリング部の左側面図である。
【図11】図9の駆動歯車の右側面図である。
【図12】従来のカラー画像形成装置の一例を示す全体
構成図である。
【図13】図12のカラー画像形成装置の駆動系を示す
構成図である。
【図14】図13の要部を側面から示す部分断面説明図
である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 2 転写ドラム(転写材担持体) 12 モータ(駆動源) 18 駆動歯車 19 回転軸 20 一方向クラッチ 21 従動歯車 29 電磁クラッチ 30 カップリング部 80 カップリング部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/08 503 B41J 3/00 B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像が形成される像担持体と、前記潜像
    を現像する現像手段と、該現像手段により現像された現
    像像を、担持した転写材に繰り返して転写する転写材担
    持体と、前記転写材担持体を前記像担持体から離間する
    離間手段と、離間された前記転写材担持体に駆動源から
    の回転力を伝達する駆動系とを有するカラー画像形成装
    置において、 前記駆動系は、駆動歯車と、該駆動歯車に常時噛合する
    前記転写材担持体に一体的に設けられた従動歯車とを含
    み、前記駆動歯車は、前記転写材担持体と前記像担持体
    とが当接又は離間のいずれの状態においてもほぼ固定位
    置にあり、前記離間状態において前記転写材担持体が一
    方向あるいは両方向に回転自在であることを特徴とする
    カラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動系は、駆動源からの回転力を伝
    達するための回転軸と、該回転軸の回転力を前記駆動歯
    車に伝達するためのカップリング部とを有し、前記カッ
    プリング部は一体的に取付けられた一方向クラッチを具
    備することを特徴とする請求項1のカラー画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記駆動系は、駆動源からの回転力を伝
    達するための回転軸と、該回転軸の回転力を前記駆動歯
    車に伝達するためのカップリング部とを有し、前記カッ
    プリング部は一体的に取付けられた電磁クラッチを具備
    することを特徴とする請求項1のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動歯車はJIS3級以上またはJ
    GMA2級以上の樹脂成形歯車であることを特徴とする
    請求項1、2又は3のカラー画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001331081A (ja) * 2000-05-19 2001-11-30 Nexpress Solutions Llc 書類のプリンタ/コピー機における片持ち式のドラム取付
JP2007114504A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Ricoh Co Ltd 定着装置及びその定着装置を有する画像形成装置

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