JPH08254867A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH08254867A
JPH08254867A JP7086534A JP8653495A JPH08254867A JP H08254867 A JPH08254867 A JP H08254867A JP 7086534 A JP7086534 A JP 7086534A JP 8653495 A JP8653495 A JP 8653495A JP H08254867 A JPH08254867 A JP H08254867A
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JP
Japan
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gear
transfer drum
transfer
image forming
drum
Prior art date
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JP7086534A
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English (en)
Inventor
Toshiki Nagase
俊樹 長瀬
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置において、転写ドラムのギヤと
その駆動ギヤの中心間距離を精度良く保ち、転写ドラム
の高精度回転を実現でき、OHPシートの分離時、転写
ドラムの感光ドラムからの離間状態下でも、駆動ギヤを
歯飛びすることなく転写ドラムギヤとかみ合わせ可能に
することである。 【構成】 装置本体に装着し、本体後側板56の穴にピ
ンを嵌合して位置決めされた転写ドラム2は、そのギヤ
21が回転軸19に取付けた駆動ギヤ18にかみ合う。
回転軸19には2段ギヤ16の小ギヤ16bにかみ合う
ギヤ17が取付けられ、モータ12の軸には大ギヤ16
aにかみ合うギヤ13が取付けられている。この回転軸
19の一方の軸受け61の取付け穴を長穴31に形成
し、軸受け61に引張バネ62を掛ける。長穴31およ
びバネ62の方向は転写ドラム2の中心方向を向く。ま
たギヤ18、21に、その中心間距離を適正に保つため
の突き当て部18t、21tを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やレーザプリン
タなどのような電子写真プロセスを利用した画像形成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー画像形成装置を図9に沿っ
て説明する。図9において、符号1はレーザ光などによ
り感光される感光ドラムで、カラー画像形成装置は、こ
の感光ドラム1をそのクリーナ6などとともに一体化し
たドラムカートリッジ7と、レーザ光を発光するスキャ
ナユニット8と、4色分の現像カートリッジ5、つまり
イエロー、マゼンタ、シアンおよび黒の現像カートリッ
ジ5Y、5M、5Cおよび5Bを収納した回転現像ユニ
ット4と、転写紙(コピー用の紙)を収納した給紙カセ
ット9と、その近くの吸着ローラ10と、転写紙の把持
部材のグリッパなどを備えた転写ドラム2と、転写ドラ
ム2から分離された転写紙が導かれる定着器3とを備え
て構成されている。
【0003】上記カラー画像形成装置による画像形成を
簡単に説明すると、まず、感光ドラム1が回転し、その
表面を均一に帯電した後、スキャナユニット8からのレ
ーザ光を照射して、感光ドラム1の表面に1色目のたと
えばイエロー成分色の静電潜像が形成される。その潜像
は、回転現像ユニット4の回転により感光ドラム1対向
した現像位置に予め定置されたイエロー現像カートリッ
ジ5Yによって現像されて、イエロートナー像として可
視化される。
【0004】一方、給紙カセット9から供給ローラによ
り転写紙が分離して送り出され、その転写紙は、レジス
