JP6088608B1 - 一方向流制御弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】サブポートの圧力の上昇によって一方向流制御弁が開弁することを防止する。【解決手段】メインポート82からサブポート83へ流れる作動油の流量を制御するソレノイドバルブ100は、メインポート82とサブポート83とを連通する主弁22と、主弁22を閉弁方向に付勢する制御圧室42と、メインポート82と制御圧室42とを連通させるメインポート連通路に設けられる第1弁体71と、サブポート83と制御圧室42とを連通させるサブポート連通路に設けられる第2弁体72と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、一方向流制御弁に関するものである。
油圧によって作動する建設機械や産業機械では、電磁力に応じて作動油の流量を制御する一方向流制御弁が用いられる。
特許文献1には、メインポートとサブポートとの連通開度を変化させる主弁と、主弁を閉弁方向に付勢する制御圧室と、を備える一方向流制御弁が記載されている。この一方向流制御弁は、メインポートに接続されるポンプからサブポートに接続される建設機械等のアクチュエータへ供給される作動流体の流量を制御する。
特開2007−239996号公報
特許文献1に開示される一方向流制御弁では、アクチュエータと連通するサブポートの圧力は、主弁が閉じているときに、主弁を開弁させる方向へと作用する。このため、アクチュエータへの作動流体の供給が停止された後に、外部からアクチュエータに作用する負荷が増大するなどして、アクチュエータ内の圧力が上昇すると、サブポートの圧力も上昇し、主弁が開弁するおそれがある。主弁が開弁すると、作動流体がサブポートからメインポートへと流出するため、アクチュエータの負荷を保持することが困難となる。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたものであり、サブポートの圧力の上昇によって一方向流制御弁が開弁することを防止することを目的とする。
第1の発明は、メインポートからサブポートへ流れる作動流体の流量を制御する一方向流制御弁において、メインポートと制御圧室とを連通させるメインポート連通路に設けられ、メインポートから制御圧室への作動流体の流通のみを許容する第1弁体と、サブポートと制御圧室とを連通させるサブポート連通路に設けられ、サブポートから制御圧室への作動流体の流通のみを許容する第2弁体と、を備えることを特徴とする。
第1の発明では、サブポートの圧力が制御圧室の圧力よりも上昇した場合は、サブポート連通路を通じてサブポートから制御圧室へ作動流体が導かれる。このため、主弁を閉弁方向に付勢する制御圧室の圧力はサブポートの圧力と等しくなる。このように、サブポートの圧力が制御圧室の圧力よりも上昇したとしても制御圧室の圧力がサブポートの圧力と等しくなるため、主弁は閉じられた状態に維持される。
第2の発明は、第1弁体と第2弁体とが、主弁内に配置されることを特徴とする。
第3の発明は、メインポート連通路とサブポート連通路とが、主弁内に形成され、第1弁体の中心軸と第2弁体の中心軸との少なくとも何れか一方は、主弁の中心軸と一致することを特徴とする。
第2及び第3の発明では、第1弁体が設けられる通路と、第2弁体が設けられる通路と、が主弁内に設けられ、主弁内に配置される第1弁体の中心軸と第2弁体の中心軸との少なくとも何れか一方が、主弁の中心軸と一致している。このため、通路の加工を主弁の加工と併せて行うことが可能となり、一方向流制御弁の製造コストを低減させることができる。
第4の発明は、第1弁体と第2弁体との変位方向が同じであり、第1弁体と第2弁体とが変位方向に沿って直列配置されることを特徴とする。
第4の発明では、第1弁体と第2弁体とがコンパクトに配置されるため、一方向流制御弁をコンパクト化することができる。
第5の発明は、手動で開弁されることによりサブポート連通路を開放する開放弁がサブポート連通路に設けられることを特徴とする。
第5の発明では、第2弁体が設けられるサブポート連通路に開放弁も設けられる。このため、サブポートの圧力が制御圧室の圧力よりも上昇した場合であっても作動流体がサブポートからメインポートへと流出することを防止することができるとともに、コイルへ通電を行わなくともサブポートから作動流体を供給することができる。
第6の発明は、第2弁体が開放弁内に設けられることを特徴とする。
第6の発明では、第2弁体が開放弁の内部に設けられる。このため、第2弁体が設けられる通路と、開放弁が設けられる通路とを別々に設ける必要がないため、一方向流制御弁をコンパクト化することができる。
第7の発明は、制御圧室に連通し、第2弁体を閉弁方向へ付勢する圧力室をさらに備え、圧力室には、第1弁体が開弁したときに、メインポートから作動流体が導かれることを特徴とする。
第7の発明では、第1弁体が開弁したときに、第2弁体を閉弁方向へ付勢する圧力室にメインポートから作動油が導かれ、第2弁体は閉弁する。このため、第2弁体を介してメインポートからサブポートへ作動油が流出することを防止することができる。
本発明によれば、サブポートの圧力が上昇したとしても一方向流制御弁が開弁することを防止することができる。
本発明の第1実施形態に係るソレノイドバルブの断面図である。 図1の第1弁体及び第2弁体を拡大した図面である。 本発明の第2実施形態に係るソレノイドバルブの断面図である。 図3の開放弁を拡大した図面である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1及び図2を参照して、本発明の第1実施形態に係るソレノイドバルブ100について説明する。
図1に示されるソレノイドバルブ100は、建設機械や産業機械等に設けられ、図示しない流体圧力源からアクチュエータ(負荷)に供給される作動流体の流量やアクチュエータからタンク等へ排出される作動流体の流量を制御する。このソレノイドバルブ100は、メインポート82からサブポート83へ流れる作動流体の流量を制御する一方向流制御弁である。
ソレノイドバルブ100は、バルブブロック80に設けられる非貫通の挿入孔81に挿入固定される。バルブブロック80には、一端が挿入孔81の底面に開口し、他端がバルブブロック80の外面に開口して図示しない配管等を通じて流体圧力源であるポンプに接続されるメインポート82と、一端が挿入孔81の側面に開口し、他端がバルブブロック80の外面に開口して図示しない配管等を通じてアクチュエータに接続されるサブポート83と、を有する。
ソレノイドバルブ100では、作動流体として作動油が用いられる。作動流体は、作動油に限定されず、他の非圧縮性流体または圧縮性流体であってもよい。
