JP6088692B1 - 機械式駐車設備 - Google Patents
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Abstract
【課題】機械式駐車設備の歩行用の通路等を利用者が操作盤または操作盤付近の位置から移動すること無く、眼で容易に確認することができる機械式駐車設備を提供すること。【解決手段】機械式駐車設備1は、車両Cを載置して移動するパレット3と、パレット3の側方に設けられて利用者が歩行する通路2と、パレット3を移動させるための操作盤4と、を備えている。操作盤4は、機械式駐車設備1の前方等に配置されている。機械式駐車設備1の前部には、通路2に沿って操作盤4または操作盤4付近からの死角領域を映す反射鏡5が設けられている。【選択図】図1
Description
本発明は、車両を載置する複数のパレットを備えた機械式駐車設備に関する。
一般に、機械式駐車設備は、自動車を載置したパレットを上下方向、左右方向、あるいは、前後方向に移動させて立体駐車させることによって、多数の自動車を駐車可能にしている。
このような機械式駐車設備では、自動車を入庫させる場合、地表面の乗入階から自動車を入庫させて、利用者が操作盤を操作することによって、自動車が載置されたパレットを搬送装置(駆動装置)で格納階に移動させて保管している。
また、自動車を出庫させる場合は、利用者が操作盤を操作することによって、搬送装置で乗入階の出入口まで自動車を移動してから、利用者(運転者)が通路を通って自動車内に乗車して出庫させている。
また、自動車を出庫させる場合は、利用者が操作盤を操作することによって、搬送装置で乗入階の出入口まで自動車を移動してから、利用者(運転者)が通路を通って自動車内に乗車して出庫させている。
従来の機械式駐車設備の搬送装置を駆動させる場合は、搬送装置の前方等に設置されている操作盤を遠隔操作して駆動させている。従来の機械式駐車設備において、搬送装置を駆動させる場合に、搬送装置(パレット)の左右に設置された通路に、他の利用者等がいるかを人検知センサで自動的に確認して、利用者等が通路にいないときに、操作盤による搬送装置の駆動を可能にした装置が知れている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1,2に記載された機械式駐車設備は、光線遮断式検出器や、パッシブインフラレット方式の赤外線センサを利用して利用者等の人がいるか否かを自動的に検出している。
このように、従来の機械式駐車設備は、センサのみで駐車設備内にいる人を検出して、利用者が本人の眼で確認していない。このようなことから、機械式駐車設備において、操作盤を操作する場合に、通路等にいる人の存在の有無を、さらに、確実に確認できるようにすることが望まれていた。
このように、従来の機械式駐車設備は、センサのみで駐車設備内にいる人を検出して、利用者が本人の眼で確認していない。このようなことから、機械式駐車設備において、操作盤を操作する場合に、通路等にいる人の存在の有無を、さらに、確実に確認できるようにすることが望まれていた。
そこで、本発明は、前記問題点を解決するために創案されたものであり、機械式駐車設備の歩行用の通路等を利用者(装置操作者)が操作盤または操作盤付近の位置から移動すること無く、眼で容易に確認することができる機械式駐車設備を提供することを課題とする。
本発明に係る機械式駐車設備は、車両を載置して移動するパレットと、前記パレットの側方に設けられて利用者が歩行する通路と、前記パレットを移動させるための操作盤と、を備えた機械式駐車設備であって、前記機械式駐車設備の前部には、前記操作盤と、前記通路に沿って設けられて前記操作盤または操作盤付近からの死角領域を映して前記死角領域に人がいるかを目視するための反射鏡と、前記反射鏡が設けられた門形枠と、が設置され、前記門形枠は、地表面に立設された左右の支柱部と、前記左右の支柱部の上端に架設された梁部と、を接合して形成され、前記反射鏡は、前記梁部に取り付けられていることを特徴とする。
かかる構成によれば、機械式駐車設備は、操作盤または操作盤付近からの死角領域を映す反射鏡が設けられていることにより、操作盤を操作する利用者が反射鏡を見ることで、車両の側面等の死角となる死角領域中の歩行用通路等に他の利用者等がいるかを自分の眼で確認することができる。このため、操作盤を操作する利用者は、操作盤がある位置から死角領域となっている通路等がある位置の前方まで歩いて移動して確認することが不要となるので、死角領域に人がいるか無人であるかの確認作業を容易に、かつ、迅速に行なえるようになる。
反射鏡による確認をすることで、複数の死角をほぼ同時に確認することができるので、利用者が複数の死角を確認するために移動中に、既に確認中の死角領域に人等が進入することを防ぐことができるため、さらに、安全性を向上さることができる。
また、かかる構成によれば、門形枠を有するタイプの機械式駐車設備において、反射鏡が門形枠に設けられていることで、歩行用の通路やパレットに利用者以外の人かいるか否かを眼で確認するための反射鏡を容易に取り付けることができる。
反射鏡による確認をすることで、複数の死角をほぼ同時に確認することができるので、利用者が複数の死角を確認するために移動中に、既に確認中の死角領域に人等が進入することを防ぐことができるため、さらに、安全性を向上さることができる。
また、かかる構成によれば、門形枠を有するタイプの機械式駐車設備において、反射鏡が門形枠に設けられていることで、歩行用の通路やパレットに利用者以外の人かいるか否かを眼で確認するための反射鏡を容易に取り付けることができる。