トローラなどによりトナー像の画像形成に同期して所定
のタイミングで転写ドラム2に供給される。転写ドラム
2に供給された転写紙は、グリッパなどにより先端を掴
んで転写ドラム2の表面上に固定され、さらに吸着ロー
ラ10により残りの部分が転写ドラム2の表面上に静電
吸着される。このようにして転写ドラム2上に保持され
た転写紙は、転写ドラム10の回転に従い、転写ドラム
2と感光ドラム1とが対向した転写部の間を通過し、感
光ドラム1上のイエロートナー像が転写紙上に転写され
る。転写ドラム10は転写紙に2色目のトナー像を転写
させるべく、そのまま回転を続けて転写紙を転写部に繰
り返し搬送する。
【0005】1色目のイエロートナー像の転写が終了し
た感光ドラム1は、クリーナ6による転写残りのトナー
の清掃などを行なった後、上記と同様にして、2色目の
マゼンタの画像形成が行なわれる。感光ドラム1上に形
成されたマゼンタトナー像は、転写部に搬送されてきた
転写紙上にイエロートナー像に重ねて転写される。同様
なプロセスを3色目のシアン、4色目の黒についても行
ない、転写紙上にイエロー、マゼンタ、シアンおよび黒
の4色のトナー像を重ね合わせたカラー画像が得られ
る。
【0006】最終色の4色目の黒トナー像の転写が終了
すると、転写紙は分離爪11などにより転写ドラム2か
ら分離されて定着器3へ搬送される。転写紙は、定着器
3の加熱、加圧ローラの間を通過することにより定着さ
れて、各色のトナー像の混色および紙への固定が行なわ
れ、フルカラーのプリント画像に形成された後、画像形
成装置の機外に排出される。
【0007】以上は、転写材として転写紙(普通紙)を
用いた場合である。転写材としてOHPシートを用いた
場合は、転写ドラムからの分離の点で多少異なる。上記
と同様、転写部を通過するOHPシートに最終色のトナ
ー像の転写が行なわれるが、しかし、そのOHPシート
の先端が分離爪11のところに到達しても、OHPシー
トを転写ドラム2から分離させずに転写ドラムに保持さ
せたまま移動し、OHPシートの後端が転写部を通過し
た時点で、転写ドラム2を感光ドラム1から離間する。
その後、OHPシートに転写部を再度通過させて分離爪
11に至らせ、OHPシートを転写ドラム2から分離し
て、定着器3に搬送し定着処理させる。
【0008】このときOHPシートは定着に時間がかか
るので、定着器3を通過するOHPシートの通過速度
は、転写時の転写ドラム2の周速の約半分に設定してお
り、このためOHPシートの先端が定着器3に侵入する
直前で、転写ドラム2の周速が転写時の約半分に減速さ
れる。OHPシートが定着器3を通過して、OHPのフ
ルカラープリント画像が装置機外に排出されると、転写
ドラム2は感光ドラム1から離間され、つぎの画像形成
に備えて待機する。そして画像形成信号が入力される
と、転写ドラム2は感光ドラム1に当接される。
【0009】以上のように、転写材として定着に時間の
かかるOHPシートなどを使用した場合、転写ドラム2
を感光ドラム1から離間させた状態で、転写ドラム2に
減速された回転力の伝達を行なう必要がある。また、転
写ドラム2は転写材を感光ドラムとの間の転写部にタイ
ミングを合わせて搬送する必要があるため、転写ドラム
2と感光ドラム1を同期して回転させる必要がある。従
って、感光ドラム1に一体的に設けられたギヤと転写ド
ラム2に一体的に設けられたギヤ(共に図示せず)によ
り、回転駆動されるのが一般的である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、感光ド
ラムと転写ドラムは精度良く回転することが要求され、
感光ドラムギヤと転写ドラムギヤおよびこれらを駆動す
るギヤは、高精度のものでなければならない。また、感
光ドラムや転写ドラムとそれぞれの駆動ギヤとの中心間
距離は、正確に保たれなければならず、これが満足され
ない場合には、ギアのかみ合い周期で画像上に縞模様が
現れたりする画像不良が生じる不都合があった。
【0011】特に、転写ドラムが装置本体に対して着脱
される場合は、転写ドラムギヤとその駆動ギヤとの中心