ソレノイドバルブ100は、メインポート82とサブポート83との連通開度を変化させる主弁22と、挿入孔81内に固定され主弁22が摺動自在に挿入される中空円筒状のスリーブ12と、メインポート82またはサブポート83から作動油が導かれ、主弁22を閉弁方向に付勢する制御圧室42と、メインポート82から制御圧室42への作動油の流通のみを許容する第1弁体71と、サブポート83から制御圧室42への作動油の流通のみを許容する第2弁体72と、制御圧室42とサブポート83との連通開度を変化させる副弁27と、供給される電流に応じて副弁27を変位させるソレノイド部60と、を備える。
スリーブ12は、主弁22の外周面を摺動自在に支持する摺動支持部12aと、主弁22が着座するシート部13と、を有する。
シート部13の内周には、メインポート82側から順に、円孔状の第1シート部13aと、円錐台状の第2シート部13bと、の2つのシート部が形成される。第1シート部13aの中心軸と第2シート部13bの中心軸とは、スリーブ12の中心軸と一致している。
スリーブ12には、第2シート部13bと摺動支持部12aとの間に、スリーブ12内の空間とサブポート83とを連通するスリーブ連通孔12bが周方向に間隔をあけて複数形成される。
シート部13の外周と摺動支持部12aの外周とには、スリーブ連通孔12bを挟むようにして、それぞれOリング51,52が配置される。スリーブ連通孔12bとサブポート83との接続部は、スリーブ12と挿入孔81との間で圧縮されるこれら二つのOリング51,52によって封止される。特にシート部13の外周に設けられるOリング51によって、スリーブ12と挿入孔81との間の隙間を通じてメインポート82とサブポート83とが連通することが防止される。
主弁22は、円柱状部材であり、一端面22eがシート部13側に位置し、摺動部22cが摺動支持部12aに摺動支持されるようにスリーブ12内に配置される。主弁22の他端面22fは、主弁22と、スリーブ12と、ソレノイド部60と、により画定される制御圧室42に臨んでいる。
主弁22の一端面22e側には、第1シート部13aに摺動自在に挿入される円柱状のスプール弁22aが形成され、スプール弁22aと摺動部22cとの間には、第2シート部13bに着座する円錐台状のポペット弁22bが形成される。また、主弁22には、ポペット弁22bと摺動部22cとの間に、主弁22の軸方向に対して垂直な面を有する段部22hが形成される。段部22hにはスリーブ連通孔12bを通じてサブポート83の圧力が作用する。
主弁22の一端面22eには、メインポート82に連通する凹部22gがスプール弁22aと同軸上に形成される。スプール弁22aには、一端が第1シート部13aと摺動する面に開口し、他端が凹部22gの内周面に開口する貫通孔22dが周方向に間隔をあけて複数形成される。
第1シート部13aにより閉塞される各貫通孔22dは、ポペット弁22bと第2シート部13bとが離れる方向にスプール弁22aが移動するのに伴って、徐々に開口する。つまり、第1シート部13aから露出する各貫通孔22dの面積は、スプール弁22aの移動量に応じて変化する。このように、各貫通孔22dの開口面積を変化させることによって、メインポート82からサブポート83へ流れる作動油の流量を制御することができる。
各貫通孔22dは、ポペット弁22bが第2シート部13bに当接するときであっても、第1シート部13aによって完全に閉塞されないように配置される。つまり、各貫通孔22dの開口面積は、ポペット弁22bが第2シート部13bに当接する閉弁位置において最小値となり、ポペット弁22bが開弁方向に変位するにつれて漸次増大する。
なお、各貫通孔22dは、ポペット弁22bが第2シート部13bからある程度離れるまで第1シート部13aによって閉塞されるように配置されてもよい。この場合、主弁22がある程度変位するまで作動油の流量をほぼゼロに設定することができる。
主弁22には、図1及び図2に示されるように、軸方向に貫通する貫通孔23が形成される。貫通孔23は、主弁22の凹部22gに開口し第1弁体71が収容される第1摺動孔23aと、第1摺動孔23aに連続して形成され第2弁体72が収容される第2摺動孔23bと、第2摺動孔23bに連続して形成され他端面22fに開口する固定孔23cと、を有する。第1摺動孔23a、第2摺動孔23b及び固定孔23cは、中心軸が主弁22の中心軸と一致するように形成される。このため、第1摺動孔23a、第2摺動孔23b及び固定孔23cの加工は、主弁22の加工と併せて行うことができる。また、同芯度の精度を向上させることができる。
固定孔23cには、一端が第2摺動孔23bを閉塞するとともに他端が制御圧室42に臨む円筒状のプラグ73が螺着固定される。プラグ73は、後述の圧力補償スリーブ26が摺動自在に挿入されるスリーブ摺動孔73aと、一端がスリーブ摺動孔73aに開口し他端がプラグ73の外周に開口するプラグ連通孔73bと、を有する。スリーブ摺動孔73aは、制御圧室42に臨んで開口し、プラグ73の軸心に沿って形成される非貫通孔である。スリーブ摺動孔73aの中心軸は、主弁22の中心軸と一致するように形成される。つまり、スリーブ摺動孔73aは、主弁22に形成される第1摺動孔23a、第2摺動孔23b及び固定孔23cと同心軸上に設けられる。
プラグ73の外周には、プラグ連通孔73bの開口部を挟むようにして2つのOリング77が配置される。プラグ73と貫通孔23との間で圧縮されるこれらのOリング77によって、プラグ連通孔73bと隣接する油室とが連通することが防止される。
主弁22には、一端が第1摺動孔23aに開口しサブポート83と貫通孔23内の空間とを連通させるサブポート連通孔23dと、一端が第2摺動孔23bに開口し制御圧室42と貫通孔23内の空間とを連通させる制御圧室連通孔23fと、一端が固定孔23cに開口しプラグ連通孔73bとサブポート連通孔23dとを連通させる排出路23eと、がさらに形成される。制御圧室連通孔23fには、オリフィスとして機能する導入孔41が設けられる。
第1弁体71は、有底円筒状のポペット弁であり、第1摺動孔23aに沿って摺動自在な中空円筒部71aと、第1摺動孔23aに設けられる円錐台状の第1シート部88aに着座する第1弁部71cが形成される頂部71bと、を有する。図1及び図2に示すように、第1弁体71の頂部71bは凹部22gに臨んで配置されるため、頂部71bには、メインポート82の圧力が常に作用する。