また、機械式駐車設備は、車両を載置して移動するパレットと、前記パレットの側方に設けられて利用者が歩行する通路と、前記パレットを移動させるための操作盤と、を備えた機械式駐車設備であって、前記機械式駐車設備の前部には、前記操作盤と、前記通路に沿って設けられて前記操作盤または操作盤付近からの死角領域を映して前記死角領域に人がいるかを目視するための反射鏡と、前記パレット及び前記通路への人及び車両の侵入を防止する昇降可能なゲートと、前記ゲートの側方に設けられて前記ゲートを昇降可能に支持するゲート用支柱と、が設置され、前記反射鏡は、前記ゲートが下降したときの上端部から前記ゲートが上昇したときの下端部までの反射鏡取付範囲内の位置に配置されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、ゲートを有するタイプの機械式駐車設備において、反射鏡がゲート用支柱に設けられていることで、歩行用の通路やパレット上等の死角領域に利用者以外の人かいるか否かを眼で確認するための反射鏡を容易に取り付けることができる。
また、機械式駐車設備は、車両を載置して移動するパレットと、前記パレットの側方に設けられて利用者が歩行する通路と、前記パレットを移動させるための操作盤と、を備えた機械式駐車設備であって、前記機械式駐車設備の前部には、前記操作盤と、前記通路に沿って設けられて前記操作盤または操作盤付近からの死角領域を映して前記死角領域に人がいるかを目視するための反射鏡と、前記反射鏡を取り付けて前記通路の前方に立設された反射鏡用ポールと、が設置され、前記反射鏡用ポールは、前記反射鏡を設置するための設置面が、前記操作盤が配置されている側、かつ、前記パレットが配置されている側の側面を切欠形成した面から成ることを特徴とする。
かかる構成によれば、機械式駐車設備は、反射鏡を取り付けた反射鏡用ポールが立設されていることで、歩行用の通路やパレット上等の死角領域に利用者以外の人かいるか否かを眼で確認するための反射鏡を容易に配置することができる。
また、前記機械式駐車設備は、昇降式駐車設備、昇降横行式駐車装置、あるいは、昇降横行ピット式駐車装置のいずれかから成ることが好ましい。
かかる構成によれば、機械式駐車設備は、昇降式駐車設備、昇降横行式駐車装置、あるいは、昇降横行ピット式駐車装置から成ることによって、パレットを上下動させて車両を駐車させる駐車設備に適用させることができる。
本発明に係る機械式駐車設備は、機械式駐車設備の歩行用の通路等を利用者が操作盤または操作盤付近の位置から移動すること無く、眼で容易に確認することができる。
まず、図1及び図2を参照して、本発明の実施形態に係る機械式駐車設備を説明する。
なお、以下の説明において参照する図面は、本実施形態の構成を概略的に示したものであり、各部材の大きさや間隔、位置関係等を誇張したり、部材の一部の図示を省略したりしているものがある。また、便宜上、図1に示す車出入口側を正面、図2に示す操作盤側を右側、操作盤が設置されていない側を左側として説明する。
なお、以下の説明において参照する図面は、本実施形態の構成を概略的に示したものであり、各部材の大きさや間隔、位置関係等を誇張したり、部材の一部の図示を省略したりしているものがある。また、便宜上、図1に示す車出入口側を正面、図2に示す操作盤側を右側、操作盤が設置されていない側を左側として説明する。
≪機械式駐車設備≫
図1に示すように、機械式駐車設備1は、車両Cを載置して移動させるパレット3を有する機械式駐車装置1aを隣接して構成されている。
なお、機械式駐車設備1は、機械式駐車装置1aと、パレット3と、利用者(装置操作者)が歩行する通路2と、機械式駐車設備1の前方に配置された操作盤4と、操作盤4または操作盤4付近の位置からの死角領域Bを映す反射鏡5と、を備えた駐車設備であればよい。このため、機械式駐車設備1は、機械式駐車装置1a及びパレット3の数、構造、駐車場方式と、駐車階及び駐車列の数と、縦列及び地下駐車階の有無等は、特に限定されない。
図1に示すように、機械式駐車設備1は、車両Cを載置して移動させるパレット3を有する機械式駐車装置1aを隣接して構成されている。
なお、機械式駐車設備1は、機械式駐車装置1aと、パレット3と、利用者(装置操作者)が歩行する通路2と、機械式駐車設備1の前方に配置された操作盤4と、操作盤4または操作盤4付近の位置からの死角領域Bを映す反射鏡5と、を備えた駐車設備であればよい。このため、機械式駐車設備1は、機械式駐車装置1a及びパレット3の数、構造、駐車場方式と、駐車階及び駐車列の数と、縦列及び地下駐車階の有無等は、特に限定されない。
つまり、機械式駐車設備1は、この機械式駐車設備1を建てる設置スペースの広さや、利用者の要望する機械式駐車装置1aの数等に応じて適宜に設定すればよい。機械式駐車設備1は、例えば、昇降横行式駐車装置、昇降横行ピット式駐車装置等の立体式駐車装置や、横方向に連なっている機械式駐車装置や、タワータイプの機械式駐車装置であってもよい。
以下、機械式駐車設備1の一例として、機械式駐車設備1の前部に配置された門形枠10と、8つの駐車列と、を有する門形枠タイプの昇降式駐車設備を例に挙げて説明する。
以下、機械式駐車設備1の一例として、機械式駐車設備1の前部に配置された門形枠10と、8つの駐車列と、を有する門形枠タイプの昇降式駐車設備を例に挙げて説明する。
機械式駐車設備1は、1群の車両Cの入出庫を実行する機械式駐車装置1aと、1つ以上のパレット3と、それぞれパレット3の側方に設けられて通路2と、前記門形枠10と、複数のパレット3を移動させるための操作盤4と、機械式駐車装置1aを制御する制御盤(図示省略)と、前記反射鏡5と、後部用反射鏡51と、撮像装置6と、機械式駐車設備1の左右後側に周設された外囲い(図示省略)と、を備えた昇降式駐車設備から成る。
