JP6570416B2 - 給電制御装置および給電制御方法 - Google Patents

給電制御装置および給電制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6570416B2
JP6570416B2 JP2015207681A JP2015207681A JP6570416B2 JP 6570416 B2 JP6570416 B2 JP 6570416B2 JP 2015207681 A JP2015207681 A JP 2015207681A JP 2015207681 A JP2015207681 A JP 2015207681A JP 6570416 B2 JP6570416 B2 JP 6570416B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
charging current
vehicle
state
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015207681A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017077847A (ja
Inventor
祐樹 秡川
祐樹 秡川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP2015207681A priority Critical patent/JP6570416B2/ja
Publication of JP2017077847A publication Critical patent/JP2017077847A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6570416B2 publication Critical patent/JP6570416B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Control Of Charge By Means Of Generators (AREA)

Description

本発明は、給電制御装置および給電制御方法に関し、特に、車両のバッテリから供給される電力を利用してUSB対応デバイスに充電を行う際の給電を制御する装置および方法に用いて好適なものである。
近年、車載機のディスプレイにスマートフォンの画面を表示させ、車載機においてスマートフォンの動作を制御できるようにした技術が提供されている。この種の技術を用いた連携システムでは、USB(Universal Serial Bus)ケーブルを使ってスマートフォンを車載機に接続することにより、スマートフォンを車載機と連動させることが可能となる。
また、車載機に対してUSBケーブルおよびコネクタを介してスマートフォンやタブレット等のUSB対応デバイスを接続することにより、車両のバッテリから車載機が取得した電力をUSB対応デバイスに供給して充電を行うことも可能である。
昨今のUSB対応デバイスの中には、最大2.4AのUSB充電に対応したものが存在する。また、車載機の中にも、2.4A給電に対応するものが存在する。これらの2.4A対応の機器を用いれば、車載機からUSB対応デバイスへの急速充電を行うことが可能である。
また、USBケーブルおよびコネクタを介してUSB給電を行う車載機の中には、車載機のUSB電源に接続されたUSB対応デバイスの充電電流を監視し、USBケーブルを接続するコネクタの接触抵抗やケーブルインピーダンスで発生する電圧降下を補正するために、USB電源の出力電圧を調整する機能(以下、出力電圧調整機能と記す)を有するものがある。
一方、環境対応車の1つとして、駐停車や信号待ちの間にエンジンを停止させるアイドルストップ対応の車両が提供されている。この種のアイドルストップ車両の中には、アイドルストップ後におけるエンジン再始動のクランキングで、バッテリ電圧が12Vから6Vまで低下する車両もある。
なお、長時間アイドリングを続けたり、長時間低速走行したりしてもバッテリ上がりが生じないようにするために、設定値以下の低速走行時にスイッチ回路をオフにして、低速では機能しなくてもよい車載電装機器の電力供給を断ち、バッテリの消耗を節減するようにした車両用電源装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、アイドルストップ状態から復帰するときにエンジンを確実に始動できるようにするために、ブレーキ操作の解除を検知したときに、バッテリから負荷に供給される電流を遮断してエンジンの始動に必要な電力を確保するようにした負荷制御システムも提案されている(例えば、特許文献2参照)
特開平7−257296号公報 特開2007−138720号公報
ところで、アイドルストップ後のクランキングでバッテリ電圧が6Vまで低下すると、バッテリから車載機を介してUSB対応デバイスに給電されるUSB電圧が低下する場合がある。この電圧降下は、車載機内部のUSB電源の入出力電位差制限や最大デューティ制限により、出力電圧が所望の電圧よりも低くなり、出力電圧調整機能が正しく動作しないため発生する。