間距離を精度良く保つことが難しく、中心間距離が保た
れない場合は画像不良が発生することがある。
【0012】また、転写ドラムを感光ドラムから離間さ
せる機構を有する画像形成装置においては、OHPシー
トを転写材として用いた場合、転写ドラムをと感光ドラ
ムから離間させたときにも、転写ドラムには回転力の伝
達を行なわなければならない。
【0013】そこで、図10に示すように、転写ドラム
2に一体的に設けられた転写ドラムギヤ150とその駆
動ギヤ151が常にかみ合いを保つために、駆動ギヤ1
51を軸152を中心に揺動自在に設置して、ねじりコ
イルバネ153により駆動ギヤ151を転写ドラムギヤ
150に押し付けるようにしている。
【0014】しかしながら、転写ドラム2に転写材を巻
き付ける際に、転写材の先端が折れ曲がっていたり、転
写材が重送されたり、規定以上に厚手の腰の強い転写材
だったり、転写材の送られて来るタイミングがずれたり
した等の場合には、転写材の先端をグリッパで把持でき
ずに、転写ドラム2上で転写材の先端が浮いてしまい、
転写ドラム2に転写材が巻き付いたままジャムを生じた
りすることがある。
【0015】そのとき、転写ドラム2の回転軸に当接し
たカム154を図示していない離間レバーにより回転さ
せ、転写ドラム2を感光ドラム1から離間させて、感光
ドラム1の感光層を痛めない状態でジャム処理を行なう
が、駆動ギヤと従動ギヤが常にかみ合っていると、駆動
モータや感光ドラム1をも回転させることになるため、
転写ドラム2をユーザーが手で自由に回転することがで
きず、転写ドラム2に巻き付いたジャムした転写材を取
り除くのに、手間がかかるという問題があった。
【0016】また、図示しない解除手段を設けて、駆動
ギヤ151を転写ドラムギヤ150から揺動して、かみ
合せ又その逆にかみ合わせの解除をさせると、ギヤのか
み合いをするときに駆動ギヤと転写ドラムギヤの両方を
傷つけてしまう。駆動ギヤと転写ドラムギヤは高精度を
要求され、樹脂によりJGMA2級品、JIS2〜3級
品に成型されるが、歯車の歯が傷つくと、転写ドラムの
回転精度は確実に低下する。このため、画像形成により
得られた画像には、歯車のかみ合い周期による濃度ムラ
のような横縞が発生する問題が生じる。また、潜像の記
録密度を増すと、画像の濃度ムラやピッチムラが一層目
立つようになり、さらにまた、複数色のトナーを重畳転
写すると、色ずれを生じてしまうという問題があった。
【0017】本発明の目的は、転写ドラムを備えた画像
形成装置において、転写ドラムギヤとその駆動ギヤの中
心間距離を精度良く保つことができ、転写ドラムの高精
度回転を実現することができるとともに、OHPシート
などの転写材の転写ドラムからの分離時、転写ドラムを
感光ドラムから離間した離間状態および離間途中におい
ても、駆動ギヤを歯飛びすることなく転写ドラムギヤと
かみ合わせて、転写ドラムを回転させることを可能とす
ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にか
かる画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明
は、感光ドラム上に形成された各色のトナー像が繰り返
して転写される転写材を巻き付ける転写ドラムを有し、
この転写ドラムに対し、これに一体的に設けられた従動
歯車とかみ合う駆動歯車により回転力を伝達する駆動機
構を設けた画像形成装置において、前記駆動歯車を従動
歯車に弾性的に押し付ける機構を設けたことを特徴とす
る画像形成装置である。
【0019】本発明の一態様によれば、前記駆動歯車を
一体に固定した回転軸を有し、その回転軸を支持する軸
受けの1つの位置決め穴を長穴で構成し、この軸受けを
弾性的に押すことにより、前記駆動歯車を従動歯車に弾
性的に押し付ける。前記長穴の長手方向が転写ドラムの
中心方向を向いている。前記駆動歯車と従動歯車のそれ
ぞれに突き当て部を設け、これら突き当て部同士の突き
当てにより、駆動歯車と従動歯車の中心間距離を保証す