<外囲い>
外囲い(図示省略)は、高さが1.8m以上の柵から成り、平面視して機械式駐車設備1の外周にコ字状に配置されている。なお、外囲いは、平面視して機械式駐車設備1の周囲をコ字状に囲んだ壁であっても構わない。また、機械式駐車設備1の前側には、それぞれのパレット3の前方に設けられた電動式の前面昇降ゲート(図示省略)や、通路2の前方に設けられた電動式(昇降式または回動式)の柵状の出入口扉(図示省略)を設けてもよい。
外囲い(図示省略)は、高さが1.8m以上の柵から成り、平面視して機械式駐車設備1の外周にコ字状に配置されている。なお、外囲いは、平面視して機械式駐車設備1の周囲をコ字状に囲んだ壁であっても構わない。また、機械式駐車設備1の前側には、それぞれのパレット3の前方に設けられた電動式の前面昇降ゲート(図示省略)や、通路2の前方に設けられた電動式(昇降式または回動式)の柵状の出入口扉(図示省略)を設けてもよい。
<機械式駐車装置>
図1に示すように、機械式駐車装置1aは、パレット3を上下方向に複数連結して成るパレット連結体(図示省略)を上下動させて車両Cを駐車させる機械式立体駐車装置である。機械式駐車装置1aは、不図示のパレット連結体と、パレット連結体を移動させる搬送装置と、を備えていれば、その他の構造は特に限定されない。
図1に示すように、機械式駐車装置1aは、パレット3を上下方向に複数連結して成るパレット連結体(図示省略)を上下動させて車両Cを駐車させる機械式立体駐車装置である。機械式駐車装置1aは、不図示のパレット連結体と、パレット連結体を移動させる搬送装置と、を備えていれば、その他の構造は特に限定されない。
機械式駐車装置1aは、その一例を挙げると、パレット3を、地下一段地上二段の駐車列に配置(駐車)することが可能な鉄骨製のフレーム構造体から成る搬送装置を備えている。それぞれの機械式駐車装置1aの周囲には、パレット連結体の左右前後部のピットの内底から地表面Aに亘って垂直に立設された不図示の前柱及び後柱と、左右の前柱及び後柱の上端に前後方向に略水平に設けられた通路2と、ピットの開口縁に設けられた地表梁部材11と、が設けられている。
<パレット>
図1に示すように、パレット3は、例えば、車両Cの載置面を形成する車両載置板3aと、車両載置板3aの左右端部に前後方向に延設された車輪誘導壁部(図示省略)と、車両載置板3a上に設けられた車輪止め(図示省略)と、を備えている。パレット3は、例えば、車両Cを載置する2台のパレット3(上段パレット及び上段パレット)を不図示のパレット支柱を介して上下二段に連結されたパレット連結体から成る。パレット連結体は、搬送装置のチェーンが噛合するスプロケットと、を備えている。
図1に示すように、パレット3は、例えば、車両Cの載置面を形成する車両載置板3aと、車両載置板3aの左右端部に前後方向に延設された車輪誘導壁部(図示省略)と、車両載置板3a上に設けられた車輪止め(図示省略)と、を備えている。パレット3は、例えば、車両Cを載置する2台のパレット3(上段パレット及び上段パレット)を不図示のパレット支柱を介して上下二段に連結されたパレット連結体から成る。パレット連結体は、搬送装置のチェーンが噛合するスプロケットと、を備えている。
<搬送装置>
不図示の搬送装置は、各駐車列のパレット3(上段パレットまたは下段パレット)に載置された車両Cが地表面Aの出入口から出入りできるように、パレット連結体を昇降させる電動式昇降装置である。
不図示の搬送装置は、各駐車列のパレット3(上段パレットまたは下段パレット)に載置された車両Cが地表面Aの出入口から出入りできるように、パレット連結体を昇降させる電動式昇降装置である。
<通路>
図1に示すように、通路2は、各機械式駐車装置1aのパレット3の乗入階の左右両側に設けられて、利用者(運転者)が通行するための歩行用通路である。通路2は、機械式駐車設備1において、各駐車装置のパレット連結体の乗入階の左右両側に配設されて、前後方向に延設された金属製板部材から成る。
図1に示すように、通路2は、各機械式駐車装置1aのパレット3の乗入階の左右両側に設けられて、利用者(運転者)が通行するための歩行用通路である。通路2は、機械式駐車設備1において、各駐車装置のパレット連結体の乗入階の左右両側に配設されて、前後方向に延設された金属製板部材から成る。
<門形枠>
図2に示すように、門形枠10は、門の形をした逆凹形状のフレーム部材である。門形枠10は、地表面Aに立設された左右の支柱部10aと、左右の支柱部10a間の上端に架設させた梁部10bと、を接合して形成されている。図1に示すように、門形枠10は、例えば、機械式駐車設備1の前側の左右に設けられた一対の部材から成る。
支柱部10aは、例えば、角筒状の金属製柱から成る。梁部10bは、例えば、金属製角筒部材から成る。
図2に示すように、門形枠10は、門の形をした逆凹形状のフレーム部材である。門形枠10は、地表面Aに立設された左右の支柱部10aと、左右の支柱部10a間の上端に架設させた梁部10bと、を接合して形成されている。図1に示すように、門形枠10は、例えば、機械式駐車設備1の前側の左右に設けられた一対の部材から成る。
支柱部10aは、例えば、角筒状の金属製柱から成る。梁部10bは、例えば、金属製角筒部材から成る。
なお、門形枠10の数は、機械式駐車設備1の大きさや、機械式駐車装置1aの数等によって適宜に変更してもよい。つまり、門形枠10は、機械式駐車装置1aの数が多い場合は2つ以上でもよい。その場合は、梁部10bから垂下するように支柱を地表面Aに立設して、左右の支柱部10a間に支柱を増設させることもできる。
<操作盤>