第2弁体72は、第2摺動孔23bに沿って摺動自在な摺動部72aと、摺動部72aから延出し、第1弁体71の中空円筒部71a内に挿入される支持部72bと、軸方向に貫通する第2弁体貫通孔72cと、を有する。第1弁体71は、第2弁体72の支持部72bによって第1摺動孔23aに沿って変位するように摺動自在に支持される。このように、第1弁体71と第2弁体72とは、摺動する方向、すなわち、変位する方向が同じであり、この方向に沿って直列配置される。
第2弁体72は、第1摺動孔23aと第2摺動孔23bとを接続する段部に形成される円錐台状の第2シート部88bに着座するポペット状の第2弁部72eをさらに有する。なお、第1シート部88a及び第2シート部88bは、貫通孔23に直接形成されてもよいし、円錐台状のシート面が形成された部材を貫通孔23内に挿入固定することにより設けられてもよい。
第2弁体72とプラグ73との間には圧力室としての第3圧力室78cが区画される。第3圧力室78cには制御圧室連通孔23fを通じて制御圧室42の圧力が導かれる。また、第3圧力室78c内には、第2スプリング75が圧縮して収装される。第2スプリング75の付勢力と第3圧力室78cの圧力とは、第2弁体72を閉弁させる方向へと作用する。
第1弁体71の中空円筒部71a内には、支持部72bによって第1圧力室78aが区画される。第1圧力室78aには、第2弁体貫通孔72cを通じて第3圧力室78cの圧力、すなわち、制御圧室42の圧力が導かれる。また、第1圧力室78a内には、第1スプリング74が圧縮して収装される。第1スプリング74の付勢力と第1圧力室78aの圧力とは、第1弁体71を閉弁させる方向へと作用する。このように、第1スプリング74と第2スプリング75とは、付勢方向がともに貫通孔23に沿った方向となるように配置される。
ここで、第1圧力室78aの径D2は、第1圧力室78a内に第1スプリング74を収容し易くするために大きくすることが好ましい。しかし、第1圧力室78aには、第2弁体貫通孔72cを通じて制御圧室42の圧力が導かれるので、第1圧力室78aの径D2を第1シート部88aの径D1よりも大きくすると、第1弁体71を閉弁する方向に作用する力が大きくなるため、第1弁体71が開弁しにくくなる。
このため、第1圧力室78aの径D2は、第1シート部88aの径D1よりも小さく設定されることが好ましい。換言すれば、第1弁部71cが第1シート部88aに着座した状態において、開弁方向の圧力を受ける頂部71bの第1受圧面A1の面積が、第1圧力室78aの圧力を受ける頂部71bの第2受圧面A2の面積よりも大きくなるように第1圧力室78aの径D2は設定される。
第1弁体71の中空円筒部71aと第2弁体72の第2弁部72eとの間には円環状の第2圧力室78bが区画される。第2圧力室78bにはサブポート連通孔23dを通じてサブポート83の圧力が導かれる。第2圧力室78bの内径は、図2に示されるように、第1圧力室78aの径D2に等しく、第1シート部88aの径D1よりも小さく設定される。このため、第2圧力室78bの圧力は、第2弁体72を開弁させる方向へ作用するとともに、第1受圧面A1に作用するメインポート82の圧力に抗して第1弁体71を閉弁させる方向へと作用する。
第2弁体72の支持部72bの外周には、支持部72bと中空円筒部71aとの間で圧縮されるOリング76が配置される。Oリング76によって、支持部72bと中空円筒部71aとの間の隙間を通じて第1圧力室78aと第2圧力室78bとが連通することが防止される。なお、Oリング76,77のはみ出しを抑制するために、Oリング76,77に隣接してバックアップリングを配置してもよい。
第1弁体71は、第1弁部71cが第1シート部88aから離座したときに、メインポート82と第1圧力室78aとを連通させる第1連通孔71dをさらに有する。
上記構成の第1弁体71には、メインポート82の圧力による開弁方向への推力と、第1圧力室78aの圧力、すなわち制御圧室42の圧力と第1スプリング74の付勢力とによる閉弁方向への推力と、が作用する。
開弁方向への推力が閉弁方向への推力を上回ると第1弁体71は開弁し、メインポート82と制御圧室42とは、凹部22g、第1弁部71cと第1シート部88aとの間の隙間、第1連通孔71d、第1圧力室78a、第2弁体貫通孔72c、第3圧力室78c、制御圧室連通孔23f及び導入孔41を通じて連通される。メインポート82と制御圧室42とを連通させるこれらの通路がメインポート連通路に該当する。なお、メインポート連通路は、これらの通路を有するものに限定されず、メインポート82と制御圧室42とを連通させる通路であればどのように構成される通路であってもよい。
一方、開弁方向への推力が閉弁方向への推力を下回ると第1弁体71は閉弁し、メインポート82と制御圧室42との連通を遮断する。このように、第1弁体71は、メインポート82から制御圧室42への作動油の流通のみを許容する。
第2弁体72は、第2弁部72eが第2シート部88bから離座したときに、サブポート83と第2弁体貫通孔72cとを連通させる第2連通孔72dをさらに有する。
上記構成の第2弁体72には、サブポート連通孔23dを通じて第2弁体72に作用するサブポート83の圧力による開弁方向への推力と、第3圧力室78cの圧力、すなわち制御圧室42の圧力と第2スプリング75の付勢力とによる閉弁方向への推力と、が作用する。
開弁方向への推力が閉弁方向への推力を上回ると第2弁体72は開弁し、サブポート83と制御圧室42とは、スリーブ連通孔12b、サブポート連通孔23d、第2圧力室78b、第2弁部72eと第2シート部88bとの間の隙間、第2連通孔72d、第2弁体貫通孔72c、第3圧力室78c、制御圧室連通孔23f及び導入孔41を通じて連通される。サブポート83と制御圧室42とを連通させるこれらの通路がサブポート連通路に該当する。なお、サブポート連通路は、これらの通路を有するものに限定されず、サブポート83と制御圧室42とを連通させる通路であればどのように構成される通路であってもよい。例えば、第2連通孔72dは、第2弁体72の外周面に溝状に形成される通路であってもよい。
一方、開弁方向への推力が閉弁方向への推力を下回ると第2弁体72は閉弁し、サブポート83と制御圧室42との連通を遮断する。このように、第2弁体72は、サブポート83から制御圧室42への作動油の流通のみを許容し、メインポート82及び制御圧室42からサブポート83への作動油の流出を阻止している。
なお、上述のメインポート連通路及びサブポート連通路では、一部の通路が共用されているが、これに限定されず、メインポート連通路とサブポート連通路とは、弁体22内にそれぞれ独立して形成される通路であってもよい。
主弁22の一端面22eが臨む制御圧室42内には、主弁22とソレノイド部60との間に、メインリターンスプリング24が圧縮して設けられる。
