JP7200808B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置においては、駆動源からの駆動力をカップリングを用いて感光体ドラムに伝達する構成が知られている。このような構成の画像形成装置が複数の感光体ドラムを有していた場合、各感光体ドラムのカップリングが接続されるタイミングにずれが生じるため、まだ回転が開始されていない感光体ドラムがあるときに感光体ドラムと接触する搬送ベルトの駆動を開始すると、回転されていない感光体ドラムと搬送ベルトとの間に周速差が生じて感光体ドラムに傷つきが発生する可能性がある。
そのため、特許文献1に開示されるように、複数の感光体ドラムの駆動を開始し始めてから全ての感光体ドラムのカップリングが接続される前に、搬送ベルトの駆動を開始することにより、感光体ドラムと搬送ベルトとの間に周速差が生じる時間を短くして、感光体ドラムおよび搬送ベルトになるべく傷つきが生じないようにすることが行われている。
特開2010-79160号公報
上記技術によれば、感光体ドラムのカップリングが全て接続される前に搬送ベルトの駆動が開始されるため、ある程度は傷つきの防止を図ることができる。しかし、カップリングが接続されていない感光体ドラムがある状態で搬送ベルトの駆動が開始されるため、感光体ドラムおよび搬送ベルトに対する傷つきは少なからず生じることとなる。
そこで、本発明においては、従来に比べて感光体ドラムおよび搬送ベルト等のベルト装置に対する傷つきが発生しにくい画像形成装置を提供する。
上記課題を解決する画像形成装置は、以下の特徴を有する。
即ち、画像形成装置(1)は、電子写真方式の画像形成装置(1)であって、装置本体(2)と、前記装置本体(2)に対して着脱自在であり駆動力が入力される第1入力カップリング(71)を有する第1感光体ドラム(51-1)、および前記装置本体(2)に対して着脱自在であり駆動力が入力される第2入力カップリング(71)を有する第2感光体ドラム(51-2)と、前記第1感光体ドラム(51-1)および前記第2感光体ドラム(51-2)と対向配置されるベルト装置(40)と、前記装置本体(2)に設けられ前記第1入力カップリング(71)に駆動力を伝達する第1出力カップリング(72)、および前記装置本体(72)に設けられ前記第2入力カップリング(71)に駆動力を伝達する第2出力カップリング(72)と、前記駆動力を出力する駆動源(81)と、前記駆動源(81)から出力される駆動力を前記第1出力カップリング(72)および前記第2出力カップリング(72)に伝達する駆動列(83)と、前記駆動源(81)から出力される駆動力を、前記第1出力カップリング(72)および前記第2出力カップリング(72)の回転方向が画像形成を行う正回転方向または逆回転方向となるように切り替える切替部(82)とを有する駆動部(8)と、前記駆動列(83)に設けられ、前記第1出力カップリング(72)および前記第2出力カップリング(72)が逆回転方向に回転しているときに、前記第1出力カップリング(72)および前記第2出力カップリング(72)に所定値以上のトルクかかると前記駆動力の前記第1出力カップリング(72)および前記第2出力カップリング(72)への伝達を停止するトルクリミッタ(839)と、前記駆動部(8)、および前記ベルト装置(40)の駆動を制御する制御部(91)とを備え、前記制御部(91)は、前記ベルト装置(40)を停止した状態で、前記第1出力カップリング(72)および前記第2出力カップリング(72)が逆回転方向へ回転するように前記切替部(82)を制御する第1モードと、前記ベルト装置(40)を駆動するとともに、前記第1出力カップリング(72)および前記第2出力カップリング(72)が正回転方向へ回転するように前記切替部(82)を制御する第2モードとを実行する。
本発明によれば、第1モードの実行時には、感光体ドラムとベルト装置とに傷つきが発生することを抑制しながら出力カップリングと入力カップリングとをかみ合わせることができる。また、第2モードの実行時には、画像形成を行うことが可能である。
画像形成装置を示す中央断面図である。 装置本体の開口部および前面カバーを示す概略側面図である。 感光体ドラムに駆動力を伝達するカップリングを示す図である。 出力カップリングの駆動部の第1実施形態を示す側面図である。 感光体ドラムの駆動制御用の電気的構成を示すブロック図である。 感光体ドラムの駆動制御を示すフローチャートである。 第1実施形態にかかる駆動部であって、第1モード実行時のモータの回転速度が第2モード実行時よりも速くなるように構成した駆動部を示す側面図である。 ロック機構を示す図である。 出力カップリングの駆動部の第2実施形態を示す側面図である。 第2実施形態にかかる駆動部であって、第1モード実行時のモータの回転速度が第2モード実行時よりも速くなるように構成した駆動部を示す側面図である。 出力カップリングの駆動部の第3実施形態を示す側面図である。 第2実施形態にかかる駆動部であって、第1モード実行時のモータの回転速度が第2モード実行時よりも速くなるように構成した駆動部を示す側面図である。 (a)は第2実施形態にかかる装置本体を示す概略側面図であり、(b)は第3実施形態にかかる装置本体を示す概略側面図である。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
[画像形成装置の全体構成]
図1に示す画像形成装置1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態であり、電子写真方式により、用紙Sに複数色の画像を形成するカラーレーザプリンタである。
以下の説明においては、図1に示すように画像形成装置1が使用可能に設置された状態を基準として、前後、左右、上下の各方向を定める。
画像形成装置1は、装置本体2と、給紙トレイ10及び用紙搬送部30を有する給紙部3と、給紙部3により搬送されてきた用紙Sに画像を形成する画像形成部5とを備えている。
装置本体2は略直方体形状に形成されており、給紙部3および画像形成部5を収容している。装置本体2の前面21には開口部2Aが形成されている。装置本体2は、開口部2Aを開閉可能な前面カバー22を有している。前面21は、開口部が形成された開口面の一例である。前面カバー22は、開口部を開閉可能なカバーの一例である。
装置本体2の上面23には前側から後側へ向かうにつれて下方に傾斜する排紙トレイ23aが形成されている。
給紙部3は、装置本体2の下部に配置されており、給紙トレイ10に支持される用紙Sを用紙搬送部30によって画像形成部5に搬送するものである。給紙トレイ10は、前後方向へスライド可能に構成されており、装置本体2に収容される収容位置と、収容位置から前方へ引き出された分離位置との間で移動可能に構成されている。
用紙搬送部30は、給紙ローラ32と、分離ローラ33と、分離パッド33aと、搬送ローラ対34と、レジストローラ対35とを備えている。装置本体2内には、給紙トレイ10から画像形成部5を経由して排紙トレイ23aへ至る用紙Sの搬送経路Pが構成されている。
給紙トレイ10に支持される用紙Sは、給紙ローラ32、分離ローラ33および分離パッド33aにより1枚ずつ分離されて搬送経路Pに送り出される。給紙ローラ32は、給紙トレイ10から画像形成部5に向けて用紙Sを搬送するローラである。分離ローラ33および分離パッド33aは、給紙トレイ10に支持される用紙Sを一枚ずつ分離する分離手段を構成している。
搬送経路Pに送り出された用紙Sは、搬送ローラ対34と、レジストローラ対35とにより画像形成部5に向けて搬送される。レジストローラ対35は、搬送される用紙Sの先端の移動を規制して一旦停止させた後、用紙Sを所定のタイミングにて画像形成ユニット5に向けて搬送する。
画像形成部5は給紙部3の上方に配置されており、前後方向に並設される4つのドラムユニット50を備えている。各ドラムユニット50は、ブラック、イエロー、マゼンタ、およびシアンの各色に対応して設けられている。ドラムユニット50は感光体ドラム51および現像ローラ52を備えている。
以降、画像形成部5に設けられる4つの感光体ドラム51については、用紙搬送方向の最も上流側に配置される感光体ドラム51を第1感光体ドラム51-1と、第1感光体ドラム51-1よりも用紙搬送方向の下流側に配置される感光体ドラム51を第2感光体ドラム51-2と、第2感光体ドラム51-2よりも用紙搬送方向の下流側に配置される感光体ドラム51を第3感光体ドラム51-3と、第3感光体ドラム51-3よりも用紙搬送方向の下流側に配置される感光体ドラム51を第4感光体ドラム51-4と、必要に応じて適宜記載する。
画像形成部5は、感光体ドラム51の表面を露光する露光ユニット53、および用紙Sの搬送方向における感光体ドラム51の下流側に配置される定着装置60を備えている。感光体ドラム51は、装置本体2の前面21に形成される開口部2Aを介して、装置本体2に対して着脱可能に構成されている。
感光体ドラム51の搬送経路Pを挟んだ下方には、転写ベルト41が対向配置されている。転写ベルト41は、駆動ローラ42と駆動ローラ42の前方に配置される従動ローラ43との間に掛け渡されている。転写ベルト41、駆動ローラ42、および従動ローラ43によりベルト装置40が構成されている。転写ベルト41を挟んだ各感光体ドラム51に対向する位置には、それぞれ転写ローラ44が配置されている。
