JP6088319B2 - 車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、演算処理部と、電源からの電源電圧を前記演算処理部に供給する電圧に変換する電源回路とを備えた車両の制御装置に関する。
特許文献1には、マイコンの電源回路とバッテリ電源との間に、逆接防止用ダイオードを配置した内燃機関用電子制御装置が開示されている。
特開2008−196473号公報
ところで、マイコンなどの演算処理部の電源回路と、バッテリなどの電源との間に介装されるダイオードは、電圧を低下させる作用を有し、電源の電圧が低下している状態では、ダイオードによる電圧低下の影響が大きくなり、ダイオードによる電圧低下によって演算処理部に供給される電圧が作動電圧を下回り、制御装置の作動が不安定になる可能性があった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、電源電圧が低下している状態で、制御装置の作動が不安定になることを抑制できる、車両の制御装置を提供することを目的とする。
そのため、本願発明に係る車両の制御装置は、演算処理部と、電源からの電源電圧を前記演算処理部に供給する電圧に変換する電源回路と、前記電源と前記電源回路との間に介装され、前記電源から前記電源回路に向けて電流を流す寄生ダイオードを含む第1スイッチング素子と、前記電源の電圧に応じてオン/オフ動作して前記第1スイッチング素子をオン/オフさせる第2スイッチング素子と、を備え、前記第2スイッチング素子は、前記電源の電圧が所定電圧を超えるときは前記第1スイッチング素子をオフして前記寄生ダイオードを介して前記電源から前記電源回路に電源電圧を供給させ、前記電源の電圧が前記所定電圧を下回るときは前記第1スイッチング素子をオンして前記第1スイッチング素子を介して前記電源から前記電源回路に電源電圧を供給させる。
また、本願発明に係る車両の制御装置は、演算処理部と、電源からの電源電圧を前記演算処理部に供給する電圧に変換する電源回路と、前記電源と前記電源回路との間に介装され、前記電源から前記電源回路に向けて電流を流す寄生ダイオードを含むスイッチング素子と、を備え、前記演算処理部は、前記電源の電圧が所定電圧を超えるときは前記スイッチング素子をオフして前記寄生ダイオードを介して前記電源から前記電源回路に電源電圧を供給させ、前記電源の電圧が前記所定電圧を下回るときは前記スイッチング素子をオンして前記スイッチング素子を介して前記電源から前記電源回路に電源電圧を供給させる。
また、本願発明に係る車両の制御装置は、演算処理部と、電源からの電源電圧を前記演算処理部に供給する電圧に変換する電源回路と、前記電源と前記電源回路との間に介装され、前記電源から前記電源回路に向けて電流を流す寄生ダイオードを含むスイッチング素子と、を備え、前記演算処理部は、前記電源の電圧が低下する条件でないときは前記スイッチング素子をオフして前記寄生ダイオードを介して前記電源から前記電源回路に電源電圧を供給させ、前記電源の電圧が低下する条件であるときは前記スイッチング素子をオンして前記スイッチング素子を介して前記電源から前記電源回路に電源電圧を供給させる。
上記発明によると、電源電圧が低下したときに演算処理部に供給される電圧の低下を抑制でき、制御装置の安定動作を図ることができる。
本発明の実施形態における制御装置の回路図である。 本発明の実施形態における制御装置の回路図である。 本発明の実施形態におけるスイッチング素子のオン/オフ制御を示すフローチャートである。 本発明の実施形態におけるスイッチング素子のオン/オフ制御と始動要求などとの相関を示すタイムチャートである。
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、車両の制御装置の一例を示す。
図1に示す制御装置101は、車両に搭載される電子制御ユニットのうちの1つであり、例えば、旋回挙動制御装置などである。
制御装置101は、マイコンなどの演算処理部102と、バッテリ電源(外部電源)103の電源電圧V1を演算処理部102に供給する電圧V2(V1>V2)に変換する電源回路(内部電源)104とを備える。
バッテリ電源103と電源回路104とを接続する電源ライン105のうちの制御装置101内の部分には、第1スイッチング素子としてP型の電界効果トランジスタ(以下、P型FETという)106を介装してある。