コネクタとUSBケーブルで発生する電圧降下量は、充電電流量に比例して大きくなる。このため、2.4Aの大電流充電をしているときに起こる電圧降下量は、相当大きなものとなる。したがって、2.4Aの大電流充電時においては、出力電圧調整機能で調整される出力電圧も相当大きくしなければならない。しかしながら、バッテリ電圧低下により出力電圧調整機能が正しく動作しない場合、USB対応デバイスに供給される電圧が低下し、USB対応デバイスのVBUS最小電圧規定を満たさなくなる場合が生じ、USB通信が途切れてしまうことがあるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、アイドルストップ後のエンジン再始動時に、USB対応デバイスに給電されるUSB電圧が大きく低下してUSB対応デバイスの電圧が規定値以下に低下してUSB通信ができなくなるといった問題を回避できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、車両のバッテリから供給される電力を利用してUSB対応デバイスに充電を行う際に、アイドルストップ状態またはアイドルストップに移行する可能性のあるアイドルストップ移行状態の何れかが検出された場合に、USB対応デバイスの充電電流を所定値以下でゼロではない値に制限するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、車両がアイドルストップ状態にあるときには、USB対応デバイスの充電電流が所定値以下に制限されているので、アイドルストップ後のエンジン再始動時に、クランキングによってバッテリ電圧が低下しても、電圧調整機能が正しく動作を継続できる。このため、USB対応デバイスのVBUS最小電圧規定を満たし続けることができ、USB通信が途切れてしまうといった問題を回避することができる。
本実施形態の給電制御装置が実装される連携システムの構成例を示す図である。 本実施形態の給電制御装置が備える機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態による給電制御装置の動作例を示すフローチャートである。 本実施形態による給電制御装置の他の動作例を示すフローチャートである。 本実施形態の変形例に係る給電制御装置の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態の変形例に係る給電制御装置の動作例を示すフローチャートである。 本実施形態の変形例に係る給電制御装置の他の動作例を示すフローチャートである。 本実施形態の給電制御装置が実装される連携システムの他の構成例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態の給電制御装置が実装される連携システムの構成例を示す図である。本実施形態の連携システムは、駐停車や信号待ちの間にエンジンを停止させるアイドルストップ対応の車両に実装されるものである。図1に示すように、本実施形態の連携システムは、車両に搭載される制御装置10と、ユーザが所持する携帯型のUSB対応デバイス20とを備えて構成されている。
制御装置10は、例えば、車両内のオーディオシステムまたはナビゲーションシステムの動作を制御するものであり、本実施形態の給電制御装置100と、車両のバッテリ(図示せず)から取得されるUSB電源101とを備えている。制御装置10には、USBケーブル31を介してUSB対応デバイス20が接続される。USB対応デバイス20は、一例としてはスマートフォンである(以下、スマートフォン20と記す)。
このように、本実施形態の連携システムでは、制御装置10に対してUSBケーブル31を介してスマートフォン20を接続することにより、制御装置10が車両のバッテリからUSB電源101として取得した電力をスマートフォン20に供給し、スマートフォン20の充電を行うことが可能となっている。
図2は、本実施形態の給電制御装置100が備える機能構成例を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態の給電制御装置100は、車両のバッテリから供給される電力を利用してスマートフォン20に充電を行う際の給電を制御するものであり、その機能構成として、車速検出部11、状態検出部12および充電電流制御部13を備えている。
これらの各機能ブロック11〜13は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック11〜13は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
車速検出部11は、車両の走行速度を検出する。例えば、車速検出部11は、車両のトランスミッション部に取り付けられた車速センサにより検出された車速情報を、CAN(Control Area Network)等の車内ネットワークを介して取得することにより、車両の走行速度を検出する。あるいは、車速検出部11は、制御装置10に接続されたナビゲーションシステムから車速情報を取得するように構成してもよい。