図2に示すように、操作盤4は、各駐車列に設けられた機械式駐車装置1a、前面昇降ゲート(図示省略)等を操作するためのスイッチ4aと、撮像装置6で撮影した映像を映す液晶画面等から成るモニタ4bと、を備えた操作装置である。操作盤4は、機械式駐車設備1の前方中央部の地表面Aに立設された円柱形状の操作スタンド41の上部に設けられている。換言すると、操作盤4は、機械式駐車設備1の中央部の通路2の前方に立設された操作スタンド41に設けられている。操作盤4や操作スタンド41の形状は、特に限定されず、適宜変更しても構わない。
図2に示すように、操作盤4は、各駐車列に設けられた機械式駐車装置1a、前面昇降ゲート(図示省略)等を操作するためのスイッチ4aと、撮像装置6で撮影した映像を映す液晶画面等から成るモニタ4bと、を備えた操作装置である。操作盤4は、機械式駐車設備1の前方中央部の地表面Aに立設された円柱形状の操作スタンド41の上部に設けられている。換言すると、操作盤4は、機械式駐車設備1の中央部の通路2の前方に立設された操作スタンド41に設けられている。操作盤4や操作スタンド41の形状は、特に限定されず、適宜変更しても構わない。
<制御盤>
制御盤(図示省略)は、各駐車列に設けられた機械式駐車装置1a、及び、撮像装置6を制御するための装置である。制御盤(図示省略)は、通路2の後端部等に設置されている。
制御盤(図示省略)は、各駐車列に設けられた機械式駐車装置1a、及び、撮像装置6を制御するための装置である。制御盤(図示省略)は、通路2の後端部等に設置されている。
<死角領域>
図1に示すように、死角領域Bは、利用者が操作盤4を操作しているときの位置から、パレット3上の車両Cによって死角(影)となる部位である。つまり、死角領域Bは、パレット3上に車両Cを駐車させた場合に、操作盤4を操作する利用者から死角となる領域であって、車両Cの側部及び後部である。死角領域Bは、操作盤4の後方近傍にある通路2以外の通路2上の死角領域B1と、それぞれのパレット3上の死角領域B2と、機械式駐車設備1の後部の死角領域B3と、である。
図1に示すように、死角領域Bは、利用者が操作盤4を操作しているときの位置から、パレット3上の車両Cによって死角(影)となる部位である。つまり、死角領域Bは、パレット3上に車両Cを駐車させた場合に、操作盤4を操作する利用者から死角となる領域であって、車両Cの側部及び後部である。死角領域Bは、操作盤4の後方近傍にある通路2以外の通路2上の死角領域B1と、それぞれのパレット3上の死角領域B2と、機械式駐車設備1の後部の死角領域B3と、である。
<反射鏡>
反射鏡5は、操作盤4を操作する利用者が、死角領域Bとなる通路2上の死角領域B1や、パレット3上の死角領域B2を映して無人であることを確認するためのすミラーである。図2に示すように、反射鏡5は、例えば、凸面鏡、平面鏡、あるいは、それら以外の種類の鏡から成る鏡面体5aと、鏡面体5aを保持する枠体5bと、枠体5bを門形枠10に固定するためのブラケット5cと、を備えて構成されている。反射鏡5は、各駐車列のパレット3の左前側上部の門形枠10に設けられている。
反射鏡5は、操作盤4を操作する利用者が、死角領域Bとなる通路2上の死角領域B1や、パレット3上の死角領域B2を映して無人であることを確認するためのすミラーである。図2に示すように、反射鏡5は、例えば、凸面鏡、平面鏡、あるいは、それら以外の種類の鏡から成る鏡面体5aと、鏡面体5aを保持する枠体5bと、枠体5bを門形枠10に固定するためのブラケット5cと、を備えて構成されている。反射鏡5は、各駐車列のパレット3の左前側上部の門形枠10に設けられている。
なお、反射鏡5の種類、形状及び材質等は、特に限定されない。つまり、反射鏡5は、市販のカーブミラーや、ガレージミラーや、道路反射鏡等であってもよい。また、鏡面体5aの材質は、ステンレス等の金属製のものや、ガラス製のものであってもよい。
<後部用反射鏡、撮像装置、後側ポール>
図2に示すように、後部用反射鏡51及び撮像装置6は、操作盤4からの死角領域Bを映すためのものであり、機械式駐車設備1の後部に設けられた後側ポール12の上部に設置されている。
なお、後側ポール12は、それぞれの通路2の後方の地表面Aに立設された金属製の角筒状あるいは丸パイプ状の柱部材から成る。
図2に示すように、後部用反射鏡51及び撮像装置6は、操作盤4からの死角領域Bを映すためのものであり、機械式駐車設備1の後部に設けられた後側ポール12の上部に設置されている。
なお、後側ポール12は、それぞれの通路2の後方の地表面Aに立設された金属製の角筒状あるいは丸パイプ状の柱部材から成る。
後部用反射鏡51は、機械式駐車設備1の中央部の通路2の後方に立設された後側ポール12に取付用ブラケット(図示省略)を介して取り付けられた左右一対の鏡部材(左部視認用鏡部材51a及び右部視認用鏡部材51b)から成る。後部用反射鏡51は、前記反射鏡5と同様に、例えば、凸面鏡あるいは平面鏡等から成る。左部視認用鏡部材51aは、機械式駐車設備1の左半分の後部を視認するためのミラーである。図1に示すように、右部視認用鏡部材51bは、機械式駐車設備1の右半分の後部を視認するためのミラーである。
撮像装置6は、操作盤4の後方に配置されている設備中央部の通路2以外のそれぞれの通路2(通路2上の死角領域B1)と、機械式駐車設備1の後部(後部の死角領域B3)と、を撮像する監視カメラ装置である。撮像装置6は、後側ポール12に取り付けられた市販の監視カメラ装置6aと、操作スタンド41に設けられて監視カメラ装置6aで撮像した画像を映すモニタ4bと、で構成されている。
≪作用≫
次に、図1及び図2を参照しながら本発明の実施形態に係る機械式駐車設備1の作用を説明する。
次に、図1及び図2を参照しながら本発明の実施形態に係る機械式駐車設備1の作用を説明する。