P型FET106は、寄生ダイオード107を備え、この寄生ダイオード107は、バッテリ電源103から電源回路104に向けて電流を流す向きに設定される。
P型FET106のソース106aと電源回路104との間の電源ライン105aは、2つの抵抗R1、R2を直列接続した回路を介してグランドGNDに接続され、更に、抵抗R1と抵抗R2との間に設けた端子108と、P型FET106のゲート106bとが接続されている。
また、P型FET106のソース106aと電源回路104との間の電源ライン105は、抵抗R1、R2の直列接続回路の接続端子109よりも下流側において、コンデンサC1(バイパスコンデンサ)を介してグランドGNDに接続される。
また、第2スイッチング素子としてのPNP型トランジスタ110のエミッタ110aと、P型FET106のドレイン106cに接続される電源ライン105bとが接続され、PNP型トランジスタ110のコレクタ110bは、抵抗R1と抵抗R2との間に設けた端子111に接続される。
更に、PNP型トランジスタ110のベース110cは、抵抗R3を介して電源回路104の出力ライン112に接続されて、PNP型トランジスタ110のエミッタ110aとベース110cとが、抵抗R4を介して接続されている。
次に、P型FET106及びPNP型トランジスタ110の動作を説明する。
バッテリ電源103の電圧V1が所定電圧を超える通常動作電圧である場合には、バッテリ電源103の電圧V1と、電源回路104の出力電圧V2との間の電位差が大きく、PNP型トランジスタ110のエミッタ110aの電圧がベース110cの電圧よりも高いため、PNP型トランジスタ110がオンする。
そして、PNP型トランジスタ110がオンすると、P型FET106のゲート106bの電圧が上がり、P型FET106はオフになる。
P型FET106のオフ状態では、P型FET106の寄生ダイオード107を介して、バッテリ電源103から電源回路104に対して電源電圧が供給される。
バッテリ電源103は、制御装置101の外部電源であると共に、車両の搭載される電気負荷である内燃機関用始動装置(スタータモータ)などの電源としても用いられ、始動装置などの電気負荷が動作することで、バッテリ電源103の電圧V1が低下する。
そして、始動装置などの電気負荷の動作に伴ってバッテリ電源103の電圧V1が低下すると、バッテリ電源103の電圧V1と、電源回路104の出力電圧V2との間の電位差が小さくなり、エミッタ110aの電圧が低下することで、PNP型トランジスタ110がオフする。
PNP型トランジスタ110がオフすると、P型FET106のゲート106bの電圧が下がり、P型FET106はオンになり、バッテリ電源103からP型FET106を介し(寄生ダイオード107をバイパスして)電源回路104に電源電圧が供給されるようになる。
バッテリ電源103の電圧V1が低下しているときに、寄生ダイオード107を介して電源電圧を電源回路104に供給すると、寄生ダイオード107の電圧を低下させる作用によって、電源回路104に供給される電源電圧が更に低下し、電源回路104から出力される電圧が演算処理部102の動作電圧を下回るようになってしまう場合がある。
これに対し、P型FET106による電圧降下は寄生ダイオード(内蔵ダイオード)107による電圧降下よりも小さいため、バッテリ電源103の電圧V1が低下したときにP型FET106をオンすれば、演算処理部102に供給される電圧の低下を抑制でき、寄生ダイオード107を介して電源供給する場合に比べて演算処理部102を安定的に動作させることができる。
つまり、図1に示した制御装置101では、内燃機関の始動などによるバッテリ電源103の電圧V1低下によって動作が不安定になってしまうことを抑制でき、制御動作を安定して行うことができる。
また、コンデンサC1によって電源回路104に供給される電圧の変動が抑制され、更に、バッテリ電源103の電圧V1が高くP型FET106がオフ状態であるときに、寄生ダイオード107によって、コンデンサC1の電荷がバッテリ電源103に向けて放電されることを抑制できる。
なお、内燃機関の始動には、運転者による始動操作(スタータスイッチ、エンジンスイッチなどの操作)による始動の他、アイドルストップシステムやハイブリッド車両における内燃機関の自動停止、自動始動による始動が含まれる。