メインリターンスプリング24の付勢力は、主弁22を閉弁させる方向に作用する。また、メインポート82の圧力は、主弁22の第2シート部13bにおける断面に相当する第1開弁受圧面S1に作用し、主弁22を開弁させる方向に作用する。また、サブポート83の圧力は、主弁22の段部22hにおける断面に相当する第2開弁受圧面S2に作用し、主弁22を開弁させる方向に作用する。また、制御圧室42内の圧力は、摺動部22cにおける断面に相当する閉弁受圧面S3に作用し、主弁22を閉弁させる方向に作用する。
このため、主弁22は、第1開弁受圧面S1に作用するメインポート82の圧力による推力と第2開弁受圧面S2に作用するサブポート83の圧力による推力との合力が、閉弁受圧面S3に作用する制御圧室42内の圧力による推力とメインリターンスプリング24の付勢力との合力を上回ると開弁方向に変位し、下回ると閉弁方向に変位する。
主弁22には、さらに、制御圧室42とサブポート83との連通状態を調節することによって制御圧室42内の圧力を制御するパイロット圧制御弁25が設けられる。
パイロット圧制御弁25は、サブシート部26dが形成される中空円筒状の圧力補償スリーブ26と、サブシート部26dに着座するサブポペット弁27aが一端に設けられる円柱状の副弁27と、を有する。
圧力補償スリーブ26は、プラグ73のスリーブ摺動孔73a内に摺動自在に挿入される摺動部26aと、制御圧室42に臨むように配置され、摺動部26aよりも外径が大きい鍔部26bと、鍔部26bから摺動部26aにかけて軸方向に貫通して形成されるスリーブ貫通孔26cと、を有する。サブシート部26dは、鍔部26bに開口するスリーブ貫通孔26cの開口端に形成される。このため、スリーブ摺動孔73aと制御圧室42とは、サブシート部26dとスリーブ貫通孔26cとを通じて連通する。
鍔部26bとプラグ73との間には、複数の皿バネからなる圧力補償スプリング28が介装される。圧力補償スリーブ26は、圧力補償スプリング28によって主弁22から離れる方向へと付勢される。
サブポペット弁27aとサブシート部26dとが当接すると、制御圧室42とスリーブ摺動孔73aとの連通は遮断された状態となる。一方、サブポペット弁27aがサブシート部26dから離れ、サブポペット弁27aとサブシート部26dとの間に隙間が形成されると、制御圧室42とスリーブ摺動孔73aとが連通される。このため、制御圧室42内の作動油は、スリーブ摺動孔73a、プラグ連通孔73b、排出路23e及びサブポート連通孔23dを通じてサブポート83へと排出される。制御圧室42には、メインポート連通路を通じて作動油が導かれるが、導入孔41によって制御圧室42への作動油の流入が制限されるため、結果として、制御圧室42内の圧力は低下する。このようにして制御圧室42内の圧力は、パイロット圧制御弁25によって制御される。
サブポペット弁27aとサブシート部26dとの間の隙間の大きさは、圧力補償スリーブ26に対する副弁27の軸方向における位置を変更することによって調節される。副弁27の軸方向の位置はソレノイド部60によって制御されるので、この隙間の大きさはソレノイド部60によって制御されることとなる。
ソレノイド部60は、電流が供給されることにより磁気吸引力を生じるコイル62と、コイル62が外周に設けられる有底筒状のソレノイドチューブ14と、ソレノイドチューブ14とスリーブ12とを連結する連結部材16と、を有する。
ソレノイドチューブ14内には、軸心に副弁27が固定され、コイル62が生じる磁気吸引力に吸引される円筒状のプランジャ33と、軸方向に移動自在な円柱状のリテーナ34と、プランジャ33とリテーナ34との間に圧縮して介装されるサブリターンスプリング35と、が設けられる。プランジャ33は、サブリターンスプリング35によって、副弁27の先端に形成されるサブポペット弁27aがサブシート部26dに着座する方向へと付勢される。
プランジャ33には、軸方向に貫通する複数の貫通孔33aが形成されており、サブリターンスプリング35が配置されるスプリング室44は貫通孔33aを通じて制御圧室42と連通する。このため、スプリング室44内の圧力は、制御圧室42内の圧力と同等となり、サブリターンスプリング35の付勢力とスプリング室44内の圧力とは、サブポペット弁27aをサブシート部26dへ押圧する方向へと作用する。
ソレノイドチューブ14の端部14aには、調節ネジ36が軸方向に貫通して螺着される。調節ネジ36の一端は、スプリング室44内のリテーナ34に当接しており、調節ネジ36が回転されるとリテーナ34の軸方向における位置が変更され、サブリターンスプリング35の付勢力が変化する。このように、調節ネジ36を回転することによって、プランジャ33に作用するサブリターンスプリング35の初期荷重を変更することができる。ソレノイドチューブ14から突出する調節ネジ36の他端は、ソレノイドチューブ14に取り付けられるカバー63によって覆われる。
連結部材16は、バルブブロック80の挿入孔81内に挿入される挿入部16aと、ソレノイドバルブ100をバルブブロック80に対して固定するためのフランジ部16bと、を有する。連結部材16は、フランジ部16bの内周面にソレノイドチューブ14が螺合され、挿入部16aにスリーブ12が螺合されることでスリーブ12とソレノイドチューブ14とを連結する。
挿入部16aの外周には、シール部材としてのOリング53が配置される。連結部材16と挿入孔81との間で圧縮されるOリング53によって、挿入孔81内と外部との連通は遮断される。このため、挿入孔81内の作動油が外部に漏れることが防止されるとともに、外部から水や粉塵等が挿入孔81内に侵入することが防止される。
フランジ部16bにはボルト15が挿通する図示しないボルト孔が複数形成されており、フランジ部16bは、ボルト15を介してバルブブロック80に締結される。連結部材16がバルブブロック80に締結されることによって、ソレノイドバルブ100は、バルブブロック80に対して固定される。
次に、ソレノイドバルブ100の作動について説明する。
コイル62に電流が供給されていないときには、サブリターンスプリング35の付勢力によって、プランジャ33が押圧され、副弁27のサブポペット弁27aがサブシート部26dに着座し、制御圧室42は閉塞された状態となる。この状態において、メインポート82の圧力が制御圧室42内の圧力よりも高いと、上述のように、第1弁体71が開弁する。なお、流体圧力源が接続されるメインポート82の圧力と比較してサブポート83の圧力は十分に低いので、サブポート83と連通する第2圧力室78bの圧力も低くなる。このため、第2圧力室78bの圧力が第1弁体71の作動に及ぼす影響は小さい。