例えば、図2に示す機械式駐車設備1から車両Cを出庫させる場合、あるいは、車両Cを入庫させる場合、利用者は、操作盤4のスイッチ4aを操作する前に、操作盤4の前側近傍から全ての反射鏡5を見て、死角領域B(通路2上の死角領域B1、及び、パレット上の死角領域B2)に他の利用者等がいるか否かを視認する。
機械式駐車設備1内に車両Cがない場合は、利用者から機械式駐車設備1全体が見える。図1に示すように、機械式駐車設備1の右端のパレット3上に車両Cが載置されている場合、その車両Cによって、右端の通路21が死角領域B1となって、利用者は操作盤4の位置から右端の通路21を直接視認できなくなる。
この場合、利用者は、機械式駐車設備1の右端に配置された反射鏡50を見ることによって、通路21上に人がいるか否かを間接的に視認することができる。
この場合、利用者は、機械式駐車設備1の右端に配置された反射鏡50を見ることによって、通路21上に人がいるか否かを間接的に視認することができる。
また、機械式駐車設備1の右端から二番目のパレット3上に車両Cが載置されている場合、その車両Cによって、右端から二番目の通路21が死角領域B1となって、利用者は操作盤4の位置から右端の通路21を直接視認できなくなる。この場合は、機械式駐車設備1の右端から二番目に配置された反射鏡5を見ることによって、右端から二番目の通路2上に人がいるか否かを間接的に視認することができる。以下省略。
次に、利用者は、その位置から図2に示す左部視認用鏡部材51aと右部視認用鏡部材51bとを見て、機械式駐車設備1の後部の死角領域B3に他の利用者等がいるか否かを視認する。さらに、利用者は、操作盤4を操作して、後側ポール12に設けた撮像装置6で撮影した映像をモニタ4bで見て、死角領域B(通路2上の死角領域B1、及び、機械式駐車設備1の後部の死角領域B3)に他の利用者等がいるか否かを視認する。
このように、機械式駐車設備1は、操作盤4の位置からの死角領域Bを映す反射鏡5が設けられていることにより、操作盤4を操作する利用者が反射鏡5を見ることで、死角領域Bにある通路2に他の利用者等がいるか否かを自分の眼で確認することができる。このため、操作盤4を操作する利用者は、操作盤4がある位置から死角領域Bとなっている通路2等がある位置の前方まで歩いて移動して確認することが不要となるので、死角領域Bに人がいるかの確認作業を容易に、かつ、迅速に行なえるようにすることができる。
このような反射鏡5による確認をすることで、複数の死角領域Bをほぼ同時に確認することができるので、利用者が複数の死角領域Bを確認するために移動中に、既に確認中の死角領域Bに人等が進入することを防ぐことができる。このため、さらに、安全性を向上さることができる。
また、門形枠10を有するタイプの機械式駐車設備1は、反射鏡5が門形枠10に設けられていることで、歩行用の通路2や、パレット3に利用者以外の人かいるか否かを眼で確認するための反射鏡5を、死角領域Bを視認し易い位置に容易に取り付けることができる。
また、機械式駐車設備1は、機械式駐車設備1の後部に、操作盤4からの死角領域Bを映す後部用反射鏡51、及び、撮像装置6が設けられていることによって、機械式駐車設備1の後部の死角領域Bに人がいるかを間接的に確実に視認することができる。
このため、利用者は、機械式駐車設備1から車両Cを出庫、及び、入庫させる場合に、死角領域Bに他の利用者がいるか否かを、全ての通路2の前方や、全てのパレット3の前方や、機械式駐車設備1の後部まで歩いて移動せずに確実に視認することができる。
利用者は、反射鏡5、後部用反射鏡51、及び、撮像装置6による人員の有無の確認が完了して、死角領域B内が無人の場合に、操作盤4を操作して機械式駐車設備1から車両Cの出庫作業、あるいは、車両Cの入庫作業を行う。
なお、通路2上等の死角領域Bに利用者以外の人がいるときは、その人が機械式駐車設備1外に出たのを確認してから操作盤4を操作して、車両Cの出庫作業、あるいは、車両Cの入庫作業を行う。
なお、通路2上等の死角領域Bに利用者以外の人がいるときは、その人が機械式駐車設備1外に出たのを確認してから操作盤4を操作して、車両Cの出庫作業、あるいは、車両Cの入庫作業を行う。
また、反射鏡5は、図2に示すように、門形枠10の高い位置に設置されているため、通路2を通行する利用者や、入庫及び出庫する車両Cの邪魔になることがない。
[第1変形例]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。なお、以下の説明において、既に説明した構成は同じ符号を付してその説明を省略する。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。なお、以下の説明において、既に説明した構成は同じ符号を付してその説明を省略する。
次に、図3及び図4を参照して本発明の第1変形例に係る機械式駐車設備1Aを説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の第1変形例を示す概略平面図である。図4は、第1変形例の要部概略斜視図である。
図3は、本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の第1変形例を示す概略平面図である。図4は、第1変形例の要部概略斜視図である。
図3及び図4に示すように、第1変形例の機械式駐車設備1Aは、ゲート13を有するゲートタイプの駐車設備である。機械式駐車設備1Aは、それぞれの機械式駐車装置1Aaの前部に配置された昇降するゲート13と、ゲート13の左右側方に設けられてゲート13を昇降可能に支持するゲート用支柱14と、ゲート用支柱14に設けられた反射鏡5Aと、を備えて構成されている。