画像形成部5においては、帯電器によって一様に帯電された感光体ドラム51が、それぞれ露光ユニット53によって選択的に露光される。この露光により、感光体ドラム51の表面から電荷が選択的に除去され、感光体ドラム51の表面に静電潜像が形成される。
現像ローラ52には現像バイアスが印加されており、感光体ドラム51に形成された静電潜像が現像ローラ52に対向すると、静電潜像と現像ローラ52との間の電位差により、現像ローラ52から静電潜像にトナーが供給される。これによって、感光体ドラム51の表面にトナー像が形成される。
画像形成部5へ向けて搬送された用紙Sが転写ベルト41上に到達すると、転写ベルト41により搬送されて、転写ベルト41と各感光体ドラム51との間を順次通過する。そして、感光体ドラム51の表面上のトナー像は、用紙Sと対向したときに、転写ローラ44に印加された転写バイアスによって用紙Sに転写される。
なお、本実施形態における転写ベルト41は、トナー像が転写される用紙Sを搬送する搬送ベルトに構成されているが、トナー像がベルト自身に転写され、ベルトに転写されたトナー像がさらに用紙Sに転写される中間転写ベルトに構成することも可能である。
トナー像が転写された用紙Sは定着装置60に搬送される。定着装置60は加熱ローラ61と加熱ローラ61に圧接する加圧ローラ62とを備えており、定着装置60に搬送された用紙Sは、加熱ローラ61と加圧ローラ62との間を通過する間にトナー像が熱定着される。
トナー像が熱定着された用紙Sは、定着装置60から搬送方向下流側に搬送され、さらに中間排紙ローラ対63、および中間排紙ローラ対63の搬送方向下流側に配置される排紙ローラ対64により搬送されて、上面23の排紙トレイ23aに排紙される。
図2に示すように、装置本体2の前面21に設けられる前面カバー22は、下端部の回動軸部22aを中心として回動可能に構成されており、上端部に後方へ突出する検出子22bを有している。装置本体2は、前面カバー22の開閉を検知する開閉センサ94を有している。開閉センサ94は装置本体2の前端部かつ上端部に配置されている。開閉センサ94は、カバーの開閉を検知するセンサの一例である。
開閉センサ94は、前面カバー22が閉じて開口部2Aを閉塞しているときに検出子22bを検出し、検出子22bを検出することにより前面カバー22が閉じていることを検知する。また、開閉センサ94は、前面カバー22が開いて開口部2Aを開放しているときに検出子22bを検出せず、検出子22bを検出しないことにより前面カバー22が開いていることを検知する。
[感光体ドラムの駆動機構]
感光体ドラム51は、モータ81(図5参照)から出力される駆動力によりカップリング7を介して駆動される。図3に示すように、感光体ドラム51は、モータ81からの駆動力により駆動されることで、回転軸心Cを中心として回転する。カップリング7は感光体ドラム51の左右方向における一側端部に配置されている。左右方向において、感光体ドラム51とカップリング7との間には、感光体ドラム51と一体的に回転可能なドラムギア54が設けられている。
カップリング7は、感光体ドラム51に一体的に回転可能に設けられ駆動力が入力される入力カップリング71と、装置本体2に設けられ入力カップリング71に駆動力を伝達する出力カップリング72とを有している。
第1感光体ドラム51-1に設けられる入力カップリング71は第1入力カップリングの一例であり、第1感光体ドラム51-1に設けられる入力カップリング71に駆動力を伝達する出力カップリング72は第1出力カップリングの一例である。第2感光体ドラム51-2に設けられる入力カップリング71は第2入力カップリングの一例であり、第2感光体ドラム51-2に設けられる入力カップリング71に駆動力を伝達する出力カップリング72は第2出力カップリングの一例である。
入力カップリング71と出力カップリング72とは左右方向において対向して配置されており、出力カップリング72が入力カップリング71よりも左右外側に配置されている。出力カップリング72の入力カップリング71と対向する面には、入力カップリング71側へ向けて突出する突起部72aが形成されており、出力カップリング72は左右方向へ移動可能に構成されている。入力カップリング71の出力カップリング72と対向する面には、突起部72aが嵌合可能な凹溝71aが形成されている。
出力カップリング72は回転軸心Cを中心として回転可能に構成されており、突起部72aが凹溝71aと嵌合していないときには、出力カップリング72と入力カップリング71とが相対的に回転可能となっている。また、突起部72aが凹溝71aと嵌合しているときには、出力カップリング72と入力カップリング71とが一体的に回転可能となっている。
出力カップリング72は、左右方向に変位可能であるとともにバネ73によって入力カップリング71側へ向けて付勢されており、図3(a)に示すように突起部72aが凹溝71aと嵌合していない状態の出力カップリング72が入力カップリング71に対して相対的に回転して、突起部72aと凹溝71aとの周方向における位置が一致すると、図3(b)に示すようにバネ73の付勢力によって突起部72aが凹溝71aに嵌合するように構成されている。
凹溝71aは入力カップリング71の周方向における一箇所に形成され、突起部72aは出力カップリング72の周方向における一箇所に形成されており、突起部72aは常に同じ凹溝71aに嵌合するように構成されている。
つまり、カップリング7は一位相のカップリングに構成されており、一の感光体ドラム51(例えば、第1感光体ドラム51-1)に対応する出力カップリング72と入力カップリング71とがかみ合う位相と、他の感光体ドラム51(例えば、第2感光体ドラム51-2)に対応する出力カップリング72と入力カップリング71とがかみ合う位相とを常に一致させることができる。これにより、感光体ドラム51が有している寸法誤差を修正することが容易であり、画像形成時における各色の色ずれを減少させることが可能となっている。
出力カップリング72は、画像形成部5により画像形成が行われるときの回転方向である正回転方向と、正回転方向とは逆の回転方向である逆回転方向とに回転可能に構成されている。出力カップリング72の外周部には、ギア部72bが形成されている。
図4に示すように、画像形成装置1は出力カップリング72を駆動する駆動部8を有している。駆動部8は、モータ81と、切替部82と、駆動列83とを有している。モータ81は駆動力を出力する駆動源の一例である。
切替部82は、モータ81から出力される駆動力を、出力カップリング72の回転方向が画像形成を行う正回転方向、または逆回転方向となるように切り替える切替機構であり、モータ81からの駆動力が入力される第1駆動ギア821と、ソレノイド822とを有している。
駆動列83は、モータ81から出力される駆動力を出力カップリング72に伝達する伝達機構である。駆動列83は、第1伝達ギア831と、第1伝達ギア831と同軸配置されるとともに一体的に回転可能な第2伝達ギア832と、第2伝達ギア832とかみ合う第3伝達ギア833と、第3伝達ギア833とかみ合う第4伝達ギア834とを有している。第1伝達ギア831は第1駆動ギア821とかみ合い可能であり、第4伝達ギア834は出力カップリング72のギア部72bとかみ合っている。
また、駆動列83は、第4伝達ギア834とかみ合う第5伝達ギア835と、第5伝達ギア835とかみ合う第6伝達ギア836と、第6伝達ギア836とかみ合い可能な第7伝達ギア837と、第7伝達ギア837とかみ合う第8伝達ギア838とを有している。第5伝達ギア835は第1駆動ギア821とかみ合い可能である。第7伝達ギア837はベルト装置40の駆動ローラ42に接続されており、第8伝達ギア838は現像ローラ52に接続されている。
第1伝達ギア831、第2伝達ギア832、第3伝達ギア833、および第4伝達ギア834は、第1駆動列83aを構成している。図4(b)に示すように、第1駆動列83aは、第1駆動ギア821が第1伝達ギア831とかみ合っているときにモータ81からの駆動力が入力され、入力された駆動力を出力カップリング72に伝達する駆動列である。正回転方向に回転するモータ81からの駆動力が第1駆動列83aによって出力カップリング72に伝達されると、出力カップリング72は逆回転方向に回転する。
第2伝達ギア832は第1伝達ギア831よりも大径に形成されており、第1伝達ギア831と第2伝達ギア832とによって2段ギアが構成されている。これにより、第1伝達ギア831に入力された駆動力は増速されて第2伝達ギア832から出力される。第3伝達ギア833はトルクリミッタ839を有しており、出力カップリング72が逆回転方向へ回転しているときに出力カップリング72に所定値以上のトルクがかかると、第3伝達ギア833から出力カップリング72への駆動力の伝達がトルクリミッタ839により停止される。トルクリミッタ839は第1駆動列83aに設けられている。
出力カップリング72が逆回転方向へ回転しているときに、出力カップリング72と入力カップリング71とが嵌合して一体的に回転可能となると、出力カップリング72には感光体ドラム51が有しているトルクがかかるが、本実施形態においては、トルクリミッタ839は感光体ドラム51が有しているトルクが出力カップリング72にかかると、出力カップリング72への駆動力の伝達を停止するように設定されている。
