JP6089376B2 - パネル用枠体及びパネル体 - Google Patents

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Description

本発明は、部品点数が少なく軽量で、展示物などのシート体を強く支持するパネル用枠体及びパネル体に関するものである。
展示会場や店頭などにおいて、商品のイメージ写真や商品情報などをパネルにした展示用パネルがよく知られている。これらの展示パネルは、一対の縦枠部材と一対の横枠部材及び必要に応じてコーナー部材を使用し、商品情報などが印刷されたシート体を組み込んで額縁状にしたものである。
例えば、特開2011−221049号公報には、矩形の枠体内に展示シートを収容して展示可能な展示パネルであって、 前記枠体は、一対の縦枠および一対の横枠が前記枠体の四隅部においてコーナー部材により連結されてなるとともに、前記縦枠および横枠は、共に同一外径の円柱状部と、その円柱状部に一体に形成され前記枠体の内周側において前記円柱状部の外径よりも狭い対向間隔で対向しつつ軸方向に延びて前記展示シートを支持パネル及び保護シートによって挟んだ状態で保持する一対の保持片部とを備え、前記コーナー部材は、これに隣接する前記縦枠及び横枠のうち少なくとも一方に対して着脱可能とされている展示パネルが開示されている。
また、特開2006−195026号公報には、パネル枠体の長手方向に一列に、又は、少なくとも一辺の枠部材の側面を露出させた状態で複数の額縁を並設固定すると共に、額縁は4本の枠部材と隅連結部材とからなり、枠部材は長手方向軸線のまわりに回動するようにされ中仕切によって第1の空間と第2の空間とが形成され、中仕切が回動係止部を有すると共に、隅連結部材に回動係止部に係止される回動停止部が夫々設けられた展示用パネルが開示されている。この展示用パネルによれば、展示物を枠部材を回動させてパネル枠体の表面と平行する方向から挿脱可能である。
特開2011−221049号公報 特開2006−195026号公報
しかしながら、これら従来の展示用パネルは、一対の縦枠部材と一対の横枠部材と4つのコーナー部材からなる。このため、部品点数が多くコストアップとなり、在庫管理が煩雑である。また、組み付けが複雑であり、枠部材を金属製とすると、重量がアップし、軽量ボード壁への固定や天井からの吊り下げが不安定である。また、展示物であるシート体の固定が甘く、強い固定は望めない。また、従来の展示パネルを構成する枠体は、それ以外の用途はなく、ましてやバインダーとして使用することはできないものであった。
従って、本発明の目的は、コーナー部材が不要で部品点数が少なく、組み付けが簡単で、しかも展示物であるシート体を強く固定するパネル用枠体及びパネル体を提供することにある。
かかる実情において、本発明者は、鋭意検討を行った結果、全体を樹脂製とし、特定形状の溝係止部に特定形状の開閉フレーム部材の係止片を嵌合するようにすれば、溝係止部を形成する両壁の復元力により、係止片の先端を支点に開閉フレーム部材がシート状展示物を挟持する方向に押圧され、強い支持力が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、樹脂製のパネル用枠体であって、前方開口又は上方開口の溝係止部を有する背パネルの縁部に取り付けられる本体部材と、該溝係止部を形成する上方板状部又は後方板状部の先端と薄肉のヒンジを介して接続される開閉フレーム部材と、を有し、該開閉フレーム部材は、基端が該ヒンジに接続するカバーフレーム部と、該カバーフレーム部のヒンジ側の基端から略直角に屈曲して延びる係止片とを備え、該係止片が該溝係止部の溝を形成する両壁を押圧して嵌合することを特徴とするパネル用枠体を提供するものである。
また、本発明は、該係止片と該溝係止部が嵌合状態における該係止片の溝幅方向における長さ(H2)が、該係止片と該溝係止部が嵌合する前の状態における溝係止部の溝幅(H1)と同じ又は(H1)より大であることを特徴とする前記パネル用枠体を提供するものである。
また、本発明は、該係止片は、該カバーフレームのヒンジ側の基端から略直角に屈曲して延び、更にアール状に屈曲するJ字側面視形状であることを特徴とする前記パネル用枠体を提供するものである。
また、本発明は、横枠体又は縦枠体であることを特徴とする前記パネル用枠体を提供するものである。
また、本発明は、長手方向の両端は、正面視で45度斜め内側に切り欠かれていることを特徴とする前記パネル用枠体を提供するものである。
また、本発明は、板状本体部の裏面にフック部材が係合する係合レールを形成したことを特徴とする前記パネル用枠体を提供するものである。