第1弁体71が開弁すると、制御圧室42内にはメインポート82の作動油が導かれ、制御圧室42内の圧力はメインポート82の圧力と同等となる。この結果、主弁22の他端面22fには、メインポート82の圧力と同等の圧力が作用することになる。つまり、閉弁受圧面S3には、メインポート82の圧力と同等の圧力が作用することになる。
また、このとき、第2弁体72を閉弁方向に付勢する第3圧力室78cには、メインポート82から作動油が導かれ、第3圧力室78c内の圧力はメインポート82の圧力と同等となる。メインポート82の圧力と比較してサブポート83の圧力は十分に低いので、サブポート83と連通する第2圧力室78bの圧力は低くなる。このため、第2弁体72は、第2弁部72eが第2シート部88bに着座した状態に維持される。
ここで、制御圧室42内の圧力が作用する閉弁受圧面S3の面積は、メインポート82の圧力が作用する第1開弁受圧面S1の面積よりも大きく、また、サブポート83の圧力は、メインポート82の圧力と比較して十分に低い。したがって、閉弁受圧面S3に作用する制御圧室42内の圧力による推力とメインリターンスプリング24の付勢力との合力が、第1開弁受圧面S1に作用するメインポート82の圧力による推力と第2開弁受圧面S2に作用するサブポート83の圧力による推力との合力を上回り、主弁22は、シート部13を閉塞する方向に付勢される。このように、コイル62が非通電状態にあるときには、メインポート82からサブポート83への作動油の流れが遮断される。
一方、コイル62に電流が供給されると、ソレノイド部60が発生する推力によってプランジャ33がサブリターンスプリング35の付勢力に打ち勝ってコイル62側へと吸引される。そして、プランジャ33とともに副弁27が変位することで、サブポペット弁27aはサブシート部26dから離座し、サブポペット弁27aとサブシート部26dとの間に隙間が形成される。制御圧室42内の作動油は、この隙間を通じて、スリーブ貫通孔26c、プラグ連通孔73b、排出路23e、サブポート連通孔23d及びスリーブ連通孔12bを通過しサブポート83へと排出される。
メインポート82から制御圧室42への作動油の流入は、導入孔41によって制限されるため、制御圧室42内の圧力は、制御圧室42とサブポート83とが連通することによって低下する。そして、閉弁受圧面S3に作用する制御圧室42内の圧力による推力とメインリターンスプリング24の付勢力との合力と、第1開弁受圧面S1に作用するメインポート24の圧力による推力と第2開弁受圧面S2に作用するサブポート83の圧力による推力との合力と、がバランスするまで主弁22はシート部13を開放する方向へと変位する。この結果、作動油は、貫通孔22dと第1シート部13aとの間、ポペット弁22bと第2シート部13bとの間及びスリーブ連通孔12bを通じて、メインポート82からサブポート83へと流れる。
コイル62に供給される電流が増加されると、サブポペット弁27aはサブシート部26dからさらに離れる。この結果、制御圧室42からサブポート83へと排出される作動油の量が増加し、制御圧室42内の圧力はさらに低下する。そして、制御圧室42内の圧力の低下に応じて主弁22がシート部13を開放する方向へとさらに移動し、スプール弁22aの貫通孔22dが第1シート部13aから露出される面積が大きくなる。この結果、メインポート82からサブポート83へと流れる作動油の流量が増加する。
このように、コイル62に供給される電流を増減し、主弁22の変位量を制御することによって、メインポート82からサブポート83へと流れる作動油の流量が制御される。
そして、コイル62への通電が停止されると、プランジャ33を吸引する推力が消失するため、プランジャ33は、サブリターンスプリング35の付勢力によってサブポペット弁27aがサブシート部26dに着座する方向へと押圧される。そして、副弁27のサブポペット弁27aがサブシート部26dに着座すると、制御圧室42内には導入孔41を通じてメインポート82の作動油が導かれ、制御圧室42内の圧力は、メインポート82の圧力と同等となるまで上昇する。
制御圧室42内の圧力がメインポート82の圧力と同等になると、上述のように、第1開弁受圧面S1に作用するメインポート82の圧力による推力と第2開弁受圧面S2に作用するサブポート83の圧力による推力との合力が、閉弁受圧面S3に作用する制御圧室42内の圧力による推力とメインリターンスプリング24の付勢力との合力を下回るため、主弁22は、シート部13を閉塞する方向に付勢される。この結果、主弁22は、シート部13を閉塞する方向へと変位し、メインポート82からサブポート83への作動油の流れが遮断される。
続いて、サブポート83の圧力がメインポート82の圧力よりも上昇する場合について説明する。
コイル62への通電が停止され、アクチュエータへの作動油の供給が停止された後に、外部からアクチュエータに作用する負荷が増大するなどして、アクチュエータ内の圧力が上昇すると、アクチュエータと連通するサブポート83の圧力も上昇する。ここで、サブポート83の圧力は、図1に示されるように、主弁22の段部22hに主弁22を開弁させる方向へと作用している。このため、サブポート83の圧力が制御圧室42内の圧力よりも上昇すると、第1開弁受圧面S1に作用するメインポート82の圧力による推力と第2開弁受圧面S2に作用するサブポート83の圧力による推力との合力が、閉弁受圧面S3に作用する制御圧室42内の圧力による推力とメインリターンスプリング24の付勢力との合力を上回って主弁22が開弁し、作動油がサブポート83からメインポート82へと流出するおそれがある。
本実施形態におけるソレノイドバルブ100では、サブポート83から制御圧室42への作動油の流通のみを許容する第2弁体72が設けられることにより、このような現象を抑制することができる。
具体的には、サブポート83の圧力がメインポート82の圧力及び制御圧室42内の圧力よりも高くなると、上述のように第2弁体72が開弁する。そして、制御圧室42内には、サブポート83の作動油が導かれ、制御圧室42内の圧力はサブポート83の圧力と同等となる。
このように制御圧室42内の圧力はサブポート83の圧力と同等となるので、サブポート83の圧力が上昇したとしても、主弁22を閉弁させる方向に作用する力は、主弁22を開弁させる方向に作用する力を常に上回る。このため、サブポート83の圧力が制御圧室42の圧力よりも高くなったとしても、主弁22は閉じられた状態に維持されるので、作動油がサブポート83からメインポート82へと流出することが防止される。この結果、アクチュエータへの作動油の供給が停止された後に、負荷の増大等によってアクチュエータが変位してしまうことが抑制される。
以上の第1実施形態によれば、以下に示す作用効果を奏する。