状態検出部12は、車両のアイドルストップ状態またはアイドルストップに移行する可能性のあるアイドルストップ移行状態を検出する。本実施形態では、状態検出部12は、車速検出部11により検出された車速が所定の閾値(例えば、10km/h)以下に低下した場合に、アイドルストップ移行状態であることを検出する。
すなわち、所定の閾値よりも速い速度で高速走行している状態から、車速が所定の閾値以下に低下した場合とは、減速した後に停車する可能性がある状態と言える。そして、車両が停車すれば、アイドルストップ状態となる。そこで、状態検出部12は、車速が所定の閾値以下に低下した場合に、車両がアイドルストップ移行状態にあると判定する。
充電電流制御部13は、状態検出部12によりアイドルストップ移行状態が検出された場合に、スマートフォン20の充電電流を所定値以下に制限する。例えば、本実施形態の充電電流制御部13は、充電電流を第1の値(例えば、1.0A)または第2の値(例えば、2.4A)の何れかに切り替えて設定することが可能である。この場合、充電電流制御部13は、2.4A給電を行っているときにアイドルストップ移行状態が検出された場合に、スマートフォン20の充電電流を1.0Aに切り替えて設定する。
より具体的には、充電電流制御部13は、USBケーブル31を介してスマートフォン20が車両に接続されたときに、充電電流を1.0Aに設定する。このとき、充電電流制御部13は、給電制御装置100の電流供給能力が1.0Aである旨をスマートフォン20に通知する。この通知は、例えば「USB Vendor Request」という信号を用いて行うことが可能である。この通知を受けたスマートフォン20は、充電電流を1.0Aに設定する。
この状態で、車速検出部11により検出された車速が所定の閾値より大きいと状態検出部12により判定された場合、充電電流制御部13は、充電電流を2.4Aに変更する。このとき、充電電流制御部13は、充電電流値を2.4Aに変更する旨をスマートフォン20に通知する。USB通信中に充電電流値を変更する手段としては、例えば、iOS対応アクセサリプロトコル(iAP2)の「Power Source Update」または「Control Session Massages」という信号を用いることが可能である。この通知を受けたスマートフォン20は、充電電流を2.4Aに設定する。
その後、車速検出部11により検出された車速が所定の閾値以下に低下して、アイドルストップ移行状態であるとことが状態検出部12により検出された場合、充電電流制御部13は、充電電流を1.0Aに変更する。このとき、充電電流制御部13は、「Power Source Update」または「Control Session Massages」という信号を用いて、充電電流値を1.0Aに変更する旨をスマートフォン20に通知する。この通知を受けたスマートフォン20は、充電電流を1.0Aに設定する。
図3は、上記のように構成した本実施形態による給電制御装置100の動作例を示すフローチャートである。図3に示すフローチャートは、車両のアクセサリスイッチがオンとなって、バッテリから給電制御装置100への電力供給が開始されたときにスタートする。
まず、充電電流制御部13は、USBケーブル31を介してスマートフォン20が車両(制御装置10)にUSB接続されたか否かを判定する(ステップS1)。スマートフォン20が車両にUSB接続されていない場合は、ステップS1の判定処理が繰り返し実行される。一方、スマートフォン20が車両にUSB接続された場合、充電電流制御部13は、充電電流を1.0Aに設定する(ステップS2)。そして、制御装置10は、接続されたスマートフォン20との間でiAP2のセッションを開始し、USB通信によりスマートフォン20に対する充電を行う(ステップS3)。
このUSB通信が行われている状態で、車速検出部11は、車両の走行速度を検出する(ステップS4)。そして、状態検出部12は、車速検出部11により検出された車速が所定の閾値(10km/h)以下か否かを判定する(ステップS5)。ここで、車速が所定の閾値以下である場合、充電電流制御部13は、充電電流を1.0Aに設定する(ステップS6)。この場合、ステップS2で設定された1.0Aの充電電流が維持される。一方、車速が所定の閾値より大きい場合、充電電流制御部13は、充電電流の設定を2.4Aに変更する(ステップS7)。
ステップS6またはステップS7の処理後、充電電流制御部13は、iAP2のセッションが終了したか否かを判定する(ステップS8)。例えば、USBケーブル31が抜かれると、iAP2のセッションが終了する。セッションがまだ終了していない場合、処理はステップS4に戻る。これにより、車速検出部11は、その時点での車両の走行速度を再度検出する。
そして、状態検出部12は、車速検出部11により検出された車速が所定の閾値以下か否かを再度判定する(ステップS5)。ここで、ステップS7でいったん充電電流が2.4Aに設定された後、車速が所定の閾値以下であることが検出された場合、高速走行している状態から減速が行われて車速が所定の閾値以下に低下した状態に相当するから、アイドルストップ移行状態であると言える。この場合、充電電流制御部13は、2.4Aに設定されていた充電電流を1.0Aに変更する(ステップS6)。