る。前記転写ドラムを感光ドラムから離間させる機構を
具備し、その離間時においても、前記駆動歯車により従
動歯車を回転させる。
【0020】また、前記転写ドラムへの回転力の伝達を
行なう駆動歯車は、感光ドラムへの回転力の伝達を行な
う駆動歯車と、同一の駆動源から別々に分岐した駆動歯
車になっており、その駆動歯車内に一方向クラッチを設
けて、転写ドラムへの回転力の伝達を行なう。前記一方
向クラッチの空転トルクが30〜300gf−cmであ
る。前記転写ドラムが装置本体から着脱可能である。前
記転写ドラムを装置本体の駆動部に直接位置決めする。
【0021】
【実施例】
実施例1 本発明は、画像形成装置の転写ドラムの駆動部に大きな
特徴があり、その他の構成は図9に示した従来の画像形
成装置と基本的に同じなので、画像形成装置自体の図面
およびその説明は省略する。
【0022】以下、図1〜3を用いて、本発明の一実施
例を説明する。図1は、画像形成装置の転写ドラムおよ
びその駆動部を示す平面図、図2は、その斜視図、図3
は、転写ドラムの駆動部の一部を示す詳細図である。
【0023】図1において、転写ドラム2は、画像形成
装置の本体に対して矢印方向に着脱することが可能であ
る。転写ドラム2の固定軸22の一端には、転写ドラム
後側板51が取付けられており、この転写ドラム後側板
51には、位置決めピン53、54が設けられていて、
装置本体上の後側板56の図示しない2つの位置決め穴
に、前記の位置決めピン53、54を嵌合することによ
り、装置本体に装着された転写ドラム2が、装置本体に
対し位置決めされる。転写ドラム前側板52の装置本体
に対する位置決めは、図示しない2本の位置決めピンに
よって行なわれており、転写ドラム2のスラスト方向の
位置決めは、転写ドラム前側板52と装置本体前側板5
5で行なわれている。
【0024】つぎに、転写ドラムを回転駆動させる機構
について説明すると、図1および図2において、符号1
2は転写ドラムおよび感光ドラムを駆動するためのモー
タで、モータ12の回転軸にはギヤ13が取付けられて
おり、ギヤ13は2段ギヤ16の大ギヤ16aとかみ合
い、小ギヤ16bはギヤ17とかみ合っている。ギヤ1
7は回転軸19と一体に回転し、駆動ギヤ18は回転軸
19と一体に回転し、転写ドラムギヤ21とかみ合って
いる。転写ドラムギヤ21は転写ドラム2のフランジに
取付けられていて、転写ドラム2と一体に回転する。ま
た、転写ドラム2は固定軸22の回りをボールベアリン
グを介して回転する。
【0025】以上のような回転駆動機構に構成にするこ
とにより、モータ12の回転力は、ギヤ13、16、1
7と伝達されて回転軸19を回転し、回転軸19と一体
に駆動ギヤ18が回転し、転写ドラムギヤ21に回転力
が伝達されて、転写ドラム2が回転される。
【0026】ここで、回転軸19を受けている軸受け6
0、61のうち、軸受け61の取付け穴は、図3に示す
ように、ギヤケース30の側板に長穴(12H8×1
4)31に形成されていて、軸受け61には引張バネ6
2が掛けられ、バネ62の端部は、ギヤケース30の側
板に設けた角穴63に掛けられている。また、駆動ギヤ
18と転写ドラムギヤ21には、それぞれ突き当て部1
8t、21tが設けられていて、突き当て部18tと2
1tとが突き当たった状態で、駆動ギヤ18と転写ドラ
ムギヤ21との中心間距離が適正に保たれるようになっ
ている。また、バネ62の引張方向と長穴31の長手方
向は、転写ドラム2の中心方向を向いている。
【0027】従って、転写ドラム2を装置本体に装着し
たときに、装置本体後側板56の倒れ等で駆動ギヤ18
と転写ドラムギヤ21とのかみ合いが多少ずれていて
も、回転軸19の軸受け61が、両ギヤ18、21の突
き当たる位置までスライドするため、両ギヤ18、21
のかみ合いを精度良く保つことができ、転写ドラム2の
高精度な回転が可能となる。
【0028】実施例2 図4〜図6は、本発明の他の実施例を示すもので、図4
は、画像形成装置の転写ドラムおよびその駆動部を示す
平面図、図5は、その斜視図、図6は、転写ドラムの駆