サブポート83の圧力が制御圧室42の圧力よりも上昇した場合は、サブポート連通路を通じてサブポート83から制御圧室42へ作動油が導かれる。このように、主弁22を閉弁方向に付勢する制御圧室42の圧力がサブポート83の圧力と等しくなるため、主弁22は閉じられた状態に維持される。この結果、作動油がサブポート83からメインポート82へと流出することを防止することができる。
また、ソレノイドバルブ100では、第1弁体71と第2弁体72とが変位方向に沿って直列配置される。このように、第1弁体71と第2弁体72とがコンパクトに配置されるため、ソレノイドバルブ100をコンパクト化することができる。
<第2実施形態>
次に、図3及び図4を参照して、本発明の第2実施形態に係るソレノイドバルブ200について説明する。以下では、第1実施形態と異なる点を中心に説明し、第1実施形態と同様の構成には、同一の符号を付し説明を省略する。
ソレノイドバルブ200の基本的な構成は、第1実施形態に係るソレノイドバルブ100と同様である。ソレノイドバルブ200は、第1弁体271と第2弁体272とがそれぞれバルブブロック80に配置されている点でソレノイドバルブ100と相違する。
ソレノイドバルブ200の第1弁体271は、バルブブロック80に形成されるメインポート連通孔84に配置される。メインポート連通孔84は、一端がメインポート82に開口し、他端が挿入孔81の側面に開口し、スリーブ12に形成されオリフィスとして機能する導入孔41を通じて制御圧室42と連通する。
第1弁体271には、メインポート82の圧力による開弁方向への推力と、制御圧室42の圧力とスプリング274の付勢力とによる閉弁方向への推力と、が作用する。
開弁方向への推力が閉弁方向への推力を上回ると第1弁体271は開弁し、メインポート82と制御圧室42とは、メインポート連通孔84及び導入孔41を通じて連通される。メインポート82と制御圧室42とを連通させるこれらの通路がメインポート連通路に該当する。なお、メインポート連通路は、これらの通路を有するものに限定されず、メインポート82と制御圧室42とを連通させる通路であればどのように構成される通路であってもよい。例えば、メインポート連通孔84及び導入孔41は、バルブブロック80ではなく、主弁22内に形成されてもよい。この場合、第1弁体271も主弁22内に配置される。
一方、開弁方向への推力が閉弁方向への推力を下回ると第1弁体271は閉弁し、メインポート82と制御圧室42との連通を遮断する。このように、第1弁体271は、メインポート82から制御圧室42への作動油の流通のみを許容する。
第2弁体272は、図4に示されるように、バルブブロック80に形成される第1サブポート連通孔85と第2サブポート連通孔86との連通を遮断または開放する開放弁90の内部に配置される。
バルブブロック80には、円筒状の開放弁90が挿入固定される非貫通の開放弁挿入孔89が挿入孔81と平行に形成される。第1サブポート連通孔85は、一端が開放弁挿入孔89の底面に開口し他端がサブポート83に接続される。第2サブポート連通孔86は、一端が開放弁挿入孔89の側面に開口し他端が挿入孔81の側面に開口し、導入孔41を通じて制御圧室42と連通する。
開放弁90は、開放弁挿入孔89に摺動自在に支持される摺動部90aと、開放弁挿入孔89の開口端に形成される雌ねじ部89bに螺合される雄ねじ部90dと、雄ねじ部90dとは反対側に設けられ、摺動部90aよりも外径が小さい小径部90bと、小径部90bの先端側に形成され、第1サブポート連通孔85の開口端に形成される円錐台状のシート部89aに着座する弁部90cと、を有する。
開放弁90の雄ねじ部90dには、ロックナット94が螺合される。ロックナット94が締め付けられることによって開放弁90は開放弁挿入孔89内に固定される。開放弁90は、通常、シート部89aに弁部90cが着座した状態、すなわち、第1サブポート連通孔85と第2サブポート連通孔86との連通を遮断した状態で固定される。開放弁90の開弁は、ロックナット94を緩め、開放弁90を回転させることによって行われる。開放弁90が開弁すると、第2弁体272を介することなく、第1サブポート連通孔85と第2サブポート連通孔86とを連通させることができる。
開放弁90は、雄ねじ部90d側の端面に開口し、開放弁90の軸心に沿って形成される非貫通の摺動孔91と、一端が摺動孔91の底面に開口し他端が小径部90b側の端面に開口する第1連通孔92aと、一端が摺動孔91の側面に開口し他端が小径部90bの外周面に開口する第2連通孔92bと、をさらに有する。
摺動孔91内には、第2弁体272が摺動自在に収容され、摺動孔91の開口端にはプラグ273が螺着される。第2弁体272とプラグ273との間には圧力室としてのスプリング室93が区画され、スプリング室93内には、第2弁体272を閉弁させる方向へ付勢するスプリング275が圧縮して収装される。
第2弁体272は、第1連通孔92aの開口端に形成される円錐台状のシート部91aに着座する弁部272aと、スプリング室93と第2連通孔92bとを常時連通させる連通孔272bと、を有する。ここで、第2連通孔92bは、一端が小径部90bの外周面に開口しているため、小径部90bと開放弁挿入孔89との間の隙間と、第2サブポート連通孔86と、導入孔41と、を通じて制御圧室42と連通している。したがって、スプリング室93は、制御圧室42と常時連通するため、スプリング室93の圧力は制御圧室42の圧力と同等となる。
上記構成の第2弁体272には、第1サブポート連通孔85及び第1連通孔92aを通じて第2弁体272に作用するサブポート83の圧力による開弁方向への推力と、スプリング室93の圧力、すなわち制御圧室42の圧力とスプリング275の付勢力とによる閉弁方向への推力と、が作用する。
開弁方向への推力が閉弁方向への推力を上回ると第2弁体272は開弁し、サブポート83と制御圧室42とは、第1サブポート連通孔85、第1連通孔92a、弁部272aとシート部91aとの間の隙間、第2連通孔92b、小径部90bと開放弁挿入孔89との間の隙間、第2サブポート連通孔86及び導入孔41を通じて連通される。サブポート83と制御圧室42とを連通させるこれらの通路がサブポート連通路に該当する。なお、サブポート連通路は、これらの通路を有するものに限定されず、開放弁90を介してサブポート83と制御圧室42とを連通させる通路であればどのように構成される通路であってもよい。
一方、開弁方向への推力が閉弁方向への推力を下回ると第2弁体272は閉弁し、サブポート83と制御圧室42との連通を遮断する。このように、第2弁体272は、サブポート83から制御圧室42への作動油の流通のみを許容し、メインポート82及び制御圧室42からサブポート83への作動油の流出を阻止している。