第5伝達ギア835および第4伝達ギア834は、第2駆動列83bを構成している。図4(a)に示すように、第2駆動列83bは、第5伝達ギア835が第1駆動ギア821とかみ合っているときにモータ81からの駆動力が入力され、入力された駆動力を出力カップリング72に伝達する駆動列である。正回転方向に回転するモータ81からの駆動力が第2駆動列83bによって出力カップリング72に伝達されると、出力カップリング72は正回転方向に回転する。
第6伝達ギア836、第7伝達ギア837、および第8伝達ギア838は、第3駆動列83cを構成している。図4(a)に示すように、第6伝達ギア836は、第5伝達ギア835が第1駆動ギア821とかみ合い、第5伝達ギア835が第1駆動ギア821によって駆動されているときには、第7伝達ギア837とかみ合う位置に移動するように構成されている。
第6伝達ギア836が第7伝達ギア837とかみ合う位置に移動しているときには、第1駆動ギア821によって駆動される第5伝達ギア835からの駆動力が第7伝達ギア837および第8伝達ギア838へ伝達され、ベルト装置40の駆動ローラ42および現像ローラ52が駆動される。
図4(b)に示すように、第6伝達ギア836は、第5伝達ギア835が第1駆動ギア821とかみ合っておらず、第5伝達ギア835が第4伝達ギア834によって駆動されているときには、第7伝達ギア837から離間する位置に移動するように構成されている。第6伝達ギア836が第7伝達ギア837から離間する位置に移動しているときには、第4伝達ギア834によって駆動される第5伝達ギア835からの駆動力は第7伝達ギア837および第8伝達ギア838へ伝達されず、ベルト装置40の駆動ローラ42および現像ローラ52の駆動は停止される。
切替部82の第1駆動ギア821は、第1伝達ギア831とかみ合う第1駆動位置(図4(b)に示す位置)と、第5伝達ギア835とかみ合う第2駆動位置(図4(a)に示す位置)とに変位可能に構成されている。ソレノイド822は、第1駆動ギア821を第1駆動位置と第2駆動位置とに切替可能に構成されている。第1駆動ギア821は第2駆動位置へ変位する側に付勢されており、ソレノイド822はオンすると第1駆動ギア821の位置を付勢力に抗して第1駆動位置に切り替える。また、ソレノイド822はオフすると第1駆動ギア821から離間して、第1駆動ギア821の位置が付勢力により第2駆動位置に切り替えられる。
つまり、第1駆動ギア821は第1駆動列83aと第2駆動列83bとの一方に選択的に接続可能に構成されており、ソレノイド822は第1駆動ギア821の接続先を第1駆動列83aと第2駆動列83bとに切替可能に構成されている。また、切替部82においては、ソレノイド822によって第1駆動ギア821の接続先を第1駆動列83aと第2駆動列83bとに切り替えることにより、モータ81から出力される駆動力を、出力カップリング72の回転方向が正回転方向または逆回転方向となるように切り替えることが可能である。
なお、駆動部8においては、第4伝達ギア834を、全ての感光体ドラム51(第1感光体ドラム51-1、第2感光体ドラム51-2、第3感光体ドラム51-3、および第4感光体ドラム51-4)に対応する出力カップリング72に、駆動力伝達機構を介して接続することができる。これにより、各感光体ドラム51を第4伝達ギア834によって駆動することができる。また、切替部82、第1駆動列83a、および第2駆動列83bを各感光体ドラム51に対応する出力カップリング72毎に設けて、各出力カップリング72を駆動することも可能である。
図5に示すように、画像形成装置1は、画像形成部5、駆動部8、およびベルト装置40等の駆動を制御するASIC(Application Specific Integrated Circuit)90を有している。ASIC90はCPU91を有している。CPU91は、駆動部およびベルト装置の駆動を制御する制御部の一例である。CPU91は、ASIC90に入力される情報に基づいて各種の処理のためのプログラムを実行することにより、画像形成部5、駆動部8、およびベルト装置40等の各部を制御する。
ASIC90には、画像形成部5と、駆動部8のモータ81およびソレノイド822と、開閉センサ94と、ROM92と、RAM93とが接続されている。ROM92には、CPU91によって実行されるプログラムおよび各種のデータ等が記憶されている。RAM93は、CPU91がプログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。また、RAM93には、各種のデータ等が一時的に記憶される。
[感光体ドラムの駆動制御]
CPU91は、出力カップリング72が逆回転方向へ回転するように切替部82を制御する第1モードと、出力カップリング72が正回転方向へ回転するように切替部82を制御する第2モードとを有した感光体ドラム51の駆動制御を実行可能に構成されている。
CPU91による感光体ドラム51の駆動制御について説明する。図6に示すように、感光体ドラム51の駆動制御においては、CPU91は、まず開閉センサ94の検知結果に基づいて前面カバー22が開いた状態から閉じた状態に変化したか否かの判断を行う(ステップS01)。
CPU91は、ステップS01において、前面カバー22が開いた状態から閉じた状態に変化していないと判断したときには(ステップS01:N)、前面カバー22が開いた状態から閉じた状態に変化したと判断するまでステップS01を繰り返し実行する。CPU91は、ステップS01において、前面カバー22が開いた状態から閉じた状態に変化したと判断したときには(ステップS01:Y)、第1モードを実行する(ステップS02)。
CPU91は、ステップS02の第1モードにおいては、モータ81を正回転方向に回転させるとともに、ソレノイド822をオンして第1駆動ギア821を第1駆動位置に変位させる。第1駆動ギア821は第1駆動位置に変位すると第1伝達ギア831とかみ合い、モータ81からの駆動力が第1駆動列83aに入力され、出力カップリング72が逆回転方向に回転する。また、第1駆動ギア821が第1駆動位置に変位しているときには、第6伝達ギア836は第7伝達ギア837から離間しているため、ベルト装置40の駆動ローラ42は停止している。
つまり、CPU91は、ステップS02において、ベルト装置40を停止した状態で、出力カップリング72が逆回転方向へ回転するように切替部82のソレノイド822を制御する第1モードを実行する。
前面カバー22が開いた後に閉じた場合は、感光体ドラム51が装置本体2から取り外されて再度装着された状況になっていることが考えられる。また、再度装着された感光体ドラム51における入力カップリング71の周方向の位相は、感光体ドラム51間でずれている(例えば、第1感光体ドラム51-1における入力カップリング71の位相と、第2感光体ドラム51-2における入力カップリング71の位相とがずれている)可能性が高いと考えられる。
感光体ドラム51間で入力カップリング71の位相がずれている場合には、出力カップリング72の突起部72aが入力カップリング71の凹溝71aに嵌合していない感光体ドラム51が存在するが、出力カップリング72を逆回転方向に回転させることで、突起部72aと凹溝71aとを嵌合させて出力カップリング72と入力カップリング71とをかみ合わせることができる。第1モードにおいては、CPU91は、全ての出力カップリング72と入力カップリング71とがかみ合うように、出力カップリング72が少なくとも1回転するまで逆方向に回転させる。
この場合、第1駆動列83aはトルクリミッタ839を有しており、出力カップリング72と入力カップリング71とが嵌合すると出力カップリング72への駆動力の伝達が停止されるため、出力カップリング72と入力カップリング71とがかみ合った後に感光体ドラム51が回転することが抑制される。
従って、全ての出力カップリング72と入力カップリング71とがかみ合うまで出力カップリング72を逆回転方向へ回転させたとしても、出力カップリング72と入力カップリング71とがかみ合った感光体ドラム51の停止状態を保持することが可能である。また、第1モードの実行時にはベルト装置40は停止しているため、ベルト装置40の転写ベルト41と感光体ドラム51との間に周速差が生じることがなく、感光体ドラム51と転写ベルト41とに傷つきが発生することを抑制できる。
特に、第1モードは、感光体ドラム51間で入力カップリング71の位相がずれている可能性が高い、CPU91が前面カバー22が開いた状態から閉じた状態に変化したと判断した後に実行されるため、感光体ドラム51と転写ベルト41とに傷つきが発生することを効果的に抑制することができる。
CPU91は、ステップS02において第1モードを実行した後、ステップS03において第2モードを実行する。CPU91は、ステップS03の第2モードにおいては、モータ81を正回転方向に回転させるとともに、ソレノイド822をオフして第1駆動ギア821を第2駆動位置に変位させる。
第1駆動ギア821は第2駆動位置に変位すると第5伝達ギア835とかみ合い、モータ81からの駆動力が第2駆動列83bに入力され、出力カップリング72が正回転方向に回転する。また、第1駆動ギア821が第2駆動位置に変位しているときには、第6伝達ギア836は第7伝達ギア837とかみ合っているため、ベルト装置40の駆動ローラ42が駆動される。
つまり、CPU91は、ステップS03において、ベルト装置40を駆動するとともに、出力カップリング72が正回転方向へ回転するように切替部82のソレノイド822を制御する第2モードを実行する。CPU91は、ベルト装置40を駆動するとともに、出力カップリング72を正回転方向へ回転させた後、画像形成部5を制御することにより画像形成を行う(ステップS04)。このように、第2モードを実行して、ベルト装置40を駆動するとともに出力カップリング72を正回転方向へ回転させることで、画像形成を行うことが可能となっている。