上記ステップS8において、iAP2のセッションが終了したと判定された場合は、図3に示すフローチャートの処理は終了する。
以上詳しく説明したように、本実施形態では、車両のバッテリから制御装置10に供給される電力を利用してスマートフォン20に充電を行う際に、車速に基づいてアイドルストップ移行状態であることが検出された場合に、スマートフォン20の充電電流を所定値以下の1.0Aに制限するようにしている。
このように構成した本実施形態によれば、車両がアイドルストップ移行状態を経由してアイドルストップ状態に至った後は、スマートフォン20の充電電流が所定値以下の1.0Aに制限されているので、アイドルストップ後のエンジン再始動時に、クランキングによってバッテリ電圧が低下しても、電圧調整機能が正しく動作を継続できる。このため、スマートフォン20のVBUS最小電圧規定を満たし続けることができ、制御装置10とスマートフォン20との間のUSB通信が途切れてしまうといった問題を回避することができる。
なお、上記実施形態では、スマートフォン20が車両にUSB接続されたときに、充電電流を第1の値(1.0A)に設定する例について説明したが、第2の値(2.4A)に設定するようにしてもよい。この場合、図4のフローチャートに示すように、充電電流制御部13は、スマートフォン20が車両にUSB接続されたときに、充電電流を2.4Aに設定した後(ステップS12)、車速検出部11により検出された車速が所定の閾値以下に低下してアイドルストップ移行状態となったことが状態検出部12により検出された場合に、充電電流を1.0Aに変更するように制御する(ステップS6)。なお、図4のフローチャートにおいて、図3に示したステップ番号と同一のステップ番号を付したものは同一の処理を実行するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
また、上記実施形態では、車速が所定の閾値(例えば、10km/h)以下に低下した場合に、アイドルストップ移行状態であると判定し、当該アイドルストップ移行状態である場合に充電電流を所定値以下に制限する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、車両がアイドルストップ状態にあるか否かを判定し、アイドルストップ状態である場合に充電電流を所定値以下に制限するようにしてもよい。
図5は、本実施形態の変形例に係る給電制御装置100’の機能構成例を示すブロック図である。図5に示すように、本実施形態の変形例に係る給電制御装置100’は、図2に示した車速検出部11を備えていない。また、図2に示した状態検出部12および充電電流制御部13に代えて、状態検出部12’および充電電流制御部13’を備えている。
状態検出部12’は、車両のECU(Engine Control Unit)等から出力されるアイドルストップ信号を検出した場合に、アイドルストップ状態であることを検出する。充電電流制御部13’は、状態検出部12’によりアイドルストップ状態であることが検出された場合に、スマートフォン20の充電電流を所定値以下に制限する。
具体的には、充電電流制御部13’は、USBケーブル31を介してスマートフォン20が車両に接続されたときに、充電電流を第1の値(1.0A)に設定する。そして、充電電流制御部13’は、状態検出部12’によりアイドルストップ状態が検出されたか否かを判定し、アイドルストップ状態が検出されていない場合に、充電電流を第2の値(2.4A)に変更する。その後、充電電流制御部13’は、状態検出部12’によりアイドルストップ状態が検出された場合に、充電電流を2.4Aから1.0Aに変更するように制御する。
図6は、上記のように構成した本実施形態の変形例に係る給電制御装置100’の動作例を示すフローチャートである。図6に示すフローチャートは、車両のアクセサリスイッチがオンとなって、バッテリから給電制御装置100’への電力供給が開始されたときにスタートする。
まず、充電電流制御部13’は、USBケーブル31を介してスマートフォン20が車両(制御装置10)にUSB接続されたか否かを判定する(ステップS21)。スマートフォン20が車両にUSB接続されていない場合は、ステップS21の判定処理が繰り返し実行される。一方、スマートフォン20が車両にUSB接続された場合、充電電流制御部13’は、充電電流を1.0Aに設定する(ステップS22)。そして、制御装置10は、接続されたスマートフォン20との間でiAP2のセッションを開始し、USB通信によりスマートフォン20に対する充電を行う(ステップS23)。
このUSB通信が行われている状態で、状態検出部12’は、車両のECUから出力されるアイドルストップ信号を検出したか否か、すなわち、車両がアイドルストップ状態であるか否かを判定する(ステップS24)。ここで、車両がアイドルストップ状態である場合、充電電流制御部13’は、充電電流を1.0Aに設定する(ステップS25)。この場合、ステップS22で設定された1.0Aの充電電流が維持される。一方、車両がアイドルストップ状態ではない場合、充電電流制御部13’は、充電電流を2.4Aに変更する(ステップS26)。