また、図1に示した制御装置101では、内燃機関の始動装置以外の電気負荷の動作によってバッテリ電源103の電圧V1が低くなった場合にも、P型FET106がオン状態に切り替わることは明らかである。
また、図1に示した回路を構成するトランジスタ(スイッチング素子)は、同様な特性を備える他の種類、型式のトランジスタに置き換えることができることは明らかであり、また、バッテリ電源103の電圧V1が高ければ寄生ダイオードを介して電源供給し、バッテリ電源103の電圧V1が低くなると、前記寄生ダイオードを備えたトランジスタをオンさせて当該トランジスタを介して電源供給するという機能を実現できる範囲で、回路構成について種々の変形態様を採り得ることは自明である。
また、図1に示す制御装置101では、バッテリ電源103の電圧V1に応じてP型FET106をオン、オフする、PNP型トランジスタ110を含む駆動回路を設けたが、電気負荷の動作又は動作指令に応じて、寄生ダイオードを有するスイッチング素子をオン/オフさせることができる。
即ち、電源供給ラインに配置した寄生ダイオードを有するスイッチング素子をオン/オフする駆動部が、電気負荷の動作又は動作指令の信号を入力し、バッテリ電源103の電圧V1の低下が見込まれる条件である場合に、前記スイッチング素子をオンさせるようにすることができる。
なお、駆動部としては、演算処理部(マイコン)や論理回路を用いることができる。
図2は、演算処理部(マイコン)によって、寄生ダイオードを有するスイッチング素子をオン、オフ制御する場合の回路構成の一例を示す。
図2に示す制御装置201は、マイコンなどの演算処理部202と、バッテリ電源203からの電源電圧V1を演算処理部202に供給する電圧V2(V1>V2)に変換する電源回路204とを備える。
バッテリ電源203と電源回路204とを接続する電源ライン205のうちの制御装置201内の部分には、第1スイッチング素子としてP型の電界効果トランジスタ(以下、P型FETという)206を介装してある。
P型FET206は、寄生ダイオード207を備え、この寄生ダイオード207は、バッテリ電源203から電源回路204に向けて電流を流す向きに設定される。
P型FET206のゲート206bは、第2スイッチング素子としてのNPN型トランジスタ209を介してグランドGNDに接続される。
また、P型FET206のソース206aとゲート206bとは、抵抗R11を介して接続される。
また、NPN型トランジスタ209のベース209cとエミッタ209aとは、抵抗R12を介して接続され、また、NPN型トランジスタ209のベース209cは、抵抗R13を介して演算処理部202の出力ポート202aに接続されている。つまり、演算処理部202の出力によりNPN型トランジスタ209のオン、オフが制御される。
また、P型FET206のソース206aと電源回路204との間の電源ライン205aは、コンデンサC11(バイパスコンデンサ)を介してグランドGNDに接続される。
また、制御装置201は、CAN(コントローラー・エリア・ネットワーク)220を介して他の制御装置230と接続されており、CAN220を介したデータ転送によって、制御装置201は、他の制御装置230から、内燃機関240の始動装置250(スタータモータ)などの電気負荷の作動状態を示す信号や作動指令の信号などを受信する。
ここで、一例として、制御装置201は旋回挙動制御装置であり、制御装置230は、始動装置250を備えた内燃機関240を制御する装置とすることができる。
図3のフローチャートは、制御装置201(演算処理部202)によるNPN型トランジスタ209(P型FET206)のオン、オフ制御の一例を示す。
図3のフローチャートにおいて、ステップS501で制御装置201(演算処理部202)が起動すると、ステップS502では、運転者の操作による内燃機関240の始動要求(始動指令)が有るか否かを、CAN220を介して制御装置230から送信されるイグニションスイッチやスタータスイッチの信号などから判定する。
イグニションスイッチやスタータスイッチなどがオフで内燃機関240の始動要求が無いと判定した場合には、始動要求の有無の判定を繰り返す。
そして、イグニションスイッチやスタータスイッチなどがオンになって内燃機関240の始動要求が有ると判定すると、ステップS503へ進み、NPN型トランジスタ209をオンさせるハイ信号を、出力ポート202aから出力する。
なお、内燃機関240の始動要求が無いと判定している間は、NPN型トランジスタ209をオフさせるロー信号が、出力ポート202aから出力される。