この場合、それぞれの機械式駐車装置1Aaの前方には、地表面Aと略同じ高さの位置に配置されたパレット3及び通路2への利用者、車両Cの侵入を防止するゲート13が昇降可能に配置されている。それぞれのゲート13の左右両側には、ゲート13を昇降自在に支持するゲート用支柱14と、ゲート13を昇降させるゲート昇降装置(図示省略)と、が設けられている。
ゲート13は、例えば、それぞれのゲート用支柱14間に配置された横長で矩形の枠フレーム(図示省略)と、枠フレームに格子状に設けられた網状部材と、から成る。
ゲート用支柱14は、地表面Aに立設された支柱14aと、支柱14aの側面に設けられて昇降するゲート13の枠フレームをガイドする横断面視して凹形状のガイド部材(図示省略)と、を備えて構成されている。
ゲート用支柱14は、地表面Aに立設された支柱14aと、支柱14aの側面に設けられて昇降するゲート13の枠フレームをガイドする横断面視して凹形状のガイド部材(図示省略)と、を備えて構成されている。
不図示のゲート昇降装置は、例えば、ゲート13の枠フレームに軸支されたスプロケットと、このスプロケットに噛合してゲート13を昇降させるチェーンと、このチェーンを駆動させる駆動用スプロケット、及び、減速機構を有する電動モータ駆動機構と、を備えて構成されている。
反射鏡5Aは、実施形態の反射鏡5と同様に、鏡面体5Aaと、枠体5Abと、ブラケット5Acと、を備えて構成されている。反射鏡5Aは、例えば、図4に示すように、ゲート13が下降したときの上端部からゲート13が上昇したときの下端部までの反射鏡取付範囲H内の位置に、反射鏡設置高さH1〜H4をそれぞれ変えて取り付けられる。
反射鏡5Aをゲート用支柱14に取り付ける場合、例えば、操作盤4から一番遠い位置にある支柱14aには、地表面Aからの高さH1の位置に反射鏡5Aを取り付ける。操作盤4から二番目に遠い位置にある支柱14bには、高さH2の位置に反射鏡5Aを取り付ける。操作盤4から三番目に遠い位置にある支柱14cには、高さH3の位置に反射鏡5Aを取り付ける。操作盤4から四番目に遠い位置にある支柱14dには、高さH4の位置に反射鏡5Aを取り付ける。
以上のように、本発明の第1変形例の機械式駐車設備1Aは、死角領域B(B1)を映す反射鏡5Aと、後部の死角領域B3を映す後部用反射鏡51Aと、を備えている。このため、機械式駐車設備1Aは、操作盤4を操作する利用者の位置からの機械式駐車設備1A全体の死角領域Bを、反射鏡5Aと後部用反射鏡51Aに映して死角領域Bを視認可能にしている。
これにより、利用者は、機械式駐車設備1Aのようなゲートタイプの駐車設備であっても、操作盤4の位置から歩いて移動することなく、機械式駐車設備1A内全体に利用者以外の者がいるか否かを眼で確認することができる。
また、それぞれの反射鏡5Aは、ゲート用支柱14に反射鏡設置高さH1〜H4を相違させて取り付けたことにより、通路2上の死角領域B1及びパレット3上の死角領域B2が無人であることを確実に視認できるように設置することができる。
また、反射鏡5Aは、図4に示すように、ゲート用支柱14に取り付けたことで、ゲート13が閉鎖しているとき、及び、ゲート13が開放しているときであっても、機械式駐車設備1A内が無人であるか否かを確認することができる。
[第2変形例]
次に、図5及び図6を参照して本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の第2変形例を説明する。図5は、本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の第2変形例を示す概略平面図である。図6は、第2変形例の要部拡大概略斜視図である。
次に、図5及び図6を参照して本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の第2変形例を説明する。図5は、本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の第2変形例を示す概略平面図である。図6は、第2変形例の要部拡大概略斜視図である。
図5及び図6に示すように、第2変形例の機械式駐車設備1Bは、反射鏡5Bを設置するための専用の反射鏡用ポール15を備えたポールタイプの駐車設備である。機械式駐車設備1Bは、機械式駐車設備1Bの前部において、それぞれの通路2の前方に、反射鏡5Bを取り付けた反射鏡用ポール15がそれぞれ立設されている。
この場合、反射鏡用ポール15は、それぞれの通路2の前方の地表面Aに立設された柱状の部材から成り、操作盤4側の側面に、死角領域Bを反射して映す反射鏡5Bを設置するために設置部15aを有している。
なお、反射鏡用ポール15は、それぞれの通路2の前方に設置されて、侵入者防止用の鎖を取り付けるための駐車場用チェーンポールに、反射鏡5Bを設置したものであってもよい。
なお、反射鏡用ポール15は、それぞれの通路2の前方に設置されて、侵入者防止用の鎖を取り付けるための駐車場用チェーンポールに、反射鏡5Bを設置したものであってもよい。
柱形状の設置部15aは、図6に示すように、例えば、操作盤4側、かつ、パレット3側の側面を、横断面視して三角形の底面を形成するように切欠形成した面から成る。
反射鏡5Bは、その設置部15aに固定される平板状、あるいは、凸面鏡等の鏡面体から成る。反射鏡5Bは、機械式駐車設備1Bの前部(前面)の反射鏡用ポール15に配置されている。反射鏡5Bは、アクリル製ミラー、ステンレス製ミラー、アルミ製ミラー等の割れ難いミラーによって適宜形成してもよい。このよう構成すれば、反射鏡5Bは、万が一、車両Cが反射鏡用ポール15に衝突したとしても、反射鏡5Bを形成する部材が飛散するのを防止することができる。