ステップS25またはステップS26の処理後、充電電流制御部13’は、iAP2のセッションが終了したか否かを判定する(ステップS27)。iAP2のセッションがまだ終了していない場合、処理はステップS24に戻る。一方、iAP2のセッションが終了した場合は、図6に示すフローチャートの処理は終了する。
なお、この変形例においても、スマートフォン20が車両に接続されたときに充電電流を第1の値(1.0A)に設定する例について説明したが、第2の値(2.4A)に設定するようにしてもよい。この場合、図7のフローチャートに示すように、充電電流制御部13’は、スマートフォン20が車両にUSB接続されたときに、充電電流を2.4Aに設定した後(ステップS32)、アイドルストップ状態となったことが状態検出部12’により検出された場合に、充電電流を1.0Aに変更するように制御する(ステップS25)。なお、図7のフローチャートにおいて、図6に示したステップ番号と同一のステップ番号を付したものは同一の処理を実行するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
また、ここでは、状態検出部12’がアイドルストップ信号を検出した場合にアイドルストップ状態であると判定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、車両のアクセサリスイッチがオンとなっていて、かつ、車速がゼロであることを検出した場合に、アイドルストップ状態であると判定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、オーディオシステムまたはナビゲーションシステムの動作を制御する制御装置10の中に給電制御装置100,100’を備える構成例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図8に示すように、制御装置10’に対してハーネス等を介してインタフェースボックス40を接続し、このインタフェースボックス40が給電制御装置100,100’およびUSB電源101を備える構成としてもよい。
図8に示す構成の場合、制御装置10’は、本実施形態の給電制御装置100,100’を備えていない。インタフェースボックス40は、制御装置10’とスマートフォン20との連携を制御するものであり、スマートフォン20を制御装置10’と連動させるための動作を制御する。このインタフェースボックス40が備える給電制御装置100の車速検出部11は、車内ネットワークを介して車速情報を直接取得する。あるいは、車速検出部11は、ナビゲーションシステムから制御装置10’を介して車速情報を取得するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、USB対応デバイスの一例としてスマートフォン20を挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、タブレット等の他の携帯端末をUSB対応デバイスとして適用することも可能である。
また、上記実施形態では、充電電流に関する第1の値として1.0A、第2の値として2.4Aの例を挙げて説明したが、充電電流値はこれに限定されない。例えば、第1の値として0.5Aまたは1.5Aを用いてもよい。また、第2の値として2.1Aを用いてもよい。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10,10’ 制御装置
11 車速検出部
12,12’ 状態検出部
13,13’ 充電電流制御部
20 スマートフォン(USB対応デバイス)
100,100’ 給電制御装置

Claims (13)

  1. 車両のバッテリから供給される電力を利用してUSB対応デバイスに充電を行う際の給電を制御する給電制御装置であって、
    上記車両がアイドルストップに移行する可能性のあるアイドルストップ移行状態であることを検出する状態検出部と、
    上記状態検出部により上記アイドルストップ移行状態であることが検出された場合に、上記USB対応デバイスの充電電流を所定値以下でゼロではない値に制限する充電電流制御部とを備えたことを特徴とする給電制御装置。
  2. 上記車両の走行速度を検出する車速検出部を更に備え、
    上記状態検出部は、上記車速検出部により検出された車速が所定の閾値以下に低下した場合に、上記アイドルストップ移行状態であることを検出することを特徴とする請求項1に記載の給電制御装置。
  3. 上記充電電流制御部は、上記USB対応デバイスが上記車両に接続されたときに、上記充電電流を上記所定値以下でゼロではない第1の値に設定し、上記車速検出部により検出された車速が上記所定の閾値より大きい場合に、上記充電電流を上記第1の値よりも大きい第2の値に変更した後、上記車速検出部により検出された車速が上記所定の閾値以下に低下して上記アイドルストップ移行状態であることが上記状態検出部により検出された場合に、上記充電電流を上記第2の値から上記第1の値に変更するように制御することを特徴とする請求項2に記載の給電制御装置。