また、本発明は、前記パネル用枠体を備えることを特徴とするパネル体を提供するものである。また、本発明は、該パネル体が、展示パネル又はバイダーであることを特徴とする前記パネル体を提供するものである。
本発明のパネル用枠体によれば、係止片が溝係止部の溝を形成する両壁を押し広げて嵌合するため、溝係止部を形成する両壁の復元力により、係止片の先端を支点に開閉フレーム部材に対して展示物などのシート体を挟持する方向に押圧するため、強い支持力が得られる。また、本発明のパネル体によれば、一対の横枠体と一対の縦枠体と板状の背パネル(背板)のみでよく、また、本体部材と開閉フレーム部材の接続を軟質樹脂としたため、コーナー部材は不要であり、部品点数を少なくできる。また、組み付けも簡単で軽量である。また、本発明のパネル用枠体を1本使用し、シート体を紙体とすれば、バインダーとして使用できる。
本発明の実施の形態における展示パネルの斜視図である。 図1の展示パネルの分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態におけるパネル用枠体の側面図であり、開閉フレーム部材が開の状態の図である。 図3の次のステップであり、展示物を装着する開始状態の図である。 図4の次のステップの状態を示す図である。 図5の次のステップの状態を示す図である。 図6の次のステップの状態を示す図であり、開閉フレーム部材が閉の状態の図である。 使用状態における展示パネルから展示物を取り外す方法を説明する図である。 本発明の第2の実施の形態におけるパネル用枠体の側面図であり、開閉フレーム部材が閉の状態の図である。 図9のパネル用枠体であって、開閉フレーム部材が開の状態の図である。
次に、本発明の第1の実施の形態におけるパネル用枠体及び展示パネルを図1〜図8を参照して説明する。本発明の展示パネル20は、背パネル21と、一対の横枠体10a、10aと、一対の縦枠体10b、10bとからなる。なお、シート状の展示物は、背パネル21の表面に取り付けられる。コーナー部材は不要である。図2中、符号30は背パネルの裏面に装着されるフック部材である。本発明に係るパネル用枠体の形状は、展示パネルが横置きにおける一対の横枠体の中の上方の横枠体であって、且つ右側面から見たものである。従って、本明細書中、「上方」、「下方」は展示パネルが鉛直姿勢(横置き又は縦置き)における方向であり、「前方」は、パネルを見る顧客側を言い正面であり、「後方」は、正面の反対側を言う。本発明に係るパネル用枠体において、上方の横枠体は下方の横枠体と同じであり、左側の縦枠体は右側の縦枠体と同じであり、設置する向きが異なるだけである。また、一対の縦枠体は、一対の横枠体に対して長さ寸法が同じ又は異なるだけである。従って、パネル用枠体の構造及びその作用は、ひとつのパネル用枠体について説明し、他のパネル用枠体の説明は同じになるため省略する。
パネル用枠体10は、樹脂製であって展示物を固定するものであり、背パネル21の縁部に取り付けられる本体部材と、本体部材とヒンジで接続される開閉フレーム部材とからなる。従って、開閉フレーム部材は、本体部材に対してヒンジの長手方向を回転軸として一定の範囲内において回転自在である。本体部材は、縦方向に所定の長さを有し長手方向に所定の長さで延びる板状本体部14と、板状本体部14の上端位置する前方開口の溝係止部11とを有する。板状本体部14の縦方向長さは、厚み3〜8mm程度の背パネルに嵌合した際、嵌合が十分に採れ、簡単に外れない程度の寸法でよく、展示物の大きさにより左右され一概に言えないものの、20〜50mm程度でよい。板状本体部14の長手方向の長さは、展示パネルの横長さと同じである。
板状本体部14は、本例では、板状本体部14の上端から前方へ延びる第1天板部112と、第1天板部112の先端から屈曲して下方へ延びる前方板113とからなる背パネル21が嵌る下開口の溝151を形成する背パネル係止部15を有する。背パネル係止部15の溝幅は、背パネル21の厚みと同じでよい。また、第1天板部112(溝係止部11を形成する下方板状部)と前方板113の角部外側はアールとなっている。これにより、開閉フレーム部材12を嵌め易くなる。
パネル用枠体10において、溝係止部11は、板状本体部14の上端に位置する前方開口の溝であるが、本例では、背パネル係止部15の後方端から上方に所定長さ延び次いで屈曲して前方へ延びる第2天板部111を有し、第2天板部111と第1天板部112間に位置する前開口の溝となっている。第1天板部112と第2天板部111が溝係止部11を形成する両壁である。なお、図3〜図8に示すように、第2天板部111は、背パネル係止部15の後方端から後方に僅かに延び次いで上方に所定長さ延び次いで屈曲して前方へ延びる形態も含まれる。また、図3及び図4に現れる第1天板部112と第2天板部111間の高さ寸法(H1)が、本発明の嵌合前における溝幅である。この溝幅は数mm程度でよい。また、前方開口の「前方」とは、正面以外に斜め前方も含まれる。