動部の一部を示す詳細図である。
【0029】本実施例では、転写ドラム2の後側板51
には、位置決め穴70とともに位置決めピン71が設け
られている。一方、装置本体の駆動部側には、駆動ギヤ
18およびギヤ17と一体に回転する回転軸19を回転
自在に支持する駆動ブロック72が設けられており、駆
動ブロック72は、回転軸19と同心の円筒形状を有し
ている。従って、本実施例では、駆動ブロック72の円
筒部72aを転写ドラム2の後側板51に設けられた位
置決め穴70に嵌合させることにより、転写ドラム2の
位置決めを行なう。ここで、転写ドラムの後側板51に
設けられた位置決め穴70の中心点と、転写ドラムギヤ
21の中心を結んだ長さは、転写ドラムギヤ21と駆動
ギヤ18とのかみ合いを最良に保つ距離に設定されてい
る。
【0030】また、回転軸19を受けている軸受け6
0、73のうち、軸受け73は、図6に示すように、駆
動ブロック72の中に配設されていて、軸受け73の取
付け穴は長穴80に形成されている。軸受け73はボー
ルベアリングで、ボールベアリングの端部を圧縮バネ7
4が押している。駆動ギヤ18と転写ドラムギヤ21に
は、それぞれ突き当て部18t、21tが設けられてい
て、突き当て部18tと21tとが突き当たった状態
で、駆動ギヤ18と転写ドラムギヤ21との中心間距離
が適正に保たれるようになっている。また、バネ74の
引張方向と長穴の長手方向は、転写ドラム2の中心方向
を向いている。
【0031】従って、転写ドラム2を装置本体に装着し
たときに、装置本体後側板56の倒れ等で駆動ギヤ18
と転写ドラムギヤ21とのかみ合いが多少ずれていて
も、回転軸19の軸受け(ボールベアリング)73が、
両ギヤ18、21の突き当たる位置までスライドするた
め、両ギヤ18、21のかみ合いを精度良く保つことが
でき、転写ドラム2の高精度な回転が可能となる。
【0032】また、本構成では、転写ドラム2を駆動部
に位置決めしているために、転写ドラムギヤ21と駆動
ギヤ18とのかみ合いは、転写ドラム2を装着した時点
でほぼ最適に近いかみ合いを行なうことになり、このた
め軸受け73の仮想中心からのスライド量はより小さく
て済むので、回転軸19の傾きも小さくなり、ギヤ17
と16bとのかみ合い精度も精度良く保ことが可能とな
り、転写ドラム2のさらなる高精度回転が可能になる。
【0033】実施例3 図7〜8に、本発明のさらに他の実施例を示す。本実施
例は、実施例1において、転写ドラム2を感光ドラム1
から離間させる機能を持たせるとともに、転写ドラムギ
ヤ21の駆動ギヤ18の中に一方向クラッチ20をもた
せたものである。
【0034】まず、図7を用いて、転写ドラム2を感光
ドラム1から離間させるときの動きについて説明する。
図において、符号12は転写ドラム2および感光ドラム
1を駆動するためのモータで、モータ12の回転軸には
ギヤ13が取付けられており、ギヤ13は2段ギヤ14
の大ギヤ14aとかみ合っている。また、小ギヤ14b
はギヤ15とかみ合っている。ここで、ギヤ15は感光
ドラム1のフランジ部に一体的に取付けられていて、感
光ドラム1と一体に回転する。
【0035】モータ12の回転軸に取付けられたギヤ1
3は、2段ギヤ16の大ギヤ16aともかみ合ってい
て、小ギヤ16bはギヤ17とかみ合っていて、ギヤ1
7は回転軸19と一体に回転する。転写ドラム2の駆動
ギヤ18には一方向クラッチ20が圧入されていて、一
方向クラッチ2の回転軸19とのかみ合いにより、駆動
ギヤ18が回転軸19と一体に回転可能である。駆動ギ
ヤ18は転写ドラムギヤ21にかみ合っている。
【0036】転写ドラムギヤ21は転写ドラム2のフラ
ンジ部に取付けられて、転写ドラム2と一体に回転す
る。また、転写ドラム2は固定軸22の回りをベアリン
グを介して回転し、固定軸22は転写ドラム2の両側板
(図示せず)にスライド可能に位置決めされる。この側
板には固定軸22の嵌合穴24が開いていて、転写ドラ
ム2が感光ドラム1の回転中心と転写ドラム2の回転中
心を結ぶ直線上に位置決めされるようになっている。固