CPU91が第1モードを実行する際には、モータ81からの駆動力は第1駆動ギア821を介して第1伝達ギア831に入力された後に、増速されて第2伝達ギア832から出力され、出力カップリング72に伝達される。一方、CPU91が第2モードを実行する際には、モータ81からの駆動力は第1駆動ギア821を介して第5伝達ギア835に入力され、増速されることなく出力カップリング72に伝達される。
つまり、CPU91は、出力カップリング72の第2モード実行時における回転速度よりも、第1モード実行時における回転速度が速くなるように、駆動部8を制御している。このように、第1モード実行時における出力カップリング72の回転速度を速くすることで、出力カップリング72と入力カップリング71とかみ合うまでの時間を短くすることができ、駆動部8の駆動を開始してから最初の画像形成を行うまでのファーストプリントアウトの時間を短くすることが可能となっている。
出力カップリング72の第2モード実行時における回転速度よりも、第1モード実行時における回転速度が速くなるように駆動部8を制御する構成としては、次のような構成とすることもできる。例えば、図7に示すように、第1伝達ギア831を第2伝達ギア832を介することなく第3伝達ギア833に直接かみ合わせて、第1伝達ギア831に入力された駆動力を増速することなく第3伝達ギア833に伝達するとともに、第1モード実行時のモータ81の回転速度が第2モード実行時よりも速くなるように駆動部8を制御する構成とすることができる。
このように、CPU91の制御によって、第1モード実行時の回転速度が第2モード実行時の回転速度よりも速くなるようにモータ81を駆動することで、第1駆動列83aを構成するギアの数を減少させながら、駆動部8の駆動開始からファーストプリントアウトまでの時間を短くすることが可能となる。
本実施形態においては、CPU91は、モータ81の第1モード実行時の回転速度が第2モード実行時の回転速度よりも速くなるように駆動部8を制御しているが、モータ81の第1モード実行時の回転速度が第2モード実行時の回転速度よりも遅くなるように駆動部8を制御することも可能である。例えば、CPU91の制御によって、第1モード実行時の回転速度が第2モード実行時の回転速度よりも遅くなるようにモータ81を駆動することができる。
ここで、出力カップリング72と入力カップリング71とをかみ合わせるときに、出力カップリング72の回転速度が速すぎると、出力カップリング72の突起部72aが入力カップリング71の凹溝71aに嵌合しにくくなる場合がある。このような場合に、モータ81の第1モード実行時の回転速度が第2モード実行時の回転速度よりも遅くなるように制御することで、突起部72aを凹溝71aに容易に嵌合させることが可能となり、出力カップリング72と入力カップリング71とを円滑にかみ合わせて、適切に画像形成を行うことができる。
このように、画像形成装置1においては、CPU91は、出力カップリング72の第1モード実行時における回転速度と、第2モード実行時における回転速度とが異なるように駆動部8を制御することが可能となっている。これにより、出力カップリング72と入力カップリング71との状況に応じて、出力カップリング72と入力カップリング71とを適切にかみ合わせることが可能となっている。この場合、出力カップリング72の回転速度の制御は、モータ81の回転速度を変化させることにより行ったり、駆動力を伝達する第1駆動列83aと第2駆動列83bとを切り替えることにより行ったりすることができる。
また、駆動部8においては、ソレノイド822のオン、オフをCPU91によって制御することにより、第1駆動ギア821の接続先を第1駆動列83aと第2駆動列83bとに切り替えるように構成しているため、第1モードの実行と第2モードの実行とを高精度に切り替えることが可能となっている。
また、駆動部8は、CPU91による第1モードの実行時に、感光体ドラム51の回転を規制するロック機構85を有している。図8に示すように、ロック機構85は、感光体ドラム51のドラムギア54とかみ合うギア部851と、ギア部851と同軸配置されるとともに一体的に回転可能な被係止歯部852と、ドラムユニット50のフレーム部50aに支持される係止爪部853とを有している。
ギア部851は、感光体ドラム51の正回転方向への回転に伴って回転可能に構成されている。被係止歯部852は、周方向に沿って配置される複数の被係止歯852aを有している。被係止歯852aは歯の一例である。被係止歯852aは、感光体ドラム51が正回転方向に回転しているときの被係止歯部852の回転方向における上流側に位置する被係止面852bと、被係止面852bよりも回転方向における下流側に位置する摺接面852cとを有している。
係止爪部853は、フレーム部50aに回動支点853aを中心として回動可能に支持されており、被係止面852bと当接する係止面853bと、摺接面852cと当接する退避面853cと、フレーム部50aと当接する当接面853dとを有している。係止爪部853は爪の一例である。
感光体ドラム51が正回転方向へ回転されると、ギア部851および被係止歯部852は図8(a)における時計回り方向に回転し、被係止歯852aの摺接面852cと係止爪部853の退避面853cとが当接する。係止爪部853は、当接した被係止歯852aによって当接面853dがフレーム部50aから離れる方向に押圧されることにより、回動支点853aを中心として回動することが可能である。
係止爪部853が回動することにより、摺接面852cと退避面853cとは摺接することとなって、係止爪部853は被係止歯部852を係止しない。これにより、被係止歯部852は回転することが可能となっている。つまり、ロック機構85は、感光体ドラム51が正回転方向へ回転されたときに、感光体ドラム51の回転を許容するように構成されている。
一方、感光体ドラム51が逆回転方向へ回転されると、ギア部851および被係止歯部852は図8(a)における反時計回り方向に回転し、被係止歯852aの被係止面852bと係止爪部853の係止面853bとが当接する。係止爪部853は、当接した被係止歯852aによって当接面853dがフレーム部50aに当接する方向に押圧され、当接面853dがフレーム部50aに当接した後は、それ以上回動することが規制される。
これにより、係止爪部853によって被係止歯852aが係止され、被係止歯部852の反時計回り方向への回転が規制される。つまり、ロック機構85は、感光体ドラム51が逆回転方向へ回転されたときに、感光体ドラム51の回転を規制するように構成されている。
画像形成装置1においては、CPU91によって第1モードが実行されているときには、逆回転方向へ回転する出力カップリング72が入力カップリング71とかみ合うと、その後はトルクリミッタ839によってモータ81からの駆動力の出力カップリング72への伝達が停止されるため、感光体ドラム51はモータ81からの駆動力によって回転されることはない。
しかし、その他の要因によって感光体ドラム51が逆回転方向へ回転されようとしたときには、ロック機構85によって感光体ドラム51の回転を規制することができるため、第1モードの実行中に感光体ドラム51が不意に回転して、感光体ドラム51およびベルト装置40に傷つきが発生することを抑制できる。
また、ロック機構85は、被係止歯852aを有する被係止歯部852と、出力カップリング72が逆回転方向に回転するときに被係止歯852aを係止し、出力カップリング72が正回転方向に回転するときに被係止歯852aを係止しない係止爪部853とを有するラッチ機構により構成されている。従って、簡単な構成で、効果的に感光体ドラム51の回転を規制することが可能となっている。
[駆動部の第2実施形態]
出力カップリング72を駆動する駆動部8は、図9に示す駆動部108のように構成することもできる。駆動部108は、モータ181と、切替部182と、駆動列183とを有している。モータ181は駆動力を出力する駆動源の一例である。
切替部182は、モータ181から出力される駆動力を、出力カップリング72の回転方向が画像形成を行う正回転方向または逆回転方向となるように切り替える切替機構であり、モータ181からの駆動力が入力される第2駆動ギア1821と、第1電磁クラッチ1822と、第2電磁クラッチ1823とを有している。
駆動列183は、モータ181から出力される駆動力を出力カップリング72に伝達する伝達機構である。駆動列183は、第1伝達ギア1831と、第1伝達ギア1831と同軸配置されるとともに一体的に回転可能な第2伝達ギア1832と、第2伝達ギア1832とかみ合う第3伝達ギア1833と、第3伝達ギア1833とかみ合う第4伝達ギア1834とを有している。第1伝達ギア1831は第2駆動ギア1821とかみ合っており、第4伝達ギア1834は出力カップリング72のギア部72bとかみ合っている。
また、駆動列183は、第4伝達ギア1834とかみ合う第5伝達ギア1835と、第5伝達ギア1835とかみ合う第6伝達ギア1836と、第6伝達ギア1836とかみ合い可能な第7伝達ギア1837と、第7伝達ギア1837とかみ合う第8伝達ギア1838とを有している。第5伝達ギア1835は第2駆動ギア1821とかみ合っている。第7伝達ギア1837はベルト装置40の駆動ローラ42に接続されており、第8伝達ギア1838は現像ローラ52に接続されている。