また、板状本体部14の裏面にフック部材30が係合する係合レール19が形成されている。係合レール19は公知の形状であり、両端に係合溝191、191を有するものであり、フック部材30の左右両鍔が係合溝191、191に係合する。係合レール19には多数、固定用の貫通孔が形成されており、所定の貫通孔に、フック部材の突起が嵌合してフック部材30は固定される。
本体部材(A1)及び開閉フレーム部材12は、硬質樹脂製であり、例えば、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂、塩化ビニール、ポリアセタール及びナイロンなどが挙げられる。これにより、第1天板部112と第2天板部111で形成される側面視コ字形状の溝係止部11は、溝深さ(図3中、左右方向)が深いと共に、樹脂製であるため、開閉フレーム部材12が入り込む際、容易に溝開口が広がり、一方、開閉フレーム部材12が入り込んで閉じると、復元力により溝開口を閉じる方向に付勢力が働く。
パネル用枠体10において、開閉フレーム部材12は、基端126がヒンジに接続するカバーフレーム部121と、カバーフレーム部121のヒンジ側の基端126から略直角に屈曲して延びる係止片122とを備える。カバーフレーム部は本例では、I字形状である。すなわち、L字形状の開閉フレーム部材12の外角がヒンジ13に接続している。係止片122は、本例では、カバーフレーム部121の閉状態における上端から後方に延び(符号123)次いで屈曲して斜め後下方に延びて(符号124)J字側面視形状となっている。係止片122の閉状態における鉛直方向長さ(図7中、符号H2)は、硬質樹脂であり、短く且つ厚みも1mm程度あるため、嵌合(閉)後も変形せず、嵌合前(開)と嵌合後(閉)共に、ほぼ同じ寸法である。ヒンジは軟質樹脂を使用することができる。
次に、パネル用枠体10及び展示パネル20の取り付け方法と展示物固定作用について、図3〜図8を参照して説明する。パネル用枠体10の背パネル係止部15に背パネル21を装着する(図3)。これを他の3本のパネル用枠体10についても同様に行う。これにより、背パネル21の4辺にパネル用枠体10が装着されたことになる。なお、パネル用枠体10の左右両端は、正面視で45度斜め内側に切り欠かれているため、背パネル21の四隅も隙間なく、パネル用枠体10で覆われる。次いで、開閉フレーム部材12が開の状態で、シート状の展示物22を背パネル21上に充てがう。この際、展示物22の端が溝係止部11を形成する上部板状部(第2天板部111)近傍まで延ばしておく(図4参照)。これにより、展示物22の端部が開閉フレーム部材12を閉じることで、溝係止部11内に入り込める。なお、図4に示すように、係止片122の長さ(図4に示す符号H3)は、溝係止部11の溝幅H1より大である。これにより、係止片122は溝係止部11を形成する両壁を押し広げ溝開口を大として嵌合することができる。
次いで、開閉フレーム部材12を閉じる方向(図3〜図5の矢印方向)に回動させる。そして、開閉フレーム部材12の係止片122の後ろ面が、溝係止部11を形成する下方板状部(第1天板部112)の前方板113に当たる(図5)。この際、展示物22の端部は、係止片122の後ろ面と前方板113に挟まれた状態である。次いで、更に開閉フレーム部材12を閉じる方向に回動させる。係止片122の長さ(H3)は、溝係止部11の溝幅H1より大であるため、溝係止部11を形成する上方板状部(第2天板部111)は、上方に押され、溝係止部11の開口は広がり、係止片122は溝係止部11を形成する上下両壁を押し広げて嵌合することになる(図6)。次いで、開閉フレーム部材12を閉じる方向に更に、回動させる。この際、係止片122は、溝係止部11の溝内の溝深さ方向に、係止片122の長さが延びるように、嵌合する(図7)。すなわち、係止片122は溝係止部11の溝を形成する両壁を押圧して嵌合している。