定軸22は偏心カム25に押え板26により押し付けら
れている。偏心カム25には、これを機械的に回転する
駆動源および手動により回転する離間レバー(共に図示
せず)が取付けられている。
【0037】押え板26は軸27を中心に回転し、バネ
28により固定軸22方向に引っ張られている。また、
転写ドラム2のフランジ部の転写ドラムギヤ21と駆動
ギヤ18のピッチ円の接線方向と感光ドラムと転写ドラ
ムの離間方向がほぼ平行になるように配置されている。
【0038】以上のような構成にすることにより、モー
タ12の回転力は、ギヤ13、14、15と伝達され
て、感光ドラム1を回転させ、またモータ12の回転力
は、ギヤ13、16、17と伝達されて、回転軸19を
矢印Aの向きに回転させる。回転軸19が矢印Aの向き
に回転すると、一方向クラッチ20は回転軸19にかみ
合い、駆動ギヤ19、転写ドラムギヤ21と回転力が伝
達されて、転写ドラム2を回転させる。
【0039】また、図示しない駆動源により、図8のよ
うに、偏心カム25を回転して、転写ドラム2を感光ド
ラム1から5mm離間させたときも、実施例1と同様
に、図示しないバネにより回転軸19の軸受けがスライ
ドするため、駆動ギヤ18と転写ドラムギヤ21のかみ
合いは離れることなく続けられる。
【0040】またジャム処理時には、図示しない離間レ
バーにより手動で偏心カム25を回転して、上記と同様
に、転写ドラム2を感光ドラム1から離間させる。この
とき、ユーザーが転写ドラム2を通常の回転と同じ矢印
Bの向きに回転させると、従動ギヤの転写ドラムギヤ2
1が駆動ギヤ18を矢印Aの向きに回転させるが、一方
向クラッチ20は回転軸19にかみ合わず、駆動ギヤ1
8は回転軸19の回りを空転する。このため、ユーザー
が転写ドラム2を矢印Bの向きに回転させても、回転力
が駆動モータ12や感光ドラム1に伝達されることがな
いため、ユーザーは転写ドラム2に巻き付きながらジャ
ムを生じた転写材の先端を掴み、転写ドラムを回転させ
ることにより、ジャムした転写材を簡単に処理すること
ができる。
【0041】従って、転写ドラム2が感光ドラム1から
離間させられた離間状態およびその離間の途中において
も、駆動ギヤ18は歯飛びすることなく、転写ドラムギ
ヤ21とかみ合うことが可能になる。
【0042】また、ここで一方向クラッチ20の空転ト
ルクを、通常は30gf−cm以下であるのを30〜3
00gf−cmにすることにより、転写ドラム2の負荷
変動時に、転写ドラム2が一方向クラッチの空転方向に
微妙に先送りされて発生する微少な回転変動がなくな
り、転写ドラムの高精度回転が可能になり、カラー画像
における色ずれも小さくなる。また、この程度の空転ト
ルクでは、ジャム処理時の操作感を損なうことはない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、転写
ドラムに一体的に設けられた転写ドラムギヤの駆動ギヤ
を弾性的に転写ドラムギヤ側に押し付けるように構成し
たので、転写ドラムギヤと駆動ギヤの中心間距離を精度
良く保つことが可能になり、転写ドラムの高精度回転が
実現できるとともに、転写ドラムが感光ドラムから離間
させられている途中、および離間状態においても、駆動
ギヤは歯飛びすることなく転写ドラムギヤとかみ合うこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例における転写
ドラムおよびその駆動部を示す平面図である。
【図2】図1の転写ドラムおよびその駆動部の斜視図で
ある。
【図3】図1の転写ドラムの駆動部の一部を示す詳細図
である。
【図4】本発明の画像形成装置の他の実施例における転
写ドラムおよびその駆動部を示す平面図である。
【図5】図4の転写ドラムおよびその駆動部の斜視図で
ある。
【図6】図4の転写ドラムの駆動部の一部を示す詳細図
である。
【図7】本発明の画像形成装置のさらに他の実施例にお
ける転写ドラムの駆動部を示す断面図である。
【図8】図7の転写ドラムを感光ドラムから離間したこ
とを示す断面図である。