反射鏡5Bは、その設置部15aに固定される平板状、あるいは、凸面鏡等の鏡面体から成る。反射鏡5Bは、機械式駐車設備1Bの前部(前面)の反射鏡用ポール15に配置されている。反射鏡5Bは、アクリル製ミラー、ステンレス製ミラー、アルミ製ミラー等の割れ難いミラーによって適宜形成してもよい。このよう構成すれば、反射鏡5Bは、万が一、車両Cが反射鏡用ポール15に衝突したとしても、反射鏡5Bを形成する部材が飛散するのを防止することができる。
以上のように、本発明の第2変形例の機械式駐車設備1Bは、それぞれ通路2の前方に立設した反射鏡用ポール15に反射鏡5Bを取り付けたことで、操作盤4を操作する利用者の位置からの機械式駐車設備1B全体の死角領域Bを、反射鏡5Bと後部用反射鏡51とに映して死角領域Bを視認可能にすることができる。
[第3変形例]
次に、図7を参照して本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の第3変形例を説明する。図7は、本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の第3変形例を示す要部概略斜視図である。
次に、図7を参照して本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の第3変形例を説明する。図7は、本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の第3変形例を示す要部概略斜視図である。
図7に示すように、第3変形例の機械式駐車設備1Cは、機械式駐車設備1Cの側方に少なくとも、機械式駐車設備1Cの外周部の側方を覆う外囲いのような壁面16を有する壁面タイプの駐車設備であって、反射鏡5Cが、壁面16に設けられている。
この場合、反射鏡5Cは、実施形態の反射鏡5と同様に、鏡面体5Caと、枠体5Cbと、ブラケット5Ccと、を備えて構成されている。ブラケット5Ccは、基端部がコンクリートの側壁の壁面16に固定され、先端部が枠体5Cbに固定されている。
このような壁面タイプの機械式駐車設備1Cは、例えば、マンション内等に設置された機械式駐車設備1Cにおいて、マンション等の壁面16に反射鏡5Cを取り付けることで、死角領域Bを操作盤4の操作位置から視認できるようにすることができる。このため、利用者が歩いて死角領域Bに利用者以外の者がいるか否かの煩わしい確認作業を簡素化させて、迅速に行うことができる。
なお、反射鏡5Cは、壁面16以外に、機械式駐車設備1C上に配置した天井面や、上方に設置された梁等にブラケットを介して設けても、死角領域Bを確認することができる。
なお、反射鏡5Cは、壁面16以外に、機械式駐車設備1C上に配置した天井面や、上方に設置された梁等にブラケットを介して設けても、死角領域Bを確認することができる。
[第4変形例]
次に、図8を参照して本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の第4変形例を説明する。図8は、本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の第4変形例を示す要部概略斜視図である。
次に、図8を参照して本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の第4変形例を説明する。図8は、本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の第4変形例を示す要部概略斜視図である。
図8に示すように、第4変形例の機械式駐車設備1Dは、機械式駐車設備1Dの側方及び後方の壁面16,17に反射鏡5Dを設けた壁面タイプの駐車設備である。機械式駐車設備1Dは、反射鏡5Dを側壁の壁面16に設けると共に、後壁の壁面17に凸面鏡から成る後部用反射鏡51Dを設ける。
このように、機械式駐車設備1Dは、側壁の壁面16に反射鏡5Cを設けると共に、さらに、後壁の壁面17にも後部用反射鏡51Dを設けることで、機械式駐車設備1D全体の死角領域Bを操作盤4の操作位置から視認できるようにすることができる。
[第5変形例]
次に、図9を参照して本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の第5変形例を説明する。図9は、本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の第5変形例を示す概略平面図である。
次に、図9を参照して本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の第5変形例を説明する。図9は、本発明の実施形態に係る機械式駐車設備の第5変形例を示す概略平面図である。
図4に示す第1変形例の機械式駐車設備1Aでは、それぞれ反射鏡5Aをゲート用支柱14(支柱14a〜14d)に反射鏡設置高さH1〜H4を相違させて設置した場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
図9に示す第5変形例の機械式駐車設備1Eのように、反射鏡5E(5Ea,,5Eb,5Ec,5Ed)は、それぞれの機械式駐車装置1Eaの前部から反射鏡用ポール18までの距離L1〜L4をそれぞれ相違させた位置に立設した反射鏡用ポール18に取り付けてもよい。
図9に示す第5変形例の機械式駐車設備1Eのように、反射鏡5E(5Ea,,5Eb,5Ec,5Ed)は、それぞれの機械式駐車装置1Eaの前部から反射鏡用ポール18までの距離L1〜L4をそれぞれ相違させた位置に立設した反射鏡用ポール18に取り付けてもよい。