図7の状態において、開閉フレーム部材12は閉の状態である。同様に、4つのパネル用枠体10に対して組み付けを行い、展示パネル20を完成させる。この際、係止片122の長さ方向に直交する方向(図7の係止片122の鉛直方向)の長さ寸法(H2)は、開閉フレーム部材12が溝係止部11に嵌合する前状態における溝係止部11の溝幅(H1)より僅かに大であるため、溝係止部11を形成する上方板状部(第2天板部)111を押し上げる。これにより、上方板状部(第2天板部)111は、その押し上げ力の反力である復元力(p1)により、開閉フレーム部材12の係止片122を挟みこむ。この際、係止片122の先端と溝係止部11を構成する下方板状部(第1天板部)112の当接点125が支点となり、開閉フレーム部材12は、反時計回り(図7中、符号p2)に回転力を受け、開閉フレーム部材12のI字形状のカバーフレーム部121は、展示物22を強く押すことになる。これにより、展示物22は、強く固定される。
次いで、展示パネル20から展示物22を取り外すには、図8に示すように、開閉フレーム部材12を矢印方向(時計回り)に回転させる。この際、溝係止部11の溝開口は押し広げられ、係止片122も時計方向に回転しながら、溝係止部11から引き出される。更に、開閉フレーム部材12を回動させれば、図4の状態となる。この状態で、展示物22を取り除けばよい。
パネル用枠体10によれば、係止片122が溝係止部11の溝を形成する両壁を押し広げて嵌合するため、溝係止部11を形成する両壁の復元力により、係止片122の先端を支点に開閉フレーム部材12に対して展示物22を挟持する方向に付勢力を与えるため、強い支持力が得られる。また、パネル体20によれば、一対の横枠体10a、10aと一対の縦枠体10b、10bと背パネル(背板)21のみでよく、コーナー部材は不要であり、部品点数を少なくできる。また、組み付けも簡単で軽量である。
次に、本発明の第2の実施の形態におけるパネル用枠体10Aについて、図9及び図10を参照して説明する。図9及び図10において、図1〜図8と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について説明する。すなわち、パネル用枠体10Aにおいて、パネル用枠体10と異なる点は、溝係止部の形状及び開閉フレーム部材の形状である。
パネル用枠体10の溝係止部11が前方開口の溝であるのに対して、パネル用枠体10Aの溝係止部11aは、上方開口の溝である。すなわち、溝係止部11aは、板状本体部14の上部後方に位置するものであり、板状本体部14と、板状本体部14の上部所定箇所から後方に延び屈曲して上方に延びる後方板111aとで、上方開口の溝を形成している。なお、後方板111aは屈曲して下方にも延びており、フック部材30の係止溝を形成している。板状本体部14は、上端から屈曲して背パネル21の厚み分前方へ延びる第3天板部141を形成しており、この内側に背パネル21が入り込む。後方板111aの先端は、この第3天板部141より極僅かに上方となるようにする。
開閉フレーム部材12aは、基端126がヒンジ13に接続するカバーフレーム部121aと、カバーフレーム部121aのヒンジ側の基端126から略直角に屈曲して延びる係止片122を有する。カバーフレーム部121aは本例ではL字形状である。すなわち、L字形状のカバーフレーム部121aと係止片122の接続部の外角でヒンジ13と接続する。また、カバーフレーム部121aのL字形状は、開閉フレーム部材12aが閉状態において、前方部材125が展示物22に強く当接するような寸法とする。このような開閉フレーム部材12aは、図10に示すように、開状態とする場合、図10の矢印方向に回転させれば、係止片122が溝係止部11aから外れ、展示物22を取り外すことができる。
パネル用枠体10Aにおける展示物22の固定方法及びその作用は、パネル用枠体10の場合と同様である。背パネル21の4辺の端面が、パネル用枠体10Aの第3天板部141に当接するよう装着する。その際、両面テープで両者を貼付するのがよい。次いで、図10のように、開閉フレーム部材12aが開の状態で、シート状の展示物22を背パネル21上に充てがう。この際、展示物22の端が第3天板部141近傍まで延ばしておく(図10参照)。これにより、展示物22の端部が開閉フレーム部材12aを閉じることで、溝係止部11a内に入り込む。
次いで、開閉フレーム部材12aを閉じる方向に回動させる。そして、開閉フレーム部材12aの係止片122の後ろ面が、溝係止部11aを形成する板状本体部14の上方の外角に当たる。次いで、更に開閉フレーム部材12aを閉じる方向に回動させる。係止片122の長さ(H3)は、溝係止部11aの溝幅H1より大であるため、溝係止部11aを形成する後方板111aは、後方に押され、溝係止部11aの溝開口は広がり、係止片122は溝係止部11aの溝を形成する両壁を押し広げて嵌合することになる。次いで、開閉フレーム部材12aを閉じる方向に更に、回動させる。この際、係止片122は、溝係止部11aの溝内の溝深さ方向に、係止片122の長さが延びるように、嵌合する(図9)。すなわち、係止片122は溝係止部11aの溝を形成する両壁を押圧して嵌合している。