第1伝達ギア1831、第2伝達ギア1832、第3伝達ギア1833、および第4伝達ギア1834は、第1駆動列183aを構成している。第1駆動列183aには第2駆動ギア1821が接続されている。図9(b)に示すように、第1駆動列183aは、第2駆動ギア1821を介してモータ181からの駆動力が入力され、入力された駆動力を出力カップリング72に伝達可能な駆動列である。出力カップリング72は、正回転方向に回転するモータ181からの駆動力が第1駆動列183aによって伝達されると逆回転方向に回転する。
第2伝達ギア1832は第1伝達ギア1831よりも大径に形成されており、第1伝達ギア1831と第2伝達ギア1832とによって2段ギアが構成されている。これにより、第1伝達ギア1831に入力された駆動力を増速して第2伝達ギア1832から出力することが可能である。第3伝達ギア1833はトルクリミッタ1839を有しており、出力カップリング72が逆回転方向へ回転しているときに出力カップリング72に所定値以上のトルクがかかると、第3伝達ギア1833から出力カップリング72への駆動力の伝達がトルクリミッタ1839により停止される。トルクリミッタ1839は第1駆動列183aに設けられている。
出力カップリング72が逆回転方向へ回転しているときに、出力カップリング72と入力カップリング71とが嵌合して一体的に回転可能となると、出力カップリング72には感光体ドラム51が有しているトルクがかかるが、本実施形態においては、トルクリミッタ1839は感光体ドラム51が有しているトルクが出力カップリング72にかかると、出力カップリング72への駆動力の伝達を停止するように設定されている。
第5伝達ギア1835および第4伝達ギア1834は、第2駆動列183bを構成している。第2駆動列183bには第2駆動ギア1821が接続されている。図9(a)に示すように、第2駆動列183bは、第2駆動ギア1821を介してモータ181からの駆動力が入力され、入力された駆動力を出力カップリング72に伝達可能な駆動列である。出力カップリング72は、正回転方向に回転するモータ181からの駆動力が第2駆動列83bによって伝達されると正回転方向に回転する。
切替部182の第1電磁クラッチ1822は、第1駆動列183aの第2伝達ギア1832に設けられている。第1電磁クラッチ1822は、ASIC90に接続されており、CPU91の制御によりオン、オフを切替可能に構成されている。第1電磁クラッチ1822はオンされると第2駆動ギア1821側からの駆動力を出力カップリング72側へ伝達する状態に切り替わり、オフされると第2駆動ギア1821側からの駆動力を出力カップリング72側へ伝達しない状態に切り替わる。
CPU91は、第1モードの実行時に第1電磁クラッチ1822をオンして、第2駆動ギア1821側からの駆動力を出力カップリング72側へ伝達する状態に切り替え、第2モードの実行時に第1電磁クラッチ1822をオフして、第2駆動ギア1821側からの駆動力を出力カップリング72側へ伝達しない状態に切り替える。
なお、第1電磁クラッチ1822がオンしているときには、第1伝達ギア1831に入力された駆動力が第2伝達ギア1832から出力され、第1電磁クラッチ1822がオフしているときには、第1伝達ギア1831に入力された駆動力は第2伝達ギア1832から出力されない。
切替部82の第2電磁クラッチ1823は、第2駆動列183bの第5伝達ギア1835に設けられている。第2電磁クラッチ1823は、ASIC90に接続されており、CPU91の制御によりオン、オフを切替可能に構成されている。第2電磁クラッチ1823はオンされると、第2駆動ギア1821側からの駆動力を出力カップリング72側へ伝達する状態に切り替わり、オフされると第2駆動ギア1821側からの駆動力を出力カップリング72側へ伝達しない状態に切り替わる。
CPU91は、第1モードの実行時に第2電磁クラッチ1823をオフして、第2駆動ギア1821側からの駆動力を出力カップリング72側へ伝達しない状態に切り替え、第2モードの実行時に第2電磁クラッチ1823をオンして、第2駆動ギア1821側からの駆動力を出力カップリング72側へ伝達する状態に切り替える。
なお、第2電磁クラッチ1823がオンしているときには、第5伝達ギア1835は第2駆動ギア1821から入力された駆動力を第4伝達ギア1834へ出力し、第2電磁クラッチ1823がオフしているときには、第5伝達ギア1835は第2駆動ギア1821から入力された駆動力を第4伝達ギア1834に出力しない。
このように、CPU91は、第1モードの実行時に、第1電磁クラッチ1822をオンして第2駆動ギア1821側からの駆動力を出力カップリング72側へ伝達する状態に切り替えるとともに、第2電磁クラッチ1823をオフして第2駆動ギア1821側からの駆動力を出力カップリング72側へ伝達しない状態に切り替える。これにより、第1モードの実行時においては、モータ81からの駆動力が第1駆動列183aにより出力カップリング72に伝達されて、出力カップリング72は逆回転方向に回転する。この場合、第5伝達ギア1835は第4伝達ギア1834により駆動される。
また、CPU91は、第2モードの実行時に、第1電磁クラッチ1822をオフして第2駆動ギア1821側からの駆動力を出力カップリング72側へ伝達しない状態に切り替えるとともに、第2電磁クラッチ1823をオンして第2駆動ギア1821側からの駆動力を出力カップリング72側へ伝達する状態に切り替える。これにより、第2モードの実行時においては、モータ81からの駆動力が第2駆動列183aにより出力カップリング72に伝達されて、出力カップリング72は正回転方向に回転する。
第6伝達ギア1836、第7伝達ギア1837、および第8伝達ギア1838は、第3駆動列183cを構成している。図9(a)に示すように、第6伝達ギア1836は、第2電磁クラッチ1823がオンして、第5伝達ギア1835が第2駆動ギア1821から入力された駆動力を第4伝達ギア1834に出力しているときには、第7伝達ギア1837とかみ合う位置に移動するように構成されている。
第6伝達ギア1836が第7伝達ギア1837とかみ合う位置に移動しているときには、第2駆動ギア1821によって駆動される第5伝達ギア1835からの駆動力が第7伝達ギア1837および第8伝達ギア1838へ伝達され、ベルト装置40の駆動ローラ42および現像ローラ52が駆動される。
図9(b)に示すように、第6伝達ギア1836は、第2電磁クラッチ1823がオフして、第5伝達ギア1835が第2駆動ギア1821から入力された駆動力を第4伝達ギア1834に出力しておらず、第5伝達ギア1835が第4伝達ギア1834によって駆動されているときには、第7伝達ギア1837から離間する位置に移動するように構成されている。第6伝達ギア1836が第7伝達ギア1837から離間する位置に移動しているときには、第4伝達ギア1834によって駆動される第5伝達ギア1835からの駆動力は第7伝達ギア1837および第8伝達ギア1838へ伝達されず、ベルト装置40の駆動ローラ42および現像ローラ52の駆動は停止される。
このように、駆動部108においては、切替部182を、第1電磁クラッチ1822および第2電磁クラッチ1823を用いて構成し、第1電磁クラッチ1822および第2電磁クラッチ1823のオン、オフをCPU91の制御により切り替えることで、第2駆動ギア1821からの駆動力の伝達先を第1駆動列183aと第2駆動列183bとに切り替えるように構成している。
これにより、第2駆動ギア1821からの駆動力を第1駆動列183aを介して出力カップリング72に伝達し、出力カップリング72を逆回転方向に回転させる第1モードの実行と、第2駆動ギア1821からの駆動力を第2駆動列183bを介して出力カップリング72に伝達し、出力カップリング72を正回転方向に回転させる第2モードの実行とを高精度に切り替えることが可能となっている。
なお、駆動部108においては、第4伝達ギア1834を、全ての感光体ドラム51に対応する出力カップリング72に、駆動力伝達機構を介して接続することができる。これにより、各感光体ドラム51を第4伝達ギア1834によって駆動することができる。
また、切替部182、第1駆動列183a、および第2駆動列183bを各感光体ドラム51に対応する出力カップリング72毎に設けて、各出力カップリング72を駆動することも可能である。
駆動部108は、CPU91による第1モードの実行時に、感光体ドラム51の回転を規制するロック機構85を有している。
また、駆動部108においても、CPU91が第1モードを実行する際に、モータ181からの駆動力を第2伝達ギア1832から増速して出力し、出力カップリング72の第2モード実行時における回転速度よりも、第1モード実行時における回転速度が速くなるように構成している。これにより、駆動部108の駆動を開始してから最初の画像形成を行うまでのファーストプリントアウトの時間を短くすることが可能となっている。
また、出力カップリング72の第2モード実行時における回転速度よりも、第1モード実行時における回転速度が速くなるように駆動部108を制御する構成としては、次のような構成とすることもできる。