  4. 上記充電電流制御部は、上記USB対応デバイスが上記車両に接続されたときに、上記充電電流を第2の値に設定した後、上記車速検出部により検出された車速が上記所定の閾値以下に低下して上記アイドルストップ移行状態であることが上記状態検出部により検出された場合に、上記充電電流を上記第2の値よりも小さく、上記所定値以下でゼロではない第1の値に変更するように制御することを特徴とする請求項2に記載の給電制御装置。
  5. 上記状態検出部は、上記アイドルストップ移行状態に代えて、アイドルストップ状態を検出し、
    上記充電電流制御部は、上記状態検出部により上記アイドルストップ状態が検出された場合に、上記USB対応デバイスの充電電流を上記所定値以下でゼロではない値に制限することを特徴とする請求項1に記載の給電制御装置。
  6. 上記状態検出部は、上記車両から出力されるアイドルストップ信号を検出した場合に、上記アイドルストップ状態であることを検出することを特徴とする請求項5に記載の給電制御装置。
  7. 上記車両の走行速度を検出する車速検出部を更に備え、
    上記状態検出部は、上記車両のアクセサリスイッチがオンとなっていて、かつ、上記車速検出部により検出された車速がゼロであることを検出した場合に、上記アイドルストップ状態であることを検出することを特徴とする請求項5に記載の給電制御装置。
  8. 上記充電電流制御部は、上記USB対応デバイスが上記車両に接続されたときに、上記充電電流を上記所定値以下でゼロではない第1の値に設定し、上記状態検出部により上記アイドルストップ状態が検出されていない場合に、上記充電電流を上記第1の値よりも大きい第2の値に変更した後、上記状態検出部により上記アイドルストップ状態が検出された場合に、上記充電電流を上記第2の値から上記第1の値に変更するように制御することを特徴とする請求項5に記載の給電制御装置。
  9. 上記充電電流制御部は、上記USB対応デバイスが上記車両に接続されたときに、上記充電電流を第2の値に設定した後、上記状態検出部により上記アイドルストップ状態が検出された場合に、上記充電電流を上記第2の値よりも小さく、上記所定値以下でゼロではない第1の値に変更するように制御することを特徴とする請求項5に記載の給電制御装置。
  10. 上記USB対応デバイスの充電電流は、上記所定値以下でゼロではない第1の値と、上記所定値より大きい第2の値とを有し、
    上記充電電流制御部は、上記USB対応デバイスの充電電流を上記第2の値から上記第1の値に制限することを特徴とする請求項1または5に記載の給電制御装置。
  11. 車両のバッテリから供給される電力を利用してUSB対応デバイスに充電を行う際の給電を給電制御装置によって制御する方法であって、
    上記給電制御装置の充電電流制御部が上記USB対応デバイスの充電電流を第2の値に設定している状態において、上記給電制御装置の状態検出部が、上記車両がアイドルストップに移行する可能性のあるアイドルストップ移行状態であるか否かを判定する第1のステップと、
    上記状態検出部により上記アイドルストップ移行状態であることが検出された場合に、上記給電制御装置の上記充電電流制御部が、上記充電電流を上記第2の値から当該第2の値よりも小さく、所定値以下でゼロではない第1の値に変更する第2のステップとを有することを特徴とする給電制御方法。
  12. 車両のバッテリから供給される電力を利用してUSB対応デバイスに充電を行う際の給電を給電制御装置によって制御する方法であって、
    上記給電制御装置の充電電流制御部が上記USB対応デバイスの充電電流を第2の値に設定している状態において、上記給電制御装置の状態検出部が、上記車両がアイドルストップ状態であるか否かを判定する第1のステップと、
    上記状態検出部により上記アイドルストップ状態であることが検出された場合に、上記給電制御装置の上記充電電流制御部が、上記充電電流を上記第2の値から当該第2の値よりも小さく、所定値以下でゼロではない第1の値に変更する第2のステップとを有することを特徴とする給電制御方法。
  13. 上記第1の値は所定値以下でゼロではない値であり、上記第2の値は上記所定値より大きい値であることを特徴とする請求項11または12に記載の給電制御方法。
JP2015207681A 2015-10-22 2015-10-22 給電制御装置および給電制御方法 Active JP6570416B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015207681A JP6570416B2 (ja) 2015-10-22 2015-10-22 給電制御装置および給電制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015207681A JP6570416B2 (ja) 2015-10-22 2015-10-22 給電制御装置および給電制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017077847A JP2017077847A (ja) 2017-04-27