図9の状態において、開閉フレーム部材12aは閉の状態である。同様に、4つのパネル用枠体10に対して組み付けを行い、展示パネル20Aを完成させる。この際、係止片122の長さ方向に直交する方向(図9の係止片122の水平方向)の長さ寸法(H2)は、開閉フレーム部材12aが溝係止部11aに嵌合する前状態における溝係止部11aの溝幅(H1)より僅かに大であるため、溝係止部11aを形成する後方板111aを外側へ押し広げることになる。これにより、後方板111aは、その押力の反力である復元力により、開閉フレーム部材12aの係止片122を挟みこむ。この際、係止片122の先端124と溝係止部11aを構成する板状本体部14の当接点が支点となり、開閉フレーム部材12aは、反時計回りに回転力を受け、開閉フレーム部材12aのL字形状のカバーフレーム部121aは、展示物22を強く押すことになる。これにより、展示物22は、強く固定される。
次いで、展示パネル20Aから展示物22を取り外すには、図10に示すように、開閉フレーム部材12aを矢印方向(時計回り)に回転させる。この際、溝係止部11aの溝開口は押し広げられ、係止片122も時計方向に回転しながら、溝係止部11aから引き出される。更に、開閉フレーム部材12aを回動させれば、図10の状態となる。この状態で、展示物22を取り除けばよい。パネル用枠体10Aによれば、パネル用枠体10と同様の作用効果を奏する。
本発明のパネル用枠体は、展示パネル以外に、バインダーとしても使用できる。すなわち、1本又は2本のパネル用枠体を使用し、背パネルを強度の高い厚紙とし、シート体を紙体とすれば、メモ書きなどの用途であるバインダーとして使用できる。
本発明のパネル用枠体は、展示物を強く固定できるため、展示物に緩みや弛みがなく、長期間に亘り意匠性に優れた表示ができる。本発明のパネル用枠体は、バインダーとしても使用できる。また、本発明の展示用パネルは、コーナー部材は不要であり、部品点数を少なくでき、組み付けも簡単で軽量である。
10a、10a 一対の横枠体
10b、10b 一対の縦枠体
10 パネル用枠体
11 溝係止部
12 開閉フレーム部材
13 ヒンジ
14 板状本体部
15 背パネル係止部
20 展示パネル
21 背パネル
112 第1天板部
111 第2天板部
113 前方板
126 基端
121 カバーフレーム部

Claims (8)

  1. 樹脂製のパネル用枠体であって、
    前方開口又は上方開口の溝係止部を有する本体部材と、
    該溝係止部を形成する上方板状部又は後方板状部の先端と薄肉のヒンジを介して接続される開閉フレーム部材と、を有し、
    該開閉フレーム部材は、基端が該ヒンジに接続するカバーフレーム部と、該カバーフレーム部のヒンジ側の基端から略直角に屈曲して延びる係止片とを備え、
    該本体部材は、背パネルの縁部に取り付けられ、該係止片が該溝係止部の溝を形成する両壁を押圧して嵌合し、該カバーフレーム部が、背パネル面を押すことを特徴とするパネル用枠体。
  2. 該係止片と該溝係止部が嵌合状態における該係止片の溝幅方向における長さ(H2)が、該係止片と該溝係止部が嵌合する前の状態における該溝係止部の溝幅(H1)と同じ又は(H1)より大であることを特徴とする請求項1記載のパネル用枠体。
  3. 該係止片は、該カバーフレーム部のヒンジ側の基端から略直角に屈曲して延び、更にアール状に屈曲するJ字側面視形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載のパネル用枠体。
  4. 横枠体又は縦枠体であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のパネル用枠体。
  5. 長手方向の両端は、正面視で45度斜め内側に切り欠かれていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のパネル用枠体。
  6. 該本体部材は、縦方向に所定の長さを有し長手方向に所定の長さで延びる板状本体部と、該板状本体部の上端に位置する溝係止部を有し、該板状本体部の裏面にフック部材が係合する係合レールを形成したものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のパネル用枠体。
  7. 請求項1〜6のパネル用枠体を備えることを特徴とするパネル体。
  8. 該パネル体が、展示パネル又はバイダーであることを特徴とする請求項7記載のパネル体。
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