例えば、図10に示すように、第1伝達ギア1831を第2伝達ギア1832を介することなく第3伝達ギア1833に直接かみ合わせて、第1伝達ギア1831に入力された駆動力を増速することなく第3伝達ギア1833に伝達するとともに、第1モード実行時のモータ181の回転速度が第2モード実行時よりも速くなるように駆動部108を制御する構成とすることができる。この場合、第1電磁クラッチ1822は、例えば第1伝達ギア1831に設けることができる。これにより、第1駆動列183aを構成するギアの数を減少させながら、駆動部108の駆動開始からファーストプリントアウトまでの時間を短くすることが可能となる。
[駆動部の第3実施形態]
出力カップリング72を駆動する駆動部8は、図11に示す駆動部208のように構成することもできる。駆動部208は、切替部282と、駆動列283とを有している。
切替部282は、正逆回転可能なモータ2821と、モータ2821からの駆動力が入力される振子ギア2822とを有している。モータ2821は駆動力を出力する駆動源の一例である。切替部282は、モータ2821から出力される駆動力を、出力カップリング72の回転方向が画像形成を行う正回転方向または逆回転方向となるように切り替える切替機構である。
駆動列283は、モータ2821から出力される駆動力を出力カップリング72に伝達する伝達機構である。駆動列283は、第1伝達ギア2831と、第1伝達ギア2831と同軸配置されるとともに一体的に回転可能な第2伝達ギア2832と、第2伝達ギア2832とかみ合う第3伝達ギア2833とを有している。第1伝達ギア2831は振子ギア2822とかみ合い可能であり、第3伝達ギア2833は出力カップリング72のギア部72bとかみ合っている。
また、駆動列283は、第3伝達ギア833とかみ合う第4伝達ギア2834と、第4伝達ギア2834とかみ合い可能な第5伝達ギア2835と、第5伝達ギア2835とかみ合う第6伝達ギア2836と、第6伝達ギア2836とかみ合う第7伝達ギア2837とを有している。第4伝達ギア2834は振子ギア2822とかみ合い可能である。第6伝達ギア2836はベルト装置40の駆動ローラ42に接続されており、第7伝達ギア2837は現像ローラ52に接続されている。
第1伝達ギア2831、第2伝達ギア2832、および第3伝達ギア2833は、第1駆動列283aを構成している。図11(b)に示すように、第1駆動列283aは、振子ギア2822が第1伝達ギア2831とかみ合っているときにモータ281からの駆動力が入力され、入力された駆動力を出力カップリング72に伝達する駆動列である。逆回転方向に回転するモータ281からの駆動力が第1駆動列283aによって出力カップリング72に伝達されると、出力カップリング72は逆回転方向に回転する。
第2伝達ギア2832は第1伝達ギア2831よりも大径に形成されており、第1伝達ギア2831と第2伝達ギア2832とによって2段ギアが構成されている。これにより、第1伝達ギア2831に入力された駆動力は増速されて第2伝達ギア2832から出力される。第1駆動列283aは、第1伝達ギア2831と第2伝達ギア2832との間にトルクリミッタ2839を有しており、出力カップリング72が逆回転方向へ回転しているときに出力カップリング72に所定値以上のトルクがかかると、第2伝達ギア2832から出力カップリング72への駆動力の伝達がトルクリミッタ2839により停止される。トルクリミッタ2839は第1駆動列283aに設けられている。
出力カップリング72が逆回転方向へ回転しているときに、出力カップリング72と入力カップリング71とが嵌合して一体的に回転可能となると、出力カップリング72には感光体ドラム51が有しているトルクがかかるが、本実施形態においては、トルクリミッタ2839は感光体ドラム51が有しているトルクが出力カップリング72にかかると、出力カップリング72への駆動力の伝達を停止するように設定されている。
第4伝達ギア2834および第3伝達ギア2833は、第2駆動列283bを構成している。図11(a)に示すように、第2駆動列283bは、第4伝達ギア2834が振子ギア2822とかみ合っているときにモータ2821からの駆動力が入力され、入力された駆動力を出力カップリング72に伝達する駆動列である。正回転方向に回転するモータ281からの駆動力が第2駆動列283bによって出力カップリング72に伝達されると、出力カップリング72は正回転方向に回転する。
第5伝達ギア2835、第6伝達ギア2836、および第7伝達ギア2837は、第3駆動列283cを構成している。図11(a)に示すように、第4伝達ギア2834は、振子ギア2822とかみ合い、振子ギア2822によって駆動されているときには、第5伝達ギア2835とかみ合う位置に移動するように構成されている。
第4伝達ギア2834が第5伝達ギア2835とかみ合う位置に移動しているときには、振子ギア2822によって駆動される第4伝達ギア2834からの駆動力が、第5伝達ギア2835を介して第6伝達ギア2836および第7伝達ギア2837へ伝達され、ベルト装置40の駆動ローラ42および現像ローラ52が駆動される。
図11(b)に示すように、第4伝達ギア2834は、振子ギア2822とかみ合っておらず、第3伝達ギア2833によって駆動されているときには、第5伝達ギア2835から離間する位置に移動するように構成されている。第4伝達ギア2834が第5伝達ギア2835から離間する位置に移動しているときには、第3伝達ギア2833によって駆動される第4伝達ギア2834からの駆動力は第6伝達ギア2836および第7伝達ギア2837へ伝達されず、ベルト装置40の駆動ローラ42および現像ローラ52の駆動は停止される。
切替部282の振子ギア2822は、第1伝達ギア2831とかみ合う第1位置(図11(b)に示す位置)と、第4伝達ギア2834とかみ合う第2位置(図11(a)に示す位置)とに変位可能に構成されている。振子ギア2822は、モータ2821が正回転方向に回転するとモータ2821からの駆動力によって第1位置に変位し、モータ2821が逆回転方向に回転するとモータ2821からの駆動力によって第2位置に変位する。
つまり、振子ギア2822は、モータ2821からの駆動力が入力され、モータ2821の回転方向に対応して第1駆動列283aに接続される第1位置と、第2駆動列283bに接続される第2位置との間で変位するように構成されている。また、切替部282においては、モータ2821の回転方向を正回転方向と逆回転方向とに切り替えることで、モータ2821から出力される駆動力を、出力カップリング72の回転方向が正回転方向または逆回転方向となるように切り替えることが可能である。
モータ2821はASIC90に接続されており、CPU91は、第1モードの実行時にモータ2821を逆回転方向に回転させる。これにより、第1モードの実行時においては、振子ギア2822が第1位置に変位して、モータ2821からの駆動力が第1駆動列283aにより出力カップリング72に伝達され、出力カップリング72は逆回転方向に回転する。
また、CPU91は、第2モードの実行時にモータ2821を正回転方向に回転させる。これにより、第2モードの実行時においては、振子ギア2822が第2位置に変位して、モータ2821からの駆動力が第2駆動列283bにより出力カップリング72に伝達されて、出力カップリング72は正回転方向に回転する。
このように、駆動部208においては、切替部282を、正逆回転可能なモータ2821と、第1位置と第2位置との間で変位する振子ギア2822とを用いて構成し、振子ギア2822の第1位置と第2位置とをモータ2821の回転方向に対応して切り替えることで、モータ2821からの駆動力の伝達先を第1駆動列283aと第2駆動列283bとに切り替えるように構成している。
これにより、モータ2821からの駆動力を第1駆動列283aを介して出力カップリング72に伝達し、出力カップリング72を逆回転方向に回転させる第1モードの実行と、モータ2821からの駆動力を第2駆動列283bを介して出力カップリング72に伝達し、出力カップリング72を正回転方向に回転させる第2モードの実行とを高精度に切り替えることが可能となっている。
なお、駆動部208においては、第3伝達ギア2833を、全ての感光体ドラム51に対応する出力カップリング72に、駆動力伝達機構を介して接続することができる。これにより、各感光体ドラム51を第3伝達ギア2833によって駆動することができる。また、切替部282、第1駆動列283a、および第2駆動列283bを各感光体ドラム51に対応する出力カップリング72毎に設けて、各出力カップリング72を駆動することも可能である。
駆動部208は、CPU91による第1モードの実行時に、感光体ドラム51の回転を規制するロック機構85を有している。
また、駆動部208においても、CPU91が第1モードを実行する際に、モータ2821からの駆動力を第2伝達ギア2832から増速して出力し、出力カップリング72の第2モード実行時における回転速度よりも、第1モード実行時における回転速度が速くなるように構成している。これにより、駆動部208の駆動を開始してから最初の画像形成を行うまでのファーストプリントアウトの時間を短くすることが可能となっている。
また、出力カップリング72の第2モード実行時における回転速度よりも、第1モード実行時における回転速度が速くなるように駆動部208を制御する構成としては、次のような構成とすることもできる。