JP6570416B2 true JP6570416B2 (ja) 2019-09-04

Family

ID=58665701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015207681A Active JP6570416B2 (ja) 2015-10-22 2015-10-22 給電制御装置および給電制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6570416B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6777849B2 (ja) * 2016-07-13 2020-10-28 ミツミ電機株式会社 車載用充電コネクタの充電制御回路、車載用充電コネクタ、及び外部機器への車両内データ転送・充電システム
CN110626298A (zh) * 2018-06-22 2019-12-31 北汽福田汽车股份有限公司 车辆中用于供电的系统及车辆
WO2020144033A1 (en) * 2019-01-07 2020-07-16 Continental Automotive Gmbh Power delivery device
JP2024000774A (ja) 2022-06-21 2024-01-09 アルプスアルパイン株式会社 電力分配装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011230677A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Denso Corp 車両の電力供給制御装置
JP2015134591A (ja) * 2014-01-20 2015-07-27 アルパイン株式会社 電子装置、携帯端末の接続制御方法、および電力制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017077847A (ja) 2017-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6570416B2 (ja) 給電制御装置および給電制御方法
CN108475939B (zh) 功率充电模块及其使用方法
US20200215930A1 (en) Control apparatus, control method, and computer program
JP2015134591A (ja) 電子装置、携帯端末の接続制御方法、および電力制御プログラム
JP2019036140A (ja) 制御装置、制御方法、およびコンピュータプログラム
CN104701922B (zh) 用于高速充电的多媒体终端装置及其控制方法
CN105322603A (zh) 移动终端和用于对可再充电电池进行放电的方法
JPWO2018189975A1 (ja) 中継装置、転送方法、およびコンピュータプログラム
JP2013121764A (ja) 車載用電子装置
CN105210034A (zh) 显示控制装置、显示控制方法、以及其程序
WO2020075435A1 (ja) 車両用描画装置
JPWO2019188073A1 (ja) 制御装置、制御方法、およびコンピュータプログラム
JP6273792B2 (ja) 車両データ取得装置及び車両ネットワークの通信負荷制御プログラム
WO2023197501A1 (zh) 电动汽车的上下电控制方法、装置及相关设备
CN105691327B (zh) 智能设备的车载系统、智能设备和车载底座
JP5554659B2 (ja) 車載装置
WO2017149567A1 (ja) 通信装置
JP2015013534A (ja) 自動車の制御装置、制御方法、プログラム、及び自動車
JP5646782B2 (ja) 車載装置、及び、車載装置の制御方法
WO2020144033A1 (en) Power delivery device
JP5791019B2 (ja) 制御装置
JP7372160B2 (ja) 移動体及び充電制御装置
JP7378445B2 (ja) 電子制御ユニット、情報処理方法、およびプログラム
US11099805B2 (en) Reproduced data output apparatus and computer program product
CN106576386B (zh) 一种基于蓝牙的处理信息的方法、装置及终端设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190508

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190702

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190806

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6570416

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150