開放弁90の摺動部90aの外周にはOリング96が配置される。開放弁挿入孔89と摺動部90aとの間で圧縮されるOリング96によって、開放弁挿入孔89内と外部との連通は遮断される。また、プラグ273の外周にはOリング277が配置される。摺動孔91とプラグ273との間で圧縮されるOリング277によって、摺動孔91内と外部との連通は遮断される。このため、開放弁挿入孔89及び摺動孔91内の作動油が外部に漏れることが防止されるとともに、外部から水や粉塵等が開放弁挿入孔89及び摺動孔91内に侵入することが防止される。
次に、ソレノイドバルブ200の作動について説明する。
コイル62に電流が供給されていないときには、サブリターンスプリング35の付勢力によって、プランジャ33が押圧され、副弁27のサブポペット弁27aがサブシート部26dに着座し、制御圧室42は閉塞された状態となる。この状態において、メインポート82の圧力が制御圧室42内の圧力よりも高いと、上述のように第1弁体271が開弁する。
第1弁体271が開弁すると、制御圧室42内には、メインポート82の作動油が導かれ、制御圧室42内の圧力はメインポート82の圧力と同等となる。この結果、主弁22の他端面22fには、メインポート82の圧力と同等の圧力が作用することになる。つまり、閉弁受圧面S3には、メインポート82の圧力と同等の圧力が作用することになる。
また、このとき、第2弁体272を閉弁方向に付勢するスプリング室93には、制御圧室42を通じてメインポート82から作動油が導かれ、スプリング室93内の圧力はメインポート82の圧力と同等となる。メインポート82の圧力と比較してサブポート83の圧力は十分に低いので、第1連通孔92aを通じて第2弁体272を開弁させる方向に作用する圧力も低くなる。このため、第2弁体272は、弁部272aがシート部91aに着座した状態に維持される。
なお、その他のソレノイドバルブ200の作動については、主弁22が開弁する際に制御圧室42内の作動油が主弁22内に形成される第1排出路223a及び第2排出路223bを通じてサブポート83へと排出される点以外においては、第1実施形態のソレノイドバルブ100の作動と同じである。このため、その説明を省略する。
続いて、サブポート83の圧力がメインポート82の圧力よりも上昇する場合について説明する。
サブポート83の圧力がメインポート82の圧力及び制御圧室42内の圧力よりも高くなると、上述のように第2弁体272が開弁する。そして、制御圧室42内には、サブポート83の作動油が導かれ、制御圧室42内の圧力はサブポート83の圧力と同等となる。
このように制御圧室42内の圧力はサブポート83の圧力と同等となるので、サブポート83の圧力が上昇したとしても、主弁22を閉弁させる方向に作用する力は、主弁22を開弁させる方向に作用する力を常に上回る。このため、サブポート83の圧力が制御圧室42の圧力よりも高くなったとしても、主弁22は閉じられた状態に維持されるので、作動油がサブポート83からメインポート82へと流出することが防止される。この結果、アクチュエータへの作動油の供給が停止された後に、負荷の増大等によってアクチュエータが変位してしまうことが抑制される。
次に、開放弁90の操作について説明する。
開放弁90は、コイル62への通電を行わずにアクチュエータへ作動油を供給する場合やソレノイド部60の故障によりコイル62へ通電しても主弁22が開弁しない場合などに手動で開弁される。開放弁90が開弁されると、制御圧室42とサブポート83とが連通され、制御圧室42からサブポート83へと作動油が流出する。この結果、制御圧室42の圧力が低下し、主弁22が開弁するため、アクチュエータへ作動油を供給することが可能となる。
具体的には、メインポート82にポンプから作動油が供給され、メインポート82から制御圧室42へ導かれる作動油の圧力によって主弁22が閉じられている状態において開放弁90の開弁操作が行われる。
開放弁90の開弁は、ロックナット94を緩め、弁部90cがシート部89aから離座するように開放弁90を手動で回転させることによって行われる。弁部90cとシート部89aとの間に隙間が形成されると、この隙間を通じて第1サブポート連通孔85と第2サブポート連通孔86とは、常に連通された状態となる。この結果、制御圧室42とサブポート83とは、導入孔41、第2サブポート連通孔86及び第1サブポート連通孔85を通じて連通される。制御圧室42内の作動油はこれらの通路を通じてサブポート83へと排出される。制御圧室42の圧力が低下すると、主弁22はメインポート82の圧力に押圧されて開弁し、作動油はメインポート82及びサブポート83を通じてアクチュエータへと供給される。
このように、開放弁90内に設けられる第2弁体272の開閉作動に関わらず、開放弁90を手動で開弁することによって、作動油をアクチュエータへ供給することができる。
以上の第2実施形態によれば、以下に示す作用効果を奏する。
ソレノイドバルブ200では、第2弁体272が設けられるサブポート連通路に開放弁90も設けられる。このため、サブポート83の圧力が制御圧室42の圧力よりも上昇した場合であっても作動油がサブポート83からメインポート82へと流出することを防止することができるとともに、コイル62へ通電を行わなくともアクチュエータへ作動油を供給することができる。
また、ソレノイドバルブ200では、第2弁体272が開放弁90の内部に設けられる。このように、第2弁体272が設けられる通路と、開放弁90が設けられる通路とを別々に設ける必要がないため、ソレノイドバルブ200をコンパクト化することができる。
以下、本発明の実施形態の構成、作用、及び効果をまとめて説明する。
メインポート82からサブポート83へ流れる作動油の流量を制御するソレノイドバルブ100,200は、メインポート82とサブポート83とを連通する主弁22と、主弁22を閉弁方向に付勢する制御圧室42と、メインポート82と制御圧室42とを連通させるメインポート連通路と、サブポート83と制御圧室42とを連通させるサブポート連通路と、メインポート連通路に設けられ、メインポート82から制御圧室42への作動油の流通のみを許容する第1弁体71,271と、サブポート連通路に設けられ、サブポート83から制御圧室42への作動油の流通のみを許容する第2弁体72,272と、制御圧室42とサブポート83との連通開度を制御するソレノイド部60と、を備えることを特徴とする。