【図9】従来の画像形成装置を示す断面図である。
【図10】転写ドラムギヤとその駆動ギヤとの従来のか
み合わせ機構を示す断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 転写ドラム 12 モータ 17 駆動ギヤ 18 転写ドラムギヤ 20 一方向クラッチ 61、73 軸受け 62、74 バネ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光ドラム上に形成された各色のトナー
    像が繰り返して転写される転写材を巻き付ける転写ドラ
    ムを有し、この転写ドラムに対し、これに一体的に設け
    られた従動歯車とかみ合う駆動歯車により回転力を伝達
    する駆動機構を設けた画像形成装置において、前記駆動
    歯車を従動歯車に弾性的に押し付ける機構を設けたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動歯車を一体に固定した回転軸を
    有し、その回転軸を支持する軸受けの1つの位置決め穴
    を長穴で構成し、この軸受けを弾性的に押すことによ
    り、前記駆動歯車を従動歯車に弾性的に押し付ける請求
    項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記長穴の長手方向が転写ドラムの中心
    方向を向いている請求項2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動歯車と従動歯車のそれぞれに突
    き当て部を設け、これら突き当て部同士の突き当てによ
    り、駆動歯車と従動歯車の中心間距離を保証する請求項
    1、2または3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記転写ドラムを感光ドラムから離間さ
    せる機構を具備し、その離間時においても、前記駆動歯
    車により従動歯車を回転させる請求項1、2、3または
    4の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記転写ドラムへの回転力の伝達を行な
    う駆動歯車は、感光ドラムへの回転力の伝達を行なう駆
    動歯車と、同一の駆動源から別々に分岐した駆動歯車に
    なっており、その駆動歯車内に一方向クラッチを設け
    て、転写ドラムへの回転力の伝達を行なう請求項1、
    2、3、4または5の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記一方向クラッチの空転トルクが30
    〜300gf−cmであること請求項6の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記転写ドラムが装置本体から着脱可能
    である請求項1、2、3、4、5、6または7の画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】 前記転写ドラムを装置本体の駆動部に直
    接位置決めする請求項8の画像形成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11184196A (ja) * 1997-12-17 1999-07-09 Konica Corp 駆動機構及びこの駆動機構を有する画像形成装置
JP2000231240A (ja) * 1999-02-12 2000-08-22 Ricoh Co Ltd カラー画像形成装置
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JP2017173806A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 キヤノン株式会社 現像装置及び画像形成装置

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