例えば、図12に示すように、第1伝達ギア2831を第2伝達ギア2832を介することなく第3伝達ギア2833に直接かみ合わせて、第1伝達ギア2831に入力された駆動力を増速することなく第3伝達ギア2833に伝達するとともに、第1モード実行時のモータ2821の回転速度が第2モード実行時よりも速くなるように駆動部208を制御する構成とすることができる。これにより、第1駆動列283aを構成するギアの数を減少させながら、駆動部208の駆動開始からファーストプリントアウトまでの時間を短くすることが可能となる。
[装置本体の第2実施形態]
装置本体2は、前面21に開口部2Aが形成されるとともに、開口部2Aを開閉する前面カバー22を有した構成の他に、以下のような構成とすることもできる。
図13(a)に示す装置本体2は、上面23に開口部2Bが形成されるとともに、開口部2Bを開閉する上面カバー24を有している。上面カバー24は、開口部を開閉可能なカバーの一例である。上面カバー24は、後端部の回動軸部24aを中心として回動可能に構成されており、前端部に下方へ突出する検出子24bを有している。装置本体2は、上面カバー24の開閉を検知する開閉センサ95を有している。開閉センサ95は装置本体2の上端部かつ前端部に配置されている。開閉センサ95は、ASIC90に接続されている。
開閉センサ95は、上面カバー24が閉じて開口部2Bを閉塞しているときに検出子24bを検出し、検出子24bを検出することにより上面カバー24が閉じていることを検知する。また、開閉センサ95は、上面カバー24が開いて開口部2Bを開放しているときに検出子24bを検出せず、検出子24bを検出しないことにより上面カバー24が開いていることを検知する。本実施形態においては、感光体ドラム51は、開口部2Bを介して、装置本体2に対して着脱可能に構成されている。
[装置本体の第3実施形態]
装置本体2は、さらに以下のような構成とすることもできる。
図13(b)に示す装置本体2は、右側面25に開口部2Cが形成されるとともに、開口部2Cを開閉する右側面カバー26を有している。右側面カバー26は、開口部を開閉可能なカバーの一例である。右側面カバー26は、下端部の回動軸部26aを中心として回動可能に構成されており、上端部に左方へ突出する検出子26bを有している。装置本体2は、右側面カバー26の開閉を検知する開閉センサ96を有している。開閉センサ96は装置本体2の上端部かつ後端部に配置されている。開閉センサ96は、ASIC90に接続されている。
開閉センサ96は、右側面カバー26が閉じて開口部2Cを閉塞しているときに検出子26bを検出し、検出子26bを検出することにより右側面カバー26が閉じていることを検知する。また、開閉センサ96は、右側面カバー26が開いて開口部2Cを開放しているときに検出子26bを検出せず、検出子26bを検出しないことにより右側面カバー26が開いていることを検知する。
本実施形態においては、感光体ドラム51は、開口部2Cを介して、装置本体2に対して着脱可能に構成されている。また、装置本体2は、左側面に開口部が形成されるとともに、左側面の開口部を開閉か可能なカバーを有した構成とすることもできる。
[本実施形態おける効果]
本実施形態においては、画像形成装置1は以下のように構成されている。
つまり、画像形成装置1は、電子写真方式の画像形成装置であって、装置本体2と、感光体ドラム51(第1感光体ドラム51-1および第2感光体ドラム51-2)と、ベルト装置40と、出力カップリング72と、駆動部8と、トルクリミッタ839と、CPU91とを備える。感光体ドラム51は、装置本体2に対して着脱自在であり駆動力が入力される入力カップリング71を有する。ベルト装置40は、感光体ドラム51と対向配置される。出力カップリング72は、装置本体2に設けられ入力カップリング71に駆動力を伝達する。駆動部8は、駆動力を出力するモータ81と、モータ81から出力される駆動力を出力カップリング72に伝達する駆動列83と、モータ81から出力される駆動力を、出力カップリング72の回転方向が画像形成を行う正回転方向または逆回転方向となるように切り替える切替部82とを有する。トルクリミッタ839は、駆動列83に設けられ、出力カップリング72が逆回転方向に回転しているときに、出力カップリング72に所定値以上のトルクかかるとモータ81の出力カップリング72への伝達を停止する。CPU91は、駆動部8、およびベルト装置40の駆動を制御する。CPU91は、ベルト装置40を停止した状態で、出力カップリング72が逆回転方向へ回転するように切替部82を制御する第1モードと、ベルト装置40を駆動するとともに、出力カップリング72が正回転方向へ回転するように切替部82を制御する第2モードとを実行する。
このような構成により、第1モードの実行時に出力カップリング72を逆回転方向に回転させることで、感光体ドラム51間で入力カップリング71の位相がずれていても、出力カップリング72と入力カップリング71とをかみ合わせることができる。この場合、駆動列83は出力カップリング72が逆回転方向に回転しているときに駆動力の伝達を停止可能なトルクリミッタ839を有しているため、ベルト装置40を停止した状態で全ての出力カップリング72と入力カップリング71とがかみ合うまで、かみ合ったカップリング7を停止させておくことができる。これにより、ベルト装置40の転写ベルト41と感光体ドラム51との間に周速差が生じることがなく、感光体ドラム51と転写ベルト41とに傷つきが発生することを抑制できる。また、第2モードの実行時には、ベルト装置40を駆動するとともに出力カップリング72を正回転方向へ回転させることで、画像形成を行うことが可能である。
また、装置本体2は、開口部2Aが形成された前面21と、開口部2Aを開閉可能な前面カバー22と、前面カバー22の開閉を検知する開閉センサ94とを有し、開口部2Aを介して感光体ドラム51を着脱可能であり、CPU91は、開閉センサ94の検知結果に基づいて前面カバー22が開いた状態から閉じた状態に変化したと判断した後に、第1モードを実行する。
このように、感光体ドラム51間で入力カップリング71の位相がずれている可能性が高い、前面カバー22が開いた状態から閉じた状態に変化した後に、第1モードを実行することで、感光体ドラム51と転写ベルト41とに傷つきが発生することを効果的に抑制することができる。
また、第1モードの実行時に、感光体ドラム51の回転を規制するロック機構85を有する。
これにより、感光体ドラム51が逆回転方向へ回転されようとしたときには、ロック機構85によって感光体ドラム51の回転を規制することができるため、第1モードの実行中に感光体ドラム51が不意に回転して、感光体ドラム51およびベルト装置40に傷つきが発生することを抑制できる。
また、CPU91は、出力カップリング72の第1モード実行時における回転速度と、第2モード実行時における回転速度とが異なるように、駆動部8を制御する。
これにより、出力カップリング72と入力カップリング71との状況に応じて、出力カップリング72と入力カップリング71とを適切にかみ合わせることが可能である。
また、CPU91は、出力カップリング72の第2モード実行時における回転速度よりも、第1モード実行時における回転速度が速くなるように、駆動部8を制御する。
これにより、出力カップリング72と入力カップリング71とかみ合うまでの時間を短くすることができ、駆動部8の駆動を開始してから最初の画像形成を行うまでのファーストプリントアウトの時間を短くすることが可能である。
また、CPU91は、出力カップリング72の第2モード実行時における回転速度よりも、第1モード実行時における回転速度が遅くなるように、駆動部8を制御する。
これにより、出力カップリング72の突起部72aを入力カップリング71の凹溝71aに容易に嵌合させることが可能となり、出力カップリング72と入力カップリング71とを円滑にかみ合わせて、適切に画像形成を行うことができる。
また、出力カップリング72は、一位相のカップリングである。
これにより、一の感光体ドラム51(例えば、第1感光体ドラム51-1)に対応する出力カップリング72と入力カップリング71とがかみ合う位相と、他の感光体ドラム51(例えば、第2感光体ドラム51-2)に対応する出力カップリング72と入力カップリング71とがかみ合う位相とを常に一致させることができる。従って、感光体ドラム51が有している寸法誤差を修正することが容易であり、画像形成時における各色の色ずれを減少させることが可能である。
また、ロック機構85は、被係止歯852aと、出力カップリング72が逆回転方向に回転するときに被係止歯852aを係止し、出力カップリング72が正回転方向に回転するときに被係止歯852aを係止しない係止爪部853とを有するラッチ機構である。
これにより、簡単な構成で、効果的に感光体ドラム51の回転を規制することが可能である。
また、駆動列83は、第1モードの実行時に駆動力が入力される第1駆動列83aと、第2モードの実行時に駆動力が入力される第2駆動列83bとを有し、切替部82は、モータ81からの駆動力が入力され、第1駆動列83aと第2駆動列83bとの一方に選択的に接続可能な第1駆動ギア821と、第1駆動ギア821の接続先を第1駆動列83aと第2駆動列83bとに切り替えるソレノイド822とを有し、トルクリミッタ839は、第1駆動列83aに設けられる。
このように、ソレノイド822によって第1駆動ギア821の接続先を切り替えることで、第1モードの実行と第2モードの実行とを高精度に切り替えることが可能である。