この構成では、サブポート83から制御圧室42への作動油の流通のみを許容する第2弁体72,272がサブポート連通路に設けられる。このため、サブポート83の圧力が制御圧室42の圧力よりも上昇した場合は、サブポート連通路を通じてサブポート83から制御圧室42へ作動油が導かれる。このように、主弁22を閉弁方向に付勢する制御圧室42の圧力がサブポート83の圧力と等しくなるため、サブポート83の圧力が制御圧室42内の圧力よりも上昇したとしても主弁22は閉じられた状態に維持される。この結果、作動油がサブポート83からメインポート82へと流出することを防止することができる。
また、第1弁体71と第2弁体72とは、主弁22内に配置されることを特徴とする。
また、メインポート連通路とサブポート連通路とは、主弁22内に形成され、第1弁体71の中心軸と第2弁体72の中心軸との少なくとも何れか一方は、主弁22の中心軸と一致することを特徴とする。
これらの構成では、第1弁体71が設けられる通路と、第2弁体72が設けられる通路と、は主弁22内に設けられ、主弁22内に配置される第1弁体71の中心軸と第2弁体72の中心軸との少なくとも何れか一方は、主弁22の中心軸と一致している。このため、通路の加工を主弁22の加工と併せて行うことが可能となり、ソレノイドバルブ100の製造コストを低減させることができる。また、通路を主弁22以外の部分に設けた場合と比較し、ソレノイドバルブ100をコンパクト化することができる。
また、第1弁体71と第2弁体72とは、変位方向が同じであり、変位方向に沿って直列配置されることを特徴とする。
この構成では、メインポート82から制御圧室42への作動油の流通のみを許容する第1弁体71と、サブポート83から制御圧室42への作動油の流通のみを許容する第2弁体72と、が変位方向に沿って直列配置される。このように、第1弁体71と第2弁体72とがコンパクトに配置されるため、ソレノイドバルブ100をコンパクト化することができる。
また、サブポート連通路に設けられ、手動で開弁されることによりサブポート連通路を開放する開放弁90を備えることを特徴とする。
この構成では、第2弁体272が設けられるサブポート連通路に開放弁90も設けられる。このため、サブポート83の圧力が制御圧室42の圧力よりも上昇した場合であっても作動油がサブポート83からメインポート82へと流出することを防止することができるとともに、コイル62へ通電を行わなくともアクチュエータへ作動油を供給することができる。また、ソレノイド部60が故障し、コイル62へ通電しても主弁22が開弁しない場合であってもアクチュエータへ作動油を供給することができる。さらに、第2弁体272が設けられる通路と開放弁90が設けられる通路とが共通化されるため、ソレノイドバルブ200をコンパクト化することができる。
また、第2弁体272は、開放弁90内に設けられ、サブポート連通路は、第2弁体272の開閉作動に関わらず、開放弁90が開弁されることによって開放されることを特徴とする。
この構成では、第2弁体272が開放弁90の内部に設けられる。このため、第2弁体272が設けられる通路と、開放弁90が設けられる通路とを別々に設ける必要がないため、ソレノイドバルブ200をコンパクト化することができる。
また、ソレノイドバルブ100,200は、制御圧室42に連通し、第2弁体72,272を閉弁方向へ付勢する圧力室78c,93をさらに備え、圧力室78c,93には、第1弁体71,271が開弁したときに、メインポート82から作動油が導かれることを特徴とする。
この構成では、第1弁体71,271が開弁したときに、第2弁体72,272を閉弁方向へ付勢する圧力室78c,93にメインポート82から作動油が導かれ、第2弁体72,272は確実に閉弁する。このため、第2弁体72,272を介してメインポート82からサブポート83へ作動油が流出することを防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
100,200・・・ソレノイドバルブ、22・・・主弁、42・・・制御圧室、60・・・ソレノイド部、71,271・・・第1弁体、72,272・・・第2弁体、78a・・・第1圧力室、78b・・・第2圧力室、78c・・・第3圧力室(圧力室)、80・・・バルブブロック、82・・・メインポート、83・・・サブポート、90・・・開放弁、93・・・スプリング室(圧力室)、D1・・・第1シート部88aの径、D2・・・第1圧力室78aの径、A1・・・第1受圧面、A2・・・第2受圧面

Claims (7)

  1. メインポートからサブポートへ流れる作動流体の流量を制御する一方向流制御弁であって、
    前記メインポートと前記サブポートとを連通する主弁と、
    前記主弁を閉弁方向に付勢する制御圧室と、
    前記メインポートと前記制御圧室とを連通させるメインポート連通路と、
    前記サブポートと前記制御圧室とを連通させるサブポート連通路と、
    前記メインポート連通路に設けられ、前記メインポートから前記制御圧室への作動流体の流通のみを許容する第1弁体と、
    前記サブポート連通路に設けられ、前記サブポートから前記制御圧室への作動流体の流通のみを許容する第2弁体と、
    前記制御圧室と前記サブポートとの連通開度を制御するソレノイド部と、
    を備えることを特徴とする一方向流制御弁。
  2. 前記第1弁体と前記第2弁体とは、前記主弁内に配置されることを特徴とする請求項1に記載の一方向流制御弁。
  3. 前記メインポート連通路と前記サブポート連通路とは、前記主弁内に形成され、
    前記第1弁体の中心軸と前記第2弁体の中心軸との少なくとも何れか一方は、前記主弁の中心軸と一致することを特徴とする請求項2に記載の一方向流制御弁。
  4. 前記第1弁体と前記第2弁体とは、変位方向が同じであり、変位方向に沿って直列配置されることを特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載の一方向流制御弁。
  5. 前記サブポート連通路に設けられ、手動で開弁されることにより前記サブポート連通路を開放する開放弁をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の一方向流制御弁。
  6. 前記第2弁体は、前記開放弁内に設けられ、
    前記サブポート連通路は、前記第2弁体の開閉作動に関わらず、前記開放弁が開弁されることによって開放されることを特徴とする請求項5に記載の一方向流制御弁。
  7. 前記制御圧室に連通し、前記第2弁体を閉弁方向へ付勢する圧力室をさらに備え、
    前記圧力室には、前記第1弁体が開弁したときに、前記メインポートから作動流体が導かれることを特徴とする請求項1から6の何れか一つに記載の一方向流制御弁。
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