第5変形例の機械式駐車設備1Eは、それぞれ反射鏡用ポール18の設置位置をそれぞれ前後方向にずらして配置することで、利用者が操作盤4の前からそれぞれの反射鏡5Eを見たときに、互いに反射鏡5Eが重なって見え難くなるのを解消することができる。このため、利用者は、機械式駐車設備1E全体の死角領域Bに他の利用者等の人がいるか否かの確認を、操作盤4の前から移動せずに視認することができる。
[その他の変形例]
前記実施形態、及び、第1〜第5の変形例の機械式駐車設備1,1A〜1Eは、各駐車装置の数、駐車方式、駐車駆動方式、搬送装置等は特に限定されず、適宜変更しても構わない。
前記実施形態、及び、第1〜第5の変形例の機械式駐車設備1,1A〜1Eは、各駐車装置の数、駐車方式、駐車駆動方式、搬送装置等は特に限定されず、適宜変更しても構わない。
例えば、操作盤4には、操作盤4を使用したり利用者が全ての反射鏡5及び後部反射鏡51で死角領域Bが無人であることを確認したときに操作する無人確認スイッチを設けてもよい。
1,1A,1B,1C,1D 機械式駐車設備
2 通路
3 パレット
4 操作盤
5,5A,5B,5C,5D 反射鏡
6 撮像装置
10 門形枠
13 ゲート
14 ゲート用支柱
15 反射鏡用ポール
16,17 壁面
51,51D 後部用反射鏡
A 地表面
B 死角領域
B1 通路上の死角領域(死角領域)
B2 パレット上の死角領域(死角領域)
B3 機械式駐車設備の後部の死角領域(死角領域)
C 車両
H 反射鏡取付範囲
H1〜H4 高さ
2 通路
3 パレット
4 操作盤
5,5A,5B,5C,5D 反射鏡
6 撮像装置
10 門形枠
13 ゲート
14 ゲート用支柱
15 反射鏡用ポール
16,17 壁面
51,51D 後部用反射鏡
A 地表面
B 死角領域
B1 通路上の死角領域(死角領域)
B2 パレット上の死角領域(死角領域)
B3 機械式駐車設備の後部の死角領域(死角領域)
C 車両
H 反射鏡取付範囲
H1〜H4 高さ
Claims (4)
- 車両を載置して移動するパレットと、
前記パレットの側方に設けられて利用者が歩行する通路と、
前記パレットを移動させるための操作盤と、
を備えた機械式駐車設備であって、
前記機械式駐車設備の前部には、前記操作盤と、
前記通路に沿って設けられて前記操作盤または操作盤付近からの死角領域を映して前記死角領域に人がいるかを目視するための反射鏡と、
前記反射鏡が設けられた門形枠と、が設置され、
前記門形枠は、地表面に立設された左右の支柱部と、
前記左右の支柱部の上端に架設された梁部と、を接合して形成され、
前記反射鏡は、前記梁部に取り付けられていること、
を特徴とする機械式駐車設備。 - 車両を載置して移動するパレットと、
前記パレットの側方に設けられて利用者が歩行する通路と、
前記パレットを移動させるための操作盤と、
を備えた機械式駐車設備であって、
前記機械式駐車設備の前部には、前記操作盤と、
前記通路に沿って設けられて前記操作盤または操作盤付近からの死角領域を映して前記死角領域に人がいるかを目視するための反射鏡と、
前記パレット及び前記通路への人及び車両の侵入を防止する昇降可能なゲートと、
前記ゲートの側方に設けられて前記ゲートを昇降可能に支持するゲート用支柱と、が設置され、
前記反射鏡は、前記ゲートが下降したときの上端部から前記ゲートが上昇したときの下端部までの反射鏡取付範囲内の位置に配置されていること、
を特徴とする機械式駐車設備。 - 車両を載置して移動するパレットと、
前記パレットの側方に設けられて利用者が歩行する通路と、
前記パレットを移動させるための操作盤と、
を備えた機械式駐車設備であって、
前記機械式駐車設備の前部には、前記操作盤と、
前記通路に沿って設けられて前記操作盤または操作盤付近からの死角領域を映して前記死角領域に人がいるかを目視するための反射鏡と、
前記反射鏡を取り付けて前記通路の前方に立設された反射鏡用ポールと、が設置され、
前記反射鏡用ポールは、前記反射鏡を設置するための設置面が、前記操作盤が配置されている側、かつ、前記パレットが配置されている側の側面を切欠形成した面から成ること、
を特徴とする機械式駐車設備。 - 前記機械式駐車設備は、昇降式駐車設備、昇降横行式駐車装置、あるいは、昇降横行ピット式駐車装置のいずれかから成ること、
を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の機械式駐車設備。
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JP2019031884A (ja) * | 2017-08-10 | 2019-02-28 | Ihi運搬機械株式会社 | 乗降室確認装置および機械式駐車装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0718912A (ja) * | 1993-07-05 | 1995-01-20 | Nabco Ltd | 駐車装置 |
JP2004278249A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-07 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | ピット多段式駐車装置およびその昇降フェンス |
JP2015212516A (ja) * | 2015-07-13 | 2015-11-26 | 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 | 機械式駐車装置及び機械式駐車装置の制御方法 |
-
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