また、駆動列183は、第1モードの実行時に駆動力が入力される第1駆動列183aと、第2モードの実行時に駆動力が入力される第2駆動列183bとを有し、切替部182は、モータ181からの駆動力が入力され、第1駆動列183aおよび第2駆動列183bに接続される第2駆動ギア1821と、第1駆動列183aに設けられ、第1モードの実行時に第2駆動ギア1821側からの駆動力を出力カップリング72側へ伝達し、第2モードの実行時に第2駆動ギア1821側からの駆動力を出力カップリング72側へ伝達しない第1電磁クラッチ1822と、第2駆動列183bに設けられ、第2モードの実行時に第2駆動ギア1821側からの駆動力を出力カップリング72側へ伝達し、第1モードの実行時に第2駆動ギア1821側からの駆動力を出力カップリング72側へ伝達しない第2電磁クラッチ1823とを有し、トルクリミッタ1839は、第1駆動列183aに設けられる。
これにより、第1電磁クラッチ1822および第2電磁クラッチ1823の駆動力の伝達状態を切り替えることで、第1モードの実行と第2モードの実行とを高精度に切り替えることが可能である。
また、駆動列283は、第1モードの実行時に駆動力が入力される第1駆動列283aと、第2モードの実行時に駆動力が入力される第2駆動列283bとを有し、切替部282は、正逆回転可能なモータ2821と、モータ2821からの駆動力が入力され、モータ2821の回転方向に対応して第1駆動列283aに接続される第1位置と第2駆動列283bに接続される第2位置との間で変位する振子ギア2822とを有し、トルクリミッタ2839は、第1駆動列283aに設けられる。
これにより、モータ2821の回転方向を切り替えることで、第1モードの実行と第2モードの実行とを高精度に切り替えることが可能である。
1 画像形成装置
2 装置本体
2A 開口部
5 画像形成部
8 駆動部
21 前面
22 前面カバー
40 ベルト装置
41 転写ベルト
51 感光体ドラム
51-1 第1感光体ドラム
51-2 第2感光体ドラム
71 入力カップリング
71a 凹溝
72 出力カップリング
72a 突起部
81、181、2821 モータ
82 切替部
83、183、283 駆動列
83a、183a、283a 第1駆動列
83b、183b、283b 第2駆動列
85 ロック機構
91 CPU
94 開閉センサ
821 第1駆動ギア
822 ソレノイド
839、1839、2839 トルクリミッタ
852a 被係止歯
853 係止爪部
1821 第2駆動ギア
1822 第1電磁クラッチ
1823 第2電磁クラッチ
2822 振子ギア

Claims (11)

  1. 電子写真方式の画像形成装置であって
    装置本体と、
    前記装置本体に対して着脱自在であり駆動力が入力される第1入力カップリングを有する第1感光体ドラム、および前記装置本体に対して着脱自在であり駆動力が入力される第2入力カップリングを有する第2感光体ドラムと、
    前記第1感光体ドラムおよび前記第2感光体ドラムと対向配置されるベルト装置と、
    前記装置本体に設けられ前記第1入力カップリングに駆動力を伝達する第1出力カップリング、および前記装置本体に設けられ前記第2入力カップリングに駆動力を伝達する第2出力カップリングと、
    前記駆動力を出力する駆動源と、前記駆動源から出力される駆動力を前記第1出力カップリングおよび前記第2出力カップリングに伝達する駆動列と、前記駆動源から出力される駆動力を、前記第1出力カップリングおよび前記第2出力カップリングの回転方向が画像形成を行う正回転方向または逆回転方向となるように切り替える切替部とを有する駆動部と、
    前記駆動列に設けられ、前記第1出力カップリングおよび前記第2出力カップリングが逆回転方向に回転しているときに、前記第1出力カップリングおよび前記第2出力カップリングに所定値以上のトルクかかると前記駆動力の前記第1出力カップリングおよび前記第2出力カップリングへの伝達を停止するトルクリミッタと、
    前記駆動部、および前記ベルト装置の駆動を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記ベルト装置を停止した状態で、前記第1出力カップリングおよび前記第2出力カップリングが逆回転方向へ回転するように前記切替部を制御する第1モードと、
    前記ベルト装置を駆動するとともに、前記第1出力カップリングおよび前記第2出力カップリングが正回転方向へ回転するように前記切替部を制御する第2モードとを実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記装置本体は、
    開口部が形成された開口面と、前記開口部を開閉可能なカバーと、前記カバーの開閉を検知するセンサとを有し、
    前記開口部を介して前記第1感光体ドラムおよび前記第2感光体ドラムを着脱可能であり、
    前記制御部は、前記センサの検知結果に基づいて前記カバーが開いた状態から閉じた状態に変化したと判断した後に、前記第1モードを実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1モードの実行時に、前記第1感光体ドラムおよび前記第2感光体ドラムの回転を規制するロック機構を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記第1出力カップリングおよび前記第2出力カップリングの前記第1モード実行時における回転速度と、前記第2モード実行時における回転速度とが異なるように、前記駆動部を制御することを特徴とする請求項1~請求項3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記第1出力カップリングおよび前記第2出力カップリングの前記第2モード実行時における回転速度よりも、前記第1モード実行時における回転速度が速くなるように、前記駆動部を制御することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記第1出力カップリングおよび前記第2出力カップリングの前記第2モード実行時における回転速度よりも、前記第1モード実行時における回転速度が遅くなるように、前記駆動部を制御することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1出力カップリングおよび前記第2出力カップリングは、一位相のカップリングであることを特徴とする請求項1~請求項6の何れか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記ロック機構は、歯と、前記第1出力カップリングおよび前記第2出力カップリングが逆回転方向に回転するときに前記歯を係止し、前記第1出力カップリングおよび前記第2出力カップリングが正回転方向に回転するときに前記歯を係止しない爪とを有するラッチ機構であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  9. 前記駆動列は、前記第1モードの実行時に前記駆動力が入力される第1駆動列と、前記第2モードの実行時に前記駆動力が入力される第2駆動列とを有し、
    前記切替部は、前記駆動源からの駆動力が入力され、前記第1駆動列と前記第2駆動列との一方に選択的に接続可能な第1駆動ギアと、前記第1駆動ギアの接続先を前記第1駆動列と前記第2駆動列とに切り替えるソレノイドとを有し、
    前記トルクリミッタは、前記第1駆動列に設けられることを特徴とする請求項1~請求項8の何れか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記駆動列は、前記第1モードの実行時に前記駆動力が入力される第1駆動列と、前記第2モードの実行時に前記駆動力が入力される第2駆動列とを有し、
    前記切替部は、
    前記駆動源からの駆動力が入力され、前記第1駆動列および前記第2駆動列に接続される第2駆動ギアと、
    前記第1駆動列に設けられ、前記第1モードの実行時に前記第2駆動ギア側からの駆動力を前記第1出力カップリング側および前記第2出力カップリング側へ伝達し、前記第2モードの実行時に前記第2駆動ギア側からの駆動力を前記第1出力カップリング側および前記第2出力カップリング側へ伝達しない第1電磁クラッチと、
    前記第2駆動列に設けられ、前記第2モードの実行時に前記第2駆動ギア側からの駆動力を前記第1出力カップリング側および前記第2出力カップリング側へ伝達し、前記第1モードの実行時に前記第2駆動ギア側からの駆動力を前記第1出力カップリング側および前記第2出力カップリング側へ伝達しない第2電磁クラッチとを有し、
    前記トルクリミッタは、前記第1駆動列に設けられることを特徴とする請求項1~請求項8の何れか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記駆動列は、前記第1モードの実行時に前記駆動力が入力される第1駆動列と、前記第2モードの実行時に前記駆動力が入力される第2駆動列とを有し、
    前記切替部は、正逆回転可能な前記駆動源と、前記駆動源からの駆動力が入力され、前記駆動源の回転方向に対応して前記第1駆動列に接続される第1位置と前記第2駆動列に接続される第2位置との間で変位する振子ギアとを有し、
    前記トルクリミッタは、前記第1駆動列に設けられることを特徴とする請求項1~請求項8の何れか一項に記載の画像形成装置。
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