NPN型トランジスタ209がオンすると、P型FET206のゲート206bの電圧が下がり、P型FET206はオンになり、バッテリ電源203からP型FET206を介し電源回路204に電源電圧が供給される。つまり、内燃機関240の始動要求が発生すると、寄生ダイオード207を介して電源回路204に電源電圧が供給されていた状態から、P型FET206を介して電源回路204に電源電圧が供給される状態に切り替える。
次のステップS504では、内燃機関240の始動が完了したか否かを、CAN220を介して制御装置230から送信されるスタータスイッチの信号や内燃機関240の回転速度信号などから判定する。
つまり、スタータスイッチがオンからオフに切り替わって始動装置250(スタータモータ)の動作が停止したときに内燃機関240の始動完了を判定するか、若しくは、内燃機関240の回転速度が設定速度を上回る状態が設定時間以上継続したときに内燃機関240の始動完了を判定することができる。
内燃機関240の始動継続中であって、始動完了の判定を行わなかった場合、即ち、バッテリ電源203から始動装置250への電源供給によって、バッテリ電源203の電圧低下が見込まれる状態(始動装置250の作動状態)では、NPN型トランジスタ209のオン制御を継続してP型FET206をオン状態に保持させることで、P型FET206を介して電源電圧が電源回路204に供給されるようにする。
これにより、寄生ダイオード207を介してバッテリ電源203の電源電圧を供給する場合よりも電圧低下を抑制でき、内燃機関240の始動に伴うバッテリ電源203の電圧低下によって、制御装置201(演算処理部202)の作動が不安定になることを抑制できる。
一方、内燃機関240の始動完了を判定すると、ステップS505へ進み、出力ポート202aから出力する信号を、NPN型トランジスタ209をオンさせるハイ信号からNPN型トランジスタ209をオフさせるロー信号に切り替える。
NPN型トランジスタ209がオフすると、P型FET206がオフに切り替わり、寄生ダイオード207を介してバッテリ電源203の電源電圧が電源回路204に供給される状態となる。
内燃機関240の始動完了後は、更に、ステップS506へ進み、車両の停止状態において内燃機関240を自動停止させるアイドルストップ制御によって内燃機関240を停止させる要求(アイドルストップ要求)が有るか否かを、制御装置230から送信されるアイドルストップ要求信号に基づき判定する。
ここで、アイドルストップ要求が無いと判定された場合には、ステップS511へ進み、運転者による内燃機関240の停止操作(イグニッションスイッチのオフ操作)が行われたか否かを判定する。
運転者による内燃機関240の停止操作が行われていない場合には、ステップS506に戻り、アイドルストップ要求の有無を判定し、アイドルストップ要求が発生すると、換言すれば、アイドルストップ制御によって内燃機関240が自動停止されるときに、ステップS507へ進む。
なお、アイドルストップ制御においては、例えば、内燃機関240の暖機が完了していることを実施の前提条件とし、ブレーキの作動状態で車両が停止していると内燃機関240を自動停止させ、係る停止状態からブレーキペダルから足を離すなどすると、内燃機関240を自動的に再始動させる。
ステップS507では、アイドルストップによって自動停止させた内燃機関240を自動的に再始動させる要求があるか否かを判定し、再始動要求が無い場合には、再始動要求の発生まで待機させる。
そして、自動再始動の要求が発生すると(換言すれば、始動装置250の動作開始タイミングであると)、ステップS508へ進み、NPN型トランジスタ209をオンさせるハイ信号を、出力ポート202aから出力する。
NPN型トランジスタ209がオンすると、P型FET206のゲート206bの電圧が下がり、P型FET206はオンになり、バッテリ電源203からP型FET206を介し電源回路204に電源電圧が供給されるようになる。
従って、アイドルストップからの再始動に伴うバッテリ電源203の電圧低下に対しても、P型FET206をオンし、寄生ダイオード207をバイパスしてバッテリ電源203の電源電圧を電源回路204に供給させる。
次のステップS509では、内燃機関240の始動が完了したか否かを、制御装置230から送信される内燃機関240の回転速度信号などから判定し、始動中(換言すれば、始動装置250の作動によってバッテリ電源203の電圧低下が生じる状態)であれば、ステップS509の判定を繰り返すことでP型FET206をオン状態に保持し、内燃機関240の始動が完了すると、ステップS510へ進む。
ステップS510では、出力ポート202aから出力する信号を、NPN型トランジスタ209をオンさせるハイ信号からNPN型トランジスタ209をオフさせるロー信号に切り替える。
NPN型トランジスタ209がオフすると、P型FET206がオフに切り替わり、寄生ダイオード207を介してバッテリ電源203の電源電圧が電源回路204に供給される状態となる。
内燃機関240の再始動後は、ステップS511へ進んで、運転者による内燃機関240の停止操作が行われたか否かを判定し、停止操作が行われていない場合には、ステップS506へ戻り、停止操作が行われると(イグニッションスイッチがオフされると)、ステップS512へ進んで、制御装置201の作動を停止させる。
図4のタイムチャートは、図3のフローチャートに従ってNPN型トランジスタ209(P型FET206)のオン、オフを制御した場合における、始動要求の有無、P型FET206のオン/オフ、電気負荷(スタータモータ)のオン/オフ、機関回転速度、バッテリ電圧V1の相関を示す。
時刻t1よりも前の内燃機関240の停止状態では、P型FET206(NPN型トランジスタ209)をオフに保持して、寄生ダイオード207を介してバッテリ電源203の電源電圧を電源回路204に供給する。
時刻t1で始動要求(運転者の操作による始動及びアイドルストップからの再始動を含む)が発生し、電気負荷としての始動装置250(スタータモータ)の作動を開始させると、P型FET206(NPN型トランジスタ209)をオンに切り替え、寄生ダイオード207をバイパスしP型FET206を介してバッテリ電源203の電源電圧を電源回路204に供給するようにする。
時刻t1から時刻t2までの始動要求の継続中、即ち、内燃機関240の始動中であって始動装置250の作動が継続している間は、P型FET206(NPN型トランジスタ209)をオンに保持する。
P型FET206をオンに保持している内燃機関240の始動中においては、始動装置250への電源供給によってバッテリ電源203の電圧V1が低下するが、このとき、バッテリ電源203の電源電圧は、寄生ダイオード207をバイパスして電源回路204に供給されるので、寄生ダイオード207を介する場合に比べて電源回路204に供給される電源電圧の低下を抑制することができる。
内燃機関240の始動動作を継続させた結果、内燃機関240の回転速度が上昇し、時刻t2にて、内燃機関240の始動要求がキャンセルされ、始動装置240の動作が停止すると、始動に伴うバッテリ電源203の電圧低下は解消しているものと判定し、P型FET206(NPN型トランジスタ209)をオフに切り替え、寄生ダイオード207を介してバッテリ電源203の電源電圧を電源回路204に供給するようにする。
なお、図2の制御装置201において、演算処理部202は、他の制御装置230からの信号に基づいて、バッテリ電源203の電圧低下が発生する条件であるか否かを判定し、電圧低下が発生する条件であるときに、P型FET206(NPN型トランジスタ209)をオンに制御するが、演算処理部202が、バッテリ電源203の電圧V1の検出値と閾値とを比較し、バッテリ電源203の電圧V1が閾値を下回るときに、P型FET206(NPN型トランジスタ209)をオンに制御する構成とすることができる。
また、バッテリ電源203の電圧低下が発生する条件は、内燃機関240の始動に限定されるものではなく、車載電気負荷の複数が同時に作動した場合などを、電圧低下の発生条件とすることができる。
また、NPN型トランジスタ209のオン/オフを制御する演算処理部を、演算処理部202とは別に設けることができる。
更に、制御装置201が内燃機関240を制御する制御ユニットであれば、CAN220を介して受信した信号ではなく、自身が入力した回転速度信号やイグニションスイッチの信号などから、NPN型トランジスタ209のオン/オフを制御することができる。
ここで、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術的思想について、以下に効果と共に記載する。
(イ)
演算処理部と、電源からの電源電圧を前記演算処理部に供給する電圧に変換する電源回路と、前記電源と前記電源回路との間に介装され、前記電源回路に向けて電流を流す寄生ダイオードを含む第1スイッチング素子と、前記電源の電圧に応じてオン/オフ動作して前記第1スイッチング素子をオン/オフさせる第2スイッチング素子と、を備え、
前記第2スイッチング素子は、前記電源の電圧が低下したときに前記第1スイッチング素子をオンする、車両の制御装置。
上記発明によると、電源の電圧が低下することで、第2スイッチング素子のオン/オフが切り替わり、第1スイッチング素子をオンさせる。第1スイッチング素子がオンすると、寄生ダイオードを介した電源電圧の供給が、第1スイッチング素子を介した電源電圧の供給に切り替わり、電源回路に供給される電源電圧の低下が抑制される。
(ロ)
演算処理部と、電源からの電源電圧を前記演算処理部に供給する電圧に変換する電源回路と、前記電源と前記電源回路との間に介装され、前記電源回路に向けて電流を流す寄生ダイオードを含むスイッチング素子とを備え、
前記演算処理部は、前記電源の電圧が低下したとき若しくは前記電源の電圧が低下する条件において、前記スイッチング素子をオンする、車両の制御装置。
上記発明によると、スイッチング素子のオン/オフを制御する演算処理部は、電源の電圧が低下するか若しくは低下が見込まれる条件において、スイッチング素子をオンし、寄生ダイオードをバイパスして電源電圧を電源回路に供給する。
(ハ)
演算処理部と、電源からの電源電圧を前記演算処理部に供給する電圧に変換する電源回路と、前記電源と前記電源回路との間に介装され、前記電源回路に向けて電流を流す寄生ダイオードを含むスイッチング素子とを備え、
車両に搭載される内燃機関を始動するときに前記スイッチング素子をオンする、車両の制御装置。
上記発明によると、内燃機関を始動するときには、電源電圧が低下するものと予測されるので、スイッチング素子をオンし、電源電圧が寄生ダイオードをバイパスして電源回路に供給されるようにする。
101,201…制御装置、102,202…演算処理部(マイコン)、103,203…バッテリ電源、104,204…電源回路、106,206…P型FET、107,207…寄生ダイオード、110…PNP型トランジスタ、209…NPN型トランジスタ

Claims (3)

  1. 演算処理部と、電源からの電源電圧を前記演算処理部に供給する電圧に変換する電源回路と、前記電源と前記電源回路との間に介装され、前記電源から前記電源回路に向けて電流を流す寄生ダイオードを含む第1スイッチング素子と、前記電源の電圧に応じてオン/オフ動作して前記第1スイッチング素子をオン/オフさせる第2スイッチング素子と、を備え、
    前記第2スイッチング素子は、前記電源の電圧が所定電圧を超えるときは前記第1スイッチング素子をオフして前記寄生ダイオードを介して前記電源から前記電源回路に電源電圧を供給させ、前記電源の電圧が前記所定電圧を下回るときは前記第1スイッチング素子をオンして前記第1スイッチング素子を介して前記電源から前記電源回路に電源電圧を供給させる、車両の制御装置。
  2. 演算処理部と、電源からの電源電圧を前記演算処理部に供給する電圧に変換する電源回路と、前記電源と前記電源回路との間に介装され、前記電源から前記電源回路に向けて電流を流す寄生ダイオードを含むスイッチング素子と、を備え、
    前記演算処理部は、前記電源の電圧が所定電圧を超えるときは前記スイッチング素子をオフして前記寄生ダイオードを介して前記電源から前記電源回路に電源電圧を供給させ、前記電源の電圧が前記所定電圧を下回るときは前記スイッチング素子をオンして前記スイッチング素子を介して前記電源から前記電源回路に電源電圧を供給させる、車両の制御装置。
  3. 演算処理部と、電源からの電源電圧を前記演算処理部に供給する電圧に変換する電源回路と、前記電源と前記電源回路との間に介装され、前記電源から前記電源回路に向けて電流を流す寄生ダイオードを含むスイッチング素子と、を備え、
    前記演算処理部は、前記電源の電圧が低下する条件でないときは前記スイッチング素子をオフして前記寄生ダイオードを介して前記電源から前記電源回路に電源電圧を供給させ、前記電源の電圧が低下する条件であるときは前記スイッチング素子をオンして前記スイッチング素子を介して前記電源から前記電源回路に電源電圧を供給させる、車両の制御装置。
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